JP2005134241A - プローバチャック及びプローバ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ウェハレベルCSPをチャックで吸引する際に発生するリークを解決し、チャックでの吸引を可能とするプローバにおけるプローバチャック及びプローバを提供する。
【解決手段】 従来、プローバチャックは一体型であったのを、本発明では、輪状に1a〜1dと分割する。更に、ウェハレベルCSPの凹反りに適合するように、チャック駆動手段、例えば、ボールネジ2b〜2d、及びモーター3b〜3dを用いて、プローバチャック1b〜1dを上下駆動して、ウェハレベルCSPの凹反りの形状に適合させる。更に、プローバチャック1a〜1dの各々に、吸引手段として吸引溝5a〜5d、及びバキューム配管6a〜6dを設けることにより、より強力にウェハレベルCSPを吸引し、プローバチャック1とウェハレベルCSPを完全に吸着させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 従来、プローバチャックは一体型であったのを、本発明では、輪状に1a〜1dと分割する。更に、ウェハレベルCSPの凹反りに適合するように、チャック駆動手段、例えば、ボールネジ2b〜2d、及びモーター3b〜3dを用いて、プローバチャック1b〜1dを上下駆動して、ウェハレベルCSPの凹反りの形状に適合させる。更に、プローバチャック1a〜1dの各々に、吸引手段として吸引溝5a〜5d、及びバキューム配管6a〜6dを設けることにより、より強力にウェハレベルCSPを吸引し、プローバチャック1とウェハレベルCSPを完全に吸着させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ウェハレベルCSPをテストするプローバにおけるプローバチャックに関する。
近年、携帯電話機やノート型PC、携帯情報端末(PDA)、デジタルカメラ等の家庭用電子機器をはじめとして、様々な電子機器の小型軽量化が進んでいる。電子機器の小型軽量化に伴い、電子機器を構成する内部部品、特に半導体チップの小型軽量化が進んでおり、このような小型軽量化の技術は、電子機器の開発や製造において、更なる小型軽量化、或いは性能の向上という面で、非常に重要視されている。
最近では、電子機器を構成する内部部品である半導体チップとして、ウェハレベルCSP(ウェハレベルChip Scale Package、又はChip Size Packageのこと。以下、WLCSPと略す。)が多い。WLCSPとは、再配置技術を用いて、半導体チップと同じ、もしくは同程度の大きさを実現した小型パッケージであり、ボール・グリッド・アレイ(BGA)やクワッド・フラット・パッケージ(QFP)などと比較して、最も小さく、且つ軽量なパッケージであり、携帯電話機や携帯情報端末(PDA)などの小型電子機器の内部構成部品として用いるのに最も適しているパッケージの一つである。
このような、様々な半導体チップの製造工程においては、半導体チップの電気的特性が設計通りに動作するか否かを測定するプロービング工程がある。そのために、いわゆるプローバを用いてテストを行う必要がある。
このような従来のプローバとして、例えば、反りが発生している薄型ウェハをメインチャック上に吸着することが可能な検査装置、及びその配置構造に関する発明がある(特許文献1参照)。
特開2003−224169号公報
このような従来のプローバとして、例えば、反りが発生している薄型ウェハをメインチャック上に吸着することが可能な検査装置、及びその配置構造に関する発明がある(特許文献1参照)。
しかしながら、WLCSPは、通常の薄型ウェハと同様に凹反り量が大きい。凹反り量が大きいWLCSPをチャック上に開放する際には、凹反りになったウェハの中央部が最初に水平なチャック上に置かれるので、正確な位置(チャック中心)にWLCSPが開放されないという問題があった。
また、WLCSPは、通常の薄型ウェハの凹反りとは異なり、凹反りを保持したままであるので、チャックで吸引できるのはWLCSPの中央部だけで、その外周部までは吸引できないという問題があった。
この様子を、図7〜9を用いて示す。
また、WLCSPは、通常の薄型ウェハの凹反りとは異なり、凹反りを保持したままであるので、チャックで吸引できるのはWLCSPの中央部だけで、その外周部までは吸引できないという問題があった。
この様子を、図7〜9を用いて示す。
図7は、従来のプローバにおけるチャックの構造を示す図である。
従来のプローバチャックは、図に示すように、円盤上に吸引の溝を設けただけの構造であるために、凹反りを保持するWLCSPでは、正しい位置に開放することができなかった。
従来のプローバチャックは、図に示すように、円盤上に吸引の溝を設けただけの構造であるために、凹反りを保持するWLCSPでは、正しい位置に開放することができなかった。
図8は、WLCSPがプローバに開放されている様子を示す図である。
