JP2005122660A - オークションシステム及びオークション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】落札数量と落札単価とを同時に決定することを可能とし、入札単価の価格操作を排除し、また入札者の戦略的行動を不要にする。
【解決手段】商品の販売個数毎の確保売上高を記憶する手段102と、入札者からの入札により入札者毎の入札単価及び購入予定個数を含む入札情報を受付ける手段101と、受付けた入札単価に基づいて落札の優先順位を決定する手段103と、決定された優先順位と入札単価とに基づいて各優先順位における入札単価に対応する入札総額を演算する手段104と、演算された入札総額を決定された優先順位に関連づけて記憶する手段105と、商品の落札個数ごとの確保売上高と順位別合計入札個数ごとの入札総額とを個数ごとに比較し、その差額が最大となる入札総額に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定する手段106と、決定した実際の落札単価と落札個数とに応じて優先順位の上位から落札者を決定する手段107とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、商品の落札個数をあらかじめ設定しないオークションシステム及びオークション方法に関するものである。
従来、インターネットを利用して、様々な商品がオークションに出品されている。この種のインターネットを介してのオークションを実施するためのオークションシステムとしては、例えば特許文献1に示されるような、入札数が増加すると実際の購入価格が下がるようにしたものが知られている。
この特許文献1のものでは、入札数に対する販売価格の対応テーブルを記憶しておき、入札数と記憶した対応テーブルから現時点で予測される販売価格を決定し、決定した販売価格はその時点の入札状況とともにWWWサーバに表示し、オークション終了後に入札総数と対応テーブルとにより落札単価を決定してWWWサーバに表示する構成である。
特開2002−74072号公報
ところで、上記した特許文献1に記載されたものでは、実際の購入価格つまり落札単価は、入札数の増加に従って低下するものの、オークションに参加している入札者が希望する入札価格を反映するものではない。つまり、入札者の希望する入札価格と、対応テーブルにより決定された販売価格との関係は不明であり、販売者側の恣意的な価格設定で購入価格が決定されるものである。
又、インターネットを介した一般的なオークションを含む電子商取引において、取引に供される商品の販売価格と販売数量とは、市場において同時に決定されるのが理想的であるが、そのどちらかを恣意的に決定しなければもう一方も決定しない場合があった。
さらには、オークションシステムにおいては、売り手が自己入札によって価格操作を行うことによって、入札価格を高額にする可能性を含むという脆弱性がある。あるいは、オークションに参加している買い手それぞれが、他の買い手の行動つまり入札価格や入札時期などを予測して、その予測したことに対して自分の最適な行動を選択するという行動、すなわち戦略的行動をとることがあるために、それぞれの買い手自身にとって最適な入札価格を決定することが困難となる場合がある。しかし、最適な戦略的行動をとるためには、自分以外の買い手の行動を予測することが必要となるが、多数が参加する場合にこのような予測は困難を極めるものとなった。
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、販売数量と販売価格とを同時に決定するとともに、価格操作などを排除し、また入札者の戦略的行動を不要にするオークションシステムを提供するものである。
すなわち、本発明のオークションシステムは、少なくとも入札者が操作するコンピュータと出品者が操作するコンピュータとを使用するオークションシステムであって、商品の販売個数ごとの確保売上高を記憶する確保売上高記憶手段と、入札者からの入札により入札者ごとの入札単価及び購入予定個数を少なくとも含む入札情報を受け付ける入札情報受付手段と、入札情報受付手段により受け付けた入札単価に基づいて落札の優先順位を決定する落札順位決定手段と、落札順位決定手段により決定された優先順位と入札単価とに基づいて各優先順位における入札単価に対応する入札総額を演算する総額演算手段と、総額演算手段により演算された入札総額を落札順位決定手段により決定された優先順位に関連づけて記憶する入札総額記憶手段と、確保売上高記憶手段に記憶された商品の落札個数ごとの確保売上高と入札総額記憶手段に記憶された順位別合計入札個数ごとの入札総額とを個数ごとに比較し、その差額が最大となる入札総額に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定する落札決定手段と、落札決定手段により決定した実際の落札単価と落札個数とに応じて優先順位の上位から落札者を決定する落札者決定手段とを備えてなる構成である。
