JP2005133459A - 戸 - Google Patents

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JP2005133459A
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了 吉田
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Abstract

【課題】ねじなどを併用しなくとも簡単に組み立てることができる戸を提供する。
【解決手段】矩形の周囲枠の各辺ごとに分割された主枠材12,13は、長さ方向に連続する凹溝部18、そのスリット状開口19の両側に内側に形成された係止部20a,20b、及び板材受け部21を備え、押さえ枠材15は、主枠材のスリット状開口19を閉じると共に主枠材の板材受け部21との間でガラス板などの周辺を挟む板材押さえ部22を有するもので、主枠材12,13の係止部20a,20bと係合して抜け止めとなる突条部24a,24bを内側に備え、連結具16,17は、本体26から直角2方向に突設されて主枠材12,13内に挿入される挿入脚部27,28に係止用凹部29が形成されたもので、この係止用凹部29に嵌合する抜け止め用の係止用凸部31が押さえ枠材15に設けられた構成。
【選択図】図4

Description

本発明は、家具の引き戸などに利用される戸に関するものである。
特許文献を挙げることはできないが、家具の引き戸などに利用される戸として、矩形の周囲枠とこの周囲枠内に嵌められたガラス板などの板材とから成り、周囲枠は、各辺ごとに分割された主枠材及び押さえ枠材と、各主枠材を直角に接続する連結具とから構成された組立式の戸が、知られている。
従来のこの種の組立式の戸では、ねじによる部材どうしの結合作業が必要不可欠のものであって、その組み立てには多大の手間と時間を要し、ねじの紛失や適合する工具の準備に怠りがあると、組み立て作業そのものが行えなくなるというような問題点があった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る戸を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、矩形の周囲枠10とこの周囲枠10内に嵌められたガラス板などの板材11とから成り、周囲枠10は、各辺ごとに分割された主枠材12,13及び押さえ枠材14,15と、各主枠材12,13を直角に接続する連結具16,17とから構成され、主枠材12,13は、長さ方向に連続する凹溝部18と、当該凹溝部18のスリット状開口19の両側に内側に張り出すように形成された係止部20a,20bとを有すると共に、主枠材12,13の内側辺には前記板材11の周辺を受ける板材受け部21が設けられ、押さえ枠材14,15は、主枠材12,13のスリット状開口19を閉じると共に主枠材12,13の板材受け部21との間で前記板材11の周辺を挟む板材押さえ部22を有するもので、主枠材12,13のスリット状開口19から凹溝部18内に嵌合すると共にその両側の係止部20a,20bと係合して抜け止めとなる突条部24a,24bを内側に備え、連結具16,17は、主枠材12,13の端部間に位置して周囲枠10の角部を形成する本体26と、この本体26から互いに直角2方向に延出する、それぞれ主枠材12,13の凹溝部18内に主枠材端部からのみ挿入可能な2本の挿入脚部27,28とから成り、当該挿入脚部27,28には、主枠材12,13のスリット状開口19に面する側に係止用凹部29が形成され、この係止用凹部29に嵌合して挿入脚部27,28の抜け止めとなる係止用凸部31が前記押さえ枠材14,15に設けられた構成となっている。
