JP2005123794A - 無線基地局および無線チャネルの割当て方法 - Google Patents

無線基地局および無線チャネルの割当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、共通の周波数帯が共用される複数の無線ゾーンが形成された無線通信システムにおいて、生起した個々の呼の受け付けの可否を判別する無線基地局および無線チャネル割当て方法に関し、簡単な制御により、他セルからの干渉を考慮した無線チャネルの割当てを行うことを目的とする。
【解決手段】符号分割多重通信方式に対応した無線基地局において、隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て状況に関する情報に基づいて、自局のセル内において割当てを許容する無線チャネル数を制御する制御手段を備えて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スペクトラム拡散通信方式に基づいて無線周波数帯が共用され、かつ互いに重なり、あるいは隣接する複数の無線ゾーンの集合としてサービスエリアの全てまたは一部が形成される無線通信システムにおいて、無線ゾーン毎に生起した呼の受け付けの可否を判別する無線基地局と、無線チャネルの割当て方法とに関する。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式が適用された移動通信システムや無線通信システムでは、個々の無線ゾーン(セクタゾーンを含む。)に位置する端末に生起した呼に対して互いに直交した異なる拡散符号が割り付けられことによって、これらの無線ゾーンにおいて無線周波数帯の共用が図られる。このような無線ゾーンは、一般に、上述した無線周波数帯における多重度が増加するほど実効的に狭められ、かつ伝送品質が劣化すると共に、無線基地局において下りのリンクに送信される電力の総和がその無線基地局に固有の物理的な上限値に達する可能性がある。
したがって、個々の無線ゾーンを形成する無線基地局では、通信サービスに供されるチャネルの数の増加を適正に抑えるためにトラヒック制御が行われる。
従来、このようなトラヒック制御は、例えば、特開平11−252640号公報に開示されるように、無線基地局毎に、種々の呼に割り付け可能な無線チャネルの数の上限値が設定され、その上限値を超えない範囲で無線チャネルの割り付けが行われることによって実現され、これらの割り付けられた無線チャネルの伝送品質の無用な劣化の抑制が図られていた。
特開平11−252640号公報(請求項1、要約) 特開平6−120872号公報(請求項1、段落0005、0006、要約) 特開平10−13937号公報(要約、図4) 特開2002−223239号公報(請求項1、6、要約) 特開平8−163630号公報(請求項1、要約) 特開平10−276468号公報(要約、請求項3) 特開平8−9464号公報(要約) 特開平9−233534号公報(要約)
しかし、特許文献1等の従来の技術においては、無線基地局は自局自身が種々の呼に割付けている無線チャネル数に応じた最大無線チャネル数の制御を行っているが、他の無線基地局における無線チャネルの割当てに対する考慮がなされていない。
一般に、スペクトラム拡散通信を適用する無線通信システムにおいては、隣接する他の無線基地局も同一の周波数を利用することでいわゆるソフトハンドオーバを可能とするが、無線ゾーンの境界付近等においては、この隣接セルからの同一周波数のスペクトラム拡散信号(拡散符号は異なる。)が干渉となる。
そこで、本発明は、自局内における無線チャネルの割当て状況だけでなく、隣接する無線基地局等の周辺の無線基地局からの干渉信号を考慮した無線チャネルの割当て制御及び無線基地局を提供することを目的とする。
尚、明細書の各所に記載した従来技術では得られることができない各種効果を得ることも本発明の目的とする。
請求項1に記載の発明では、符号分割多重通信方式に対応した無線基地局において、制御手段は、隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て状況に関する情報に基づいて、自局のセル内において割当てを許容する無線チャネル数を制御する。
すなわち、自局のセルでは、隣接する無線基地局によって形成されるセルとの間で生じ得る干渉や妨害の余裕度が上述した無線チャネルの割り当て状況に関する情報に基づいて確保され、その余裕度の範囲において無線チャネルの割当てが行われる。
したがって、伝送品質およびサービス品質が高められ、かつ高く維持される。
請求項2に記載の発明では、無線基地局に備えられた記憶手段には、自局のセル内において複数種類の通信のそれぞれについて割当てを許容するチャネル数の組み合わせを複数種類分記憶される。制御手段は、無線チャネルの割当て状況に応じて算出した値と該自局のセル内において割当てている無線チャネル数とが、上記の組み合わせのいずれかについての許容するチャネル数に収まるようにチャネル割当て制御を行う。
すなわち、自局のセルと、隣接する無線基地局によって形成されるセルとの間における干渉や妨害の余裕度は、上述した記憶手段に記憶された組み合わせの参照を伴う簡便な処理の手順に基づいて確保される。
したがって、構成が複雑化することなく伝送品質およびサービス品質が高く維持される。
請求項3に記載の発明では、符号分割多重通信方式に対応した無線基地局における無線チャネルの割当て方法において、隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て状況に関する情報が取得され、かつ自局のセル内における無線チャネルの割当て状況に該取得した情報を加味して新たな呼に対する無線チャネルの割当て制御が行われる。
すなわち、自局のセルでは、隣接する無線基地局によって形成されるセルとの間で生じ得る干渉や妨害の余裕度が上述した無線チャネルの割り当て状況に関する情報に基づいて確保され、その余裕度の範囲において無線チャネルの割当てが行われる。
したがって、伝送品質およびサービス品質が高められ、かつ高く維持される。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の無線チャネルの割当て方法において、既述の制御は、取得された情報が隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て数が増大する方向に変化する場合には、新たな呼に対する無線チャネル数を減ずる方向に制御する。
すなわち、隣接する無線無線基地局における無線チャネルの割当て数の増加により、自局における新規呼に対して割当て可能とする呼の数は減ぜられるため、このような、割当て数の増加に起因する自局内における伝送品質やサービス品質の低下が抑制される。
請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の無線チャネルの割当て方式において、既述の加味において、隣接する無線基地局において割当てられている無線チャネル数の重みを自局において割当てている無線チャネル数の重みに対して軽く評価する。
これにより、隣接無線基地局は自局からある程度離間していることによる距離による干渉の低減効果を考慮することができる。例えば、隣接する無線基地局において割当てられている無線チャネル数の1の増加に対して、自局において割当てる無線チャネル数を1減らすような関係とならず、隣接する無線基地局において割当てられている無線チャネルの複数に対して自局において割当てる無線チャネル数が1減ぜられることとなる。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第一の発明では、記憶手段には、他の無線ゾーンに隣接し、またはその無線ゾーンの周辺に形成されると共に、これらの無線ゾーンと共通の周波数帯が共用される特定の無線ゾーンに、その周波数帯の共用に起因する干渉もしくは妨害が許容される呼の数の組み合わせがこれらの呼の種別毎に予め登録される。監視手段は、呼の種別毎に、特定の無線ゾーンに残存している呼の数を監視する。制御手段は、記憶手段に登録された組み合わせの内、監視手段によって監視された呼の数の組み合わせを包含する組み合わせを取得し、特定の無線ゾーンに新規に生起した呼をその取得された組み合わせの範囲で受け付ける。
すなわち、特定の無線ゾーンに生起した何れの種別の呼についても、その特定の無線ゾーンと、この無線ゾーンに隣接し、あるいは周辺に形成された無線ゾーンとにおいて残存する呼によって共通の帯域が共用されることに起因する干渉や妨害の余裕度が確保され、その余裕度の範囲において新たに生起した呼に対する無線チャネルの割り付けが行われる。
したがって、上記の隣接する無線ゾーンや周辺に形成された無線ゾーンにおけるトラヒックの分布が何ら考慮されることなく、新たに生起した呼に無線チャネルが割り付けられる従来例に比べて、伝送品質およびサービス品質が高められ、かつ高く維持される。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第二の発明では、記憶手段には、他の無線ゾーンに隣接し、またはその無線ゾーンの周辺に形成されると共に、これらの無線ゾーンと共通の周波数帯が共用される特定の無線ゾーンに、その周波数帯の共用に起因する干渉もしくは妨害が許容される呼の数の組み合わせがこれらの呼の種別毎に予め登録される。監視手段は、呼の種別毎に、特定の無線ゾーンに残存している呼の数を監視する。制御手段は、記憶手段に登録された組み合わせの内、監視手段によって監視された呼の数の組み合わせと、呼の種別毎にハンドオフの移行先となり、あるいは着信先が発信元と共通の無線ゾーンに位置し得る呼の数の組み合わせとの和集合を包含する組み合わせを取得し、特定の無線ゾーンに新規に生起した呼をその取得された組み合わせの範囲で受け付ける。
すなわち、特定の無線ゾーンが上述した移行先となり、あるいは着信先が発信元と共にこの特定の無線ゾーンに位置し得る呼に割り付けられるべき無線リソースの余裕度が確保される。
したがって、このような呼の通信路が確度高く確保され、かつサービス品質や通信品質が高められると共に、高く維持される。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第三の発明では、制御手段は、残存する音声系の呼が減少したときに、取得された組み合わせに含まれる音声系の呼の数を段階的に減じる。
