JP2005138109A - 排水を消毒する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 臭素系又はヨウ素系消毒剤を水に添加して、消毒水を得て、前記消毒水を所定の排水に添加する消毒方法。消毒剤と排水とから消毒水を製造する装置と、沈砂池と、消毒水を沈砂池に導入するための流路とを有し、排水が前記沈砂池に滞留中に消毒される消毒装置。
【選択図】 図1
Description
希釈された下水(sewage)を消毒する方法及び装置に関する。
の管に捕集し、家庭汚水及び産業排水を下水処理場へ送り、雨水を越流水として放流する方式である。分流式下水道越流水(separated sewer overflow)は、本来、雨水のみが含まれるはずである。しかし、現実には、大量の雨が降ったときなどには、大量の雨水が下水道を流れ、このときに、道路などの地表面に存在する汚濁物や、下水道内に堆積したヘドロも一緒に流してしまう。従って、分流式下水道の越流水(separated sewer overflow)にも、地表面に存在する汚濁物及びヘドロに起因する大腸菌が含まれる。何れの場合にも、越流水中の大腸菌群数が放流規制値(3000CFU/ml以下)を超えることがあり、消毒をすることが所望される。ここで、CFUとは、コロニー形成単位(colony forming unit)を意味する。
かし、模擬排水に有機物が含まれていることまでは記載されていない。
l〜10g/l as Clであることが好ましい。
排水中の砂を除去するための沈砂池と、
前記消毒水を沈砂池に導入するための第1流路と、
を有し、前記排水が前記沈砂池に滞留中に消毒される、排水を消毒する装置が提供される。
0mg/l以上であってもよく、50mg/l以上であってもよい。合流式下水でも、分流式下水でも、一般的には、全有機物炭素(total organic carbon)が、5mg/l以上である。
果を維持するため、効果的に消毒することができる。合流式下水では、一般的には、アンモニアイオン濃度が、1mg/l以上である。また、分流式下水では、降雨直後のファーストフラッシュ(first flush)と呼ばれる越流水では、アンモニアイオン濃度が1mg/
l以上であることが多い。
R1及びR2は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、水素原子又は炭素数10以下の低級アルキル基であり、好ましくは、水素原子又は炭素数6以下の低級アルキル基であり、更に好ましくは、水素原子又は炭素数3以下の低級アルキル基である。
DMHは固体であり、解離することによって次亜臭素酸イオンが生成し、高い消毒効果を発揮する。
原子、ヨウ素原子、水酸基、水素原子又は炭素数10以下の低級アルキル基であり、但し、R1、R2及びR3の少なくとも一つは、臭素原子又はヨウ素原子である。低級アルキル
基は、炭素数6以下が更に好ましく、炭素数3以下が更に好ましい。
R1及びR2は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、水素原子又は炭素数10以下の低級アルキル基である。低級アルキル基は、炭素数6以下が更に好ましく、炭素数3以下が更に好ましい。
Xは、臭素原子又はヨウ素原子である。
素原子又はヨウ素原子である。
原子又はヨウ素原子である。
R1は、水素原子、炭素数10以下の低級アルキル基、アミノ基又はニトロ基である。
低級アルキル基は、炭素数6以下であることが好ましく、炭素数3以下であることが更に好ましい。
R1及びR2は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、水素原子又は炭素数10以下の低級アルキル基であり、好ましくは、水素原子又は炭素数6以下の低級アルキル基であり、更に好ましくは、水素原子又は炭素数3以下の低級アルキル基である。
Rは、水素原子又は炭素数10以下の低級アルキル基であり、好ましくは、水素原子又は炭素数6以下の低級アルキル基であり、更に好ましくは、水素原子又は炭素数3以下の低級アルキル基である。
R1、R2及びR3は、それぞれ、同一又は異なって、独立して、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、水素原子又は炭素数10以下の低級アルキル基であり、R1、R2及びR3の
何れかは、臭素原子又はヨウ素原子である。低級アルキル基は、炭素数6以下が好ましく、炭素数3以下が更に好ましい。
臭素原子又はヨウ素原子である。
素原子又はヨウ素原子である。
as Clであることが好ましく、200mg/l as Cl〜2g/l as Clであることが更に好ましい。消毒水の濃度が、100mg/l as Clより小さい場合には、消毒水の添加量が多量になるばかりでなく、希釈水によって消毒剤が消費される場合もあるので、殺菌が十分でないおそれがある。一方、消毒水の濃度が、10g/l
as Clより大きい場合には、消毒剤と排水との混合が不充分となり、消毒効果が低減する。
