JP2005128133A - プラズマディスプレイ装置及びその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高輝度を確保し、良好な画像表示を行うことが可能なプラズマディスプレイ装置及びその駆動方法を実現することを目的とする。
【解決手段】プラズマディスプレイパネル1と、サステイン電極5を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックA、Bと、スキャン電極4に放電電圧を印加する複数のスキャン回路111−A、Bとを有し、各維持ブロックを駆動するタイミングが互いにシフトしており、入力される映像信号から、各維持ブロックにおける単位時間当たりの放電セル点灯率を算出する点灯率算出手段1Cと、点灯率算出手段1Cで算出された各維持ブロックの点灯率に応じて維持パルス数を増減させる維持パルス数変調手段1A、Bを1つ乃至全ての各維持ブロックに各々設置して構成したプラズマディスプレイ装置である。
【選択図】図3
【解決手段】プラズマディスプレイパネル1と、サステイン電極5を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックA、Bと、スキャン電極4に放電電圧を印加する複数のスキャン回路111−A、Bとを有し、各維持ブロックを駆動するタイミングが互いにシフトしており、入力される映像信号から、各維持ブロックにおける単位時間当たりの放電セル点灯率を算出する点灯率算出手段1Cと、点灯率算出手段1Cで算出された各維持ブロックの点灯率に応じて維持パルス数を増減させる維持パルス数変調手段1A、Bを1つ乃至全ての各維持ブロックに各々設置して構成したプラズマディスプレイ装置である。
【選択図】図3
Description
本発明は、電極結線(マトリクス)構造によるAC駆動型プラズマディスプレイの駆動装置及び駆動方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)は、ガス放電に伴う発光及び紫外線による蛍光体の励起発光を利用した大画面化・薄型化が可能な表示パネルであり、発光単位となる放電セル一つあたりに3本の電極が設けられた3電極放電構造を持つ、いわゆる面放電方式のAC型プラズマディスプレイパネルが主である。
図10は、放電セルにおける3電極放電構造の概略を模式的に示す断面図である。放電セル200では、前面側のガラスのような基板201上に、対になるスキャン電極202とサステイン電極203とが並行して形成され、スキャン電極202及びサステイン電極203は誘電体層204及び保護層205で覆われている。
また、基板201に対向配置される背面側の、同じくガラスのような基板206上にはアドレス電極207がスキャン電極202及びサステイン電極203に対し直交するように形成され、その上には誘電体層208が設けられている。さらに誘電体層208の上には蛍光体層209が塗布されている。
この放電セル200において、スキャン電極202とアドレス電極207との間に放電開始電圧Vfよりも高いパルス電圧(書き込みパルス)を印加すると放電が発生する。その時、正電圧を印加しているアドレス電極207上の蛍光体層209の表面には負電荷が蓄積され、負電圧を印加しているスキャン電極202側の保護層205付近の表面には正電荷が蓄積される。また、同時に正電圧を印加しているサステイン電極203側の保護層205付近の壁面には、アドレス電極207と同じく負電荷が蓄積する。
この保護層205、蛍光体層209のそれぞれの表面に蓄積された電荷を壁電荷といい、この壁電荷によって誘起された電圧を壁電圧Vwという。書き込みパルスを印加することで放電を発生させ壁電荷を生成させることをアドレス放電といい、ある単位ライン分のアドレス放電する期間をアドレス期間という。
スキャン電極202側に正電荷、サステイン電極203及びアドレス電極207側に負電荷を蓄積させた状態で、スキャン電極202とサステイン電極203間にパルス状の高電圧Viを印加すると、壁電圧Vwと印加電圧Viとの和(=セル電圧Vc)が放電開始電圧Vfを超えた場合、放電が発生する。一旦、放電が開始されると、常に前放電時の電極とは正負逆極性の壁電荷が再蓄積されるので、スキャン電極202及びサステイン電極203に交互に反転する周期的パルス電圧が印加し続ける間放電は維持される。この放電を維持放電といい、維持放電している期間を維持発光期間と呼ぶ。
印加電圧Viは放電開始電圧Vfよりも低く設定し、壁電圧(壁電荷)が無い場合は、セル電圧Vc=Vw+Vi=Vi<Vfとなり、維持放電が発生しないようにする。このように、アドレス放電によって発生する壁電圧Vwの有無により、次に続く維持放電の有無を決定されることで選択的放電が実現できる。
図11は、従来のPDPを用いたプラズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。複数のスキャン電極202、複数のサステイン電極203及び複数のアドレス電極207を含む。複数のアドレス電極207は画面垂直方向に配列され、複数のスキャン電極202及び複数のサステイン電極203は画面水平方向に対になって配列されている。複数のサステイン電極203はすべて同電位になるよう共通化されている。スキャン電極202、サステイン電極203及びアドレス電極207の各交点に放電セル200が形成され、表示画面上の画素として機能する。
スキャン回路210は複数のスキャン電極202を順に駆動し、サステイン回路211は複数のサステイン電極203を共通に駆動する。そして、アドレス回路212は映像データに応じて複数のアドレス電極207を1ライン分同時に駆動する。
図12(a)に図11に示したプラズマディスプレイ装置を駆動するための、アドレス・発光分離(Address Display−period Separated)駆動方式を示す。以下、ADS駆動方式と略する。TV信号は、一般に1秒間に60枚の画像を重ね合わせて映像を表示しており、約16.6msecに1回の割合で画像を形成することになる。その16.6msecに相当する時間を1(TV)フィールドとする。
図12(a)に示すように、その1TVフィールドは、複数のサブフィールドSF1、SF2〜SFNに分割されており、各サブフィールドはアドレス期間Tadrと維持放電期間Tsus1、Tsus2〜TsusNから構成される。アドレス期間Tadrでは、表示させるライン数分に相当する個数のスキャンパルスを順にスキャンする。
図12(b)に、ADS駆動方式におけるスキャン電極202、サステイン電極203及びアドレス電極207に印加される動作波形の一例を示す。図12(b)に示すように、アドレス電極207には、アドレス期間Tadrにおいて、各ラインに表示するデータを各ラインのスキャンパルス幅Tsc内でHレベルもしくはLレベルを設定する。H/Lレベルに対応するアドレス電圧は、それぞれ約60V/0Vである。アドレス電極207によりHレベルの電圧を印加された各ライン上の各画素空間には、壁電荷が蓄積されている。Lレベルの場合には壁電荷は蓄積されていない。壁電荷が蓄積されている画素は、各維持発光期間Tsusi(N=1〜N)では放電が開始・維持されることとなる。
