JP2005122291A - 生活行動データ処理システム - Google Patents

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JP2005122291A JP2003353907A JP2003353907A JP2005122291A JP 2005122291 A JP2005122291 A JP 2005122291A JP 2003353907 A JP2003353907 A JP 2003353907A JP 2003353907 A JP2003353907 A JP 2003353907A JP 2005122291 A JP2005122291 A JP 2005122291A
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JP2003353907A
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Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
Kenichi Manabe
謙一 真鍋
Shota Uenishi
章太 上西
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】 人の生活行動パターンを視覚的に容易に把握できるように、生活行動データを
画像により表示する生活行動データ処理システムを提供する。
【解決手段】 住宅内における独居高齢者の滞在場所毎に異なる色を指定した色情報を設
定し(ステップS10)、時刻を表す横軸において1日を区切った所定時間に対応する画
素数を指定した画素情報を設定する(ステップS12)。そして、独居高齢者の生活行動
データ、設定された色情報及び設定された画素情報に基づいて生活行動データを示す画像
を作成し(ステップS14)、作成された画像を表示する(ステップS16)。
【選択図】 図4

Description

この発明は、独居高齢者等の生活行動データを画像により表示する生活行動データ処理
システムに関するものである。
独居高齢者の増加に伴い、このような高齢者の老人性鬱、自殺、慢性疾患及び急病等に
よる心身の変化を早期に発見し、このような高齢者が安全、かつ、健康な生活を維持する
ことができるように支援するシステムが求められている。
従来、人感センサ等が設置された住居の住人(例えば、独居高齢者)の生活行動を示す
生活行動データを、住居に設置された人感センサ等により収集し、収集された生活行動デ
ータに基づいて独居高齢者等の生活行動を見守る生活行動遠隔確認システムが存在する(
例えば、特許文献1参照)。この生活行動遠隔確認システムによれば、収集された生活行
動データに基づいて住人の生活行動を判定するための指標を求め、求められた指標と過去
の指標とを比較することにより、住人に異常が発生したか否かを判断することができる。
また、この生活行動遠隔確認システムによれば、求められた指標に基づいて、住居内にお
ける住人の生活行動を、推移行列、分布関数、時間に応じた時刻別遷移図又はヒストグラ
ムを用いて表示することができる。
特開平10−257204号公報
ところで、独居高齢者等の生活行動データを推移行列やヒストグラム等を用いて表示す
るためには、上述のように、収集された生活行動データに基づいて指標を求める等の処理
が必要となる。即ち、収集された生活行動データの処理について、詳細な定義を行う必要
があると共に、表示形式毎に必要な処理を行うためのプログラムを作成する必要がある。
また、上述の生活行動遠隔確認システムのように、分布関数やヒストグラム等を用いて独
居高齢者等の生活行動を表示している場合、表示されている分布関数等だけでは、独居高
齢者等の人の生活行動を把握するのが困難であるという問題があった。
この発明の課題は、人の生活行動パターンを視覚的に容易に把握することができるよう
に、生活行動データを画像により表示する生活行動データ処理システムを提供することで
ある。
請求項1記載の生活行動データ処理システムは、人の滞在場所及び時間を含む生活行動
データを記憶する生活行動データ記憶手段と、前記生活行動データ記憶手段に記憶されて
いる生活行動データを示す画像の作成条件を設定する作成条件設定手段と、前記生活行動
データ及び前記作成条件に基づいて前記生活行動データを示す画像を作成する画像作成手
段と、前記画像作成手段により作成された画像を、時刻を一の軸、日にちを他の軸とし、
1日を所定時間に区切り、前記所定時間を横軸方向の所定数の画素に対応させて記憶する
