JP2005121847A - 長距離構造物管理向け地理情報システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 長距離構造物が確実に含まれる地図データを検索する方法提供のため、構造物の連結関係を記載する連結管理テーブルによって連結関係を記載し、長距離構造物参照区間を距離範囲によって指定したときに連結管理テーブルを参照して、指定した距離に相当する長距離構造物を含む地図データを検索する。
【選択図】 図1
Description
例えば、道路の隣接関係を記述して、道路データの行進に伴って隣接する地図に記載された道路の接続関係を検索する技術がある(特許文献1参照)。また、始点、終点の入力を行うことにより案内線図形の作成を行う技術がある(特許文献2参照)
このような長距離構造物を管理・利用するためのデータ処理装置・システムとして地理情報システム(以下GIS)の利用が考えられが、従来のGISは一様な格子(以下メッシュと呼ぶ)ごとの管理を行っているため、メッシュ全体に広がる地図データを必要とする。一方、鉄道や河川護岸などは1/25,000の縮尺による地図であっても一枚では覆いきれないことがあり、数枚から数十枚におよぶことがある。このような長距離構造物に特に注目すると、長距離構造物を地図によって管理する場合、長距離構造物とその周辺の建物や植生などの自然を示す地物データで構成した地図を用いることがある。これは電子化・データ化された地図データを利用する場合でも同様である。そのため、従来の地図データのメッシュ管理に基づくGISではなく、長距離構造物とその周辺の地形や地物のみを含んだ地図データの形態で管理することが必要になる。さらに、長距離構造物を含む地図データは、部分ごとに作成されることもあり、このような場合、構造物全体を参照する場合には部分地図を複数個検索することが必要になる。
例えば特許文献1記載の技術は、隣接関係としてみたときの道路接続関係の検索はできるが、距離の指定に基づいて道路ネットワークを追跡することは行えない。又、特許文献2記載の技術は、始点・終点にキーボードなどから入力する必要があり、距離の指定によって検索を行うことはできない。
以上の様に、長距離構造物の管理・検索に関しては、従来の領域を規定する座標範囲の包含関係に基づいて地図データを検索する方法では上記の様な課題があった。
ここでは、長距離構造物とその周辺地物を記載した地図を、地図を包含する外接四角形の四隅の座標によって管理するGISを構成する。このような長距離構造物管理GISの構成要素を図1に示す。
構成要素を以下に示す。
(1)基点/距離入力部101
地図を検索するために、距離計算の基点となる場所の情報(位置や名称など)と、長距離構造物を参照する開始距離と終了距離を入力するインタフェース機能。
(2)連結管理データ検索・参照102
長距離構造物を含む地図の連結関係を記載したデータ(連結管理データ)を、連結管理DB107から読み出して検索し、長距離構造物の連結関係を参照する機能。
(3)地図データ読み出し部103
連結データ検索・参照102によって指定された地図情報に従って地図データを格納装置(地図DB)108より読み出しメモリ上にロードする機能。
(4)分岐管理部104
長距離構造物の途中に分岐がある場合、連結管理データに記載された分岐関連情報の検索・参照・一時記憶を行うことによって、長距離構造物の分岐も考慮した地図データの検索を行う機能。
(5)構造物追跡部105
指定された距離(開始距離、終了距離)に従って、連結管理データに格納されている長距離構造物の長さを累積加算することにより追跡し、表示する対象となる地図データを指定する機能。
(6)地図表示部106
地図データ読み出し部103によってメモリ上に読み出された地図データを計算機ディスプレイに表示させる機能。
(7)連結管理DB107
長距離構造物の連結関係を記載する連結管理データを格納したデータベース。
(8)地図DB108
地図データを格納したデータベース。
距離によって検索を行う場合には次の2つの課題を解決する必要がある。
(1)メッシュ分割によらない地図データの管理
(2)分岐を含む場合の長距離構造物の追跡方法
それぞれの課題の解決方法を以下に示す。
長距離構造物を含む地図データの例を図2に示す。ここで、長距離構造物のデータは一枚の地図に含まれているわけではなく領域ごとに部分分割されている。図2では長距離構造物は領域に従って201〜206まで6個に分割されている。201〜206までの長距離構造物は、それぞれ地図データ220〜225に包含される。図2における点線208〜219は地図記載範囲を示している。この点線と領域境界によって囲まれる範囲に地図形状データが記載されている。地図データ220〜225はそれぞれ点線によって囲まれる範囲の外接四角形に相当する。ここで、地図データ220〜225はオーバラップがある。これは、長距離構造物の一定距離範囲にある地物を地図にしている場合、外接四角形で地図範囲を記載しようとすると、オーバラップが発生する。とくに長距離構造物が斜めから境界に到達している場合、オーバラップが発生する。
