JP2005138635A - ハイブリッド自動車用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 充分な暖房能力を確保しつつも、走行用エンジンの作動を極力低減して、燃費性能の向上を可能とするハイブリッド自動車用空調装置を提供する。
【解決手段】 走行用エンジン1および走行用モータ2を搭載し、走行用エンジン1の始動および作動停止を制御するエンジン制御装置9を有するハイブリッド自動車5に用いられるハイブリッド自動車用空調装置において、走行用エンジン1の冷却水を熱源として空気を加熱する加熱用熱交換器51を有する空調ユニット6と、空調ユニット6の作動および作動停止を制御する空調制御装置7とを備え、空調制御装置7は、自身が決定する必要暖房能力に対して、冷却水によって得られる加熱用熱交換器51の最大暖房能力に余裕があると判定すると、走行用エンジン1を停止させるように要求するエンジン停止要求信号をエンジン制御装置9に出力する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、走行用エンジンおよび走行用モータを搭載したハイブリッド自動車の車室内を空調するハイブリッド自動車用空調装置に関するものである。
従来のハイブリッド自動車用空調装置として、特許文献1に示されるものが知られている。即ち、この空調装置は、走行用エンジンおよび走行用モータを搭載し、走行用エンジンの始動および作動停止を制御するエンジン制御装置を有するハイブリッド自動車に用いられるものであり、空調制御装置によって作動および作動停止が制御されると共に、走行用エンジンの冷却水または動力を利用して車室内の空調を行う空調ユニットを備えている。そして、空調制御装置によって、車室内に吹出す空気の目標吹出温度が決定され、この目標吹出温度が車室内の空調を行う必要がある温度の時は、走行用エンジンを作動させるように要求する作動要求信号が空調制御装置からエンジン制御装置に出力される。更に、エンジン制御装置は、この作動要求信号を受けて、走行用エンジンを作動させるようにしている。
空調のうち、暖房を行う際には、空調ユニット内に設けられた加熱用熱交換器によって、走行用エンジンの冷却水を熱源として空気を加熱するようにしており、目標吹出温度が所定温度(例えば、30℃)以上で、且つ、冷却水温度が設定冷却水温度(例えば、55〜75℃)以下の時に、空調制御装置は、走行用エンジンの作動要求信号を出力するようにしている。
尚、加熱用熱交換器には、吹出温度調整手段としてのエアミックスダンパが設けられており、空調制御装置によって主に目標吹出温度および冷却水温度に基づいて目標ダンパ開度SW(下記の数式1)が算出されるようにしている。そして、算出された目標ダンパ開度SWに応じてエアミックスダンパ位置が制御され、加熱された空気と空調ユニット内に設けられた冷却用熱交換器で冷却された空気とが混合されて、空気温度が調整されるようにしている。
(数式1)
SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}×100(%)
ここで、TAOは目標吹出温度、TWは冷却水温度、TEは冷却された空気温度(後述する実施形態中ではエバ後温度としている)であり、目標ダンパ開度SWが大きい程、空調空気温度は高くなる。
これにより、ハイブリッド自動車において、主に冬季に走行用モータを駆動源として走行している時に走行用エンジンの冷却水温度の上昇が得られず、暖房能力が不足すると言う問題に対して、暖房必要時に走行用エンジンを作動させることで、昇温された冷却水が加熱用熱交換器に供給されるようになり、車室内の暖房を充分に行えるようにしている。
特開平10−278569号公報
しかしながら、上記従来技術においては、走行用エンジンの作動要求信号の出力判定を行う際に、目標吹出温度TAOと冷却水温度TWとの大小関係についての厳密な配慮は無く、暖房性能向上のために冷却水温度TWを充分に高めたいと言う考えから、両者の温度条件として目標吹出温度TAOよりも冷却水温度TWが高い場合であっても走行用エンジンの作動要求信号を出力する(走行用エンジンを作動させる)ようにしている。