各サブフィールドの維持放電期間Tsus1,Tsus2〜TsusNは、それぞれの重み付け比率が2の累乗(1:2:4:〜:2N-1)となるよう設定されている。各サブフィールドの発光時間を選択的に組み合わせることで、1〜2N段階の多階調表示をしている。例えば、N=8の場合、1TVフィールドは8個のサブフィールドで構成され、28=256階調表示が可能となる(例えば、非特許文献1参照)。
内池平樹、御子柴茂生共著、「プラズマディスプレイのすべて」(株)工業調査会、1997年5月1日、p79−p80、p153−154
内池平樹、御子柴茂生共著、「プラズマディスプレイのすべて」(株)工業調査会、1997年5月1日、p79−p80、p153−154
しかし通常のADS駆動方式では、一定期間のアドレス期間Tadrを各サブフィールドにて確保する必要があり、少なくとも、「サブフィールド数×Tadr」の期間は非発光となる。階調数を多くするためにサブフィールドを増やす程、またHDなどの高解像度表示にする程、非発光期間は多くなり、1TVフィールドに対する発光時間は減り、輝度を確保できないという課題が発生する。例えば、NTSC信号で画面上下2分割して駆動する場合、走査パルスTscは8μsec程度に設定され、アドレス期間Tadrは8×480/2=1.92(msec)となる。6bitで多階調表示する際には、全アドレス期間は1.92×6=11.52(msec)となり、1TVフィールド16.6(msec)に対する発光時間の比率は(16.6−11.52)/16.6=30.6%と低い。
本発明は上述したような状況に鑑みてなされたものであり、高輝度を確保し、良好な画像表示を行うことが可能なプラズマディスプレイ装置及びその駆動方法を実現することを目的とする。
上記目的を実現するために本発明のプラズマディスプレイ装置は、スキャン電極とサステイン電極で構成されるL個の行電極対と、前記行電極対と交叉して配列されたM個のアドレス電極と、行電極対及びアドレス電極の交点に設けられた放電空間を発光単位とする複数の放電セルから構成されるL×Mマトリクス構造のプラズマディスプレイパネルと、前記サステイン電極を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックと、前記スキャン電極に放電電圧を印加するための多段出力を持つ複数のスキャン回路とを有するプラズマディスプレイ装置であって、各維持ブロックを駆動するタイミングが互いにシフトしており、入力される映像信号から、各維持ブロックにおける単位時間当たりの放電セル点灯率を算出する点灯率算出手段と、点灯率算出手段で算出された各維持ブロックの点灯率に応じて維持パルス数を増減させる維持パルス変調手段を1つ乃至全ての各維持ブロックに各々設置し、点灯率算出手段で算出された各維持ブロックの点灯率が異なっても各維持ブロックの発光輝度を略一致させるように構成したものである。
また、上記目的を実現するために本発明のプラズマディスプレイ装置の駆動方法は、スキャン電極とサステイン電極で構成されるL個の行電極対と、前記行電極対と交叉して配列されたM個のアドレス電極と、行電極対及びアドレス電極の交点に設けられた放電空間を発光単位とする複数の放電セルから構成されるL×Mマトリクス構造のプラズマディスプレイパネルと、前記サステイン電極を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックと、前記スキャン電極に放電電圧を印加するための多段出力を持つ複数のスキャン回路とを有するプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、各維持ブロックでは、映像信号の1フィールドを複数のサブフィールド群に分割したサブフィールド駆動を行い、各サブフィールド群において、(1)放電セルの初期化工程、(2)各維持ブロック内の複数のスキャン電極にはそれぞれ位相をシフトさせたスキャンパルスを含むスキャン電圧波形を順に印加して、スキャンパルスの印加されるタイミングで、アドレス電極に映像信号に対応した書き込みパルスを印加する選択的書き込み工程、(3)交互に反転した周期的電圧パルスをスキャン電極及びサステイン電極に印加する維持発光工程の順に駆動し、各維持ブロックの駆動タイミングを互いにシフトさせる維持ブロック駆動を行い、入力される映像信号から各維持ブロックの点灯率を基本時間単位毎に算出し、1つ乃至全ての維持ブロックにおいて、各維持ブロックの点灯率に従い1つ乃至全てのサブフィールドにおける維持パルス数を変調することでピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させ、各維持ブロックの点灯率が異なっても各維持ブロックの輝度を略一致させるように制御するというものである。
本発明のプラズマディスプレイ装置及びその駆動方法によれば、逐次変動する表示画像の画質品位を保ち駆動条件を最適化することで、高輝度を確保し、良好な画像表示を行うことが可能となる。
すなわち、本発明の請求項1に記載の発明は、スキャン電極とサステイン電極で構成されるL個の行電極対と、前記行電極対と交叉して配列されたM個のアドレス電極と、行電極対及びアドレス電極の交点に設けられた放電空間を発光単位とする複数の放電セルから構成されるL×Mマトリクス構造のプラズマディスプレイパネルと、前記サステイン電極を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックと、前記スキャン電極に放電電圧を印加するための多段出力を持つ複数のスキャン回路とを有するプラズマディスプレイ装置であって、各維持ブロックを駆動するタイミングが互いにシフトしており、入力される映像信号から、各維持ブロックにおける単位時間当たりの放電セル点灯率を算出する点灯率算出手段と、点灯率算出手段で算出された各維持ブロックの点灯率に応じて維持パルス数を増減させる維持パルス変調手段を1つ乃至全ての各維持ブロックに各々設置し、点灯率算出手段で算出された各維持ブロックの点灯率が異なっても各維持ブロックの発光輝度を略一致させるように構成したプラズマディスプレイ装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、点灯率算出手段の算出最小単位は、1ラインであるというものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、維持パルス変調手段は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数に一定値を掛け合わせる倍数手段を含むというものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、維持パルス変調手段は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数の各々に個別値を掛け合わせる倍数手段を含むというものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、維持パルス変調手段は、2つ以上のサブフィールドの維持パルス数値から、他のサブフィールドにおける維持パルス数値を算出するパルス数補間手段を含むというものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、点灯率算出手段を、入力映像信号の固定パターンを検出する映像パターン検出手段で置き換えたというものである。
