JP2005129941A - 位置決めシステム及び位置決め方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】本発明の目的は、整定時間なしに、或いは少なくとも、位置フィードバックを用いる位置制御システムに比べて整定時間を短くして目標位置に物体を移動させる位置決めシステムを提供することである。
【構成】本発明の目標位置に物体を移動させる位置決めシステムは、制御電流に応答して第1方向に物体に力を加える第1アクチュエータ(60)であって、このアクチュエータがアクチュエータ・ゲインを有し、生成される力が、制御電流及びアクチュエータ・ゲインの関数であり、このアクチュエータが、磁界を誘起する磁石(62)と、前記磁界中のコイル(66)とを備え、これらの磁石とコイルが相互に移動可能である第1アクチュエータ(60)と、制御信号に応答してアクチュエータに制御電流を供給する電源(70)と、電源に制御信号を供給することによってアクチュエータが生成する力を制御する制御システム(68)とを備え、制御信号がアクチュエータ・ゲインに適合され、ゲインが、少なくとも1つのパラメータの関数としてあらかじめ決定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、目標位置に物体を移動させる位置決めシステム、前記位置決めシステムを備えるリソグラフィ機器、物体の移動を制御する制御方法、及びデバイスの製造方法に関する。
リソグラフィ機器は、基板の目標部分に所望のパターンを投影する機械である。リソグラフィ機器は、例えばIC(集積回路)の製造に使用することができる。この状況では、ICの個々の層に対応する回路パターンを生成するのに、マスクなどのパターン化手段を使用し得る。このパターンは、放射感受性材料(レジスト)の層を有する基板(例えばシリコン・ウエハ)上の(例えば、ダイの一部或いは1つ又は複数のダイを含む)目標部分に結像させることができる。一般に、1枚の基板は、次々に露光される隣接した網目状の目標部分を含む。周知のリソグラフィ機器の例には、1回で目標部分にパターン全体を露光することによって各目標部分が照射される、いわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)に投影ビームを通過してパターンを走査し、この方向と平行又は逆平行に基板を同期走査することによって各目標部分が照射される、いわゆるスキャナが含まれる。
パターン化手段を介して基板に放射を露光する前に、基板、又はパターン化手段、或いはその両方を位置決めすることによって、基板及びパターン化手段を位置合わせしなければならない。また、リソグラフィ機器の他の部分も移動可能にすることができ、基板上にパターンを投影する工程中の任意の時点でそれらの位置決めを行う必要があり得る。位置決めは正確に行うべきであり、正確な位置決めシステムが求められることがある。
位置決めは、例えばモータなどの駆動装置を使用して実施し得る。この駆動装置に物体を装着するか、或いは他の方法で結合する。駆動装置の例は、ローレンツ・アクチュエータ、すなわち、磁界を誘起する少なくとも1つの磁石と、前記磁界中で位置決め可能かつ移動可能な少なくとも1つのコイルとを備えるアクチュエータである。物理法則により、コイルに電流が流れると、電流及び磁界の両方に直交する向きの力が発生する。この力により、コイル及び磁石が相互に移動し得る。そのため、このアクチュエータに供給される制御電流により、コイル又は磁石に結合された物体に作用する力、したがってその動きが制御される。
この磁石は、例えば電磁石、永久磁石、又は天然磁石など、任意の種類の磁石とし得る。コイルは、例えば導線を多数回巻いたものを含み得る。力を発生させるには、コイルに電流を流さなければならず、かつ磁界が存在しなければならない。この力の強さを変化させるには、電流を変化させるか、或いは、例えば電磁石に流す電流を変化させることによって磁界の強さを変化させればよい。
通常、位置決め精度を向上させるために、例えばローレンツ・アクチュエータなどの前記駆動装置に接続された制御システムに、位置フィードバックを用いる位置制御システムを含める。アクチュエータの特性により、移動後の物体の実際の位置が目標位置からずれることがある。したがって、移動中及び移動後の物体の実際の位置を測定し、位置決めシステムにフィードバックする。次いで、この物体を位置決めし直すことによって、目標位置と実際の位置の差異を補償することができる。
しかし、このような位置制御システムでは、物体が前記目標位置に到達するまでに、誤差を含む多くの動きを補償し、かつ物体の再位置決めを多数回にわたって行う時間が必要なことがある。物体は必要とされる精度で目標位置に到達するが、目標位置に到達するのに必要とされる時間、すなわち整定時間が比較的長いことがある。リソグラフィ機器の場合には、整定時間が長いと、機器の処理能力が低くなる。
本発明の目的は、整定時間なしに、或いは少なくとも、位置フィードバックを用いる位置制御システムに比べて整定時間を短くして目標位置に物体を移動させる位置決めシステムを提供することである。
本発明によれば、上記その他の目的は、
制御電流に応答して第1方向に物体に力を加える第1アクチュエータであって、このアクチュエータがアクチュエータ・ゲインを有し、生成される力が制御電流及びアクチュエータ・ゲインの関数であり、このアクチュエータが、
磁界を誘起する磁石と、
前記磁界中のコイルとを備え、これらの磁石とコイルが相互に移動可能である第1アクチュエータと、
制御信号に応答してアクチュエータに制御電流を供給する電源と、
電源に制御信号を供給することによってアクチュエータが生成する力を制御する制御システムとを備え、制御信号がアクチュエータ・ゲインに適合され、このゲインが少なくとも1つのパラメータの関数としてあらかじめ決定される、目標位置に物体を移動させる位置決めシステムにおいて達成される。
アクチュエータによって生成され、物体に加えられる力は、アクチュエータに供給される制御電流及びアクチュエータ・ゲインの関数である。したがって、アクチュエータ・ゲインは、電流に応答して生成される力を示している。しかし、アクチュエータ・ゲインは、アクチュエータの理想的ではない特性を示すこともある。アクチュエータ・ゲインが示し得る特性は、磁界の均質性、制御電流の大きさに対する非線形応答、又は寄生力すなわち所望の方向以外の方向の力の発生を含む。
