JP2005140903A - フィールドスコープ - Google Patents

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Kazuya Miyaji
和也 宮地
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Kamakura Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】大型化、コスト高を招くことなく、確実に焦点調節を行うことができるフィールドスコープを提供すること。
【解決手段】本発明のフィールドスコープ1は、対物光学系2および接眼光学系3を有する観察光学系4と、対物光学系2および接眼光学系3間の焦点距離を調節する焦点調節手段5と、観察光学系4の光路内を通る光束の一部を該光路外に取り出す光量分割手段6と、光量分割手段6により前記光路外に取り出された分割光束を受光し、これを電気信号に変換する撮像手段7と、電気信号より光束のコントラスト値を検出するコントラスト検出手段10と、コントラスト値を記憶する記憶手段11と、コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示する表示手段12と、コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、表示手段12に制御信号を送る制御手段13とを備えて成る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フィールドスコープに関する。
従来、フィールドスコープにおいては、焦点調節は、接眼レンズと対物レンズとの焦点距離を使用者が手動で行う事が一般的である。この手動による焦点調節の方法は、フィールドスコープ自体の構成が簡単であり、大型化、コスト高を招かないという利点もある。
これに対して、例えば、フィールドスコープにデジタルカメラの機能を有する機器においては、観察光学系と、撮像光学系とが連動する構造を有している。この機器の組立時に、正しく焦点が合うように設定を行っている。しかしながら、撮像光学系の焦点位置ズレの許容範囲に対して、人間の目で見る観察光学系の焦点位置ズレの許容範囲が広いため、使用者の目の個人差や焦点調節の経験の差などの要因により、撮像光学系の焦点が合わなくなるという問題が生ずる。
上記問題の解決のために、観察光学系と撮像光学系とが連動することを止め、観察光学系は、使用者が見やすいように焦点調節を行い、一方、撮像光学系は、それとは独立にオートフォーカス(AF)機能で焦点調節を行うという技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−172868号公報(請求項1)
しかしながら、前述の特許文献1記載の技術においては、オートフォーカス(AF)で焦点調節を行う場合には、AF機能の付加による大型化、コスト高の問題点がある。
本発明は、このような従来の問題点を解消し、大型化、コスト高を招くことなく、確実に焦点調節を行うことができるフィールドスコープを提供することをその課題とする。
前記課題を解決するための手段は、対物光学系および接眼光学系を有する観察光学系と、前記対物光学系および接眼光学系間の焦点距離を調節する焦点調節手段と、前記観察光学系の光路内を通る光束の一部を該光路外に取り出す光量分割手段と、前記光量分割手段により前記光路外に取り出された分割光束を受光し、これを電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、前記コントラスト値を記憶する記憶手段と、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示する表示手段と、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段に制御信号を送る制御手段とを備えて成ることを特徴とするフィールドスコープである。
また、前記課題を解決するための別の手段は、対物光学系および接眼光学系を有する観察光学系と、前記対物光学系および接眼光学系間の焦点距離を調節する焦点調節手段と、前記対物光学系と連動するとともに、被写体を検出する検出光学系と、前記検出光学系により被写体を検出する際の光束を受光し、これを電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、前記コントラスト値を記憶する記憶手段と、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示する表示手段と、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段に制御信号を送る制御手段とを備えて成ることを特徴とするフィールドスコープである。
