JP2005141359A - 発呼サーバー、通報装置およびプログラム - Google Patents

発呼サーバー、通報装置およびプログラム Download PDF

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博義 野村
Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
Toshihiko Yasui
利彦 安井
Takashi Kashimoto
隆 柏本
Toru Kushizaka
徹 串阪
Tadashi Miki
匡 三木
Shinsuke Sasaki
晋介 佐々木
Hirohisa Imai
博久 今井
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Abstract

【課題】十分な確実性を持った通報の行える発呼サーバーおよび通報装置を提供すること。
【解決手段】通報装置2による通報と、発呼サーバー5による通報を回線状況やユーザからの設定指示により適切に切り替える。さらに、通報装置2と発呼サーバー5の少なくとも一方に、回線交換網を利用した通信により通報を行う部分と、IP電話を利用した通信により通報を行う部分を備え、回線状況やユーザからの設定指示により適切に切り替える。これにより、十分な確実性を持った通報が行えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電話回線やインターネット回線を利用して、故障情報を含む各種の機器情報や、保安・緊急情報をあらかじめ定められた通報先に送信する発呼サーバー、通報装置およびプログラムに関するものである。
従来、この種の各情報は、回線交換網を利用した電話回線により通報を行っている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、前記特許文献1に記載された従来の通報装置を示すものである。図に示すように、網制御部101は、電話回線と接続し回線確認やダイヤルパルスの送出を行う。モデム部102は、通報装置から送出する情報を網制御部101を介して通報先に送信する。制御部103は各部の動作を制御し通報を行う。表示部104は、警備状態や異常状態などの動作状況を表示する。操作部105は通報装置の動作モードを設定する。記憶部106は通報先の電話番号を記憶するための記憶デバイスである。警報信号入力部107は侵入検知センサーやガス漏れセンサーなどのセンサー機器からの検知信号を受信する。
以上のように構成された従来の通報装置について、動作手順の一例を示す。
(1)緊急信号入力部107にセンサー機器から検知信号が入力されると、制御部103は記憶部106を検索して、第1の通報先電話番号を得る。
(2)制御部103は、網制御部101に第1の通報先電話番号をセットして発呼する(ダイヤルパルス送出)。
(3)網制御部101内の回線確認手段により通報先がビジーかどうかを検出し、さらに、モデム部102内の応答信号受信手段により、所定の信号が通報先から適切に受信できるかどうかを確認する。
(4)通報先がビジーでなく、適切な信号が通報先から返信された場合は、警報情報を送信する。そうでない場合は、通報先が間違っているものと判断して、制御部103は記憶部106をアクセスし、第2の通報先電話番号を検索して通報を試みる。
特開平11−316887号公報
しかしながら、前記従来の技術では、通信回線に問題があるとき通報先の電話番号を変えることしか対応できず、通信回線のトラブルなどに十分に対応できないという課題があった。例えば、回線交換網の通信回線が一時的に不通になった場合(宅内機器側の問題、局側の問題、通信経路の問題)、電話番号を変えても通報をすることはできない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、十分な確実性を持った通報の行える発呼サーバー、通報装置およびプログラムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明では通報において発呼サーバーを用いる。発呼サーバーは、通報装置から送信された通報情報を受信するサーバー側通報受信部と、受信した通報情報を解析して通報先情報、通報方式情報、通報元情報、通報内容の少なくとも一つを得る情報抽出部と、通報先に通知するメッセージ情報を記憶するサーバー側メッセージ記憶部と、インターネットなどのパケット通信網を利用した通信によりメッセージ情報を送信するサーバー側IP電話通信部と、前記情報抽出部から得た情報にしたがって前記サーバー側メッセージ記憶部を検索するとともに得られたメッセージ情報を通報先に送信するよう前記サーバー側IP電話通信部を制御するサーバー側通報制御部とを備えたものである。
これにより、通報装置は通常の回線交換網を利用した電話回線だけでなく、インターネットなどのパケット交換網を利用した通報を行うことができる。例えば、通信元の通信回線の状況が、「回線交換網が利用できない」とか、「通報元からのIP電話が利用できない」という状況でも、通報先に通報することが可能となり、十分な確実性を持った通報が行える。