実際には、アクチュエータ・ゲインは一定と仮定され、したがって、アクチュエータに供給される特定の電流により、所望の力及び目標位置からの偏差を招く望まれない力(すなわち、寄生力)がそれぞれ常に同じ値で生じると仮定されていた。これらの偏差は、位置フィードバックを用いる位置制御システムを使用して補償されてきた。しかし、上記で述べたように、アクチュエータ・ゲインは、アクチュエータの様々な特性を示し得る。それに加えてアクチュエータ・ゲインは、少なくとも1つのパラメータの関数としてあらかじめ決定することができる。
アクチュエータは、電流又は電圧増幅器電源から供給される制御電流に応答して力を生成する。この電源は、制御システムから供給される制御信号に応答して制御電流を供給する。この制御システムは、物体の元の位置から目標位置までの必要とされる物体の変位を決定し、電源に制御信号を供給して物体に加えられる力を制御する。この力により、物体が加速され、目標位置に向かって移動する。
この制御システムは、電源したがって制御電流を制御することによって作用する力を制御し得る。このとき、制御信号したがって制御電流をアクチュエータ・ゲインに適合させることができる。この制御システムにアクチュエータ・ゲインを供給することができ、制御システムが、制御信号に応答して生成される力を計算する。このアクチュエータ・ゲインに基づいて、制御システムは、制御信号に応答して生じる物体の実際の変位を計算し得る。アクチュエータ・ゲインが少なくとも1つのパラメータに依存することとは別に、この制御システムは、おそらくは係続中の非公開欧州特許出願第03077992.0号で開示されている当技術分野では周知の制御システムとし得る。
アクチュエータ・ゲインは、少なくとも1つのパラメータの関数としてあらかじめ決定し得る。このパラメータは、アクチュエータ・ゲインに影響を及ぼす任意のパラメータとし得る。物体の位置決め中に、任意の時点で、おそらくは連続的に、例えば測定又は計算によってこのパラメータの実際の値を決めることができる。次いで、このパラメータの値により、その時点での実際のアクチュエータ・ゲインが決まる。その後、この実際のアクチュエータ・ゲインを用いて、所望の力が発生するように制御電流を補償し得る。この所望の力は、この力がある時間にわたって加えられる場合、目標位置に物体が移動するように、制御システムによって決定し得る力である。
本発明による位置決めシステムにより、目標位置からの物体の位置の偏差が生じないようにすることができる。少なくとも1つのパラメータの関数としてあらかじめ決定されたアクチュエータ・ゲインを用いて、任意の時点で物体に加えられる力がわかる。力がわかると、変位を正確に計算し、この変位が所望の変位からずれている場合にはそれを補正することができる。移動中にわずかな偏差しか生じなければ、物体の実際の位置をフィードバックして、位置制御システムによってわずかな偏差を補償するだけでよい。このように、わずかな偏差を補償するのにかかる時間は、短いすなわち短縮された整定時間だけである。偏差が全く生じない場合には、整定時間も必要とされない。
本発明のある実施例では、制御システムにより、目標位置に物体を移動させるために物体に加え得る時変力を決定することができ、前記力を生成するために少なくとも1つの時変制御信号を電源に出力することができる。実際の位置から目標位置までの変位は、極めて多くの時変力によって実現し得る。アクチュエータ特性その他のおそらくは制限条件に基づいて、この制御システムは、目標位置に物体を移動させる力を、時間の関数として決定又は選択し得る。次いで、この制御システムは、前記力を生成するために所定のアクチュエータ・ゲインを用いて、時変力に対応する制御電流を時間の関数として計算する。
アクチュエータ・ゲインは、アクチュエータの多くの特性を示し得る。このような特性は、力の、コイルと磁石の距離に対する依存性であることがある。したがって、アクチュエータ・ゲインは、コイルと磁石の距離の関数としてあらかじめ決定し得る。次いで、この制御システムは、コイルと磁石の距離に制御信号を適合させる。
アクチュエータの力は、磁界中に位置するコイルを流れる電流によって発生する。したがって、この力は、磁界及び電流によって決まる。磁界の均質性にずれがあると、アクチュエータ・ゲインが変動することになる。
磁界の強さは、コイルと磁石の距離に応じて変動し得る。特に、この強さは、距離の2次関数として変動し得ることがわかっている。そのため、アクチュエータ・ゲインは、コイルと磁石の距離の2次関数として変動し得る。したがって、コイルと磁石の距離の関数としてアクチュエータ・ゲインをあらかじめ決定すると有利である。
コイルと磁石の距離を作為的に変更することができるが、この距離は、システムの特性によっても変化し得る。したがって、コイルと磁石の表面の距離を連続的に、或いは所定の間隔のサンプリング単位で測定し、次いで、それを制御システムに供給することができる。距離が測定されると、本発明による制御システムは、制御信号及び制御電流をアクチュエータ・ゲインに前記距離の関数として適合させることができる。
さらに、アクチュエータに供給される制御電流の関数としてアクチュエータ・ゲインをあらかじめ決定すると有利であり、制御システムにより、制御電流に制御信号を適合させる。アクチュエータ・ゲインは電流の振幅及び電流の方向の関数であることがわかっている。そのため、電流の大きさ及び方向は、アクチュエータによって生成される力に影響を及ぼす。
さらに、アクチュエータ・ゲインは、磁界の方向にほぼ直交する面内でのコイルと磁石の相対位置の関数とし得る。磁界は、磁石の表面に直交する方向、すなわち磁石までの距離以外の方向の均質性からのずれを示す。磁界の方向が磁石の表面にほぼ直交すると仮定すると、アクチュエータ・ゲインは、磁界の方向にほぼ直交する面内、すなわち、磁石の表面にほぼ平行な面内で変動し得る。
