JP2005121518A - 経路情報の伝達方法と装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信側で目的地までの経路を正確に表示できるように経路情報を伝達する方法を提供する。
【解決手段】経路情報の提供側が、提供する経路の道路形状データとともに、この経路から分岐する支線の支線形状データを提供し、経路情報の提供を受ける利用側が、道路形状データと支線形状データとを用いてマップマッチングを行い、自己のデジタル地図上で特定した支線の位置を参考にして、経路をデジタル地図上で特定する。また、経路の一部に私道や施設内道路など、受信側で道路データを持っていない道路を含む場合は、公道から私道などに切り替わる箇所の支線情報を提供する。受信側は、この支線位置を基に私道などの位置を補正することができ、支線を参考にして経路を正確に特定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル地図上の経路の情報を伝える方法と、この方法で伝えられた経路を表示する装置に関し、目的地までの経路を正確に伝達できるようにするものである。
GPS受信機やデジタル地図を備えた従来の車両用ナビゲーション装置は、その多くの機種が、目的地を設定すると、現在地から目的地までの推奨経路を算出して表示する機能を有している。また、下記特許文献1には、経路案内用の道路データとして広い道幅の道路のデータしか持たない車両用ナビゲーション装置に対して、情報センタが、細街路沿いの最終目的地までの経路情報を提供するシステムが開示されている。このシステムでは、車両用ナビゲーション装置が情報センタに現在地及び最終目的地の情報を送信し、情報センタは、受信情報に基づいて、車両用ナビゲーション装置で探索可能な目的地周辺地点を予測し、この目的地周辺地点から最終目的地に至る経路を算出して、この経路情報を車両用ナビゲーション装置に送信する。車両用ナビゲーション装置は、自ら求めた現在地から目的地周辺地点までの経路を表示し、目的地周辺地点から最終目的地までについて、情報センタより受信した経路を表示する。
ところで、地図上の経路を伝える場合、通常、道路に定義されたリンク番号が使用される。目的地までの経路を伝える場合も、始点から終点までの道路のリンク番号を順番に並べて、推奨経路を伝えることができる。
しかし、道路網に定義したリンク番号は、道路が新設されたり、道路が変更されたりした場合に、新しい番号に付け替える必要があり、この付け替えに伴って各社のデジタル地図データのリンク番号を更新しなければならないため、メンテナンスに多大な経済的負担が掛かる。
こうした点を改善するため、下記特許文献2では、道路区間を伝える送信側が、道路区間上の複数の点(ノード)における緯度・経度を順番に並べた緯度・経度列情報(道路形状データ)を送信し、この情報を受信した受信側が、マップマッチングを行って自己の地図上で道路区間を特定するデジタル地図の位置情報伝達方法を提案している。
また、下記特許文献3では、この道路形状データを圧縮符号化してデータ量を削減する方法を提案している。この方法では、伝えようとする道路区間上に一定距離間隔でノードを再設定し(これを「等距離リサンプル」と言う)、始端を除く各ノードの位置データを隣接ノードからの偏角θjまたは偏角統計予測値差分Δθj(ノードの偏角θjをそれ以前のノードの偏角(θj-1、θj-2・・)を用いて予測した予測値と、実際の偏角θjとの差分)で表わし、これを可変長符号化して、受信側に、その符号化データと、始端の緯度・経度データとを送信する。受信側は、符号化されたデータを復号化して各ノードの位置データを復元し、マップマッチングを行って道路区間を特定する。
特開平9−178499号公報 特開2001−66146号公報 特開2003−23357号公報
しかし、送信側が道路形状データを送信し、受信側がマップマッチングを行って経路を特定する経路情報伝達方法では、受信側において、並走路や、角度の浅い分岐部で、誤った場所を特定する誤マッチングが発生しやすい。特に、高速道路と一般道路とが多層構造となっている場所や、インターチェンジ、連絡路・連結路等の本線からの分岐部では、誤マッチングが発生する確率が高くなる。