また、本発明の通報装置では機器からの情報を受信する通報情報受信部と、前記通報情報受信部で受信した情報を発呼サーバーへ送信する発呼サーバー通信部を備えたものである。
これにより、通報装置は通報先へ直接通報せず、発呼サーバーを経由して通報を行うことになる。発呼サーバーを経由させることにより、通報状態をサーバー側で管理でき、信頼性の高い通報が可能になる。
さらに、本発明のプログラムでは、発呼サーバーおよび通報装置の機能のすべて、もしくは一部をコンピュータに実現させるものである。
これにより、汎用コンピュータやパソコンなどを用いて機能のすべて、もしくは一部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
本発明の発呼サーバー、通報装置およびプログラムは、通信回線のトラブルなどに十分に対応できる、確実性を持った通報が行える。
第1の発明は、通報装置から送信された通報情報を受信するサーバー側通報受信部と、受信した通報情報を解析して通報先情報、通報方式情報、通報元情報、通報内容の少なくとも一つを得る情報抽出部と、通報先に通知するメッセージ情報を記憶するサーバー側メッセージ記憶部と、インターネットなどのパケット通信網を利用した通信によりメッセージ情報を送信するサーバー側IP電話通信部と、前記情報抽出部から得た情報にしたがって前記サーバー側メッセージ記憶部を検索するとともに得られたメッセージ情報を通報先に送信するよう前記サーバー側IP電話通信部を制御するサーバー側通報制御部とを備えた発呼サーバーとすることにより、通報装置は通常の回線交換網を利用した電話回線だけでなく、インターネットなどのパケット交換網を利用した通報を行うことができる。例えば、通信元の通信回線の状況が、「回線交換網が利用できない」とか、「通報元からのIP電話が利用できない」という状況でも、通報先に通報することが可能となり、十分な確実性を持った通報が行える。
第2の発明は、特に、第1の発明において、回線交換網を利用した通信により情報を送受信するサーバー側電話通信部を備え、サーバー側通報制御部は、情報抽出部で得られた通報方式情報にしたがって、サーバー側IP電話通信部と前記サーバー側電話通信部の一方を選択して制御し、メッセージ情報を通報先へ送信することにより、発呼サーバーからの通報方式(IP電話もしくは通常電話)を、通報装置から指定することができ、ユーザの指示により柔軟な通報が可能となる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、回線交換網を利用した通信により情報を送受信するサーバー側電話通信部と、サーバー側IP電話通信部による通信が可能かどうかを確認するサーバー側IP電話通信確認部と、前記サーバー側電話通信部による通信が可能かどうかを確認するサーバー側回線交換通信確認部とを備え、サーバー側通報制御部は、前記サーバー側IP電話通信確認部と前記サーバー側回線交換通信確認部の少なくとも一方の確認結果にしたがって、前記サーバー側IP電話通信部と前記サーバー側電話通信部の一方を選択してメッセージ情報を通信先へ通報することにより、回線交換網およびパケット交換網の回線状況に応じて、発呼サーバーは通常電話による通報とIP電話による通報を切り替えることができる。したがって、より確実性の高い通報が可能になる。
第4の発明は、機器からの情報を受信する通報情報受信部と、前記通報情報受信部で受信した情報を発呼サーバーへ送信する発呼サーバー通信部を備えた通報装置とすることにより、通報装置は通報先へ直接通報せず、発呼サーバーを経由して通報を行うことになる。発呼サーバーを経由させることにより、通報状態をサーバー側で管理でき、信頼性の高い通報が可能になる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、通報先情報、通報方式情報、通報環境設定情報の少なくとも一つをユーザに入力させる通報設定入力部を備え、発呼サーバー通信部は前記通報設定入力部で入力された情報と通報情報受信部で受信した情報を発呼サーバーへ送信することにより、発呼サーバーは通報装置から送信された通報先情報、通報方式情報などを基に通報を行うことができる。通報装置側から通報先情報、通報方式情報などを送信することにより、ユーザが適した通報先や通報方式を設定できる。
第6の発明は、特に、第4または第5の発明において、通報情報受信部で受信した情報を回線交換網により送信する電話通信部と、通報情報受信部で受信した情報をインターネットなどのパケット通信網を用いて送信するIP電話通信部と、通報設定入力部で入力された情報にしたがって、前記電話通信部、前記IP電話通信部、発呼サーバー通信部の少なくとも一つを選択して通報を行う通報制御部とを備えたことにより、通報設定入力部を用いてユーザから入力された情報にしたがい、IP電話による通報、通常電話による通報、発呼サーバーによる通報を切り替えることができる。