アクチュエータの特性のために、制御電流により、コイルを流れる電流及び磁界の方向に直交する所望の移動方向の力が発生するだけでなく、他の方向の力も発生し得る。この制御システムは、このような寄生力を補償し得る。それに加えて、この制御システムは、第2アクチュエータを含み得る。この第2アクチュエータは、第1アクチュエータの一部に補償力を加えて、第1アクチュエータの前記部分に作用する寄生力を補償することができる。例えば、寄生力がコイルに作用する場合、このコイルは磁石に向かって移動する傾向があり、その結果アクチュエータ・ゲインが変化する。しかし、第2アクチュエータにより、コイルに力を加えることができる。この力は、寄生力と同じ大きさであるが、それと反対の方向に向けられる。こうすると、寄生力が補償され、第2アクチュエータにより、望まれない方向へのコイルの動きが防止される。
これらの寄生力は制御電流により生成されるので、制御電流を制御することによってそれらを補償するか、或いはそれらが生成されないようにするのは不可能であるか、或いは難しいことがあることに留意されたい。したがって、この制御システムにより、これらの寄生力を反対方向の力で補償すればよい。さらに、第1アクチュエータの一部に力を加える他のアクチュエータを使用して寄生力をこのように補償することは、本発明に従って生成された力を制御する制御システムを用いない周知の位置決めシステムで利用することもできる。
アクチュエータ・ゲインは、所望の位置決め方向以外の方向でも決定することができる。寄生力の方向にアクチュエータ・ゲインをあらかじめ決定し、制御システムが、第2アクチュエータに制御信号を供給して、前記寄生方向に発生した寄生力を補償すると有利である。この制御システムは、少なくとも1つの寄生方向であらかじめ決定されたアクチュエータ・ゲインに基づいて、移動中に生じ得る寄生力を計算することができる。このように、この制御システムは、第2アクチュエータを制御して望まれない変位を防止することができる。
本発明の別の態様によれば、
放射投影ビームを提供する照明システムと、
投影ビームの横断面にパターンを付与する働きをするパターン化手段を支持する支持構造と、
基板を保持する基板テーブルと、
基板の目標部分にパターン化されたビームを投影する投影システムとを備えるリソグラフィ機器であって、本発明による少なくとも1つの位置決めシステム、具体的には、支持構造、又は基板テーブル、或いはその両方の動きを制御する位置決めシステムをさらに備えることを特徴とするリソグラフィ機器が提供される。
本発明の別の態様によれば、目標位置に物体を移動させる位置決め方法が提供される。この方法は、
少なくとも1つのパラメータの関数として、アクチュエータのアクチュエータ・ゲインを決定するステップであって、このアクチュエータが、電源から供給された制御電流に応答して、第1方向に前記物体に力を加えるように適合され、この力が制御電流及びアクチュエータ・ゲインの関数であるステップと、
少なくとも1つのパラメータの値を決定するステップであって、この少なくとも1つのパラメータの関数としてアクチュエータ・ゲインがあらかじめ決定されるステップと、
電源に制御信号を供給することによってアクチュエータが生成する力を制御するステップであって、この制御信号が、少なくとも1つのパラメータの関数としてあらかじめ決定されたアクチュエータ・ゲインに適合され、この少なくとも1つのパラメータの値が前のステップで決定されるステップと、
制御信号に応答して電源からアクチュエータに制御電流を供給するステップとを含む。
本発明の別の態様によれば、
基板を提供するステップと、
照明システムを使用して放射投影ビームを提供するステップと、
パターン化手段を使用して投影ビームの横断面にパターンを付与するステップと、
基板の目標部分にパターン化された放射ビームを投影するステップとを含むデバイスの製造方法であって、本発明による位置決め方法に従って動きを制御すること、具体的には、パターン化手段、又は基板、或いはその両方の動きを制御することを特徴とする方法が提供される。
本明細書では、IC製造におけるリソグラフィ機器の使用を具体的に参照することがあるが、本明細書で説明するリソグラフィ機器は、集積光学系、磁気ドメイン・メモリ用の誘導/検出パターン、LCD(液晶ディスプレイ)、薄膜磁気ヘッドの製造など、他の応用が可能であることを理解されたい。このような代替応用例の状況では、本明細書で用いる「ウエハ」又は「ダイ」という用語は、それぞれより一般的な用語である「基板」又は「目標部分」と同義とみなし得ることが当業者には理解されよう。本明細書で言及する基板は、例えば、トラック(一般に、基板にレジスト層を塗布し、露光されたレジストを現像するツール)内で、或いは計測又は検査ツール内で露光前又は露光後に処理することがある。該当する場合には、本明細書の開示を上記その他の基板処理ツールに適用することができる。さらに、基板は、例えば多層ICを生成するために2回以上処理することがある。そのため、本明細書で用いる基板という用語は、複数の処理済み層をすでに含む基板を指すこともある。
本明細書で用いる「放射」及び「ビーム」という用語は、(例えば、365、248、193、157、又は126nmの波長を有する)UV(紫外)放射、及び(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)EUV(極紫外)放射、並びにイオン・ビーム又は電子ビームなどの粒子ビームを含めて、あらゆるタイプの電磁放射を包含する。
本明細書で用いる「パターン化手段」という用語は、投影ビームの横断面にパターンを付与して、基板の目標部分にパターンを生成するのに用いることができる手段を指すものと広く解釈すべきである。投影ビームに付与されるパターンは、基板の目標部分内の所望のパターンに厳密に対応しないことがあることに留意されたい。一般に、投影ビームに付与されるパターンは、目標部分内に生成される集積回路などのデバイス中の特定の機能層に相当する。