即ち、このような場合には上記で説明したエアミックスダンパの目標ダンパ開度SWは100%以下となり、加熱用熱交換器にとっては走行用エンジンの作動によって昇温された冷却水によって充分な加熱能力を有しながらも、加熱した空気を冷却された空気との混合によってあえて温度を下げて車室内に供給することになるので、その分、走行用エンジンを無駄に作動させていることになる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、充分な暖房能力を確保しつつも、走行用エンジンの作動を極力低減して、燃費性能の向上を可能とするハイブリッド自動車用空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、自動車の走行用エンジン(1)および走行用モータ(2)を搭載し、自動車の運転状態を検出する運転状態検出手段を有し、この運転状態検出手段で検出した運転状態に応じて走行用エンジン(1)の始動および作動停止を制御すると共に、外部からエンジン停止要求信号を入力した時は走行用エンジン(1)を停止させるエンジン制御装置(9)を有するハイブリッド自動車(5)に用いられるハイブリッド自動車用空調装置において、走行用エンジン(1)の冷却水を熱源として空気を加熱する加熱用熱交換器(51)を有する空調ユニット(6)と、空調ユニット(6)の作動および作動停止を制御する空調制御装置(7)とを備え、空調制御装置(7)は、自身が決定する必要暖房能力に対して、冷却水によって得られる加熱用熱交換器(51)の最大暖房能力に余裕があると判定すると、走行用エンジン(1)を停止させるように要求するエンジン停止要求信号をエンジン制御装置(9)に出力することを特徴としている。
これにより、この時点において加熱用熱交換器(51)は、必要暖房能力を発揮して、充分な暖房能力を確保できると共に、不要な走行用エンジン(1)の作動を無くして、走行用エンジン(1)の燃費性能を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、加熱用熱交換器(51)は、必要暖房能力に対応する実際の暖房能力を最大暖房能力を上限として可変する暖房能力可変手段(52)を有し、空調制御装置(7)は、走行用エンジン(1)が停止された時に、暖房能力可変手段(52)によって、加熱用熱交換器(51)の実際の暖房能力を最大暖房能力側に上げることを特徴としている。
これにより、実際の暖房能力を上げることができるので、走行用エンジン(1)の停止に伴う冷却水温度の低下による暖房性能低下を防止することができる。
上記請求項2に記載の発明において、請求項3に記載の発明のように、暖房能力可変手段(52)は、加熱用熱交換器(51)を通過する空気量と加熱用熱交換器(51)を迂回する空気量との混合割合を調節するエアミックスダンパ(52)とすることで容易に対応ができ、好適である。
また、請求項1〜請求項3に記載の発明においては、請求項4に記載の発明のように、加熱用熱交換器(51)には、空調制御装置(7)によって最大暖房能力に対する必要暖房能力の比に相関する開度(SW)が可変されると共に、加熱用熱交換器(51)を通過する空気量と加熱用熱交換器(51)を迂回する空気量との混合割合を調節するエアミックスダンパ(52)を設け、空調制御装置(7)による最大暖房能力の余裕有無判定は、上記開度(SW)を用いて行うようにしてやれば良い。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜図18は本発明の第1実施形態を示したもので、図1はハイブリッド自動車の概略構成を示した図で、図2はハイブリッド自動車用空調装置の全体構成を示した図で、図3はハイブリッド自動車用空調装置の制御系を示した図である。
本実施形態のハイブリッド自動車用空調装置は、図1に示すように、例えば走行用ガソリンエンジン(以下、走行用エンジン)1、電動発電機により構成された走行用モータ2、走行用エンジン1を始動させるための始動用モータや点火装置を含むエンジン始動装置3、および走行用モータ2やエンジン始動装置3に電力を供給するバッテリ(ニッケル水素蓄電池)4、走行用エンジン1、走行用モータ2の始動および作動停止をそれぞれ制御するエンジンECU9、ハイブリッドECU8を搭載するハイブリッド自動車5に用いられるものであり、ハイブリッド自動車5の車室内を空調するエアコンユニット6の各空調手段(アクチュエータ)を、空調制御装置(以下、エアコンECU)7によって制御することにより、車室内の温度を常に設定温度に保つよう自動制御するように構成されたオートエアコンである。
尚、走行用エンジン1は、ハイブリッド自動車5の車軸に係脱自在に駆動連結されている。また、走行用モータ2は、ハイブリッド自動車5の車軸に係脱自在に駆動連結され、走行用エンジン1と車軸とが連結していない時に車軸と連結されるようになっている。そして、走行用モータ2は、ハイブリッド制御装置(以下、ハイブリッドECU)8により自動制御(例えばインバータ制御)されるように構成されている。更に、エンジン始動装置3は、エンジン制御装置(以下、エンジンECU)9によりガソリン(燃料)の燃焼効率が最適になるよう自動制御されるように構成されている。尚、エンジンECU9は、ハイブリッド自動車5の通常の走行およびバッテリ4の充電が必要な時に、エンジン始動装置3を通電制御して走行用エンジン1を運転する。