上記構成によれば、各主枠材12,13の端部から凹溝部18内に各連結具16,17の挿入脚部27,28を差し込んで矩形枠状に組み立て、この状態の各主枠材12,13の板材受け部21にガラス板などの板材11の周辺を支持させた後、各押さえ枠材14,15を各主枠材12,13の凹溝部18を閉じるように配置して主枠材12,13側に押さえ込むことにより、各押さえ枠材14,15の突条部24a,24bを各主枠材12,13におけるスリット状開口19の両側係合部20a,20bに係合させて、各押さえ枠材14,15を主枠材12,13に結合一体化すると共に、その板材押さえ部22で主枠材12,13の板材受け部21上の板材11の周辺を挟み込んで板材11を固定することができるのであるが、このとき、押さえ枠材14,15の係止用凸部31が、主枠材12,13の凹溝部18内に差し込まれている連結具16,17の挿入脚部27,28の係止用凹部29に嵌合し、連結具16,17の挿入脚部27,28が主枠材12,13から抜けるのを阻止し、連結具16,17と各主枠材12,13とが結合一体化される。
尚、請求項2に記載のように、押さえ枠材14,15の前記突条部24a,24bを、連結具16,17の挿入脚部27,28が挿入される主枠材12,13の端部領域内まで設けておき、この押さえ枠材14,15に設けられる前記係止用凸部31を、前記突条部24a,24bを部分的に切除して形成することができる。
又、請求項3に記載のように、連結具16,17の前記係止用凹部29とこれに嵌合する押さえ枠材14,15の前記係止用凸部31とには、この両者の嵌合により連結具16,17の挿入脚部27,28を主枠材12,13に対する挿入方向に引き込むカム面29a,31aを形成しておくことができる。
又、請求項4に記載のように、押さえ枠材14,15の前記突条部24a,24bは、主枠材12,13のスリット状開口19の両側の係止部20a,20bそれぞれに隣接するように左右一対設けることができるし、請求項5に記載のように、1つの連結具16,17に対して直角2方向に配置される2つの押さえ枠材14,15の内、少なくとも一方は、当該連結具16,17の本体26に被さる長さを有せしめ、全ての押さえ枠材14,15の表面が面一に連続するように構成することができる。又、請求項6に記載のように、各押さえ枠材14,15には、主枠材12,13の板材受け部21のある側とは反対側の外側面を覆う側板部23を連設して、断面L形に構成することができる。
更に、引き戸として使用する場合は、請求項7に記載のように、連結具16,17の本体26に引き戸用ガイド(ガイド溝3a〜4b)に係合するガイド部材32,34又は車輪33、若しくはその両者を取り付けることができるし、請求項8に記載のように、引き戸移動方向に直交する2つの押さえ枠材15の内、少なくとも一方に引き戸用把手部25を連設することができる。
上記の本発明の構成によれば、主枠材端部に対する各連結具の挿入脚部の差し込み、ガラス板などの板材の載置、各主枠材に対する各押さえ枠材の押圧嵌合操作によって、矩形の周囲枠とこの周囲枠に嵌め込まれたガラス板などの板材とから成る戸を組み立てることができ、その組み立てにねじによる結合作業を無くすことが可能であるから、適合するねじや工具の準備が不要となり、組み立て作業を誰でも簡単容易に行うことができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、押さえ枠材に突条部と係止用凸部とを各別に成形する必要がなくなり、例えば引き抜き成形した押さえ枠材の突条部を部分的に切除する二次加工を施すだけで、必要な構成を備えた押さえ枠材を得ることができ、コストを下げることができる。
又、請求項3に記載の構成によれば、押さえ枠材の装着により、連結具の挿入脚部を主枠材に対する挿入方向に引き込んだ状態で固定できるので、主枠材に対する連結具のガタつきを無くすことができる。
請求項4に記載の構成によれば、押さえ枠材の使用材料を節減できるにもかかわらず、この押さえ枠材側の突条部が係合する主枠材側のスリット状開口両側の係止部の間隔を広げて、強固且つ安定的に押さえ枠材を固定することができる。
請求項5に記載の構成によれば、主枠材の長さ方向に対して連結具が矩形周囲枠の表裏方向のガタつきを押さえ枠材の連結具本体上の被さりによって防止することができると共に、押さえ枠材側からの意匠をすっきりとさせることにも役立つ。又、請求項6に記載の構成によれば、押さえ枠材の曲げ強度を高めることができると共に、戸の周囲(矩形周囲枠の周囲)の手触り感も改善される。
