JP2005136638A - 弾器装置及びその接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コストで作業効率を向上させるための弾器装置を提供する。
【解決手段】 端子板又は保安機能を有した端子板に接続されたケーブルに接続される端子と、前記端子板又は保安機能を有した端子板の少なくとも1つの回線の弾器試験を行うための試験弾器手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弾器装置及びその接続方法に関し、特に、電話局内における端子板又は保安機能を有した端子板の弾器の有無に関係なく、端子板又は保安器機能を有した端子板に接続される弾器機能を容易に取り付けることができ、部品の共用化、取り付け作業に伴う人件費等におけるコストダウンを実現するための弾器装置及びその接続方法に関する。
従来、電話やコンピュータ等、通信機能を有する機器間の通信回線(電線)を中継、又は分岐するための機器として端子板又は保安機能を有した保安器サブモジュールが用いられている。特に、電話局等においては、膨大な数の回線や端子を管理する必要があるため、加入者ケーブルを交換機に直接接続せずに、所定の地域や建物毎に設けられた端子板又は試験弾器機能を有した端子板に収容し管理している。また、通信回線から侵入してくる過電圧・過電流が通信機器に流入することを防止するために、電話局内等に通信機器用の保安器が設置されている。この保安器は、保安器サブモジュールを多段積みにして組立てたものである。
ところで、上述の保安器や交換機における更改作業、あるいは保安器や交換機に布設されている回線の入替え作業等で、回線の分岐、分断、接続等により回線を試験して、回線状態が正しいものかどうか電気的な導通チェックによる試験確認が必要となる。そのため、保安器(交換機)等と線路の間にスイッチ機能を有する弾器ユニットを具えた試験弾器を付設している。
ここで、一般的な試験弾器ユニットの構成としては、試験用プラグや断線ペグ等を挿入することで、接点を開いて通信回線の切り離しを行ったり、通信回線を分断せずに信号の取り出しを行うことで、弾器試験を行う。また、遠隔操作プラグ等を挿入することで、接点部分を電気的に接続/非接続状態にするように遠隔操作(リモートコントロール)することで実現することができる。
つまり、端子板又は保安機能を有した端子板やその他の各種通信装置を変更したり、接続した回線を入れ替えたりする場合、回路が正常かどうかのチェックを行う必要があり、その操作は上述したような弾器ユニット内に試験用プラグや断線ペグ等を挿入し、加入者側と交換機側とを切り離したり、弾器の接点部を介して信号を取り出したり、又は信号を入力したりして各種チェックを行っている。
ここで、既に周知の技術として試験弾器機能を保安器サブモジュール内に付設させていたり(例えば、特許文献1参照。)、サブモジュールに付設されてなくてもサブモジュールに直接接続することが可能な構成を有しているものがある(例えば、特許文献2参照。)。
また、線路の切り替え、あるいは局側通信装置の変更の場合、一時的に迂回回路を形成することを可能にするため、回線の接続部には2つの端子が設けられている。これにより、例えば、現用交換機(保安器)から新交換機(保安器)等に変更するような場合、現運用中の通信が停止することなく、新交換機(保安器)への切り替えが可能となる。つまり、上述の切り替え作業を実現するために、現用試験弾器の他に変更用として新たに試験弾器を付設して、その弾器部に予め断線ペグを挿入しておき、互いのUスリット端子同士をマルチ接続しておく。次に、切り替え工事が完了した時点で変更用試験弾器の弾器部に挿着してある断線ペグを抜き取って新設の通信装置に切り替えて作業が終了する。
また、端子板又は保安機能を有した端子板の使用目的によっては弾器機能が必要ない場合がある。例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)網を接続する保安器であれば、弾器機能は必要ないため、弾器機能を保安器から取り除くことで、保安器の装置コストの削減と小型化、高密度化を図っている。
特開2003−219438号公報 特開2000−331572号公報
しかしながら、例えば、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線からADSL回線に回線が切り替わる場合において、端子板又は保安機能を有した端子板に弾器機能がない場合には、その保安器の設置場所まで作業員が赴いて、弾器機能の敷設を行う必要がある。また、上述のISDN回線からADSL回線へ切替えを行う場合において、回線を使用するユーザの都合によっては切替え実施の曜日や時間が異なる場合があり変則的な作業スケジュールを強いられ、加えて切替えの工事場所が都市の遠隔地であれば人件費等のコストアップにつながる。