パターン化手段は、透過型又は反射型とすることができる。パターン化手段の例には、マスク、プログラム可能なミラー・アレイ、及びプログラム可能なLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィにおいて周知のものであり、その例には、バイナリ型、交互配置位相シフト型、及びハーフトーン位相シフト型などのマスク・タイプだけでなく、様々なハイブリッド型マスク・タイプが含まれる。プログラム可能なミラー・アレイの例では、入射する放射ビームが様々な方向に反射されるように、それぞれ個別に傾けることができるマトリックス配置の小ミラーを利用する。このようにして、反射ビームがパターン化される。パターン化手段のそれぞれの例では、支持構造は、例えばフレーム又はテーブルとすることができ、それらは、必要に応じて固定又は移動可能とし、例えば投影システムに対してパターン化手段が所望の位置にくるようにすることができる。本明細書で用いる「レチクル」又は「マスク」という用語は、「パターン化手段」というより一般的な用語と同義とみなし得る。
本明細書で用いる「投影システム」という用語は、例えば、露光に用いられる放射光、或いは浸漬液の使用又は真空の使用など他のファクタに応じて適宜、屈折光学系、反射光学系、及び反射屈折光学系を含めて、様々なタイプの投影システムを包含すると広く解釈すべきである。本明細書で用いる「レンズ」という用語は、「投影システム」というより一般的な用語と同義とみなし得る。
照明システムも、放射投影ビームを方向づけ、整形し、また制御する屈折型、反射型、及び反射屈折型光学コンポーネントを含めて、様々なタイプの光学コンポーネントを含み得る。このようなコンポーネントも、以下では総称して或いは単独で「レンズ」と称することがある。
リソグラフィ機器は、2つ(複式ステージ)以上の基板テーブル(及び/又は2つ以上のマスク・テーブル)を有するタイプのものとし得る。このような「複数ステージ」型の機械では、追加のテーブルを並列で使用し、すなわち準備ステップを1つ又は複数のテーブル上で実施しながら、1つ又は複数の他のテーブルを使用して露光を行うことができる。
リソグラフィ機器は、比較的高屈折率の液体、例えば水の中に基板を浸して、投影システムの最終要素と基板の間のスペースを満たすタイプのものとすることもできる。浸漬液は、リソグラフィ機器内の他のスペース、例えばマスクと投影システムの第1要素の間に用いることもできる。投影システムの開口数を大きくする液浸技術は、当技術分野では周知のものである。
次に、添付の概略図面を参照して、単なる例として本発明の実施例を説明する。図面では、対応する参照記号はそれに対応する部分を示す。
「実施例1」
図1に、本発明の特定の実施例によるリソグラフィ機器を概略的に示す。この機器は、
放射投影ビーム(例えば、UV放射)PBを提供する照明システム(照明器)ILと、
パターン化手段(例えば、マスク)MAを支持し、要素PLに対してパターン化手段を正確に位置決めする第1位置決め手段PMに連結された第1支持構造(例えば、マスク・テーブル)MTと、
基板(例えば、レジストを塗布したウエハ)Wを保持し、要素PLに対して基板を正確に位置決めする第2位置決め手段PWに連結された基板テーブル(例えば、ウエハ・テーブル)WTと、
基板Wの(例えば、1つ又は複数のダイを含む)目標部分Cに、パターン化手段MAによって投影ビームPBに付与されたパターンを結像する投影システム(例えば、屈折型投影レンズ)PLとを備える。
ここで示すように、この機器は、(例えば、透過性マスクを用いる)透過タイプのものである。或いは、この機器は、(例えば、上記で言及したタイプのプログラム可能なミラー・アレイを用いる)反射タイプのものとし得る。
照明器ILは、放射源SOから放射ビームを受け取る。この放射源及びリソグラフィ機器は、例えば放射源がエキシマ・レーザのときは別々の要素とし得る。このような場合には、放射源はリソグラフィ機器の一部を形成するとはみなさず、放射ビームは、放射源SOから、例えば適当な方向づけミラー及び/又はビーム・エキスパンダを含むビーム送達システムBDを用いて照明器ILに至る。他の場合には、例えば放射源が水銀ランプのとき、放射源は機器に一体化された部分とし得る。放射源SO及び照明器ILは、必要な場合にはビーム送達システムBDとともに、放射システムと称することがある。
照明器ILは、ビームの角度強度分布を調節する調節手段AMを含み得る。一般に、照明器の瞳面内の強度分布の少なくとも外側及び/又は内側半径方向範囲(一般に、それぞれ外側σ及び内側σと称する)を調節することができる。一般に、照明器ILは、統合器IN及びコンデンサCOなど他の様々なコンポーネントをさらに備える。この照明器は、ビーム断面において所望の均一性及び強度分布を有する調節された放射ビームを提供する。この調節された放射ビームを投影ビームPBと称する。
投影ビームPBは、マスク・テーブルMT上に保持されたマスクMAに入射する。マスクMAを横切った後で、投影ビームPBは、レンズPLを通過し、レンズPLによって基板Wの目標部分Cに結像する。第2位置決め手段PW及び位置センサIF(例えば、干渉計装置)を用いて、基板テーブルWTを正確に移動させて、例えば、ビームPBの経路内に異なる目標部分Cを位置決めすることができる。同様に、第1位置決め手段PM及び(図1には明示的に示さない)別の位置センサを用いて、例えば、マスク・ライブラリからマスクMAを機械的に取り出した後で、或いは走査中に、ビームPBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。一般に、物体テーブルMT及びWTの移動は、位置決め手段PM及びPWの一部を形成する(粗い位置決め用の)長ストローク・モジュール及び(精密位置決め用の)短ストローク・モジュールを用いて実現される。ただし、(スキャナと異なり)ステッパの場合には、マスク・テーブルMTを短ストローク・アクチュエータだけに連結するか、或いは固定とすることができる。マスクMA及び基板Wは、マスク位置合わせマークM1、M2及び基板位置合わせマークP1、P2を用いて位置合わせし得る。
図に示す機器は、下記の好ましいモードで使用することができる。