更に、請求項7や請求項8に記載の構成によれば、構造が簡単でしかも丈夫な引き戸として活用することができる。
以下に、引き戸として実施した本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は矩形の開口部枠であって、その内側に2枚の引き戸2A,2Bが嵌められている。開口部枠1は、図2Aに示すように前後2列にガイド溝3a〜4bを備えた上下2本の水平枠材5,6と、図3Aに示す左右2本の垂直枠材7,8とから構成されたもので、各枠材5〜8には内側に延出する取付片5a〜8aが連設され、この取付片5a〜8aにおいて各枠材5〜8が、収納家具における収納空間周囲板材9に木ねじなどにより取り付けられる。
各引き戸2A,2Bは基本的に同一構造のものであって、矩形の周囲枠10とこの周囲枠10内に嵌め込まれたガラス板などの板材11とから構成されている。周囲枠10は、図2及び図3に示すように、引き戸移動方向と平行な上下2本の水平主枠材12、引き戸移動方向に対し直交する左右2本の垂直主枠材13、これら各主枠材12,13に被せられる上下2本の水平押さえ枠材14と左右2本の垂直押さえ枠材15、及び図4に示すように各主枠材12,13を矩形枠状に連結する下側左右2つの連結具16と上側左右2つの連結具17とから構成されている。
各主枠材12,13は同一構造のもので、図2B、図3B、及び図4に示すように、長さ方向に連続する凹溝部18と、当該凹溝部18のスリット状開口19の両側に内側に張り出すように形成された係止部20a,20bとを有すると共に、内側辺(板材11のある側)には、前記板材11の周辺を受ける板材受け部21が設けられている。
各押さえ枠材14,15は基本的に同一構造のもので、主枠材12,13のスリット状開口19を閉じると共に主枠材12,13の板材受け部21との間で前記板材11の周辺を挟む板材押さえ部22と、この板材押さえ部22のある側とは反対側から直角内方に連設されて、主枠材12,13の板材受け部21のある側とは反対側の外側面を覆う側板部23と、主枠材12,13のスリット状開口19から凹溝部18内に嵌合する左右一対の突条部24a,24bとを備えている。この左右一対の突条部24a,24bは、主枠材12,13のスリット状開口19の両側面に当接する間隔で突設されると共に、押さえ枠材14,15が主枠材12,13に当接するまで左右一対の突条部24a,24bを主枠材12,13のスリット状開口19に嵌合させたとき、丁度スリット状開口19の両側係合部20a,20bに弾性的に係合してこの押さえ枠材14,15の抜け止めとなるように長さ方向に連続する先端部が外側へ膨出した断面形状に成形されている。
尚、図1に示すように、各引き戸2A,2Bの左右2本の垂直押さえ枠材15の内、引き戸2A,2Bを閉じたときに開口部枠1の垂直枠材7,8に当接する側の垂直押さえ枠材15には、その板材押さえ部22のある内側辺から直角に突出する把手部25が長さ方向に連続して一体形成されている。
図4〜図6に示すように、各連結具16,17は、互いに直角に配置される主枠材12,13間に位置して直角のコーナー部を形成する角形本体26と、この角形本体26の直角両側面から突設されて直角2方向に延出する2本の挿入脚部27,28とから構成されている。各挿入脚部27,28は、主枠材12,13の凹溝部18からスリット状開口19に至る断面凸型の空間に密に内嵌し得るサイズの断面凸型のもので、主枠材12,13の長さ方向の端部からのみ凹溝部18内に挿入可能なものであり、その長さ方向前後2箇所で主枠材12,13のスリット状開口19に面する側に係止用凹部29が形成されている。この係止用凹部29は、挿入脚部27,28の先端側の側面が外広がりに傾斜したカム面29aとなっている。
一方、図6に示すように、押さえ枠材14,15には、その並列する2本の突条部24a,24bの両端部の長さ方向2箇所に切除部30を設けることにより、押さえ枠材14,15の両端部の長さ方向2箇所に突条部24a,24bの残存部で形成された係止用凸部31が設けられている。これら係止用凸部31は、連結具16,17の挿入脚部27,28における係止用凹部29内に嵌合するもので、押さえ枠材14,15の両端から遠い側の側辺が、前記係止用凹部29のカム面29aに対応するように傾斜したカム面31aとなっている。
