JP2005128797A - 印影カード発行器、印影カード照合器及び印影カード - Google Patents

印影カード発行器、印影カード照合器及び印影カード Download PDF

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勝 曽我
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Abstract

【課題】 利用者の利便性の向上及び印章紛失のリスクの軽減ができ、また正確な照合を可能にし、加えて事務の効率化を図れ、さらに偽造のされにくい印影カード発行器及び印影カード照合器を提供せんとするものである。
【解決手段】 印章の印影イメージを読み取る印影読取装置13と、ICキャッシュカード30にその印影イメージデータを書き込むデータ書込装置14と、上記印影イメージデータを利用者の属性データなどと共に格納しておくデータ格納装置22と、ICキャッシュカード30から印影イメージデータを取得する印影データ取得装置23aと、取得された印影イメージデータと上記データ格納装置22に格納された印影イメージデータとを比較するデータマッチング部24とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印章の代わりに使用できる印影カード発行器、印影カード照合器及び印影カードに関する。
金融機関などでの窓口取引では、利用者が印章を持参し、書類に押印して取引を行うのが通例である。
一方窓口でその取引に応対する上記金融機関などの応対者は、予め紙ベースで保管されている印鑑票(予め利用者の届け出により作成されている)の印影と、上記取引の際に書類上に押印された印影とを見比べ、利用者の確認を行っている。
また最近では、紙ベースの印鑑票ではなく、金融機関などが有するコンピュータの記憶装置上に、予め印影をイメージデータとして登録しておき、上記書類に押印された印影と画面上に出力された上記印影イメージとを比較して、利用者の確認を行うシステムもある。さらに取引の都度書類に押印された印影をイメージデータ化して、予め登録してある印影イメージデータとを、画面上で照合することもある。
しかし、いずれの場合も、利用者が取引時に印章を持参し書類に押印しなければならない煩わしさがある。また届出印がどれであるか分からなくなったりすることもある。このように利用者の利便性は依然改善されていない。さらに取引の度に印章を持ち出さねばならないため、印章を無くすなどの危険性もある。
他方取引の都度押印すると、押捺印影がブレたりして正確な照合に支障が出ることがある。また何度も押印を繰り返していると、次第に印章の輪郭がすり減ったりして、同じく正確な照合がしにくくなる。
加えて照合事務のために印影を紙ベースで印鑑票に保管している場合は、基本的に手作業で検索するので、事務効率が非常に悪くなり、ひいては顧客である利用者にも迷惑がかかることになる。そして保管スペースも必要となる等の問題もある。
さらに最近では、印影をスキャナで読み取って印影イメージデータ化し、それに基づいて偽造印を作成することなども簡単にできるようになった。
本発明は以上のような実情に鑑み創案されたもので、利用者の利便性の向上及び印章紛失のリスクの軽減ができ、また正確な照合を可能にし、加えて事務の効率化を図れ、さらに偽造のされにくい印影カード発行器及び印影カード照合器を提供せんとするものである。併せてこれらの装置に使用される印影カードの構成についても提案する。
本発明に係る印影カード発行器は、
印影をイメージデータとして読み取る印影読み取り手段と、
読み取られた印影イメージデータを、カード型記録媒体のデータ格納領域に書き込むデータ書込手段と
を少なくとも有することを基本的特徴としている。
上記構成によれば、上記印影読み取り手段で読み取られた印影イメージデータを、上記データ書込手段により、カード型記録媒体のデータ格納領域に書き込むことができ、それによって作成されたカード型記録媒体(印影カード)から、必要な印影イメージデータを、後述する印影カード照合器に読み取らせて、該印影カード照合器のデータ格納手段などに予め格納(登録)されているその者の印影イメージデータと照合させることで、両データの比較(マッチング)ができるようになる。この照合は、通常電子データ同士の照合なので、正確な照合ができるようになる。但し後述するように、場合によってプリントアウトした印影イメージ同士を照合することもある。
請求項2の印影カード発行器の構成は、上記データ書込手段によって印影イメージデータがカード型記録媒体のデータ格納領域へ書き込まれる時に又はその後に、カード型記録媒体とは別構成として設けられた他のデータ格納領域(例えば後述する印影カード照合器のデータ格納手段など)に、上記データ書込手段によって同じ印影イメージデータが格納されることを特徴としている。
上記構成は、印影カード発行器が該カード型記録媒体で構成される印影カードを発券する際に又はその後に、データ書込手段によって印影イメージデータが、他の構成(例えば後述する印影カード照合器など)のデータ格納領域に格納されることで、印影カードの発券と照合用に保存しておく印影イメージデータの格納が一緒にできることになり、照合用の印影イメージをデータとして保管するシステムの構成では、さらに事務効率の向上につながることになる。
請求項3の印影カード発行器の構成は、上記データ書込手段による印影イメージデータの書込時に、暗号化してから書き込むことを特徴としている。