さらに、前記課題を解決するための別の手段は、対物光学系および接眼光学系を有する観察光学系と、前記対物光学系および接眼光学系間の焦点距離を調節する焦点調節手段と、前記観察光学系の光路内を通る光束の一部を該光路外に取り出す光量分割手段と、前記光量分割手段により前記光路外に取り出された分割光束を受光し、これを電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、前記対物光学系と接眼光学系との相対位置を検出する位置検出手段と、前記相対位置に対応する前記コントラスト値を記憶する記憶手段と、前記コントラスト値が最大値となる前記相対位置に達した際に、焦点が合ったことを知らせる表示手段と、前記コントラスト値が最大値となる前記相対位置に達した際に、前記表示手段に制御信号を送る制御手段とを備えて成ることを特徴とするフィールドスコープである。
この発明に係るフィールドスコープの好適な態様においては、前記観察光学系の視野周辺に設けられるとともに、検出された前記コントラスト値を視覚的に表示するコントラスト値表示手段を備えて成る。
本発明によれば、大型化、コスト高を招くことなく、確実に焦点調節を行うことができるフィールドスコープを提供することができる。
[第1実施形態]
[フィールドスコープ]
図1は、本発明に係るフィールドスコープの外観図を示している。図2は、本発明の第1実施形態に係るフィールドスコープの概略図を示している。
本実施形態に係るフィールドスコープ1は、図1、詳しくは図2に示されるように、対物光学系2および接眼光学系3を有する観察光学系4と、焦点調節手段5と、光量分割手段6と、撮像手段7と、A/D変換手段8と、信号処理手段9と、コントラスト検出手段10と、記憶手段11と、表示手段12と、制御手段13とを備えて成る。
対物光学系2および接眼光学系3は、例えば、それぞれ公知の対物レンズおよび接眼光学レンズを採用でき、材料等に特に制限はない。
焦点調節手段5は、前記対物光学系2および接眼光学系3間の焦点距離を調節するものであり、手動で対物光学系2および接眼光学系3を動かすようにしてもよいし、モータ等の駆動手段を採用してもよい。
光量分割手段6は、前記観察光学系4の光路内を通る光束の一部を該光路外に取り出すものであり、例えば、1つ以上のプリズム、ハーフミラー(半透明鏡)等から構成されて成る。
撮像手段7は、前記光量分割手段6により前記光路外に取り出された分割光束を受光し、これを電気信号に変換するものであり、CCDまたはCMOS等の固体撮像素子で構成されている。
A/D変換手段8は、前記撮像手段7により得られた電気信号をA/D変換してデジタル信号に処理するものであり、A/D変換回路で構成されている。
信号処理手段9は、前記A/D変換手段8により得られたデジタル信号を所定の信号に処理するものであり、信号処理回路で構成されている。
コントラスト検出手段10は、前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するものであり、コントラスト検出回路で構成されている。
記憶手段11は、前記コントラスト値を記憶するものであり、メモリ回路等で構成されている。
表示手段12は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示するものであり、LED、液晶等で視覚的に表示する手段や、音で聴覚的に表示する手段を用いてもよい。表示手段12の一例としてのコントラスト値表示手段12Aは、詳しくは、図3に示されるように、前記観察光学系4の視野周辺に設けられるとともに、検出された前記コントラスト値を視覚的に表示するものである。
コントラスト値表示手段12Aとしては、例えば、観察光学系4の視野周辺に液晶表示により、コントラスト値を段階的に示すようにしてもよく、また、液晶表示にてコントラスト値を数値にて表示してもよく、さらに、LEDアレイにてセグメント表示するようにしてもよい。
制御手段13は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段12に制御信号を送るものであり、CPU等で構成されている。
[フィールドスコープの動作]
被写体14を観察する際に、フィールドスコープ1を使用する際に、フィールドスコープ1は、以下のように、動作する。まず、被写体14にフィールドスコープ1を向ける。そして、焦点調節手段5を操作して、対物光学系2および接眼光学系3間の焦点距離を調節し、被写体14に対する焦点を調節する。
この際、対物光学系2を透過した光は、光量分割手段6により、光量分割され、被写体14の像は、撮像手段7によって、結像され、電気信号に変換される。この電気信号は、A/D変換手段8によって、A/D変換され、デジタル信号へ変換される。そして、このデジタル信号は、信号処理手段9を通して、コントラスト検出手段10へ送られる。
このコントラスト検出手段10にて、被写体14のコントラスト値を時系列的に、順次検出する。そして、記憶手段11が、前記コントラスト値を記憶する。さらに、制御手段13は、図4に示されるように、記憶手段11に記憶されたコントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段12に制御信号を送る。ここで、図4は、検出されたコントラスト値と、検出する時間との関係を示している。