エアコンユニット6は、本発明の空調ユニットに対応するもので、図2に示すように、内部にハイブリッド自動車5の車室内に空調空気を導く空気通路を形成する空調ダクト10、この空調ダクト10内において空気流を発生させる遠心式送風機30、空調ダクト10内を流れる空気を冷却して車室内を冷房するための冷凍サイクル40、および空調ダクト10内を流れる空気を加熱して車室内を暖房するための冷却水回路50等から構成されている。
空調ダクト10は、ハイブリッド自動車5の車室内の前方側に配設されている。その空調ダクト10の最も上流側(風上側)は、吸込口切替箱(内外気切替箱)を構成する部分で、車室内空気(以下、内気)を取り入れる内気吸込口11、および車室外空気(以下、外気)を取り入れる外気吸込口12を有している。
更に、内気吸込口11および外気吸込口12の内側には、内外気切替ダンパ13が回動自在に取り付けられている。この内外気切替ダンパ13は、サーボモータ等のアクチュエータにより駆動されて、吸込口モードを内気循環モード、内気循環外気導入モード、外気導入モード等に切替える。尚、内外気切替ダンパ13は、吸込口切替箱と共に内外気切替手段を構成する。
また、空調ダクト10の最も下流側(風下側)は、吹出口切替箱を構成する部分で、デフロスタ(DEF)開口部、フェイス(FACE)開口部およびフット(FOOT)開口部が形成されている。そして、DEF開口部には、デフロスタダクト15が接続されて、このデフロスタダクト15の最下流端には、ハイブリッド自動車5のフロント窓ガラスの内面に向かって主に温風を吹出すデフロスタ(DEF)吹出口18が開口している。
また、FACE開口部には、フェイスダクト16が接続されて、このフェイスダクト16の最下流端には、乗員の頭胸部に向かって主に冷風を吹出すフェイス(FACE)吹出口19が開口している。更に、FOOT開口部には、フットダクト17が接続されて、このフットダクト17の最下流端には、乗員の足元部に向かって主に温風を吹出すフット(FOOT)吹出口20が開口している。
そして、各吹出口18〜20の内側には、2個の吹出口切替ダンパ21が回動自在に取り付けられている。2個の吹出口切替ダンパ21は、サーボモータ等のアクチュエータによりそれぞれ駆動されて、吹出口モードをフェイス(FACE)モード、バイレベル(B/L)モード、フット(FOOT)モード、フットデフ(F/D)モードまたはデフロスタ(DEF)モードのいずれに切替える。尚、2個の吹出口切替ダンパ21は、吹出口切替箱と共に吹出口切替手段を構成する。
遠心式送風機30は、空調ダクト10と一体的に構成されたスクロールケースに回転自在に収容された遠心式ファン31、およびこの遠心式ファン31を回転駆動するブロワモータ32を有している。そして、ブロワモータ32は、ブロワ駆動回路を介して印加されるブロワ端子電圧(以下、ブロワ電圧)に基づいて、ブロワ風量(遠心式ファン31の回転速度)が制御される。
冷凍サイクル40は、冷媒を圧縮するコンプレッサ(冷媒圧縮機)41、圧縮された冷媒を凝縮液化させるコンデンサ(冷媒凝縮器)42、凝縮液化された冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すレシーバ(受液器、気液分離器)43、液冷媒を減圧膨張させるエキスパンションバルブ(膨張弁、減圧手段)44、減圧膨張された冷媒を蒸発気化させるエバポレータ(冷媒蒸発器)45、およびこれらを環状に接続する冷媒配管等から構成されている。
このうち、コンデンサ42は、ハイブリッド自動車5が走行する際に生じる走行風を受け易い場所に配設され、内部を流れる冷媒と冷却ファン48により送風される外気および走行風とを熱交換する室外熱交換器である。エバポレータ45は、空気通路を全面塞ぐようにして空調ダクト10内に配設され、自身を通過する空気を冷却する空気冷却作用および自身を通過する空気を除湿する空気除湿作用を行う室内熱交換器である。
冷却水回路50は、図示しないウォータポンプによって、走行用エンジン1のウォータジャケットで暖められた冷却水を循環させる回路で、ラジエータ、サーモスタット(いずれも図示せず)およびヒータコア51を有している。
ヒータコア51は、本発明の加熱用熱交換器に対応するもので、内部に走行用エンジン1を冷却した冷却水(温水)が流れ、この冷却水を暖房用熱源として空調空気を加熱する。実際にはエバポレータ45で冷却された冷風を再加熱することになる。このヒータコア51自身の最大暖房能力は冷却水温度に比例し、冷却水温度が高い程、高くなる。
