JP2005123862A - デジタルカメラ - Google Patents

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Hitoshi Hagimori
仁 萩森
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勝仁 新川
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Abstract

【課題】記録媒体の使用状態や総プリント数を直感的に認識することが容易なデジタルカメラを提供する。
【解決手段】デジタルカメラ1Aでは、ライブビュー表示にメモリカード5の使用状態、すなわちメモリカード5の使用量(使用済記憶容量)または空容量(空記憶容量=未使用記憶容量)が重畳表示される。使用状態表示USD1では、使用状態のフイルム本数換算値CV1が表示されている。フイルム本数換算値CV1は、メモリカード5の使用状態を画像ファイル数に換算した使用状態値を換算単位Mで除した商(整数;余りは切り捨て)である。
【選択図】図16

Description

本発明はデジタルカメラに関する。
従来のデジタルカメラの中には、DPOF(Digital Print Order Format)に対応しているものがある。DPOF対応のデジタルカメラでは、記録媒体に記録された画像ファイルに所定の方法でプリント指定を行った後に、当該記録媒体をDPOF対応のプリント店(プリントラボ)に持ち込んでプリント依頼をすることにより、あるいは、当該記録媒体をDPOF対応のプリンタに取りつけることにより、プリント指定した画像ファイルに係る画像のプリント出力を得ることができる。このようなデジタルカメラの一例が特許文献1に開示されている。
特開2000−295562号公報
一方、近年の電子技術の進歩により、デジタルカメラに使用される記録媒体の全記憶容量が増加しており、デジタルカメラでは極めて多数の画像ファイルを記録媒体に記録可能になっている。しかし、銀塩カメラの取り扱いには習熟しているがデジタルカメラの取り扱いには習熟していないユーザにとっては、大容量の記録媒体の使用状態を直感的に認識することは容易ではない。
また、多数のユーザにとっては、DPOFによるプリント指定時の最大の関心事は、総プリント枚数が何枚かという点である。特許文献1のデジタルカメラでは、プリント指定を行った画像ファイル数がそのまま総プリント数として表示されているが、銀塩カメラの取り扱いには習熟しているがデジタルカメラの取り扱いには習熟していないユーザがこの表示から総プリント数を直感的に認識することは容易ではない。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので、記録媒体の使用状態や総プリント数を直感的に認識することが容易なデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、撮影画像を記録媒体に記録するデジタルカメラであって、撮影を行い、撮影画像に係る画像データを生成する撮影手段と、前記記録媒体の記憶領域内に作成された記録区画に前記画像データを画像ファイルとして記録する記録手段と、前記記憶領域の使用状態を画像ファイル数に換算して使用状態値として特定する特定手段と、所定値を単位として前記使用状態値を換算表現した換算値を算出する算出手段と、前記換算値の情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、記録可能な画像ファイル数の上限が前記記録区画に設定されており、前記所定値が前記上限と一致することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、前記使用状態値が、前記記録媒体の使用済容量を画像ファイルのファイルサイズで除した商に基づいて決定されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、前記使用状態値が、前記記録媒体の空容量を画像ファイルのファイルサイズで除した商に基づいて決定されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記ファイルサイズの設定を変更する変更手段をさらに備え、前記ファイルサイズの設定の変更に応答して、前記使用状態値と前記換算値とが更新されるとともに、前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記記録媒体への画像ファイルの記録に応答して、前記使用状態値と前記換算値とが更新されるとともに、前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記記録媒体の記憶領域に対するデータ操作を行うデータ操作手段をさらに備え、前記データ操作に応答して、前記使用状態値と前記換算値とが更新されるとともに、前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とする。
請求項8の発明は、撮影画像を記録媒体に記録するデジタルカメラであって、撮影を行い、撮影画像に係る画像データを生成する撮影手段と、前記記録媒体の記憶領域内に作成された記録区画に前記画像データを画像ファイルとして記録する記録手段と、前記記録区画に記録された画像ファイルにプリント指定を行う指定手段と、プリント指定された画像ファイル数を特定する特定手段と、所定値を単位として前記画像ファイル数を換算表現した換算値を算出する算出手段と、前記換算値の情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載のデジタルカメラにおいて、記録可能な画像ファイル数の上限が前記記録区画に設定されており、前記所定値が前記上限と一致することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8または請求項9に記載のデジタルカメラにおいて、前記プリント指定に応答して、前記換算値が更新されるとともに、前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記所定値を操作者に選択させる設定手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項12の発明は、撮影画像を記録媒体に記録するデジタルカメラであって、撮影を行い、撮影画像に係る画像データを生成する撮影手段と、前記記録媒体の記憶領域内に作成された、記録可能な画像ファイル数の上限が設定された記録区画に前記画像データを画像ファイルとして記録する記録手段と、画像ファイル数を所定値で除した商に基づいて決定される換算値を算出する算出手段と、前記換算値の情報を表示する表示手段とを備え、前記所定値と前記上限とを同期させて変更することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項7に記載のデジタルカメラにおいて、前記データ操作が記録媒体のフォーマットであることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項7に記載のデジタルカメラにおいて、前記データ操作が画像ファイルの削除であることを特徴とする。
請求項1ないし請求項7、請求項13および請求項14の発明によれば、記録媒体の記憶領域の使用状態が換算値の情報として表示手段に表示されるので、記録媒体の記憶領域の使用状態の認識が容易になる。
請求項2に記載の発明によれば、ひとつの記録区画に記録される画像ファイル数が上限以下となるので、画像ファイルの管理が容易になる。
請求項3の発明によれば、使用済容量が換算値の情報として表示手段に表示されるので、使用済容量の認識が容易になる。
請求項4の発明によれば、空容量が換算値の情報として表示手段に表示されるので、空容量の認識が容易になる。
請求項5の発明によれば、ファイルサイズが変更されると表示手段に表示される換算値の情報も更新されるので、ファイルサイズと使用状態との関係の認識が容易になる。
請求項6の発明によれば、記録媒体へ画像ファイルが記録されると表示手段に表示される換算値の情報も更新されるので、撮影による使用状態の変化の認識が容易になる。
請求項7の発明によれば、データ操作が行われると表示手段に表示される換算値の情報も更新されるので、データ操作による使用状態の変化の認識が容易になる。
請求項8ないし請求項12の発明によれば、プリント指定された画像ファイル数が換算値の情報として表示手段に表示されるので、プリント指定された画像ファイル数の認識が容易になる。
請求項9に記載の発明によれば、ひとつの記録区画に記録される画像ファイル数が上限以下となるので、画像ファイルの管理が容易になる。
請求項10の発明によれば、プリント指定された画像ファイル数が変化すると表示手段に表示される換算値の情報も更新されるので、プリント指定された画像ファイル数の変更可否の決定が容易になる。
請求項12の発明によれば、所定値と上限とが同期して変更されるので、画像ファイルの管理が容易になるとともに、使用状態の認識が容易になる。
<<第1実施形態>>
第1実施形態のデジタルカメラ1Aは、記録媒体であるメモリカード5の記憶領域に作成された記録フォルダに撮影画像に係る画像データを画像ファイルとして記録する。デジタルカメラ1Aでは、ひとつの記録フォルダに記録可能な画像ファイル数に上限(以下では「上限画像ファイル数」とも称する)が設定される。
1回の撮影を行う「1コマ撮影モード」の「単独撮影モード」では、画像ファイルの記録先の記録フォルダ(以下では「カレント記録フォルダ」とも称する)内の画像ファイル数が上限画像ファイル数を超えると、カレント記録フォルダが別の記録フォルダへ変更される。
一方、関連付けられた複数回の撮影を行う、
(a1)「1コマ撮影モード」の「ブラケット撮影モード」および「多重合成撮影モード」と、
(a2)「連続撮影モード」と、
では、複数回の撮影の最初の撮影に係る画像データの記録から最後の撮影に係る画像データの記録まで、カレント記録フォルダが一定に維持される。
このデジタルカメラ1Aの構成および動作を以下で説明する。
<構成>
<構成概略>
図1および図2は、デジタルカメラ1Aの外観構成を示す図である。図1は正面側から見た斜視図であり、図2は背面側から見た斜視図である。
デジタルカメラ1Aの正面には、撮影レンズ2と光学ファインダ3と内蔵フラッシュ4とが設けられる。デジタルカメラ1Aは、撮影レンズ2を介して取得した被写体像を画像データへ変換し、当該画像データを画像ファイルとしてメモリカード5へ記録する。
