JP2005141482A - 駐車場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 有料駐車場の不正な利用形態に対し迅速かつ的確な対応を可能とし、かつ駐車場管理に要する労力と経費を低減することを可能にする。
【解決手段】 駐車場の契約車両100に無線タグ101を取着し、車両のゲート通過時に出入り口ゲート装置10Aにより上記無線タグ101から車両または利用者の個別識別情報を読み取って管理人室用PC107に通知する。そして、管理人室用PC107において、データ記憶部608の契約者リストを検索しかつタイマにより滞在時間を計時することにより進入車両が無断駐車か否かを判定し、無断駐車であれば通報メッセージを管理者端末109及び契約者端末110へ送信する。また進入車両が検知対象車両として登録されている車両であるか否かを判定し、検知対象車両であればその旨の通報メッセージを管理者端末109へ送信すると共に、駐車場内の電光掲示板に表示させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、有料駐車場の利用形態を管理する駐車場管理システムに係わり、特に無線タグを利用したシステム関する。
月極駐車場などの有料駐車場において、利用契約者以外の人が、近隣に時間貸しまたは無料駐車場が見つからない場合に有料駐車場の空いている区画に無断で駐車することがある。このような状態で利用契約者が帰宅すると、契約者は自身の車両を駐車することができなくなり多大な迷惑を被る。これを防止するには、例えば駐車場に管理者が常駐するかまたは別途監視者に依頼して24時間体制の監視を行う必要があり、管理者の労力増加や監視者を雇うことによる経費の増加を招く。
そこで、駐車場の入り口にゲートを設け、入場しようとする車両に取着されたICタグから識別データを読み取って、この読み取られた識別データが予め登録された許可車両のものか否かを判定する。そして、許可車両のものと判定された場合に上記ゲートを開放して車両の入場を可能とし、一方許可車両のものではないと判定された場合にはゲートの開放を禁止するようにした装置が提案されている。このような装置を用いれば、監視者等を常駐させることなく、契約車両以外の車両の不正入場を防止することができる(例えば、特許文献1を参照。)。
ところが、このような従来の装置は、駐車場の出入り口にゲートを設置すると共に、ゲートの開閉制御手段等を設ける必要があるため、装置が大掛かりになると共に多額の設備費が必要となる。また、契約車両であるにもかかわらず、駐車場の入り口でゲートが開放されるまでその都度一旦停止するかまたは徐行しなければならない。これは、契約者にとって心理的ストレスの一因になることは勿論のこと、渋滞や追突事故の原因にもなり好ましくない。
一方、有料駐車場の利用に関する別の問題点として、利用契約者が例えば月払いや年払いで契約している場合に、契約期限が切れたことに気付かずにそのまま利用し続けることがある。このような場合、例えば管理者が利用者に対し電話連絡などを行って契約期間切れを伝え、契約更新のための料金納付を督促するのが一般的である。しかし、この処理は利用者への連絡に時間と手間を要し、また連絡がつかないことも多いため、必ずしも有効な手段とはなっていない。
特開2003−256996号公報
以上述べたように従来では、有料駐車場の不正利用に対し自動開閉するゲートを設置することにより対処しているため、大掛かりな設備と費用を必要とする。また、契約更新手続の忘失等に対しては、管理者が人手により対処するようにしているため、連絡遅れなどが発生しやすく、管理処理に必要な労力や経費の増加が避けられない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、有料駐車場の不正な利用形態に対し高価な設備を用いずに迅速かつ的確な対応を可能とし、しかも駐車場管理に要する労力と経費を低減することを可能にした駐車場管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明は、車両ごとに異なる個別識別情報を送信する無線タグを車両に取着すると共に、駐車場の入り口及び場内の少なくとも一方に無線タグ読み取り装置を設置して、駐車場へ車両が進入した際に当該進入車両に取着された上記無線タグが送信する個別識別情報を受信する。そして、この受信された個別識別情報と、予め利用者データベースに記憶された契約車両に関する管理情報とをもとに上記進入車両の正当性を判定し、上記進入車両が正当な車両ではないと判定された場合に当該進入車両による無許可駐車に対する対策処理を実行するようにしたものである。