WLCSPは、凹反りを保持しているため、吸引のための溝とWLCSPとの間に隙間ができてしまい、リークが発生するため、吸引が行えない問題も発生している。
本発明では、このような問題を、以下に示すチャックを分割することによって解決していて、これまでの従来技術では、チャックを分割する発明は全くない。また、WLCSPの凹反り問題をチャック上の位置やチャックの吸引の面で改善しようとしている発明もない。
WLCSPは、凹反りを保持しているため、吸引のための溝とWLCSPとの間に隙間ができてしまい、リークが発生するため、吸引が行えない問題も発生している。
本発明では、このような問題を、以下に示すチャックを分割することによって解決していて、これまでの従来技術では、チャックを分割する発明は全くない。また、WLCSPの凹反り問題をチャック上の位置やチャックの吸引の面で改善しようとしている発明もない。
図9は、WLCSPがプローバに対して正しくない位置で開放されている様子を示す図である。
WLCSPをセットしたカセットをプローバにセットし、ローディングされると、搬送アーム上でWLCSPのオリフラやノッチ位置を認識し、搬送アームがチャック上に搬送される。通常、オリフラやノッチの位置は、チャック上で0度、90度、180度、270度の4種類での位置に開放できる。しかしながら、凹反りを保持している場合には、水平なチャック上でも不安定な状態で開放されるために、θズレ(駒のように少し回転してしまう)を起こしたり、シーソーのように、若干の重心位置の差である方向の外周部がチャック側に倒れて、逆側の外周部が元々の凹反りより高く浮いてしまう。
このような状態のウェハをチャック上に吸引するにはリークする部分が多く、プローバとしては、吸引エラーとして告知(オペコール)するだけで停止してしまう。
本発明では、上記の問題を、複数に分割されたチャックが、WLCSPの凹反りにあわせて、上下に段差を作り、チャック上面自体に凹反り形状を作り出すことによって解決している。
WLCSPをセットしたカセットをプローバにセットし、ローディングされると、搬送アーム上でWLCSPのオリフラやノッチ位置を認識し、搬送アームがチャック上に搬送される。通常、オリフラやノッチの位置は、チャック上で0度、90度、180度、270度の4種類での位置に開放できる。しかしながら、凹反りを保持している場合には、水平なチャック上でも不安定な状態で開放されるために、θズレ(駒のように少し回転してしまう)を起こしたり、シーソーのように、若干の重心位置の差である方向の外周部がチャック側に倒れて、逆側の外周部が元々の凹反りより高く浮いてしまう。
このような状態のウェハをチャック上に吸引するにはリークする部分が多く、プローバとしては、吸引エラーとして告知(オペコール)するだけで停止してしまう。
本発明では、上記の問題を、複数に分割されたチャックが、WLCSPの凹反りにあわせて、上下に段差を作り、チャック上面自体に凹反り形状を作り出すことによって解決している。
このように、θズレや、若干の重心位置の差である方向の外周部が倒れ、逆の外周部が高く浮いてしまうようなトラブルが発生していたが、生産上、一番困ることは、オートプローバがウェハ毎に停止(オペコール)してしまい、オペレータが自動に動かせるところまで手動調整をおこなう必要があった。
また、このようなチャック上で不安定な状態のウェハを吸引するにはリークする部分が多く、プローバとしては、吸引エラーとして停止してしまう。WLCSPがチャック上での位置が悪いだけでなく、吸引もできなければ、単なるチャックへ搬送しただけのオートプローバで、後は全てオペレータが調整したり、プローバの上面部(テスターのテストヘッドやパフォーマンスボードやプローブカードが取り付けられたヘッド部)を外して、チャック上で吸引できずにいるWLCSPを、手袋を着用した手と綿棒などで浮いている部分を押さえつけて吸引させる作業が必要になる。
このような人為的な作業は、テスタースループットが低下し、テスト工数が増加するだけでなく、手動調整による人為的な作業ミスや、WLCSPの汚染等による品質の低下という問題も発生しうる作業であり、できる限り回避すべき課題である。
このような人為的な作業は、テスタースループットが低下し、テスト工数が増加するだけでなく、手動調整による人為的な作業ミスや、WLCSPの汚染等による品質の低下という問題も発生しうる作業であり、できる限り回避すべき課題である。