デジタルカメラ1Aの上面には、電源ボタン6とシャッタボタン7とマイク8とが設けられる。電源ボタン6は、電源ON状態と電源OFF状態とを切り替えるために使用される。
操作者の撮影指示を検出するシャッタボタン7は、半押し状態(以下では「S1状態」とも称する)と全押し状態(以下では「S2状態」とも称する)とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチである。デジタルカメラ1Aは、シャッタボタン7がS1状態となったことを検出すると撮影準備動作を開始し、シャッタボタン7がS2状態となったことを検出すると本撮影動作を開始する。この本撮影動作時に、デジタルカメラ1Aは撮影画像に係る画像データを生成し、当該画像データを画像ファイルとしてメモリカード5に記録する。また、デジタルカメラ1Aは、マイク8を用いて音声を電気信号へ変換し、メモリカード5へ音声ファイルとして記録する。
デジタルカメラ1Aの背面の略中央には、液晶モニタ9が設けられる。液晶モニタ9は、撮影待機状態におけるライブビュー表示や、メモリカード5に記録された記録画像の再生表示や、メニュー画面の表示に用いられる。
液晶モニタ9の右上方には、モード切り替えボタン10が設けられる。デジタルカメラ1Aは、「1コマ撮影モード」,「連続撮影モード」,「動画撮影モード」および「再生モード」の4種類の動作モードを有する。モード切り替えボタン10はデジタルカメラ1Aの動作モードを、これらの間で切り替えるために用いられる。具体的には、モード切り替えボタン10が押下されるごとに、動作モードがこれらの中から順次かつ循環的に選択される。
液晶モニタ9の下方および右方には、それぞれ、ボタン群11および12が設けられる。ボタン群11は、メニューボタン11aと液晶モニタボタン11bとフラッシュモードボタン11cとを有する。ボタン群12は、左キー12L、右キー12R、上キー12Uおよび下キー12D(以下ではこれらを総称して「十字カーソルキー」とも称する)と、実行キー12Eとを有する。
メニューボタン11aは、メニュー画面を液晶モニタ9に呼び出すために用いられる。すなわち、各動作モードの初期画面が液晶モニタ9に表示されている状態でメニューボタン11aが押下されると、液晶モニタ9には各動作モードのメニュー画面が表示される。さらに、各動作モードのメニュー画面が液晶モニタ9に表示されている状態でメニューボタン11aが押下されると、液晶モニタ9の表示は各動作モードの初期画面に戻る。このメニュー画面における表示カーソルは、十字カーソルキー12L,12R,12Uおよび12Dを用いて左右上下の4方向に移動可能である。さらに、表示カーソルで所望の選択肢が選択された状態で実行キー12Eが押下されると、デジタルカメラ1Aでは当該選択肢に対応する設定動作等が実行される。
液晶モニタボタン11bは、液晶モニタ9に表示が行われている状態(表示状態)と行われていない状態(非表示状態)とを切り替えるために用いられる。具体的には、液晶モニタボタン11bが押下されるごとに、液晶モニタ9の状態が表示状態と非表示状態との間で交互に切り替わる。
フラッシュモードボタン11cは、内蔵フラッシュ4のフラッシュモードを変更するために用いられる。すなわち、フラッシュモードボタン11cが押下されるごとに、「自動発光」,「強制発光」および「発光禁止」の間で順次かつ循環的にフラッシュモードが変更される。
デジタルカメラ1Aの一の側面には、DC入力端子13と、アクセスLED14と、デジタルカメラ1Aの筐体BD内に設けられた電池室およびデジタルカメラ1Aに対して着脱可能なメモリカード5を取り付けるメモリカードスロットの装填口を覆う蓋15とが設けられる。デジタルカメラ1Aは、DC入力端子13に接続されたACアダプタ、または電池室に装着された電源電池BTのいずれかから動作電力の供給を受ける。アクセスLED14は、メモリカード5へのアクセス中に点灯する。
デジタルカメラ1Aの他の側面には、USB端子16とAV出力端子17とが設けられる。USB端子16は、デジタルカメラ1Aとパーソナルコンピュータ等とのデータ通信に用いられる。具体的には、USB端子16とパーソナルコンピュータ等のUSB端子とをUSB規格のケーブルで接続することにより、デジタルカメラ1Aとパーソナルコンピュータ等とのデータ通信が可能になる。
AV出力端子17は、デジタルカメラ1Aとテレビ等の外部映像音響機器(AV機器)とを接続するために用いられる。具体的には、AV出力端子17とAV機器の入力端子とを所定のケーブルで接続することにより、デジタルカメラ1AからAV機器に画像および音声を出力可能となる。
<内部構成>
図3は、デジタルカメラ1Aの内部機能を示すブロック図である。
撮影レンズ2によってCCD(Charge Coupled Device)31の受光面に結像させられた被写体像は、CCD31によってR(赤),G(緑),B(青)の色成分を有する画像信号に光電変換される。この画像信号は、CCD31を構成する受光画素(受光素子)の受光量を反映した画素信号の信号列から構成される。CCD31の受光面には、横2560画素×縦1920画素の受光画素がマトリクス状に配列されている。また、CCD31の各受光画素は、ベイヤー配列されたR,G,Bのいずれかの色のカラーフィルタでマスクされており、各受光画素から読み出される画素信号の色成分は、当該受光画素をマスクしているカラーフィルタの色に対応させられている。CCD31は、全受光画素から画素信号を読み出す全画素読み出しと、画素信号の読み出し対象の受光画素を減少させる間引き読み出しとが可能である。CCD31では、「1コマ撮影モード」および「連続撮影モード」の本撮影時には全画素読み出しが行われるが、ライブビュー表示時および「動画撮影モード」の本撮影時には間引き読み出しが行われる。すなわち、CCD31は、「1コマ撮影モード」および「連続撮影モード」の本撮影時には高解像度撮像を行うが、ライブビュー表示時および「動画撮影モード」の本撮影時には低解像度撮像を行う。
シャッタスピード(以下では「SS」とも称する)に相当するCCD31の露光時間(電荷蓄積時間)と、CCD31に入射する光量を変化させる絞り30の絞り径とは、露出制御部46によって制御される。
アナログ信号処理部32は、CCD31から入力されたアナログの画像信号に所定のアナログ信号処理を行う。アナログ信号処理部32は、相関二重サンプリング(CDS;Correlated Double Sampling)回路および自動利得制御(AGC;Automatic Gain Control)回路を備える。CDS回路は画像信号のノイズ低減処理を行い、AGC回路は画像信号のレベル調整を行う。AGC回路におけるゲインも露出制御部46によって制御可能となっている。これらの処理が施されたアナログの画像信号は、アナログ信号処理部32からA/D変換器33へ出力される。
A/D変換器33は、アナログの画像信号を構成する画素信号を12ビットのデジタル信号に変換して画像メモリ41aへ出力する。
全体制御部40は、RAM41およびROM42を備えるマイクロコンピュータである。全体制御部40は、ROM42に格納された制御プログラム42aを実行することにより、デジタルカメラ1Aの各構成を統括制御する。マイクロコンピュータのワークメモリであるRAM41の記憶領域の一部は、撮影画像に係る画像データを一時的に記憶する画像メモリ41aとして用いられる。画像メモリ41aは、少なくとも数フレーム分の画像データの記憶容量を有する。なお、画像メモリ41aがRAM41から独立して設けられてもよい。ROM42は、フラッシュメモリのような電気的にデータを書き換え可能な不揮発性の半導体メモリであり、その記憶領域の一部には設定情報42bが格納される。設定情報42bには後述する各種情報が含まれる。
図3の全体制御部40には、全体制御部40が制御プログラム42aを実行することにより実現される機能が、画像処理部43、圧縮/伸張部44、ファイル管理部45および露出制御部46として模式的に表現されている。これらの機能は全体制御部40から独立したハードウエアによって実現されてもよい。例えば、画像処理部43の機能を専用のDSP(Digital Signal Processor)チップによって実現してもよく、圧縮/伸張部44の機能を専用のエンコーダ/デコーダチップによって実現してもよい。
画像処理部43は、シェーディング補正、ホワイトバランス補正、画素補間、色補正、γ補正、RGB表色系からYCrCb表色系への色空間変換、エッジ強調、ノイズクリップおよびリサイズ等の画像処理を、画像メモリ41aから入力された画像データに対して施す。画像処理部43におけるリサイズ処理は、横2560画素×縦1920画素の画像データを、横2560画素×縦1920画素、横1600画素×縦1200画素、横1280画素×縦960画素および横640画素×縦480画素のいずれかの画像サイズの画像データに変換する。さらに、画像処理部43は、横320画素×縦240画素のサムネイル画像データを生成する。後述する圧縮率が一定ならば、横2560画素×縦1920画素、横1600画素×縦1200画素、横1280画素×縦960画素および横640画素×縦480画素の順にファイルサイズは小さくなる。
圧縮/伸張部44は、画像処理部43における画像処理後の画像データをJPEG方式で圧縮する。この圧縮処理における圧縮率は、ファイン(圧縮率が相対的に小)、スタンダード(圧縮率が相対的に中)およびエコノミー(圧縮率が相対的に大)の間で可変である。記録画像の画質は圧縮率に依存しているので、圧縮率を変化させることにより記録画像の画質を変化させることができる。また、圧縮/伸張部44は、メモリカード5から読み出された画像データの伸張処理を実行可能である。画像サイズが一定ならば、ファイン、スタンダードおよびエコノミーの順にファイルサイズは小さくなるが画質は劣化する。
ファイル管理部45は、メモリカードインターフェース34を介して、メモリカード5の記憶領域内のファイルを管理する。より具体的には、ファイル管理部45は、記憶領域に対するデータ操作、すなわち、記憶領域内のファイル操作(記憶領域へのファイルの書き込み[記録]、記憶領域からのファイルの読み出し、記憶領域内のファイルの削除および移動等)、記憶領域内のフォルダ操作(記録区画となるフォルダ[ディレクトリ]の作成、消去および移動等)および記憶領域のフォーマットを行う。さらに、ファイル管理部45は、メモリカードスロットへのメモリカード5の着脱を検出可能となっている。
露出制御部46は、シャッタスピード、絞り値およびゲインを制御して、適正露出を実現する自動露出制御を行う。