そのように暗号化して印影イメージデータを書き込むことによって、従来の印章紛失時に比較して、悪用されたり偽造されたりする懸念を低減することができ、さらに印影カード(カード型記録媒体)に対するハッキングも防止できるようになる。もちろん、上記印影カードとしてICカードのようなものが用いられている場合は、耐タンパー設計にしておくことで、不正な読み出しをしようとすると、該カードの記憶領域が壊れてしまうようにすることができ、よりハッキングを困難にすることもできる。
尚、上記のような暗号化されて印影イメージデータが書き込まれた印影カードの場合、後述する印影カード照合器では、その暗号化技術に対応する復合化技術を用いて復合化することになる(請求項13)。
請求項4の構成では、上記暗号化に際しては、電子署名技術による公開鍵を用いて行うことを特徴としている。これは暗号化に公開鍵を、また後述するように復号化に上記公開鍵に対応する秘密鍵を、夫々使用すること(すなわち公開鍵方式を採用すること)で、さらにハッキングを困難にすることが可能になるからである。
請求項5の構成は、上記データ書込手段によるカード型記録媒体のデータ格納領域へのデータ書込時に、その印影イメージデータのインデックスとして対応する口座番号データも併せて書き込むことを特徴としている。
このように、印影イメージデータのインデックスとして対応する口座番号データも併せてカード型記録媒体のデータ格納領域へ書き込まれていると、口座番号データをインデックスとして、後述する印影カード照合器では、対応する印影イメージデータをすぐに読み出すことができ、該印影カード照合器の構成により、印影カードから読み出された印影イメージデータと、該金融機関などが保有するその者の印影イメージデータとの照合をすぐに行うことができる。また、これらのデータが一致することが判明すれば、すぐに取引が行えるようになり、印影イメージデータによる利用者の確認と同時に、取引処理にそのまま移行することができるようになる。
請求項6の構成は、上記カード型記録媒体には、通常時のデータ読み取りに使用されるデータ格納領域以外に、少なくとも1の別のデータ格納領域があり、上記データ書込手段(印影カード発行器側に備えられた)により、それらのデータ格納領域に、上記印影イメージデータを書き込むことを特徴としている。
後述するように、カード型記録媒体(印影カード)の構成として、通常時のデータ読み取りに使用されるデータ格納領域と、それ以外に少なくとも1の別のデータ格納領域がある構成では、例えば金融機関などのシステム側に何らかの障害が発生したような場合でも、これらの領域に格納された夫々の印影イメージデータが、スタンドアローン型のパソコンなどの簡単な装置構成で読み出されるようにすることで、カード型記録媒体に記録された印影イメージデータの真正性が簡単ではあるが一応確認できるようになる。そのような構成とするために、以上のような構成を備えるカード型記録媒体の構成では、これらの印影イメージデータを、通常時のデータ読み取りに使用されるデータ格納領域と、それ以外の別のデータ格納領域に、バックアップ用に、夫々書き込むことにしたものである。
ICカードなどのカード型記録媒体の場合、通常接触型のIC構造でデータ格納領域が設けられている。そのようなカード型記録媒体の場合には、他のデータ格納領域では、非接触型のICの構成(例えば無線タグなどのRFID)を搭載しておくと良い。上述のように、もともと該構成は、非常時のバックアップ用の構成なので、接触型と非接触型の別々のデータ読み取り構成としておくことで、違うデータ読み取り構成から取得された印影イメージデータが同じであれば、1枚のカード型記録媒体(印影カード)に記録された印影イメージデータの真正性が一応推認できるようになる。
請求項7の構成は、上記データ書込手段によって、カード型記録媒体のデータ格納領域における印影イメージデータの格納領域以外に、暗証番号用の格納領域が設けられ、該データ書込手段により、そこに英数字やその他の文字などの任意の暗証番号データが上記印影イメージデータと関連づけられて書き込まれることを特徴としている。
このように暗証番号を組み合わせることで、後述する印影カード照合器で、利用者の確認を行う際に、さらに暗証番号を要求し、印影イメージデータが一致するだけでなく、そこで入力された暗証番号と、該格納領域に格納された暗証番号とが一致することが確認されれば(この場合は本人確認ができたということになる)、該印影カードの利用時の安全性をさらに高めることが可能になる。すなわち、この印影カード自身が盗難にあって使用されたり、万が一印影から印影イメージデータが読み取られて、偽造化されたカードが使用されたりしたとしても、利用者の確認を行う際に、さらに暗証番号が要求されるため、印影イメージデータが一致し、且つそこで入力された暗証番号と、該格納領域に格納された暗証番号とが一致することが確認されなければ、該印影カードを利用することができなくなり、安全性(セキュリティ)の向上や偽造防止に役立つことになる。尚、暗証番号は、英数字だけに限られず、その他の文字・図形・記号などや特定のフレーズ等でもかまわない。
一方請求項8〜請求項15の構成は、上記印影カード発行器で発行された印影カードを用いて、印影イメージの照合を行う場合に使用される印影カード照合器の構成を提供する。
そのうち、請求項8の印影カード照合器の構成は、
印影イメージデータを、特定の者の属性データと関連づけて格納するデータ格納手段と、
カード型記録媒体(印影カード)のデータ格納領域から、印影イメージデータを読み取る印影データ取得手段と、
読み取られた印影イメージデータと上記データ格納手段に格納されている印影イメージデータとのマッチングを行うデータマッチング手段と、