したがってこの発明によれば、車両が駐車場内に進入するごとに無線タグから読み込んだ個別識別情報をもとに当該車両の正当性が判定され、進入車両が正当な車両ではない場合には当該進入車両に対し無許可駐車対策の処理が実行される。すなわち、無線タグを利用して進入車両の正当性の判定と無許可駐車しようとする車両に対する対策処理が自動的に行われる。
上記無許可駐車の対策処理には例えば次のような形態が考えられる。
第1の形態は、進入車両ごとに進入時刻からの経過時間を計時し、経過時間が予め定めたしきい値を超えた時点で当該進入車両を無許可駐車の車両と認定して、その旨の情報を管理者及び利用契約者の少なくとも一方に報知する。
このようにすると、無許可駐車の検出及びその報知が自動的に、しかも見逃すことなく迅速かつ的確に行われる。このため、管理者は無許可駐車の車両の監視のために駐車場に常駐したり、監視者を雇って監視させる必要がなくなり、これにより駐車場管理に要する労力と経費の節減が図れる。
また、駐車場内に進入した車両に対し無許可駐車の判定が行われるので、契約車両は入場に際し一旦停止または徐行を強要されることなく、スムーズに入場することができる。これは、契約者の心理的ストレスを軽減すると共に、駐車場入り口での渋滞や追突事故の原因を減らすことができるので、有効である。ちなみに、駐車場の入り口にゲートを設置した従来の装置では、先に述べたように契約車両であるにもかかわらず、駐車場入り口でゲートが開くまでその都度一旦停止するかまたは徐行しなければならない。これは、契約者にとって心理的ストレスの一因になることは勿論のこと、渋滞や追突事故を招く原因にもなりきわめて好ましくない。
すなわちこの発明によれば、契約者に迷惑をかけない範囲内で非契約者による駐車場の一時的使用を容認することにより、悪意のある非契約者による有料駐車場の無許可駐車の防止と、契約者による駐車場利用上のストレスの軽減や事故発生の危険性の軽減とを両立させることが可能となる。
第2の形態は、進入車両ごとにこの車両が契約期限切れの車両であるか否かを判定し、契約期限切れの車両だった場合に当該車両を無許可駐車車両としてその旨の情報を管理者及び利用契約者の少なくとも一方に報知する。
このようにすると、契約更新手続を忘失した利用者の車両が駐車場に進入した時点で当該車両が認識され、その旨が管理者または利用者本人に報知される。このため、管理者は別途電話連絡などにより利用者に対し契約期限切れの通知や利用料金支払いの督促等を行う必要がなくなり、これにより管理者の手間は大幅に軽減される。また、連絡が付きにくい利用者に対し駐車場の現場で確実に報知することが可能となる。
要するにこの発明では、車両が駐車場内に進入したときに、当該進入車両に取着された無線タグから個別識別情報を読み込み、この読み込まれた個別識別情報と予め用意された利用者データベースの契約者管理情報をもとに当該車両の正当性を判定する。そして、この判定により進入車両が正当な車両ではない場合に、当該進入車両に対し無許可駐車対策処理を実行するようにしている。
したがってこの発明によれば、有料駐車場の不正な利用形態に対し迅速かつ的確に対応することができ、しかも駐車場管理に要する労力と経費を低減することができる駐車場管理システムを提供することができる。
図1は、この発明に係わる駐車場管理システムの一実施形態を示す概略構成図である。
有料駐車場に対し利用契約を行った利用者の車両100には、無線タグ101が取着される。無線タグ101は、小型でシール状をなす半導体集積回路からなり、不揮発性メモリと、無線部とを備える。不揮発性メモリには、RFID(Radio Frequency IDentification)に加え、車両または利用者ごとに固有の個別識別情報が記憶されている。無線部は、後述する出入り口ゲート装置10Aに設けられる無線タグ読み取り用のゲートインタフェース(ゲートI/F)102との間で、微弱電波により信号の送受信を行う。なお、無線タグ101の取着位置は、車内の天井またはドアーの内張や荷室の内張等、車内の見付けにくい位置が好適である。
一方、駐車場の出入り口には、出入り口ゲート装置10Aが設置される。この出入り口ゲート装置10Aは、ゲートインタフェース102と、通信機105と、記憶部106とを備える。ゲートインタフェース102は車両検知部を有する。車両検知部は、車両との間の距離を検出し、距離が予め設定されたしきい値以内になったか否かを判定する。