この制御信号が表示手段12に送られると、表示手段12は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを、例えば、LED、液晶等で視覚的に表示したり、音で聴覚的に表示する。
また、フィールドスコープ1を使用する際、使用者は、フィールドスコープ1を覗き込んでいる状態である。観察光学系4の視野周辺に設けられたコントラスト値表示手段12A(図3参照)により、コントラスト値を知ることもできる。
前述のような第1実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)AF機能の構造を有していないので、大型化、コスト高を招くことがない。また、制御手段13が、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段12に制御信号を送ることで、焦点が調節され、表示手段12は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示するので、確実に焦点調節を行うことができる。
(2)コントラスト値表示手段12Aを備えて成ることにより、フィールドスコープ1を、覗き込みつつ、コントラスト値を知ることができる。
[第2実施形態]
[フィールドスコープ]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係るフィールドスコープの概略図を示している。
本実施形態に係るフィールドスコープ21は、図1、詳しくは、図5に示されるように、対物光学系22および接眼光学系23を有する観察光学系24と、焦点調節手段25と、検出光学系26と、撮像手段27と、A/D変換手段28と、信号処理手段29と、コントラスト検出手段30と、記憶手段31と、表示手段32と、制御手段33とを備えて成る。
対物光学系22および接眼光学系23は、例えば、それぞれ公知の対物レンズおよび接眼光学レンズを採用でき、材料等に特に制限はない。
焦点調節手段25は、前記対物光学系22および接眼光学系23間の焦点距離を調節するものであり、手動で対物光学系22および接眼光学系23を動かすようにしてもよいし、モータ等の駆動手段を採用してもよい。
検出光学系26は、前記対物光学系22と連動するとともに、被写体34を検出するものであり、検出光学レンズ26Aと、光学レンズ26Aを対物光学系22と連動するように駆動させる検出光学系駆動手段26Bとで構成されている。検出光学レンズ26Aは、公知の光学レンズで構成されている。また、検出光学系駆動手段26Bは、ギヤ、カム等駆動力伝達手段で構成されている。
ここで、対物光学系22と連動する、とは、対物光学系22との連関性をもって動作することをいい、例えば、対物光学系22が、接眼光学系23側に1mm、接近した場合、検出光学系26は、0.1mm、接眼光学系23側に接近したり、接眼光学系23側に1mm、接近した場合、検出光学系26は、1mm、接眼光学系23側に接近したりすることである。すなわち、この連動とは、何らかの連関性を持っていればよく、必ずしも比例して動作することを意味するものではない。この連関性は、用途等によって様々に変更可能である。
撮像手段27は、前記検出光学系26により被写体34を検出する際の光束を受光し、これを電気信号に変換するものであり、CCDまたはCMOS等の固体撮像素子で構成されている。
A/D変換手段28は、前記撮像手段27により得られた電気信号をA/D変換してデジタル信号に処理するものであり、A/D変換回路で構成されている。
信号処理手段29は、前記A/D変換手段28により得られたデジタル信号を所定の信号に処理するものであり、信号処理回路で構成されている。
コントラスト検出手段30は、前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するものであり、コントラスト検出回路で構成されている。
記憶手段31は、前記コントラスト値を記憶するものであり、メモリ回路等で構成されている。
表示手段32は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示するものであり、LED、液晶等で視覚的に表示する手段や、音で聴覚的に表示する手段を用いてもよい。
表示手段32の一例としてのコントラスト値表示手段32Aは、詳しくは、図6に示されるように、前記観察光学系24の視野周辺に設けられるとともに、検出された前記コントラスト値を視覚的に表示するものである。コントラスト値表示手段32Aとしては、例えば、観察光学系24の視野周辺に液晶表示により、コントラスト値を段階的に示すようにしてもよく、また、液晶表示にてコントラスト値を数値にて表示してもよく、さらに、LEDアレイにてセグメント表示するようにしてもよい。