又、本発明のオークション方法は、商品の販売個数ごとの確保売上高を設定し、入札者からの入札により入札者ごとの入札単価及び購入予定個数を少なくとも含む入札情報を受け付け、受け付けた入札単価に基づいて落札の優先順位を決定し、決定された優先順位と入札単価とに基づいて各優先順位における入札単価に対応する入札総額を演算し、演算された各入札総額を決定された優先順位に関連づけて記憶し、商品の落札個数ごとの確保売上高と順位別合計入札個数ごとの入札総額とを個数ごとに比較し、その差額が最大となる入札総額に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定し、決定した実際の落札単価と落札個数とに応じて優先順位の上位から落札者を決定する構成である。
このような構成によれば、入札された入札単価ごとに、その入札単価より上位の入札単価で入札された購入予定個数を合計して得られる順位別合計入札個数をその入札単価に乗じて入札総額を演算し、演算された各入札総額を決定された優先順位に関連づけて記憶し、商品の落札個数ごとの確保売上高と順位別合計入札個数ごとの入札総額とを個数ごとに比較し、その差額が最大となる入札総額に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定し、決定した落札単価と落札個数とに応じて、優先順位の上位から落札者を決定するものである。
したがって、落札単価を決定するのと同時に落札個数を決定し、それらを恣意的に決定することを排除するようにするとともに、価格操作を不可能にするものである。
本発明は、以上説明したように、落札単価を決定するのと同時に落札個数を決定し、それらを恣意的に決定することを排除し、価格操作を不可能にすることができる。また、入札者の最適な行動を単純化することができる。そのため、出品される商品を最適価格で最適個数販売することができる。それとともに、入札者の戦略的行動を不要にさせることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態においては、図1に示すように、入札者が使用する買い手側コンピュータ1と、出品者が使用する売り手側コンピュータ2とを備え、また買い手側コンピュータ1と売り手側コンピュータ2とに通信網すなわちインターネット3を介して双方向通信可能に接続されるコンピュータであるサーバ4とを備えるオークションシステムを説明する。このようなサーバ4を備えるシステムにあっては、買い手側コンピュータ1と売り手側コンピュータ2とは、インターネット3に接続が可能で、かつ双方向通信機能を有する、例えば携帯電話などの通信機器を含むものである。また、入札者と出品者とは登録制を採用して、登録された者に対して識別情報である会員登録番号をそれぞれ付与する。入札者と出品者とは、入札や出品の際に、与えられた会員登録番号を提示してオークションに参加するものである。なお、この実施形態では、オークションは、入札者に対して他の入札者の入札情報が公開されない、いわゆるクローズドオークションと呼ばれる形式のものが実施されるものとする。又、商品を落札した入札者は、決定した落札単価より高額の入札単価で入札を行っても、その入札単価ではなく決定した落札単価により商品を購入する、つまり、落札が決定した入札者の全ては、それぞれが提示した入札単価が異なっていても、同一金額にて商品を購入するものとなっている。
買い手側コンピュータ1と売り手側コンピュータ2とは、図2に示すように、入力手段として機能するキーボード11、マウス12、出力手段として機能する表示装置13、制御及び処理手段として機能するCPU14、記憶手段として機能する内部メモリ15、ハードディスク16、その他の記憶装置17、通信装置18、印刷装置19を備えている。買い手側コンピュータ1及び売り手側コンピュータ2は、通信装置18によりインターネット3を介してサーバ4に対して、種々のデータを送信することができるとともに、サーバ4に設定された内容をウェブブラウザにより閲覧することができるように構成してある。
買い手側コンピュータ1は、ハードディスク16に格納されたプログラムと協働して、入札情報受付手段としての機能を発揮する。すなわち、商品の購入を希望する買い手でありオークションに参加する入札者は、買い手側コンピュータ1を操作して、表示装置13の表示画面に表示されるウェブブラウザ上で、入札に必要な入札情報つまり購入予定個数と入札単価と入札者を特定するための識別情報となる会員登録番号とを入力する。入力された入札情報は、インターネット3を介してサーバ4に送られ、サーバ4のハードディスク(図示しない)に保存される。このような観点からすれば、買い手側コンピュータ1は入札情報受付手段101(図3に示す)としての機能を有するものである。また、買い手側コンピュータ1から送られた入札情報を受け付ける点を考慮すれば、サーバ4を含めて入札情報受付手段101として機能するものと見做すことができる。加えて、買い手側コンピュータ1は、ウェブブラウザにより、サーバ4において決定された商品の落札状況などを出力できるものである。