すなわち、多数の音声系の呼が急激に消滅した場合であっても、これらの呼に割り付けられていた無線リソースがデータ系の呼に対して速やかに割り付けられることが回避される。
したがって、音声系の呼に割り付け可能な無線リソースの余裕度が安定に確度高く確保される。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第四の発明では、記憶手段に登録された組み合わせは、呼の種別毎に、他の無線ゾーンから到来し得る干渉波の最大のレベルに対して所望の伝送品質が確保される呼の数の組み合わせである。
すなわち、新たに生起した何れの種別の呼についても、特定の無線ゾーンに、隣接する無線ゾーンやその特定の無線ゾーンの周辺に形成された他の無線ゾーンから最大のレベルで到来し得る干渉波に起因する伝送品質の劣化が許容される場合に限って、チャネル制御が開始される。
したがって、ゾーン構成と、上述した特定の無線ゾーンおよび他の無線ゾーンにおける端末の分布やトラヒックの分布に対する柔軟な適応が可能となり、かつサービス品質や伝送品質が平均的に高く維持される。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第五の発明では、負荷率監視手段は、特定の無線ゾーンの負荷率を監視する。制御手段は、監視された負荷率が既定の閾値を超える頻度が所定の上限値を上回ったときに、取得された組み合わせに呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する。
すなわち、負荷率が頻繁に上限値を上回る期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、受け付けに際して割り付けられるべき無線リソースの余裕度が少なめに設定される。
したがって、負荷率が上述した上限値を上回る頻度の如何にかかわらず、新たに生起した呼が受け付けられる場合に比べて、特定の無線ゾーンに隣接し、あるいは周辺に形成された他の無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第六の発明では、負荷率監視手段は、特定の無線ゾーンの負荷率を監視する。制御手段は、特定の無線ゾーンについて、監視された負荷率と、呼の種別毎にハンドオフの移行先となり、あるいは着信先が発信元と共通の無線ゾーンに位置し得る呼の数の組み合わせに相当する増分との和が既定の閾値を超える頻度が所定の上限値を上回ったときに、取得された組み合わせに呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する。
すなわち、特定の無線ゾーンが上述した移行先となり、あるいは着信先が発信元と共にこの特定の無線ゾーンに位置し得る呼に割り付けられるべき無線リソースの余裕度が確保される。
したがって、このような呼の通信路が確度高く確保され、かつサービス品質や通信品質が高められると共に、高く維持される。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第七の発明では、負荷率監視手段は、特定の無線ゾーンの負荷率を監視する。トラヒック監視手段は、他の無線ゾーンにおけるトラヒックの分布を監視する。制御手段は、特定の無線ゾーンについて、監視された負荷率と、トラヒックの分布に基づいて定まるその負荷率の増分との和が既定の閾値を超える頻度が所定の上限値を上回ったときに、取得された組み合わせに呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する。
すなわち、特定の無線ゾーンに他の無線ゾーンから到来し、かつ干渉や妨害の要因となる無線信号が無視されることなく負荷率が評価され、その負荷率が頻繁に上限値を上回る期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けられるべき無線リソースの余裕度が少なめに設定される。
したがって、特定の無線ゾーンだけではなく、上述した他の無線ゾーンについても、その特定の無線ゾーンにおいて新たに生起した呼に割り付けられた無線リソースによる干渉や妨害の加速的な増加が確度高く回避される。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第八の発明では、トラヒック監視手段は、他の無線ゾーンにおいて生起した音声系とデータ系とのそれぞれの完了呼の数をトラヒックの分布として監視する。制御手段は、データ系の完了呼の数が大きいほど大きく、かつ音声系の完了呼の数が小さいほど小さい重みで負荷率の増分を重み付けして適用する。
すなわち、負荷率は、他の無線ゾーンにおいて残存している電話系の完了呼が少ないほど小さく重み付けられ、これらの他の無線ゾーンにおいて並行して残存し、かつ電話系の呼に比べて割り付けられる送信電力が大きいデータ系の完了呼の数が大きいほど大きく重み付けられることによって求められる。
したがって、上述したデータ系の完了呼の数が大きいほど、特定の無線ゾーンでは、新たに生起したデータ系の呼の受け付けが抑制され、かつ新たに生起した音声系の呼が優先的に受け付けられる。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第九の発明では、伝送品質監視手段は、特定の無線ゾーンについて、音声系の完了呼の伝送品質を監視する。制御手段は、伝送品質が既定の下限値を下回る期間に、取得された組み合わせに呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する。
すなわち、音声系の完了呼の伝送品質が劣化した期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けが許容されるべき無線リソースの余裕度が少なめに設定される。
したがって、上述した伝送品質の如何にかかわらず、新たに生起した呼が受け付けられる場合に比べて、音声系の完了呼の伝送品質の低下が緩和され、かつ既述の他の無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第十の発明では、伝送品質監視手段は、特定の無線ゾーンについて、データ系の完了呼の伝送品質を監視する。制御手段は、伝送品質が既定の下限値を下回る期間に、取得された組み合わせに呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する。
すなわち、データ系の完了呼の伝送品質が劣化した期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けが許容されるべき無線リソースの余裕度が少なめに設定される。
したがって、上述した伝送品質の如何にかかわらず、新たに生起した呼が受け付けられる場合に比べて、個々の音声系の完了呼の伝送品質の低下が緩和され、かつ既述の他の無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第十一の発明では、伝送品質監視手段は、特定の無線ゾーンについて、データ系の完了呼の伝送品質を監視する。制御手段は、伝送品質が劣化する頻度が所定の下限値を下回ったときに、取得された最新の組み合わせを再度の取得の対象から除外されるべき組み合わせと識別する。
すなわち、制御手段によって取得された最新の組み合わせであっても、データ系の完了呼の伝送品質が頻繁に劣化する場合には、その組み合わせが再び制御手段によって取得されることが回避される。
したがって、特定の無線ゾーンおよび他の無線ゾーンの構成、地理的なプロフィール、これらの無線ゾーンにおける端末やトラヒックの分布その他に対する柔軟な適応が図られ、かつデータ系の完了呼の伝送品質が際限なく劣化することが回避される。
上述したように請求項1および請求項3に記載の発明では、伝送品質およびサービス品質が高められ、かつ高く維持される。
また、請求項2に記載の発明では、構成が複雑化することなく伝送品質およびサービス品質が高く維持される。
さらに、請求項4に記載の発明では、隣接する無線無線基地局における無線チャネルの割当て数の増加に起因する伝送品質やサービス品質の低下が抑制される。
また、請求項5に記載の発明では、自局のセルにおいて割当てが許容される無線チャネル数は、そのセルと、隣接する無線基地局によって形成されるセルとの地理的あるいは物理的配置に適応した大きめの値に設定され得る。
さらに、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第一の発明では、隣接する無線ゾーンや周辺に形成された無線ゾーンにおけるトラヒックの分布が何ら考慮されることなく、新たに生起した呼に無線チャネルが割り付けられる従来例に比べて、伝送品質およびサービス品質が高められ、かつ高く維持される。
また、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第二の発明では、特定の無線ゾーンが移行先となり、あるいは着信先が発信元と共にこの特定の無線ゾーンに位置し得る呼の通信路が確度高く確保され、かつサービス品質や通信品質が高められると共に、高く維持される。
さらに、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第三の発明では、音声系の呼に割り付け可能な無線リソースの余裕度が安定に確度高く確保される。
また、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第四の発明では、ゾーン構成と、既述の特定の無線ゾーンおよび他の無線ゾーンにおける端末の分布やトラヒックの分布に対する柔軟な適応が可能となり、かつサービス品質や伝送品質が平均的に高く維持される。
さらに、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第五の発明では、負荷率が既述の上限値を上回る頻度の如何にかかわらず、新たに生起した呼が受け付けられる場合に比べて、特定の無線ゾーンに隣接し、あるいは周辺に形成された他の無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
また、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第六の発明では、特定の無線ゾーンが移行先となり、あるいは着信先が発信元と共にこの特定の無線ゾーンに位置し得る呼の通信路が確度高く確保され、かつサービス品質や通信品質が高められると共に、高く維持される。