画像記憶手段とを備えることを特徴とする。
この請求項1記載の生活行動データ処理システムによれば、人の生活行動データ及び設
定された作成条件に基づいて生活行動データを示す画像を作成し、作成された画像を時刻
を一の軸、日にちを他の軸、例えば、時刻を横軸、日にちを縦軸とし、横軸において1日
の所定時間を所定数の画素に対応させて表示している。従って、表示された画像により、
1日の生活行動を視覚的に容易に把握することができる。また、長期間の生活行動を一つ
の画像で表しているため、生活行動の変化を容易に把握することができる。
また、請求項2記載の生活行動データ処理システムは、前記作成条件設定手段が前記滞
在場所を表す色を、該滞在場所毎に指定する色情報指定手段を備え、前記色情報指定手段
により指定された色により、前記画像記憶手段に記憶されている画像を表示する表示手段
を備えることを特徴とする。
この請求項2記載の生活行動データ処理システムによれば、生活行動データにより示さ
れる滞在場所毎に色を指定し、指定された色により画像を表示していることから、画像の
色により、人の住宅内における滞在場所を容易に把握することができる。
また、請求項3記載の生活行動データ処理システムは、前記作成条件設定手段が前記滞
在場所を表す色を、該滞在場所の属性毎に指定する色情報指定手段を備えることを特徴と
する。
この請求項3記載の生活行動データ処理システムによれば、例えば、独居高齢者が休息
している場所、活動している場所、その他の場所というように滞在場所を分類し、分類さ
れた滞在場所毎に色を指定することができるため、画像の色により、独居高齢者等の生活
状況を把握することができる。
また、請求項4記載の生活行動データ処理システムは、前記生活行動データが人の活動
量を含み、前記作成条件設定手段は、色相、彩度及び明度の何れか一つにより前記滞在場
所を表し、前記色相、彩度及び明度の他の一つにより前記活動量を表すことを指定する色
情報指定手段を備えることを特徴とする。
この請求項4記載の生活行動データ処理システムによれば、例えば、色相により滞在場
所を表し、明度により活動量を表すことを指定する色情報を指定しているため、滞在場所
とその滞在場所における活動量とを一度に表すことができる。
また、請求項5記載の生活行動データ処理システムは、前記作成条件設定手段が、前記
所定時間に対応する前記画素の数を指定する画素情報設定手段を備えることを特徴とする
この請求項5記載の生活行動データ処理システムによれば、1日を所定時間に区切り、
この所定時間に対応する画素数を指定している。従って、例えば、人の生活行動データを
詳細に表示する場合には、所定時間に対応する画素数を少なくし、人の生活行動データの
概略を表示する場合には、所定時間に対応する画素数を多くする等の調整を行うことがで
きる。
この発明によれば、人の生活行動データ及び設定された作成条件に基づいて人の生活行
動データを示す画像を作成し、一の軸を時刻、他の時刻を日にちとして座標系、例えば、
横軸を時刻、縦軸を日にちとした座標系において、1日を所定時間に区切り、その所定時
間に所定数の画素を対応させて画像を表示している。従って、数値データ等の生活行動デ
ータだけでは把握することが困難な人の生活行動の変化、例えば、起床時刻の推移や就寝
時刻の推移等を容易に把握し、人の生活行動パターン等を視覚的に容易に把握することが
できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムについ
て説明する。なお、以下においては、独居高齢者の生活行動データを表示する場合を例と
して説明する。
図1は、図中Aで示す独居高齢者の生活行動データを示す画像を表示する生活行動デー
タ処理システムの概略を示す図である。生活行動データ処理システム1は、図1に示すよ
うに、独居高齢者の住宅90内に設けられた生活行動データ収集装置10、生活行動デー
タ処理システム1の運用及び管理を行う管理センタ等に設置されている管理サーバ20及
び独居高齢者の家族や独居高齢者の生活を支援等している介護センタ等が保有するパーソ
ナルコンピュータ50a、50bを備えている。また、図1に示すように、生活行動デー
タ収集装置10と管理サーバ20とはネットワーク40を介して接続されており、更に、
管理サーバ20とパーソナルコンピュータ50a、50bとがネットワーク40を介して
接続されている。
図1に示すように、生活行動データ収集装置10は、コントロール装置11及び複数の
人感センサ12a〜12fを備えている。コントロール装置11と人感センサ12a〜1
2fとは、住宅90内に設置されている電灯線99を介して接続されている。即ち、人感