1.ステップ・モードでは、マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは本質的に固定したまま、投影ビームに付与されたパターン全体を目標部分Cに1回で投影する(すなわち、1回の静止露光)。次いで、基板テーブルWTをX方向及び/又はY方向に移動して、異なる目標部分Cを露光することができる。ステップ・モードでは、露光領域の最大サイズが、1回の静止露光で画像形成される目標部分Cのサイズを制限する。
2.スキャン・モードでは、マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTを同期して走査しながら、投影ビームに付与されたパターンを目標部分Cに投影する(すなわち、1回の動的な露光)。マスク・テーブルMTに対する相対的な基板テーブルWTの速度及び方向は、投影システムPLの倍率(縮小率)及び像の反転特性によって決まる。スキャン・モードでは、露光領域の最大サイズが、1回の動的な露光における目標部分の(非走査方向の)幅を制限し、走査移動長により、目標部分の(走査方向の)高さが決まる。
3.別のモードでは、プログラム可能なパターン化手段を保持するマスク・テーブルMTを本質的に固定したまま、基板テーブルWTを移動すなわち走査し、投影ビームに付与されたパターンを目標部分Cに投影する。一般に、このモードでは、パルス化された放射源を用い、基板テーブルWTの各移動動作後に、或いは走査中に連続放射パルス間で、プログラム可能なパターン化手段が必要に応じて更新される。この動作モードは、上記で言及したタイプのプログラム可能なミラー・アレイなどのプログラム可能なパターン化手段を利用するマスクなしリソグラフィに容易に適用し得る。
上記で説明した使用モードの組合せ及び/又は変形、或いは全く異なる使用モードを用いることもできる。
図2に、磁石2及びコイル4を備えるローレンツ・アクチュエータの断面図を示す。図2には、磁石2によって誘起され、磁力線6で示す磁界の分布及び(流れの方向で記号的に示す)コイル断面4を流れる電流8も示す。電源を備える制御システム10は、1つ又は複数の導線12を介してコイル4に電流8を供給する。座標系14は、以下で参照することがあるx、y、及びz方向を示す。
図2に示す磁石2は、4つの別々の磁石2とし得る。ただし、図に示す4つの磁石2は、1つ又は複数の大型の磁石の一部とすることができる。磁石2は、永久磁石、電磁石その他の任意のタイプの磁石とし得る。アクチュエータの一方の側では磁界6は正のz方向を向き、他方の側では磁界は負のz方向を向く。
コイル4は、2つの断面部分を有する1つのコイル4として示されている。左側の部分では、電流8は断面に入るように(正のx方向に)流れ、右側の部分では、電流8は断面から出てくる。
物理法則(マックスウエルの法則)により、電流が磁界を貫通して磁界に直交して流れると、電流及び磁界の両方に直交する力が発生する。ここで、図2を参照すると、磁界6はほぼz方向を向いており、電流8はx方向を向いている。そのため、ほぼy方向を向く力が発生する。この力は、磁石2及びコイル4の両方に作用する。すなわち、磁石2及びコイル4は相互に、y方向に加速されることになる。図2に示すローレンツ・アクチュエータの両側で磁界6と電流8の方向が異なるので、磁石2及びコイル4の両側で、力は1つの方向(正又は負のy方向)を向く。
この力の強さは、とりわけ磁界6の強さ及び電流8の大きさによって決まる。図2のアクチュエータを制御するのは、制御システム10だけ、すなわちコイル4を流れる電流8だけと仮定すると、この力の強さは、電流8の大きさにゲインGを掛けたものに等しい。理想的には、ゲインGは、時間に無関係であり、かつ、アクチュエータの動作範囲にわたってコイルと磁石の相対位置に無関係とし得る。しかし、実際には、アクチュエータのゲインGは、アクチュエータの多くの理想的でない特性の影響を受けることになる。
図3Aに、別のローレンツ・アクチュエータの磁界の分布を示す。図3Aに示す磁界の分布は、アクチュエータのコイルに電流が流れていない状態で、有限要素法ソフトウエアを利用して計算したものである。アクチュエータ20は、磁石22、コイル24、電源を備える制御システム30、及び1つ又は複数の電源用の導線32を備える。また、図2と同様に、座標系34を示す。磁力線26は、磁石22間の磁界を示す。コイル24には電流が流れていない。図3Aに示すアセンブリは、図2に示すアセンブリを2つ分備えるが、ほぼ同じように機能する。
以下の説明では、磁石22がほぼ静止しており、磁界26と、コイル24を流れる電流とによって生成された力により、コイル24が磁石22に対して相対的に移動し得ると仮定する。ただし、力が生成された結果、コイルがほぼ静止し磁石が移動するか、或いは、磁石及びコイルがともに移動し得ることに留意されたい。
この磁界は理想的なものではない。この磁界は、磁力線26の間隔の変動からわかるように均質ではない。特に、磁石22の縁部付近で、磁界26は、かなりの強さの変動を示している。こうした強さの変動のために、アクチュエータのゲインGは、磁石22に対する相対的なコイル24の位置に関して一定にならない。そのため、磁石22に対する相対的なコイル24の動きは、少なくともコイル24を流れる電流及びコイル24の位置に依存する。磁界したがってゲインGは、y方向だけでなくz方向にも変化することに留意されたい。おそらくはx方向の変動もあるが、図3Aではx方向に直交する断面しか示していないので、このような変動はこの説明では割愛する。
従来技術と同様にアクチュエータのゲインGを一定と仮定すると、力の位置依存性、したがって動きの位置依存性により、目標位置に対して移動した後で位置誤差が生じる。この誤差は、実際の位置をフィードバックし、コイル24を位置決めし直すことによって補正し得る。こうすると、別の位置誤差が生じることがあり、したがって別の補正を行い、これが、目標位置に達するまで繰り返される。ただし、このような補正方法は時間がかかる。
本発明によれば、補償回路36が制御回路30の中に含まれ、それによってアクチュエータ・ゲインGの多くのパラメータに対する依存性が補償される。例えば、実際には、コイル24と磁石22の距離についての2次関数で、z方向の強さの変動を近似し得ることが測定結果から示されている。補償回路36内で、この2次関数の逆関数を実施することができる。次いで、制御回路30がコイル24に電流を供給するときに、補償回路36が、磁界26の変動について、これらの変動による位置誤差が生じ得る前に、電流を補償することができる。同様に、y方向の変動を補償する補償回路を設けることができる。