また、請求項7に記載の発明は、スキャン電極とサステイン電極で構成されるL個の行電極対と、前記行電極対と交叉して配列されたM個のアドレス電極と、行電極対及びアドレス電極の交点に設けられた放電空間を発光単位とする複数の放電セルから構成されるL×Mマトリクス構造のプラズマディスプレイパネルと、前記サステイン電極を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックと、前記スキャン電極に放電電圧を印加するための多段出力を持つ複数のスキャン回路とを有するプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、各維持ブロックでは、映像信号の1フィールドを複数のサブフィールド群に分割したサブフィールド駆動を行い、各サブフィールド群において、(1)放電セルの初期化工程、(2)各維持ブロック内の複数のスキャン電極にはそれぞれ位相をシフトさせたスキャンパルスを含むスキャン電圧波形を順に印加して、スキャンパルスの印加されるタイミングで、アドレス電極に映像信号に対応した書き込みパルスを印加する選択的書き込み工程、(3)交互に反転した周期的電圧パルスをスキャン電極及びサステイン電極に印加する維持発光工程の順に駆動し、各維持ブロックの駆動タイミングを互いにシフトさせる維持ブロック駆動を行い、入力される映像信号から各維持ブロックの点灯率を基本時間単位毎に算出し、1つ乃至全ての維持ブロックにおいて、各維持ブロックの点灯率に従い1つ乃至全てのサブフィールドにおける維持パルス数を変調することでピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させ、各維持ブロックの点灯率が異なっても各維持ブロックの輝度を略一致させるように制御するプラズマディスプレイ装置の駆動方法である。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、点灯率の算出の最小単位は、1ラインであるというものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、維持パルス数の変調は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数に一定値を掛け合わせることで行うというものである。
また、請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、維持パルス数の変調は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数の各々に個別値を掛け合わせることで行うというものである。
また、請求項11に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、維持パルス数の変調は、2つ以上のサブフィールドの維持パルス数値から、他のサブフィールドにおける維持パルス数値を算出することで行うというものである。
また、請求項12に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、点灯率の算出を、入力映像信号の固定パターンを検出する映像パターン検出で行うというものである。
また、請求項13に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、基本時間単位は1フレームまたは1フィールドとし、検出間隔は、基本時間幅×N(Nは自然数、1以上)であるというものである。
また、請求項14に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、1つ乃至全てのサブフィールドにて維持パルス数を変調し、維持ブロックの各々において、入力映像信号レベルに対する輝度出力特性(ガンマカーブ)を略一致させるというものである。
また、請求項15に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、選択的書き込み工程における書き込み動作が、1フィールド中に少なくとも1回以上であるというものである。
また、請求項16に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、各維持ブロックにおいて、第1サブフィールドのみに初期化工程を設定し、選択的書き込み工程が前サブフィールドから継続する維持発光工程を停止する消去書き込みであるというものである。
また、請求項17に記載の発明は、請求項7から16のいずれかに記載の発明において、1つ乃至全ての維持ブロックにおいて、全てのサブフィールドにおける維持パルス数と一定の重み付け倍率との掛け算値を、各サブフィールドにおける各維持パルス数に再割り当てし、各維持ブロックのピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させるというものである。
また、請求項18に記載の発明は、請求項7から16のいずれかに記載の発明において、1つ乃至全ての維持ブロックにおいて、各サブフィールドにおける維持パルス数に、各サブフィールド別重み付け倍率をそれぞれ掛け算し、各サブフィールドにおける各維持パルス数として再割り当てし、各維持ブロックのピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させるというものである。
また、請求項19に記載の発明は、請求項7から16のいずれかに記載の発明において、1つ乃至全ての前記維持ブロックにおいて、少なくとも2つ以上のサブフィールドにおける維持パルス数に、各サブフィールド別重み付け倍率をそれぞれ掛け算し、各サブフィールドにおける各維持パルス数として再割り当てし、それ以外のサブフィールドにおける各維持パルス数は前記少なくとも2つ以上のサブフィールドにおける維持パルス数から補間することで各維持パルス数を再び割り当てて各維持ブロックのピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させるというものである。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、補間は、ガンマカーブを略一致させるように行うというものである。