さらに、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第七の発明では、特定の無線ゾーンだけではなく、既述の他の無線ゾーンについても、その特定の無線ゾーンにおいて新たに生起した呼に割り付けられた無線リソースによる干渉や妨害の加速的な増加が確度高く回避される。
また、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第八の発明では、電話系の呼に比べて割り付けられる送信電力が大きいデータ系の完了呼の数が大きいほど、特定の無線ゾーンでは、新たに生起したデータ系の呼の受け付けが抑制され、かつ新たに生起した音声系の呼が優先的に受け付けられる。
さらに、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第九の発明では、音声系の完了呼の伝送品質の如何にかかわらず、新たに生起した呼が受け付けられる場合に比べて、個々の音声系の完了呼の伝送品質の低下が緩和され、かつ既述の他の無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
また、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第十の発明では、データ系の完了呼の伝送品質の如何にかかわらず、新たに生起した呼が受け付けられる場合に比べて、音声系の完了呼の伝送品質の低下が緩和され、かつ既述の他の無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
さらに、請求項1ないし請求項5に記載の発明に関連した第十一の発明では、特定の無線ゾーンおよび他の無線ゾーンの構成、地理的なプロフィール、これらの無線ゾーンにおける端末やトラヒックの分布その他に対する柔軟な適応が図られ、かつデータ系の完了呼の伝送品質が際限なく劣化することが回避される。
したがって、これらの発明が適用された無線通信システムでは、複数の無線ゾーンにおける共通の帯域の共用を可能とする多元接続方式の下で、送信電力、無線周波数その他の無線リソースが個々の無線ゾーンにおけるトラヒックの分布に適応した形態で配分され、かつ総合的な信頼性の向上に併せて、安価に高い伝送品質やサービス品質が確保される。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第一ないし第十一の実施形態を示す図である。
図において、アンテナ11の給電点はサーキュレータ12の第一の開口に接続され、そのサーキュレータ12の第二の開口は受信部13の入力に接続される。受信部13の出力には複数Nのセル対応部14-1〜14-Nの入力が接続され、これらのセル対応部14-1〜14-Nの「第一の出力」には個別に復号データが出力される。これらの復号データは信号処理部15およびプロセッサ16の対応する入力ポートに与えられ、かつセル対応部14-1〜14-Nの「第二の出力」は信号処理部15の対応する入力ポートに接続される。信号処理部15は、DMAチャネルその他の物理的なリンクを介してプロセッサ16に接続される。複数Nのセル対応部14-1〜14-Nの内、セル対応部14-1のみの「第二の出力」はTPCコマンド生成部17の入力に接続され、そのTPCコマンド生成部17の出力は多重化部18の特定の入力に接続される。多重化部18が有する他の複数の入力には個別に送信データ(ここでは、簡単のため、伝送路符号化およびインタリーブ処理が施されることによって生成されたベースバンド信号として与えられると仮定する。)が与えられ、その多重化部18の出力は送信部19を介してサーキュレータ12の第三の開口に接続される。なお、図1は、無線基地局へ適用した場合の図である。
セル対応部14-1は、下記の要素から構成される。
・ 受信部13の出力に直列に接続された逆拡散部21-1
・ その逆拡散部21-1の入力と共に受信部13の出力に入力が接続され、かつ出力がこの逆拡散部21-1の拡散符号入力に接続されたパス検出部22-1
・ 逆拡散部21-1の出力に直列に接続されたRAKE合成部23-1
・ そのRAKE合成部23-1の入力と共に逆拡散部21-1の出力に入力が接続され、かつ出力(既述の「第二の出力」に相当する。)が既述のTPCコマンド生成部17の入力と、信号処理部15の対応する入力とに接続されたSIR測定部24-1
・ RAKE合成部23-1の出力に直列に接続されたデインタリーブ部25-1
・ そのデインタリーブ部25-1にさらに直列に接続され、かつ出力(既述の「第一の出力」に相当する。)に、上述した復号データが出力される誤り訂正復号化部26-1
なお、セル対応部14-2〜14-Nの構成については、「第二の出力」がTPCコマンド生成部17の入力に接続されない点を除いて、セル対応部14-1の構成と同じであるので、以下では、対応する構成要素に添え番号「1」に代わる添え番号「2」〜「N」が付加された同じ符号を付与し、ここではその説明および図示を省略する。
[第一の実施形態]
図2は、本発明の第一の実施形態のフローチャートである。
以下、図1および図2を参照して本発明の第一の実施形態を説明する。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16がセル対応部14-1〜14-Nと連係して行う下記の処理の手順にある。
以下、このような処理の前提となる各部の基本的な動作を説明する。
多重化部18は、所定のチャネル配置やチャネル制御の下で割り付けられた個々のチャネルを介して個々の端末宛に伝送されるべき伝送情報に下記の処理が予め施されることによって生成された送信データと、後述する「TPCコマンド」とを多重化することによって「送信ベースバンド信号」を生成する。
・ 所定の形式のフレームやスロットへの配分と、これらのフレームやスロットの適正なフィールドに対する配置
・ CRC(Cyclic Redundancy Check)コードの付加
・ 誤り訂正符号化(伝送路符号化)
・ レートマッチング処理
・ インタリーブ処理
送信部19は、このような「送信ベースバンド信号」に下記の処理を施すことによって無線周波信号(以下、「送信波」という。)を生成し、かつサーキュレータ12およびアンテナ11を介してその送信波を送信する。
・ 信号空間上における適正な信号点へのマッピング
・ ベースバンド領域における拡散処理
・ 直交変調
・ 所望の無線周波数帯への周波数変換
・ 電力増幅(所定の送信電力制御の下で行われる。)
また、アンテナ11を介して形成される無線ゾーンに位置する端末からそのアンテナ11に到来した受信波は、サーキュレータ12を介して受信部13に与えられる。受信部13は、その受信波をヘテロダイン(ホモダイン)検波し、その結果として得られた信号をA/D変換することによって「受信ディジタル信号」を生成すると共に、その「受信ディジタル信号」をセル対応部14-1〜14-Nに並行して与える。
以下、これらのセル対応部14-1〜14-Nに共通の事項については、添え番号「1」〜「N」の何れにも該当し得ることを意味する添え文字「i」を対応する要素の符号に付加して記述する。
セル対応部14-1〜14-Nには、既述の通りにCDMA方式の下で同じ無線周波数帯が共用されることによって形成される個々の無線ゾーンに対応づけられ、かつ互いに直交するユニークな拡散符号が予め、あるいは所定のチャネル制御(ここでは、簡単のため、プロセッサ16の主導の下で行われると仮定する。)の下で与えられる。
セル対応部14-iでは、パス検出部22-iは、その拡散符号を示す拡散信号と、「受信ディジタル信号」と相関の結果が最大となる時点を特定し、この「受信ディジタル信号」に対するその拡散信号の位相の誤差を補正することによって「逆拡散信号」を生成する。逆拡散部21-iは、その「逆拡散信号」との乗算として上述した「受信ディジタル信号」の逆拡散処理を行うことによって、「受信ベースバンド信号」を生成する。RAKE合成部23-iは、アンテナ11に到来した受信波の成分の内、伝搬遅延時間が異なる複数の伝搬路(マルチパス等として形成される。)を介して到来した主要な成分を最大比合成することによって「合成ベースバンド信号」を生成する。デインタリーブ部25-iは、その「合成ベースバンド信号」に、上述した受信波の送信端である端末がその受信波を生成する過程で行った「インタリーブ処理」と反対の処理である「デインタリーブ処理」を施す。さらに、誤り訂正復号化部26-iは、例えば、ターボ復号処理等の「誤り訂正復号化処理」を行うことによって、この端末によって送信された伝送情報を示す復号データを復元する。
以下では、このような送信端となり得る端末に生起し得る「音声系の完了呼」、「第一のデータ系の完了呼(ここでは、簡単のため、「下りのリンクの伝送速度が384キロビット/秒であるパケット伝送サービス」が提供される呼であると仮定する。)」、「第二のデータ系の完了呼(ここでは、簡単のため、「下りのリンクの伝送速度が768キロビット/秒であるパケット伝送サービス」が提供される呼であると仮定する。)」に個別に割り付けられる標準的な下り送信電力(送信電力制御の下で増減される値を含まない。)については、それぞれ単位送信電力p_u、P1_u(>p_u)、P2_u(>P1_u)と表記する。
さらに、以下では、簡単のため、これらの「音声系の完了呼」、「第一のデータ系の完了呼」、「第二のデータ系の完了呼」の下りのリンクにそれぞれの呼種別について並行して割り付けられることが許容されるべき送信電力の総和の最大値については、それぞれ最大送信電力p_max、P1_max、P2_maxと表記する。
プロセッサ16の主記憶の記憶領域(無線基地局内、または別の上位装置等に設けられてもよい。)には、図3に示すように、自局によって形成される無線ゾーン(以下、「特定の無線ゾーン」という。)と、その特定の無線ゾーンに隣接し、あるいはこの特定の無線ゾーンの周辺に形成される他の無線ゾーンとに個別に付与されたユニークなゾーン識別子に対応し、かつ下記のカレント呼数x_c、X1_c、X2_cがそれぞれ格納されるべき3つのフィールドから構成されたレコードの集合であるカレント呼数レジスタ16R_cが配置される。なお、カレント呼数とは、各無線ゾーンにおいて現在残存する呼数である。
・ 該当する無線ゾーンにおいて、現在残存する「音声系の完了呼」の数であるカレント呼数x_c
・ 該当する無線ゾーンにおいて、現在残存する「第一のデータ系の完了呼」の数であるカレント呼数X1_c
・ 該当する無線ゾーンにおいて、現在残存する「第二のデータ系の完了呼」の数であるカレント呼数X2_c