これに対して、売り手側コンピュータ2は、出品者により操作されて、オークションに出品を希望する商品についての商品情報を入力及び保存管理する。商品情報とは、出品される商品を特定するためのもので、例えば商品名、商品説明データ、商品画像、最大取引可能個数、商品の個数ごとの確保単価及び確保売上高(確保単価に落札個数を乗じた合計額)などからなるものである。このような商品情報において、確保売上高は、図4に示すように、落札個数ごとに設定された確保売上高が確保単価とともにリストアップされた確保売上高テーブルT1の形でサーバ4に供給されるものである。したがって、売り手側コンピュータ2は、サーバ4を含めて確保売上高記憶手段102として機能する。そして、出品者は、売り手側コンピュータ2をサーバ4にインターネット3を介して接続し、入力した商品情報をサーバ4に送る。この売り手側コンピュータ2においても、ウェブブラウザにより、サーバ4において決定された商品の落札状況などを出力できるものである。なお、確保単価及び確保売上高については、オークションの開始後つまり商品の出品期間中は、変更できない構成であり、落札単価に対する価格操作を排除できる構成にしている。
サーバ4は、キーボード、マウス、CPU、内部メモリ、ハードディスク、その他の記憶装置、通信装置を備えてなり、買い手側コンピュータ1と売り手側コンピュータ2とがインターネット3を介して接続されることにより、オークションシステムの中核をなすものである。そして、サーバ4は、ハードディスクに格納されたオークションプログラムと協働して、入札情報受付手段101、確保売上高記憶手段102、落札順位決定手段103、総額演算手段104、入札総額記憶手段105、落札決定手段106及び落札者決定手段107として機能するものである。これらの手段について、商品の販売個数ごとの確保売上高を設定し、入札者からの入札により入札者ごとの入札単価及び購入予定個数を少なくとも含む入札情報を受け付け、受け付けた入札単価に基づいて落札の優先順位を決定し、決定された優先順位と入札単価とに基づいて各優先順位における入札単価に対応する入札総額を演算し、演算された入札総額を決定された優先順位に関連づけて記憶し、商品の落札個数ごとの確保売上高と順位別合計入札個数ごとの入札総額とを個数ごとに比較し、その差額が最大となる入札総額に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定し、決定した実際の落札単価と落札個数とに応じて優先順位の上位から落札者を決定するオークションプログラムによりサーバ4が動作した場合の機能として、以下に詳述する。
入札情報受付手段101は、複数の買い手側コンピュータ1から入札情報を受け付けると、受け付けた入札情報を、入札者の会員登録番号に関連づけて、入札単価と購入予定個数を受け付けた順に保存する。
確保売上高記憶手段102は、商品の販売個数ごとの確保売上高を記憶するもので、この実施形態にあっては、落札個数ごとに設定された確保売上高が確保単価とともにリストアップされた確保売上高テーブルT1により商品の販売個数ごとの確保売上高を記憶するものである。
落札順位決定手段103は、入札情報受付手段101により受け付けられた入札情報を、最も金額の高い入札単価を第一位として、入札単価が低くなるに応じて順位が低くなるように入札情報に落札の優先順位を設定するものである。落札順位決定手段103におけるその設定結果としての落札の優先順位は、入札者の会員登録番号と入札単価とを関連づけて、図5に示すような入札テーブルT2により保存される。すなわち、落札順位決定手段103は、商品1個に対する入札単価が高いものを上位に設定して、入札単価の降順に入札情報に対して落札の優先順位を設定するものである。この場合に、同一の入札者から1の入札単価により購入予定個数が例えば2個で入札された場合には、その入札者が入札した入札価格に対して、連続する2つの優先順位を設定するものである。つまり、この実施形態にあっては、商品1個単位で入札されたものと見なして処理して、1の入札者が同一の入札単価により複数個を入札した場合、その入札者は複数の優先順位を保持するものとなる。
次に、総額演算手段104は、落札順位決定手段103により決定された優先順位と入札単価とに基づいて各優先順位における入札単価に対応する入札総額を演算するものであり、この実施形態においては、入札単価に順位別合計入札個数と等しい値となる優先順位を乗じてその入札単価に対応する入札総額を演算するものである。すなわち、優先順位が第1位の入札単価に対応する入札総額は、入札単価の1倍であるので、入札単価と同額になり、優先順位が第4位の入札単価に対応する入札総額は、入札単価の4倍となる。順位別合計入札個数とは、各優先順位に対応する入札単価で落札された場合の落札個数である。演算された入札総額は、入札総額記憶手段105に記憶されることにより入札テーブルT2に組み込まれるものである。