また、請求項21に記載の発明は、請求項17から19のいずれかに記載の発明において、重み付け倍率は、小数点以下を含む実数であり、各サブフィールドの掛け算値の小数点以下を四捨五入もしくは切り捨てもしくは切り上げにより維持パルス数の値とするというものである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置に用いられるPDPの概略構成を示す断面斜視図である。
図1は、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置に用いられるPDPの概略構成を示す断面斜視図である。
PDP1の前面板2は、前面側のガラスのような透明且つ絶縁性の基板3の一主面上に形成したL本のスキャン電極4とL本のサステイン電極5とからなるL個の行電極対6と、その行電極対6を覆う誘電体層7と、さらにその誘電体層7を覆う、例えばMgOによる保護層8とを有する構造である。スキャン電極4とサステイン電極5は、電気抵抗の低減を目的として、透明電極4a、5aに金属材料からなるバス電極4b、5bを積層した構造としている。
また、背面板9は、背面側のガラスのような絶縁性の基板10の一主面上に形成したM本のアドレス電極11と、そのアドレス電極11を覆う誘電体層12と、誘電体層12上のアドレス電極11の間に相当する場所に位置する隔壁13と、隔壁13間に、赤色の蛍光体層14R、緑色の蛍光体層14G、青色の蛍光体層14Bからなる蛍光体層14を有する構造である。
そして、前面板2と背面板9とは、隔壁13を挟んで、行電極対6とアドレス電極11とが直交するように対向し、画像表示領域の外の周囲を封着部材により封止した構成であり、前面板2と背面板9との間に形成された放電空間15には、例えばNe−Xe5%の放電ガスが66.5kPa(500Torr)の圧力で封入されている。
そして、放電空間15の行電極対6とアドレス電極11との交差部が放電セル16(単位発光領域)として動作する。
図2は、放電セル16の概略構成を模式的に示す断面図である。
放電セル16では、前面板2の基板3上には、スキャン電極4とサステイン電極5とが並行して形成されることで行電極対6を構成し、そしてこの行電極対6は誘電体層7及び保護層8で覆われている。
また、基板3に対して隔壁13を挟んで対向配置される背面板9の基板10上には、アドレス電極11が行電極対6に対し直交するように形成され、その上には誘電体層12が設けられている。さらに誘電体層12の上には蛍光体層14が塗布されている。
この放電セル16において、スキャン電極4とアドレス電極11との間に放電開始電圧Vfよりも高いパルス電圧(書き込みパルス)を印加すると放電が発生する。その時、正電圧を印加しているアドレス電極11上の蛍光体層14の表面には負電荷が蓄積され、負電圧を印加しているスキャン電極4側の保護層8付近の表面には正電荷が蓄積される。また、同時に正電圧を印加しているサステイン電極5側の保護層8付近の壁面には、アドレス電極11と同じく負電荷が蓄積する。
この保護層8、蛍光体層14のそれぞれの表面に蓄積された電荷を壁電荷といい、この壁電荷によって誘起された電圧を壁電圧Vwという。書き込みパルスを印加することで放電を発生させ壁電荷を生成させることをアドレス放電といい、ある単位ライン分のアドレス放電する期間をアドレス期間という。
スキャン電極4側に正電荷、サステイン電極5及びアドレス電極11側に負電荷を蓄積させた状態で、スキャン電極4とサステイン電極5間にパルス状の高電圧Viを印加すると、壁電圧Vwと印加電圧Viとの和(=セル電圧Vc)が放電開始電圧Vfを超えた場合、放電が発生する。一旦、放電が開始されると、常に前放電時の電極とは正負逆極性の壁電荷が再蓄積されるので、スキャン電極4及びサステイン電極5に交互に反転する周期的パルス電圧が印加し続ける間放電は維持される。この放電を維持放電といい、維持放電している期間を維持発光期間と呼ぶ。
印加電圧Viは放電開始電圧Vfよりも低く設定し、壁電圧(壁電荷)が無い場合は、セル電圧Vc=Vw+Vi=Vi<Vfとなり、維持放電が発生しないようにする。このように、アドレス放電によって発生する壁電圧Vwの有無により、次に続く維持放電の有無を決定されることで選択的放電が実現できる。
図3は、本発明の一実施の形態によるAC型のプラズマディスプレイ装置の概略構成を示すブロック図である。
PDP1の表示領域を、維持ブロックAと維持ブロックBの2つの単位に分け、それぞれに対しての駆動回路として、維持ブロックAにはスキャン回路111−A及びサステイン回路112−A、維持ブロックBにはスキャン回路111−B及びサステイン回路112−Bを割り当て、それぞれの維持ブロックでADS駆動を行う。
点灯率算出手段1Cは、入力映像信号1Dから1ライン毎に点灯する放電セル16の数をカウントし、各維持ブロックの点灯率を算出する。複数ライン分の点灯率を合算し、領域の点灯率もしくは固定表示パターンを類推する機能を持たせてもよい。維持ブロックAの領域に関する点灯率1E−Aの情報は維持パルス変調手段1Aへ、維持ブロックBの領域に関する点灯率1E−Bは維持パルス変調手段1Bへそれぞれ渡される。
まず、維持ブロックAにおいて、維持パルス変調手段1Aは、点灯率算出手段1Cから渡された点灯率1E−Aに基づき、新たに変調維持パルス1F−Aを生成し、スキャン回路111−Aとサステイン回路112−Aへ渡す。スキャン回路111−A及びサステイン回路112−Aでは、変調維持パルス1F−AをVsus電圧(170V程度)振幅の駆動パルスに増幅し、維持ブロックA領域内のPDP1の放電セル16を点灯させる。放電セル16は、アドレス回路113によって駆動されるアドレス電極11と、スキャン回路111−Aによって駆動されるスキャン電極4及びサステイン回路112−Aによって駆動されるサステイン電極5が交差して発光し、スキャン電極4及びサステイン電極5に対し交互に印加されるパルス(維持パルス)の個数により発光輝度が決定する。定性的には、維持パルス数が多いと輝度が高くなり少ないと低くなる。すなわち、維持パルス数を変調させることで発光輝度が調節できる。
維持ブロックBにおいても同様で、維持パルス変調手段1Bは、点灯率算出手段1Cから渡された点灯率1E−Bに基づき、新たに変調維持パルス1F−Bを生成し、スキャン回路111−Bとサステイン回路112−Bへ渡す。スキャン回路111−B及びサステイン回路112−Bでは、変調維持パルス1F−Bを駆動パルスに増幅し、維持ブロックB領域内のPDP1の放電セル16を点灯させる。