両データのマッチング結果を出力する出力手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
上記構成では、印影データ取得手段により、カード型記録媒体のデータ格納領域から読み取られた印影イメージデータと、上記データ格納手段に格納されている印影イメージデータとが、上記データマッチング手段によりマッチング(比較)され、そのマッチング結果が出力手段により出力されることになる。すなわち、両データがマッチングしていれば、その印影カード(カード型記録媒体)の保有者は、該印影を有する印章の保有者と推定することができるため、その後に、印影イメージデータと関連づけられて格納されている特定の者の属性データに基づいて(該属性データが参照され、又は属性データが帳票などに印字されるなどして)、必要な取引ができるようになる。反対にマッチングしなければ(マッチングするものがなければ)、該印影カード(カード型記録媒体)に登録された印影イメージデータが、印影カード照合器側のデータ格納手段に格納されていないことが明らかとなり、印影カードを持っていても、その印章が登録されていないものと同等に扱われて、その保有者との取引を拒絶することができる。
尚、請求項12の構成で示すように、上記データ格納手段の印影イメージデータは、上記印影カード発行器のデータ書込手段によって、カード型記録媒体のデータ格納領域に書き込みがなされた際又はその後に、同じものが格納されるようにすれば、特に印影カード照合器用に、別途の作業として、そのデータを格納する必要がなくなって、事務の合理化につながるようになる。
請求項9の構成は、上記請求項8の構成において、両データがマッチングした場合に、上記出力手段が、その特定の者の属性データを読み出して出力する構成について規定している。このようにすることで、印影カード照合器側で、両データがマッチングした場合に、上述のように、印影カード(カード型記録媒体)の保有者が、該印影イメージを有する印章の保有者と推定することができるので、一緒に格納されているその者の属性データを出力する(例えばディスプレイで確認できるようにする)ことで、その後の取引事務処理が、簡便に行えるようになる。もちろんこのような属性データの出力については、さらに帳票の必要な事項の書込(住所、氏名や口座番号などの書込)が利用者などに代わって自動的に行われるようにしても良い。
請求項10の構成は、上述の請求項7の構成の場合に対応しており、上記カード型記録媒体のデータ格納領域における印影イメージデータの格納領域以外に、暗証番号が格納されている暗証番号用格納領域があり(もちろん上記印影カード発行器による発券の際に暗証番号がすでに該領域に格納されていることが前提)、印影データ取得手段による該カード型記録媒体からの印影イメージデータの読み取りの際に、暗証番号の入力を要求すると共に、上記データマッチング手段による両印影イメージデータのマッチング時に、入力された暗証番号とカード型記録媒体のデータ格納領域に格納されている暗証番号とのマッチング処理も併せて行い、両マッチング結果を上記出力手段により出力することを特徴としている。
上述のように、印影イメージデータだけでなく、暗証番号のマッチング処理も行われ、これらのデータが全て一致することが確認されれば、それだけ、該印影カードの利用時の利用者の真正性の確認がより確実にできるようになり(この場合は本人確認ができたということになる)、該印影カードの利用時の安全性をさらに高めることが可能になる。すなわち、この印影カード自身が盗難にあって使用されたり、万が一印影から印影イメージデータが読み取られて、偽造化されたカードが使用されたりしたとしても、利用者の確認を行う際に、さらに暗証番号が要求されるため、印影イメージデータが一致し、且つそこで入力された暗証番号と、該格納領域に格納された暗証番号とが一致することが確認されなければ、該印影カードを利用することができなくなり、安全性(セキュリティ)の向上や偽造防止に役立つことになる。
請求項11の構成は、データ格納手段に格納された印影イメージデータと、カード型記録媒体から読み出された印影イメージデータとを、プリントアウトし、印影イメージ同士を(紙ベースで)目視により確認して照合を行う構成を提案するものであって、より具体的には、
印影イメージデータを、特定の者の属性データと関連づけて格納するデータ格納手段と、
カード型記録媒体のデータ格納領域から、印影イメージデータを読み取る印影データ取得手段と、
読み取られた印影イメージデータ及びそれに対応する上記データ格納手段に格納された印影イメージデータをプリントアウトする出力手段と
を少なくとも有することを特徴としている。
このような構成により、照合時だけ、出力手段によりプリントアウトされた両印影イメージ(データ格納手段に格納された印影イメージデータのイメージと、カード型記録媒体から読み出された印影イメージデータのイメージ)が、人間の目視でできることになる。利用者側にしてみれば、これまで人間による目視で、印影イメージの比較を行っていたものが、機械により行われることに不安を抱く者もいる。そのため、そのような利用者側の心配を払拭するための構成として、本構成は提案されたものである。
請求項13の構成は、上述した請求項3の印影カード発行器の構成に対応する印影カード照合器の構成であり、より具体的には、印影イメージデータが暗号化されてカード型記録媒体のデータ格納領域に格納されている場合に、上記印影データ取得手段による印影イメージデータの読み取り時に、上記暗号化に対応する復号化技術を用いて復号化してから読み取ることを特徴としている。