センサ12a〜12fのそれぞれが備えるプラグ12gを電灯線99のコンセント99a
に接続し、コントロール装置11が備えるプラグ11gを電灯線99のコンセント99a
に接続することにより、電灯線99を介してコントロール装置11と人感センサ12a〜
12fとが接続されている。
図2は、独居高齢者の住宅内に設置されている人感センサの設置場所を示す図である。
人感センサ12a〜12fは、図2に示すように、住宅90内においてそれぞれ異なる場
所に設置されており、それぞれの人感センサ12a〜12fは、住宅90内における人の
動きを感知する。即ち、トイレ91に配置されている人感センサ12aは、感知範囲内で
あるトイレ91での人の動きを感知し、台所92に配置されている人感センサ12bは、
感知範囲内である台所92での人の動きを感知する。また、居間93に配置されている人
感センサ12cは、感知範囲内である居間93での人の動きを感知し、寝室94に配置さ
れている人感センサ12dは、感知範囲内である寝室94での人の動きを感知する。更に
、玄関95に配置されている人感センサ12eは、感知範囲内である玄関95での人の動
きを感知し、風呂96に配置されている人感センサ12fは、感知範囲内である風呂96
での人の動きを感知する。なお、図2に示すように、独居高齢者の住宅90においては、
玄関95の他に、居間93に設けられている掃き出し窓からも出入りすることができる。
図3は、この発明の実施の形態に係る管理サーバのブロック構成図である。管理サーバ
20は、図3に示すように、管理サーバ20におけるデータの処理を制御するデータ制御
部22を備えている。このデータ制御部22には、生活行動データ収集装置10を構成す
るコントロール装置11及びパーソナルコンピュータ50a、50bとの間の通信を制御
する通信制御部24が接続されている。また、データ制御部22には、独居高齢者の生活
行動を示す生活行動データ等を記憶するデータ記憶部26及び生活行動データを示す画像
を作成する際の作成条件等を含む設定データを記憶する設定データ記憶部28が接続され
ている。更に、データ制御部22には、作成条件等を入力する入力部30及び独居高齢者
の生活行動データを示す画像等を表示する表示部32が接続されている。
データ記憶部26には、生活行動データとして、独居高齢者の滞在場所及び時間を含む
データが記憶されている。また、データ記憶部26には、生活行動データ及び設定データ
記憶部28に記憶されている後述する作成条件に基づいて作成された独居高齢者の生活行
動データを示す画像のデータが記憶される。
ここで、生活行動データは、生活行動データ収集装置10により収集され、定期的に生
活行動データ収集装置10から管理サーバ20に対してネットワーク40を介して送信さ
れ、データ記憶部26に記憶されている。即ち、まず、コントロール装置11において、
人感センサ12a〜12fの何れかから感応結果を受信しているか否かの判定が行われる
。人感センサ12a〜12fの何れかから感応結果を受信している場合には、独居高齢者
が住宅90内に滞在していると判定し、人感センサ12a〜12fより送信される感応結
果に基づいて、独居高齢者が同一の場所に30秒以上滞在したか否かの判定が行われる。
一方、人感センサ12a〜12fの何れの人感センサからも感応結果を受信していない場
合には、独居高齢者が外出中であると判定し、独居高齢者の外出状態が30秒以上続いて
いるか否かの判定が行われる。
次に、独居高齢者が同一の場所に30秒以上滞在した、若しくは独居高齢者の外出状態
が30秒以上続いたと判定された場合には、独居高齢者がその場所(外出を含む)に滞在
したとみなされる。そして、その場所に移動する直前に滞在していた場所、及び現在の場
所に移動したと判定された時間が、生活行動データとしてコントロール装置11の図示し
ないデータ記憶部に記憶される。一方、独居高齢者が同一の場所に30秒以上滞在しなか
った、若しくは独居高齢者の外出が30秒以上続いていないと判定された場合には、独居
高齢者がその場所に滞在していないとみなされる。即ち、その場所に移動する直前に滞在
していた場所に滞在し続けているとみなされる。このようにして、独居高齢者の滞在場所
及び時間を含む生活行動データがコントロール装置11の図示しないデータ記憶部に記憶
され、1日間分の生活行動データが取得される。
また、コントロール装置11は、図示しないデータ記憶部に記憶されている1日分の生
活行動データを、1日に1度、所定の時間に図示しない通信制御部及びネットワーク40
を介して管理サーバ20に送信する。管理サーバ20においては、コントロール装置11