また、大型遊園施設やゴルフ場等の施設内道路(例えば駐車場への道路)は、私道であり、公道からの距離が長くても、その道路データが受信側の地図データベースに含まれていない可能性が高い。そうした受信側が、図17に示すように、公道10上の出発地から私道11上の目的地までの経路を示す道路形状データを受信した場合は、公道10上のノードN1〜N7については、マップマッチングで自己のデジタル地図の道路上に位置付けることができるが、私道11部分については、それができないため、ノードN8やノードN9は公道10の延長線上に誤マッチングされる可能性が高い。従って、公道10に対する私道11の分岐点を正確に特定することが困難である。
また、公道から外れていると判定された私道11のノードは、ノード位置の補正手段を持たないため、道路形状データから再現したノード位置にそのまま位置付けられる。従って、本来の位置からずれて表示される可能性が高い。
同様の状況は、受信側に提供された経路情報の中に、受信側のデジタル地図データベースに道路データが格納されていない新設道路が含まれている場合にも発生する。
本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、受信側で目的地までの経路を正確に表示できるように経路情報を伝達する方法を提供し、また、この方法で伝えられた経路を表示する装置を提供することを目的としている。
本発明の経路情報伝達方法では、経路情報の提供側が、提供する経路の道路形状データとともに、この経路から分岐する支線の支線形状データを提供し、経路情報の提供を受ける利用側が、道路形状データと支線形状データとを用いてマップマッチングを行い、自己のデジタル地図上で特定した支線の位置を参考にして、経路をデジタル地図上で特定するようにしている。
そのため、利用側では、支線の位置を参考にすることによって、経路を正確に特定できる。
また、本発明の経路情報伝達方法では、支線形状データとして、経路の道路種別が切り替わる箇所で経路から分岐する支線の支線形状データを提供するようにしている。
そのため、利用側では、右左折により道路種別が変わるような地点を正確に特定することができる。
また、本発明の経路情報伝達方法では、支線形状データとして、経路との間の角度が所定角度以内で、経路との分岐位置から所定距離離れた地点における前記経路までの距離があらかじめ定めた長さより短い支線の支線形状データを提供するようにしている。
そのため、本線と浅い角度で分岐する道路に誤マッチングすることが無くなる。
また、本発明の経路情報伝達方法では、支線形状データとして、経路の一箇所から複数分岐している支線の支線形状データを提供するようにしている。
そのため、五差路のように紛らわしい分岐道路が存在しても誤マッチングを防ぐことができる。
また、本発明の経路情報伝達方法では、支線形状データとして、経路が利用側のデジタル地図に記録されている道路から、そのデジタル地図に記録されていない道路に切り替わる箇所で経路から分岐する支線の支線形状データを提供するようにしている。
具体的には、経路が公道から私道または施設内道路に切り替わる箇所や、経路に含まれる新設道路の始端、経路に含まれる細街路の始端などである。
また、本発明の経路情報伝達方法では、経路の道路形状データに、経路の道路種別及び開通年月の情報を含む道路属性情報を付加して提供するようにしている。
また、本発明の経路情報伝達方法では、利用側が、この支線の支線形状データを用いたマップマッチングで支線の分岐位置をデジタル地図上で特定し、この分岐位置を、経路がデジタル地図に記録されている道路から、デジタル地図に記録されていない道路に切り替わる箇所と決定し、この分岐位置のマップマッチングでの移動量に応じて、デジタル地図に記録されていない経路部分の位置を補正するようにしている。
そのため、利用側のデジタル地図に道路データが含まれていない経路部分についても、その位置を補正することができる。