また、プロセッサ16の主記憶の記憶領域には、図4に実線で示すように、特定の無線ゾーンに同時に存続し、かつ下りのリンクに対する送信が許容され得る「音声系の完了呼」、「第一のデータ系の完了呼」および「第二のデータ系の完了呼」のそれぞれの数(以下、「呼数」という。)x、X1、X2の全ての組み合わせに対応し、これらの呼数x、X1、X2がそれぞれ予め格納された個別のフィールドを有すると共に、これらの組み合わせ毎に「呼数x、X1、X2と既述の単位送信電力p_u、P1_u、P2_uとの積和(以下、「推定干渉量」という。)」の昇順にソーティングされたレコードの集合として構成された呼数組み合わせテーブル16T_comb が配置される。
プロセッサ16は、下記の処理を行う。
(カレント呼数レジスタ16R_cの更新)
・ 特定の無線ゾーンにおいてチャネル割当て、またはチャネルの解放を行うと、これにより変化した後の「音声系の完了呼」の数n_local、「第一のデータ系の完了呼」の数N1_localおよび「第二のデータ系の完了呼」の数N2_localを算出し、かつカレント呼数レジスタ16R_cの対応するレコードおよびフィールドに、これらの数n_local、N1_local、N2_localを格納する。
すなわち、チャネル割当て(または解放)を行うと、カレント呼数レジスタ16R_cから対応する呼の呼数を読み出し、インクリメント(デクリメント)して数n_local、N1_local、N2_localの何れかを算出し、再びカレント呼数として格納する。
・ 他の無線基地局(特定の無線ゾーンに隣接し、あるいは周辺に形成されたk個の周辺無線ゾーンをそれぞれ形成する。)と適宜連係することによって、これらの周辺無線ゾーンにそれぞれ並行して存続する「電話系の完了呼」の数n_other1〜n_otherk、「第一のデータ系の完了呼」の数N1_other1〜N1_otherkおよび「第二のデータ系の完了呼」の数N2_other1〜N2_otherkを取得し、カレント呼数レジスタ16R_cの対応するレコードおよびフィールドに、これらの数を格納する。
さらに、プロセッサ16は、所定の周期または頻度で、または新規呼発生時等において、カレント呼数レジスタ16R_cを参照することによって下記の処理を行う。
(カレントポインタの生成)
・ 特定の無線ゾーンに存続する「電話系の完了呼」の数n_localと、個々の周辺無線ゾーンに並行して存続する「電話系の完了呼」の数n_other1〜n_otherk(kは自然数)をカレント呼数レジスタ16R_cから読み出して、この特定の無線ゾーンに対してその特定の無線ゾーンと個々の周辺無線ゾーンとから到来する無線周波信号によって、「電話系の完了呼」に及ぼされ得る干渉や妨害の程度を示し、かつ後述する通りに設定される係数c_local、c_other1〜c_otherkとを含む下式(1) が成立する干渉量換算値x_ev を算出する(図2(1))。
Figure 2005123794
・ 特定の無線ゾーンに存続する「第一のデータ系の完了呼」の数N1_localと、個々の周辺無線ゾーンに並行して存続する「第一のデータ系の完了呼」の数N1_other1〜N1_otherk(kは既知の自然数iの最大値)をカレント呼数レジスタ16R_cから読み出して、この特定の無線ゾーンに対してその特定の無線ゾーンと個々の周辺無線ゾーンとからそれぞれ到来する無線周波信号によって、「第一のデータ系の完了呼」に及ぼされ得る干渉や妨害の程度を示し、かつ後述する通りに設定される係数C1_local、C1_other1〜C1_otherkと、既述の単位送信電力p_u、P1_uとを含む下式(2) が成立する干渉量換算値X1_ev を算出する(図2(2))。
Figure 2005123794
・ 特定の無線ゾーンに存続する「第二のデータ系の完了呼」の数N2_localと、個々の周辺無線ゾーンに並行して存続する「第二のデータ系の完了呼」の数N2_other1〜N2_otherk(kは既知の自然数iの最大値)をカレント呼数レジスタ16R_cから読み出して、この特定の無線ゾーンに対してその特定の無線ゾーンと個々の周辺無線ゾーンとからそれぞれ到来する無線周波信号によって、「第二のデータ系の完了呼」に及ぼされ得る干渉や妨害の程度を示し、かつ後述する通りに設定される係数C2_local、C2_other1〜C2_otherkと、既述の単位送信電力p_u、P2_uとを含む下式(3) が成立する干渉量換算値X2_ev を算出する(図2(3))。
Figure 2005123794
・ 呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの値x、X1、X2がそれぞれ上述した干渉量換算値x_ev 、X1_ev 、X2_ev 以上であり、かつ下式(4) で示される誤差εが最小であるレコード(以下、「特定のレコード」という。)を特定する(図2(4))。
ε=p_u・(x_ev−x)+P1_u・(X1_ev−X1)+P2_u・(X2_ev−X2) …(4)
・ 呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、既述の「推定干渉量」の昇順にこのような「特定のレコード」に後続し、かつ「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの値x、X1、X2がそれぞれ上述した干渉量換算値x_ev 、X1_ev 、X2_ev 以上である「後続レコード」を特定し(図2(5))、その「後続レコード」を示すポインタ(以下、「カレントポインタ」という。)を保持する(図2(6))。例えば、ポインタとして、対応レコードにフラグ「1」を対応づけて記憶する。
また、プロセッサ16は、特定の無線ゾーンにつき新たな呼が生起する度に、その呼にかかわるチャネル制御を下記の手順に基づいて起動する。
(チャネル割当て制御)
・ 生起した呼の種別を識別する(図2(7))。
・ 上述した「後続レコード」の「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの各値x、X1、X2の内、このようにして識別された呼の種別に対応する値MAX(以下、「上限呼数」という。)を特定する(図2(8))。
・ その呼と種別が共通である既存の完了呼の数(カレント呼数レジスタ16R_cの対応するレコードおよびフィールドに格納されている数n_local、N1_local、N2_localの何れか)を特定する(図2(9))。
・ その完了呼の数が上述した「上限呼数MAX」未満か否か(すなわち、この生起した呼を受け入れるかどうか)を判別する(図2(10))。
・ この判別の結果が真である場合に限って該当する呼にかかわるその呼の種別に応じたチャネル割当て制御を開始する(図2(11))。
すなわち、特定の無線ゾーンに生起した何れの種別の呼についても、ハードウエアの基本構成が変更されることなく、その特定の無線ゾーンと、この無線ゾーンの周辺無線ゾーンとにおいて存続する完了呼に割り付けられた送信電力に起因する干渉や妨害に対する余裕度が確保され、その余裕度の範囲において無線チャネル(拡散符号)および送信電力の割り付けが行われる。
したがって、本実施形態によれば、新たに生起した呼に対して、周辺無線ゾーンにおけるトラヒックの分布が考慮されることなく無線チャネルおよび送信電力の割り付けが行われていた従来例に比べて、構成が複雑化することなく伝送品質およびサービス品質が高められ、かつ高く維持される。
なお、本実施形態では、既述の係数c_local、C1_local、C2_local、c_other1〜c_otherk、C1_other1〜C1_otherk、C2_other1〜C2_otherkの具体的な値がされていない。
しかし、これらの係数c_local、C1_local、C2_local、c_other1〜c_otherk、C1_other1〜C1_otherk、C2_other1〜C2_otherkの値は、特定の無線ゾーンと周辺無線ゾーンとの配置だけではなく、これらの無線ゾーンにかかわる下記の事項に適合する限り、如何なる定数または変数として設定されてもよい。
・ 特定の無線ゾーンと周辺無線ゾーンとの地理的なプロフィール(地形や地物の配置および分布を含む。)
・ これらの無線ゾーンにおける「完了呼が生起した端末」の位置および分布
また、上述した係数c_local、C1_local、C2_local、c_other1〜c_otherk、C1_other1〜C1_otherk、C2_other1〜C2_otherkの値は、例えば、該当する無線ゾーンに存続する種別毎の完了呼の数が大きいほど、小さめに設定されることによって、『このような完了呼の数の増加に応じて、干渉の要因となる無線周波信号のレベルの分散が減少する「大数の定理」』に対する考慮が図られてもよい。
さらに、本実施形態では、既述の「後続レコード」は、『呼数組み合わせテーブル16T_comb において「特定のレコード」に後続し、かつ「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの値x、X1、X2がそれぞれ上述した干渉量換算値x_ev 、X1_ev 、X2_ev 以上である』との条件が成立するレコードとして特定されている。
しかし、上述した条件に併せて、例えば、既述の「流入呼」と「折り返し呼」とに割り付けられるために確保されるべき送信電力に相当する余裕度Δが下記の式(5) で与えられるレコードとして、「特定のレコード」が特定されることによって、これらの流入呼や折り返し呼に割り付けられ得る送信電力が別途確保されてもよい。
Δ≧p_u・(x_ev−x)+P1_u・(X1_ev−X1)+P2_u・(X2_ev−X2) …(5)
[第二の実施形態]
以下、図1および図2を参照して本発明の第二の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16によって行われる下記の処理の手順にある。
プロセッサ16は、既述の「特定のレコード」を特定する処理(図2(1)〜(4)) に並行して、下記の処理を行う。
・ 「音声系の完了呼」の数n_localの履歴をとり、その数n_localの変化率δn_localを求める。
・ その変化率δn_localが既定の閾値th(<0)を下回るか否かの判別を行う。
また、プロセッサ16は、上述した「特定のレコード」を特定する処理の過程では、その判別の結果が真である場合に限って、(th−δn_local)に対する単調増加関数として与えられる補正値Aに対して下式(6) で示される干渉量換算値x_ev′ を既述の干渉量換算値x_ev に代えて適用する。