そして、ヒータコア51は、空気通路を部分的に塞ぐように空調ダクト10内においてエバポレータ45よりも下流側に配設されている。ヒータコア51の空気上流側には、エアミックスダンパ52が回動自在に取り付けられている。このエアミックスダンパ52は、本発明の暖房能力可変手段に対応するものであり、サーボモータ等のアクチュエータにより駆動されて、その停止位置によって、ヒータコア51を通過する空気量とヒータコア51を迂回する空気量との割合を調節して、車室内へ吹出す空気の吹出温度を調整する。
次に、本実施形態の制御系の構成を図1、図3に基づいて説明する。エアコンECU7には、エンジンECU9から出力される通信信号、車室内前面に設けられたコントロールパネル60上の各スイッチからのスイッチ信号、および各センサからのセンサ信号が入力される。
ここで、コントロールパネル60上の各スイッチとは、冷凍サイクル40(コンプレッサ41)の起動および停止を指令するためのエアコン(A/C)スイッチ、吸込口モードを切替えるための吸込口切替スイッチ、車室内の温度を所望の温度に設定するための温度設定レバー、遠心式ファン31のブロワ風量を切替えるための風量切替レバー、および吹出口モードを切替えるための吹出口切替スイッチ等である。
そして、この吹出口切替スイッチには、FACEモードに固定するためのフェイス(FACE)スイッチ、B/Lモードに固定するためのバイレベル(B/L)スイッチ、FOOTモードに固定するためのフット(FOOT)スイッチ、F/Dモードに固定するためのフットデフ(F/D)スイッチ、およびDEFモードに固定するためのデフロスタ(DEF)スイッチ等がある。
そして、各センサとは、図3に示すように、車室内の空気温度(内気温度)を検出する内気温センサ71、車室外の空気温度(外気温度)を検出する外気温センサ72、車室内に照射される日射量を検出する日射センサ73、エバポレータ45を通過した直後の冷却空気温度(エバ後温度)を検出するエバ後温度センサ74、およびヒータコア51に流入する冷却水温度を検出する水温センサ75等がある。このうち、内気温センサ71、外気温センサ72、エバ後温度センサ74および水温センサ75は、具体的にはサーミスタが使用されている。
そして、エアコンECU7の内部には、図示しないCPU、ROM、RAM等から成るマイクロコンピュータが設けられ、各センサ71〜75からのセンサ信号は、エアコンECU7内の図示しない入力回路によってA/D変換された後にマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。なお、エアコンECU7は、ハイブリッド自動車5のイグニッションスイッチが投入(ON)されたときに、バッテリ4から直流電源が供給されて作動する。
次に、本実施形態のエアコンECU7の制御処理を図4〜図15に基づいて説明する。ここで、図4はエアコンECU7による基本的な制御処理を示したフローチャートである。
先ず、イグニッションスイッチがONされてエアコンECU7に直流電源が供給されると、図4のルーチンが起動され、各イニシャライズおよび初期設定を行う(ステップS1)。続いて、コントロールパネル60の温度設定レバー等の各スイッチからスイッチ信号を読み込む(ステップS2)。続いて、内気温センサ71、外気温センサ72、日射センサ73、エバ後温度センサ74および水温センサ75からセンサ信号をA/D変換した信号として読み込む(ステップS3)。
続いて、予めROMに記憶された下記の数式2に基づいて車室内に吹出す空気の目標吹出温度TAOを算出する(ステップS4)。
(数2)
TAO=Kset×Tset−KR×TR−KAM×TAM−KS×TS+C
尚、Tsetは温度設定レバーにて設定された設定温度、TRは内気温センサ71にて検出された内気温度、TAMは外気温センサ72にて検出された外気温度、TSは日射センサ73にて検出された日射量である。また、Kset、KR、KAMおよびKSはゲインで、Cは補正用の定数である。
続いて、予めROMに記憶された特性図(マップ、図5参照)から、目標吹出温度TAOに対応する吹出口モードを決定する(ステップS5)。ここで、吹出口モードの決定においては、目標吹出温度TAOが低い温度から高い温度にかけて、FACEモード、B/Lモード、FOOTモードとなるように決定される。