また、本発明では、情報活用装置に、デジタル地図のデータベースと、経路の道路形状データと経路から分岐する支線の支線形状データとを受信する形状データ受信手段と、道路形状データを用いてマップマッチングを行い、デジタル地図から経路の候補となる道路を選出する本線形状候補選出手段と、支線形状データを用いてマップマッチングを行い、デジタル地図データから支線の候補となる道路を選出する支線形状候補選出手段と、支線の候補を参考にして経路を決定する対象道路決定手段と、デジタル地図上に位置付けられた支線の分岐位置におけるマップマッチング前後での移動量に応じて、デジタル地図に記録されていない経路の位置を補正する補正手段とを設けている。
この情報活用装置は、経路中に私道や施設内道路など、デジタル地図のデータベースで道路データを保持していない道路が含まれる場合でも、その私道や施設内道路の位置を補正して表示することができる。
本発明の経路情報伝達方法では、相手側に誤マッチングを起こさせずに、正確に経路を伝えることができる。
また、本発明の情報活用装置は、経路の一部に私道や施設内道路、あるいは新設道路など、道路データをデジタル地図データベースで持っていない道路が含まれる場合でも、それらの位置を補正して正確に表示することができる。
本発明の実施形態における経路情報伝達方法では、送信側が、推奨経路(これを「本線」と呼ぶ)の道路形状データ(「本線形状データ」と呼ぶ)とともに、本線の誤マッチングし易い箇所で本線と分岐している道路(この道路を「支線」と呼ぶ)の道路形状データ(「支線形状データ」と呼ぶ)を、参考情報として送信する。
例えば、図2に示すように、本線(太実線)の本線形状データを送信するとき、参考情報として、本線と浅い角度で分岐する支線(点線)や、複数本の支線が分岐したり、本線と支線とが立体交差したりしている紛らわしい支線の支線形状データを送信する。また、図1に示すように、本線の中に、受信側で道路データを有している公道(太実線、ここでは「既存道路」と呼ぶ)と、受信側で道路データを有していない可能性が高い道路(太点線、ここでは「道路外ルート」と呼ぶ)とを含む本線形状データを送信するときは、参考情報として、既存道路と道路外ルートとの分岐点における支線の支線形状データを送信する。この道路外ルートには、私道、施設内道路、新設道路、住宅地等の細街路などが含まれる。
この本線形状データと支線形状データとを受信した受信側は、マップマッチングの際に、支線形状を参考にして本線道路を特定する。また、本線に既存道路と道路外ルートとが含まれる場合は、支線位置に基づいて、既存道路と道路外ルートとの分岐位置を特定し、且つ、道路外ルート全体の位置を補正する。
図3は、この経路情報伝達方法を実施するシステムの構成を示している。
このシステムは、推奨経路を計算し、その経路に関する本線形状データと支線形状データとを送信するルート計算・送信装置30と、この情報を受信して活用する情報活用装置40とから成る。ルート計算・送信装置30は、目的地までの推奨経路情報を提供するセンタであり、情報活用装置40は、その情報を受信してルート案内などに利用するカーナビゲーション装置等である。
ルート計算・送信装置30は、デジタル地図データベースA32と、推奨経路を計算する推奨ルート計算部31と、デジタル地図データベースA32から本線形状データを抽出する形状データ抽出部33と、推奨経路内の支線を選出し、デジタル地図データベースA32から支線形状データを抽出する支線形状データ抽出部34と、本線形状データ及び支線形状データを圧縮符号化する可変長符号化処理部35と、本線形状データ及び支線形状データを送信する形状データ送信部38とを備えている。
一方、情報活用装置40は、デジタル地図データベースB46と、提供された本線形状データ及び支線形状データを受信する形状データ受信部41と、圧縮符号化されているデータを復号化する符号化データ復号部42と、本線形状データ及び支線形状データに含まれるノードの位置データを復元する形状データ復元部43と、復元したデータから本線のノードの位置データを抽出する本線形状データ抽出部45と、復元したデータから支線のノードの位置データを抽出する支線形状データ抽出部44と、本線形状データ抽出部45が抽出したデータを用いてマップマッチングを行い、デジタル地図データベースB46の地図データから本線の候補を選出する本線形状候補選出部48と、支線形状データ抽出部44が抽出したデータを用いてマップマッチングを行い、デジタル地図データベースB46の地図データから支線の候補を選出する支線形状候補抽出部47と、各候補の評価値に基づいて本線を決定する評価値算出・対象道路決定部49と、既存道路と道路外ルートとの分岐位置に設定された支線に基づいて道路外ルート全体の位置を補正する道路外ルート補正部50と、推奨経路の情報をルート案内等に活用する情報活用部51とを備えている。