x_ev′ =x_ev+A …(6)
すなわち、「音声系の完了呼」の数n_localが急激に減少しても、その数n_localの減少分の一部は、疑似的に存続する音声系の呼として見なされる。
このように本実施形態によれば、急激に消滅した多数の「音声系の完了呼」に割り付けられていた送信電力が「第一のデータ系の完了呼」や「第二のデータ系の完了呼」に対して速やかに割り付けられることが回避されるので、「音声系の完了呼」に割り付け可能な送信電力の余裕度が安定に確度高く確保される。
[第三の実施形態]
以下、図1および図2を参照して本発明の第三の実施形態の動作を説明する。
プロセッサ16の主記憶の記憶領域には、図5に示すように、下記の3つの閾値x_th、X1_th、X2_thがそれぞれ予め格納された閾値レジスタ16R_thが配置される。
・ 周辺無線ゾーンから干渉波が到来し得る最大のレベルでその干渉波が到来している状態であっても、「音声系の完了呼」の伝送品質の劣化が許容されるために、並行して存続する「音声系の完了呼」の数が超えてはならない閾値x_th
・ 周辺無線ゾーンから同様の干渉波が到来し得る最大のレベルでその干渉波が到来している状態であっても、「第一のデータ系の完了呼」の伝送品質の劣化が許容されるために、並行して存続する「第一のデータ系の完了呼」の数が超えてはならない閾値X1_th
・ 周辺無線ゾーンから同様の干渉波が到来し得る最大のレベルでその干渉波が到来している状態であって、「第二のデータ系の完了呼」の伝送品質の劣化が許容されるために、並行して存続する「第二のデータ系の完了呼」の数が超えてはならない閾値X2_th
また、プロセッサ16は、既述の上限呼数MAXを特定した(図2(8))後には、下記の手順に基づいて該当する呼にかかわるチャネル制御の開始の許否を判別する。
・ 閾値レジスタ16R_thに格納された3つの閾値x_th、X1_th、X2_thの内、該当する上限呼数MAXが特定された呼の種別に対応する閾値THを特定する(図2(a))。
・ その呼と種別が共通である既存の完了呼の数(カレント呼数レジスタ16R_cの対応するレコードおよびフィールドに格納されている数n_local、N1_local、N2_localの何れか)を特定する(図2(9))。
・ その完了呼の数が上述した上限呼数MAX未満であり、かつその「上限呼数MAX」が閾値TH以下であるか否かを判別する(図2(10)、(b))。
・ この判別の結果が真である場合に限って該当する呼にかかわるチャネル制御を開始する(図2(11))。
すなわち、新たに生起した「音声系の呼」、「第一のデータ系の呼」、「第二のデータ系の呼」の何れにかかわるチャネル制御も、周辺無線ゾーンから到来し得る最大のレベルの干渉波に起因する伝送品質の劣化が許容されることが確認された場合に限って開始される。
したがって、本実施形態によれば、ゾーン構成や特定の無線ゾーンおよび周辺無線ゾーンにおける端末の分布やトラヒックの分布に対する柔軟な適応の下で、サービス品質や伝送品質が平均的に高く維持される。
[第四の実施形態]
以下、図1および図2を参照して本発明の第四の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16によって行われる下記の処理の手順にある。
プロセッサ16は、カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、特定の無線ゾーンに対応するレコードに格納されている「音声系の完了呼」の数n_local、「第一のデータ系の完了呼」の数N1_localおよび「第二のデータ系の完了呼」の数N2_localと、これらの完了呼の単位送信電力p_u、P1_u、P2_uと、送信部19がサーキュレータ12およびアンテナ11を介して下りのリンクに送信することが許容される最大の送信電力P_maxとに対して下式(7) で示される負荷率Lrを所定の周期または頻度で監視する(図2(A))。
Lr=(p_u・n_local+P1_u・N1_local+P2_u・N2_local)/P_max…(7)
また、プロセッサ16は、その負荷率Lrが所定の上限値Lr_ul を上回る頻度fを求め、その頻度fが所定の閾値f_th を上回る第一の期間を特定する(図2(B))。
プロセッサ16は、このような第一の期間に限って、下記の条件が成立するレコードとして、呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、既述の「後続レコード」を特定する(図2(C))。
・ 既述の「推定干渉量」の昇順に「特定のレコード」に後続する。
・ 頻度fと閾値f_thとの差δfに対して呼の種別毎に定義された単調非減少関数m(δf)、M1(δf)(>m(δf))、M2(δf)(>M1(δf))と、既述の干渉量換算値x_ev 、X1_ev 、X2_evとに対して、「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの値x、X1、X2がそれぞれ(x_ev−m(δf)) 、(X1_ev−M1(δf)) 、(X2_ev−M2(δf)) 以上である。
すなわち、負荷率Lrが頻繁に上限値Lr_ul を上回る第一の期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けが許容される送信電力の総和の上限値が少なめに設定される。
したがって、負荷率Lrが上限値Lr_ul を上回る頻度の如何にかかわらず、新たに生起した呼に対して送信電力が割り付けられる場合に比べて、周辺無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
なお、本実施形態では、上述した単調非減少関数m(δf)、M1(δf)、M2(δf)の値が具体的に示されていない。
しかし、これらの単調非減少関数m(δf)、M1(δf)、M2(δf)の値は、下記の事項の全てまたは一部との関連性において定まる限り、如何なる値であってもよく、かつ最も単純には、呼の種別の如何にかかわらず全て「1」に設定されてもよい。
・ 上述した負荷率Lrまたは頻度fの時間軸上におけるの分布(負荷率Lrが上限値Lr_ul を上回る時間率、もしくは頻度fが閾値f_th を上回る時間率であってもよい。)
・ チャネル構成
・ ゾーン構成(各ゾーンの地理的なプロフィールを含む。)
・ 周波数配置
・ 伝送品質の劣化が許容される程度
また、本実施形態では、既述の第一の実施形態と同様に、例えば、式(5) で示される余裕度Δが確保されるレコードとして「特定のレコード」が特定されることによって、これらの「流入呼」や「折り返し呼」に割り付けられ得る送信電力が別途確保されてもよい。
[第五の実施形態]
以下、図1および図2を参照して本発明の第五の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16によって行われる下記の処理の手順にある。
プロセッサ16は、カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、特定の無線ゾーンおよび全ての周辺無線ゾーンに対応するレコードに格納されている「音声系の完了呼」の数n_local、n_other1〜n_otherk(kは既知の自然数iの最大値)、「第一のデータ系の完了呼」の数N1_local、N1_other1〜N1_otherkおよび「第二のデータ系の完了呼」の数N2_local、N2_other1〜N2_otherkと、これらの完了呼の単位送信電力p_u、P1_u、P2_uと、送信部19がサーキュレータ12およびアンテナ11を介して下りのリンクに送信することが許容される最大の送信電力P_maxとに対して下式(8) で示される負荷率Lrを所定の周期または頻度で監視する(図2(A))。
Figure 2005123794
また、プロセッサ16は、その負荷率Lrが所定の上限値Lr_ul を上回る頻度fを求め、その頻度fが所定の閾値f_th を上回る第二の期間を特定する(図2(B))。
さらに、プロセッサ16は、このような第二の期間に限って、上述した第四の実施形態と同様の手順に基づいて、既述の「後続レコード」を特定する(図2(C))。
すなわち、特定の無線ゾーンの周辺無線ゾーンから到来し、かつ干渉や妨害の要因となる無線信号が無視されることなく負荷率Lrが評価され、その負荷率Lrが頻繁に上限値Lr_ul を上回る第二の期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けが許容される送信電力が少なめに設定される。
したがって、上述した第四の実施形態に比べて、特定の無線ゾーンだけではなく、周辺無線ゾーンについても、その特定の無線ゾーンにおいて新たに生起した呼に割り付けられる送信電力による干渉や妨害の加速的な増加が確度高く回避される。
なお、本実施形態では、負荷率Lrが頻繁に上限値Lr_ul を上回る第二の期間に限って、既述の第四の実施形態と同様の手順に基づいて上述した「後続レコード」が特定されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、上述した負荷率Lrに代えて、例えば、下式(9) で示される他セル干渉比Irが頻繁に所定の上限値を上回る期間に限って、既述の第四の実施形態に示された手順に準じた手順に基づいて「後続レコード」が特定されてもよい。
Figure 2005123794
[第六の実施形態]
以下、図1を参照して本発明の第六の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、負荷率Lrが下記の通りに求められる点で、既述の第四および第五の実施形態と異なる。
プロセッサ16は、周辺無線ゾーンに生起し、かつ存続している「音声系の完了呼」の数n_other1〜n_otherkの総和が少ないほど小さな値となる重みwと、これらの「音声系の完了呼」と共に周辺無線ゾーンに存続している「第一のデータ系の完了呼」の数N1_other1〜N1_otherkの総和が大きいほど大きな値となる重みW1と、同様に存続している「第二のデータ系の完了呼」の数N2_other1〜N2_otherkの総和が大きいほど大きな値となるW2とに対して、下式(10)で示される算術演算の結果として負荷率Lrを求め、かつ監視する。
Figure 2005123794