通信機105は、無線タグ読み取り機能を有するもので、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)103と、メモリ104と、図示しない無線インタフェースとを備える。無線タグ読み取り機能は、上記ゲートインタフェース102の車両検知部により車両100との距離が上記しきい値以内に接近したことが検出された場合に、特定の信号により変調された電波もしくは無変調の電波を車両100に向けて送信し、この送信された電波に応答して無線タグ101から送信される応答信号を受信する。そして、この受信された応答信号及び車両100の移動方向を表す情報を含む車両通過検知情報を、無線回線を介して管理人室に設置されたパーソナル・コンピュータ107へ送信する。なお、記憶部106には上記無線タグ読み取り制御のために必要なプログラムやデータが記憶されている。
管理人室に設置されたパーソナル・コンピュータ107は、例えば次のように構成される。図2は、その機能構成を示すブロック図である。すなわち、管理人室用パーソナル・コンピュータ107は、マイクロプロセッサなどの中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)601を備える。このCPU601には、バス602を介してプログラムメモリ603及びデータ記憶部608が接続され、さらに無線インタフェース609、ネットワークインタフェース610及び入出力インタフェース611がそれぞれ接続される。
無線インタフェース609は例えば無線LAN(Local Area Network)インタフェースからなり、CPU601の制御の下、上記通信機105との間で応答信号等の送受信を行う。ネットワークインタフェース610は、CPU601の制御の下、ネットワーク108を介して管理者端末109及び駐車場の利用契約者が所有する契約者端末110との間で情報データの送受信処理を行う。通信プロトコルとしては、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)が使用される。契約者端末110は、固定電話端末などの有線端末、または携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯端末110からなる。
ネットワーク108は、例えばインターネット等のコンピュータ・ネットワークと、加入者網とから構成される。加入者網には、PSTN(Public Switched Telephone Network)やISDN(Integrated Service Digital Network)に加え、有線LAN(Local Area Network)等の企業内通信ネットワーク、CATV(Cable Television)ネットワークが含まれ、さらに携帯通信システムやPHS(Personal Handyphone System)、公衆無線LAN等の移動通信ネットワークも含まれる。
入出力インタフェース611には、キーボードなどの入力部612及び液晶表示器などの表示部613が接続される。入出力インタフェース611は、CPU601の制御の下、入力部612において入力されたデータを取り込むと共に、表示データを表示部613へ供給して表示させる。
データ記憶部608は、記憶媒体として例えばRAM及びハードディスクを使用したもので、ハードディスクには契約者リストが記憶される。契約者リストは、例えば図5に示すように、駐車区画番号(駐車No)401の各々に対応付けて、当該駐車区画を使用する利用者の氏名402、連絡先電話番号403、車種404、色405、登録ナンバー406、料金の支払い状況407及び備考408を格納したものである。
プログラムメモリ603には、この発明に係わる制御プログラムとして、契約/非契約判定プログラム604と、無断駐車判定プログラム605と、契約期限切れ判定プログラム606と、通報制御プログラム607がそれぞれ格納されている。
契約/非契約判定プログラム604は、出入り口ゲート装置10Aから車両通過検知情報が送られた場合に、先ずこの車両通過検知情報に含まれる車両の移動方向を表す情報をもとに、駐車場への車両の進入であるか退場であるかを判定する。次に、上記車両通過検知情報に含まれる車両または利用者の個別識別情報と、データ記憶部608に記憶されている契約者リストの情報とをもとに、上記進入または退場した車両が契約車両であるか非契約車両であるかを判定する。
無断駐車判定プログラム605は、上記契約/非契約判定プログラム604により進入車両が契約車両であると判定された場合に、タイマを起動して上記進入車両の滞在時間を計時する。そして、滞在時間が予め設定された一定時間を超えた場合に、当該進入車両を無断駐車車両と認定する。上記タイマは、駐車場に誤って迷い込んだりまたUターンさせるために一時的に進入した車両を無断駐車の対象から除くために使用されるもので、タイムアウトまでの計時時間は上記一時的な進入車両の平均的な滞在時間より若干長く設定される。