ROM42には、画像サイズおよび圧縮率と画像ファイルのファイルサイズとの関係を記述したファイルサイズテーブル42cが格納されている。このファイルサイズテーブル42cを参照することにより、画像サイズおよび圧縮率からファイルサイズを特定可能である。
なお、全体制御部40は、画像処理部43、圧縮/伸張部44およびファイル管理部45の順序で画像データを順次処理してゆくが、全体制御部40においては並列処理が可能となっているので、1コマの画像データの処理が完了しなくても、次のコマの処理に着手可能である。例えば、ファイル管理部45がメモリカード5への画像データの記録を行いつつ、画像処理部43で別の画像データの画像処理を実行可能である。
内蔵フラッシュ4は、全体制御部40から与えられる制御信号に基づいて発光する。
DC入力端子13に接続されたACアダプタまたは電池室に装着された電源電池BTのいずれかを電力供給源として利用する電源部35は、全体制御部40を始めとするデジタルカメラ1Aの各構成に動作電力を供給する。
操作部36は、先述した電源ボタン6、シャッタボタン7、モード切り替えボタン10、ボタン群11およびボタン群12を包含している。全体制御部40は、操作部36の状態を検出して、その検出結果をデジタルカメラ1Aの動作状態に反映させる。
液晶モニタ9は、全体制御部40から入力された画像データを視認可能に表示する。
<ファイル構成およびフォルダ構成>
図4は、メモリカード5のファイル構成およびフォルダ構成の一例を概念的に示す図である。図4のフォルダツリーT1に示すように、ファイル構成およびフォルダ構成はDCF(Design rule for Camera File system)に従っており、撮影画像フォルダ「DCIM」とプリント指定フォルダ「MISC」とがルートフォルダの下の階層に作成される。
以下では、撮影画像フォルダ「DCIM」およびプリント指定フォルダ「MISC」について説明する。
○撮影画像フォルダ;
撮影画像フォルダ「DCIM」の下の階層には、画像データの記録先となる記録フォルダが作成される。図4においては、2個の記録フォルダ「100MLT09」および「100MLT10」が作成されている場合が示されているが、記録フォルダはデジタルカメラ1Aの動作中に随時作成されるので、記録フォルダの数が3個以上または1個となる場合もありうる。また、記録フォルダには、複数の記録フォルダを識別するためのユニークなフォルダ名(図4では「100MLT09」および「100MLT10」)が与えられる。フォルダ名には、当該フォルダが作成された時間的順序を反映した連番が含まれる。具体的には、記録フォルダのフォルダ名は、全記録フォルダに共通の文字列「100MLT」と、当該文字列に続く連番(図4では「09」および「10」)とから構成されている。連番は、「01」から始まり、記録フォルダ作成ごとにひとつずつ増加する。
ファイル管理部45は、画像データの記録時には、現時点における記録先となるカレント記録フォルダを記録フォルダの中から特定し、当該カレント記録フォルダに対して画像データを画像ファイルとして記録する。上述のように、記録フォルダのフォルダ名には作成された時間的順序を反映した連番が含まれているので、フォルダ名を参照することにより、特定の記録フォルダ内の画像ファイルの撮影時期の見当をつけることが可能である。これにより、所望の画像ファイルが記録されているフォルダを特定することが容易になるので、画像ファイルの検索が容易になる。
先述したように、デジタルカメラ1Aでは、各記録フォルダに記録可能な画像ファイル数に上限画像ファイル数Nmax(図4ではNmax=24)が設定される。これにより、「1コマ撮影モード」の「単独撮影モード」で撮影を行っている場合は、ひとつの記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmax以下となるので、画像ファイルの検索が容易になる。この上限画像ファイル数Nmaxはデジタルカメラ1Aの操作者によって設定可能となっている。上限画像ファイル数Nmaxの設定可能範囲は制限されないが、デジタルカメラ1Aにおいては、銀塩カメラで使用される35mmフイルムの一般的な撮影枚数を操作者に連想させる24および36から当該上限画像ファイル数Nmaxを選択可能となっている。これにより、銀塩カメラの取り扱いに習熟している操作者に画像ファイル数をフイルム本数換算で直感的に認識させることが可能となる。
ファイル管理部45は、記録フォルダに記録する画像ファイルに対して、記録の時間的順序を反映した連番を含むファイル名(「Pict0001.jpg」,「Pict0002.jpg」,・・・)を付与する。具体的には、画像ファイルのファイル名は、全画像ファイルに共通の文字列「Pict」と、当該文字列に続く連番(「0001」,「0002」,・・・;以下では「コマ番号」とも称する)と、当該連番に続くピリオドおよび3文字の拡張子(「.jpg」)とから構成されている。連番は、「0001」から始まり、画像ファイル記録ごとにひとつずつ増加する。
フォルダツリーT1には、各記録フォルダごとに連番(「0001」〜「0024」または「0001」〜「0036」)が付与される例が示されている。すなわち、カレント記録フォルダが変更されると、連番がリセットされて、新たに「0001」から採番が始まる例が示されている。
○プリント指定フォルダ;
デジタルカメラ1Aは、DPOF(Digital Print Order Format)に対応している。所定の操作で操作者が画像ファイルをプリント指定すると、当該プリント指定に関する情報がプリント指定フォルダ「MISC」内のプリント指定ファイル「AUTPRINT.MAK」に記述される。操作者は、当該メモリカード5をDPOF対応のプリント店(プリントラボ)に持ち込んでプリント依頼をすることにより、あるいは、当該メモリカード5をDPOF対応のプリンタのメモリカードスロットに取り付けることにより、プリント指定した画像ファイルに係る画像のプリント出力を得ることができる。
<画像ファイル>
図5は、画像ファイルのデータ構造を示す図である。
Exif(Exchangeable Image File Format)形式の画像ファイル200は、ファイル属性情報201、タグ情報202、高解像度の画像データ203およびサムネイル画像データ204を含む。
ファイル属性情報201には、画像ファイル200の属性の情報が記述される。具体的には、読み取り専用属性R、アーカイブ属性A、システムファイル属性Sおよび隠しファイル属性Hが適宜記述される。タグ情報202には、画像ファイルのファイル名、撮影日時、撮影に使用したデジタルカメラのIDおよび関連する音声ファイルのファイル名が記述される。IDは、デジタルカメラの個体ごとに与えられたユニークな識別番号であり、製品番号および製造番号の情報を含む。関連する音声ファイルは存在する場合のみ記述される。
画像データ203は、本撮影によって生成された、横2560画素×縦1920画素、横1600画素×縦1200画素、横1280画素×縦960画素および横640画素×縦480画素のいずれかの画像サイズの画像データである。一方、サムネイル画像データは、横320画素×縦240画素のサムネイル画像データである。
<動作>
<基本動作>
デジタルカメラ1Aの基本動作について説明する。
撮影待機状態では、CCD31において1/30秒間隔で低解像度撮像が行われ、撮像画像が液晶モニタ9にライブビューとして表示される。
デジタルカメラ1Aは、シャッタボタン7がS1状態となったことを検出すると、自動合焦制御(AF;Auto Focus)、自動露出制御(AE;Automatic Exposure)および自動ホワイトバランス調整(AWB;Automatic White Balance)等の撮影準備動作を実行する。続いて、デジタルカメラ1Aは、シャッタボタン7がS2状態となったことを検出すると、撮影を行い撮影画像に係る画像データを画像ファイルとしてメモリカード5に記録する本撮影動作を開始する。
<動作状態の遷移の概略>
図6は、デジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の概略を示す状態遷移図である。
電源OFF状態において電源ボタン6の押下が検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST101へ移行する。状態ST101では、ROM42に設定情報42bとして記憶されている起動時の動作モードが判別され、デジタルカメラ1Aが当該動作モードに設定される。しかる後に、デジタルカメラ1Aは状態ST102へ移行する。なお、デジタルカメラ1Aが常に特定の動作モード(例えば「1コマ撮影モード」)で起動するようにしてもよい。
状態ST102では、動作モードは、「1コマ撮影モード」,「連続撮影モード」,「動画撮影モード」および「再生モード」の4種類のうちのいずれかに設定されている。動作モードは、モード切り替えボタン10が押下されるごとに、これらの4種類の中から順次かつ循環的に選択される。従来のデジタルカメラと同様に、「1コマ撮影モード」,「連続撮影モード」および「動画撮影モード」の撮影待機状態においては、液晶モニタ9にライブビュー表示が行われる。また、「再生モード」においては、画像ファイルがメモリカード5から読み出されて、当該画像ファイルに係る画像が液晶モニタ9に再生表示される。
状態ST102においてメニューボタン11aが押下されると、デジタルカメラ1Aは状態ST103へ移行する。状態ST103は、デジタルカメラ1Aの動作モードに応じたメニュー設定を受け付ける動作状態である。状態ST103において、メニューボタン11aの押下等によりメニュー設定の受け付けが終了すると、デジタルカメラ1Aは再び状態ST102へ戻る。また、状態ST102において電源ボタン6の押下が検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST104へ移行する。状態ST104において現在の動作モードが設定情報42bとしてROM42に記憶されると、デジタルカメラ1Aは電源ON状態から電源OFF状態へと移行する。なお、状態ST104においてROM42に記憶された動作モードは、次回起動時の動作モードとなる。
<1コマ撮影モード>
「1コマ撮影モード」は、
(b1)他の撮影に関連付けられていない1回の撮影である単独撮影を行う「単独撮影モード」と、
(b2)相互関連撮影であるブラケット撮影を行う「ブラケット撮影モード」と、
(b3)相互関連撮影である多重合成撮影を行う「多重合成撮影モード」と、