以上のような構成により、印影カード(カード型記録媒体)に対するハッキングを防止できるようになることは、上述したとおりである。
請求項14の構成は、上記復号化に際しては、暗号化の際に使用された公開鍵に対応する秘密鍵を用いて行うことを特徴としており、請求項4の構成で述べたように、上記暗号化に際し公開鍵を用いた場合に、その復号化に際して該公開鍵に対応する秘密鍵を、夫々使用すること(すなわち公開鍵方式を採用すること)で、さらにハッキングを困難にできるようになる。
請求項15の構成は、上記請求項5の構成に対応しており、印影イメージデータと共に対応する口座番号データがインデックスとして書き込まれた上記カード型記録媒体のデータ格納領域から、上記印影データ取得手段により、印影イメージデータが読み取られる際に、対応する上記口座番号データも併せて読み出されることを特徴としている。
このように、印影イメージデータのインデックスとして対応する口座番号データも併せてデータ格納領域へ書き込まれているカード型記録媒体である印影カードから、金融機関などにある該印影カード照合器の構成によって、口座番号データをインデックスとして、金融機関などが印影イメージデータ格納手段等に保有する対応する印影イメージデータをすぐに読み出すことができるようになる。従って、該印影カードから読み出された印影イメージデータと、該金融機関などが保有するその者の印影イメージデータとの照合が即座になされ、これらのデータが一致することが判明すれば、すぐに取引が行えるようになり、印影イメージデータによる利用者の確認と同時に、取引処理にそのまま移行することができるようになる。
上記各装置の構成は、1つの構成(スタンドアローン型のコンピュータなど)であっても良いが、それに限定されるわけではなく、ネットワークを構成する複数のコンピュータ(複数のサーバなど)で構成され、該構成で行われる処理は、それらのコンピュータにおいて(必要であれば適当な通信構成を介して)分散して実行されるように、設定されるようにしても良い。
請求項16の印影カードの構成は、上記請求項6の構成に対応しており、上記カード型記録媒体には、通常時のデータ読み取りに使用されるデータ格納領域以外に、少なくとも1の別のデータ格納領域があって、それらのデータ格納領域に、印影イメージデータが格納されていることを特徴としている。
上述したように、上記請求項16のような構成を有する印影カードの構成では、例えば金融機関などのシステム側に何らかの障害が発生したような場合でも、これらの領域に格納された夫々の印影イメージデータが、スタンドアローン型のパソコンなどの簡単な装置構成で読み出されるようにすることで、カード型記録媒体に記録された印影イメージデータの真正性が簡単ではあるが一応確認できるようになる。そのような構成とするために、以上のような構成を備えるカード型記録媒体の構成では、これらの印影イメージデータを、通常時のデータ読み取りに使用されるデータ格納領域と、それ以外の別のデータ格納領域に、バックアップ用に、夫々書き込まれることになる。
以上、説明したように本発明の請求項1〜請求項15記載の印影カード発行器及び印影カード照合器によれば、利用者の利便性の向上及び印章紛失のリスクの軽減ができ、また正確な照合を可能にし、加えて事務の効率化を図れ、さらに偽造がされにくくなるという優れた効果を奏し得る。
特に請求項3、4、13及び14の構成のように、印影データが暗号化されて印影カードの所定のデータ格納領域に格納され、また該データを読み出す際に、それを復号化して読み出すことで、従来の印章紛失時に比較して、悪用されたり偽造されたりする懸念を低減することができ、さらに印影カードに対するハッキングも防止できるようになる。もちろん、上記印影カードとしてICカードのようなものが用いられている場合は、耐タンパー設計にしておくことで、不正な読み出しをしようとすると、該カードの記憶領域が壊れてしまうようにすることができ、よりハッキングを困難にすることもできる。
また請求項7、10の構成のように、暗証番号データが一緒に印影カードに記憶され、該カードの使用時に該暗証番号の入力を求めることで、印影カード照合器で、印影イメージデータが一致するだけでなく、そこで入力された暗証番号と、該格納領域に格納された暗証番号とが一致することが確認されれば(この場合は本人確認ができたということになる)、該印影カードの利用時の安全性をさらに高めることが可能になる。すなわち、この印影カード自身が盗難にあって使用されたり、万が一印影から印影イメージデータが読み取られて、偽造化されたカードが使用されたりしたとしても、利用者の確認を行う際に、さらに暗証番号が要求されるため、印影イメージデータが一致し、且つそこで入力された暗証番号と、該格納領域に格納された暗証番号とが一致することが確認されなければ、該印影カードを利用することができなくなり、安全性(セキュリティ)の向上や偽造防止に役立つことになる。
さらに請求項16記載の印影カードの構成によれば、仮にシステム障害などが発生し、予め該システム側に登録されていた印影イメージデータが読み出せなくなったとしても、通常の印影イメージデータ格納領域以外にバックアップ用データ格納領域にも同じ印影イメージデータが格納されているため、夫々の印影イメージデータが、スタンドアローン型のパソコンなどの簡単な装置構成で読み出すことができるようになって、カード型記録媒体に記録された印影イメージデータの真正性が一応確認できるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る印影カード発行器及びそのカード照合器が用いられて、印章を用いずに、金融機関における窓口取引を行えるようにした全体の概要を示す説明図である。