すなわち、負荷率Lrは、周辺無線ゾーンにおいて存続している「電話系の完了呼」の数の総和が少ないほど、小さく重み付けられ、これらの周辺無線ゾーンにおいて並行して存続し、かつ電話系の呼に比べて割り付けられる送信電力が大きい「第一のデータ系の完了呼」および「第二のデータ系の完了呼」の数の総和が大きいほど、大きく重み付けられることによって求められる。
したがって、本実施形態によれば、上述した周辺無線ゾーンにおいて存続している「第一のデータ系の完了呼」および「第二のデータ系の完了呼」の数が大きいほど、特定の無線ゾーンでは、新たに生起した「第一のデータ系の呼」および「第二のデータ系の呼」にかかわるチャネル制御の開始(これらの呼に対する送信電力の割り付け)が抑制され、かつ新たに生起した「音声系の呼」にかかわるチャネル制御の開始が優先的に許容される。
なお、本実施形態では、例えば、既述の第五の実施形態と同様に、上述した負荷率Lrに代えて、例えば、下式(11)で示される他セル干渉比Irが頻繁に所定の上限値を上回る期間に限って、既述の第四および第五の実施形態に示された手順に準じた手順に基づいて「後続レコード」が特定されてもよい。
Figure 2005123794
[第七の実施形態]
以下、図1を参照して本発明の第七の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16がセル対応部14-1および信号処理部15と連係することによって下記の処理を行う点にある。
プロセッサ16は、特定の無線ゾーンにおいて存続している「音声系の完了呼」をチャネル制御の手順に基づいて適宜識別する。
信号処理部15は、セル対応部14-1に備えられたSIR測定部24-1によって無線チャネル毎に測定されたSIRの内、このようにして識別された「音声系の完了呼」のみにかかわるSIRを抽出する。さらに、信号処理部15は、これらの抽出された個々のSIRを所定の伝送品質として評価する。
プロセッサ16は、所定の周期(または頻度)でこれらの伝送品質の平均値qavを求め、その平均値qavが所定の下限値qav_lを下回る第三の期間を特定する。
さらに、プロセッサ16は、このような第三の期間に限って、下記の条件が成立するレコードとして、呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、既述の「後続レコード」を特定する。
・ 既述の「推定干渉量」の昇順に「特定のレコード」に後続する。
・ 平均値qavと下限値qav_lとの差δqに対して呼の種別毎に定義された単調非減少関数m(δq)、M1(δq)(>m(δq))、M2(δq)(>M1(δq))と、既述の干渉量換算値x_ev 、X1_ev 、X2_evとに対して、「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの値x、X1、X2がそれぞれ(x_ev−m(δq)) 、(X1_ev−M1(δq)) 、(X2_ev−M2(δq)) 以上である。
すなわち、「音声系の完了呼」の伝送品質の平均値qavが上述した下限値qav_lを下回る第三の期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けが許容されるべき送信電力の総和の上限値が少なめに設定される。
したがって、上述した伝送品質の平均値qavの如何にかかわらず、新たに生起した呼に対して送信電力が割り付けられる場合に比べて、個々の「音声系の完了呼」の伝送品質の低下が緩和され、かつ周辺無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
なお、本実施形態では、「音声系の完了呼」のみの伝送品質の平均値qavが閾値qav_lを下回る期間に限って、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けが許容されるべき送信電力の総和の上限値が少なめに設定されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、「後続レコード」が下記の条件が成立するレコードとして選定されることによって、個々の「音声系の完了呼」の伝送品質の低下がさらに緩和され、かつ周辺無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度がさらに低く抑えられてもよい。
・ 既述の「推定干渉量」の昇順に「特定のレコード」に後続する。
・ 「第一のデータ系の完了呼」と「第二のデータ系の完了呼」との双方もしくは何れか一方の伝送品質の平均値Qavと、規定の下限値Qav_lとの差δQに対して呼の種別毎に定義された単調非減少関数m(δQ)、M1(δQ)(>m(δQ))、M2(δQ)(>M1(δQ))と、既述の干渉量換算値x_ev 、X1_ev 、X2_evとに対して、「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの値x、X1、X2がそれぞれ(x_ev−m(δQ)) 、(X1_ev−M1(δQ)) 、(X2_ev−M2(δQ)) 以上である。
[第八の実施形態]
以下、図1および図2を参照して本発明の第八の実施形態の動作を説明する。
本実施形態では、呼数組み合わせテーブル16T_comb の全てのレコードは、既述の「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドに併せて、図4に破線で示す「フラグ」フィールドが含まれる。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16によって行われる下記の処理の手順にある。
・ 始動時には、呼数組み合わせテーブル16T_comb の全てのレコードの「フラグ」フィールドに、初期値として論理値「0」を書き込む。
・ 呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、「フラグ」フィールドに格納された論理値が「0」であるレコードに限って、「後続レコード」として特定する(図2(5)、(C))。
・ このような「特定レコード」を特定する度に、その「後続レコード」と、先行して特定された「後続レコード」とをそれぞれ示すカレントポインタY_c、Y_pとを保持する(図2(D))。
・ 「第一のデータ系の完了呼」と「第二のデータ系の完了呼」との双方もしくは何れか一方の伝送品質の平均値Qavが規定の下限値Q本発明の第一、第三〜第五、第八および第九の実施形態の動作フローチャートav_lを下回る頻度を計測する。
・ その頻度が所定の上限値を上回ったときに限って、呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、上記のカレントポインタY_cに代えて、先行するカレントポインタY_pで示されるレコードを「後続レコード」として特定し直し、そのカレントポインタY_cで示されるレコードの「フラグ」フィールドの論理値を「1」に設定する。
すなわち、呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、「後続レコード」として特定されたレコードであっても、「第一のデータ系の完了呼」と「第二のデータ系の完了呼」との双方もしくは何れか一方の伝送品質の平均値Qavが規定の下限値Qav_lを頻繁に下回る場合には、そのレコードは、先行して「後続レコード」として特定されたレコードで代替され、かつ後続して再び「後続レコード」として特定されることが回避される。
したがって、本実施形態によれば、特定の無線ゾーンおよび周辺無線ゾーンの構成、地理的なプロフィール、これらの無線ゾーンにおける端末やトラヒックの分布その他に対する柔軟な適応が図られ、かつ「データ系の完了呼」の伝送品質が過度に、あるいは際限なく劣化することが回避される。
なお、本実施形態では、「データ系の完了呼」のみの伝送品質の平均値Qavが規定の下限値Qav_lを頻繁に下回る場合に限って、最新の「後続レコード」が無効化されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、その最新の「後続レコード」の選定が無効化されるべき契機は、「音声系の完了呼」のみの伝送品質の平均値、あるいは「音声系およびデータ系の全ての完了呼」の伝送品質の平均値が規定の下限値を下回った時点、あるいはこれらの伝送品質が所定の下限値を下回る頻度が規定の上限値を上回った時点に設定されてもよい。
[第九の実施形態]
以下、図1を参照して本発明の第九の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16によって行われる下記の処理の手順にある。
・ 所定の周期(または頻度)で「特定の無線ゾーンにおいて存続する第一および第二のデータ系の完了呼に割り付けられた送信電力の総和」を把握し、その送信電力の総和が規定の上限値を上回る(あるいはその上限値を頻繁に上回る)状態を監視する。
・ 始動時には、呼数組み合わせテーブル16T_comb の全てのレコードの「フラグ」フィールドに、初期値として論理値「0」を書き込む。
・ 呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、「フラグ」フィールドに格納された論理値が「0」であるレコードに限って、「後続レコード」として特定する(図2(5)、(C))。
・ このような「特定レコード」を特定する度に、その「後続レコード」と、先行して特定された「後続レコード」とをそれぞれ示すカレントポインタY_c、Y_pとを保持する(図2(D))。
・ 上述した状態が識別されたときに限って、呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、上記のカレントポインタY_cに代えて、先行するカレントポインタY_pで示されるレコードを「後続レコード」として特定し直し、そのカレントポインタY_cで示されるレコードの「フラグ」フィールドの論理値を「1」に設定する。
すなわち、呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、「後続レコード」として特定されたレコードであっても、特定の無線ゾーンにおいて存続する「第一のデータ系の完了呼」および「第二のデータ系の完了呼」に割り付けられた送信電力の総和が規定の上限値を上回り、あるいはその上限値を頻繁に上回るときには、そのレコードは、先行して「後続レコード」として特定されたレコードで代替され、かつ後続して再び「後続レコード」として特定されることが回避される。