を有している。これらのうち、(b1)「単独撮影モード」が「1コマ撮影モード」のデフォルトのモードであり、(b2)「ブラケット撮影モード」と、(b3)「多重合成撮影モード」とは、後述する撮影メニューから設定可能となるモードである。
図7は、デフォルトのモードである「単独撮影モード」に設定されている場合の「1コマ撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。
電源投入や動作モードの切り替え等によって動作モードが「1コマ撮影モード」に設定されると、デジタルカメラ1Aは状態ST201へ移行する。設定初期化を行う状態ST201では、設定情報42bが参照されて現在の設定が確認される。しかる後に、デジタルカメラ1Aは状態ST202へ移行する。この状態ST201における設定初期化の具体的内容は後述する。
状態ST202は、「1コマ撮影モード」の撮影待機状態であり、液晶モニタ9にはライブビューが表示される。状態ST202においてメニューボタン11aが押下されると、デジタルカメラ1Aは状態ST203へ移行して、液晶モニタ9には撮影メニューが表示される。状態ST203においてメニューボタン11aの押下等により撮影メニューが終了すると、デジタルカメラ1Aは「1コマ撮影モード」に再設定される。また、状態ST202においてモード切り替えボタン10が押下されると、デジタルカメラ1Aは「連続撮影モード」に設定される。さらに、状態ST202においてシャッタボタン7がS1状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST204へ移行する。
状態ST204では、AF,AEおよびAWB等の撮影準備動作が実行される。これらの処理が完了すると、デジタルカメラ1Aは、状態ST205へ移行して本撮影動作への移行の待機状態となる。
状態ST205においてシャッタボタン7がS2状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは、状態ST206へ移行して本撮影動作が実行される。すなわち、CCD31において露光が行われて1コマの画像データが生成されるとともに、当該画像データが、画像メモリ41aに一時的に格納された後に、画像処理部43および圧縮/伸張部44へ順次与えられて画像処理および圧縮処理が行われる。
状態ST206の遷移先の状態ST207では、処理済の画像データを画像ファイルとしてメモリカード5へ記録する記録処理が実行される。この記録処理の詳細は後述する。記録処理終了後、デジタルカメラ1Aは再び状態ST202へ戻って新たな単独撮影の待機状態となる。
<連続撮影モード>
図8は、関連付けられた複数回の撮影である相互関連撮影の一例となる連続撮影を行う「連続撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。
電源投入や動作モードの切り替えによって動作モードが「連続撮影モード」に設定されると、デジタルカメラ1Aは状態ST301へ移行する。
設定初期化を行う状態ST301では状態ST201(図7)と同様の処理が行われ、デジタルカメラ1Aは状態ST302へ移行する。
状態ST302は、「連続撮影モード」の撮影待機状態であり、液晶モニタ9にはライブビューが表示される。状態ST302においてモード切り替えボタン10が押下されると、デジタルカメラ1Aは「動画撮影モード」に設定される。さらに、状態ST302においてシャッタボタン7がS1状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST303へ移行する。
状態ST303では、AF,AEおよびAWB等の撮影準備動作が実行される。これらの処理が完了すると、デジタルカメラ1Aは、状態ST304へ移行して本撮影動作への移行の待機状態となる。
状態ST304においてシャッタボタン7がS2状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは、状態ST305へ移行して本撮影動作が実行される。すなわち、CCD31において露光が行われて1コマの画像データが生成されるとともに、当該画像データが、画像メモリ41aに一時的に格納された後に、画像処理部43および圧縮/伸張部44へ順次与えられて画像処理および圧縮処理が開始される。
状態ST305においてシャッタボタン7のS2状態が解除された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST308へ移行する。一方、状態ST305においてシャッタボタン7のS2状態が継続されている場合、デジタルカメラ1Aは、画像処理部43および圧縮/伸張部44による画像処理および圧縮処理を継続しつつ、状態ST306へ移行する。
状態ST306では、画像メモリ41aの空容量が検出される。そして、1コマ分の画像データを一時記憶する空容量が存在する場合、デジタルカメラ1Aは状態ST305へ戻り、次のコマの撮影が開始される。一方、画像メモリ41aに1コマ分の画像データを一時記憶する空容量がない場合は、デジタルカメラ1Aは状態ST307へ移行する。
状態ST307では、画像処理および圧縮処理が継続される。状態ST307においてシャッタボタン7のS2状態が継続されている場合、デジタルカメラ1Aは画像処理および圧縮処理を継続しつつ状態ST306へ移行し、シャッタボタン7のS2状態が解除されるとデジタルカメラ1Aは画像処理および圧縮処理を継続しつつ状態ST308へ移行する。
なお、状態ST305〜ST308における画像処理および圧縮処理は並列的に実行される。
状態ST308では、画像データを画像ファイルとしてメモリカード5へ記録する記録処理が実行される。この記録処理の詳細は後述する。記録処理終了後、デジタルカメラ1Aは再び状態ST302へ戻って新たな連続撮影の待機状態となる。
上述の状態遷移により、「連続撮影モード」では複数回の撮影が繰り返されて複数コマの画像ファイルが生成される。この撮影の繰り返しは、シャッタボタン7がS2状態を維持している限り継続される。しかし、シャッタボタン7がS2状態を維持している場合でもバッファメモリとして機能する画像メモリ41aの空容量がなくなると撮影は一時的に中断される。デジタルカメラ1Aにおいては、この中断中にも画像処理および圧縮処理が継続されているので、処理の進行に伴い画像メモリ41aは空容量を回復する。そして、画像メモリ41aに1コマ分の画像データを格納する空容量が回復すると撮影が再開される。
<動画撮影モード>
図9は、「動画撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。
電源投入や動作モードの切り替えによって動作モードが「動画撮影モード」に設定されると、デジタルカメラ1Aは状態ST401へ移行する。状態ST401は、「動画撮影モード」の撮影待機状態であり、液晶モニタ9にはライブビューが表示される。状態ST401においてモード切り替えボタン10が押下されると、デジタルカメラ1Aは「再生モード」に設定される。さらに、状態ST401においてシャッタボタン7がS1状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST402へ移行する。
状態ST402では、AF,AEおよびAWB等の撮影準備動作が実行される。これらの処理が完了すると、デジタルカメラ1Aは、状態ST403へ移行して本撮影動作への移行の待機状態となる。
状態ST403においてシャッタボタン7がS2状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは、状態ST404へ移行して本撮影動作が実行される。すなわち、CCD31において露光が行われて1フレームの画像データが生成されるとともに、当該画像データが、画像メモリ41aに一時的に格納された後に、画像処理部43および圧縮/伸張部44へ順次与えられて画像処理および圧縮処理が行われる。
状態ST404においてシャッタボタン7が再押下されたことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST405へ移行する。状態ST405では、動画の1フレーム分の画像データがメモリカード5に記録される。その後、デジタルカメラ1Aは状態ST408へ移行する。
一方、状態ST404においてシャッタボタン7が再押下されたことが検出されない場合、デジタルカメラ1Aは状態ST406へ移行して、動画の1フレーム分の画像データがメモリカード5に記録される。その後、デジタルカメラ1Aは状態ST407へ移行する。
状態ST407では、メモリカード5の空容量が検出される。空容量が存在する場合、デジタルカメラ1Aは状態ST404へ戻り、次のフレームの撮影が開始される。空容量が存在しない場合は、デジタルカメラ1Aは状態ST408へ移行する。
状態ST408では、動画の画像ファイルにヘッダ等の記録が追加されて、メモリカード5への記録処理が終了する。しかる後に、デジタルカメラ1Aは状態ST401へ戻り、新たな動画撮影の待機状態となる。
上述の状態遷移により、シャッタボタン7がS2状態になると動画の撮影が開始され、再びシャッタボタン7が押下されると動画の撮影が終了する。この動画の撮影はメモリカード5に空容量が不足した場合は、シャッタボタン7が再押下されることを待つことなく終了される。
<再生モード>
図10は、「再生モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。
電源投入や動作モードの切り替えによって動作モードが「再生モード」に設定されると、デジタルカメラ1Aは状態ST501へ移行する。
状態ST501では、先述したように、液晶モニタ9に画像が再生表示されるが、「再生モード」に設定された直後においては、再生表示される画像は直近に撮影された画像となる。すなわち、「再生モード」に設定された直後においては、最も大きい連番が与えられた記録フォルダ(以下では、「最新記録フォルダ」とも称する)に記録されている最も大きい連番が与えられた画像ファイル(以下では、「最新画像ファイル」とも称する)に係る画像が液晶モニタ9に再生表示される。換言すれば、状態ST501におけるデフォルトの再生表示画像は直近に撮影された最新画像となっている。
状態ST501において、左キー12Lまたは右キー12Rが押下されると、デジタルカメラ1Aは状態ST502へ移行する。