印影カード発行器10と、印影カード照合器20と、さらに印影イメージデータを格納しておくデータ格納装置22とは、別々のコンピュータで構成され、印影カード発行器10及び印影カード照合器20はパソコンとその他の周辺機器で、又データ格納装置22は、サーバで構成されている。さらに印影カード発行器10は、金融機関の本支店に各1乃至複数台ずつおかれ、印影カード照合器20は、金融機関の本支店の各窓口におかれており、またデータ格納装置22は、本支店に各1ずつ、又は特定のデータセンタに1乃至複数台おかれて、これらの間のデータのやりとりは、通信回線(専用回線やVPNの使用を前提としたインターネットなど)を使用されて行われる。
このうち、上記印影カード発行器10の基本的な構成は、図2に示すように、パソコンと、印影読取装置13と、後述するカード型記録媒体であるICキャッシュカード30(印影カード)へのデータ書込を行うデータ書込装置14とで構成されている。
上記パソコン内には、CPU11、RAM(図示なし)、ROM(図示なし)、ハードディスクなどの外部記録媒体(図示なし)、I/O制御部15及び通信部17が備えられており、該ハードディスク内に記憶された印影カード発行プログラムがCPU11に読み出されて実行されることで、後述する画像処理部12及び暗号化部16が構成されることになる。
また上記印影読み取り装置13は、印影イメージをデータとして読み取るイメージスキャナで構成されており、適当な紙などに捺印された印章が、それによって印影イメージデータとして読み取られる。そこで読み取られた印章の印影イメージデータは、パソコンのI/O制御部15に入力される。
該I/O制御部15により、入力された印影イメージデータは、上記CPU11内に構成された画像処理部12に転送され、白黒2値のイメージデータに変換され、さらに240dpi程度のデータに圧縮される。
ここで作成された印影イメージデータは、次に暗号化部16に送られ、そこで、上記印影カード発行プログラム中に含まれる公開鍵を使用して暗号化処理がなされる。このような暗号化処理によって、従来の印章紛失時に比較して悪用されたり、偽造されたりする懸念を低減することができ、さらに印影カード(カード型記録媒体)に対するハッキングも防止できるようになる。
暗号化処理された印影イメージデータは、上記暗号化部16から、I/O制御部15に転送され、さらに、ICキャッシュカード30へのデータ書込が行えるデータ書込装置14に送られて、そこで、該ICキャッシュカード30の所定のデータ格納領域(後述する印影イメージデータ格納領域31及びバックアップ用データ格納領域32)に書き込まれる。
一方、このパソコンにおいて、オペレータは、上記印章の保持者の属性データ(通常は、印影カード発行用の申込書に所定の事項が書き込まれてくるのでそこに記載されたデータ)を、キーボードなどの入力装置(図示なし)で入力する。該属性データとして、銀行コード、店番番号、その保持者の口座番号、暗証番号、氏名、住所、生年月日、口座の残高などが入力される。
そのうち、印章保持者の暗証番号は、上記暗号化された印影イメージデータと共に、データ書込装置14によって、上記ICキャッシュカード30の所定のデータ格納領域に書き込まれることになる。
図3(a)は、以上のようにして書き込まれるICキャッシュカード30用のデータ構造を示している。ここでは、ヘッダ部の後に、暗証番号データ、またその後に暗号化された印影イメージデータの書き込み領域があり、最後にフッダ部が続いている。該印影イメージデータは、上述の240dpi程度であると、2〜3Kbyte程度であるので、後述するカード型記録媒体であるICキャッシュカードの印影イメージデータ格納領域31に格納可能である。
上記のようにしてオペレータにより入力された印章保持者の属性データのうち、銀行コード、店番番号、口座番号、氏名、住所、生年月日、口座の残高などのデータが、上記印影イメージデータ(暗号化されていない状態)と共に、I/O制御部15から、通信部17を介して、印影カード照合器20とは別体であるがその構成の一部をなす後述するデータ格納装置22に送られ、そこに格納される。
図3(b)は、以上のようにしてデータ格納装置22に格納されるデータの構造を示している。ここでは、ヘッダ部の後に、銀行コード、店番番号データ、口座番号データ、またその後に印影イメージデータ、氏名、住所、生年月日、口座の残高など属性データの書き込み領域があり、最後にフッダ部が続いている。
図4は、上記ICキャッシュカード30の構成が示されており、カード表側左側に接触型ICの印影イメージデータ格納領域31が埋め込まれており、またその右側には非接触型IC(例えばRFIDなど)のバックアップ用データ格納領域32が設けられている。上記データ書込装置14によって、暗号化された印影イメージデータは、その両方に書き込まれることになる。
非接触型の上記バックアップ用データ格納領域32が設けられたのは、次のような理由による。たとえば上記金融機関などのシステム側に何らかの障害が発生したような場合でも、これらの領域に格納された夫々の印影イメージデータが、スタンドアローン型のパソコンなどの簡単な装置構成で読み出されるようにすることができ、それによってカード型記録媒体に記録された印影イメージデータの真正性が簡単ではあるが一応確認できるようになるからである。
またICキャッシュカードなどのカード型記録媒体の場合、通常接触型のIC構造でデータ格納領域が設けられている(上記印影イメージデータ格納領域31がそれ)。それに対しバックアップ用のデータ格納領域32では、非接触型のICの構成としておくことで、違うデータ読み取り形式から取得された印影イメージデータが同じであれば、1枚のカード型記録媒体(印影カード)に記録された印影イメージデータの真正性が一応推認できるようになる。