入札総額記憶手段105は、総額演算手段104により演算された入札総額を落札順位決定手段103により決定された優先順位に関連づけて記憶するもので、実質的に入札テーブルT2を記憶するものである。そして、この入札テーブルT2は、後述するように、オークションにおける入札受付の期間終了後に作成される。この実施形態では、後述する落札者決定手段107との連携を良好にするために、入札テーブルT2は、落札の優先順位と入札者の会員登録番号と入札単価と優先順位ごとの順位別合計入札個数と入札総額とを関連づけてある。
落札決定手段106は、落札単価を決定するために、入札テーブルT2と確保売上高テーブルT1とから、順位別合計入札個数ごとの入札総額とその順位別合計入札個数と同数の商品の落札個数ごとの確保売上高とを抽出し、抽出した入札総額と確保売上高との差額を演算し、演算した差額が最大となる入札総額に基づいて落札単価と落札個数とを決定する。すなわち、個数に基づいて入札総額と確保売上高とを関連づけてその差額を演算し、入札総数に対応する優先順位と入札総額と、確保売上高と、差額すなわち超過利益とを関連づけて、図6に示す超過利益テーブルT3を作成する。この超過利益テーブルT3では、入札を受け付けて優先順位を付与した全ての入札総額が網羅され、その優先順位ごとに超過利益がリストアップされる。そして、リストアップされた超過利益の最大のものに対応する入札総額の基礎となる入札単価を、落札単価に決定するものである。なお、落札の決定は、リストアップされた超過利益の少なくとも1つが0以上となる場合のみ成立する。もし、リストアップされた超過利益が全て負の値である場合は、落札個数0として処理されるため、確保売上高未満で落札が決定されることはない。
落札者決定手段107は、落札単価と落札個数とが決定されると、その落札個数に一致する優先順位を、入札テーブルT2を検索して抽出し、その優先順位より高い順位の入札者を落札者に決定する。落札者は、例えば電子メールにより、その落札単価と商品の個数を基本として、購入に際して必要な情報を受け取るものである。
以上の構成において、オークションはあらかじめ設定された時間の範囲内で実施されるもので、単一の出品者に対して複数の入札者が入札することにより成立する。このオークションは、入札状況を公開しない、いわゆるクローズドオークションと呼ばれるものであり、また落札されるつまり販売する商品の個数についてはあらかじめ設定されておらず、入札の状況により決定するものである。以下、図7を参照して説明する。なお、図7においては、実際には複数である入札者の操作する買い手側コンピュータ1を、説明を簡素化するために1台のみ図示している。
まず、オークションが開始されるまでに、出品者は、売り手側コンピュータ2を操作して、販売したい商品の、商品名、商品説明データ、商品画像、最大取引可能個数、確保売上高テーブルT1などからなる商品情報を入力して、インターネット3を介してサーバ4に入力した商品情報を送信する(ステップS1)。
サーバ4は、出品者から送られた商品情報を受け付けて(ステップS2)、受け付けた商品情報から出品される商品リストを作成し、作成したその商品リストをウェブブラウザによる閲覧が可能な状態にハードディスクに保存する(ステップS3)。この保存された商品リストは、オークションに参加する予定の入札者が操作する買い手側コンピュータ1において閲覧することができるが、確保売上高テーブルT1は非公開にしてある。
このような構成において、入札の受付が開始され、買い手側コンピュータ1において、ウェブブラウザを起動させて、このオークションのサイトすなわちサーバ4にアクセスすると、出品商品検索画面において商品リストが表示される。表示された商品リストに含まれる商品を選択すると、その商品の特徴や内容を説明する商品説明画面が買い手側コンピュータ1の表示装置13の表示画面に表示される。
このようにして、オークションに参加する入札者は、買い手側コンピュータ1において商品リストを閲覧して(ステップS4)、入札に必要な商品情報を得ると、入札することを選択し、買い手側コンピュータ1の表示装置13に表示される入力画面において、入札単価、購入予定個数及び会員登録番号を入力する(ステップS5)。入力された入札情報は、インターネット3を介してサーバ4に受け付けられる(ステップS6)。サーバ4は、会員登録番号に関連づけて、入札単価と購入予定個数とを受け付けた順にハードディスクに保存する。この入札情報の受付は、あらかじめ設定された期間において有効となるように、サーバ4において設定されている。