そのため、保安器に弾器機能が有しているか否かに関わらず、容易に弾器ユニットを設置できることが望ましい。また遠隔操作により回線の接触/非接触を切り替えることができる遠隔操作型の弾器機能を設置することができれば、回線が切り替わる度に現場に行って切り替えをしなくとも、上述した遠隔操作により切り替えが可能となり、作業員の作業効率を向上させ、人件費も削減することができる。更に、上述の機能を備えた弾器ユニットは、コネクタタイプであることが望ましい。コネクタタイプにすることにより、容易に使い回しができ、また、端子板又は保安機能を有した端子板の1回線単位で弾器機能の設置が可能となる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、端子板又は保安機能を有した端子板に対する弾器の有無に関わらずに、必要な回線に弾器機能を付加することができ、更にその都度現場に行って切り替え作業を行わなくても弾器機能を切り替えることができ、低コストで作業効率を向上させるための弾器装置及びその接続方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、端子板又は保安機能を有した端子板に接続されたケーブルに接続される端子と、前記端子板又は保安機能を有した端子板の少なくとも1つの回線の弾器試験を行うための試験弾器手段とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、端子板又は保安機能を有した端子板に対する弾器の有無に関わらずに、必要な回線に弾器機能を付加することができ、弾器機能の要、不要に柔軟に対応でき、部品の共用化、コストダウン、取り付け工事の簡略化を図ることができる。また、1回線単位で弾器機能を設置することができるため、必要最小限の弾器装置に対応づけて使用することで、装置コストも削減することができる。
請求項2に記載された発明は、前記端子は、ケーブルに接続するためのUスリット端子であり、前記試験弾器手段は、遠隔操作用プラグやテストプラグ等のプラグ類、又は断線ペグ等のペグ類を挿入するための機構を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、Uスリット端子を有することにより、回線への接続を容易に行うことができる。更に、遠隔操作用プラグやテストプラグ等のプラグ類、又は断線ペグ等のペグ類を挿入するための機構を有することにより、容易に取り付けることができ、作業効率を向上させることができる。これにより、端子板又は保安機能を有した端子板に対する弾器の有無に関わらずに、必要な回線に弾器機能を付加することができ、弾器機能の要、不要に柔軟に対応でき、部品の共用化、コストダウン、取り付け工事の簡略化を図ることができる。また、1回線単位で弾器機能を設置することができるため、必要最小限の弾器装置に対応づけて使用することで、装置コストも削減することができる。
請求項3に記載された発明は、複数の端子からなる端子用ハウジングと、前記端子にケーブルを通線する通線口ユニットとを有する端子板又は保安機能を有した端子板に、請求項1又は2に記載の弾器装置を接続するための接続方法において、前記通線口から挿入され前記端子に接続されているケーブルを、前記端子用ハウジング側に引き伸ばし、引き伸ばして形成された前記ケーブルの余長部分に前記弾器装置を接続することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、端子板又は保安機能を有した端子板に対する弾器の有無に関わらずに、必要な回線に弾器機能を付加することができ、弾器機能の要、不要に柔軟に対応でき、部品の共用化、コストダウン、取り付け工事の簡略化を図ることができる。また、1回線単位で弾器機能を設置することができるため、必要最小限の弾器装置に対応づけて使用することで、装置コストも削減することができる。
本発明によれば、端子板又は保安機能を有した端子板に対する弾器の有無に関わらずに、必要な回線に弾器機能を付加することができ、弾器機能の要、不要に柔軟に対応でき、部品の共用化、コストダウン、取り付け工事の簡略化を図ることができる。また、弾器機能は、1回線単位であるため、必要な回線のみに適用可能であり、必要に応じて最小限の複数の弾器装置に対応づけて使用することで装置コストも削減することができる。
次に、本発明における実施の形態について図を用いて説明する。
<弾器装置の構成>
図1は、本発明における弾器装置の一構成例を示す図である。ここで、本実施例に示す弾器装置は、1回線用の弾器試験を行うための弾器機能を有するコネクタであるが、本発明において弾器装置が弾器試験を行うための回線数についてはこの限りではなく、例えば、以下に示す1回線用の弾器装置と同様の構成を、弾器試験が必要な回線に対して並列に繋げたコネクタを形成することにより、複数回線に弾器機能を設けることができる。