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、ウェハレベルCSPをチャックで吸引する際に発生するリークを解決し、チャックでの吸引を可能とするプローバにおけるプローバチャック及びプローバを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ウェハレベルCSPをテストするプローバにおいて、前記プローバが有するプローバチャックが複数個に分割されていて、且つ、前記プローバチャックがウェハレベルCSPの形状にあわせて上下駆動を行うチャック駆動手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記プローバチャックは、輪状に複数個に分割されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記プローバチャックは、ウェハレベルCSPを吸引する吸引手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ウェハレベルCSPをテストするプローバであって、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプローバチャックを有することを特徴とする。
本発明によれば、ウェハレベルCSPをテストするプローバにおいて、前記プローバが有するプローバチャックが複数個に分割されていて、且つ、前記プローバチャックがウェハレベルCSPの形状にあわせて上下駆動を行うチャック駆動手段を有することにより、ウェハレベルCSPをチャックに吸引する際に、余分なリークが発生せずに吸引を行うことが可能となる。また、チャックから浮いているWLCSPを、手袋を着用した手と綿棒などで押さえつけながら吸引を行うという作業が不要となる。
WLCSPの凹反りの形状から、WLCSPを最も効率よく吸引し、プローバチャックに対して吸着できるためのプローバチャックの分割方法は、輪状にプローバチャックを分割することである。本発明では、プローバチャックの分割方法を輪状に分割し、それぞれの分割されたチャックが、チャックの上下動作を行う駆動手段、WLCSPを吸引する吸引手段を有するものが、最も最良の実施形態である。
次に、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態であるプローバにおけるチャックの部品構成を示す図である。
チャックは、図に示すように、複数のチャック1a、1b、1c、1dと分割されている。特に、本発明での実施例では、所定の間隔で分割されたチャック1a〜1d(大小の輪)を重ね合わせて、1つの円盤(チャック)を形成している。
図1は、本発明の実施形態であるプローバにおけるチャックの部品構成を示す図である。
チャックは、図に示すように、複数のチャック1a、1b、1c、1dと分割されている。特に、本発明での実施例では、所定の間隔で分割されたチャック1a〜1d(大小の輪)を重ね合わせて、1つの円盤(チャック)を形成している。
図2は、本発明の実施形態であるプローバにおける上下駆動部品の構成を示す図である。
チャック1b〜1dの下には、各チャックが独立して上下駆動することができるように、上下駆動手段として、各々にボールネジ、モーター等を設ける。これにより、各チャック1b〜1dは、それぞれが異なる上下動作を行うことが可能である。また、中央のチャック1aは、その他のチャック1b〜1dの上下動作の基準となるため、固定されている。
チャック1b〜1dの下には、各チャックが独立して上下駆動することができるように、上下駆動手段として、各々にボールネジ、モーター等を設ける。これにより、各チャック1b〜1dは、それぞれが異なる上下動作を行うことが可能である。また、中央のチャック1aは、その他のチャック1b〜1dの上下動作の基準となるため、固定されている。
図3は、本発明の実施形態であるプローバにおける上下駆動部品の構成を示す図である。
図3の構成は、プローバの上下駆動手段としてカム4を用いていて、カム駆動部により、各チャックに対応したカムが回転し、各チャックが上下動作を行う。
また、図示しないが、他にもプローバの上下駆動の手段として、エアーシリンダーを用いる等の方法も考えられる。
また、WLCSPの凹反り量を設定することで、図2または図3のように、受け皿のように段差をつけることも可能である。このように、段差をつけるための具体的な方法を図4、図5に示す。
図3の構成は、プローバの上下駆動手段としてカム4を用いていて、カム駆動部により、各チャックに対応したカムが回転し、各チャックが上下動作を行う。
また、図示しないが、他にもプローバの上下駆動の手段として、エアーシリンダーを用いる等の方法も考えられる。
また、WLCSPの凹反り量を設定することで、図2または図3のように、受け皿のように段差をつけることも可能である。このように、段差をつけるための具体的な方法を図4、図5に示す。
図4は、本発明の実施形態であるプローバにおける凹反り量の検知手段を示す図である。
また、図5は、本発明の実施形態であるプローバにおける、プローバチャックがWLCSPに適合して上下動作した様子を示す図である。
WLCSPの凹反りに対して、より正確にプローバチャック1の上面形状をあわせるためには、オリフラ8またはノッチ位置を認識している搬送アーム10上に、レーザーによる反射型の距離測定が行える反射センサー7を設けることで、WLCSP中央部の位置からどのような反り量になっているかを把握し、その情報をチャック1b〜1dに展開することで、図5に示すようによりWLCSPの凹反りに適合した受け皿を形成することが可能である。