制御手段33は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段32に制御信号を送るものであり、CPU等で構成されている。
[フィールドスコープの動作]
被写体34を観察する際に、フィールドスコープ21を使用する際に、フィールドスコープ1は、以下のように、動作する。まず、被写体34にフィールドスコープ21を向ける。そして、焦点調節手段25を操作して、対物光学系22および接眼光学系23間の焦点距離を調節し、被写体34に対する焦点を調節する。
この際、検出光学系26を透過した光は、検出光学系26が、前記対物光学系22と連動するとともに、被写体34を検出することにより、被写体34の像は、撮像手段27によって、結像され、電気信号に変換される。この電気信号は、A/D変換手段28によって、A/D変換され、デジタル信号へ変換される。そして、このデジタル信号は、信号処理手段29を通して、コントラスト検出手段30へ送られる。
このコントラスト検出手段30にて、被写体34のコントラスト値を時系列的に、順次検出する。そして、記憶手段31が、前記コントラスト値を記憶する。さらに、制御手段33は、図4に示されるように、記憶手段31に記憶されたコントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段32に制御信号を送る。ここで、図4は、検出されたコントラスト値と、検出する時間との関係を示している。
この制御信号が表示手段32に送られると、表示手段32は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを、例えば、LED、液晶等で視覚的に表示したり、音で聴覚的に表示する。
また、フィールドスコープ21を使用する際、使用者は、フィールドスコープ21を覗き込んでいる状態である。観察光学系24の視野周辺に設けられたコントラスト値表示手段32A(図6参照)により、コントラスト値を知ることもできる。
前述のような第2実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)AF機能の構造を有していないので、大型化、コスト高を招くことがない。また、制御手段33が、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段32に制御信号を送ることで、焦点が調節され、表示手段12は、前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示するので、確実に焦点調節を行うことができる。
(2)コントラスト値表示手段32Aを備えて成ることにより、フィールドスコープ1を、覗き込みつつ、コントラスト値を知ることができる。
(3)検出光学系26を備えて成ることにより、検出光学系26は、撮像手段のための撮像レンズとしての機能を果たし、対物光学系22とは、別構成となる。そのため、使用者の目と撮像手段27とのそれぞれに最適な、例えば、レンズの形状、レンズ材料等で設計することができるため、設計の自由度を向上させることができる。また、別々の対物光学系22と検出光学系26との別構成になることで、これら双方に対して最適な明るさを設定することができる。
[第3実施形態]
[フィールドスコープ]
さらに、本発明の第3実施形態を説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係るフィールドスコープの概略図を示している。
本実施形態に係るフィールドスコープ41は、図1、詳しくは図7に示されるように、対物光学系42および接眼光学系43を有する観察光学系44と、焦点調節手段45と、光量分割手段46と、撮像手段47と、A/D変換手段48と、信号処理手段49と、コントラスト検出手段50と、位置検出手段51と、記憶手段52と、表示手段53と、制御手段54とを備えて成る。
対物光学系42および接眼光学系43は、例えば、それぞれ公知の対物レンズおよび接眼光学レンズを採用でき、材料等に特に制限はない。
焦点調節手段45は、前記対物光学系42および接眼光学系43間の焦点距離を調節するものであり、手動で対物光学系42および接眼光学系43を動かすようにしてもよいし、モータ等の駆動手段を採用してもよい。
光量分割手段46は、前記観察光学系44の光路内を通る光束の一部を該光路外に取り出すものであり、例えば、1つ以上のプリズム、ハーフミラー(半透明鏡)等から構成されて成る。
撮像手段47は、前記光量分割手段46により前記光路外に取り出された分割光束を受光し、これを電気信号に変換するものであり、CCDまたはCMOS等の固体撮像素子で構成されている。
A/D変換手段48は、前記撮像手段47により得られた電気信号をA/D変換してデジタル信号に処理するものであり、A/D変換回路で構成されている。
信号処理手段49は、前記A/D変換手段48により得られたデジタル信号を所定の信号に処理するものであり、信号処理回路で構成されている。