第7の発明は、特に、第4または第5の発明において、回線交換網による通信が可能かどうかを調べる回線交換通信確認部と、IP電話通信部や発呼サーバー通信部が用いるパケット通信が可能かどうかを調べるパケット通信確認部とを備え、通報制御部は、前記回線交換通信確認部と前記パケット通信確認部の少なくとも一方の確認結果にしたがって、電話通信部、IP電話通信部、発呼サーバー通信部の少なくとも一つを選択して通報を行うことにより、通報装置は、回線交換網やパケット通信網の回線状況にしたがいIP電話による通報、通常電話による通報、発呼サーバーによる通報を切り替えることができる。したがって、より確実性の高い通報が可能になる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明における機能のすべて、もしくは一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとすることにより、マイコン、汎用コンピュータやパソコンなどを用いて機能のすべて、もしくは一部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態における発呼サーバーと通報装置の全体構成を示したものである。
図に示す、機器1はユーザの宅内に設置された一般的な機器や装置である。例えば、(a)ドアや窓の開閉を検知する開閉センサー、(b)人体の存在を、赤外線などを利用して検知する人感センサー、(c)室温や壁などの温度をモニターする火災センサー、(d)煙やガス(CO2,COなど)を検知するガス検知器、(e)お年寄りや病人などが利用する緊急押しボタンなどの入力機器、(f)給湯器、ガスメータなどの設備機器、などである。
通報装置2は機器1から出力される通報信号を受信して、宅外の他の人や情報センターへ通報を行う。機器1から出力される通報信号としては、機器1が開閉センサーや人感センサーのようなセンサー機器の場合は、侵入情報や保安情報であり、給湯器やガスメータなどの設備機器の場合は、機器の故障などの異常情報である。なお、機器1は家電機器(洗濯機、エアコン、パソコンなど家庭電化機器)などの他の機器でも良く、出力される信号は、通報可能な情報であれば、緊急情報や異常情報だけでなく他の情報でも良い。機器1と通報装置2の間の通信は、有線(電灯線、ツイストペア線など)による通信でも良いし、また、無線通信(赤外線、小電力無線、無線LANなど)でも良い。なお、機器1と通報装置2は同一個体としても良く、その場合は図1に示すようにセキュリティ装置3という形で一つに表すこともできる。
宅内上位通信装置4は、宅内の通信機器を、回線交換網を利用した通常の電話回線やインターネットなどのパケット通信網と接続するための機器である。具体的な構成としては、IP電話機能付きADSLルータや、ISDNダイヤルアップルータ、光ファイバーの回線終端装置、ホームPNA装置などである。これらの機器では、一般的にRJ45コネクタを持つIEEE 802.3 LANインターフェースが利用できる。さらに、最近では、RJ11の電話用モジュラーコネクタが付き、IP電話が利用できるようになっているものも多い。この実施の形態では、1台の宅内上位通信装置4で電話(図中の”TEL”)回線と、IEEE 802.3 を利用したパケット通信回線(図中”LAN”)が利用できるものとする。TEL回線は通信先電話番号や設定に応じてIP電話と通常の回線交換網による電話を切り変えることができるものとする。なお、本実施の形態では宅内上位通信装置4は1台の構成としたが、例えば、スプリッタとADSLルータのように、構成が複数台に分かれていても良い。
発呼サーバー5は、通報装置2から送信される通報情報をインターネットなどのパケット交換網を介して受信し、その情報を通報先へ送信するデータセンターのサーバー装置である。
以上のように構成されたシステムでは、機器1が何らかの異常や緊急事態を検知した場合、その情報を通報装置2に送信する。通報装置2は宅内上位通信装置4を制御して通報先(緊急コールセンターや、個人の携帯電話など)へ通報を行う。通報に際して、通報装置2はTEL回線とLAN回線が選択可能であり、さらに、(1)回線交換網を利用した通常の電話回線による音声通報、(2)インターネットなどパケット通信網を利用したIP電話による通報、(3)発呼サーバー5経由の通報を選択することが可能である。発呼サーバー5経由の通報でも、(4)発呼サーバー5からIP電話を用いて通報する場合、(5)発呼サーバー5から通常の電話回線を利用して通報する場合が選択可能である。
通報装置2の詳細な構成を図2に示す。
通報情報受信部10は機器1からの通報情報を受信する。通報制御部11はユーザから入力された通報設定と受信した通報信号にしたがって各部の制御を行う。メッセージ記憶部12は通報先に送信するメッセージ情報(例えば、音声メッセージ)を記憶する。通報設定入力部13はユーザからの通報先設定(通報先情報である電話番号、通報元情報、通信・通報方式、通報環境設定など)の入力を受け付け、通報制御部11へ送信する。具体的には、テンキーなどのキーボードや、押しボタン、ポインティングデバイスなどの入力デバイスにより構成される。表示部14は、通報設定入力部13での入力ガイド(説明情報、ヘルプ情報)や入力された値、通報制御部11での通報状況などを表示する。