この実施形態においては、以下に説明する作業は、入力情報の受付の終了後に実行されるものである。
サーバ4は、このようにして受け付けた多数の入札情報に基づいて、入札テーブルT2を作成する(ステップS7)。入札テーブルT2は、入札情報の受付が終了した時点でハードディスクに保存された全ての入力情報から作成される。この入札テーブルT2は、最も金額の高い入札単価を第一位として、金額が低くなるに応じて順位が低くなるように入札情報に対して落札の優先順位を設定している。なお、入札テーブルT2は、1の入札情報を受け付けた時点で作成を開始し、その後に新たな入札情報の入力があった場合は、すでに保存されている入札情報と比較して優先順位を設定し、新たな入札情報を受け付けるごとに、もしくは所定時間をあけて定期的に更新して作成するものであってもよい。同様にして、後述する超過利益テーブルT3においても、入力テーブルT2の更新にあわせて更新して作成するものであってもよい。
以上のようにして、各入札情報に対して優先順位を設定すると、設定された優先順位とその優先順位に対応する入札単価とに基づいて入札総額を演算して、入札テーブルT2に入札単価に関連づけて挿入して保存する(ステップS8)。この実施形態にあっては、図5に示すように、登録会員番号がDである入札者は、同一の入札単価により商品を2個購入するものとして入札したものである(購入予定個数が2)。このような入札に対しては、優先順位の設定は購入予定個数1個ごとに実施されるので、1個目により第4位を設定し、2個目により第5位を設定するものである。
以上のようにして入札テーブルT2が作成されることにより、確保売上高テーブルT1における確保売上高と入札総額とから順位別合計入札個数ごとにその差額である超過利益を演算して、超過利益テーブルT3を作成する(ステップS9)。この後、作成した超過利益テーブルT3を検索し、超過利益が最大である順位別合計入札個数と、それに対応する入札単価に基づいて、落札個数と落札単価とを決定する(ステップS10)。すなわち、超過利益テーブルT3において、最大となる超過利益を検索し、その超過利益に対応する入札単価を落札単価として決定し、同時にその超過利益に対応する順位別合計入札個数を商品の落札個数として決定する。
落札単価と落札個数とが決定した後、落札個数に対応する優先順位により入札テーブルT2を検索し、その優先順位より高い順位を付与された入札者を抽出して、新たに落札者リストを作成する。この場合に、落札者の優先順位より高い順位の入札者は、落札単価より高い入札単価を提示しているが、これらの入札者に対しても、落札単価はその入札者が提示した入札単価ではなく決定された落札単価とするものである。そして、落札者リストにリストアップされた全ての入札者に対して、商品を落札したことを通知する(ステップS11、ステップS12)。この落札の通知は、会員登録情報として電子メールアドレスを受け付けている場合は、電子メールにより行う。
一方、出品者に対して、サーバ4は決定した落札単価と商品の個数と落札した入札者に関する情報を通知する(ステップS13、ステップS14)。落札された商品の個数は、超過利益テーブルT4において最大の超過利益となった入札総額に対応する順位別合計入札個数となる。
このように、このオークションシステムにあっては、商品の落札個数をあらかじめ設定しないため、販売予測の比較的困難な商品であっても、最適の価格と最適の販売個数との判断をオークションシステムに委ねて販売することができる。又、落札に際しては、順位別合計入札個数と入札単価とに基づいて入札単価ごとにその入札単価により落札された場合の落札総額となる入札総額を演算し、その入札総額を演算した順位別合計入札個数と同数の商品の個数ごとの確保売上高と入札総額との差額が最大となる入札単価に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定するので、それらを恣意的に決定することを排除し、出品される商品を最適の価格で最適の個数販売することができるとともに、確保売上高において設定している利益を上回る利益を得ることができる。
また、このような落札単価の決定方法であると、いわゆるダッチオークションあるいはボトムラインオークションと呼ばれるものにおいて生じる、出品者が自己入札によって落札単価を高騰させる、と言った価格操作の介入を防止することができる。加えて、落札を決定した入札者は、全員同一の落札単価により商品を入手することができ、商品購入時の不平等を防止することができる。また、同時に入札者自身がその商品に対しての主観的な評価額で入札することが入札者の最適な戦略的行動となるため、入札者の最適な行動を単純化して、入札者の戦略的行動を不要にする。さらには、落札単価と商品の落札個数とを同時に把握することができるので、超過利益テーブルT4を分析することにより、このようなオークションシステムを、生産計画を立案する際のツールとして応用することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態においては、商品の個数を1個単位にして確保売上高テーブル、入札テーブル及び超過利益テーブルを説明したが、複数個例えば2個、10個、50個、100個などを1単位として扱うものであってもよい。つまり、入札個数及び落札個数は、1個に限定されるものではなく、複数個を1単位として設定するものであってよい。これに伴って、入札単価及び落札単価についても、入札個数及び落札個数に対応して設定するものである。このように個数を複数個に設定することにより、システム自体を複雑化することなくスケールメリットを拡大することができる。