したがって、本実施形態によれば、特定の無線ゾーンおよび周辺無線ゾーンの構成、地理的なプロフィールだけではなく、これらの無線ゾーンにおける端末やトラヒックの分布その他に対する柔軟な適応が図られ、かつこれらの無線ゾーンの下りのリンクに対する干渉や妨害が緩和される。
[第十の実施形態]
以下、図1を参照して本発明の第十の実施形態の動作を説明する。
本実施形態では、既述の呼数組み合わせテーブル16T_comb には、図4に点線で示すように、「音声系の完了呼」、「第一のデータ系の完了呼」および「第二のデータ系の完了呼」のそれぞれの呼数x、X1、X2の組み合わせに個別に対応し、これらの呼数x、X1、X2と既述の単位送信電力p_u、P1_u、P2_uとの積和に等しい平均送信電力P_typが予め格納された「平均送信電力」フィールドが含まれる。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16によって行われる下記の処理の手順にある。
プロセッサ16は、下記の処理を所定の周期で反復して行う。
・ 信号処理部15と、多重化部18と送信部19との双方もしくは何れか一方と連係することによって、アンテナ11を介して下りのリンクに実際に送信されている送信電力の総和P_mを所定の周期で監視する。
・ 呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、既述のカレントポインタの値で示されるレコードの「平均送信電力」フィールドの値P_typを特定し、その値P_typを上述した総和P_mが上回る頻度fP を監視する。
・ その頻度fP が規定の下限値fP_l を上回る第四の期間を特定する。
さらに、プロセッサ16は、このような第四の期間に限って、呼数組み合わせテーブル16T_comb のレコードの内、下記の条件が成立するレコードとして、既述の「後続レコード」を特定する。
・ 既述の「推定干渉量」の昇順に「特定のレコード」に後続する。
・ 頻度fP と上述した下限値fP_l との差δfP に対して呼の種別毎に予め設定された単調非減少関数m(δfP )、M1(δfP )(>m(δfP ))、M2(δfP )(>M1(δfP ))と、既述の干渉量換算値x_ev 、X1_ev 、X2_evとに対して、「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの値x、X1、X2がそれぞれ(x_ev−m(δq)) 、(X1_ev−M1(δq)) 、(X2_ev−M2(δq)) 以上である。
すなわち、アンテナ11を介して実際に送信される送信電力の総和P_mが頻繁にP_typを上回る期間には、新たに生起した何れの種別の呼についても、割り付けが許容されるべき送信電力の総和の上限値が少なめに設定される。
したがって、上述した送信電力の総和P_mの如何にかかわらず、新たに生起した呼に対して送信電力が割り付けられる場合に比べて、何れの種別の完了呼についても伝送品質の低下が緩和され、かつ周辺無線ゾーンに対する干渉や妨害の程度が平均的に低く抑えられる。
[第十一の実施形態]
以下、図1を参照して本発明の第十一の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、プロセッサ16によって行われる下記の処理の手順にある。
プロセッサ16の主記憶の記憶領域には、後述する呼数x、X1、X2の個々の保持に供される3つのフィールドから構成された最大呼数レジスタ16R_mncが配置される。
また、プロセッサ16は、既述のカレントポインタが更新される度に、下記の処理を行う。
・ 最大呼数レジスタ16R_mncの各フィールドと、カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、特定の無線ゾーンに対応した(ゾーン識別子「0」で示される。)レコード(以下、「特定レコード」という。)とに、呼数組み合わせテーブル16_comb のレコードの内、そのカレントポインタで示されるレコードの「呼数x」フィールド、「呼数X1」フィールド、「呼数X2」フィールドの各値x、X1、X2を格納する。
・ この時点から所定のインターバル(ここでは、簡単のため、「カレントポインタが更新され得る平均的な周期の長さ以上である時間」として定義されると仮定する。)毎の計時を反復するタイマを起動する。
さらに、プロセッサ16は、アンテナ11を介して下りのリンクに送信が行われる送信電力の総和が既定の上限値を上回る「第一の頻度の平均値」と、既述の負荷率が既定の閾値を上回る「第二の頻度の平均値」とを定常的に監視する。
また、プロセッサ16は、このようなタイマによって上述したインターバルに亘る計時が完了する度に、下記の処理を行う。
・ 「第一の頻度の平均値」と「第二の頻度の平均値」とが共に既定の下限値を下回るか否かの判別を行う。
・ その判別の結果が真である場合には、カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、特定のレコードの全てのフィールドの値x、X1、X2を並行してインクリメントする。
・ この判別の結果が偽である場合には、カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、特定のレコードの対応するフィールドに、上述した最大呼数レジスタ16R_mncの各フィールドに保持されている呼数x、X1、X2を書き込む。
すなわち、呼の種別毎に並行して送信電力の割り付けが許容されるべき完了呼の最大の数(カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、「特定レコード」に格納されている。)は、下りのリンクに対して送信が行われる送信電力の総和が頻繁に過大な値になることなく、かつ上りのリンクの負荷率が頻繁に過小な値になることなく上述したインターバルに等しい時間が経過するたびに、インクリメントされる。
したがって、本実施形態によれば、「新たに生起した呼に対する割り付けが許容されるべき送信電力の総和の上限値」は、その呼の種別の如何にかかわらず、既述の第四、第五、第七および第十の実施形態の何れかによって少なめに設定された場合であっても、上りのリンクと下りのリンクとの双方の伝送品質が所望の値に維持されている限り、段階的に大きめの値に更新され、かつ無線リソースの有効利用が図られる。
なお、カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、特定のレコードの全てのフィールドの値x、X1、X2は、『既述の「第一の頻度の平均値」と「第二の頻度の平均値」とが共に既定の下限値を下回るか否かの判別』の結果が真である場合に限って、並行してインクリメントされている。
しかし、このような判別は、例えば、上りのリンクまたは下りのリンクの伝送品質の低下が通信手順その他の下で許容され、もしくは回避され、または通信路がこれらのリンクの何れか一方のみとして形成される場合には、『「第一の頻度の平均値」と「第二の頻度の平均値」との何れか一方が既定の下限値を下回るか否かの判別』として行われてもよい。
また、本実施形態では、カレント呼数レジスタ16R_cのレコードの内、特定のレコードの全てのフィールドの値x、X1、X2は、これらの値x、X1、X2の値域が何ら吟味されることなくインクリメントされている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、上述した特定のレコードの全てのフィールドの値x、X1、X2は、既定の値域を超えることがない限りにおいてインクリメントされてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、複数の無線ゾーンにおいて共通の周波数帯がCDMA方式に基づいて共用される移動通信システムの無線基地局に本発明が適用されている。
しかし、本発明は、このようなCDMA方式が適用された移動通信システムに限定されず、複数の無線ゾーンにおいて共通の帯域が共用され得る多元接続方式(スペクトラム拡散通信方式等)が適用される限り、周波数配置、ゾーン構成、チャネル構成の如何にかかわらず、多様な無線通信システムや無線応用システムにも適用可能である。
また、上述した各実施形態では、特定の無線ゾーンだけではなく、周辺無線ゾーンを個別に形成する無線基地局において、所定の通信リンクを介する連係の下で既述の処理が分散処理として行われている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、特定の無線ゾーンおよび周辺無線ゾーンにかかわるチャネル制御を主導的に行う基地局制御局において、これらの無線ゾーンを形成する無線基地局の連係の下で実現される等価な処理が並行して行われてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、呼の種別毎に新たに生起した呼のチャネル制御の開始の可否が「これらの呼の種別毎に受け付けが可能な呼の数」に基づいて判別されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、カレント呼数レジスタ16R_cと呼数組み合わせテーブル16T_comb との各フィールドに、呼の種別毎の呼の数と単位送信電力p_u、P1_u、P2_uのそれぞれとの積として与えられる送信電力として無線リソースの量が格納され、このような送信電力の単位に既述の処理と等価な処理が施されてもよい。
また、本発明は、既述の「流入呼」や「折り返し呼」が生起し得ない無線通信システムや無線伝送系にも、同様に適用可能である。
以下、上述した各実施形態として開示された発明を階層的・多面的に整理し、付記項として列記する。
(付記1)
符号分割多重通信方式に対応した無線基地局において、
隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て状況に関する情報に基づいて、自局のセル内において割当てを許容する無線チャネル数を制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする無線基地局。
(付記2)
前記無線基地局は、
自局のセル内において複数種類の通信のそれぞれについて割当てを許容するチャネル数の組み合わせを複数種類分記憶する記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、前記無線チャネルの割当て状況に応じて算出した値と該自局のセル内において割当てている無線チャネル数とが、前記組み合わせのいずれかについての前記許容するチャネル数に収まるようにチャネル割当て制御を行う