図1において弾器装置10は、ケース11と、テストスプリング(TS)バネ12と、TSベース13と、TS基板14と、Uスリット端子15とを有するよう構成されている。
ここで、ケース11−1とケース11−2は、テストスプリング(TS)バネ12と、TSベース13と、TS基板14と、Uスリット端子15とを保護するためのものであり、図1の矢印方向に移動することで、テストスプリング(TS)バネ12と、TSベース13と、TS基板14と、Uスリット端子15を、ケース11内に格納する。
また、TSバネ12は、2つのバネが接点を有して接触している。そして、図1に示すTSバネ12の先端の開口部から遠隔操作用プラグやテストプラグ等のプラグ類、又は断線ペグ等のペグ類を挿入することにより、接点を開いて通信回線の切り離し試験を行う。また、図1に示すTSバネ12−1〜12−4の各々は、Uスリット端子15−1〜15−4と対応付けて電気的に接続される。また、TSバネ12とUスリット端子15との接続は、TS基板14を介して行われており、TS基板14により弾器装置に送られる電気的な遠隔操作用の制御信号に基づいて切り替えを実現することができる。
ここで、TS基板14−1は、TSバネ12−1,12−2とUスリット端子15−1,15−2の電気的な接触/非接触の制御を行い、TS基板14−1とTSバネ12−1,12−2とは、TSベース13により設置される。なお、TSベース13とTS基板14−1とは着脱可能である。更に、TS基板14−2は、TSバネ12−3、12−4とUスリット端子15−3,15−4の電気的な接触/非接触の制御を行い、TS基板14−2とTSバネ12−3,12−4とは、TSベース13により設置される。なお、TSベース13とTS基板14−2とは着脱可能である。
更に、ケース11−1には、挿入口21と、嵌合開口部22とを有するよう構成されている。また、ケース11−2には、支持部23と、嵌合突起部24と、基板用凹部25と、回線接続用凹部26とを有するよう構成されている。
挿入口21は、遠隔操作用プラグ、テストプラグ、又は断線ペグを挿入するための口であり、挿入口21の内部に対応付けて設置されているTSバネ12部の開口部にペグを容易に挿入することができ、また挿入口21により挿入するペグが固定される。なお、挿入口21−1には、TSバネ12−1,12−2が対応し、挿入口21−2には、TSバネ12−3,12−4が対応するよう挿入口が形成される。
また、嵌合開口部22は、後述するケース11−2の嵌合突起部24とにおいて、ケース11−1とケース11−2を固定して結合するためのものである。具体的には、嵌合開口部22−1に嵌合突起部24−1を、嵌合開口部22−2に嵌合突起部24−2を各々嵌合する。更に、ケース11−2において、支持部23は、ケース11−1を支持するものであり、図示していないがケース11−1の内部に設けられた突起部を支持する。これにより、ケース11−1とケース11−2が固定する。
更に、ケース11−2において、基板用凹部25は、TS基板14を嵌め込みケース11に固定するための凹部である。具体的には、基板用凹部25−1,25−2がTS基板14−1を固定し、基板用凹部25−3,25−4がTS基板14−2を固定する。また、回線接続用凹部26は、ケース11内部に格納されたUスリット端子15の結線部分を回線接続用凹部26から出して回線の接続を容易にするためのものである。具体的には、回線接続用凹部26−1からUスリット端子15−1の結線部分(刃先)が出て、回線接続用凹部26−2からUスリット端子15−2の結線部分が出るように固定される。
ここで、上述した構成によりTSバネ12、Uスリット端子15等がケース11に格納された状態の弾器装置10の例を図2に示す。ここで、図2(a)は、図1におけるX方向から見た図を示し、図2(b)は、図1におけるY方向から見た図を示している。図1に示す構成を有することにより、TSバネ12と、TSベース13と、TS基板14と、Uスリット端子15とをケース11内に入れ格納することができる。
なお、図2においては、TSバネ12と、Uスリット端子15との向きが、垂直に設置されているが、本発明においてはこの限りではなく、例えば、同方向を向いて固定されていいてもよい。
<接続方法>
次に、上述した本発明における弾器装置を端子板又は保安機能を有した端子板に接続する際の接続方法について図3、図4を用いて説明する。なお、以下に説明する弾器装置の接続方法については、保安器サブモジュールに取り付ける例について説明するが、交換機サブモジュールについても同様の手順を用いる。
図3は、本発明における回線(ケーブル)と保安器との接続の様子の一例を示す図である。なお、保安器サブモジュール30は、特許文献1にて説明されているものと同様の保安器サブモジュール30の構成を有している。ここで、概要を説明する。図3に示す保安器サブモジュール30は、Uスリットハウジング(端子用ハウジング)31と、通線口32と、プリント配線板33と、保安素子34と、コネクタ結合部35とを有するよう構成されている。