尚、FACEモードとは、吹出口切替ダンパ21の設定位置によってフェイス吹出口19が開口されるようにして、空調風をフェイス吹出口19から吹出すモードである。また、B/Lモードとは、吹出口切替ダンパ21の設定位置によってフェイス吹出口19およびフット吹出口20が開口されるようにして、空調風をフェイス吹出口19およびフット吹出口20の両者から吹出すモードである。また、FOOTモードとは、吹出口切替ダンパ21の設定位置によってフット吹出口20が開口されるようにして、空調風をフット吹出口20から吹出すモードである。
また、乗員が手動操作によってコントロールパネル60の各吹出口切替スイッチを選択した時は、そのスイッチに基づく吹出口モードとなる。尚、上記のFACEモード、B/Lモード、FOOTモードに加えて、F/Dモードは、吹出口切替ダンパ21の設定位置によって、デフロスタ吹出口18およびフット吹出口20の両者から空調風が吹出すモードであり、DEFモードは、吹出口切替ダンパ21の設定位置によって、デフロスタ吹出口18から空調風が吹出すモードである。
続いて、予めROMに記憶された特性図(マップ、図6参照)から、目標吹出温度TAOに対応する吸込口モードを決定する(ステップS6)。ここで、吸込口モードの決定においては、目標吹出温度TAOが低い温度から高い温度にかけて、内気循環モード、内気循環外気導入モード、外気導入モードとなるように決定される。
尚、内気循環モードとは、内外気切替ダンパ13を図2の一点鎖線位置に設定して、内気を内気吸込口11から吸込むモードである。また、内気循環外気導入モードとは、内外気切替ダンパ13を図2の実線および一点鎖線の中間位置に設定して、内気を内気吸込口11から吸込み、合わせて外気を外気吸込口12から吸込むモードである。また、外気導入モードとは、内外気切替ダンパ13を図2の実線位置に設定して、外気を外気吸込口12から吸込むモードである。
続いて、遠心式送風機30のブロワ風量(ブロワ電圧)を決定するウォームアップ制御を行う(ステップS7)。このウォームアップ制御は、更に図7に示すサブルーチン(ステップS71〜ステップS76)に基づいて実行されるようにしており、以下その詳細を説明する。
まず、ステップS71で予めROMに記憶された特性図(マップ、図8参照)から、目標吹出温度TAO(TAO1)に対応するブロワ風量を基本ブロワ風量BWL1として決定する。
続いて、ステップS72で吹出口モードがF/DあるいはFOOTあるいはB/Lモードであるか否か判定し、この判定結果がYESの場合はステップS73に進み、予めROMに記憶された特性図(マップ、図9参照)から、空調状態が暖房側か冷房側かを判定する。ここでは図9において、目標吹出温度TAOが所定値Bよりも高く、特性値f2(TAO)=1と成る時が暖房側の判定としており、この時(YESの時)にはステップS74に進む。尚、目標吹出温度TAOが所定値Aよりも低く、特性値f2(TAO)=0と成る時は、冷房側の判定(NO)となる。
続いて、ステップS74で冷却水温度TWが所定温度T7(例えば60℃)以下であるか否かを判定し、この判定結果がYESの場合はステップS75で、ブロワ風量BLWを上記ステップS71で得られた基本ブロワ風量BLW1と、予めROMに記憶された特性図(マップ、図10参照)から得られる特性値f1(TW)との小さい方をブロワ風量BLWとして決定する。
尚、ステップS72〜ステップS74で共に判定結果がNOとなる場合は、ステップS76でブロワ風量BLWを上記ステップS71で得られた基本ブロワ風量BLW1として決定する。
このように、このウォームアップ制御というのは、主に冬季において空調を暖房側に設定しており、且つ冷却水温度TWが所定温度T7より低い時に、ヒータコア51の暖房能力が低く、乗員に不快感を与えないようにするために、ブロワ風量BLWを下げて、あるいはゼロにして使用するものである。
再び図4に戻って、上記ブロワ風量BLW算出の後に、ステップS8で予めROMに記憶された数式1(背景技術の項で説明したもの)に基づいてエアミックスダンパ52の目標ダンパ開度SWを算出する。
尚、SW≦0(%)として算出されたとき、エアミックスダンパ52は、エバポレータ45からの冷風の全てをヒータコア51から迂回させる位置(MAXCOOL位置)に制御される。また、SW≧100(%)として算出されたとき、エアミックスダンパ52は、エバポレータ45からの冷風の全てをヒータコア51へ通す位置(MAXHOT位置)に制御される。さらに、0(%)<SW<100(%)として算出されたとき、エアミックスダンパ52は、エバポレータ45からの冷風の一部をヒータコア51に通し、冷風の残部をヒータコア51から迂回させる位置に制御される。
続いて、エンジンON、OFF要求判定を行う(ステップS9)。このステップは、本発明の特徴部を成すものであり、エンジンECU9に、走行用エンジン1の始動を要求するエンジンON要求信号を出力するか、走行用エンジン1の運転停止を要求するエンジンOFF要求信号を出力するかを判断するステップとしている。尚、この詳細については後述する。