ことを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
(付記3)
符号分割多重通信方式に対応した無線基地局における無線チャネルの割当て方法において、
隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て状況に関する情報を取得し、
自局のセル内における無線チャネルの割当て状況に該取得した情報を加味して新たな呼に対する無線チャネルの割当て制御を行う
ことを特徴とする無線基地局における無線チャネルの割当て方法。
(付記4)
前記無線チャネルの割当て方法において、
前記制御は、前記取得した情報が隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て数が増大する方向に変化する場合には、前記新たな呼に対する無線チャネル数を減ずる方向に制御する
ことを特徴とする請求項3記載の無線チャネルの割当て方法。
(付記5)
前記加味において、隣接する無線基地局において割当てている無線チャネル数の重みを自局において割当てている無線チャネル数の重みに対して軽く評価する
ことを特徴とする請求項3記載の無線チャネルの割当て方法。
(付記6)
他の無線ゾーンに隣接し、またはその無線ゾーンの周辺に形成されると共に、これらの無線ゾーンと共通の周波数帯が共用される特定の無線ゾーンに、その周波数帯の共用に起因する干渉もしくは妨害が許容される呼の数の組み合わせがこれらの呼の種別毎に予め登録された記憶手段と、
前記呼の種別毎に、前記特定の無線ゾーンに残存している呼の数を監視する監視手段と、
前記記憶手段に登録された組み合わせの内、前記監視手段によって監視された呼の数の組み合わせを包含する組み合わせを取得し、前記特定の無線ゾーンに新規に生起した呼をその取得された組み合わせの範囲で受け付ける制御手段と
を備えたことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記7)
他の無線ゾーンに隣接し、またはその無線ゾーンの周辺に形成されると共に、これらの無線ゾーンと共通の周波数帯が共用される特定の無線ゾーンに、その周波数帯の共用に起因する干渉もしくは妨害が許容される呼の数の組み合わせがこれらの呼の種別毎に予め登録された記憶手段と、
前記呼の種別毎に、前記特定の無線ゾーンに残存している呼の数を監視する監視手段と、
前記記憶手段に登録された組み合わせの内、前記監視手段によって監視された呼の数の組み合わせと、前記呼の種別毎にハンドオフの移行先となり、あるいは着信先が発信元と共通の無線ゾーンに位置し得る呼の数の組み合わせとの和集合を包含する組み合わせを取得し、前記特定の無線ゾーンに新規に生起した呼をその取得された組み合わせの範囲で受け付ける制御手段と
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記8)
付記6または付記7に記載のトラヒック制御装置において、
前記制御手段は、
前記残存する音声系の呼が減少したときに、前記取得された組み合わせに含まれる音声系の呼の数を段階的に減じる
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記9)
付記6ないし付記8の何れか1項に記載のトラヒック制御装置において、
前記記憶手段には、
前記呼の種別毎に、前記他の無線ゾーンから到来し得る干渉波の最大のレベルに対して所望の伝送品質が確保される呼の数の組み合わせが予め登録される
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記10)
付記6ないし付記9の何れか1項に記載のトラヒック制御装置において、
前記特定の無線ゾーンの負荷率を監視する負荷率監視手段を備え、
前記制御手段は、
前記監視された負荷率が既定の閾値を超える頻度が所定の上限値を上回ったときに、前記取得された組み合わせに前記呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記11)
付記6ないし付記9の何れか1項に記載のトラヒック制御装置において、
前記特定の無線ゾーンの負荷率を監視する負荷率監視手段を備え、
前記制御手段は、
前記特定の無線ゾーンについて、前記監視された負荷率と、前記呼の種別毎にハンドオフの移行先となり、あるいは着信先が発信元と共通の無線ゾーンに位置し得る呼の数の組み合わせに相当する増分との和が既定の閾値を超える頻度が所定の上限値を上回ったときに、前記取得された組み合わせに呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記12)
付記6ないし付記9の何れか1項に記載のトラヒック制御装置において、
前記特定の無線ゾーンの負荷率を監視する負荷率監視手段と、
前記他の無線ゾーンにおけるトラヒックの分布を監視するトラヒック監視手段とを備え、
前記制御手段は、
前記特定の無線ゾーンについて、前記監視された負荷率と、前記トラヒックの分布に基づいて定まるその負荷率の増分との和が既定の閾値を超える頻度が所定の上限値を上回ったときに、前記取得された組み合わせに前記呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記13)
付記12に記載のトラヒック制御装置において、
前記トラヒック監視手段は、
前記他の無線ゾーンにおいて生起した音声系とデータ系とのそれぞれの完了呼の数を前記トラヒックの分布として監視し、
前記制御手段は、
前記データ系の完了呼の数が大きいほど大きく、かつ前記音声系の完了呼の数が小さいほど小さい重みで前記負荷率の増分を重み付けして適用する
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記14)
付記6ないし付記13の何れか1項に記載のトラヒック制御装置において、
前記特定の無線ゾーンについて、音声系の完了呼の伝送品質を監視する伝送品質監視手段を備え、
前記制御手段は、
前記伝送品質が既定の下限値を下回る期間に、前記取得された組み合わせに前記呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記15)
付記6ないし付記13の何れか1項に記載のトラヒック制御装置において、
前記特定の無線ゾーンについて、データ系の完了呼の伝送品質を監視する伝送品質監視手段を備え、
前記制御手段は、
前記伝送品質が既定の下限値を下回る期間に、前記取得された組み合わせに前記呼の種別毎に含まれる呼の数を少なめの値に補正する
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
(付記16)
付記6ないし付記13の何れか1項に記載のトラヒック制御装置において、
前記特定の無線ゾーンについて、データ系の完了呼の伝送品質を監視する伝送品質監視手段を備え、
前記制御手段は、
前記伝送品質が劣化する頻度が所定の下限値を下回ったときに、前記取得された最新の組み合わせを再度の取得の対象から除外されるべき組み合わせと識別する
ことを特徴とするトラヒック制御装置。
本発明の第一ないし第十一の実施形態を示す図である。 本発明の第一、第三〜第五、第八および第九の実施形態の動作フローチャートである。 カレント呼数レジスタの構成を示す図である。 呼数組み合わせテーブルの構成を示す図である。 閾値レジスタの構成を示す図である。 最大呼数レジスタの構成を示す図である。
符号の説明
11 アンテナ
12 サーキュレータ
13 受信部
14 セル対応部
15 信号処理部
16 プロセッサ
16R_c カレント呼数レジスタ
16R_mnc 最大呼数レジスタ
16R_th 閾値レジスタ
16T_comb 呼数組み合わせテーブル
17 TPCコマンド生成部
18 多重化部
19 送信部
21 逆拡散部
22 パス検出部
23 RAKE合成部
24 SIR測定部
25 デインタリーブ部
26 誤り訂正復号化部

Claims (5)

  1. 符号分割多重通信方式に対応した無線基地局において、
    隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て状況に関する情報に基づいて、自局のセル内において割当てを許容する無線チャネル数を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記無線基地局は、
    自局のセル内において複数種類の通信のそれぞれについて割当てを許容するチャネル数の組み合わせを複数種類分記憶する記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記無線チャネルの割当て状況に応じて算出した値と該自局のセル内において割当てている無線チャネル数とが、前記組み合わせのいずれかについての前記許容するチャネル数に収まるようにチャネル割当て制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  3. 符号分割多重通信方式に対応した無線基地局における無線チャネルの割当て方法において、
    隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て状況に関する情報を取得し、
    自局のセル内における無線チャネルの割当て状況に該取得した情報を加味して新たな呼に対する無線チャネルの割当て制御を行う
    ことを特徴とする無線基地局における無線チャネルの割当て方法。
  4. 前記無線チャネルの割当て方法において、
    前記制御は、前記取得した情報が隣接する無線基地局における無線チャネルの割当て数が増大する方向に変化する場合には、前記新たな呼に対する無線チャネル数を減ずる方向に制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の無線チャネルの割当て方法。
  5. 前記加味において、隣接する無線基地具において割当てている無線チャネル数の重みを自局において割当てている無線チャネル数の重みに対して軽く評価する
    ことを特徴とする請求項3記載の無線チャネルの割当て方法。
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