図5は、上記印影カード照合器20の基本構成を示す説明図である。該構成は、パソコンが基本構成であり、それに、ICキャッシュカード30の印影イメージデータを読み取る印影データ取得装置23a、暗証番号入力部23b、本実施例で出力部を構成するCRT25a及びプリンタ25bの周辺機器が備えられると共に、上述のように、外部のサーバによって構成されるデータ格納装置22もその構成として加えられることで、印影カード照合器20が実際には構成されることになる。
該パソコン内には、上記印影カード発行器10と同じく、CPU21、RAM(図上データテンポラリ記憶部28にその構成の一部が使用されている)、ROM(図示なし)、ハードディスクなどの外部記録媒体(図示なし)、I/O制御部26及び通信部27が備えられており、該ハードディスク内に記憶された印影カード照合プログラムがCPU21に読み出されて実行されることで、後述するデータマッチング部24及び復号化部29が構成されることになる。
上記印影データ取得装置23aは、上記ICキャッシュカード30の印影イメージデータ格納領域31から、暗号化された印影イメージデータを、暗証番号データと共に読み出すカードリーダである。
また暗証番号入力部23bは、テンキーやタッチパネルで構成されており、そこで上記印章保持者が決めた暗証番号が入力できるようになっている。
上記データテンポラリ記憶部28は、RAMで構成されており、印影データ取得装置23aで読み取られた暗号化印影イメージデータ及び暗証番号データと、暗証番号入力部23bで入力された暗証番号データとが、一時的に格納される。
上記復号化部29は、上述のように、印影カード照合プログラムがCPU21に読み出されて実行されることで該CPU21上に構築される構成であり、暗号化された印影イメージデータを、上記印影カード発行器10の暗号化部16で暗号化処理に用いられた公開鍵に対応する秘密鍵(上記パソコンを印影カード照合器20として稼働させる上記印影カード照合プログラムに該秘密鍵が組み込まれている)により、復号化処理する構成である。
尚、本実施例では、2重の安全性を確保するため、暗証番号の入力を顧客に求めているが、この復号化により特に暗証番号の入力を受けなくても正当なICキャッシュカード30であることは、確認できることになる。
上記データマッチング部24は、同じく印影カード照合プログラムがCPU21に読み出されて実行されることで該CPU21上に構築される構成であり、上記データテンポラリ記憶部28に格納された2つの暗証番号データのマッチング(比較)処理を行い、また上記復号化部29で復号化された印影イメージデータと、別体の構成ではあるが本印影カード照合器20の構成の一部をなすデータ格納装置22から読み出された対応する印影イメージデータとのマッチング(比較)処理を行う構成である。
上記データ格納装置22は、上述のように、パソコンとは別構成として該金融機関Bの本店或いは支店に置かれたサーバであるが、上記印影カード照合器20の構成の一部をなし、そのデータストレージ(ハードディスクなど)に、印影カード発行器10によって転送された、図3(b)の銀行コード、店番番号データ、口座番号データ、印影イメージデータ、及びその他の属性データ(氏名、住所、生年月日、口座の残高など)を格納している。
本印影カード照合器20のパソコン本体は、金融機関Bの窓口においてあり、顧客が窓口取引を行う際、印影データ取得装置23aに、ICキャッシュカード30を挿入してもらい、そして必要な暗証番号を、暗証番号入力部23bから入力してもらう。
この時、入力された暗証番号は、I/O制御部26から一旦データテンポラリ記憶部28にストアされる。他方印影データ取得装置23aは、ICキャッシュカード30から、暗証番号データを読み取り、同じくI/O制御部26から一旦データテンポラリ記憶部28にストアされる。そして、データマッチング部24により、入力された暗証番号データと読み取られた暗証番号データとがマッチングされ、これらのデータがマッチングされた場合、印影イメージデータのマッチング処理に移行する。反対に、上記暗証番号データがマッチングしなかった場合、顧客に再度暗証番号を入れ直してもらうか、取引を拒絶する。
上述のようにして暗証番号がマッチングした場合、オペレータは、必要な記入が行われた帳票や通帳など(或いは取引を行おうとする顧客からの口頭説明)から、銀行コード、店番号、口座番号を取得し、これら銀行コード、店番号、口座番号を、キーボードなどから入力する。
該キーボードから入力された口座番号データは、I/O制御部26から、通信部27を介して、データ格納装置22に送られ、それをインデックスとして、該当する顧客の図3(b)のデータが検索される。
そこで検索された顧客の図3(b)のデータは、通信部27を介して、I/O制御部26に入力され、データマッチング部24に送られる。
他方印影データ取得装置23aで読み取られデータテンポラリ記憶部28に格納されている上記ICキャッシュカード30の暗号化された印影イメージデータが、復号化部29で、上記秘密鍵で復号化されて、元の印影イメージデータとして、データマッチング部24に送られる。
該データマッチング部24において、両印影イメージデータのマッチング(比較)処理がなされ、そのマッチング結果は、I/O制御部26を介して、出力部であるCRT25aに送られ、オペレータに向けて表示される。