状態ST502では、状態ST501で表示されていた画像のひとつ前のコマ番号またはひとつ後のコマ番号の画像ファイルがメモリカード5から読み出される。この時、状態ST501において押下されたキーが左キー12Lの場合はひとつ前のコマ番号の画像ファイルが読み出され、右キー12Rの場合はひとつ後のコマ番号の画像ファイルが読み出される。この読み出しが完了すると、デジタルカメラ1Aは状態ST501へ戻って読み出した画像ファイルに係る画像が液晶モニタ9に再生表示される。
なお、再生表示に当たって、表示対象となる画像ファイルがメモリカード5に格納されていない場合は、液晶モニタ9に所定の警告表示が行われる。
さらに、状態ST501においてメニューボタン11aが押下されると、デジタルカメラ1Aは状態ST503へ移行して、液晶モニタ9には再生メニューが表示される。状態ST503においてメニューボタン11aの押下等により再生メニューが終了すると、デジタルカメラ1Aは状態ST501へ戻る。
上述の状態遷移により、デジタルカメラ1Aでは、左キー12Lまたは右キー12Rにより、再生画像をコマ番号順にコマ送り可能である。
<設定初期化>
図11は、状態ST201(図7)およびST301(図8)の設定初期化の動作フローを示すフローチャートである。
動作フローの最初のステップS101では、ROM42から設定情報42bが読み出され、表示方式および換算単位M等の設定が確認される。
ステップS101に続くステップS102では、表示方式による分岐処理が行われる。表示方式が「フイルム本数換算」である場合、動作フローはステップS103へ移行し、「実サイズ」である場合、設定初期化の動作フローは終了する。
ステップS103では、上限画像ファイル数Nmaxがフイルム本数換算の換算単位Mと同じ値に設定され、設定初期化の動作フローが終了する。ステップS103により、上限画像フイルム数Nmaxと換算単位Mとが同期して設定されることになる。換言すれば、換算単位Mが変更されると、併せて上限画像フイルム数Nmaxも変更される。
以上の動作フローにより、フイルム換算表示を行う場合は、上限画像ファイル数Nmaxが換算単位Mと同じ値に設定される。これにより、画像ファイルの管理が容易になる。
<記録処理>
図12は、状態ST207(図7)およびST308(図8)の記録処理の動作フローを示すフローチャートである。
動作フローの最初のステップS201では、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達しているかどうかによって分岐処理が行われる。達している場合、動作フローはステップS202へ移行する。達していない場合、カレント記録フォルダを維持したまま、動作フローは記録を行うステップS204へ移行する。すなわち、動作モードが「1コマ撮影モード」(ここでは、「単独撮影モード」に設定されているとする)および「連続撮影モード」のいずれであっても、カレント記録フォルダに空がある時、カレント記録フォルダは変更されない。
ステップS202では、動作モードによる分岐処理が行われる。動作モードが「連続撮影モード」である場合、動作フローはステップS203へ移行する。動作モードが「1コマ撮影モード」である場合、動作フローはステップS205へ移行する。
ステップS203では、記録処理対象の画像データが連続撮影の最初の撮影に係る画像データであるかどうかによって分岐処理が行われる。最初の撮影でない場合、カレント記録フォルダを維持したまま動作フローはステップS204へ移行する。最初の撮影である場合、動作フローはステップS205へ移行する。ステップS203により、連続撮影の途中でカレント記録フォルダが変更されることを防止可能となる。
ステップ205では、記録フォルダが新規作成され、続くステップS206でカレント記録フォルダが当該新規記録フォルダへ変更される。しかる後に動作フローはステップS204へ移行する。
ステップS204では、カレント記録フォルダに対して画像データが画像ファイルとして書き込まれ、記録処理の動作フローが終了する。このとき、画像ファイルのファイル名は、先述した規則に基づいて定められる。
この動作フローによれば、「1コマ撮影モード」では、画像ファイルの記録により(ステップS204)、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達すると、その後に初めて実行される撮影指示(に伴う記録処理)に応答して、カレント記録フォルダが新規記録フォルダへ変更される。これにより、「1コマ撮影モード」では、ひとつの記録フォルダに記録される画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmax以下となるので、記録後の画像ファイルの検索が容易になる。また、記録フォルダの新規作成やカレント記録フォルダの変更は自動的に行われるので、操作者が記録フォルダの作成操作をマニュアルで行う必要はなく、撮影時の操作性が損なわれることはない。一方、「連続撮影モード」では、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達しても、連続撮影における最初の撮影に係る画像ファイルの記録から最後の撮影に係る画像ファイルの記録まで、カレント記録フォルダが一定に維持される。これにより、連続撮影に係る画像ファイルはひとつの記録フォルダに格納されるので、画像ファイルの検索が容易になる。この記録フォルダは、最初の撮影時に上限画像ファイル数Nmaxに達していない限りは、直前の撮影におけるカレント記録フォルダとなる。また、このような動作フローにより、連続撮影が途中で中断されることはない。
加えて、このような動作フローにより、動作モードが他の動作モードから「1コマ撮影モード」に変更された時点で、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達している場合には、カレント記録フォルダを新規記録フォルダに変更する処理が行われる。
<撮影メニュー>
図13は、撮影メニューにおけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を説明する状態遷移図である。
撮影メニューが呼び出された場合(図7の状態ST203)のデジタルカメラ1Aの初期状態は状態ST601である。
状態ST601の撮影メニュー画面では、「画像サイズ選択」,「画質選択」,「多重合成撮影」,「ブラケット撮影」および「表示方式設定」の選択肢が液晶モニタ9に表示される。操作者は、上キー12Uおよび下キー12Dを用いて、これらの選択肢の中から所望の選択肢を選択して実行キー12Eを押下する(以下ではこの操作を「選択実行」とも称する)ことにより、当該選択肢に対応する動作をデジタルカメラ1Aに実行させる。
「画像サイズ選択」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST602へ移行して、画像サイズ選択画面が液晶モニタ9に表示される。画像サイズ選択画面では、「2560×1920」,「1600×1200」,「1280×960」および「640×480」の4種類の選択肢が選択可能である。「2560×1920」,「1600×1200」,「1280×960」および「640×480」の選択肢は、それぞれ、横2560画素×縦1920画素、横1600画素×縦1200画素、横1280画素×縦960画素および横640画素×縦480画素の画像サイズに対応しており、画像サイズ選択画面で選択された画像サイズが画像処理部43におけるリサイズ処理後の画像データの画像サイズとなる。状態ST602においてメニューボタン11aが押下されると、選択された画像サイズが設定情報42bとしてROM42に記憶され、デジタルカメラ1Aは状態ST601へ戻る。
「画質選択」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST603へ移行して、画質選択画面が液晶モニタ9に表示される。画質選択画面では、「ファイン」,「スタンダード」および「エコノミー」の3種類の選択肢が選択可能である。画質選択画面で選択された画質に対応する圧縮率が圧縮/伸張部44における圧縮率となる。状態ST603においてメニューボタン11aが押下されると、選択された画質に対応する圧縮率が設定情報42bとしてROM42に記録され、デジタルカメラ1Aは状態ST601へ戻る。
デジタルカメラ1Aでは、画像データのファイルサイズの設定は画像サイズおよび画質の設定に依存しているので、画像サイズおよび画質の設定を変更するためのインターフェース画面(画像サイズ選択画面および画質選択画面)は、デジタルカメラ1Aにおけるファイルサイズ設定の変更手段の主要部として機能している。
「多重合成撮影」または「ブラケット撮影」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは「多重合成撮影モード」または「ブラケット撮影モード」に設定される。
「表示方式設定」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST604へ移行して、表示方式設定画面が液晶モニタ9に表示される。表示方式設定画面では、「フイルム本数換算」および「実サイズ」の2種類の選択肢が選択可能である。
状態ST604において「フイルム本数換算」が選択実行されると、デジタルカメラ1Aは状態ST605へ移行し、総撮影枚数指定画面が液晶モニタ9に呼び出される。総撮影枚数指定画面では、「24コマ/1本」および「36コマ/1本」の2種類の選択肢が選択可能である(上キー12Uおよび下キー12D使用)。なお、「24コマ/1本」および「36コマ/1本」は、それぞれ、換算単位Mを12の倍数である24および36に設定することに対応している。デジタルカメラ1Aにおいては、換算単位Mは上限画像ファイル数Nmaxでもある(換算単位Mと上限画像ファイル数Nmaxとが同期して変更される)ので、総撮影枚数指定画面は換算単位Mおよび上限画像ファイル数Nmaxを操作者に設定させるための手段として機能するインターフェース画面である。このように上限画像ファイル数Nmaxを操作者が設定可能とすることにより、ひとつのフォルダに記録される画像ファイル数の上限をユーザの環境に適した数にすることができるので、画像ファイルの検索および管理が容易になる。
さらに、総撮影枚数指定画面には、「空容量表示」および「使用量表示」の2種類の選択肢が選択可能である(左キー12Lおよび右キー12R使用)。なお、「空容量表示」および「使用量表示」は、それぞれ、空容量および使用量でメモリカード5の使用状態を特定することを意味している。状態ST605において実行キー12Eが押下されると、表示方式、換算単位M(上限画像ファイル数Nmaxも同期して設定される)および使用状態の特定方法が設定情報42bとしてROM42に記録され、撮影メニューが終了する。