からネットワーク40を介して送信された生活行動データを通信制御部24を介して受信
し、受信した1日分の生活行動データをデータ記憶部26に記憶する。
なお、管理サーバ20においては、受信した1日分の生活行動データ、即ち、独居高齢
者が移動する毎に取得された生活行動データを1分毎の独居高齢者の滞在場所を示すデー
タに変換した後にデータ記憶部26に記憶している。即ち、生活行動データとして、例え
ば、「2001年3月10日、6時5分15秒、トイレ91」、「2001年3月10日
、6時7分23秒、居間93」、「2001年3月10日、6時10分12秒、台所92
」というデータを受信したとする。この場合には、「2001年3月10日、6時5分、
トイレ91」、「2001年3月10日、6時6分、トイレ91」、「2001年3月1
0日、6時7分、居間93」、「2001年3月10日、6時8分、居間93」、「20
01年3月10日、6時9分、居間93」、「2001年3月10日、6時10分、台所
92」というように、1分毎の時系列な生活行動データに変換した後に、データ記憶部2
6に記憶する。
図3に示す設定データ記憶部28には、設定データとして、センサ識別情報等を示す情
報が記憶されている。センサ識別情報は、住宅内に設置されている各々の人感センサを識
別するための情報である。また、センサ識別情報に対応させて、それぞれの人感センサが
設置されている場所が記憶されている。例えば、12a:トイレ91、12b:台所92
、12c:居間93、12d:寝室94、12e:玄関95、12f:風呂96として、
それぞれの人感センサ12a〜12fが設置されている場所が記憶されている。
また、設定データ記憶部28には、画像を作成する際の作成条件を示す情報として、色
情報及び画素情報が記憶される。色情報は、独居高齢者の住宅内における滞在場所を表す
色を指定する情報であり、例えば、トイレ91:赤、台所92:緑、居間93:オレンジ
、寝室94:水色、風呂96:青等のように、任意の場所に任意の色が対応するように設
定できる。また、画素情報は、1日を所定時間に区切り、この所定時間が時刻を示す横軸
方向において何画素に対応するかを指定する情報であり、例えば、1画素=1分、3画素
=5分等のように、任意に指定することができる。
次に、図4のフローチャートを参照して、この発明の実施の形態に係る生活行動データ
処理システムによる生活行動データの表示処理について説明する。なお、以下においては
、独居高齢者の2年分の生活行動データを画像により表示する場合を例として説明する。
まず、独居高齢者の生活行動データを示す画像を作成するための色情報を設定し(ステ
ップS10)、設定された色情報を設定データ記憶部28に記憶する(ステップS11)
。ここで、管理サーバ20の表示部32やパーソナルコンピュータ50a、50bにおい
て画像が表示される場合には、画像を構成する全ての色が赤(R)、緑(G)及び青(B
)を用いて表示される。即ち、赤、緑及び青のそれぞれの色の比率を変更することにより
画像を構成する全ての色を表現することができる。従って、表示部32に表示される色情
報設定画面(図示せず)において、色を構成する赤、緑、青の比率を、入力部30を介し
て入力することにより場所毎の色を指定する。例えば、トイレ91(1,0,0)、台所
92(0,0.5,0.5)、居間93(0,1,0)、寝室94(0,0,1)、風呂
96(0.5,0.5,0)のように、各場所を表す色を指定する。なお、色情報をパー
ソナルコンピュータ50a又はパーソナルコンピュータ50bを介して設定するようにし
てもよい。
次に、1日を所定時間に区切り、この所定時間が横軸方向の何画素に対応するかを指定
する画素情報を設定し(ステップS12)、設定された画素情報を設定データ記憶部28
に記憶する(ステップS13)。即ち、表示部32に表示される画素情報設定画面(図示
せず)において、入力部30を介して画素数と該画素数に対応する時間とを入力し、画像
を構成する画素と1日を構成する所定単位の時間とを、例えば、1画素=1分のように対
応させる。なお、画素情報をパーソナルコンピュータ50a又はパーソナルコンピュータ
50bを介して設定するようにしてもよい。
次に、データ記憶部26に記憶されている生活行動データと、設定データ記憶部28に
記憶されている色情報及び画素情報とに基づいて、独居高齢者の生活行動データを示す画
像を作成する(ステップS14)。例えば、場所を示す色を、トイレ91(1,0,0)
、台所92(0,0.5,0.5)、居間93(0,1,0)、寝室94(0,0,1)