表示部14は、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、CRT、LEDアレイなどの表示デバイスと、その制御回路で構成される。なお、通報設定入力部13と表示部14を一体化させてタッチパネル構成にしても良い。電話通信部15は、通報制御部11の制御にしたがって、回線交換網を利用した通常の固定電話回線により、メッセージ記憶部12中のメッセージ情報を通報先に送信する。
電話通信部15は、回線制御を行うNCUや送受信信号の変復調を行うモデムなどから構成される。回線交換通信確認部16は、電話通信部15を利用した通信が可能かどうかを検出する。具体的には、回線からダイヤルトーンやリングバックトーンなどの有無を検出して、通信が可能かどうかを判断する。
IP電話通信部17はIP電話を利用してメッセージ記憶部12に記憶されているメッセージ情報を通報先に送信する。IP電話通信部17は、IEEE 802.3に基づくLAN通信などを利用して宅内上位通信装置4と通信を行うことにより、インターネットなどのパケット通信網を介してIP電話通信を行い、メッセージ記憶部12中のメッセージ情報を通報先に送信する。発呼サーバー通信部18は、IEEE 802.3に基づくLAN通信を利用した通信を行い、発呼サーバー5に対して通報情報受信部10で受信した通報情報や、通報設定入力部13で入力された設定情報を送信する。これにより、通報先情報、通報方式情報、通報元情報、通報内容などが発呼サーバー5に送信される(送信情報の例:通報先情報=通報先の電話番号、通報方式情報=通報方法(電話orIP電話)、通報元情報=通報元のユーザ名など、通報内容=機器名、通報事象の発生日時、通報種別など)。なお、本実施の形態では発呼サーバー通信部18はインターネットなどパケット通信網を利用して通信を行うが、電話回線など回線交換網を利用して通信を行っても良い。
パケット通信確認部19は、IP電話通信部17と発呼サーバー通信部18の少なくとも一方と通信を行い、パケット交換網での通信が可能かどうかの確認を行う。具体的には、ping、tracertなどの電文や特定の通信電文を宅内上位通信装置4(ADSLルータなど)や特定のサーバーに送信し、パケット通信網による通信が可能かどうかを判断する。
次に、発呼サーバー5の詳細な構成を図3に示す。
サーバー側通報受信部21は、通報装置2中の発呼サーバー通信部18から送信された通報情報を受信する。情報抽出部22は、サーバー側通報受信部21で受信した通報情報を解析し、情報中に含まれる通報内容や通報設定(通報先情報、通報方式情報、通報元情報など)に関する情報の少なくとも一つを抽出する。抽出された情報、具体的には端末番号、通報先電話番号、音声メッセージ種別などはサーバー側通報制御部23に入力される。サーバー側通報制御部23は、前記情報抽出部22から得た情報にしたがってサーバー側メッセージ記憶部24を検索するとともに得られたメッセージ情報を通報先に送信するようサーバー側IP電話通信部27などの各通信部を制御して得られたメッセージ情報を通報先に送信する。
前記サーバー側メッセージ記憶部24は、通報先に通知する複数のメッセージ情報(例えば、音声メッセージ)を記憶しており、サーバー側通報制御部23から指定された通報内容に応じて、対応するメッセージ情報を出力する。サーバー側電話通信部25は、サーバー側通報制御部23の制御にしたがって、回線交換網を利用した通常の固定電話回線により、サーバー側メッセージ記憶部24中のメッセージ情報を通報先に送信する。サーバー側電話通信部25は、回線制御を行うNCUや送受信信号の変復調を行う複数のモデムなどから構成される。サーバー側回線交換通信確認部26は、サーバー側電話通信部25を利用した通信が可能かどうかを検出する。具体的には、回線からダイヤルトーンやリングバックトーンの有無を検出して、通信が可能かどうかを判断する。
前記サーバー側IP電話通信部27は、インターネットなどのパケット通信網を利用したIP電話を利用してサーバー側メッセージ記憶部24に記憶されているメッセージ情報を通報先に送信する。サーバー側IP電話通信確認部28は、サーバー側IP電話通信部27と通信を行い、パケット交換網での通信が可能かどうかの確認を行う。具体的には、ping、tracertなどの電文や特定の通信電文を各種通信機器(スイッチ、ルータなど)に送信し通信が可能かどうかをチェックしたり、IP電話の交換局や中継局などとテスト通信を行ったりして、通信の可能性を判断する。
以上のように構成された通報装置2および発呼サーバー5について、以下その動作、作用を図4、図5および図6を用いて説明する。
図4は、通報装置2の通報設定入力部13と表示部14を用いて、通報設定を行うときの画面フローを示したものである。通報設定は、通報装置2の設置時など、実際に通報が行われる前に適切に行われる必要がある。本実施の形態では、通報設定入力部13は押しボタン、表示部14は液晶ディスプレイで構成されている(上述したように、タッチパネルなど他の構成でも良い)。ユーザは表示部14に表示された内容にしたがって、数字の押しボタンや、「OK]「やり直し」などの押しボタンを操作することにより通信設定を行う。通報設定では、通報方法の選択/優先順位決定(通常の回線交換網を利用した電話、IP電話、発呼サーバー)や、通報先の設定(通報先電話番号など)、通信環境設定情報の設定(トーン/パルスの選択、ダイヤルトーン検出の要否など)を行う。