図4のフロー図は、ルート計算・送信装置30の動作手順を示している。推奨ルート計算部31は、推奨経路を計算し、本線のルートを決定する(ステップ1)。形状データ抽出部33は、出発点(または目的地)から順に、分岐点が現れるまで、本線のノードの位置データをデジタル地図データベースA32から抽出し、本線形状データを作成する(ステップ2)。分岐点に達すると、支線形状データ抽出部34は、支線形状データを作成する必要があるか否かを判定する(ステップ3)。
この判定は、次のような基準で行う。
(1)本線の右左折により道路属性が変わる場合は、右左折ポイントにおいて本線から分岐する分岐路を支線とし、その支線形状データを作成する。例えば、国道から地方道に左折する場合は、直進する国道の部分を支線として支線形状データを作成する。
(2)分岐路が本線に対して浅い角度で分岐しているときは、この分岐路を支線として、支線形状データを作成する。次の(2−1)及び(2−2)の条件に合致する分岐路は、この場合の支線とする。
(2−1)本線道路との分岐相対角度が±θ以内である。
(2−2)分岐点から、あらかじめ定めた距離Lだけ離れた地点における分岐路と本線道路との間隔がdメートル以下である。
(3)特に紛らわしい分岐路が存在する場合は、その分岐路を支線として支線形状データを作成する。例えば、分岐点が五差路の場合は、本線以外の交差路を支線として支線形状データを作成する。また、分岐路が本線と立体交差する場合は、分岐路を支線として支線形状データを作成する。
(4)本線の既存道路と道路外ルートとの接続地点に存在する分岐路は、支線として支線形状データを作成する。次の(4−1)(4−2)(4−3)に該当する分岐点は、既存道路と道路外ルートとの接続地点とする。
(4−1)私道・施設内道路への分岐点
(4−2)新設道路への分岐点
(4−3)住宅地等の細街路への分岐点
支線形状データ抽出部34は、支線形状データの作成が必要な支線のノード位置データをデジタル地図データベースA32から抽出し、可変長符号化処理部35は、前記特許文献3に記載されている方法で、支線形状データを可変長符号化する(ステップ4)。支線とする必要が無い分岐路については支線形状データを作成しない。
ステップ2〜ステップ4の処理を本線の終端まで行い(ステップ5)、本線の終端に達すると、可変長符号化処理部35は、本線形状データをまとめて可変長符号化する。
ルート情報送信部38は、作成された本線形状データ及び支線形状データを送信する(ステップ6)。
図5は、作成された本線形状データと支線形状データとのデータ構成を示している。支線形状データには、次の情報が含まれている。
・支線であることを示す識別情報
・支線番号
・支線の符号化に用いた符号化方法・符号化パラメータ
・支線の等距離リサンプルに使用したリサンプル長を示すサンプル区間長L
・支線の始端に定義した本線上のノードの、本線の始端からのノード個数
・支線に設定したノード総数
・本線道路と支線道路との偏角差
・支線の始端に定義した本線上のノードと、支線が実際に本線から分岐を開始する位置との距離
・支線の道路種別
・支線の開通年月
・支線形状データの符号化データ
また、本線形状データには、図6に示すように、本線のノード間の道路種別情報と本線のノード間の道路開通年時期情報とを含む道路属性情報が付加される。この道路属性情報は、図5の本線形状データ中に、マーカコードとともに埋め込んでも良い。
一方、図7のフロー図は、情報活用装置40の動作手順を示している。形状データ受信部41は、支線形状付きの本線形状データを受信する(ステップ10)。符号化データ復号部42は、この受信データを復号化し、形状データ復元部43は、本線形状データ及び支線形状データに含まれるノードの位置データを復元し、本線形状データ抽出部45は本線形状のノードを抽出し、支線形状データ抽出部44は支線形状のノードを抽出する。