契約期限切れ判定プログラム606は、上記契約/非契約判定プログラム604により進入車両が契約車両であると判定された場合に、当該車両について利用料金が支払い済みであるか未払いであるかを判定する。この判定は、データ記憶部608に記憶されている契約者リストの利用料金支払い状況を表す情報407をもとに行われる。
通報制御プログラム607は、上記無断駐車判定プログラム605により進入車両が無断駐車車両と認定された場合に、無断駐車車両の検出を報知するための通報メッセージを作成する。そして、この作成された通報メッセージを、ネットワーク108を介して管理者端末109及び契約者端末110へ送信する。
また通報制御プログラム607は、契約期限切れ判定プログラム606により進入車両が利用料金未払いの車両であると判定された場合に、料金未払い車両の検出を報知するための通報メッセージを作成する。そして、この作成された通報メッセージを、ネットワーク108を介して管理者端末109へ送信する。
次に、以上のように構成されたシステムによる駐車場管理動作を説明する。
(1)無断駐車対応制御処理
先ず管理者は、駐車場の利用契約を交わした契約者及びその使用車両を契約者リストに登録する。この契約者リストへの契約者情報の登録処理は管理者端末109において以下のように行われる。図6にその登録画面の一例を示す。
すなわち、管理者がメニューの表示操作を行うと、メニュー画面501が表示される。メニュー画面501には、選択メニューとして「1.契約者登録」及び「2.車両検知指定」が表示される。この状態で管理者が、操作ガイダンスに従い入力領域502に「1.契約者登録」の番号「1.」を入力すると、契約者登録用画面503が表示される。以後管理者は、この契約者登録用画面503上において契約者情報の新規登録または登録変更処理が可能となる。そして、登録操作終了後に管理者が実行ボタンを操作すると、契約者リストの内容が上記登録処理後の内容に変更される。この契約リストの変更情報は、管理者端末109からネットワーク108を介して管理人室用パーソナル・コンピュータ107に送られる。この結果、管理人室用パーソナル・コンピュータ107のデータ記憶部608に格納されている契約リストは更新される。
さて、この状態で車両100が駐車場の出入り口ゲートを通過したとする。そうすると、出入り口ゲート装置10Aでは、ゲートインタフェース102により車両100との距離がしきい値以内に接近したことが検出された時点で、特定の信号により変調された電波もしくは無変調の電波が車両100に向けて送信され、この送信電波に応答して無線タグ101から送信される応答信号が受信される。そして、この受信された応答信号及び車両100の移動方向を表す情報を含む車両通過検知情報が、通信機105から無線回線を介して管理人室用パーソナル・コンピュータ107へ送られる。
待機状態において管理人室用パーソナル・コンピュータ107は、図3に示すようにステップ201により車両通過監視を行っている。この状態で、上記出入り口ゲート装置10Aから車両通過検知情報が到来すると、先ずステップ202において上記車両通過検知情報に含まれる車両の移動方向を表す情報をもとに当該車両100が進入であるか退場であるかを判定する。
この判定の結果、当該車両100が進入車両であると判定されると、管理人室用パーソナル・コンピュータ107は続いてステップ203に移行し、ここで上記進入車両が契約車両であるか非契約車両であるかを判定する。この判定は、上記車両通過検知情報に含まれる車両または利用者の個別識別情報をキーとしてデータ記憶部608の契約者リストを検索し、当該個別識別情報が契約者リスト中に存在するか否かを判定することにより行われる。
例えば、いま個別識別情報が登録ナンバー「札300あxxxx」から構成されていたとする。この場合、登録ナンバー「札300あxxxx」は図5に示す契約者リストに登録されているので、当該進入車両は契約車両と判定される。これに対し上記車両通過検知情報に個別番号情報が含まれていなかったり、含まれていても個別識別番号(登録ナンバー)が契約者リストに登録されていない場合には、当該進入車両は非契約車両と判定される。なお、個別識別番号は駐車区画番号401であってもよいし、契約者の連絡先電話番号であってもよい。また、無線タグ101固有のRFID(Radio Frequency IDentification)を契約者リストに登録しておけば、このRFIDを個別識別番号として使用することも可能である。