尚、引き戸2A,2Bの下側両端に位置する連結具16の本体26には、図4及び図6に示すように、図1及び図2Aに示す開口部枠1の下側水平枠材5のガイド溝3a,3bに嵌合するガイド部材32と、下側水平枠材5のガイド溝3a,3bに隣接する表面を転動する車輪33とが設けられ、引き戸2A,2Bの上側両端に位置する連結具17の本体26には、図4及び図6に示すように、図1及び図2Aに示す開口部枠1の上側水平枠材6のガイド溝4a、4bに嵌合するガイド部材34が設けられている。
具体的には、車輪33は、ガイド部材32と一体で連結具16の本体26に下側から内嵌される部材35に軸支され、当該部材35を昇降移動させてガイド部材32と車輪33の突出量(引き戸2A,2Bの支持レベル)を調整する調整ねじ36が併設されている。この調整ねじ36は、本体26の側面に面一に露出する操作用頭部36aを備え、この本体26の側面に被さる垂直押さえ枠材15には、当該調整ねじ36の操作用頭部36aを操作するための開口37が設けられている。又、上側のガイド部材34は、連結具本体26に内装されたスプリング38によって上向きに付勢されて突出限位置に保持されており、このスプリング38の付勢力に抗してガイド部材34を下降限位置まで押し下げたとき、当該ガイド部材34を下降限位置で自動的に係止する係止片39が本体26に設けられ、この係止片39に係合するガイド部材34側の操作片40を本体26の背面側から本体26内へ押し込み操作することにより、係止作用が解除されてガイド部材34がスプリング38の付勢力で突出限位置に上昇し、保持されるように構成されている。
以下、引き戸2A,2Bの組み立て方法を説明すると、先ず図4〜図6に示すように、各主枠材12,13を連結具16,17により矩形枠状に連結する。即ち、水平主枠材12の両端からその凹溝部18内に連結具16,17の水平向きの挿入脚部27を挿入すると共に、垂直主枠材13の両端からその凹入部18内に連結具16,17の垂直向きの挿入脚部28を挿入する。このとき、各挿入脚部27,28の断面凸型の向きにより各主枠材12,13は、そのスリット状開口19が同一側に位置する向きでのみ矩形枠状に連結されることになる(図5参照)。又、各連結具16,17の本体26の背面は、各主枠材12,13の背面と面一になる(図6参照)。
次に、矩形枠状に組まれた主枠材12,13を、そのスリット状開口19が上向きに成るように適当な水平面上に載置した状態で、周囲に断面コ形のパッキン材41を嵌合させたガラス板などの板材11の周辺(パッキン材41)を矩形枠状に連続する各主枠材12,13の板材受け部21上に載置する。この後、水平押さえ枠材14を水平主枠材12の表面側(スリット状開口19のある側)に嵌合させると共に、垂直押さえ枠材15を垂直主枠材13の表面側(スリット状開口19のある側)に嵌合させる。
即ち、各押さえ枠材14,15は、その並列する突条部24a,24bを主枠材12,13のスリット状開口19から凹溝部18内に嵌合させるように押し込むことにより、当該押さえ枠材14,15が主枠材12,13のを閉塞すると共に、その側板部23が主枠材12,13の外側面(板材11のある側とは反対側の側面)に被さることになり、このとき突条部24a,24bの先端膨出部が主枠材12,13のスリット状開口19における両側係合部20a,20bに係合し、押さえ枠材14,15が主枠材12,13に固定されることになる。同時に、押さえ枠材14,15の長さ方向両端部に構成された各係止用凸部31が、主枠材12,13の凹溝部18内に挿入されている各連結具16,17の挿入脚部27,28における係止用凹部29に嵌合し、これら連結具16,17の挿入脚部27,28が主枠材12,13の凹溝部18内から主枠材長さ方向に抜け出るのを阻止するのであるが、このとき、係止用凹部29のカム面29aに対する係止用凸部31のカム面31aの押圧作用により、連結具16,17の挿入脚部27,28が主枠材12,13の凹溝部18内に引き込まれる方向の作用力を受け、各連結具16,17は、主枠材12,13に対しガタつき無く強固に固定される。