該マッチング結果で、両データが一致する場合、さらに上記データ格納装置22から、該当する口座番号のその他の属性データ(氏名、住所、生年月日、口座の残高など)も読み出され、一緒に表示される。
反対に両データが不一致であるというマッチング結果が出力された場合、不一致である旨が表示され、オペレータは、顧客に対し、希望する取引を拒絶することになる。すなわち、この場合は、ICキャッシュカード30の印影イメージデータが、データ格納装置22に予め登録された印影イメージデータのものとは異なり、印影カードを用いた窓口取引はできなくなる。
尚、上記マッチング結果は、I/O制御部26を介して、出力部であるプリンタ25bに送られ、そこでプリントアウトされるようにすることもできる。
さらに必要に応じて、復号化された印影イメージデータと、データ格納装置22から読み出された印影イメージデータは、図示しない画像処理部により画像処理され、I/O制御部26を介して、プリンタ25bに送られて、両イメージデータがそこでプリントアウトされ、オペレータにより、両印影イメージの比較が行われるようにしても良い。或いは復号化された印影イメージデータのみプリントアウトされ、オペレータによって、印鑑票の印影イメージとが比較されるようにしても良い。
また万が一データ格納装置22などにシステム障害が生じ、顧客の該当口座の印影イメージデータが読み出せなくなったような場合でも、本実施例構成で使用されるICキャッシュカード30上には、上述のように、接触型の印影イメージデータ格納領域31の他に、非接触型のバックアップ用データ格納領域32が設けられているため、該印影イメージデータ格納領域31側に格納された印影イメージデータを該パソコンを使用して読み出して復号化しておき、またバックアップ用データ格納領域32側に格納された印影イメージデータについても、該パソコンに非接触型のデータ取得装置(図示なし、例えばRFIDなど)をつないで読み出して復号化しておくことで、それらをデータマッチング部24でマッチング処理させたり、上記プリンタ25bでプリントアウトしてオペレータによる比較処理させることができ、それによって、ICキャッシュカード30に記録された印影イメージデータの真正性が簡単ではあるが一応確認できるようになる(ICキャッシュカード30のみでも照合可能となる)。
以上詳述した本実施例構成によれば、顧客が窓口にICキャッシュカード30さえ持ってくれば取引が可能となり、印章を持参し書類に押印しなければならない煩わしさがなくなるし、届出印がどれであるか分からなくなったりすることもなくなるので、顧客の利便性は大きく改善されることになる。さらに取引の度に印章を持ち出す必要性がなくなるため、印章を無くすなどの危険性も少なくなる。
また暗証番号データが一緒にICキャッシュカード30に記憶され、該カードの使用時に該暗証番号の入力を求めることで、印影カード照合器20で、印影イメージデータが一致するだけでなく、そこで入力された暗証番号と、該印影イメージデータ格納領域31に格納された暗証番号とが一致することが確認されれば(この場合は本人確認ができたということになる)、該ICキャッシュカード30の利用時の安全性をさらに高めることが可能になる。すなわち、このICキャッシュカード30自身が盗難にあって使用されたり、万が一印影から印影イメージデータが読み取られて、偽造化されたカードが使用されたりしたとしても、利用者の確認を行う際に、さらに暗証番号が要求されるため、印影イメージデータが一致し、且つそこで入力された暗証番号と、該印影イメージデータ格納領域31に格納された暗証番号とが一致することが確認されなければ、該カードを利用することができなくなり、安全性(セキュリティ)の向上や偽造防止に役立つことになる。
さらに一旦データとして登録されると、印章を繰り返し使用することが無くなり、印章の輪郭が次第にすり減って、正確な照合がしにくくなるようなこともない。すなわち、印影イメージは、繰り返し用いることができるので、登録時の印影イメージの鮮明さを確保すれば、より確実な印鑑照合を行うことができるようになる。特に印影イメージによる照合システムを採用している場合は、取引時の印影の鮮明さが確保できるので、よりその効果が期待できるようになる。
加えて照合事務のために印影を紙ベースで印鑑票に保管している場合でも、以上のシステムは利用でき、口座番号をインデックスとして印鑑票を検索した上で、プリントアウトされたICキャッシュカード30の印影イメージと比較することができるので、事務効率が極度に落ちることもなく、そのため、顧客にも迷惑がかかることもない。
尚、本発明の印影カード発行器は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施例に係る印影カード発行器及びそのカード照合器が用いられた全体のシステム概要を示す説明図である。 印影カード発行器10の基本的な構成説明図である。 ICキャッシュカード30用のデータ構造及びデータ格納装置22に格納されるデータ構造を示す説明図である。 ICキャッシュカード30の構成が示された平面図である。 印影カード照合器20の基本構成を示す説明図である。
符号の説明
10 印影カード発行器
11 CPU
12 画像処理部
13 印影読取装置
14 データ書込装置
15 I/O制御部
16 暗号化部
17 通信部
20 印影カード照合器
21 CPU
22 データ格納装置
23a 印影データ取得装置
23b 暗証番号入力部
24 データマッチング部
25a CRT
25b プリンタ
26 I/O制御部
27 通信部
28 データテンポラリ記憶部
29 復号化部
30 ICキャッシュカード