コントラスト検出手段50は、前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するものであり、コントラスト検出回路で構成されている。
位置検出手段51は、前記対物光学系42と接眼光学系43との相対位置を検出するものであり、例えば、ロータリーエンコーダ方式の検出手段等より構成されている。このエンコーダとしては、例えば、アブソリュート型のエンコーダが好ましい。
記憶手段52は、対物光学系42と接眼光学系43との相対位置に対応する前記コントラスト値を記憶するものであり、メモリ回路等で構成されている。
表示手段53は、前記コントラスト値が最大値となる前記相対位置に達した際に、焦点が合ったことを知らせるものであり、LED、液晶等で視覚的に表示する手段や、音で聴覚的に表示する手段を用いてもよい。
表示手段53の一例としてのコントラスト値表示手段55は、詳しくは、図8に示されるように、前記観察光学系4の視野周辺に設けられるとともに、検出された前記コントラスト値を視覚的に表示するものである。コントラスト値表示手段55としては、例えば、観察光学系44の視野周辺に液晶表示により、コントラスト値を段階的に示すようにしてもよく、また、液晶表示にてコントラスト値を数値にて表示してもよく、さらに、LEDアレイにてセグメント表示するようにしてもよい。
制御手段54は、前記コントラスト値が最大値となる前記相対位置に達した際に、前記表示手段53に制御信号を送るものであり、CPU等で構成されている。
[フィールドスコープの動作]
被写体56を観察する際に、フィールドスコープ41を使用する際に、フィールドスコープ41は、以下のように、動作する。まず、被写体56にフィールドスコープ1を向ける。そして、焦点調節手段45を操作して、対物光学系42および接眼光学系43間の焦点距離を調節し、被写体56に対する焦点を調節する。
この際、対物光学系42を透過した光は、光量分割手段46により、光量分割され、被写体56の像は、撮像手段47によって、結像され、電気信号に変換される。この電気信号は、A/D変換手段48によって、A/D変換され、デジタル信号へ変換される。そして、このデジタル信号は、信号処理手段49を通して、コントラスト検出手段50へ送られる。
このデジタル信号が、コントラスト検出手段50へ送られる際に、位置検出手段51が、対物光学系42と接眼光学系43との相対位置を検出し、そして、記憶手段52が、この相対位置およびこの相対位置に対応する前記コントラスト値を記憶する。このコントラスト値と、相対位置Xとの関係を表したものが、図9に示すグラフである。
図9に示されるコントラスト値と、相対位置Xとの関係より、前記コントラスト値が最大値となる相対位置Xmaxに達した際に、制御手段54が、表示手段53に制御信号を送る。そして、制御信号を受け取った表示手段53は、前記コントラスト値が最大値となる相対位置Xmaxに至り、焦点が合ったことを、例えば、LED、液晶等で視覚的に表示したり、音で聴覚的に表示する。
また、フィールドスコープ41を使用する際、使用者は、フィールドスコープ41を覗き込んでいる状態である。観察光学系44の視野周辺に設けられたコントラスト値表示手段55(図8参照)により、コントラスト値を知ることもできる。
前述のような第3実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)AF機能の構造を有していないので、大型化、コスト高を招くことがない。また、デジタル信号が、コントラスト検出手段50へ送られる際に、位置検出手段51が、対物光学系42と接眼光学系43との相対位置を検出し、そして、記憶手段52が、この相対位置およびこの相対位置に対応する前記コントラスト値を記憶する。そして、図9に示されるコントラスト値と、相対位置Xとの関係より、前記コントラスト値が最大値となる相対位置Xmaxに達した際に、制御手段54が、表示手段53に制御信号を送り、制御信号を受け取った表示手段53は、前記コントラスト値が最大値となる相対位置Xmaxに至ったことを表示するので、確実に焦点調節を行うことができる。
(2)コントラスト値表示手段55を備えて成ることにより、フィールドスコープ1を、覗き込みつつ、コントラスト値を知ることができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。本発明を実施する際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の構造等としてもよい。
本発明のフィールドスコープは、屋外で使用され、簡単な構造を有するフィールドスコープに利用できる。