尚、水平押さえ枠材14は左右両連結具16,17間の水平主枠材12と同一長さであり、水平主枠材12に水平押さえ枠材14を、両者の両端位置が一致する状態で上記の如く嵌合させることにより、上記のように係止用凸部31と係止用凹部29とが嵌合し合って、所期通りの締結作用が実現される。一方、垂直押さえ枠材15は、垂直主枠材13の両端に挿入された状態の上下両連結具16,17の本体26に所定長さだけ被さる長さを有しており、各連結具本体26には、垂直押さえ枠材15(側板部23を含む)の両端を位置決めする突出側縁部26aが形成されている。従って、垂直主枠材13に垂直押さえ枠材15を上記のように嵌合させるときは、当該垂直押さえ枠材15の両端が上下両連結具16,17の本体26の突出側縁部26aの内側に嵌まり込むように位置決めすることにより、上記のように係止用凸部31と係止用凹部29とが嵌合し合って、所期通りの締結作用が実現される。
尚、押さえ枠材14,15側の各係止用凸部31は、先に説明したように、主枠材12,13側のスリット状開口19の両側係合部20a,20bに各別に係合する左右2列の抜け止め用突条部24a,24bの一部分で構成されているので、各係止用凸部31は左右対を成し、それぞれが連結具16,17の挿入脚部27,28における係止用凹部29に嵌合すると同時に、当該挿入脚部27,28の両側に位置する主枠材12,13側のスリット状開口19の両側係合部20a,20bにも係合し、押さえ枠材14,15の両端領域が主枠材12,13から浮き上がるのを防止することができる。
以上にようにして組み立てられた引き戸2A,2Bは、その周囲枠10の表面(垂直押さえ枠材15から把手部25が突設している側)が、各押さえ枠材14,15の表面と垂直押さえ枠材15の両端から突出する連結具本体26の側縁突出部26aの表面とで、段差のない一平面状に形成され、周囲枠10の外周面それぞれは、各押さえ枠材14,15の側板部23の表面と各連結具本体26の水平端面、及び各垂直押さえ枠材15の側板部23から突出している連結具本体26の側縁突出部26aの側面とで、段差のない一平面状に形成され、そして周囲枠10の背面は、各主枠材12,13の背面とこれら主枠材12,13間の角部に突出している各連結具本体26の垂直背面、及び各押さえ枠材14,15の側板部23の端面とで、段差のない一平面状に形成されている。
組み立てられた引き戸2A,2Bの開口部枠1内への取り付けは、最初に手前になる引き戸2Bの上側左右一対のガイド部材34を押し下げて係止した状態で、下側左右一対のガイド部材32を手前下側のガイド溝3bに嵌合させ、当該引き戸2Bを垂直姿勢に戻して上側左右一対のガイド部材34を手前上側のガイド溝4bの真下に位置させた状態で、当該引き戸2Bの背面側から上側左右一対のガイド部材34の係止を解除し、当該上側左右一対のガイド部材34を上動復帰させて手前上側のガイド溝4bに嵌合させる。次に奥側の引き戸2Aの各ガイド部材32,34を同じ要領で奥側上下のガイド溝3a,4aにそれぞれ嵌合させる。これによって各引き戸2A,2Bは、上下のガイド溝3a,4a及び3b,4bの長さ方向にスライド可能な状態で、下側左右一対の車輪33によって開口部枠1の下側水平枠材5の表面で支持されることになる。
尚、本発明の戸は、引き戸に限定されるものではなく、ヒンジによって開閉自在に軸支される開閉戸などとしても実施することができる。従って、引き戸として実施する場合も、上記実施形態において例示したガイド部材や車輪の取り付け構造は一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。更に、本発明の構成は、特にねじによる結合を併用しなくとも十分に実用に耐え得るものであるが、場合によっては、例えば主枠材12,13の端部から差し込まれた連結具16.17の挿入脚部27,28と当該主枠材12,13とを主枠材12,13の背面側から結合するねじなどを併用しても良い。又、主枠材12,13と押さえ枠材14,15、及びこの両者間に位置する連結具16,17の挿入脚部27,28の3者をねじなどで結合するように構成することも可能である。