、風呂96(0.5,0.5,0)とし、時刻を示す一の軸方向において1画素を1分と
し、他の軸において日にちを示す座標軸系において独居高齢者の2年間分の生活行動デー
タを示す画像を作成する。なお、以下においては、時刻を示す一の軸を横軸とし、日にち
を示す他の軸を縦軸とした座標系において画像を作成する場合を例として説明する。
ここで、1画素=1分とした場合には、時刻を示す横軸が24×60=1440画素、
即ち、0〜1439となる。更に、日にちを示す縦軸においては、1画素により1日を示
し2年分の日にちに対応する365×2=730画素、即ち、0〜729となる。従って
、例えば、2001年3月10日0時0分〜2003年3月9日23時59分までの生活
行動データを表示する場合には、座標軸系(X,Y)において、座標(0,0)が200
1年3月10日0時0分に対応し、座標(1439、0)が2001年3月10日23時
59分に対応する。同様に、(0,729)が2003年3月9日0時0分に対応し、座
標(1439,729)が2003年3月9日23時59分に対応する。そして、この座
標軸系において、2001年3月10日0時0分〜2003年3月9日23時59分まで
の2年間における独居高齢者の生活行動データを示す画像を作成する。
次に、作成された独居高齢者の生活行動を示す画像の画像データを、データ記憶部26
に記憶する(ステップS15)。即ち、画素により構成された画像の画像データをビット
マップ形式によりデータ記憶部26に記憶する。
次に、データ記憶部26に記憶されている画像データに基づいて、独居高齢者の生活行
動データを示す画像を表示部32に表示する(ステップS16)。ここで、独居高齢者の
生活行動データを示す画像は、パーソナルコンピュータ50a又はパーソナルコンピュー
タ50bにおいて表示してもよい。
図5は、表示された独居高齢者の生活行動データを示す画像の一例である。この図5に
おいては、実際にはカラーにより表示される画像を白黒により表示しているが、トイレ9
1を赤(1,0,0)、台所92を青緑(0,0.5,0.5)、居間93を緑(0,1
,0)、寝室94を青(0,0,1)及び風呂96を赤緑(0.5,0.5,0)として
独居高齢者が滞在していた場所を示している。即ち、この図5において、黒く表示されて
いる部分は、独居高齢者が寝室94に滞在していたことを示しており、その他の部分はト
イレ91、台所92、居間93又は風呂96に滞在していたことを示している。また、図
5において白く表示されている部分は、独居高齢者がトイレ91、台所92、居間93、
寝室94又は風呂96の何れの場所にも滞在していなかったことを示している。
ここで、図5に示す画像では、黒く見える部分からその他の色に見える部分へ変化して
いる時刻、即ち、独居高齢者が寝室94に滞在していた時刻から台所92等の寝室94以
外の場所へ移動した時刻に基づいて、独居高齢者の起床時刻の変動状況を推定して把握す
ることができる。即ち、長期間に渡る独居高齢者の生活行動データを一つの画像として表
示することにより、独居高齢者の生活行動データにより示される独居高齢者の生活行動パ
ターンの全体像を視覚的に容易に把握することができる。また、独居高齢者の生活行動デ
ータを示す画像に所定の画像処理を施すことにより、独居高齢者の生活行動パターンの概
略をより一層明確に表示することができる。
図6は、図5に示す画像にノイズ削除処理を施した画像の一例を示す図である。ここで
、図5に示す画像においては、夜中にトイレ91や台所92に行った場合、トイレ91に
滞在した時刻及び台所92に滞在した時刻がそれぞれ記録されるため、青く表示されてい
る寝室94に独居高齢者が滞在していることを示す時間内に間欠的に他の色が表示される
ことになる。従って、所定の画像処理として、例えば、周辺の色から独立して存在してい
る色を取り除くノイズ処理を施すことにより、図5の画像から間欠的に表示されている色
を削除した図6に示す画像を得ることができる。即ち、夜中にトイレ91に行った場合、
トイレ91に滞在したことを表す赤い点が、寝室94に滞在していることを表す青の中に
存在することになるため、この赤い点はノイズとして削除される。一方、起床後トイレ9
1に行った場合には、赤い点に続いて居間93に滞在していることを示す緑の部分が存在
するため、この赤い点は削除されない。従って、例えば、X軸を「0」から検索し、青以
外の色となっている画素が現れた時刻を起床時刻として抽出することができ、独居高齢者
の生活行動パターンをより一層、視覚的に容易に把握することができる。
図7は、図6に示す画像に青以外の色のエッジを検出する処理を施した画像の一例を示