図1は、本発明に係るフィールドスコープの外観図を示している。 図2は、本発明の第1実施形態に係るフィールドスコープの概略図を示している。 図3は、コントラスト値表示手段の概略図を示している。 図4は、検出されたコントラスト値と、検出する時間との関係を示すグラフを示している。 図5は、本発明の第2実施形態に係るフィールドスコープの概略図を示している。 図6は、コントラスト値表示手段の概略図を示している。 図7は、本発明の第3実施形態に係るフィールドスコープの概略図を示している。 図8は、コントラスト値表示手段の概略図を示している。 図9は、検出されたコントラスト値と、相対位置Xとの関係を示すグラフを示している。
符号の説明
1 フィールドスコープ
2 対物光学系
3 接眼光学系
4 観察光学系
5 焦点調節手段
6 光量分割手段
7 撮像手段
8 A/D変換手段
9 信号処理手段
10 コントラスト検出手段
11 記憶手段
12 表示手段
12A コントラスト値表示手段
13 制御手段
14 被写体
21 フィールドスコープ
22 対物光学系
23 接眼光学系
24 観察光学系
25 焦点調節手段
26 検出光学系
27 撮像手段
28 A/D変換手段
29 信号処理手段
30 コントラスト検出手段
31 記憶手段
32 表示手段
32A コントラスト値表示手段
33 制御手段
34 被写体
41 フィールドスコープ
42 対物光学系
43 接眼光学系
44 観察光学系
45 焦点調節手段
46 光量分割手段
47 撮像手段
48 A/D変換手段
49 信号処理手段
50 コントラスト検出手段
51 位置検出手段
52 記憶手段
53 表示手段
54 制御手段
55 コントラスト値表示手段
56 被写体

Claims (4)

  1. 対物光学系および接眼光学系を有する観察光学系と、
    前記対物光学系および接眼光学系間の焦点距離を調節する焦点調節手段と、
    前記観察光学系の光路内を通る光束の一部を該光路外に取り出す光量分割手段と、
    前記光量分割手段により前記光路外に取り出された分割光束を受光し、これを電気信号に変換する撮像手段と、
    前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、
    前記コントラスト値を記憶する記憶手段と、
    前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示する表示手段と、
    前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段に制御信号を送る制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とするフィールドスコープ。
  2. 対物光学系および接眼光学系を有する観察光学系と、
    前記対物光学系および接眼光学系間の焦点距離を調節する焦点調節手段と、
    前記対物光学系と連動するとともに、被写体を検出する検出光学系と、
    前記検出光学系により被写体を検出する際の光束を受光し、これを電気信号に変換する撮像手段と、
    前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、
    前記コントラスト値を記憶する記憶手段と、
    前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えたことを表示する表示手段と、
    前記コントラスト値が予め設定されたコントラスト閾値を超えた際に、前記表示手段に制御信号を送る制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とするフィールドスコープ。
  3. 対物光学系および接眼光学系を有する観察光学系と、
    前記対物光学系および接眼光学系間の焦点距離を調節する焦点調節手段と、
    前記観察光学系の光路内を通る光束の一部を該光路外に取り出す光量分割手段と、
    前記光量分割手段により前記光路外に取り出された分割光束を受光し、これを電気信号に変換する撮像手段と、
    前記電気信号より前記光束のコントラスト値を検出するコントラスト検出手段と、
    前記対物光学系と接眼光学系との相対位置を検出する位置検出手段と、
    前記相対位置に対応する前記コントラスト値を記憶する記憶手段と、
    前記コントラスト値が最大値となる前記相対位置に達した際に、焦点が合ったことを知らせる表示手段と、
    前記コントラスト値が最大値となる前記相対位置に達した際に、前記表示手段に制御信号を送る制御手段と、
    を備えて成ることを特徴とするフィールドスコープ。
  4. 前記観察光学系の視野周辺に設けられるとともに、検出された前記コントラスト値を視覚的に表示するコントラスト値表示手段を備えて成ることを特徴とする前記請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のフィールドスコープ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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