ここで、通常、スキャン回路やサステイン回路の出力段は、主に種々の電源電圧を切り換えるFET群で構成されており、映像信号パターンが異なると、出力段に掛かる発光負荷も変動し、その分だけ電源電圧も若干変動することになる。すなわち、スキャン回路及びサステイン回路には、元々回路として持つ固有のインピーダンスに加え、映像によるダイナミックに変化する表示負荷分を駆動する能力が要求される。したがって、図3において、ブロックADS駆動を行う場合、維持ブロックAまたはBに常に同じ映像が表示される訳ではないので同じ表示負荷が印加されない。つまり、同じ維持パルス数を加えても輝度が若干異なる現象が生じてしまう。
そこで、点灯率算出手段1Cにて点灯率を算出するとき、1ライン分の点灯する放電セル16または非点灯の放電セル16の数をカウントし、その1ライン分点灯率を複数ライン分もしくは1つの維持ブロック分保持することで、維持ブロックAまたはB内を積算した点灯率が算出でき、かつ表示映像内のある固定パターンを検出することができる。すなわち、点灯率が高くなると表示負荷は大きくなる傾向にあるため、各維持ブロックの点灯率をモニタすることで各維持ブロックに掛かる表示負荷を類推することが可能となり、点灯率が変動しても、その変動分を打ち消す方向に維持パルス数を増減させることで、維持ブロック間のローディング輝度差を打ち消すことができる。
また、維持パルス変調手段1Aまたは1Bは、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数に一定値を掛け合わせたり、各サブフィールドに個別値を掛け合わせたり、2つ以上のサブフィールドの維持パルス数から他のサブフィールドにおける維持パルス数を補間する機能を付加することで、入力信号レベルに対する輝度特性、つまりガンマカーブを細かに制御することもできる。
なお、本実施の形態においては維持ブロックの数は2としたが、2に限定するものではなく2以上の維持ブロックの場合にも適用できる。維持ブロックの数を増やすと、サブフィールド数を多く確保でき、より高画質な表示を得ることができる。または維持期間を大きくし維持パルス数を増やすことができるので、より高輝度な表示を実現できる。
しかし、維持ブロック数が多いと、維持ブロック毎にスキャン回路111及びサステイン回路112のペアが個数数必要になり、制御が困難となり、また回路のコストアップに繋がる場合があるので、実用的には、4〜8ブロックが妥当である。
(実施の形態2)
以下の説明では、実施の形態1で示したAC型のプラズマディスプレイ装置の駆動方法について説明する。
以下の説明では、実施の形態1で示したAC型のプラズマディスプレイ装置の駆動方法について説明する。
図4は、本発明の一実施の形態によるAC型のプラズマディスプレイ装置の駆動方法を説明するための画面の模式図である。
本実施の形態の駆動方法では、映像信号の1フィールド、主に1/60≒16.7msecを複数のサブフィールド群に分割したサブフィールド駆動を行う。各サブフィールドでは、(1)放電セル16の初期化工程、(2)選択的書き込み工程、(3)維持発光工程の順に駆動する。
初期化工程では、この後に続く書き込み作業の準備をするため、前サブフィールドで維持放電を終了した維持ブロック内の全放電セル16の電荷調整を一度に行う。次の選択的書き込み工程では、各維持ブロック内のライン毎にクロック位相を1つずつシフトさせたスキャンパルスに対し、映像信号を時間軸方向(サブフィールド方向)に変換した映像データパルス(書き込みパルス)を同期させ、点灯させたい放電セル16に壁電荷を生成させる。そして、維持発光工程では、スキャン回路111−A、111−B及びサステイン回路112−A、112−Bから、それぞれ、スキャン電極4及びサステイン電極5に、交互に反転したVsus電圧の維持パルスを印加してパルスの個数分だけ維持発光させる。
各維持ブロックで行うこれら一連のサブフィールド駆動のタイミングを互いにシフトさせて、1フィールドにおけるサブフィールド数もしくは維持期間を増やす駆動方式を維持ブロックADS駆動という。
維持ブロックAの初期化工程と、維持ブロックBの選択的書き込み工程が重なる場合には、維持ブロックAの初期化作業が、維持ブロックBにおいて書き込み作業と等価になる可能性があるので、維持ブロックAの初期化工程の時間帯に、維持ブロックBに休止期間を設けるとよい。
点灯率は、維持ブロックA及びBそれぞれにおいて算出する。まず、ディジタル化された映像信号データの、維持ブロックA領域の第1ラインに相当する部分に注目し、点灯させる放電セル16の個数をカウントする。第2ライン以降も同様に点灯させる放電セル16の個数をカウントし、維持ブロックAの最終ライン数分までのライン点灯率を1次元的に合算すると、維持ブロックAの点灯率が算出される。また、維持ブロックAの第1ラインから最終ラインまでのライン点灯率を2次元的に記憶すると、維持ブロックA内に表示されるであろう映像信号のパターンを前もって認識させることもできる。このときカウントするのは、点灯させる放電セル16ではなく、非点灯の放電セル16でも結果的には点灯率を算出することができる。維持ブロックBについても同様のことがいえる。点灯率を算出する時間間隔は、基本単位を1フレームまたは1フィールドとし、その基本時間幅×N(Nは自然数、1以上)で処理することで、より自然な輝度変化を行うことができる。
このようにして得た各維持ブロックの点灯率や表示認識パターン情報を基に、各維持ブロックにおける維持パルス数を調整することで、画面上で維持ブロック間の輝度差を無くすことができる。画面は維持ブロックAと維持ブロックBに二分されており、実施の形態1で示した構成において、それぞれADS駆動を行っている。また、実施の形態1においても説明したように、映像表示パターンが異なると表示負荷も変動し、その分だけ電源電圧も若干変動することで、見かけ上、駆動回路のインピーダンスが変動する。維持ブロックAまたはBに常に同じ映像が表示される訳ではないので、同じ負荷が印加されず、図4(a)のように、同じ維持パルス数を加えても輝度が若干異なる現象が生じてしまう。もし点灯率が下がる場合には、維持ブロックに投入される電流量が比較して増えるので、同じパルス数での輝度が上がる。逆に、点灯率が上がる場合には投入される電流量が比較して減るので、同じパルス数での輝度が下がる。図4(b)において、維持ブロックA及びBそれぞれのピークを2A及び2B(2A>2B)とした場合、維持ブロックBのピーク輝度2Bに合わせるよう、維持ブロックAの維持パルス数を少し減らすことで維持ブロック間の輝度差を減らす。また、図2(c)のように、維持ブロックAのピーク輝度2Aに合うように、維持ブロックBの維持パルス数を少し減らすことで維持ブロック間の輝度差を減らすこともできる。また、別に設けた輝度2Cの値と合うように維持ブロックAのピーク輝度2A及び維持ブロックBのピーク輝度2Bの値をそれぞれの維持パルス数にて調整してもよい。
このように、点灯率の変動をそれぞれの維持ブロックの維持パルス数に反映させ、ピーク輝度を可変させることで維持ブロック間の輝度差を無くすことができる。