続いて、予めROMに記憶された特性図(マップ、図11、図12参照)から、目標エバ後温度TEOを算出する(ステップS10)。図11に示す特性図は、目標吹出温度TAOに対する目標エバ後温度f10(TAO)を関係付けたものであり、また、図12に示す特性図は、外気温度TAMに対する目標エバ後温度f11(TAM)を関係付けたものであり、ここでは得られた両目標エバ後温度f10(TAO)とf11(TAM)のうち、温度値の小さい方を目標エバ後温度TEOとして決定するようにしている。
続いて、A/CスイッチがONされている時に、コンプレッサ41の運転状態を決定する(ステップS11)。これは、上記ステップS10で得られた目標エバ後温度TEOと実際のエバ後温度TEとを比較して、コンプレッサ41の駆動を制御することによりエバ後温度TEが目標エバ後温度TEOに維持される。
続いて、各ステップS4〜ステップS8、ステップ10にて算出または決定した各制御状態が得られるように、各アクチュエータ、ブロワ駆動回路およびコンプレッサ41に対して制御信号を出力する。
次に、本発明の特徴部となるエンジンON、OFF要求判定(ステップS9)の制御処理詳細について、図13に示すサブルーチンおよび図14、図15に示す特性図を用いて説明する。
まず、ステップS91でブロワモータ32がON状態にあるか否かを判定し、この判定結果がNOの場合は、ステップS92でウォームアップ制御中か否かを判定する。即ち、図7で説明したステップS75によるブロワ風量BLWが決定されてブロワモータ32が作動されているか否かを判定する。
上記ステップS91、ステップS92で共に判定結果がYESの場合は、ステップS93で、予めROMに記憶された特性図(マップ、図14参照)から、目標吹出温度TAOに対応する特性値f3(TAO)が1であるか否かを判定する。これは、目標吹出温度TAOが所定値Dよりも高いか、即ち、暖房側の空調要求になっているか否かを意味する。尚、目標吹出温度TAOが所定値Cより低く、特性値f3(TAO)が0と成る時は、冷房側の空調要求になっていることを意味する
ステップS93で判定結果がYESの場合は、ステップS94で仮の目標ダンパ開度SW1を下記の数式3に基づいて算出する。
(数3)
SW1={(TAO−TE)/(TW−TE)}×100(%)
ここで仮の目標ダンパ開度SW1の右辺は、上記数式1で説明した右辺と同一であるが、この制御中においては、冷却水温度TWが充分に昇温していない状況で目標吹出温度TAOより低い値であると、算出される値は、100%以上になることもあることから、「仮の開度」と定義している訳である。
続いて、ステップS95で予めROMに記憶された特性図(マップ、図15参照)から、ステップS94で得られた仮の目標ダンパ開度SW1に対する特性値f1(SW1)が1であるか否かを判定し、この判定結果がYESの場合は、ステップS96でエンジンONの要求信号をエンジンECU8に出力する。これは、仮の目標ダンパ開度SW1が100%を超える場合、即ち、冷却水温度TWが充分に昇温していない場合であり、ヒータコア51は、この冷却水における最大暖房能力では目標吹出温度TAO(本発明の必要暖房能力)に対応する空気の加熱ができないことを意味しており、走行用エンジン1を作動させて冷却水の昇温を速やかに行うようにする訳である。
一方、ステップS95で判定結果がNOの場合は、ステップS97でエンジンOFFの要求信号(本発明のエンジン停止要求信号に対応)をエンジンECU8に出力する。これは、仮の目標ダンパ開度SW1が100%より小さい場合であり、即ち、目標吹出温度TAOに対して冷却水温度TWが高い側に昇温しており、この冷却水によるヒータコア51の最大暖房能力は、目標吹出温度TAO(必要暖房温度)に対して余裕があることを意味している。よって、この時点では、走行用エンジン1の作動による冷却水の昇温は不要であることから、走行用エンジン1を停止させるようにする訳である。
尚、ステップS92、ステップS93で共に判定結果がNOの場合は、即ち、ウォームアップ制御をしておらず、また冷房側の空調要求になっている場合は、やはり、走行用エンジン1の作動は不要であり、上記のステップS97に進み、エンジンOFFの要求信号をエンジンECU8に出力する。
次に、上記エアコンECU7からエンジンON、OFF要求信号が出力された後のエンジンECU9の制御処理を図16に示すフローチャート基づいて説明する。