図4の画面1〜画面4は、通報方式の優先順位設定を行っているときの設定例を示している。図では、「通常電話」(回線交換網を利用した通常の電話による通報)、「IP電話」(インターネットなどのパケット通信網を用いたIP電話による通報)、「センター電話」(発呼サーバー5を経由した、データセンターからの通報)の3つに対して、優先順位を設定する場合を表している。この例では、ユーザからのキー入力により、1位:「センター電話」、2位:「IP電話」、3位:「通常電話」と設定されている。画面5は、通報先の設定画面であり、通報する相手先の電話番号を入力させる。
本実施の形態では、電話番号は1つのみとするが、複数入力させても良い。通報先を複数登録させた場合は、通報先が話中や不在などで出ない場合に、通報先を変えて通報することができる。通報設定入力部13および表示部14による通報設定は、画面1〜画面5以外にも、「トーン/パルス」の選択、「ダイヤルトーン検出」など通信環境設定に関する他の項目も含まれる。
次に、実際に通報が行われるときの通報装置2の処理手順を図5で説明する。なお、図4の通報設定は、図5の通報処理の前に行われているものとする。
(ステップA1)通報情報受信部10が、機器1からの通報信号の受信を行う。機器1は、通常では宅内に複数存在する。通報情報受信部10は、全ての機器1から送信される信号を受信可能である。機器1は、機器の種別に応じて異なるが、侵入・火災・故障など異常事態を検知したときに、通報情報受信部10に向けて信号を送信する。
(ステップA2)通報制御部11は、通報情報受信部10が通報情報を受信したかどうかを確認する。信号を受信しなかった場合はステップA1に戻り、通報情報の受信待ちを行う。通報情報受信部10が何らかの通報信号を受信した場合は、ステップA3に進む。
(ステップA3)通報設定入力部13で入力された通報優先順序に関する情報から、通報制御部11はどの方式で通報するかを判断する。発呼サーバー5を経由した通報(センター電話による通報)の優先度が高い場合はステップA4へ、IP電話による通報の優先度が高い場合はステップA7へ、通常電話による通報の優先度が高い場合はステップA10へ進む。図4の事前設定事例では、「センター電話」「IP電話」「通常電話」の順に優先度が設定されていたため、ここでは、まず、「センター電話」(発呼サーバー5を用いた通報)を行うステップA4へ進む。
(ステップA4)パケット通信確認部19により、発呼サーバー通信部18が発呼サーバー5へ通信可能かどうかを判断する。本実施の形態では、通報装置2はインターネットを介して発呼サーバー5へ通信する。このため、通信に先立ち、インターネットを用いたパケット通信が可能かどうかをまず調査する必要がある。パケット通信確認部19は、ping、tracertなどの電文や、特定の通信電文を宅内上位通信装置4(ADSLルータなど)や発呼サーバー5などの特定のサーバーに送信し、パケット通信網による通信が可能かどうかを判断する。
(ステップA5)パケット通信確認部19による通信可能性チェックの結果を通報制御部11は受信し、その結果に応じて通報処理を分岐させる。パケット通信ができない場合、通報制御部11はステップA3に処理を戻し、次に優先順位の高い通報方式を用いて通報を試みる。パケット通信ができる場合は、ステップA6へ進む。
(ステップA6)通報制御部11は、発呼サーバー通信部18を用いて発呼サーバー5へ、通報内容情報や、通報設定情報(通報先情報、通報方式情報、通報元情報など)を送信する。通報内容情報とは通信情報受信部10で受信した情報であり、どの「ユーザ」あるいは、どの「通報装置」の、どの「機器」から、「何時」、どのような「内容」の通報があったかを示した情報である。ユーザ、通報装置、機器などの識別情報はコード情報で送信しても良い。通報設定情報とは、通報設定入力部13で入力された情報や、通報装置2にあらかじめ設定された情報であり、「通報先電話番号」などの通報先情報、「IP電話か通常電話」などの通信方式情報、通報元(機器1や通報装置2の所有者)の名前や電話番号などの通報元情報に関する情報である。これらの情報を用いて発呼サーバー5は通報を行う。なお、通報が終了した後はステップA1に戻り、機器1からの次の通報に備えて受信待ち受け状態に遷移しても良い。
(ステップA7)ステップA7〜A9はIP電話で通報を行う場合の手順を示している。これらは、IP電話による通報の優先度を高く設定された場合や、他の方式の通報可能性確認(例えば、ステップA5,ステップA11)で通報できないと検出された場合に、実施される動作である。図4の例では、2番目の優先順位であり、発呼サーバー5への通信がうまくいかない時に、このステップに遷移する。
ステップA7では、IP電話による通報が可能かどうかをパケット通信確認部19により確認する。パケット通信確認部19の動作はステップA4と同様である。
(ステップA8)パケット通信確認部19による通信可能性確認の結果を通報制御部11は受信し、その結果に応じて通報処理を分岐させる。パケット通信ができない場合、通報制御部11はステップA3に処理を戻し、次に優先順位の高い通報方式を用いて通報を試みる。パケット通信ができる場合はステップA9へ進む。