図5は、維持ブロックA及び維持ブロックBそれぞれの、入力信号レベルに対する輝度変化特性すなわちガンマカーブを示している。維持ブロックA及びBそれぞれのガンマカーブ3A及び3Bは、
YA=GA・X^γA (式1)
YB=GB・X^γB (式2)
で表される。ここで、YA及びYBは、維持ブロックA及びBにおける表示輝度、GA及びGBは出力ゲイン、そしてγA及びγBはガンマ値を表している。通常、テレビ受像機の場合は、γA=γB=2.2が用いられる。ピーク輝度2A及び2Bを同じ輝度に合わせるには、このガンマ値γA=γBを変えないようにして、各サブフィールドにおける維持パルス数を調整する。つまり、(式1)または(式2)において、γA及びγBを固定し、GA及びGBを可変させるように、各サブフィールドにおける維持パルス数を調整する。つまり、ガンマカーブ3Aをガンマカーブ3Bに合わせる、もしくはガンマカーブ3Bをガンマカーブ3Aに合わせてもよい。または、あるガンマカーブ3Cを予め設定し、ガンマカーブ3A及び3Bをガンマカーブ3Cに合わせ込んでもよい。つまり、発光輝度特性のダイナミック出力レンジを操作することで、維持ブロック間の輝度差を無くす。
YA=GA・X^γA (式1)
YB=GB・X^γB (式2)
で表される。ここで、YA及びYBは、維持ブロックA及びBにおける表示輝度、GA及びGBは出力ゲイン、そしてγA及びγBはガンマ値を表している。通常、テレビ受像機の場合は、γA=γB=2.2が用いられる。ピーク輝度2A及び2Bを同じ輝度に合わせるには、このガンマ値γA=γBを変えないようにして、各サブフィールドにおける維持パルス数を調整する。つまり、(式1)または(式2)において、γA及びγBを固定し、GA及びGBを可変させるように、各サブフィールドにおける維持パルス数を調整する。つまり、ガンマカーブ3Aをガンマカーブ3Bに合わせる、もしくはガンマカーブ3Bをガンマカーブ3Aに合わせてもよい。または、あるガンマカーブ3Cを予め設定し、ガンマカーブ3A及び3Bをガンマカーブ3Cに合わせ込んでもよい。つまり、発光輝度特性のダイナミック出力レンジを操作することで、維持ブロック間の輝度差を無くす。
図6は、維持ブロックA及びBに跨るパターンが表示された場合の画面の模式図である。図のように、白地パターンに維持ブロックを跨いだような三角黒窓が表示されると、各維持ブロックの点灯率が異なるので、各維持ブロックには図6のようなローディング4A及び4Bが現れ、輝度差が生じる。このとき、維持ブロック間に跨るローディング差の方が維持ブロック境界に近く、白地パターンの輝度差が仮にあっても、ローディング差の方が比較的顕著に見えやすい。逆に、白地パターンの輝度差は互いに離れているため、目立ちにくい。このとき、ローディング差は、表示する前段階で検出された点灯率あるいは表示認識パターンから類推することが可能なので、予めローディング差を減少させる方向に維持パルス数を調整することで、ローディング差を軽減することが可能である。
サブフィールド毎に維持パルス数を可変してガンマ値を調整できるのは、主にPWM駆動方式である。本願に記載するADS駆動は、アドレス(書き込み)動作と発光動作を分離させる駆動方式を意味するので、PWM駆動方式も広義のADS駆動方式の1つである。ただ、一般的にADS駆動方式というのは、各サブフィールドにおいて、アドレス(書き込み)/発光/消去の動作を行い、各サブフィールドの維持パルス数の重み付けとして、2の階乗個(2^0=1、2^1=2、・・・、2^N)であることが多く、この狭義でのADS駆動では、ガンマ値を調整することができない。
例として、全4サブフィールド(SF1、SF2、SF3、SF4)駆動において各サブフィールドの重み付けつまり維持パルス数がそれぞれ、1、2、4、8とする。狭義のADS駆動では、この各サブフィールドの重み付けの取捨選択で階調を決定するので、階調1=SF1、階調2=SF2、階調3=SF1+SF2、階調4=SF3、・・・となり、入力信号に対する出力輝度は、ガンマ値1のガンマカーブつまり線形的に変化する。入力信号が10進数で12階調の場合、SF3とSF4を点灯させる。このとき、SF3の重み付けを4→3に変更すると出力輝度レベルは12→11に下がるが、加えて12階調以上でSF3を用いる階調全ての輝度レベルが1つ下がりガンマカーブは段差の多い折れ線となる。つまり、狭義のADS駆動ではガンマ値を変えるような調整は原理的に不可能なので、その場合は、信号処理にてガンマカーブを変更する。
それに対してPWM駆動は、各入力信号レベルに対する出力輝度の階調は、前サブフィールドからの積算値になるので、ガンマカーブを変更できる。逆にPWM駆動では、狭義のADS駆動に対し、同じ階調を出力するのにサブフィールド数を多く必要とする。そのため、PWM駆動は、狭義のADS駆動と同程度のサブフィールド数にて行い、ディザや誤差拡散にて階調数を補っている。
本実施の形態では、1フィールドを1/60sec.としたが、これに限定されるものではなく、例えば、サブフィールド数を少なくし、1/70sec.もしくは1/80sec.で表示させてもよく、逆にサブフィールド数を増やして1/50sec.で表示してもよい。
また、維持ブロック数は、実施の形態1と同様、2ブロックに限定されるものではなく、ブロック数を増やすことにより、サブフィールド数を多く確保し画質を向上させ、維持発光期間を長くして輝度を向上させることが可能である。
(実施の形態3)
以下、実施の形態2に示すAC型のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、算出された入力信号の点灯率を基に維持パルス数を変調させる方法について説明する。
以下、実施の形態2に示すAC型のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、算出された入力信号の点灯率を基に維持パルス数を変調させる方法について説明する。
図7は、本発明の一実施の形態によるAC型のプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法を説明するための図で、図7(a)は概略構成を示すブロック図であり、また図7(b)は維持パルス数の変調前後の変化を示す模式図である。
図7(a)に示すように、維持パルス発生部5Bから各サブフィールドに対する維持パルスが出力され、倍数回路5Aによって、点灯率の値により輝度を調整する方向に倍率Nを算出し維持パルス数に掛け合わせる。そうすることで、点灯率の変化により各サブフィールドの維持パルス数を同じ倍率で増加もしくは減少させることができる。すなわち、図7(b)のように、各サブフィールドの維持パルス数に同じ倍率を掛け合わせることとなるので、ダイナミック出力レンジが変化するだけでガンマカーブは変化しない。つまり、ゲインのみを変えるのには有効な方法の一つである。
(実施の形態4)