尚、エンジンECU9は、ハイブリッド自動車5の運転状態を検出する運転状態検出手段としての各センサ信号や、エアコンECU7およびハイブリッドECU8からの通信信号が入力される。また、センサとしては、エンジン回転速度センサ、車速センサ、スロットル開度センサ、バッテリ電圧計および冷却水温センサ(いずれも図示せず)等が使用される。そして、エンジンECU9の内部には、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータが設けられ、各センサからのセンサ信号は、エンジンECU9内の図示しない入力回路によってA/D変換された後にマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
まず、ステップS210で各センサ信号を読み込む。続いて、ステップS210でハイブリッドECU8との通信を行い、ステップS220でエアコンECU7との通信(送信および受信)を行う。
続いて、ステップS230で各センサ信号に基づいて、走行用エンジン1のON、OFFを判定する。この判定結果がONの場合には、ステップS240で始動用モータや点火装置を含むエンジン始動装置3に対して、走行用エンジン1を始動(ON)させるように制御信号を出力する。
一方、ステップS230の判定結果がOFFの場合には、ステップS250で走行用エンジン1を始動するためのエンジンON要求信号をエアコンECU7から受信しているか否かを判定する。この判定結果がYESの場合には、ステップS240に移行して、エンジン始動装置3に対して、走行用エンジン1を始動(ON)させるように制御信号を出力する。
また、ステップS250での判定結果がNOの場合には、エアコンECU7からエンジンOFF要求信号を受信していることになるため、ステップS260でエンジン始動装置3に対して、走行用エンジン1の作動を停止(OFF)させるように制御信号を出力する。
上記図16に示すフローチャート基づく走行用エンジン1の作動制御がなされた後に、エアコンECU7は、図17に示すフローチャートに基づき、更に、エアミックスダンパ52の制御を行う。
ステップS91〜ステップS94までは上記図13に示すフローチャートで説明した内容と同一であり、ステップS98で仮の目標ダンパ開度SW1が100%以上か否かを判定する。この判定結果がYESの場合は、ステップS99で目標ダンパ開度SWを100%と決定して、エアミックスダンパ52の位置を設定する。
一方、ステップS98での判定結果がNOの場合は、ステップS100で予めROMに記憶された特性図(マップ、図18参照)から、走行用エンジン1の回転数ENGrevに対する特性値f1(ENG)が1であるか否かを判定し、この判定結果がYESの場合は、ステップS101で仮の目標ダンパ開度SW1を目標ダンパ開度SWと決定して、エアミックスダンパ52の位置を設定する。尚、特性値f1(ENG)が1というのは、走行用エンジン1が作動中であることを意味し、また、特性値f1(ENG)が0というのは、走行用エンジン1が停止中であることを意味する。
そして、ステップS100での判定結果がNOの場合(エンジンOFF要求信号によって走行用エンジン1が停止された場合)は、ステップS99に進み、100%以下の値として算出された仮の目標ダンパ開度SW1を100%にして目標ダンパ開度SWとして決定する。
尚、ステップS92、ステップS93で共に判定結果がNOの場合は、即ち、ウォームアップ制御をしておらず、また冷房側の空調要求になっている場合は、上記のステップS101に進み、仮の目標ダンパ開度SW1を目標ダンパ開度SWと決定する。
以上の構成および各フローチャートに基づく作動説明より、本発明においてはウォームアップ制御を実施している場合、あるいは暖房側に空調制御されている場合に仮の目標ダンパ開度SW1が100%以下の時には、ヒータコア51の最大暖房能力は、目標吹出温度TAO(必要暖房能力)に対して余裕があることになり、この時に走行用エンジン1を停止させるようにしているので、ヒータコア51は、目標吹出温度TAOに対応する空気の加熱を可能として(必要暖房能力を発揮して)、充分な暖房能力を確保できると共に、不要な走行用エンジン1の作動を無くして、走行用エンジン1の燃費性能を向上させることができる。
また、走行用エンジン1を停止させた後に、仮の目標ダンパ開度SW1を100%に上げるようにエアミックスダンパ52を作動させているので、容易に暖房能力を上げることができ、走行用エンジン1の停止に伴う冷却水温度TWの低下による暖房性能低下を防止することができる。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、ヒータコア51の暖房能力を可変する暖房能力可変手段としてエアミックスダンパ52を用いるようにしたが、これに限らず、ヒータコア51に流入する冷却水の流量を調整する流量調整バルブを設けて、この流量調整バルブによって冷却水流量を可変することで対応するようにしても良い。この場合は、エンジンON、OFF要求判定を流量調整バルブの開度を検出することで対応する。