(ステップA9)通報制御部11は、通報情報受信部10から受信した通報内容にしたがってメッセージ記憶部12を検索し、通報内容に対応するメッセージ情報を取得する。メッセージ記憶部12は半導体記憶装置(ROM,RAM)やハードディスなどの記憶デバイスで構成されており、複数の通報内容に対して、適したメッセージ情報をそれぞれ記憶している。メッセージ情報は通報内容や対応内容など様々な内容が含まれている。通報制御部11は、通報設定入力部13で入力された通報先に関する情報(電話番号など)や通報環境などの情報を基にIP電話通信部17を制御し、通信先へ通報を行う。通報制御部11は、着信後、取得したメッセージ情報を相手に出力する。この操作により機器1で発生した異常状況(侵入、火災、故障など)や、それに対する対応方法などを、通報先へ通知することができる。
(ステップA10)ステップA10〜A12は、回線交換網による通常の電話での通報手順を示している。これらは、通常電話による通報の優先度を高く設定された場合や、他の方式の通報可能性確認(例えば、ステップA5,ステップA8)で通報できないと検出された場合に、実施される動作である。図4の例では3番目の優先順位であり、発呼サーバー5への通信やIP電話通信がうまくいかない時に、このステップに遷移する。
ステップA10では、回線交換網による電話通報が可能かどうかを回線交換通信確認部16により確認する。回線交換通信確認部16では、回線からダイヤルトーンやリングバックトーンが検出できるかどうかを検出して、通信が可能かどうかを判断する。
(ステップA11)回線交換通信確認部16による通信可能性確認の結果を通報制御部11は受信し、その結果に応じて通報処理を分岐させる。回線交換網による通信ができない場合、通報制御部11はステップA3に処理を戻し、次に優先順位の高い通報方式を用いて通報を試みる。なお、通常電話による通報優先度が最下位の場合には、再度、優先度の最も高い通報方式に戻り、成功するまで通報を繰り返す処理を行う。回線交換網による通常の電話通信ができる場合は、ステップA12へ進む。
(ステップA12)通報制御部11は、ステップA9と同様に、通報情報受信部から受信した通報内容にしたがってメッセージ記憶部12を検索し、通報内容に対応するメッセージ情報を取得する。そして、通報設定入力部13で入力された通報先に関する情報(電話番号など)や通報環境などの情報を基に電話通信部15を制御し、通信先へ通報を行う。通報制御部11は着信後、取得したメッセージ情報を相手に出力する。この操作により機器1で発生した異常状況(侵入、火災、故障など)や、それに対する対応方法などを通報先へ通知することができる。
以上のような動作により、通報装置2は通報を行う。次に、発呼サーバー5の動作例を図6にしたがって説明する。
(ステップB1)サーバー側通報情報受信部21が、通報装置2中の発呼サーバー通信部18から送信された情報を受信する。上述したように、ここでの通信情報には、通報内容や通報設定に関する情報などが含まれている。なお、サーバー側通報受信部21および発呼サーバー通信部18には認証部を設け、通報装置2に対してサーバー認証、クライアント認証、通信暗号化などを行っても良い。
(ステップB2)通報装置2から通報情報を受信したかどうかを判断する。情報を受信しなかった場合はステップB1に戻り、受信待ちを行う。サーバー側通報情報受信部21が通報情報を受信した場合はステップB3に進む。
(ステップB3)サーバー側通報情報受信部21で受信した情報には、通報装置2中の通報情報受信部10で機器1から受信した通報内容情報や、通報設定入力部13でユーザから入力された通報設定情報が含まれている。具体的には、どの「ユーザ」あるいは、どの「通報装置」の、どの「機器」から、「何時」、どのような「内容」の通報があったかという情報と、「通報先電話番号」など通報先設定や、通報元に関する情報である。情報抽出部22は、これらの情報をサーバー側通報情報受信部21で受信した情報から抽出する。なお、受信情報として、発呼サーバー5での通報方法情報も受信してもよい。この場合は、通報装置2の指示により発呼サーバーからの通報方法を指定できる(例えば、IP電話か通常の電話かなど)。
(ステップB4)サーバー側通報制御部23は、あらかじめ設定された通報方法の優先順位、もしくは、情報抽出部22で得られた通報方法、過去の通報結果から、どの方式で通報するかを判断する。IP電話による通報を行う場合はステップB5へ、通常電話による通報を行う場合はステップB8へ進む。
(ステップB5)ステップB5〜B7は、IP電話で通報を行う手順を示している。これらは、IP電話による通報の優先度を高く設定された場合や、他の方式の通報可能性確認(ステップB8)で通報できないと検出された場合に実施される動作である。