図8は、本発明の一実施の形態によるAC型のプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法を説明するための図で、図8(a)は概略構成を示すブロック図であり、また図8(b)は維持パルス数の変調前後の変化を示す模式図である。
図8は、本発明の一実施の形態によるAC型のプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法を説明するための図で、図8(a)は概略構成を示すブロック図であり、また図8(b)は維持パルス数の変調前後の変化を示す模式図である。
図8(a)に示すように、倍数回路6Aは、算出された点灯率を基に各サブフィールド毎の個別の倍率N1、N2、・・・、Nmを設定し、維持パルス発生部6Bから受け取るサブフィールド情報とセレクタ6Cによって各サブフィールドの個別の倍率N1、N2、・・・、Nmを切り換える。そして維持パルス発生部6Bから出力される各サブフィールドの維持パルス数と掛け合わせて、維持パルス数を変調させる。
このように、点灯率の変化により各サブフィールドの維持パルス数を個別に増加または減少させることができる。すなわち図8(b)のように、各サブフィールドに個別に倍率を設定することとなるので、ガンマ値を少し変更する場合に有効である。
PWM駆動の場合は、第1サブフィールドから特定のサブフィールドまで順々に積算した結果がそれぞれガンマカーブを形成するように、各サブフィールドの維持パルス数を変更することで実現できる。例えば、全体的に暗い画像から低い点灯率が算出された場合、各維持ブロックでガンマ値を2.2→2.0に変更し、低階調領域のダイナミック出力レンジを見かけ上大きくし映像を鮮明に表現させかつ維持ブロック間の輝度差のないよう維持パルス数を調整できる。
(実施の形態5)
図9は、本発明の一実施の形態によるAC型のプラズマディスプレイ装置とその駆動方法を説明するための図で、図9(a)は概略構成を示すブロック図であり、また図9(b)は維持パルス数の変調前後の変化を示す模式図である。
図9は、本発明の一実施の形態によるAC型のプラズマディスプレイ装置とその駆動方法を説明するための図で、図9(a)は概略構成を示すブロック図であり、また図9(b)は維持パルス数の変調前後の変化を示す模式図である。
図9(a)に示すように、倍数回路7Aは、算出された点灯率を基に第1サブフィールドと各サブフィールドの個別の倍率N1とNmを設定し、また、補間回路7Dによってガンマカーブが連続になるようにサブフィールドの個別の倍率N2'、・・・が計算される。このように設定された各サブフィールドの個別の倍率N1,N2'、・・・、Nmは、維持パルス発生部7Bから得たサブフィールド情報にてセレクタ7Cを切り換えることで、サブフィールド方向に選択する。そして維持パルス発生部7Bから出力される各サブフィールドの維持パルス数と掛け合わせて、維持パルス数を変調させる。第4の実施の形態と同様に、ダイナミック出力レンジを見かけ上大きくしかつ維持ブロック間の輝度差を調整できる。補間に用いる倍率は、第1サブフィールドまたは第mサブフィールドの倍率N1もしくはNmに限定するものではなく、任意のサブフィールドの個別の倍率でもよい。また2点補間に限定するものではなく、3点以上を用いて補間精度を上げてもよい。
なお、以上説明した実施の形態2から5に示したプラズマディスプレイ装置の駆動方法を2つ以上組み合わせてもよい。その他、例示はしないが、本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
以上のように本発明は、逐次変動する表示画像の画質品位を保ち駆動条件を最適化することで、高輝度を確保し、良好な画像表示を行うことが可能なプラズマディスプレイ装置及びその駆動方法を提供することができる。
4 スキャン電極
5 サステイン電極
6 行電極対
11 アドレス電極
16 放電セル
1A 維持ブロックAに対する維持パルス変調手段
1B 維持ブロックBに対する維持パルス変調手段
1C 点灯率算出手段
1D 入力映像信号
1E−A 点灯率
1E−B 点灯率
1F−A 変調維持パルス
1F−B 変調維持パルス
111−A 維持ブロックAに対するスキャン回路
111−B 維持ブロックBに対するスキャン回路
112−A 維持ブロックAに対するサステイン回路
112−B 維持ブロックBに対するサステイン回路
5 サステイン電極
6 行電極対
11 アドレス電極
16 放電セル
1A 維持ブロックAに対する維持パルス変調手段
1B 維持ブロックBに対する維持パルス変調手段
1C 点灯率算出手段
1D 入力映像信号
1E−A 点灯率
1E−B 点灯率
1F−A 変調維持パルス
1F−B 変調維持パルス
111−A 維持ブロックAに対するスキャン回路
111−B 維持ブロックBに対するスキャン回路
112−A 維持ブロックAに対するサステイン回路
112−B 維持ブロックBに対するサステイン回路
Claims (21)
- スキャン電極とサステイン電極で構成されるL個の行電極対と、前記行電極対と交叉して配列されたM個のアドレス電極と、行電極対及びアドレス電極の交点に設けられた放電空間を発光単位とする複数の放電セルから構成されるL×Mマトリクス構造のプラズマディスプレイパネルと、前記サステイン電極を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックと、前記スキャン電極に放電電圧を印加するための多段出力を持つ複数のスキャン回路とを有するプラズマディスプレイ装置であって、各維持ブロックを駆動するタイミングが互いにシフトしており、入力される映像信号から、各維持ブロックにおける単位時間当たりの放電セル点灯率を算出する点灯率算出手段と、点灯率算出手段で算出された各維持ブロックの点灯率に応じて維持パルス数を増減させる維持パルス変調手段を1つ乃至全ての各維持ブロックに各々設置し、点灯率算出手段で算出された各維持ブロックの点灯率が異なっても各維持ブロックの発光輝度を略一致させるように構成したプラズマディスプレイ装置。
- 点灯率算出手段の算出最小単位は、1ラインである請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
- 維持パルス変調手段は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数に一定値を掛け合わせる倍数手段を含む請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
- 維持パルス変調手段は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数の各々に個別値を掛け合わせる倍数手段を含む請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