ここで、保安器サブモジュール30は、2つのプリント配線板33が重ね合わせて外枠のフレーム及びUスリットハウジング31によりに固定されている。この固定された2つのプリント配線板33の上下対になる各々のUスリット部分に回線を通すために通線口32が形成される。1つのプリント配線板33には、16回線の回線数が収容できるようにUスリットハウジング31にUスリット端子が並列に16個形成されているため、通線口32の口数も16となる。
なお、Uスリット端子は、スリットが2つの所謂ダブルスリット形式としてもよく、またスリットが単一のシングルスリットとしてもよい。保安素子34は、回線がサージ電圧等により絶縁破壊されるのを防止するためのものであり、Uスリット端子の隣接箇所にプリント配線板33へ半田付けされている。また、保安素子34は、双方向性pnpnサージ防護デバイス、アバランシェダイオード、酸化亜鉛バリスタ等の半導体保安素子あるいは薄形、小形のガス入り避雷管を用いてもよい。また、これらを組合せた多段防護回路を構成してもよい。
Uスリット端子に接続される回線35は、保安素子34、及びプリント配線板33上に形成される配線ルートを通り、コネクタ結合部35と導通することになる。コネクタ結合部35は、交換局内からのケーブル付コネクタ36と結合する。
2枚のプリント配線板33を外枠のフレーム及びUスリットハウジング31により囲む形で組立て、16回線単位の保安器サブモジュール30が形成される。
ここで、保安器サブモジュール30は、弾器機能を具備していない。そのため、保安器サブモジュールに弾器機能を付加させるべく、本発明における弾器装置を接続する。
まず、Uスリット端子に接続するために、所望する接続先のUスリット端子に回線を通すために形成された通線口に回線35−1,35−2を挿入する。ここで、回線を2つ(35−1,35−2)用いているのは、その1つをISDN回線(回線35−1)、もう一方をADSL回線(回線35−2)として、回線の切り替えを行うための作業手順を説明するためである。
次に、Uスリット端子付近まで到達した回線35は、Uスリットハウジング31側に引き伸ばし、引き伸ばして形成された回線35に余長部分を持たせてUスリット端子と結線を行う。
次に、上述した弾器装置10と回線35とを結線する。図4は、弾器装置と回線との結線の様子を説明するための図である。図4に示すように、弾器装置10に形成されている回線接続用凹部26には、Uスリット端子15が設けられているため、結線工具を使用せず容易に回線35を結線することができる。
また、結線方法は、回線35−1を切断し、その一方をUスリット端子15−1と結線し、もう一方をUスリット端子15−3と結線する。更に、回線35−2を切断し、その一方をUスリット端子15−2と結線し、もう一方をUスリット端子15−4と結線する。これにより、弾器装置10を介して電気的に接続されることになる。
この状態で、挿入口21から、遠隔にて回線の切り替え操作を行うための遠隔操作用プラグ41や、断線ペグ42等を挿入する。断線ペグ42を挿入することにより、TSバネ12の接点を離し、電気的な非導通状態を容易に形成することができる。これにより、弾器機能を有していない保安器サブモジュール上で回線の切り替えに伴う弾器試験を容易に行うことができる。また、挿入口21に挿入する弾器の構成要素はこの限りではなく、挿入口に先端部を挿入して、TSバネの接点を開くことが可能な他の弾器試験用のテストプラグであってもよい。
更に、遠隔操作用プラグ41を挿入することにより、遠隔操作用プラグ41と通信ネットワーク等で接続される制御装置からの制御信号により、遠隔操作用プラグ41を差し込んだ状態のままで、回線の電気的な導通/非導通を制御することができる。これにより、例えば、制御装置を保安器サブモジュールから遠隔地に設置することで、弾器試験の遠隔操作(リモートコントロール)を実現することができる。
これにより、予め作業員が本発明における弾器装置を、弾器試験を実施したい回線に対して結線し遠隔操作用プラグ41を差し込んでおくことにより、試験当日にわざわざ保安器の設置位置まで赴くことがなく、制御装置からの遠隔操作で弾器試験を行うことができる。また、弾器試験終了後は、弾器装置を急いで取り外す必要もなく、後日他の作業のついでに取り外しを行えばよい。そのため、取り付け工事の簡略化を図ることができ、作業効率を向上させることができる。
このため、人件費を抑えることができコストを削減することができる。更に、本発明における弾器装置は使い回しができ、更に、1回線単位で弾器機能を付与することができるため、必要最小限の回線に対して弾器装置を接続することができる。このため、部品の共有化等による装置コストを削減することができる。