図3Bに、図3Aに示すものと同様のアセンブリを示す。ただし、図3Aでは電流が流れていなかったが、図3Bでは、コイル24に電流が流れている。やはり磁石22がほぼ静止していると仮定すると、コイル24を流れる電流により、これらのコイルを加速する力が発生する。コイル24を流れる電流によって生成された磁界により磁界分布全体が影響を受けるので、アクチュエータのゲインGは、コイル24を流れる瞬時電流に依存することになると結論づけることができる。制御システム30内の補償回路36によって、この依存性を補償し得る。さらに、上記で説明した電流依存性は、この電流の方向に対する依存性も含み得る。
図3Cに、アクチュエータのゲインGが、磁界の方向にほぼ直交する(図3A及び図3Bではy方向)面内のアクチュエータの位置(dy)の関数として示されるグラフを示す。この位置依存性を2つの場合について求め、それらを示す。第1の場合は、10Aの正の電流(I=10A)がコイルを流れ、第2の場合は、10Aの負の電流(I=−10A)がコイルを流れる。これらの電流の方向は互いに反対であり、そのため反対向きの力が発生する。z方向の位置は一定に保たれ、両方の場合について同じである。
図3Cに示すグラフは、アクチュエータのゲインGが、磁石に対する相対的なコイルのy位置の関数として変動することを示している。さらに、このグラフは、アクチュエータのゲインGが、電流の関数であることを示している。これらのゲインの変動はともに、コイルと磁石アセンブリの間でy方向の相対変位を示す位置dyの2次関数として近似し得る。位置dy=0は、磁石アセンブリに関するコイルの対称位置を示す。I=−10Aについての特性は、dy=0を起点とした図3Cの垂直軸の周りでI=10Aについての特性を反転することによって得られることに留意されたい。
図3Cでは生成される力の強さの変動を示すが、図4に、生成される力の偏倚を示す。この場合も、磁石42、コイル44、磁界46、電源を備える制御システム50、及び少なくとも1つのパラメータの関数としてのアクチュエータ・ゲインを有する本発明による補償回路56を備えるローレンツ・アクチュエータを概略的に示す。
磁石42とコイル44の組合せのある種の特性により、電流がコイル44の巻き線を流れると、垂直方向の力(Fy)が発生するだけでなく、x方向及びz方向の力(Fx、Fz)も発生することがある。これらの力は所望の力ではなく、以下では寄生力と称する。例えば、これらの寄生力により、コイル44が磁石42に向かって強制的にシフトするか、或いは、図4に示すようにコイル44が回転することがある。第1に、このようなシフト又は回転は望ましいものではなく、第2に、このようなシフト又は回転により、上記で説明したように磁界が変動するためにさらなるアクチュエータ・ゲインの変動が生じる。
これらの寄生力は、制御システム50に含まれる補償回路56によって補償し得る。これらの寄生力は、コイル44、磁界46、及びそれらの組合せの関連する特性が含まれる式に従って計算するか、或いは、所定のアクチュエータ・ゲインから求めることができる。これらの式又はアクチュエータ・ゲインを用いて、補償回路56により、これらの力をあらかじめ計算することができる。フィード・フォワード回路を用いて、補償回路56により、シフト又は回転が生じないように寄生力と反対の力を加えることができる。
図5に本発明の実施例を示す。磁石アセンブリ62及びコイル66を備えるアクチュエータ60が、制御システム68に接続される。磁石アセンブリ62によって誘起される磁界を、磁力線64で概略的に示す。制御システム68は、電源70及び目標位置入力72を有する。電源70は、接続部74を介してアクチュエータ60のコイル66に制御電流を供給し得る。制御システム68は、所定のアクチュエータ・ゲインGが格納された記憶装置76をさらに備える。記憶装置76は、RAM又はROMなどのデジタル式記憶装置とし得るが、あるパラメータの関数としてのアクチュエータ・ゲインGの特性を有する電子式又はデジタル式のフィルタをすることもできる。
図5の実施例は、第2アクチュエータ78をさらに備える。第2アクチュエータ78は、機械的なインターフェース84によってコイル66をあるz位置に位置決めすることができる。別の制御入力80を用いてz位置入力を入力して、コイル66に結合又は装着された物体を所望のz位置に変位させることができる。さらに、制御システム68により、z入力82又は別の制御入力80を介して制御信号を入力してz方向に力を発生させ、それによってz方向のいかなる寄生力も補償することができる。
第2アクチュエータ78は、任意のタイプのものとし得る。第2アクチュエータ78は、第1アクチュエータ60と同じタイプのアクチュエータとし得る。第2アクチュエータ78は、アクチュエータ60の一部に力を加えるように適合される空気圧装置その他の任意の装置とすることもできる。
動作時に、制御システム68の入力72に目標位置を入力し得る。制御システム68は、コイル66に装着又は結合された物体の実際の位置から目標位置までの変位を計算するように適合させることができる。記憶装置76に格納された所定のアクチュエータ・ゲインGを用いて、制御システム68は、コイル66、したがって物体を目標位置に移動させる力を生成するのに必要とされる制御電流を計算し得る。このように計算された制御電流に従って、制御システム68は、電源70に制御信号を送出し得る。電源70は、制御システム68の一部とすることもできるし、別の装置とすることもできる。この電源は、制御信号に応答してアクチュエータ60に、この場合にはアクチュエータ60のコイル66に制御電流を供給する。
この実施例では、実際の位置のフィードバックが必要とされない高精度で位置決めを実施することを想定している。コイル66すなわち物体の位置は、以前に測定した位置か、或いはその他の方法で求められて入力された位置から計算し、次いで、誘起された変位から計算することができる。ただし、位置測定装置及びその測定位置のフィードバックを設けて、制御システム68により、計算位置からの偏差を補正又は補償し得る。