ハイブリッド自動車の概略構成を示す模式図である。 ハイブリッド自動車用空調装置の全体構成を示す模式図である。 ハイブリッド自動車用空調装置の制御系を示すブロック図である。 エアコンECUによる基本的な制御処理を示すフローチャートである。 目標吹出温度と吹出口モードとの関係を示す特性図である。 目標吹出温度と吸込口モードとの関係を示す特性図である。 エアコンECUによるブロワ風量算出の制御処理を示すフローチャートである。 目標吹出温度とブロワ風量との関係を示す特性図である。 目標吹出温度に対する空調状態(冷房側あるいは暖房側)を示す第1特性図である。 冷却水温度とブロワ風量との関係を示す特性図である。 目標吹出温度と目標エバ後温度との関係を示す特性図である。 外気温度と目標エバ後温度との関係を示す特性図である。 エアコンECUによるエンジンON、OFF要求判定の制御処理を示すフローチャートである。 目標吹出温度に対する空調状態(冷房側あるいは暖房側)を示す第2特性図である。 仮の目標ダンパ開度が100%以上か否かを示す特性図である。 エンジンECUによる車両のエンジンON、OFFの制御処理を示すフローチャートである。 エアコンECUによるエアミックスダンパの制御処理を示すフローチャートである。 エンジン回転数に対する走行用エンジンの作動有無を示す特性図である。
符号の説明
1 走行用エンジン
2 走行用モータ
5 ハイブリッド自動車
6 エアコンユニット(空調ユニット)
7 エアコンECU(空調制御装置)
9 エンジンECU(エンジン制御装置)
51 ヒータコア(加熱用熱交換器)
52 エアミックスダンパ(暖房能力可変手段)

Claims (4)

  1. 自動車の走行用エンジン(1)および走行用モータ(2)を搭載し、前記自動車の運転状態を検出する運転状態検出手段を有し、この運転状態検出手段で検出した運転状態に応じて前記走行用エンジン(1)の始動および作動停止を制御すると共に、外部からエンジン停止要求信号を入力した時は前記走行用エンジン(1)を停止させるエンジン制御装置(9)を有するハイブリッド自動車(5)に用いられるハイブリッド自動車用空調装置において、
    前記走行用エンジン(1)の冷却水を熱源として空気を加熱する加熱用熱交換器(51)を有する空調ユニット(6)と、
    前記空調ユニット(6)の作動および作動停止を制御する空調制御装置(7)とを備え、
    前記空調制御装置(7)は、自身が決定する必要暖房能力に対して、前記冷却水によって得られる前記加熱用熱交換器(51)の最大暖房能力に余裕があると判定すると、前記走行用エンジン(1)を停止させるように要求する前記エンジン停止要求信号を前記エンジン制御装置(9)に出力することを特徴とするハイブリッド自動車用空調装置。
  2. 前記加熱用熱交換器(51)は、前記必要暖房能力に対応する実際の暖房能力を前記最大暖房能力を上限として可変する暖房能力可変手段(52)を有し、
    前記空調制御装置(7)は、前記走行用エンジン(1)が停止された時に、前記暖房能力可変手段(52)によって、前記加熱用熱交換器(51)の前記実際の暖房能力を前記最大暖房能力側に上げることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド自動車用空調装置。
  3. 前記暖房能力可変手段(52)は、前記加熱用熱交換器(51)を通過する空気量と前記加熱用熱交換器(51)を迂回する空気量との混合割合を調節するエアミックスダンパ(52)としたことを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド自動車用空調装置。
  4. 前記加熱用熱交換器(51)は、前記空調制御装置(7)によって前記最大暖房能力に対する前記必要暖房能力の比に相関する開度(SW)が可変されると共に、前記加熱用熱交換器(51)を通過する空気量と前記加熱用熱交換器(51)を迂回する空気量との混合割合を調節するエアミックスダンパ(52)を有し、
    前記空調制御装置(7)は、前記最大暖房能力の余裕有無判定を、前記開度(SW)を用いて行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のハイブリッド自動車用空調装置。
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