一方、状態ST604において「実サイズ」が選択実行されると、デジタルカメラ1Aは状態ST606へ移行し、表示設定画面に「空容量表示」および「使用量表示」の2種類の選択肢が追加される。状態ST606においては、左キー12Lおよび右キー12Rを用いて、これらの2種類の選択肢のいずれかを選択可能となっている。状態ST606において、実行キー12Eが押下されると、表示方式、換算単位M(上限画像ファイル数Nmaxも同期して設定される)および使用状態の特定方法が設定情報42bとしてROM42に記録され、メニューが終了する。
<再生メニュー>
図14は、再生メニューにおけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を説明する状態遷移図である。
再生メニューが呼び出された場合(図10の状態ST503)のデジタルカメラ1Aの初期状態は状態ST701である。
状態ST701においては、「削除」,「フォーマット」,「表示方式設定」および「プリント指定」の4種類の選択肢が液晶モニタ9に表示されており、選択実行可能である。
「削除」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST702へ移行して、再生表示されている画像に係る画像ファイルをメモリカード5の記憶領域から削除する。削除処理完了後、デジタルカメラ1Aは状態ST701へ戻る。
「フォーマット」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST703へ移行して、メモリカード5のフォーマット処理および記録フォルダの新規作成処理を行う。これらの処理完了後、デジタルカメラ1Aは状態ST701へ戻る。
「表示方式設定」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST604(図13)へ移行して、撮影メニューと同様の表示方式設定が行われる。
「プリント指定」が選択実行された場合、デジタルカメラ1Aは状態ST704へ移行して、プリント指定画面が液晶モニタ9に表示される。プリント指定画面では、「この画像を指定」,「一括指定」および「この画像を解除」の3種類のプリント指定の選択肢が選択可能である。さらに、プリント指定画面には、「インデックスプリントする」および「インデックスプリントしない」の2種類のインデックスプリント指定の選択肢が選択可能である。また、プリント指定対象の画像ファイルは、左キー12Lおよび右キー12Rによってコマ送り可能である。
「この画像を指定」,「一括指定」および「この画像を解除」の選択肢は、それぞれ、再生表示されている画像のプリント指定、全画像のプリント指定、および再生表示されている画像のプリント指定解除を意味している。また、「インデックスプリントする」および「インデックスプリントしない」の選択肢は、それぞれ、インデックスプリントの実行および非実行に対応している。
状態ST704において実行キー12Eが押下されると、デジタルカメラ1Aは、状態ST705へ移行してプリント指定ファイルが更新され、しかる後に状態ST701へ戻る。
<メモリカード装着時のフォルダ処理>
図15は、メモリカード5の装着時のフォルダ処理を示すフローチャートである。
ファイル管理部45がメモリカード5の装着を検出してフォルダ処理が開始されると、動作フローは最初のステップS701へ移行する。ステップS701では、記録フォルダの有無によって分岐処理が行われる。記録フォルダが存在する場合、動作フローはステップS702へ移行する。存在しない場合、動作フローはS704ステップへ移行する。
ステップS702では、最新記録フォルダが特定され、動作フローはステップS703へ移行する。
ステップS703では、最新記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達しているかどうかによって分岐処理が行われる。達している場合、動作フローはステップS704へ移行する。達していない場合、最新記録フォルダがそのままカレント記録フォルダとなり、フォルダ処理の動作フローが終了する。
ステップS704では、記録フォルダが新規作成され、当該新規記録フォルダがカレント記録フォルダに設定された後、フォルダ処理の動作フローが終了する。
このようなフォルダ処理により、メモリカード5の装着時に画像ファイルを記録可能な記録フォルダが存在する場合は当該記録フォルダがカレント記録フォルダとなる。一方、存在しない場合は新規作成された記録フォルダがカレント記録フォルダとなる。
<使用状態表示>
デジタルカメラ1Aでは、ライブビュー表示にメモリカード5の使用状態、すなわちメモリカード5の使用量(使用済記憶容量)または空容量(空記憶容量=未使用記憶容量)が重畳表示される。この使用状態表示USD1の一例を図16に示す。
図16に示すように、液晶モニタ9には、使用状態のフイルム本数換算値CV1が表示されている。図16では、フイルム本数換算値CV1として「2本」が表示されている。
続いて、使用状態表示USD1におけるデジタルカメラ1Aの動作フローを図17のフローチャートを参照しながら説明する。
動作フローの最初のステップS401では、ファイル管理部45がメモリカード5にアクセスしてメモリカードサイズ(全記憶容量)M1が検出され、続くステップS402では、メモリカード5の使用量M2が検出される。しかる後に、動作フローはステップS403へ移行する。
ステップS403では、設定情報42bおよびファイルサイズテーブル42cが参照されて、設定されている画像サイズおよび画質から画像ファイルのファイルサイズFSが特定される。
ステップS403に続くステップS404では、使用状態の特定方法が使用量および空容量のいずれかによって分岐処理が行われる。空容量である場合、動作フローはステップS405へ移行し、使用量である場合、動作フローはステップS407へ移行する。
ステップS405では、メモリカードサイズM1および使用量M2から空容量M3が算出され(M3=M1−M2)、動作フローはステップS406へ移行する。
ステップS406では、空容量M3をファイルサイズFSで除した商(整数;余りは切り捨て)が使用状態値として算出され、ステップS407では、使用量M2をファイルサイズFSで除した商(整数;余りは切り捨て)が使用状態値として算出される。ステップS406およびS407は、使用状態を枚数(画像ファイル数)換算で特定するステップであり、この演算処理は全体制御部40のマイクロコンピュータで実行される。
ステップS406およびS407に続くステップS408では、表示方式による分岐処理が行われる。表示方式が「フイルム本数換算」である場合、動作フローはステップS409へ移行し、表示方式が「実サイズ」である場合、動作フローはステップS411へ移行する。
ステップS409では、使用状態値を換算単位Mで除した商(整数;余りは切り捨て)がフイルム本数換算値として算出され、続くステップS410では、当該フイルム本数換算値が液晶モニタ9に表示される。しかる後に使用状態表示の動作フローが終了する。なお、フイルム本数に換算されない使用状態値そのものをフイルム本数換算値に加えて表示してもよい。
ステップS411では、使用状態値がフイルム本数に換算されることなく、そのまま液晶モニタ9に表示される。しかる後に使用状態表示の動作フローは終了する。
なお、上述の使用状態表示の動作フローは、バックグラウンドで常時実行されるので、フイルム本数換算の基礎となる、換算単位Mや使用量M2等が変化すると、略同時にフイルム本数換算値が更新され、液晶モニタ9に表示されるフイルム本数換算値も更新される。したがって、画像サイズおよび画質の変更によりファイルサイズの設定が変更されると、フイルム本数換算値が更新され、液晶モニタ9に表示されるフイルム本数換算値の情報の表示も更新される。また、撮影による画像ファイルの記録、画像ファイルの削除およびフォーマット等のデータ操作が行われると、使用状態値およびフイルム本数換算値が更新され、液晶モニタ9に表示されるフイルム本数換算値の情報の表示も更新される。
このような動作フローにより、表示方式が「フイルム本数換算表示」に設定されている場合、メモリカード5の空容量または使用量がフイルム本数換算値に換算されて、その情報が液晶モニタ9に表示される。これにより、銀塩カメラの取り扱いには習熟しているがデジタルカメラの取り扱いには習熟していないユーザもメモリカード5の使用状態を容易かつ直感的に認識可能となる。また、上述の説明では、フイルム本数換算値の情報としてフイルム本数換算値そのものが数字で表示される例を示したが、表示方法はこれに限定されない。例えば、フイルム本数換算値の数に相当する数の所定のアイコン(例えば、フイルムを連想させるアイコン)を表示してもよい。また、使用状態値やフイルム本数換算値を算出する場合の除算においては余りを切り捨ている処理を行ったが、余りの取り扱い方法はこれに限定されず、切り上げ処理や四捨五入処理等を行ってもよい。また、小数点以下の桁を適宜採用してもよい。
<ブラケット撮影および多重合成撮影>
先述したように、撮影メニューにおいて「ブラケット撮影」または「多重合成撮影」が選択実行されると、デジタルカメラ1Aは、それぞれ、「ブラケット撮影モード」または「多重合成撮影モード」に設定される。
以下では、この「ブラケット撮影モード」および「多重合成撮影モード」について説明する。
○ブラケット撮影モード;
「ブラケット撮影モード」では、シャッタスピードをずらした3回の撮影が行われる。より具体的には、「ブラケット撮影モード」では、露出制御部46が決定した基準シャッタスピード(適正露出が得られるシャッタスピード)での撮影に加えて、基準シャッタスピードより高速なシャッタスピード、および、基準シャッタスピードより低速なシャッタスピードでの撮影が行われる。
図18は、「ブラケット撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。
撮影メニューにおいて「ブラケット撮影」を選択実行すると、デジタルカメラ1Aは状態ST801へ移行する。状態ST801は、「ブラケット撮影モード」の撮影待機状態であり、液晶モニタ9にはライブビューが表示される。状態ST801においてメニューボタン11aが押下されると、デジタルカメラ1Aは状態ST810へ移行して、液晶モニタ9には撮影メニューが表示される。状態ST801においてモード切り替えボタン10が押下されると、デジタルカメラ1Aは「連続撮影モード」に設定される。また、状態ST801においてシャッタボタン7がS1状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST802へ移行する。