また、遠隔操作においては、1つの制御装置で複数の弾器装置を一括して管理することにより、保安器サブモジュールに接続されている回線の接続状態を容易に管理することができる。更に、本発明における弾器装置を有することにより、保安器サブモジュールにおける弾器機能の有無に関わらず、使用することができ、部品の共用化、コストダウン、取り付け工事の簡略化を図ることができる。
ここで、上述では、保安器サブモジュールを用いて説明したが、実際の実施の形態では、端子板又は保安機能を有した端子板に適用されることになる。図5は、本発明における弾器装置を保安器に適用した一例を示す図である。図5では、通信機器用保安器50の組立て斜視図をしめしており、この保安器50には、図3〜図4に示した保安器サブモジュール30が12個段積みにされて外枠のフレームにより組立てられている。
具体的には、保安器サブモジュール30は、取り付け架台51に段積みされ、ネジ52により固定される。そして、この取り付け架台51には、フロントストッパ53と、整線板54と、インデックスホルダ55とが取り付けられており、192回線収容の通信機器用保安器50が形成されている。このように組立てられた保安器50は、室内に設置された主架台(MDF:Main Distribution Frame)にMDF取り付ネジ56により設置され使用される。
図5に示すような保安器において、図3、図4を用いて説明した接続方法を用いて弾器装置を接続することにより、保安器サブモジュールにおける弾器機能の有無に関わらず、使用することができ、弾器機能の要、不要に柔軟に対応でき、部品の共用化、コストダウン、取り付け工事の簡略化を図ることができる。
上述したように、本発明によれば、低コストで作業効率を向上させるための弾器装置及びその接続方法を提供することができる。具体的には、端子板又は保安機能を有した端子板に対する弾器の有無に関わらずに、必要な回線に弾器機能を付加することができ、弾器機能の要、不要に柔軟に対応でき、部品の共用化、コストダウン、取り付け工事の簡略化を図ることができる。また、弾器機能は、1回線単位であるため、必要な回線のみに適用可能であり、必要に応じて最小限の複数の弾器装置に対応づけて使用することで装置コストを削減することができる。
なお、上述した接続方法において、ケーブルに接続するための端子がUスリット端子である場合について説明したが、本発明における接続方法においてはこの限りではなく、例えば、ハンダ付けによりケーブルと接続するための端子やピン状の端子にケーブルを巻き付けて接続するラッピング端子等の端子であっても上述の接続方法を適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明における弾器装置の一構成例を示す図である。 TSバネ、Uスリット端子等がケースに格納された弾器装置の例を示す図である。 本発明における回線(ケーブル)と保安器との接続の様子の一例を示す図である。 弾器装置と回線との結線の様子を説明するための図である。 本発明における弾器装置を保安器に適用した一例を示す図である。
符号の説明
10 弾器装置
11 ケース
12 テストスプリング(TS)バネ
13 TSベース
14 TS基板
15 Uスリット端子
21 挿入口
22 嵌合開口部
23 支持部
24 嵌合突起部
25 基板用凹部
26 回線接続用凹部
30 保安器サブモジュール
31 Uスリットハウジング
32 通線口
33 プリント配線板
34 保安素子
35 コネクタ結合部
36 ケーブル付コネクタ
41 遠隔操作用プラグ
42 断線ペグ
50 保安器
51 取り付け架台
52 ネジ
53 フロントストッパ
54 整線板
55 インデックスホルダ
56 MDF取り付ネジ

Claims (3)

  1. 端子板又は保安機能を有した端子板に接続されたケーブルに接続される端子と、前記端子板又は保安機能を有した端子板の少なくとも1つの回線の弾器試験を行うための試験弾器手段とを有することを特徴とする弾器装置。
  2. 前記端子は、ケーブルに接続するためのUスリット端子であり、
    前記試験弾器手段は、遠隔操作用プラグやテストプラグ等のプラグ類、又は断線ペグ等のペグ類を挿入するための機構を有することを特徴とする請求項1に記載の弾器装置。
  3. 複数の端子からなる端子用ハウジングと、前記端子にケーブルを通線する通線口ユニットとを有する端子板又は保安機能を有した端子板に、請求項1又は2に記載の弾器装置を接続するための接続方法において、
    前記通線口から挿入され前記端子に接続されているケーブルを、前記端子用ハウジング側に引き伸ばし、引き伸ばして形成された前記ケーブルの余長部分に前記弾器装置を接続することを特徴とする接続方法。
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