PC1L:(XPCL1,YPCL1)、
PC3L:(XPCL3,YPCL3)
とすると、各座標は、
XPCL1=XP1+Xd×(XP2―XP1)/ML
YPCL1=YP1+Yd×(YP2―YP1)/WL
XPCL3= XC1+(Xd+XL)×(XP2―XP1)/ML
YPCL3= YC1+(Yd+YL)×(YP2―YP1)/WL
また外接四角形304の右下隅の座標は(XPCL3, YPCL1)、また左上隅の座標は(XPCL1, YPCL3)となる。
第2に地図データ内に基準点座標が含まれる場合。地図データの中に基準点となる広域座標が2点以上定義されている場合には、この広域座標を用いて四隅の座標を決定することができる。この基準点はあらかじめ正確な位置座標が広域座標系と局所座標系の両方でわかっている。図形データを記述する座標は局所座標系に従う。図形データを記述する座標は必ずしも広域座標で記述されているとは限らない。図3に示す領域のみで通用する座標系によって記述されていることもある。領域内でのみ通用する座標系を局所座標系と呼ぶ。従って局所座標系によって記述された図形座標は地図の範囲のみによって定められた座標であり、別途定義された原点からのオフセットによって定義される相対座標である。なお、基準点は水平、垂直方向の直線状に並ばない。2点の座標をP1(306)およびP2(306)としてその広域座標(絶対座標)と図形座標(相対座標)をそれぞれ、P1G、P1LおよびP2G、P2Lとして、
P1G:(XG1,YG1)
P1L:(XL1,YL1)
P2G:(XG2,YG2)
P2L:(XL2,YL2)
とおく。また、領域303に含まれる図形データのX座標、Y座標の最大値、最小値をとることによって求まる左下の点Pc1(307)と右上の点Pc3(309)の図形座標をそれぞれ、
PC1L:(XPCL1,YPCL1)
PC3L:(XPCL3,YPCL3)
とする。これより、Pc1(307)と右上の点Pc3(309)の絶対座標はP1G、P1LおよびP2G、P2Lおよび、PC1L、PC2Lを用いることによって次のように求めることができる。
XPCL1=XG1+(XpcL1−XL1)・(XG2−XG1)/(XL2−XL1)
YPCL1=YG1+(YpcL1−YL1)・(YG2−YG1)/(YL2−YL1)
XPCL3=XG2 +(XpcL3 −XL2)・(XG2−XG1)/(XL2−XL1)
YPCL3=YG2 +(YpcL3 −YL2)・(YG2−YG1)/(YL2−YL1)
Pc2(309)およびPc4(311)の座標はPc1、Pc3の座標より容易に求めることができる。さらに上で指摘したようにPc2のX座標はPc3のX座標、Y座標はPc1のY座標と一致する。また、Pc4のX座標はPc1のX座標、Y座標はPc3のY座標と一致する。
長距離構造物は図4に見られるように途中で分岐することも考えられる。ここでは、外接四角形に相当する領域413において構造物データ404より構造物データ407が分岐している。また、領域414において構造物データ404より構造物データ409が分岐している。このような場合は、次の2通りの地図検索が考えられる。
第1に分岐を考慮せずに長距離構造物を追跡し、相当する地図を検索する。
分岐を考慮せずに長距離構造物を追跡し、その構造物を包含する地図を検索する。追跡の途上で分岐点に遭遇した場合には、追跡してきた長距離構造物の固有番号と一致する構造物を追跡する。分岐点において追跡してきた構造物の固有番号と一致する構造物がない場合にはその分岐点において追跡を終了する。これにより、特定の固有番号をもつ長距離構造物のみを選択的に検索して表示することができる。固有番号の指定による簡単なマンマシンインタフェースにより長距離構造物を含む地図を検索し、さらにユーザが興味を持っている固有番号を有する長距離構造物とその周囲の状況のみを集中的に参照することが可能となる。
第2に分岐を含めて長距離構造物を追跡し、相当する地図を検索する。分岐点に遭遇した場合には、分岐先から追跡していく長距離構造物のデータを一時記憶しておく。そして特定方向の追跡が終了したときに、一時記憶した分岐点に戻り分岐方向に構造物の追跡を行うこととなる。これにより、分岐を含めた長距離構造物の選択を行うため、指定した距離がどの範囲の分岐を含むかを参照することが可能となる。