本線形状候補選出部48は、本線形状のノードをデジタル地図データベースB46の地図に対応付けるマップマッチングを行い、本線道路の候補となる道路を選出し、各候補道路の評価値を算出する(ステップ11)。なお、本線形状の位置周辺に、デジタル地図データベースB46の道路データが存在しないときは、道路外ルートとして処理する。
支線形状候補選出部47は、支線形状のうち、周辺部に道路外ルートが存在しない支線の支線形状データを抽出する(ステップ12)。なお、道路属性情報が存在する場合は、それを参照して、道路外ルートの有無を判定する。
支線形状候補選出部47は、抽出した支線形状データを用いて、本線形状候補選出部48で選出された本線候補道路を本線道路と仮定したときの支線候補を求める。
そのために、その本線候補道路を支線候補の対象外路線に設定し(ステップ13)、支線形状データを用いたマップマッチングで、それぞれの本線候補道路に対する支線候補を選出し、その評価値を算出する(ステップ14)。
評価値算出・対象道路決定部49は、本線道路候補と支線候補との両方の関係から各本線道路候補の総合的な評価値を算出し(ステップ15)、最も評価値が良い本線候補道路を選出する(ステップ16)。
例えば、デジタル地図データベースB46の地図データにおいて、図8(a)に示す道路形状を示している立体交差地点(立体交差道路60、62、連絡路61、63)の推奨経路情報として、図8(b)に示す本線形状601及び支線形状611の形状データが提供された場合を説明する。
デジタル地図データベースB46の地図上に本線601及び支線611の位置情報をプロットした状態を図9に示している。まず、本線形状データを用いてマップマッチングを行うと、図10に示すように、本線601に最も近い道路61が1番目の本線候補として選出され(a)、次に近い道路60が2番目の本線候補として選出され(b)、道路63が3番目の本線候補として選出される(c)。
次に、各本線候補を本線と仮定したときの支線候補を、支線形状データを用いたマップマッチングで選出する。1番目の本線候補に対する支線候補は、図11に示すように、1番目の本線候補である道路61を除いて、支線611に最も近い道路60が1番目の支線候補として選出され(b)、その次に近い道路63が2番目の支線候補として選出される(c)。
同様に、2番目の本線候補に対する支線候補は、図12に示すように、道路61が第1の支線候補、道路63が第2の支線候補として選出され、3番目の本線候補に対する支線候補は、図13に示すように、道路61が第1の支線候補、道路60が第2の支線候補として選出される。
各本線候補とその第1の支線候補との関係は、図14の(b)(c)(d)のようになる。この中で、元の本線と支線との関係(a)に最も近い第2の本線候補が本線として選出される。
また、支線形状候補選出部47は、支線形状のうち、周辺部に道路外データが存在する支線の支線形状データを抽出し、それを用いてマップマッチングを行い、デジタル地図データベースB46の地図上で、該当する支線を特定する(ステップ17)。支線形状候補選出部47は、マッチングした支線の分岐位置を示す位置情報と、マッチング前の当該支線の分岐位置を示す情報とを道路外データ補正部50に出力し、道路外ルート補正部50は、支線形状候補選出部47から得た情報を用いて、本線に含まれる既存道路と道路外ルートとの分岐位置を補正し、また、道路外ルート全体の位置を補正する。
図15のフロー図は、この道路外ルートの補正における動作手順を示しており、また、図16は、この動作を模式的に示している。
まず、支線形状データを用いたマップマッチングで支線の分岐位置を求め、本線の既存道路と道路外ルートとの分岐点を特定する(ステップ20)。
図16(a)に示すように、本線形状データから復元した既存道路71及び道路外ルート72と、支線形状データから復元した支線73とをデジタル地図データベースB46の地図上に表し、マップマッチングで既存道路71をデジタル地図データベースB46の道路網に位置付ける(位置付けた道路を既存道路171とする)。また、既存道路71と道路外ルート72との分岐点は、マップマッチングで支線73を既存道路171上に位置付けて特定する。