上記契約/非契約の判定の結果、進入車両が契約車両だった場合、管理人室用パーソナル・コンピュータ107はステップ204に移行して当該車両に対し別の用途に係わる処理、例えば後述する契約期限切れに対する制御処理を実行する。これに対し別の用途に係わる処理が設定されていなければ、そのまま処理を終了する。
一方、上記契約/非契約の判定の結果、進入車両が非契約車両だったとする。この場合管理人室用パーソナル・コンピュータ107は、ステップ210に移行してここでタイマを起動すると共に、ステップ211によりデータ記憶部608の無断進入テーブルに上記タイマの計時開始時刻(進入時刻)を記憶する。なお、このとき進入車両が駐車した区間の番号を上記無断進入テーブルに記憶するようにしてもよく、またカメラにより進入車両のナンバープレートを撮影して登録ナンバーを認識し、この認識された進入車両の登録ナンバーを上記無断進入テーブルに記憶するようにしてもよい。
そして、上記車両が進入してから一定時間が経過し、タイマがタイムアウトしたことがステップ205により検出されると、管理人室用パーソナル・コンピュータ107は上記対象車両を無断駐車車両であると判断し、ステップ206に移行する。そして、このステップ206において、無断駐車を検出した旨の通報メッセージを作成し、この作成された通報メッセージをネットワークインタフェース610から管理者端末109及び契約者端末110に向け送信する。このようにすると、管理者及び契約者は無断駐車の発生を即時知ることが可能となり、これにより迅速な対応処置を講じることが可能となる。
なお、上記通報メッセージを管理人室用パーソナル・コンピュータ107の表示部613に表示するようにしてもよい。このようにすると、駐車場の管理人室に非常勤の管理人が偶然存在した場合には、当該管理人が上記無断駐車に対し即時対応することが可能となる。
一方、管理人室用パーソナル・コンピュータ107は、上記ステップ202において車両の退場が検出された場合には、ステップ207に移行してここで当該退場車両が契約車両であるか非契約車両であるかを判定する。この判定は、先にステップ203で述べた処理と同様に行われる。そして、退場車両が未契約車両であれば、ステップ208で無断進入テーブルに記憶されている該当車両の進入時刻を削除したのち、ステップ209でタイマを停止する。したがって、この場合には無断駐車と認定されず、これにより例えば進入車両が駐車場内に迷い込んだ場合のように一時的に進入した車両を無断駐車と判定しないようにすることができる。なお、上記退場車両が契約車両であればそのまま処理を終了する。
(2)契約期限切れ対応制御処理
管理者は、例えば料金滞納や契約切れとなっている車両を検知対象とする場合、当該車両を契約者リストに登録する。この検知対象車両の契約者リストへの登録処理は管理者端末109において以下のように行われる。図6にその登録画面の一例を示す。
すなわち、先に述べた契約者登録処理の場合と同様に、メニュー画面501が表示された状態で、管理者が操作ガイダンスに従い入力領域502に「2.車両検知指定」の番号「2.」を入力すると、検知車両指定用画面504が表示される。管理者は、この検知車両指定用画面504上において、検知対象の車両上にカーソルを移動させて例えばクリックする。そうすると、上記カーソルにより指定された車両が検知対象車両として保存される。この検知対象車両の指定は、同じ操作により複数の車両に対し可能である。そして、検知対象車両の指定操作終了後に、管理者が実行ボタン505を操作すると、契約者リストが上記検知対象車両の指定登録情報を含む内容に変更される。この契約リストの変更情報は、管理者端末109からネットワーク108を介して管理人室用パーソナル・コンピュータ107に送られる。この結果、データ記憶部608に格納されている契約リストは更新される。
さて、この状態で車両100が駐車場の出入り口ゲートを通過したとする。そうすると、出入り口ゲート装置10Aでは、先に述べた無断駐車を検出する場合と同様に、ゲートインタフェース102により車両100の接近が検出され、さらに無線タグ101から送信される応答信号が受信される。そして、この受信された応答信号及び車両100の移動方向を表す情報を含む車両通過検知情報が、通信機105から無線回線を介して管理人室用パーソナル・コンピュータ107へ送られる。