、流入水量については、様々な流量計を利用してもよいが、雨水排除ポンプの稼動台数・負荷状況から割り出してもかまわない。
、流入部12と、互いに平行して配置されている沈砂部14a、14b、14cとが含まれる。雨天時下水は、流入部12から沈砂部14a、14b、14cに流れ込むことができる。
機44で攪拌され、排水中の固体の消毒剤を溶解することができる。貯留槽41aでオーバフローした排水が、貯留槽41bに移送される。
実施例1
大腸菌群を含む下水処理水を被処理水として、殺菌試験を行った。消毒剤としては、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(以下、BCDMHという。)(実施例l)及び次亜塩素酸ソーダ(比較例1)を用いた。消毒剤の濃度を変えて、大腸菌群に対する殺菌試験を行った。被処理水の水質を表1に、試験結果を表2に示す。
った。
gのBCDMHを1lの排水に添加したときには、540mg/L as Clになる。
実施例2
水産加工排水を、凝集加圧浮上分離した後、更に、活性汚泥処理して得られた排水を被処理水とした。この被処理水に対して消毒剤添加濃度を変更し殺菌試験を行った。被処理水の水質を表3に試験結果を表4に示す。
実施例3
図1〜3で示されるシステムで、排水の処理をした。その結果を表5にまとめる。
数を3000CFU/ml以下にすることができる。
分であるが、残留ハロゲン濃度が0.72mg/lであり、適切ではない。BCDMH添
加量5mg/lで、大腸菌群数を3000CFU/ml以下にすることができ、しかも残留ハ
ロゲン濃度が0.03mg/lであり、適切である。
水と接触した時間を求めたところ、50秒程度であり、極めて短時間で消毒することができた。
大腸菌群数を3000CFU/ml以下にすることができず、しかも残留ハロゲン濃度が1.53mg/lとLC50値(具体的には、塩素(Cl2)換算で、0.4mg/l)よりも高
く、不適切である。
〔発明の効果〕
である。更に、残留ハロゲン濃度を検知することによって、残留ハロゲン濃度の管理値を超えた場合には、消毒剤又は消毒水の供給量を減じたり、遮断することができ、環境上の配慮ができる。
Claims (10)
- HOX(式中、Xは臭素原子又はヨウ素原子である)を生成することができ、かつ、臭素原子又はヨウ素原子を含む消毒剤を水に添加して、消毒水を得る工程と、
前記消毒水を、有機物と、アンモニア又はアンモニウムイオンとを含む排水に添加して、消毒する工程と、
を含む、排水を消毒する方法。 - 前記排水が、雨水を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記消毒剤が、他の環と縮合していてもよい、窒素原子又は硫黄原子からなるヘテロ原子、1〜4個を含む、4〜10員複素環を含む請求項1に記載の方法。
- 前記複素環が、式−N(X)−C(=O)−で示される基(式中、Xは臭素原子又はヨウ素原子を含む。)を環骨格に含む請求項3に記載の方法。
- 前記排水中の消毒剤の添加濃度が、活性塩素濃度に換算して、0.5mg/l as Cl〜25mg/l as Clである請求項1に記載の方法。
- 前記添加工程が、前記消毒水を前記排水の水面下に導入させる工程を含む、請求項1に記載の方法。
- 消毒剤と排水とから消毒水を製造する装置と、
前記消毒水を沈砂池に導入するための第1流路と、
を有し、前記排水が前記沈砂池に滞留中に消毒される、排水を消毒する装置。 - 前記沈砂池が2以上の沈砂部を有し、前記第1流路は、各々の沈砂部に消毒水を導入するための分配槽を有する請求項7に記載の装置。
- 前記第1流路は、前記消毒水を前記排水の水面下に導入するための添加装置に連結されている、請求項7に記載の装置。
- 前記貯留池又は放流水路に、消毒された排水の水質を検査するための計測器が設けられている請求項7に記載の装置。
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JP2005038749A JP2005138109A (ja) | 1998-09-28 | 2005-02-16 | 排水を消毒する方法及び装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005219051A (ja) * | 1998-09-28 | 2005-08-18 | Ebara Corp | 排水を消毒する方法及び装置 |
JP2013075250A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Kurita Water Ind Ltd | 船舶バラスト水の処理方法 |
-
2005
- 2005-02-16 JP JP2005038749A patent/JP2005138109A/ja not_active Withdrawn
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