このとき、マップマッチングの前後で移動した分岐点の移動量ΔX、ΔYを算出し(ステップ21)、道路外ルート72の全体をΔX、ΔYだけ移動して、図16(b)に示すように、道路外ルート172の位置に補正する(ステップ22)。
こうした手順で、道路データを持たない道路外ルート72の位置情報をデジタル地図データベースB46の地図に合わせて補正することができる。
このように、この経路情報伝達方法では、本線形状に支線形状を付加して伝送しているため、受信側は、誤マッチングを生じずに、本線形状を正確に再現・表示することができる。
また、本線の一部に、受信側で地図データを持たない道路外ルートが含まれている場合でも、受信側は、この道路外ルートを精度良く再現することができる。
この場合、伝達情報に、道路属性(開通年月、私道や施設内道路等の道路種別)の情報を含めることにより、受信側は、本線の一部の道路データが自己の地図データベースに存在しないことを簡単且つ正確に識別できる。そのため、受信側の処理効率が上がり、処理精度が向上する。
また、この道路属性情報は、受信側の地図データベースに含まれていない新設道路(特に高速道路等の重要道路)を識別するためにも利用することができ、道路形状データを基に、地図データを補充(ダウンロード)すべき新設道路を区分けする、と言った処理が可能になる。
また、この経路情報伝達方法では、支線の付加により右左折地点が明確になるが、将来予想されているオフボードタイプ(地図を持っていないタイプ)ナビの場合、右左折地点の明確化は、より有効に作用する。
なお、ここでは、この経路情報伝達方法を実施するシステムとして、ルート計算・送信装置30が情報提供センタであり、情報活用装置40がカーナビゲーション装置等の端末である場合について説明したが、ルート計算・送信装置30が、走行軌跡情報を速度等の計測情報とともに提供するプローブカー車載機であり、情報活用装置40が、各プローブカーから情報を集めて交通情報の生成に活用するプローブ情報収集センタであるシステムにおいても同様に適用することができる。
本発明の経路情報伝達方法は、本線形状に支線形状を付加して、受信側に本線形状を正確に伝えることを可能にするものであり、目的地までの経路情報や交通情報の対象道路、プローブカーの走行軌跡など、デジタル地図上の道路形状を伝達する場合に広く適用することができる
本発明の実施形態における経路情報伝達方法により伝達する経路情報を模式的に示す図 本発明の実施形態における経路情報伝達方法により伝達する他の経路情報を模式的に示す図 本発明の実施形態におけるルート計算・送信装置及び情報活用装置の構成を示すブロック図 本発明の実施形態におけるルート計算・送信装置の動作を示すフロー図 本発明の実施形態におけるルート計算・送信装置が送信するデータのデータ構造を示す図 本発明の実施形態におけるルート計算・送信装置が送信する道路属性情報のデータ構造を示す図 本発明の実施形態における情報活用装置の動作を示すフロー図 本発明の実施形態におけるマップマッチング処理を説明する図 本発明の実施形態におけるマップマッチング処理での地図データと形状データとの関係を示す図 本発明の実施形態におけるマップマッチング処理で選出される本線候補を示す図 本発明の実施形態におけるマップマッチング処理で選出される第1の本線候補の支線候補を示す図 本発明の実施形態におけるマップマッチング処理で選出される第2の本線候補の支線候補を示す図 本発明の実施形態におけるマップマッチング処理で選出される第3の本線候補の支線候補を示す図 本発明の実施形態におけるマップマッチング処理で選出される本線候補と支線候補との組み合わせを示す図 本発明の実施形態における道路外ルートの補正動作を示すフロー図 本発明の実施形態における道路外ルートの補正動作を模式的に示す図 道路外ルートを含む推奨経路を説明する図
符号の説明
10 公道
11 施設内道路
30 ルート計算・送信装置
31 推奨ルート計算部
32 デジタル地図データベースA
33 形状データ抽出部
34 支線形状データ抽出部
35 可変長符号化処理部
38 ルート情報送信部
40 情報活用装置
41 形状データ受信部
42 符号化データ復号部
43 形状データ復元部
44 支線形状データ抽出部
45 本線形状データ抽出部