待機状態において管理人室用パーソナル・コンピュータ107は、上記出入り口ゲート装置10Aから車両通過検知情報が到来すると、図4に示すように先ずステップ301において上記車両通過検知情報に含まれる車両の移動方向を表す情報をもとに当該車両100が進入であるか退場であるかを判定する。そして、該当車両が進入車両であれば、続いてステップ302により上記進入車両が検知対象車両であるか否かを判定する。この検知対象車両であるか否かの判定は、車両通過検知情報に含まれる車両または利用者の個別識別情報をキーとしてデータ記憶部608の契約者リストを検索し、当該個別識別情報に対応する車両が検知対象車両として登録されている車両であるか否かを判定することにより可能である。
上記契約リストの検索の結果、当該車両が検知対象車両として登録されていたとすると、管理人室用パーソナル・コンピュータ107はステップ303からステップ304に移行し、ここで管理者への通報処理を次のように実行する。すなわち、検知対象車両を検出した旨の通報メッセージを作成し、この作成された通報メッセージをネットワークインタフェース610から管理者端末109に向け送信する。このようにすると、管理者は検知対象の車両が駐車場に現れたことを知ることが可能となり、これにより迅速な対応処置を講じることが可能となる。
また、それと共に管理人室用パーソナル・コンピュータ107は、ステップ305において料金納入または契約更新を促す督促メッセージを作成し、この作成された督促メッセージを、駐車場内の通路等に設置された電光掲示板等の表示器に表示させる。したがって、該当車両の運転者は、利用料金を納め忘れていたり契約を更新し忘れていた場合でも、その旨を知ることができる。
さらに、通報メッセージを管理人室用パーソナル・コンピュータ107の表示部613に表示するようにしてもよい。このようにすると、駐車場の管理人室に非常勤の管理人が偶然存在した場合には、当該管理人が上記検知対象車両の運転者に対し料金滞納または契約期限切れをその場で口頭により伝えることが可能となる。
以上述べたようにこの実施形態では、駐車場と利用契約した車両100に無線タグ101を取着し、車両のゲート通過時に出入り口ゲート装置10Aにより上記無線タグ101から車両または利用者の個別識別情報を読み取って管理人室用パーソナル・コンピュータ107に通知する。そして、管理人室用パーソナル・コンピュータ107において、データ記憶部608の契約者リストを検索しかつタイマにより滞在時間を計時することにより、進入車両が無断駐車車両であるか否かを判定し、無断駐車車両であれば無断駐車の通報メッセージを管理者端末109及び契約者端末110へ送信するようにしている。また、それと共に、進入車両が検知対象車両として登録されている車両であるか否かを判定し、検知対象車両であればその旨の通報メッセージを管理者端末109へ送信すると共に、駐車場内の電光掲示板に督促メッセージを表示させて該当車両の運転者に知らせるようにしている。
したがってこの実施形態によれば、無断駐車車両の検出及びその通報処理が自動的に、しかも見逃すことなく迅速に行われる。このため、管理者は無断駐車車両の監視のために駐車場に常駐したり、監視者を雇って監視させる必要がなくなり、これにより駐車場管理に要する労力と経費の節減が図れる。
またこの実施形態では、入場前ではなく駐車場内に進入した段階で当該進入車両に対し無断駐車の判定が行われる。このため、契約車両は入場ゲートを設置した場合のように入場に際し一旦停止または徐行を強要されることがなくなり、これによりスムーズに入場することができる。これは、契約者の心理的ストレスを軽減すると共に、駐車場入り口での渋滞や追突事故の原因を減らすという点で効果がある。
さらに、利用料金を納め忘れていたり契約更新を忘れていた利用者の車両が駐車場に進入した時点で、当該車両を無許可駐車車両と見なして、管理者及び利用者本人に報知することができる。このため、管理者は別途電話連絡などにより利用者に対し契約期限切れの通知や利用料金支払いの督促等を行う必要がなくなり、これにより管理者の手間は大幅に軽減される。また、連絡が付きにくい利用者に対し駐車場の現場で確実に報知することが可能となる。
さらに、無断駐車及び契約期限切れなどの通報メッセージを管理人室用パーソナル・コンピュータ107の表示器613にも表示するようにしている。このため、駐車場の管理人室に非常勤の管理人が偶然存在した場合には、当該管理人が無断駐車車両及び検知対象車両の運転者に対しその場で注意を伝えることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、駐車場内に表示器及びスピーカを設置し、契約車両以外の車両の進入が検出された時点で、非契約車両である旨のメッセージを上記表示器に表示すると共にスピーカから拡声出力するように構成してもよい。このようにすると、契約車両以外の車両の運転者または同乗者に対し、進入時点または直後に警告を与えることができる。