長距離構造物の距離に基づいて地図を検索する場合、長距離構造物を追跡することにより地図データを検索していくこととなる。このような地図の選択の方法として連結管理テーブルを参照する方法が考えられる。
連結管理テーブル参照方法では、図5に一例を示す連結管理テーブル501のように長距離構造物を包含する領域の連結関係と地図データとの対応関係を記載したテーブルを用いることによって行われる。これは連結管理DB107に格納される。連結管理テーブル501は次のように構成され、各領域に含まれる長距離構造物についての連結管理データが一つ定義される。また、各連結管理データには分岐する構造物のデータも格納される。これを分岐データと呼ぶ。連結管理データの中のデータ項目である分岐数510は可変値であるため連結管理データの大きさは可変である。各領域に対して連結管理データでは構造物は一つ定義することから、一つの領域の中に複数の長距離構造物が含まれる場合には構造物数分の連結管理データが格納される。連結管理テーブル501を構成する連結管理データは以下の項目より構成される。
・連結データサイズ502。
連結管理データは分岐数によって大きさが変わる。これにより各データセットサイズを記述するデータ量を連結データサイズ502に記載する。連結データサイズを参照して連結管理データを検索することにより連結管理データの先頭アドレス参照が容易になる。
・領域番号503。
長距離構造物を含む領域の番号を示す。これは各領域に対応する図面の番号となる。
・構造物番号504。
長距離構造物ごとに定義された固有番号を示す。
・広域座標505。
外接四角形に対応する領域四隅の広域座標を示す。この広域座標は絶対座標であり、地球表面の座標系によって定義される。例えば、日本公共座標系や世界座標系(ITRF96、WGS84)などが用いられる。
・構造物距離506。
領域に記載された範囲での長距離構造物の長さ。なお、基点が長距離構造物の途中にある場合は、基点までの距離と基点からの距離に分けて格納する。
・地図データパス507。
地図データの格納アドレスを示す。これはデータパスとデータ名(ファイル名)によって記載される。
・上流側領域番号508。
長距離構造物の上流または上り方向に連結する領域の領域番号。分岐構造物の場合は同一の領域番号を示す場合もある。
・下流側領域番号509。
長距離構造物の下流または下り方向に連結する領域の領域番号。分岐構造物の場合は同一の領域番号を示す場合もある。
・分岐数510。
現在参照している長距離構造物から分岐する別の長距離構造物の数。以下、分岐数分の分岐データが定義される。分岐データは、分岐先距離511、分岐先構造物番号512より構成される。
・分岐先距離511。
各領域内で定義された長距離構造物の基点から分岐点までの長距離構造物の長さ。これは実世界での長さに対応する。
・分岐先構造物番号512。
分岐先から新たに伸びる長距離構造物の固有番号。
各長距離構造物の構造物番号は構造物番号504に格納する。長距離構造物602については、上流側の領域は606になるので、領域606の領域番号を上流側領域番号508に格納する。次に下流側の領域は605になるので、領域605の領域番号を下流側領域番号509に格納する。この長距離構造物602は分岐を有しないので、分岐数510は0がセットされ、分岐データセットは生成されない。
長距離構造物603については、上流側領域番号508、下流側領域番号509はそれぞれ、領域607、領域608の領域番号が格納される。そして長距離構造物604による分岐がP1610により発生するため、分岐データセットが1個生成され、分岐数510に1が格納される。また、長距離構造物の基点P2611から分岐点P3までの距離と分岐構造物である長距離構造物604の構造物番号がそれぞれ分岐先距離511と分岐先構造物番号512に格納される。分岐構造物604では、上流側領域番号508は領域番号503と一致する。下流側領域番号は領域609の領域番号が格納される。
まず、特定の領域番号と構造物番号と一致する連結管理データを参照したときに、下流側の領域を検索するとすれば、下流側領域番号509を参照する。また上流側の領域を検索する場合には上流側領域番号508を参照する。さらに分岐数510を参照して分岐がある場合には、分岐数510を参照して分岐の順番を確認する。そしてあとで追跡する分岐先を一時記憶するため、分岐管理テーブル701を生成する。
分岐管理テーブル701の構成を図7に示す。分岐管理テーブル701に格納されているデータは、分岐追跡データと呼ぶ。分岐追跡データの数は別管理であり、分岐の数が増える毎に分岐追跡データ703を追加して分岐追跡データ数を加算する。分岐追跡データは、分岐点を含む領域を示す領域番号702、分岐先の長距離構造物を示す分岐先構造物番号703、長距離構造物の基点から分岐点までの距離である、分岐点累積追跡距離704を格納する。そして、分岐データセットを下から順番に選択して、各分岐を追跡することによって分岐情報数を減じていく。