引き戸装置全体の正面図である。 A図は引き戸装置全体の縦断側面図、B図は引き戸の拡大縦断側面図である。 A図は引き戸装置全体の横断平面図、B図は引き戸の拡大横断平面図である。 引き戸の構成部品を分解して示す一部縦断正面図と背面図(押さえ枠材)である。 引き戸一部分の押さえ枠材取り付け前の状態を示す一部切り欠き正面図である A図は引き戸の押さえ枠材を分離した状態での縦断側面図、B図は同押さえ枠材取り付け状態での一部縦断側面図である。 引き戸一部分の押さえ枠材を分離した状態での横断平面図である。 同押さえ枠材取り付け状態での横断平面図である。
符号の説明
1 開口部枠
2A,2B 引き戸
3a〜4b ガイド溝
10 矩形の周囲枠
11 ガラス板などの板材
12,13 主枠材
14,15 押さえ枠材
16,17 連結具
18 凹溝部
19 スリット状開口
20a,20b 係止部
21 板材受け部
22 板材押さえ部
23 側板部
24a,24b 突条部
25 把手部
26 本体
27,28 挿入脚部
29 係止用凹部
29a,31a カム面
31 係止用凸部
32,34 ガイド部材
33 車輪
41 パッキン材

Claims (8)

  1. 矩形の周囲枠とこの周囲枠内に嵌められたガラス板などの板材とから成り、周囲枠は、各辺ごとに分割された主枠材及び押さえ枠材と、各主枠材を直角に接続する連結具とから構成され、主枠材は、長さ方向に連続する凹溝部と、当該凹溝部のスリット状開口の両側に内側に張り出すように形成された係止部とを有すると共に、主枠材の内側辺には前記板材の周辺を受ける板材受け部が設けられ、押さえ枠材は、主枠材のスリット状開口を閉じると共に主枠材の板材受け部との間で前記板材の周辺を挟む板材押さえ部を有するもので、主枠材のスリット状開口から凹溝部内に嵌合すると共にその両側の係止部と係合して抜け止めとなる突条部を内側に備え、連結具は、主枠材の端部間に位置して周囲枠の角部を形成する本体と、この本体から互いに直角2方向に延出する、それぞれ主枠材の凹溝部内に主枠材端部からのみ挿入可能な2本の挿入脚部とから成り、当該挿入脚部には、主枠材のスリット状開口に面する側に係止用凹部が形成され、この係止用凹部に嵌合して挿入脚部の抜け止めとなる係止用凸部が前記押さえ枠材に設けられた、戸。
  2. 押さえ枠材の前記突条部は、連結具の挿入脚部が挿入される主枠材の端部領域内まで設けられ、この押さえ枠材に設けられる前記係止用凸部は、前記突条部を部分的に切除して形成されている、請求項1に記載の戸。
  3. 連結具の前記係止用凹部とこれに嵌合する押さえ枠材の前記係止用凸部とには、この両者の嵌合により連結具の挿入脚部を主枠材に対する挿入方向に引き込むカム面が形成されている、請求項1又は2に記載の戸。
  4. 押さえ枠材の前記突条部は、主枠材のスリット状開口の両側の係止部それぞれに隣接するように左右一対設けられている、請求項1〜3の何れかに記載の戸。
  5. 1つの連結具に対して直角2方向に配置される2つの押さえ枠材の内、少なくとも一方は、当該連結具の本体に被さる長さを有し、全ての押さえ枠材の表面が面一に連続するように構成された、請求項1〜4の何れかに記載の戸。
  6. 各押さえ枠材は、主枠材の板材受け部のある側とは反対側の外側面を覆う側板部が連設されて、断面L形に構成されている、請求項1〜5の何れかに記載の戸。
  7. 連結具の本体に引き戸用ガイドに係合するガイド部材又は車輪、若しくはその両者が取り付けられて、引き戸に構成されている、請求項1〜5の何れかに記載の戸。
  8. 引き戸移動方向に直交する2つの押さえ枠材の内、少なくとも一方に引き戸用把手部が連設されている、請求項6に記載の戸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102220364B1 (ko) * 2020-09-11 2021-02-25 주식회사 유니크시스템 개폐창의 내진 연결구조

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