31 印影イメージデータ格納領域
32 バックアップ用データ格納領域

Claims (16)

  1. 印影をイメージデータとして読み取る印影読み取り手段と、
    読み取られた印影イメージデータを、カード型記録媒体のデータ格納領域に書き込むデータ書込手段と
    を少なくとも有することを特徴とする印影カード発行器。
  2. 上記データ書込手段によって印影イメージデータがカード型記録媒体のデータ格納領域へ書き込まれる時に又はその後に、カード型記録媒体とは別構成として設けられた他のデータ格納領域に、上記データ書込手段によって同じ印影イメージデータが格納されることを特徴とする請求項1記載の印影カード発行器。
  3. 上記データ書込手段による印影イメージデータの書込時に、暗号化してから書き込むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の印影カード発行器。
  4. 上記暗号化に際しては、公開鍵を用いて行うことを特徴とする請求項3記載の印影カード発行器。
  5. 上記データ書込手段によるカード型記録媒体のデータ格納領域へのデータ書込時に、その印影イメージデータのインデックスとして対応する口座番号データも併せて書き込むことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1つに記載の記載の印影カード発行器。
  6. 上記カード型記録媒体には、通常時のデータ読み取りに使用されるデータ格納領域以外に、少なくとも1の別のデータ格納領域があり、上記データ書込手段により、それらのデータ格納領域に、上記印影イメージデータを書き込むことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1つに記載の印影カード発行器。
  7. 上記データ書込手段によって、カード型記録媒体のデータ格納領域における印影イメージデータの格納領域以外に、暗証番号用の格納領域が設けられ、該データ書込手段により、そこに英数字やその他の文字などの任意の暗証番号データが上記印影イメージデータと関連づけられて書き込まれることを特徴とする請求項1〜請求項6いずれか1つに記載の印影カード発行器。
  8. 印影イメージデータを、特定の者の属性データと関連づけて格納するデータ格納手段と、
    カード型記録媒体のデータ格納領域から、印影イメージデータを読み取る印影データ取得手段と、
    読み取られた印影イメージデータと上記データ格納手段に格納されている印影イメージデータとのマッチングを行うデータマッチング手段と、
    両データのマッチング結果を出力する出力手段と
    を少なくとも有することを特徴とする印影カード照合器。
  9. 両データがマッチングした場合に、上記出力手段は、その特定の者の属性データを読み出して出力することを特徴とする請求項8記載の印影カード照合器。
  10. 上記カード型記録媒体のデータ格納領域における印影イメージデータの格納領域以外に、暗証番号が格納されている暗証番号用格納領域があり、印影データ取得手段による該カード型記録媒体からの印影イメージデータの読み取りの際に、暗証番号の入力を要求すると共に、上記データマッチング手段による両印影イメージデータのマッチング時に、入力された暗証番号とカード型記録媒体のデータ格納領域に格納されている暗証番号とのマッチング処理も併せて行い、両マッチング結果を上記出力手段により出力することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の印影カード照合器。
  11. 印影イメージデータを、特定の者の属性データと関連づけて格納するデータ格納手段と、
    カード型記録媒体のデータ格納領域から、印影イメージデータを読み取る印影データ取得手段と、
    読み取られた印影イメージデータ及びそれに対応する上記データ格納手段に格納された印影イメージデータをプリントアウトする出力手段と
    を少なくとも有することを特徴とする印影カード照合器。
  12. 上記印影カード発行器のデータ書込手段によって、カード型記録媒体のデータ格納領域に書き込みがなされた際又はその後に、上記データ格納手段へ印影イメージデータが格納されることを特徴とする請求項8〜請求項11いずれか1つに記載の印影カード照合器。
  13. 印影イメージデータが暗号化されてカード型記録媒体のデータ格納領域に格納されている場合に、上記印影データ取得手段による印影イメージデータの読み取り時に、上記暗号化に対応する復号化技術を用いて復号化してから読み取ることを特徴とする請求項8〜請求項12いずれか1つに記載の印影カード照合器。
  14. 上記復号化に際しては、暗号化の際に使用された公開鍵に対応する秘密鍵を用いて行うことを特徴とする請求項13記載の印影カード照合器。
  15. 印影イメージデータと共に対応する口座番号データがインデックスとして書き込まれた上記カード型記録媒体のデータ格納領域から、上記印影データ取得手段により、印影イメージデータが読み取られる際に、対応する上記口座番号データも併せて読み出されることを特徴とする請求項8〜請求項14いずれか1つに記載の記載の印影カード照合器。
  16. 上記カード型記録媒体には、通常時のデータ読み取りに使用されるデータ格納領域以外に、少なくとも1の別のデータ格納領域があって、それらのデータ格納領域に、印影イメージデータが格納されていることを特徴とする印影カード。
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