す図である。即ち、図7に示す図は、図6において、青で示されるデータを除去し、他の
色をグレースケールにした後、グレースケールで示される部分のエッジが検出された画像
を示している。図7に示す画像によれば、例えば、表示されている画像の面積を算出する
ことにより、独居高齢者が寝室94に滞在していた時刻と寝室94以外の場所に滞在して
いた時刻、即ち、独居高齢者が休息していた時間と独居高齢者が活動していた時間の年間
比率等を求めることができる。
この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムによれば、独居高齢者の生活
行動データを、設定された色情報及び画素情報に基づいて画像により表示することができ
る。従って、色情報及び画素情報を定義することにより容易に独居高齢者の生活行動デー
タを画像により表示することができ、例えば、独居高齢者の起床時刻の変動状況や独居高
齢者の就寝時刻の変動状況等、独居高齢者の生活行動の変化を視覚的に容易に把握するこ
とができる。
また、この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムによれば、独居高齢者
が滞在した場所毎に異なる色を用いた画像により独居高齢者の生活行動データを示すこと
ができる。従って、独居高齢者の住宅内における生活行動の状態、即ち、生活行動パター
ンを視覚的に容易に把握することができ、数値情報たけでは把握することが困難な変化、
例えば、日中に独居高齢者が寝室に滞在する時間が徐々に増加しており、独居高齢者の活
動時間が少なくなっている等の生活行動パターンの変化を的確に把握することができる。
また、この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムによれば、独居高齢者
の生活行動データをビットマップ形式の画像により保存しているため、ノイズ削除処理や
輪郭強調処理等を施し、独居高齢者の生活行動に関する分析を容易に行うことができる。
即ち、ノイズ削除処理を施すことにより独居高齢者が寝室から他の場所へ移動した時刻を
明確にし、独居高齢者の起床時刻の傾向を的確に把握することができる。また、輪郭強調
処理(エッジ検出処理)を画像に施すことにより独居高齢者の活動時間と休息時間の比率
等を的確に把握することができる。
なお、この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムにおいては、住宅内に
おける独居高齢者の滞在場所を表す色を任意に設定しているが、部屋の属性に基づいて色
を指定するようにしてもよい。例えば、居間系として居間、台所及び作業部屋、寝室系と
して寝室及び休憩室、その他としてトイレ、風呂、玄関及び廊下のように住宅内の部屋を
分類する。そして、居間系の部屋を緑、寝室系の部屋を青、その他の部屋を赤として、部
屋の属性毎に色を指定するようにしてもよい。
また、例えば、居間系の部屋に対して指定する色を緑色系の色として、居間、台所及び
作業部屋をそれぞれ緑を基調とする異なる色により表し、寝室系の部屋に対して指定する
色を青色系の色として、寝室及び休憩室を青を基調とする異なる色により表し、その他の
部屋に対して指定する色を赤色系の色として、トイレ、風呂、玄関及び廊下を赤を基調と
する異なる色により表すようにしてもよい。この場合には、色の系統により、居間系の部
屋、寝室系の部屋、その他の部屋の何れに滞在しているのかを把握することができる。
また、この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムにおいては、1画素を
1分として生活行動データを示す画像を表示しているが、任意の画素数を任意の時間に対
応させてもよい。例えば、横軸において、1画素を2分、3分、5分等に対応させてもよ
く、また、3画素を1分、5分、10分等に対応させるようにしてもよい。また、2年間
分の生活行動データを一つの画像により表示しているが、1年間分の生活行動データや1
月分の生活行動データを表示するようにしてもよい。また、縦軸において、1日を1画素
に対応させているが、例えば、1日を2画素に対応させるようにしてもよく、任意の日に
ちを任意の画素数に対応させてもよい。
また、この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムにおいては、住宅内に
おける独居高齢者の滞在場所を表す色を指定しているが、例えば、色相により滞在場所を
表し、明度により独居高齢者の活動量を表すように指定してもよい。即ち、生活行動デー