- 維持パルス変調手段は、2つ以上のサブフィールドの維持パルス数値から、他のサブフィールドにおける維持パルス数値を算出するパルス数補間手段を含む請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
- 点灯率算出手段を、入力映像信号の固定パターンを検出する映像パターン検出手段で置き換えた請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
- スキャン電極とサステイン電極で構成されるL個の行電極対と、前記行電極対と交叉して配列されたM個のアドレス電極と、行電極対及びアドレス電極の交点に設けられた放電空間を発光単位とする複数の放電セルから構成されるL×Mマトリクス構造のプラズマディスプレイパネルと、前記サステイン電極を共通接続した結線群を1単位とする複数の維持ブロックと、前記スキャン電極に放電電圧を印加するための多段出力を持つ複数のスキャン回路とを有するプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、各維持ブロックでは、映像信号の1フィールドを複数のサブフィールド群に分割したサブフィールド駆動を行い、各サブフィールド群において、(1)放電セルの初期化工程、(2)各維持ブロック内の複数のスキャン電極にはそれぞれ位相をシフトさせたスキャンパルスを含むスキャン電圧波形を順に印加して、スキャンパルスの印加されるタイミングで、アドレス電極に映像信号に対応した書き込みパルスを印加する選択的書き込み工程、(3)交互に反転した周期的電圧パルスをスキャン電極及びサステイン電極に印加する維持発光工程の順に駆動し、各維持ブロックの駆動タイミングを互いにシフトさせる維持ブロック駆動を行い、入力される映像信号から各維持ブロックの点灯率を基本時間単位毎に算出し、1つ乃至全ての維持ブロックにおいて、各維持ブロックの点灯率に従い1つ乃至全てのサブフィールドにおける維持パルスを変調することでピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させ、各維持ブロックの点灯率が異なっても各維持ブロックの輝度を略一致させるように制御するプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 点灯率の算出の最小単位は、1ラインである請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 維持パルス数の変調は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数に一定値を掛け合わせることで行う請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 維持パルス数の変調は、映像信号の1フィールドを複数に分割したサブフィールドの全てにおける維持パルス数の各々に個別値を掛け合わせることで行う請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 維持パルス数の変調は、2つ以上のサブフィールドの維持パルス数値から、他のサブフィールドにおける維持パルス数値を算出することで行う請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 点灯率の算出を、入力映像信号の固定パターンを検出する映像パターン検出で行う請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 基本時間単位は1フレームまたは1フィールドとし、検出間隔は、基本時間幅×N(Nは自然数、1以上)である請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 1つ乃至全てのサブフィールドにて維持パルス数を変調し、維持ブロックの各々において、入力映像信号レベルに対する輝度出力特性(ガンマカーブ)を略一致させる請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 選択的書き込み工程における書き込み動作が、1フィールド中に少なくとも1回以上である請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 各維持ブロックにおいて、第1サブフィールドのみに初期化工程を設定し、選択的書き込み工程が前サブフィールドから継続する維持発光工程を停止する消去書き込みである請求項7に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 1つ乃至全ての維持ブロックにおいて、全てのサブフィールドにおける維持パルス数と一定の重み付け倍率との掛け算値を、各サブフィールドにおける各維持パルス数に再割り当てし、各維持ブロックのピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させる請求項7から16のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 1つ乃至全ての維持ブロックにおいて、各サブフィールドにおける維持パルス数に、各サブフィールド別重み付け倍率をそれぞれ掛け算し、各サブフィールドにおける各維持パルス数として再割り当てし、各維持ブロックのピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させる請求項7から16のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 1つ乃至全ての前記維持ブロックにおいて、少なくとも2つ以上のサブフィールドにおける維持パルス数に、各サブフィールド別重み付け倍率をそれぞれ掛け算し、各サブフィールドにおける各維持パルス数として再割り当てし、それ以外のサブフィールドにおける各維持パルス数は前記少なくとも2つ以上のサブフィールドにおける維持パルス数から補間することで各維持パルス数を再び割り当てて各維持ブロックのピーク輝度またはダイナミック出力レンジを可変させる請求項7から16のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 補間は、ガンマカーブを略一致させるように行う請求項19に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
- 重み付け倍率は、小数点以下を含む実数であり、各サブフィールドの掛け算値の小数点以下を四捨五入もしくは切り捨てもしくは切り上げにより維持パルス数の値とする請求項17から19のいずれかに記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
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