ステップ1:基点・追跡方向の指定(ステップ1001)。
長距離構造物データを含む地図データを検索し表示するために、基点および追跡方向を選択する。これは長距離構造物上で定義されている基点から選択する。さらに基点は広域座標と関係付けができているとする。鉄道であれば、駅、パイプラインであれば石油基地などがあげられる。これらのランドマークが存在しない場合は、番号管理されている基点を選択する。また追跡方向については、上流・下流、上り・下り、から方向を選択することとなる。上流・下流、上り・下りの方向は、構造物データの座標の登録順序と合っている場合を考える。格納順序が早い場合は上流方向に当たり、後に格納された座標については下流方向に相当する。
ステップ2:開始・終了距離の指定(ステップ1002)。
基準点からの構造物の距離を指定する。この距離は構造物の開始距離(基点から始点までの距離)と終了距離を指定する。開始距離と終了距離に相当する範囲の長距離構造物を含む地図を検索・表示することになる。
ステップ3:連結管理データの検索(ステップ1003)。
連結管理テーブル501から指定した基点を含む連結管理データを検索する。このとき累積追跡距離を0値にセットする。基点を含むかどうかは基点の広域座標を含むかどうかで判定する。
ステップ4:距離データの取得(ステップ1004)。
連結管理データから構造物距離506を取得する。このとき基点が長距離構造物の途中にあることがあるため、このときは、基点までの距離、基点からの距離の両方が格納されているため、いずれか一方または両方を選択することとなる。
ステップ5:累積追跡距離の加算(ステップ1005)。
ステップ1004によって取得した構造物距離を累積追跡距離に加算する。
ステップ6:開始・終了距離範囲の判定(ステップ1006)。
累積追跡距離が、ステップ1002において指定された開始距離および終了距離の範囲にあるかどうかを判例する。開始距離と終了距離の中間にあるときは、ステップ1007以降を行う。また開始距離よりも短い場合にはステップ1008以降を実行する。さらに終了距離を越えた場合にはステップ1012以降を行う。
ステップ7:地図データ情報の一時記憶(ステップ1007)。
連結管理データ501に含まれる地図データパス507と広域座標505を一時記憶する。
ステップ8:分岐までの累積追跡距離計算(ステップ1008)。
連結管理データ501の分岐数510を参照し、分岐データを検索することにより長距離構造物に分岐があるどうかを確認する。そしてすべての分岐について分岐点までの累積追跡距離を計算する。
ステップ9:分岐追跡データの生成(ステップ1009)。
ステップ1008で求めた分岐点ごとの累積追跡距離が終了距離以内であれば分岐管理テーブル701へ、分岐追跡データとして分岐点を含む領域の領域番号702、分岐先構造物番号703、分岐点累積追跡距離704を生成し格納する。
ステップ10:次の領域番号の検索(ステップ1010)。
次に検索すべき領域番号を連結管理データ501の上流側領域番号508または下流側領域番号509から選択する。さらに構造物番号も記憶しておく。
ステップ11:連結管理テーブルの検索(ステップ1011)。
ステップ1010より検索した領域番号を有し、さらに現在追跡中の構造物番号を有する連結管理データを連結管理テーブル501から検索する。そしてステップ1004に戻りそのステップ以降を実行する。
ステップ12:分岐の確認(ステップ1012)。
ステップ1012以降は分岐追跡を行う場合に実行する。分岐管理テーブル701に分岐追跡データが格納されているかどうかを確認する。もし分岐追跡データ数が1以上であれば、ステップ1013以降を実行し、分岐がない場合にはステップ1016以降を実行する。
ステップ13:分岐追跡データの取得(ステップ1013)。
分岐管理テーブルの最後に格納されている分岐追跡データを選択する。
ステップ14:分岐追跡の準備(ステップ1014)。
分岐追跡データから領域番号702と分岐先構造物番号703を取得する。さらにこれまで使用していた累積追跡距離を分岐累積追跡距離704に変更する。この変更によって分岐先構造物の追跡を開始することになる。
ステップ15:連結管理テーブルの検索(ステップ1015)。
ステップ1014で取得した領域番号702と分岐先構造物番号703を有する連結管理データを連結管理テーブル501から検索する。そしてステップ1004に戻りそのステップ以降を実行する。
ステップ16:地図データの検索(ステップ1016)。