タに、「2001年3月10日、6時10分、台所92、8回」というように、滞在場所
における活動量を示す人感センサの反応回数が含まれているとする。この場合には、滞在
場所を色相、即ち、色合いにより表し、活動量が多い場合には明度を高く、即ち、色の明
るさを明るくし、活動量が少ない場合には明度を低くすることにより、活動量を表すよう
にしてもよい。この場合には、何れの場所における独居高齢者の活動量が多く、何れの場
所においては少ない等を視覚的に容易に把握することができる。
また、この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムにおいては、一の軸を
横軸、他の軸を縦軸とする座標系において画像を作成しているが、一の軸を縦軸、他の軸
を横軸とする座標系において画像を作成するようにしてもよい。
この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムの概略を示す図である。 この発明の実施の形態に係る住宅内に設置された人感センサの設置場所を示す図である。 この発明の実施の形態に係る管理サーバのブロック構成図である。 この発明の実施の形態に係る生活行動データ処理システムによる生活行動データを示す画像の表示処理を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態に係る表示された画像の一例を示す図である。 この発明の実施の形態に係るノイズ削除処理が施された画像の一例を示す図である。 この発明の実施の形態に係るエッジ検出処理が施された画像の一例を示す図である。
符号の説明
1…生活行動データ処理システム、10…生活行動データ収集装置、11…コントロー
ル装置、12a〜12g…人感センサ、20…管理サーバ、40…ネットワーク、50a
、50b…パーソナルコンピュータ、90…住宅。

Claims (5)

  1. 人の滞在場所及び時間を含む生活行動データを記憶する生活行動データ記憶手段と、
    前記生活行動データ記憶手段に記憶されている生活行動データを示す画像の作成条件を
    設定する作成条件設定手段と、
    前記生活行動データ及び前記作成条件に基づいて前記生活行動データを示す画像を作成
    する画像作成手段と、
    前記画像作成手段により作成された画像を、時刻を一の軸、日にちを他の軸とし、1日
    を所定時間に区切り、前記所定時間を横軸方向の所定数の画素に対応させて記憶する画像
    記憶手段と
    を備えることを特徴とする生活行動データ処理システム。
  2. 前記作成条件設定手段は、
    前記滞在場所を表す色を、該滞在場所毎に指定する色情報指定手段を備え、
    前記色情報指定手段により指定された色により、前記画像記憶手段に記憶されている画
    像を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の生活行動データ処理シス
    テム。
  3. 前記作成条件設定手段は、
    前記滞在場所を表す色を、該滞在場所の属性毎に指定する色情報指定手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の生活行動データ処理システム。
  4. 前記生活行動データは、人の活動量を含み、
    前記作成条件設定手段は、
    色相、彩度及び明度の何れか一つにより前記滞在場所を表し、前記色相、彩度及び明度
    の他の一つにより前記活動量を表すことを指定する色情報指定手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の生活行動データ処理システム。
  5. 前記作成条件設定手段は、
    前記所定時間に対応する前記画素の数を指定する画素情報設定手段を備えることを特徴
    とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の生活行動データ処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014219957A (ja) * 2013-04-08 2014-11-20 日本電子工学株式会社 被介護者監視システム

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JP2014219957A (ja) * 2013-04-08 2014-11-20 日本電子工学株式会社 被介護者監視システム

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