46 デジタル地図データベースB
47 支線形状候補選出部
48 本線形状候補抽出部
49 評価値算出・対象道路決定部
50 道路外ルート補正部
51 情報活用部
60 道路
61 連絡路
62 交差道路
63 連絡路
71 既存道路
72 道路外ルート
73 支線
171 既存道路
172 道路外ルート
601 本線形状データ
611 支線形状データ

Claims (11)

  1. 経路情報の提供側が、提供する経路の道路形状データとともに、前記経路から分岐する支線の支線形状データを提供し、前記経路情報の提供を受ける利用側が、前記道路形状データと前記支線形状データとを用いてマップマッチングを行い、自己のデジタル地図上で特定した前記支線の位置を参考にして、前記経路を前記デジタル地図上で特定することを特徴とする経路情報伝達方法。
  2. 前記支線形状データとして、前記経路の道路種別が切り替わる箇所で前記経路から分岐する支線の支線形状データを提供することを特徴とする請求項1に記載の経路情報伝達方法。
  3. 前記支線形状データとして、前記経路との間の角度が所定角度以内で、前記経路との分岐位置から所定距離離れた地点における前記経路までの距離があらかじめ定めた長さより短い支線の支線形状データを提供することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の経路情報伝達方法。
  4. 前記支線形状データとして、前記経路の一箇所から複数分岐している支線の支線形状データを提供することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の経路情報伝達方法。
  5. 前記支線形状データとして、前記経路が前記利用側のデジタル地図に記録されている道路から、前記デジタル地図に記録されていない道路に切り替わる箇所で前記経路から分岐する支線の支線形状データを提供することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の経路情報伝達方法。
  6. 前記支線形状データとして、前記経路が公道から私道または施設内道路に切り替わる箇所で前記経路から分岐する支線の支線形状データを提供することを特徴とする請求項5に記載の経路情報伝達方法。
  7. 前記支線形状データとして、前記経路に含まれる新設道路の始端で前記経路から分岐する支線の支線形状データを提供することを特徴とする請求項5に記載の経路情報伝達方法。
  8. 前記支線形状データとして、前記経路に含まれる細街路の始端で前記経路から分岐する支線の支線形状データを提供することを特徴とする請求項5に記載の経路情報伝達方法。
  9. 前記経路の道路形状データに、前記経路の道路種別及び開通年月の情報を含む道路属性情報を付加して提供することを特徴とする請求項1に記載の経路情報伝達方法。
  10. 前記利用側は、前記支線の支線形状データを用いたマップマッチングで前記支線の分岐位置をデジタル地図上で特定し、前記分岐位置を、前記経路が前記デジタル地図に記録されている道路から、前記デジタル地図に記録されていない道路に切り替わる箇所と決定し、前記分岐位置の前記マップマッチングでの移動量に応じて、前記デジタル地図に記録されていない経路部分の位置を補正することを特徴とする請求項5に記載の経路情報伝達方法。
  11. デジタル地図のデータベースと、経路の道路形状データと前記経路から分岐する支線の支線形状データとを受信する形状データ受信手段と、前記道路形状データを用いてマップマッチングを行い、前記デジタル地図から前記経路の候補となる道路を選出する本線形状候補選出手段と、前記支線形状データを用いてマップマッチングを行い、前記デジタル地図データから前記支線の候補となる道路を選出する支線形状候補選出手段と、前記支線の候補を参考にして前記経路を決定する対象道路決定手段と、前記デジタル地図上に位置付けられた前記支線の分岐位置におけるマップマッチング前後での移動量に応じて、前記デジタル地図に記録されていない経路の位置を補正する補正手段とを備えることを特徴とする情報活用装置。
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