状態ST802では、AF,AEおよびAWB等の撮影準備動作が実行される。これらの処理が完了すると、デジタルカメラ1Aは状態ST803へ移行して本撮影動作への移行の待機状態となる。
状態ST803においてシャッタボタン7がS2状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST804へ移行する。
状態ST804〜ST806では、シャッタスピードをずらしながら3回の撮影が行われる。各撮影では、CCD31において露光が行われて画像データが生成され、当該画像データが画像メモリ41aに一時的に格納される。状態ST804、ST805およびST806におけるシャッタスピードの変化は、シャッタスピードをAPEX値換算で基準シャッタスピードから−1(状態ST804),±0(状態ST805),+1(状態ST806)だけずらすことにより実現される。
状態ST804〜ST806における撮影が順次実行された後、デジタルカメラ1Aは状態ST807へ移行する。
状態ST807は、ブラケット撮影によって取得された3枚の画像を液晶モニタ9に表示するアフタービュー表示の状態である。図19に例示するように、アフタービュー画面AVSには3枚の画像IMG1〜IMG3が横方向に配列されており、3枚の画像の中から1枚の画像をカーソルKRで選択可能となっている(図19では、画像IMG2が選択された状態が示されている)。なお、アフタービュー表示において削除ボタンとして機能する液晶モニタボタン11bを押下すると、押下時にカーソルKRで選択されていた画像に係る画像データがメモリカード5への記録対象から外される。なお、アフタービュー画面AVSには、液晶モニタボタン11bが削除ボタンとして機能することを操作者に認識させるための文字列M1が表示される。状態ST807において、アフタービュー表示開始から10秒が経過すると、デジタルカメラ1Aはアフタービュー表示を終了して状態ST808へ移行する。
状態ST808では、状態ST807において記録対象から外された画像データを削除する削除処理が実行され、続く状態ST809では、削除処理されなかった画像データをメモリカード5へ記録するブラケット撮影記録処理が実行される。しかる後にデジタルカメラ1Aは状態ST801へ戻る。
○ブラケット撮影記録処理;
図20は、状態ST809(図18)のブラケット撮影記録処理の動作フローを示すフローチャートである。
動作フローの最初のステップS901では、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達しているかどうかによって分岐処理が行われる。達している場合、動作フローはステップS902へ移行する。達していない場合、カレント記録フォルダを維持したまま、動作フローは記録を行うステップS904へ移行する。
ステップS902では記録フォルダが新規作成され、続くステップS903でカレント記録フォルダが当該新規記録フォルダへ変更される。しかる後に動作フローはステップS904へ移行する。
ステップS904では、画像メモリ41aに格納されたブラケット撮影に係る画像データがカレント記録フォルダに対して画像ファイルと記録され、ブラケット撮影記録処理の動作フローが終了する。
この動作フローによれば、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達しても、ブラケット撮影における最初の撮影に係る画像ファイルの記録から最後の撮影に係る画像ファイルの記録までカレント記録フォルダが一定に維持される。これにより、関連付けられた画像ファイルがひとつの記録フォルダに格納されるので、画像ファイルの検索が容易になる。この記録フォルダは、最初の撮影時に画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達していない限りは、直前の撮影におけるカレント記録フォルダとなる。
○多重合成撮影モード;
「多重合成撮影モード」では2回の撮影が行われ、2枚の撮影画像から1枚の合成画像が生成される。
図21は、「多重合成撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。
撮影メニューにおいて「多重合成撮影」を選択実行すると、デジタルカメラ1Aは状態ST901へ移行する。状態ST901は「多重合成撮影モード」の撮影待機状態であり、液晶モニタ9にはライブビューが表示される。状態ST901においてメニューボタン11aが押下されると、デジタルカメラ1Aは状態ST911へ移行して、液晶モニタ9には撮影メニューが表示される。状態ST901においてモード切り替えボタン10が押下されると、デジタルカメラ1Aは「連続撮影モード」に設定される。また、状態ST901においてシャッタボタン7がS1状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST902へ移行する。
状態ST902〜ST904では「多重合成撮影」の1回目の撮影が行われる。
状態ST902では、AF,AEおよびAWB等の撮影準備動作が実行される。これらの処理が完了すると、デジタルカメラ1Aは状態ST903へ移行して、1回目の本撮影動作への移行の待機状態となる。
状態ST903においてシャッタボタン7がS2状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST904へ移行して、1回目の本撮影動作が実行される。すなわち、CCD31において露光が行われて1コマの画像データが生成され、当該画像データが画像メモリ41aに一時的に格納される。しかる後に、デジタルカメラ1Aは状態ST905へ移行する。
状態ST905は「多重合成撮影モード」の撮影待機状態であり、液晶モニタ9にはライブビューが表示される。状態ST905においてシャッタボタン7がS1状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST906へ移行する。
状態ST906〜ST908では「多重合成撮影」の2回目の撮影が行われる。
状態ST906では、AF,AEおよびAWB等の撮影準備動作が実行される。これらの処理が完了すると、デジタルカメラ1Aは状態ST907へ移行して、2回目の本撮影動作への移行の待機状態となる。
状態ST907においてシャッタボタン7がS2状態となったことが検出されると、デジタルカメラ1Aは状態ST908へ移行して、2回目の本撮影動作が実行される。すなわち、CCD31において露光が行われて1コマの画像データが生成され、当該画像データが画像メモリ41aに一時的に格納される。
状態ST909では、画像メモリ41aに格納された2枚の撮影画像から1枚の合成画像が生成され、画像メモリ41aに記録される。より具体的には、2枚の画像データを構成する画素データを加算する処理が行われる。しかる後に、デジタルカメラ1Aは状態ST910へ移行する。
状態ST910では、画像メモリ41aに一時的に格納された画像データをメモリカード5へ記録する多重合成撮影記録処理が実行される。しかる後にデジタルカメラ1Aは状態ST901へ戻る。
○多重合成撮影記録処理;
図22は、状態ST910(図21)の多重合成撮影記録処理の動作フローを示すフローチャートである。
動作フローの最初のステップS1001では、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達しているかどうかによって分岐処理が行われる。達している場合、動作フローはステップS1002へ移行する。達していない場合、カレント記録フォルダを維持したまま、動作フローは記録を行うステップS1004へ移行する。
ステップS1002では記録フォルダが新規作成され、続くステップS1003ではカレント記録フォルダが当該新規記録フォルダへ変更される。しかる後に動作フローはステップS1004へ移行する。
ステップS1004では、画像メモリ41aに格納された多重合成撮影に係る画像データがカレント記録フォルダに対して画像ファイルとして記録され、多重合成撮影記録処理の動作フローが終了する。
この動作フローによれば、カレント記録フォルダ内の画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達しても、多重合成撮影における最初の撮影に係る画像ファイルの記録から最後の撮影に係る画像ファイルの記録までカレント記録フォルダが一定に維持される。これにより、関連付けられた画像ファイルがひとつの記録フォルダに格納されるので、画像ファイルの検索が容易になる。この記録フォルダは、最初の撮影時に画像ファイル数が上限画像ファイル数Nmaxに達していない限りは、直前の撮影におけるカレント記録フォルダとなる。
<<第2実施形態>>
第2実施形態に係るデジタルカメラ1Bは、デジタルカメラ1Aと類似の構成を有する。しかし、デジタルカメラ1Bの制御プログラム42aはデジタルカメラ1Aと異なっている。これにより、デジタルカメラ1Bにおいては、メモリカード5の使用状態に代わり、プリント指定されている画像ファイル数(以下では「プリント指定数」とも称する)を液晶モニタ9に表示可能となっている。以下では、この相違点について説明するが、デジタルカメラ1Aとの共通の構成および動作については同一の参照番号を用いて詳細説明は省略する。
<プリント指定数表示>
第2実施形態のデジタルカメラ1Bは、プリント指定数をフイルム本数換算して液晶モニタ9に表示可能となっている。このプリント指定数表示PSD1の一例を図23に示す。
図23に示すように、液晶モニタ9には、プリント指定数のフイルム本数換算値CV2が表示されている。図23では、フイルム本数換算値として「2本」が表示されている。なお、フイルム本数換算値に併せて、プリント指定数そのものも表示しても良い。
続いて、プリント指定数表示におけるデジタルカメラ1Bの動作フローを図24のフローチャートを参照しながら説明する。
動作フローの最初のステップS501では、ファイル管理部45がメモリカード5にアクセスして、プリント指定ファイルの記述内容からプリント指定数PSを検出する。このプリント指定数PSは、プリント指定ファイルにプリントジョブ情報として記述されているプリント枚数を読み出すことによって検出される。