この位置と、おそらくは他のパラメータを、制御システム68内で求めるか、或いは、測定し、制御システム68に入力する。次いで、制御システム68がこれらのパラメータを用いて、これらのパラメータ及び制御電流の関数としてのアクチュエータ・ゲインGから、アクチュエータ60内で実際に発生する力を正確に求める。
図6に、アクチュエータに装着又は結合された物体の位置を制御するために位置フィードバックに用いる制御システムの実施例を示す。この制御システムの外部で所望の絶対位置を求め、設定値入力92を介してこの制御システムに供給する。この所望の絶対位置から、被制御物体の実際の絶対位置の測定値106を減算して、この物体の所望の相対移動信号94を得ることができる。次いで、所望の相対移動信号94を、位置コントローラ96に、その位置コントローラ入力を介して供給する。位置コントローラ96は、当業者には周知の装置であり、移動信号を制御信号に変換し得る。位置コントローラ96は、例えば、PIDコントローラ、ローパス・フィルタ、及び増幅器を含み得る。
位置コントローラ96からの制御信号出力は、位置コントローラ信号98として基準にすることができる。位置コントローラ信号98をアクチュエータ100に入力し、それによって、アクチュエータ100に装着又は結合された物体が加速される(102)。
測定システム104により、物体の加速102を求め、かつ物体の実際の位置106を計算することもできるし、いかなる加速102も無視して直接、実際の位置106を測定することもできる。実際の位置106をこのシステムの入力にフィードバックし、設定値入力92で入力された目標位置から減算する。
ここで説明した従来技術のシステムに加えて、アクチュエータ・ゲイン記憶装置108をこの制御システムに追加する。アクチュエータ・ゲイン記憶装置108は、1つ又は複数のパラメータの関数としてアクチュエータ・ゲインを格納する。このアクチュエータ・ゲイン記憶装置は、制御信号98を計算する位置コントローラ96に接続される。
図6の位置制御システムがどのように機能するかは、当業者には容易に理解されよう。設定値入力92における位置入力と実際の測定位置信号106を減算器で減算して、所望の移動信号94が得られる。所望の移動信号94に基づいて、位置コントローラ96により、物体を所望の位置に移動させるための力及び前記力の継続時間が決まる。位置コントローラ96から出力された制御信号98をアクチュエータ100に供給する。位置コントローラ96によって制御されるアクチュエータ100から得られる力によって物体が加速される。
実際の位置106を測定し、この位置信号を減算器にフィードバックして、所望の指令位置92と実際の位置96の誤差94を計算し、移動信号94が補正される。しかし、実際の動きは、アクチュエータ100によって加えられた力が意図した所望の動きとは異なることがある。というのは、アクチュエータのゲインが1つ又は複数のパラメータに依存するからである。そのため、位置コントローラ96は、制御信号を変更して、目標位置からの偏差を補償する必要がある。
ただし、図6に示す位置コントローラ96は、記憶装置108から、任意の適切な所定のパラメータの関数としての実際のアクチュエータ・ゲインを受け取ることができる。この受け取った実際のアクチュエータ・ゲインに基づいて、位置コントローラ96は、より正確な制御信号98を出力することができ、それによってこの物体は、位置フィードバック・ループを反復する回数が少ないか、おそらくは全く反復することさえなく、目標位置に近づくか、或いは到達することができる。
図6は、いかなるフィード・フォワード回路も含まないことに留意されたい。しかし、実際には、フィード・フォワード回路を設けることができる。例えば、所望の位置92は、物体の所望の加速に対応し得る。一般に、この物体の所望の加速は、例えば物体の質量を掛けるなどの処理を施され、位置制御信号98に加えられる。物体の特性の細部に応じて、他のフィード・フォワード回路を設けることもできる。
図6に関連して説明した実施例は単なる例であることを理解されたい。この所定のアクチュエータ・ゲインを位置コントローラ96に埋め込み、別の記憶装置に格納しないことも可能である。また、他のアクチュエータへのフィード・フォワード信号を用いる他の実施例が可能である。
以上、本発明の特定の実施例を説明してきたが、上記で説明した以外の形で本発明を実施し得ることを理解されたい。この説明は本発明を限定するためのものではない。
コイル及び磁石を備えるローレンツ・アクチュエータと組み合わせて本発明を説明してきたが、これに加えて、任意の他の種類のアクチュエータを用いて本発明を実施することもできる。すなわち、1つ又は複数のパラメータの関数としてアクチュエータのゲインを決定し、この決定されたアクチュエータ・ゲインを用いて物体を正確に位置決めすることを、任意の他のアクチュエータで実施し得る。例として、本発明は、多相巻き線を備え、かつ3相電流源又は1相ごとに別の電流源を用いて電力が供給されるリニア・モータ又は平面モータに適用することもできる。リニア・モータの特定の例では、本発明を適用して、コギング又は飽和などの寄生効果を補償することができる。本発明を用いて、リニア・モータ又は平面モータで生じる非正弦波状の磁界分布を予測することもできる。磁界の形状をあらかじめ決定することによって、位置に対する適切な電流プロフィールを決定して、必要とされる力のプロフィールを生成することができる。
本発明の実施例によるリソグラフィ機器を示す図である。 リニア(ローレンツ)アクチュエータの磁界分布を示す概略図である。 コイルに電流が流れていない状態で、アクチュエータの磁界分布を示す概略図である。 コイルに電流が流れている状態で、アクチュエータの磁界分布を示す概略図である。 コイルを流れる2種類の異なる電流について、位置の関数としてのアクチュエータ・ゲインの値を示す2つのグラフを伴う図である。 直交する寄生力がコイルに作用するアクチュエータを示す概略図である。 アクチュエータ及び本発明による制御システムを備える実施例を示す概略図である。 本発明による制御システムの実施例を示す概略図である。
符号の説明