一時記憶していた地図データパスに基づいて地図データを地図DB108から読み出しメモリにロードする。
ステップ17:表示範囲の計算(ステップ1017)。
一時記憶していた広域座標から表示の対象となる全地図データの表示範囲を決定し、計算機画面にあわせるための倍率を決定する。表示範囲は、広域座標X、Y座標値の最大値と最小値から決定される。
ステップ18:地図の表示(ステップ1018)。
すべての地図データを計算機画面に表示する。
上記のステップにおいて、分岐を考慮しない検索を行う場合には、ステップ108、1009、ステップ1012〜1015を無視する(実行しない)ことによって対応できる。
このような地図データ検索は、連結管理テーブル501を有しない方法でも行うことはできる。とくにステップ1003〜1004において、累積追跡距離の計算を、地図データをメモリロードした後、長距離構造物の座標値群を規定する長距離構造物データを検索して、長距離構造物の図形の長さを求め、それを実世界での長さに変換することによって長距離構造物の実長さを求めることができる。しかしこの場合は、地図データが検索され、メモリ上にロードすることが前提となるため、開始距離が比較的長い場合では、表示に関係のない地図データをメモリロードさせなければならないため、メモリロードや図形データ追跡に時間がかかり地図表示までの効率が落ちることとなる。
501……連結管理テーブル、502……連結データサイズ、503……領域番号、504……構造物番号、505……広域座標、506……構造物距離、507……地図データパス、508……上流側領域番号、509……下流側領域番号、510……分岐数、511……分岐先距離、512……分岐先構造物番号、701……分岐管理テーブル、702……領域番号、703……分岐先構造物番号、704……分岐点累積追跡距離。
Claims (6)
- 長距離構造物を座標群データで記述した地図データで管理し、長距離構造物の距離範囲を指定して、指定した距離を地図データ間にまたがって追跡することより、長距離構造物を含む地図データを検索し表示することを特徴とする長距離構造物管理向け地理情報システム。
- 長距離構造物を座標データで記述した地図データで管理し、検索するときに、構造物参照の開始距離と終了距離を指定して、指定した開始・終了距離の範囲に長距離構造物を含む地図データを検索し表示することを特徴とする長距離構造物管理向け地理情報システム。
- 上記長距離構造物に分岐点がある場合に、該分岐の管理を行って、分岐まで含めた構造物の追跡を行い、分岐を伴う長距離構造物を含む地図データを検索し表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の長距離構造物管理向け地理情報システム。
- 請求項第1乃至3の何れかに示す長距離構造物管理向け地理情報システムを、距離と基点に関する情報を受け付ける基点・距離入力部、長距離構造物の連結状況を管理する連結管理テーブルの参照により長距離構造物を含む地図データを検索する連結管理データ検索・参照部、地図データを地図データベースから読み出す地図読み出し部,長距離構造物の分岐を管理する分岐管理部、長距離構造物を距離に基づいて追跡する構造物追跡部、地図データを表示する地図表示部より構成し、基点・距離入力部で受け付けた距離情報と追跡方向に基づき、連結管理データ検索・参照部より連結管理DBに格納されている連結管理データを検索し、構造物追跡部で連結管理データに格納されている構造物の距離情報に基づいて構造物を追跡することにより、指定した距離に含まれる構造物を追跡し、さらに分岐までを考慮する場合には、分岐管理部で長距離構造物の途中分岐を管理し、分岐構造物の追跡を行い、地図読み出し部で検索した地図データを地図DBから検索し、地図表示部にて表示を行うことを特徴とする長距離構造物管理向け地理情報システム。
- 長距離構造物とその周辺の地物データを含む地図データを、地図記述範囲の外接四角形によって決定される四隅の座標によって管理することを特徴とする長距離構造物管理向け地理情報システム。
- 背景となる上記地図のかわりに航空写真画像または衛星写真画像を用いることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の長距離構造物管理向け地理情報システム。
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JP2007279930A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Hitachi Ltd | 画像処理プログラム、画像処理装置 |
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