ステップS501に続くステップS502では、表示方式による分岐処理が行われる。表示方式が「フイルム本数換算」である場合、動作フローはステップS503へ移行する。表示方式が「実サイズ」である場合、動作フローはステップS505へ移行する。
ステップS503では、プリント指定数PSを換算単位Mで除した商(整数;余りは切り捨て)がフイルム本数換算値として算出され、続くステップS504で液晶モニタ9に表示される。しかる後に、プリント指定数表示の動作フローが終了する。
ステップS505では、プリント指定数がフイルム本数に換算されることなく、そのまま液晶モニタ9に表示される。しかる後に指定状態表示の動作フローが終了する。
なお、上述のプリント指定数表示の動作フローはバックグラウンドで常時実行されるので、フイルム本数換算の基礎となる換算単位Mやプリント指定数PS等が変化すると、略同時にフイルム本数換算値が更新され、液晶モニタ9に表示されるフイルム本数換算値も更新される。したがって、新たにプリント指定やその解除が行われると、フイルム本数換算値が更新され、液晶モニタ9に表示されるプリント本数換算値の情報も更新される。これにより、プリント指定数の変更可否の決定が容易になる。
このような動作フローにより、表示方式が「フイルム本数換算表示」に設定されている場合、プリント指定数がフイルム本数換算値に換算されて、その情報が液晶モニタ9に表示される。これにより、銀塩カメラの取り扱いには習熟しているがデジタルカメラの取り扱いには習熟していないユーザもプリント指定数を容易かつ直感的に認識可能となる。また、上述の説明では、フイルム本数換算値の情報としてフイルム本数換算値そのものが数字で表示される例を示したが、表示方法はこれに限定されない。例えば、フイルム本数換算値の数に相当する数の所定のアイコンを表示してもよい。また、使用状態やフイルム本数換算値を算出する場合の除算においては余りを切り捨ている処理を行ったが、余りの取り扱い方法はこれに限定されず、切り上げ処理や四捨五入処理等を行ってもよい。また、フイルム本数換算値が小数点以下の桁を含んでいてもよい。
<<変形例>>
○画像ファイルのファイル名に含まれる連番について;
上述の実施の形態では、各記録フォルダごとに連番が付与される例を示したが、図25のフォルダツリーT3に示すように、記録フォルダに関わらず通し番号の連番が付与されても良い。これにより、ファイル名の重複がなくなるので、異なる記録フォルダに記録された画像ファイルを同一のフォルダにコピーする場合にファイル名をリネームする必要がなくなる。
デジタルカメラ1Aを正面側から見た斜視図である。 デジタルカメラ1Aを背面側から見た斜視図である。 デジタルカメラ1Aの内部機能を示すブロック図である。 メモリカード5のファイル構成およびフォルダ構成の一例を概念的に示す図である。 画像ファイルのデータ構造を示す図である。 デジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の概略を示す状態遷移図である。 「1コマ撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 「連続撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 「動画撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 「再生モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 設定初期化の動作フローを示すフローチャートである。 記録処理の動作フローを示すフローチャートである。 撮影メニューにおけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 再生メニューにおけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 メモリカード5の装着時のフォルダ処理を示すフローチャートである。 使用状態表示の一例を示す図である。 使用状態表示におけるデジタルカメラ1Aの動作フローを示すフローチャートである。 「ブラケット撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 アフタービュー画面を例示する図である。 ブラケット撮影記録処理の動作フローを示すフローチャートである。 「多重合成撮影モード」におけるデジタルカメラ1Aの動作状態の遷移の詳細を示す状態遷移図である。 多重合成撮影記録処理の動作フローを示すフローチャートである。 プリント指定状態表示の一例を示す図である。 プリント指定状態表示におけるデジタルカメラ1Bの動作フローを示すフローチャートである。 メモリカード5のファイル構成およびフォルダ構成の一例を概念的に示す図である。
符号の説明
1A,1B デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 光学ファインダ
4 内蔵フラッシュ
5 メモリカード
6 電源ボタン
7 シャッタボタン
8 マイク
9 液晶モニタ
10 モード切り替えボタン
11,12 ボタン群
11a メニューボタン
11b 液晶モニタボタン
11c フラッシュモードボタン
12L 左キー
12R 右キー
12U 上キー
12D 下キー
12E 実行キー
13 DC入力端子
14 アクセスLED
15 蓋
16 USB端子
17 AV出力端子
200 画像ファイル
BD 筐体
T1,T3 フォルダツリー

Claims (14)

  1. 撮影画像を記録媒体に記録するデジタルカメラであって、
    撮影を行い、撮影画像に係る画像データを生成する撮影手段と、
    前記記録媒体の記憶領域内に作成された記録区画に前記画像データを画像ファイルとして記録する記録手段と、
    前記記憶領域の使用状態を画像ファイル数に換算して使用状態値として特定する特定手段と、
    所定値を単位として前記使用状態値を換算表現した換算値を算出する算出手段と、
    前記換算値の情報を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
    記録可能な画像ファイル数の上限が前記記録区画に設定されており、
    前記所定値が前記上限と一致することを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記使用状態値が、前記記録媒体の使用済容量を画像ファイルのファイルサイズで除した商に基づいて決定されることを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記使用状態値が、前記記録媒体の空容量を画像ファイルのファイルサイズで除した商に基づいて決定されることを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、
    前記ファイルサイズの設定を変更する変更手段をさらに備え、
    前記ファイルサイズの設定の変更に応答して、
    前記使用状態値と前記換算値とが更新されるとともに、
    前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、
    前記記録媒体への画像ファイルの記録に応答して、
    前記使用状態値と前記換算値とが更新されるとともに、
    前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、
    前記記録媒体の記憶領域に対するデータ操作を行うデータ操作手段をさらに備え、
    前記データ操作に応答して、
    前記使用状態値と前記換算値とが更新されるとともに、
    前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 撮影画像を記録媒体に記録するデジタルカメラであって、
    撮影を行い、撮影画像に係る画像データを生成する撮影手段と、
    前記記録媒体の記憶領域内に作成された記録区画に前記画像データを画像ファイルとして記録する記録手段と、
    前記記録区画に記録された画像ファイルにプリント指定を行う指定手段と、
    プリント指定された画像ファイル数を特定する特定手段と、
    所定値を単位として前記画像ファイル数を換算表現した換算値を算出する算出手段と、
    前記換算値の情報を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 請求項8に記載のデジタルカメラにおいて、
    記録可能な画像ファイル数の上限が前記記録区画に設定されており、
    前記所定値が前記上限と一致することを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 請求項8または請求項9に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記プリント指定に応答して、
    前記換算値が更新されるとともに、
    前記表示手段が前記換算値の情報の表示を更新することを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、
    前記所定値を操作者に選択させる設定手段をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  12. 撮影画像を記録媒体に記録するデジタルカメラであって、
    撮影を行い、撮影画像に係る画像データを生成する撮影手段と、
    前記記録媒体の記憶領域内に作成された、記録可能な画像ファイル数の上限が設定された記録区画に前記画像データを画像ファイルとして記録する記録手段と、
    画像ファイル数を所定値で除した商に基づいて決定される換算値を算出する算出手段と、
    前記換算値の情報を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記所定値と前記上限とを同期させて変更することを特徴とするデジタルカメラ。
  13. 請求項7に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記データ操作が記録媒体のフォーマットであることを特徴とするデジタルカメラ。
  14. 請求項7に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記データ操作が画像ファイルの削除であることを特徴とするデジタルカメラ。
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