2 磁石
4 コイル
6 磁力線
8 電流
10 制御システム
12 導線
14 座標系
20 アクチュエータ
22 磁石
24 コイル
26 磁力線、磁界
30 制御システム
32 導線
34 座標系
36 補償回路
42 磁石
44 コイル
46 磁界
50 制御システム
56 補償回路
60 アクチュエータ
62 磁石アセンブリ
64 磁力線
66 コイル
68 制御システム
70 電源
72 目標位置入力
74 接続部
76 記憶装置
78 第2アクチュエータ
80 制御入力
82 z入力
84 機械式インターフェース
92 設定値入力、指令位置
94 相対移動信号、誤差
96 位置コントローラ
98 位置コントローラ信号、制御信号
100 アクチュエータ
102 物体の加速
104 測定システム
106 実際の絶対位置の測定値、測定位置信号
108 アクチュエータ・ゲイン記憶装置
AM 調節手段
BD ビーム送達システム
C 目標部分
CO コンデンサ
Fy y方向の力
Fz z方向の力
IF 位置センサ
IL 照明システム、照明器
IN 統合器
MA パターン化手段
MT 第1支持構造
M1 マスク位置合わせマーク
M2 マスク位置合わせマーク
PB 放射投影ビーム
PL 投影システム、レンズ
PM 第1位置決め手段
PW 第2位置決め手段
P1 基板位置合わせマーク
P2 基板位置合わせマーク
SO 放射源
W 基板
WT 基板テーブル

Claims (10)

  1. 目標位置に物体を移動させる位置決めシステムであって、
    制御電流に応答して第1方向に前記物体に力を加える第1アクチュエータであって、前記アクチュエータがアクチュエータ・ゲインを有し、前記生成される力が、前記制御電流及び前記アクチュエータ・ゲインの関数であり、前記アクチュエータが、
    磁界を誘起する磁石と、
    前記磁界中のコイルとを備え、前記磁石と前記コイルが相互に移動可能である第1アクチュエータと、
    制御信号に応答して前記アクチュエータに前記制御電流を供給する電源と、
    前記電源に前記制御信号を供給することによって前記アクチュエータが生成する前記力を制御する制御システムとを備え、前記制御信号が前記アクチュエータ・ゲインに適合され、前記ゲインが、少なくとも1つのパラメータの関数としてあらかじめ決定される、位置決めシステム。
  2. 前記制御システムにより、前記目標位置に前記物体を移動させるために前記物体に加えられる時変力が決まり、前記力を発生させるために少なくとも1つの時変制御信号が前記電源に出力される、請求項1に記載の位置決めシステム。
  3. 前記アクチュエータ・ゲインが、前記第1方向にほぼ直交する方向の前記コイルと前記磁石の距離の関数としてあらかじめ決定され、前記制御システムが、前記磁石と前記コイルの距離に前記制御信号を適合させる、請求項1又は2に記載の位置決めシステム。
  4. 前記アクチュエータ・ゲインが、前記アクチュエータに供給される前記制御電流の関数としてあらかじめ決定され、前記制御システムが、前記制御電流に前記制御信号を適合させる、請求項1から3までのいずれかに記載の位置決めシステム。
  5. 前記制御システムが第2アクチュエータを備え、前記第2アクチュエータが、前記第1アクチュエータの一部に補償力を加えて、前記第1アクチュエータの前記部分に作用する寄生力を補償することができる、請求項1から4までのいずれかに記載の位置決めシステム。
  6. 前記アクチュエータ・ゲインが、前記第1方向にほぼ直交する第2方向にあらかじめ決定され、前記制御システムが、前記第2アクチュエータに制御信号を供給して、前記第2方向に発生した力を補償する、請求項5に記載の位置決めシステム。
  7. 前記第2アクチュエータへの前記制御信号が、フィード・フォワード回路を介して供給される、請求項6に記載の位置決めシステム。
  8. 放射投影ビームを提供する照明システムと、
    前記投影ビームの横断面にパターンを付与する働きをするパターン化手段を支持する支持構造と、
    基板を保持する基板テーブルと、
    前記基板の目標部分に前記パターン化されたビームを投影する投影システムとを備えるリソグラフィ機器であって、請求項1から7までのいずれかに記載の少なくとも1つの位置決めシステム、具体的には、前記支持構造、又は前記基板テーブル、或いはその両方の動きを制御する位置決めシステムをさらに備えることを特徴とする、リソグラフィ機器。
  9. 目標位置に物体を移動させる位置決め方法であって、
    少なくとも1つのパラメータの関数として、アクチュエータのアクチュエータ・ゲインを決定するステップであって、前記アクチュエータが、電源から供給された制御電流に応答して、第1方向に前記物体に力を加えるように適合され、前記力が前記制御電流及び前記アクチュエータ・ゲインの関数であるステップと、
    前記少なくとも1つのパラメータの値を決定するステップであって、前記少なくとも1つのパラメータの関数として前記アクチュエータ・ゲインがあらかじめ決定されるステップと、
    電源に制御信号を供給することによって前記アクチュエータが生成する前記力を制御するステップであって、前記制御信号が、前記少なくとも1つのパラメータの関数として前記あらかじめ決定されたアクチュエータ・ゲインに適合され、前記少なくとも1つのパラメータの値が前記ステップで決定されるステップと、
    前記制御信号に応答して前記電源から前記アクチュエータに前記制御電流を供給するステップとを含む、方法。
  10. 基板を提供するステップと、
    照明システムを使用して放射投影ビームを提供するステップと、
    パターン化手段を使用して前記投影ビームの横断面にパターンを付与するステップと、
    前記基板の目標部分に前記パターン化された放射ビームを投影するステップとを含むデバイスの製造方法であって、請求項9に記載の位置決め方法に従って物体を位置決めすること、具体的には、前記パターン化手段、又は前記基板、或いはその両方を位置決めすることを特徴とする、方法。
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