また、図5は、本発明の実施形態であるプローバにおける、プローバチャックがWLCSPに適合して上下動作した様子を示す図である。
WLCSPの凹反りに対して、より正確にプローバチャック1の上面形状をあわせるためには、オリフラ8またはノッチ位置を認識している搬送アーム10上に、レーザーによる反射型の距離測定が行える反射センサー7を設けることで、WLCSP中央部の位置からどのような反り量になっているかを把握し、その情報をチャック1b〜1dに展開することで、図5に示すようによりWLCSPの凹反りに適合した受け皿を形成することが可能である。
従来のプローバチャックでは、チャックの形状とWLCSPの形状が一致していないため、吸引の際にリークが発生し、そのリークを回避するために、手袋を着用した手と綿棒などで浮いている部分を押さえつけて吸引させるというような人的な作業が必要となっていた。このような人為的な作業は、テスタースループットが低下し、テスト工数が増加するだけでなく、手動調整による人為的な作業ミスや、WLCSPの汚染等による品質の低下という問題も発生しうるものであった。
しかしながら、本発明では、WLCSPの凹反り形状にあわせて、チャックが上下動することにより、後述する吸引において、WLCSPをチャックに押さえつけて吸引を行うような人的作業が不要となる。
しかしながら、本発明では、WLCSPの凹反り形状にあわせて、チャックが上下動することにより、後述する吸引において、WLCSPをチャックに押さえつけて吸引を行うような人的作業が不要となる。
WLCSPが、突き上げピン上に乗っかっている状態(図5上図参照)から突き上げピンが降下する。その後、突き上げピンが完全に降下し、WLCSPは、WLCSPの凹反りの形状にあわせて上下動したプローバチャック上に収まる(図5下図参照)。
その後、図5下図の状態から、吸引動作が始まる(図6参照)。
その後、図5下図の状態から、吸引動作が始まる(図6参照)。
図6は、本発明の実施形態であるプローバにおけるプローバチャックの吸引機構を示す図である。
図に示すように、プローバチャック1a〜1dのそれぞれに、吸引のための吸引溝5a〜5dを設ける。吸引溝5a〜5dのそれぞれにバキューム配管6a〜6d(チューブ等)を取り付けることにより、各プローバチャックが個々にWLCSPを吸引できるようになる。
プローバチャックが分割されているため、図に示されているように、個々にバキューム配管を取り付ける必要があるが、上下駆動させるためのボールネジ2b〜2d、モーター3b〜3dなどの部品を避けた位置に取り付けてある。
図に示すように、プローバチャック1a〜1dのそれぞれに、吸引のための吸引溝5a〜5dを設ける。吸引溝5a〜5dのそれぞれにバキューム配管6a〜6d(チューブ等)を取り付けることにより、各プローバチャックが個々にWLCSPを吸引できるようになる。
プローバチャックが分割されているため、図に示されているように、個々にバキューム配管を取り付ける必要があるが、上下駆動させるためのボールネジ2b〜2d、モーター3b〜3dなどの部品を避けた位置に取り付けてある。
図5下図の状態から、バキューム配管から、チャック1とWLCSPとの間の余分な空気を吸引する。吸引動作を行うことにより、チャック1とWLCSP間の隙間が徐々に無くなり、それにあわせてチャック1も上下動作する。吸引が完全に完了すると、WLCSPもチャック1も完全に水平な状態となり(図6参照)、この状態になることにより、WLCSPのテストを行うことが可能となる。
このように、WLCSPをチャックに吸引する際に、従来は人的作業等により吸引を行っていたが、本発明により、人的作業が不要となる。
このように、WLCSPをチャックに吸引する際に、従来は人的作業等により吸引を行っていたが、本発明により、人的作業が不要となる。
また、従来は、1〜2本のバキューム配管で全ての吸引溝からの吸引を行っていた(図7、図8参照)。
しかしながら、本発明では、分割された個々のプローバチャックに直接バキューム配管を取り付ける(溝1本に対してバキューム1本)ことで吸引力は強くなり、WLCSPの凹反りに負けない吸引力が確保できる。
しかしながら、本発明では、分割された個々のプローバチャックに直接バキューム配管を取り付ける(溝1本に対してバキューム1本)ことで吸引力は強くなり、WLCSPの凹反りに負けない吸引力が確保できる。
また、上記に示した実施形態は、本発明の好適な実施の一例である。しかしながら、本発明の実施形態は、ウェハレベルCSPのプローバにおけるプローバチャック及びプローバに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、様々な変形実施が可能である。
(効果)