ステップB5では、IP電話による通報が可能かどうかをサーバー側IP電話通信確認部28により確認する。サーバー側IP電話通信確認部28の動作は、ステップA4で説明したパケット通信確認部19とほぼ同様であり、ping、tracertなどの電文や特定の通信電文を、基幹スイッチやルータなどのネットワーク機器や、特定のサーバーに送信し、パケット通信網による通信が可能かどうかを判断する。また、IP電話の交換局や基地局、中継局に対して特定の通信を行い、通信可能性をチェックしても良い。
(ステップB6)サーバー側IP電話確通信確認部28による通信可能性確認の結果をサーバー側通報制御部23は受信し、その結果に応じて通報処理を分岐させる。IP電話通信ができない場合、サーバー側通報制御部23はステップB4に処理を戻し、通常電話により通報を試みる。IP電話通信ができる場合はステップB7へ進む。
(ステップB7)サーバー側通報制御部23は、情報抽出部22から得られた情報にしたがってサーバー側メッセージ記憶部24を検索し、通報内容に対応するメッセージ情報を取得する。サーバー側メッセージ記憶部24は、通常のデータベースサーバーなどで構成されており、複数の通報内容対して適したメッセージ情報をそれぞれ記憶・管理している。メッセージ情報は通報内容や対応内容など様々な内容が含まれている。サーバー側通報制御部23は、情報抽出部22で抽出した通報先に関する情報(電話番号など)や通報環境などの情報を基にサーバー側IP電話通信部27を制御し、通信先へ通報を行う。サーバー側IP電話通信部27は着信後、取得したメッセージ情報を相手に出力する。この操作により機器1で発生した異常状況(侵入、火災、故障など)や、それに対する対応方法などを通報先のユーザに通知することができる。
(ステップB8)ステップB8〜B10は、回線交換網による電話での通報を行う動作である。これらは、通報装置2で通常電話による通報の優先度を高く設定された場合や、IP電話での通報可能性確認(ステップB6)で通報できないと検出された場合に、実施される動作である。
ステップB8では、回線交換網による電話通報が可能かどうかをサーバー側回線交換通信確認部26により確認する。サーバー側回線交換通信確認部26では、回線からダイヤルトーンやリングバックトーンが検出できるかどうかを検出して、通信が可能かどうかを判断する。
(ステップB9)サーバー側回線交換通信確認部26による通信可能性確認の結果をサーバー側通報制御部23は受信し、その結果に応じて通報処理を分岐させる。回線交換網による通信ができない場合、サーバー側通報制御部23はステップB4に処理を戻し、再度IP電話を用いた通報に切り替え、成功するまで通報を繰り返す処理を行う。
(ステップB10)サーバー側通報制御部23は、ステップB7と同様に、情報抽出部22から受信した通報内容にしたがってサーバー側メッセージ記憶部24を検索し、通報内容に対応するメッセージ情報を取得する。そして、情報抽出部22で得られた通報先に関する情報(電話番号など)や通報環境などの情報を基に、サーバー側電話通信部25を制御し通信先へ通報を行う。サーバー側通報制御部23は着信後、取得したメッセージ情報を相手に出力する。この操作により機器1で発生した異常状況(侵入、火災、故障など)や、それに対する対応方法などを通報先のユーザに通知することができる。
以上のように、本実施の形態においては、(1)発呼サーバー5からのIP電話を利用した通報、(2)発呼サーバー5からの回線交換網を利用した通報、(3)通報装置2からのIP電話による通報、(4)通報装置2からの回線交換網を利用した直接通報、が利用でき、これらの通報形態を、通報装置2での設定、もしくは通信装置2および発呼サーバー5における回線状態検出により適切に切り替えることができる。
すなわち、複数の通信方式が選択でき、さらにその切り替えはユーザの設定や回線状況により設定可能である。これにより、通報元もしくは通報先において、「(1)回線交換網(通常の電話回線)が利用できない」「(2)パケット交換網(インターネット網など)が利用できない」「(3)パケット交換網は利用できるが、IP電話を利用できない」という3つのケースの場合にも、通報先に確実に通報することが可能になる。したがって、従来の電話番号を切り替えるだけの通報装置と比較して、本実施の形態は確実性の高い通報を行うことができる。また、IP電話やインターネット回線による通信を用いるため、通報コストが安くなるという副次的なメリットも生じる。
なお、発呼サーバー5を利用して通報を行う場合、宅内の通報装置2は、インターネットに接続するためのLAN回線に接続するだけで良くなり、回線交換網との接続が必要無くなる場合もあり、通報装置の設置が簡単になるという利点がある。
なお、本実施の形態の通報設定入力部13は、図4に示すように「通常電話」「IP電話」「センター電話」の3つの項目を選択できようにしたが、「センターIP電話」「センター通常電話」というように、センターからの通報方式を選択させるようにしても良い、これにより、ユーザの通報方式選択の幅が広がることになる。
また、本実施の形態のサーバー側通報制御部23は、IP電話および通常電話での通報履歴を管理しても良い。これはユーザ毎、通報装置毎、通報内容毎に管理を行う。この通報履歴管理により、通報不具合などの管理がサーバー側ででき、通報装置側で履歴を管理する方法に比べて通報不具合の対応が容易になるという利点がある。