また、駐車場内にカメラを設置し、進入車両が無許可駐車車両と判断された場合に当該車両のナンバープレートを上記カメラにより撮影して、その撮像画像データまたは当該撮像画像データから認識した車両ナンバーを記憶する。そして、この記憶された撮像画像データまたは車両ナンバーを、必要に応じて出力できるようにしてもよい。また、上記記憶された撮像画像データまたは車両ナンバーを電子メール等を使用して管理者端末等の所望の端末へ配信するようにしてもよい。
さらに、上記撮像画像データまたは車両ナンバーの記憶情報をもとに、該当する無許可駐車車両の退場を上記カメラにより監視する。そして、退場のための移動が検出された場合に警告メッセージを表示器に表示したりスピーカから拡声出力することにより、上記退場しようとする無許可駐車車両に対し警告を与えるようにしてもよい。
さらに、上記無許可駐車車両による無許可駐車の履歴情報を記憶する。そして、この無許可駐車の履歴情報をもとに無許可駐車の回数をカウントし、無許可駐車回数が予め設定した回数を超えた車両については、無許可駐車の常習車両と認定して、当該車両が駐車場から退場しようとした際に出口ゲートを閉めて逃亡しないようにしてもよい。
また、前記実施形態では無許可駐車が検出された場合に、その通報メッセージを管理者のパーソナル・コンピュータ109と契約者の携帯端末110の両方に送信するようにしたが、一方のみに送信するようにしてもよく、また予め設定した通報優先順位に従い例えば先ず管理者のパーソナル・コンピュータ109に送信し、当該パーソナル・コンピュータ109から一定時間以内に応答がない場合に契約者の携帯端末110へ送信するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では進入車両の契約/非契約の判定、無許可駐車の判定、及び通報処理を管理人室のパーソナル・コンピュータ107で実行するようにしたが、出入り口ゲート装置10Aにおいて実行してもよく、また管理者端末109で実行するようにしてもよい。その他、車両における無線タグの取着場所や駐車場における無線タグ読み取り装置の設置場所、無許可駐車対応制御及び契約期限切れ対応制御の手順と内容についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる駐車場管理システムの一実施形態を示す構成図。 図1に示したシステムの監視人室に設置されるパーソナル・コンピュータの機能構成を示すブロック図。 図2に示した管理人室用のパーソナル・コンピュータによる無断駐車対応制御の手順と内容を示すフローチャート。 図2に示した管理人室用のパーソナル・コンピュータによる契約期限切れ対応制御の手順と内容を示すフローチャート。 契約者リストの一例を示す図。 契約者の登録画面及び車両検知の指定画面の一例を示す図。
符号の説明
10A…出入口ゲート装置、100…車両、101…無線タグ、102…ゲートインタフェース、103…出入口ゲート装置に設けられる無線機のCPU、104…無線機のメモリ、105…通信機、106…記憶部、107…管理人室用パーソナル・コンピュータ、108…ネットワーク、109…管理者端末、110…契約者の携帯端末、601…管理人室用パーソナル・コンピュータのCPU、602…バス、603…プログラムメモリ、604…契約/非契約判定プログラム、605…無断駐車判定プログラム、606…契約期限切れ判定プログラム、607…通報制御プログラム、608…データ記憶部、609…無線インタフェース、610…ネットワークインタフェース、611…入出力インタフェース、612…入力部、613…表示部。

Claims (1)

  1. 車両に取着され、車両ごとに異なる個別識別情報を送信する無線タグと、
    駐車場内に設置され、前記駐車場へ車両が進入した場合に当該進入車両に取着された前記無線タグが送信する個別識別情報を受信する無線タグ読み取り装置と、
    前記駐車場の利用契約車両に関する管理情報を記憶する利用者データベースと、
    前記無線タグ読み取り装置により受信された個別識別情報と前記利用者データベースの記憶情報とをもとに、前記進入車両の正当性を判定する判定手段と、
    前記進入車両が正当な車両ではないと判定された場合に、当該進入車両による無許可駐車に対する対策処理を実行する対策処理手段と
    を具備することを特徴とする駐車場管理システム。
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