さらに、上述したように、非公開のオークションについて説明したが、出品者の要請により一部を公開とするものであってもよい。具体的には、出品者が出品を申し込む場合に、商品情報以外に情報を公開する旨の情報公開要請を行うことにより、詳細な入札状況をオークション終了後にサーバから売り手側コンピュータに送信するよう構成してもよい。このような構成によれば、出品者は、需要価格の分布を把握しうる入札情報を入手することにより、それらの入札情報に基づいて商品の需要曲線を推計するための資料を作成することができる。
また、上述のようにして落札単価を決定することにより、商品を落札できた入札者の中には、落札単価が大幅に入札価格を下回る場合が生じるために、このような入札者にとっては入札単価と落札単価との間に生じた差額分だけ、消費者余剰を得ることになり、また定量的に測定可能である。したがって、このような入札単価と落札単価との差額分を例えば「得した金額」として入札者に提示することにより、オークションシステムの有効性を入札者に実感させることができる。同様にして、上述の超過利益を、例えば「儲けた金額」として出品者に提示することにより、オークションシステムの有効性を出品者にアピールすることができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の実施形態の構成説明図。 同実施形態の買い手側コンピュータ(売り手側コンピュータ)のハードウェア構成を示すブロック図。 同実施形態の機能ブロック図。 同実施例の確保売上高テーブルの構成説明図。 同実施形態の入札テーブルの構成説明図。 同実施形態の超過利益テーブルの構成説明図。 同実施形態の動作を示すフローチャート。
符号の説明
101…入札情報受付手段
102…確保売上高記憶手段
103…落札順位決定手段
104…総額演算手段
105…入札総額記憶手段
106…落札決定手段
107…落札者決定手段

Claims (2)

  1. 少なくとも入札者が操作するコンピュータと出品者が操作するコンピュータとを使用するオークションシステムであって、
    商品の販売個数ごとの確保売上高を記憶する確保売上高記憶手段と、
    入札者からの入札により入札者ごとの入札単価及び購入予定個数を少なくとも含む入札情報を受け付ける入札情報受付手段と、
    入札情報受付手段により受け付けた入札単価に基づいて落札の優先順位を決定する落札順位決定手段と、
    落札順位決定手段により決定された優先順位と入札単価とに基づいて各優先順位における入札単価に対応する入札総額を演算する総額演算手段と、
    総額演算手段により演算された入札総額を落札順位決定手段により決定された優先順位に関連づけて記憶する入札総額記憶手段と、
    確保売上高記憶手段に記憶された商品の落札個数ごとの確保売上高と入札総額記憶手段に記憶された順位別合計入札個数ごとの入札総額とを個数ごとに比較し、その差額が最大となる入札総額に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定する落札決定手段と、
    落札決定手段により決定した実際の落札単価と落札個数とに応じて優先順位の上位から落札者を決定する落札者決定手段とを備えてなるオークションシステム。
  2. 商品の販売個数ごとの確保売上高を設定し、
    入札者からの入札により入札者ごとの入札単価及び購入予定個数を少なくとも含む入札情報を受け付け、
    受け付けた入札単価に基づいて落札の優先順位を決定し、
    決定された優先順位と入札単価とに基づいて各優先順位における入札単価に対応する入札総額を演算し、
    演算された各入札総額を決定された優先順位に関連づけて記憶し、
    商品の落札個数ごとの確保売上高と順位別合計入札個数ごとの入札総額とを個数ごとに比較し、その差額が最大となる入札総額に基づいて実際の落札単価と落札個数とを決定し、
    決定した実際の落札単価と落札個数とに応じて優先順位の上位から落札者を決定するオークション方法。
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