以上の説明から明らかなように、ウェハレベルCSPをテストするプローバにおいて、前記プローバが有するプローバチャックが複数個に分割されていて、且つ、前記プローバチャックがウェハレベルCSPの形状にあわせて上下駆動を行うチャック駆動手段を有することにより、ウェハレベルCSPをチャックに吸引する際に、余分なリークが発生せずに吸引を行うことが可能となる。また、チャックから浮いているWLCSPを、手袋を着用した手と綿棒などで押さえつけながら吸引を行うという作業が不要となる。
以上の説明から明らかなように、ウェハレベルCSPをテストするプローバにおいて、前記プローバが有するプローバチャックが複数個に分割されていて、且つ、前記プローバチャックがウェハレベルCSPの形状にあわせて上下駆動を行うチャック駆動手段を有することにより、ウェハレベルCSPをチャックに吸引する際に、余分なリークが発生せずに吸引を行うことが可能となる。また、チャックから浮いているWLCSPを、手袋を着用した手と綿棒などで押さえつけながら吸引を行うという作業が不要となる。
また、前記プローバチャックは、ウェハレベルCSPを吸引する吸引手段を有することにより、従来のプローバチャックよりも吸引力が強くなり、確実にウェハレベルCSPを吸引することが可能となる。
また、このような効果から、更に、テスタースループットの低下やテスト工数の増加を軽減できると共に、人的作業がなくなるため、手動調整による人的ミスやWLCSPの汚染等を防ぐという品質面での効果もある。
1a〜1d チャック
2b〜2d ボールネジ(上下駆動部部品)
3b〜3d モーター(上下駆動部部品)
4b〜4d カム(上下駆動部部品)
5a〜5d 吸引溝
6a〜6d バキューム配管
7 反射センサー
8 オリフラ
9 回転台
10 搬送アーム
2b〜2d ボールネジ(上下駆動部部品)
3b〜3d モーター(上下駆動部部品)
4b〜4d カム(上下駆動部部品)
5a〜5d 吸引溝
6a〜6d バキューム配管
7 反射センサー
8 オリフラ
9 回転台
10 搬送アーム
Claims (4)
- ウェハレベルCSPをテストするプローバにおいて、
前記プローバが有するプローバチャックが複数個に分割されていて、
且つ、前記プローバチャックがウェハレベルCSPの形状にあわせて上下駆動を行うチャック駆動手段を有することを特徴とするプローバチャック。 - 前記プローバチャックは、輪状に複数個に分割されていることを特徴とする請求項1記載のプローバチャック。
- 前記プローバチャックは、ウェハレベルCSPを吸引する吸引手段を有することを特徴とする請求項1または2記載のプローバチャック。
- ウェハレベルCSPをテストするプローバであって、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプローバチャックを有することを特徴とするプローバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370775A JP2005134241A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | プローバチャック及びプローバ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010067688A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Lintec Corp | 半導体ウェハの支持装置および支持方法 |
KR20160054144A (ko) * | 2014-11-05 | 2016-05-16 | 삼성디스플레이 주식회사 | 정전 척 |
KR20200083916A (ko) * | 2018-12-29 | 2020-07-09 | 마이크론 테크놀로지, 인크 | 개별적으로 제어 가능한 영역들을 갖는 접합 척 및 관련 시스템 및 방법 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003370775A patent/JP2005134241A/ja active Pending
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KR102398067B1 (ko) * | 2014-11-05 | 2022-05-13 | 삼성디스플레이 주식회사 | 정전 척 |
KR20200083916A (ko) * | 2018-12-29 | 2020-07-09 | 마이크론 테크놀로지, 인크 | 개별적으로 제어 가능한 영역들을 갖는 접합 척 및 관련 시스템 및 방법 |
KR102429222B1 (ko) | 2018-12-29 | 2022-08-04 | 마이크론 테크놀로지, 인크 | 개별적으로 제어 가능한 영역들을 갖는 접합 척 및 관련 시스템 및 방법 |
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