なお、図1〜図3の通報装置および発呼サーバーの一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとすることにより、マイコン、汎用コンピュータやパソコンなどを用いて機能のすべて、もしくは一部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかる発呼サーバー、通報装置およびプログラムでは、通報方式(IP電話、通常電話など)の切り替えや、通報装置からの通報と発呼サーバーからの通報の切り替えが可能となり、信頼度の高い通報が可能になる。これにより、確実な通報が必要な用途である故障情報を含む各種の機器情報の通報や、保安・緊急情報などの通報の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における発呼サーバーと通報装置の全体構成を示すブロック図 同通報装置の構成を示すブロック図 同発呼サーバーの構成を示すブロック図 同通報装置における通報設定時の画面表示例を示す図 同通報装置の通報処理を示すフローチャート 同発呼サーバーの通報処理を示すフローチャート 従来の通報装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1 機器
2 通報装置
3 セキュリティ装置
4 宅内上位通信装置
5 発呼サーバー
10 通報情報受信部
11 通報制御部
12 メッセージ記憶部
13 通報設定入力部
14 表示部
15 電話通信部
16 回線交換通信確認部
17 IP電話通信部
18 発呼サーバー通信部
19 パケット通信確認部
21 サーバー側通報受信部
22 情報抽出部
23 サーバー側通報制御部
24 サーバー側メッセージ記憶部
25 サーバー側電話通信部
26 サーバー側回線交換通信確認部
27 サーバー側IP電話通信部
28 サーバー側IP電話通信確認部

Claims (8)

  1. 通報装置から送信された通報情報を受信するサーバー側通報受信部と、受信した通報情報を解析して通報先情報、通報方式情報、通報元情報、通報内容の少なくとも一つを得る情報抽出部と、通報先に通知するメッセージ情報を記憶するサーバー側メッセージ記憶部と、インターネットなどのパケット通信網を利用した通信によりメッセージ情報を送信するサーバー側IP電話通信部と、前記情報抽出部から得た情報にしたがって前記サーバー側メッセージ記憶部を検索するとともに得られたメッセージ情報を通報先に送信するよう前記サーバー側IP電話通信部を制御するサーバー側通報制御部とを備えた発呼サーバー。
  2. 回線交換網を利用した通信により情報を送受信するサーバー側電話通信部を備え、サーバー側通報制御部は、情報抽出部で得られた通報方式情報にしたがって、サーバー側IP電話通信部と前記サーバー側電話通信部の一方を選択して制御し、メッセージ情報を通報先へ送信する請求項1に記載の発呼サーバー。
  3. 回線交換網を利用した通信により情報を送受信するサーバー側電話通信部と、サーバー側IP電話通信部による通信が可能かどうかを確認するサーバー側IP電話通信確認部と、前記サーバー側電話通信部による通信が可能かどうかを確認するサーバー側回線交換通信確認部とを備え、サーバー側通報制御部は、前記サーバー側IP電話通信確認部と前記サーバー側回線交換通信確認部の少なくとも一方の確認結果にしたがって前記サーバー側IP電話通信部と前記サーバー側電話通信部の一方を選択してメッセージ情報を通信先へ通報する請求項1に記載の発呼サーバー。
  4. 機器からの情報を受信する通報情報受信部と、前記通報情報受信部で受信した情報を発呼サーバーへ送信する発呼サーバー通信部を備えた通報装置。
  5. 通報先情報、通報方式情報、通報環境設定情報の少なくとも一つをユーザに入力させる通報設定入力部を備え、発呼サーバー通信部は前記通報設定入力部で入力された情報と通報情報受信部で受信した情報を発呼サーバーへ送信する請求項4に記載の通報装置。
  6. 通報情報受信部で受信した情報を回線交換網により送信する電話通信部と、通報情報受信部で受信した情報をインターネットなどのパケット通信網を用いて送信するIP電話通信部と、通報設定入力部で入力された情報にしたがって、前記電話通信部、前記IP電話通信部、発呼サーバー通信部の少なくとも一つを選択して通報を行う通報制御部とを備えた請求項4または5に記載の通報装置。
  7. 回線交換網による通信が可能かどうかを調べる回線交換通信確認部と、IP電話通信部や発呼サーバー通信部が用いるパケット通信が可能かどうかを調べるパケット通信確認部とを備え、通報制御部は、前記回線交換通信確認部と前記パケット通信確認部の少なくとも一方の確認結果にしたがって、電話通信部、IP電話通信部、発呼サーバー通信部の少なくとも一つを選択して通報を行う請求項4または5に記載の通報装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の機能の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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