JP2005115587A - 広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置およびプログラム - Google Patents

広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 端末間でサーバ装置を通じて電子メールを交換できるプライベートな通信環境において有効な広告手段を提供する。
【解決手段】 端末100は、第1の動画像を含む動画ファイル101を添付した電子メールを端末200宛に送信する。サーバ装置300は、この電子メールを受信すると、第1の動画像と広告にかかる第2の動画像を合成したファイル容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査し、超える場合、第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより最大容量を超えない合成動画ファイル103を生成し、端末200へ送信する。端末200は、サーバ装置300から受信した合成動画ファイルを再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は動画像を用いて広告を行う広告宣伝方法に関し、より具体的には送信者が送信した動画像に広告にかかる動画像を合成して受信者に配信する広告宣伝方法、メール配信システム、およびサーバ装置に関する。
インターネット等のネットワークの急速な進展により、ネットワークにつながる携帯電話機、携帯端末などの端末に向けて、多くの広告情報が配信されるようになってきた。その多くは、テキスト形式や静止画によるものであるが、最近、より強く利用者にアピールできる方式として、動画像による広告情報の配信が注目されている。
動画像による広告宣伝方法の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載される方法は、動画像をリアルタイムに伝送可能なテレビ電話形態の通信ネットワークにおける特定の利用者間のプライベートな通信環境において、送信者端末と受信者端末とを接続する接続事業者システムが、送信者が送信した動画像に、予め送信者が選択した広告対象の商品あるいは受信者の趣味・嗜好に応じて選択された広告対象の商品の画像を合成する。例えば、動画像中に含まれる利用者のTシャツに広告対象の商品の画像を合成する。そして、商品の画像が合成された動画像を受信者の端末に配信する。また、サービス事業者システムは、商品の画像データを合成して使用した回数などに基づいて、送信者に対して所定の対価を支払う処理を行う。
特開2001−283079号公報
上述した従来の技術では、リアルタイムに伝送される動画像に広告対象の商品の画像を合成することで動画像による広告を実現しているため、画面要素解析および動画合成をリアルタイムに実施する必要があり、実用化が極めて困難である。また、広告対象商品が現れる場面が送信者の送信した動画像内に限定されるため、広告対象商品のコンセプトに合致した最適な動画像による広告が行えない。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、利用者間のプライベートな通信環境において任意の動画像を用いて商品などの広告を容易に実施することができる広告宣伝方法、メール配信システムおよびサーバ装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、送信側端末と受信側端末とがサーバ装置を通じて電子メールを交換できる通信環境において有効な広告を行うことができる広告宣伝方法、メール配信システムおよびサーバ装置を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、メールに添付できる動画ファイルの最大容量の制限を満たすように広告にかかる動画像を付加することができる広告宣伝方法、メール配信システムおよびサーバ装置を提供することにある。
本発明の第1の広告宣伝方法は、送信側端末と受信側端末とがサーバ装置を通じて電子メールを交換できる通信環境において、a)前記送信側端末が、第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを前記受信側端末宛に送信するステップと、b)前記サーバ装置が、前記送信側端末が送信した前記電子メールを受信し、添付された動画ファイルを前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを含む合成動画ファイルに変換して、前記受信側端末へ送信するステップと、c)前記受信側端末が、前記サーバ装置から前記合成動画ファイルを受信して再生するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の第2の広告宣伝方法は、第1の広告宣伝方法において、前記ステップbは、b−1)前記サーバ装置が、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査するステップと、b−2)前記サーバ装置が、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の第3の広告宣伝方法は、第2の広告宣伝方法において、前記加工が、動画像の再生時間のカット、カラー画像の白黒化、画素の間引き、フレームの間引きの少なくとも1種類の処理を含むことを特徴とする。
本発明の第4の広告宣伝方法は、第2の広告宣伝方法において、第1の動画像の容量を削減した補償として、前記送信側端末の利用者の課金を補正するステップを含むことを特徴とする。
本発明の第5の広告宣伝方法は、第2の広告宣伝方法において、第2の動画像の容量分のデータ通信料だけ前記受信側端末の利用者の課金を補正するステップを含むことを特徴とする。
本発明の第6の広告宣伝方法は、第2の広告宣伝方法において、広告媒体を提供した代償として前記送信側端末の利用者の課金を補正し、広告を送りつけた代償として前記受信側端末の利用者の課金を補正するステップを含むことを特徴とする。
本発明の第1のメール配信システムは、送信側端末と受信側端末とサーバ装置とを含んで構成され、前記送信側端末は、第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを前記受信側端末宛に送信するものであり、前記サーバ装置は、前記送信側端末が送信した前記電子メールを受信し、添付された動画ファイルを前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを含む合成動画ファイルに変換して、前記受信側端末へ送信するものであり、前記受信側端末は、前記サーバ装置から前記合成動画ファイルを受信して再生するものであることを特徴とする。
本発明の第2のメール配信システムは、第1のメール配信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査する容量チェック手段と、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成する合成手段とを含むことを特徴とする。
本発明の第3のメール配信システムは、第2のメール配信システムにおいて、前記加工が、動画像の再生時間のカット、カラー画像の白黒化、画素の間引き、フレームの間引きの少なくとも1種類の処理を含むことを特徴とする。
本発明の第4のメール配信システムは、第2のメール配信システムにおいて、前記サーバ装置は、第1の動画像の容量を削減した補償として、前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段を備えることを特徴とする。
本発明の第5のメール配信システムは、第2のメール配信システムにおいて、前記サーバ装置は、第2の動画像の容量分のデータ通信料だけ前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段を備えることを特徴とする。
本発明の第6のメール配信システムは、第2のメール配信システムにおいて、前記サーバ装置は、広告媒体を提供した代償として前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段と、広告を送りつけた代償として前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段とを含むことを特徴とする。
本発明の第1のサーバ装置は、送信側端末および受信側端末とネットワーク経由で接続されたサーバ装置であって、前記送信側端末が前記ネットワークを通じて前記受信側端末宛に送信した第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを受信する受信手段と、前記受信した電子メールに添付された動画ファイルに含まれる前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを合成した合成動画ファイルを生成する動画合成手段と、前記動画ファイルに代えて前記合成動画ファイルを添付した電子メールを前記ネットワークを通じて前記受信側端末へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2のサーバ装置は、第1のサーバ装置において、前記動画合成手段は、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査する容量チェック手段と、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成する合成手段とを含むことを特徴とする。
本発明の第3のサーバ装置は、第2のサーバ装置において、前記加工が、動画像の再生時間のカット、カラー画像の白黒化、画素の間引き、フレームの間引きの少なくとも1種類の処理を含むことを特徴とする。
本発明の第4のサーバ装置は、第2のサーバ装置において、第1の動画像の容量を削減した補償として、前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段を備えることを特徴とする。
本発明の第5のサーバ装置は、第2のサーバ装置において、第2の動画像の容量分のデータ通信料だけ前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段を備えることを特徴とする。
本発明の第6のサーバ装置は、第2のサーバ装置において、広告媒体を提供した代償として前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段と、広告を送りつけた代償として前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段とを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、送信側端末および受信側端末とネットワーク経由で接続されたサーバ装置を構成するコンピュータを、前記送信側端末が前記ネットワークを通じて前記受信側端末宛に送信した第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを受信する受信手段、前記受信した電子メールに添付された動画ファイルに含まれる前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを合成した合成動画ファイルを生成する動画合成手段、前記動画ファイルに代えて前記合成動画ファイルを添付した電子メールを前記ネットワークを通じて前記受信側端末へ送信する送信手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、第1のプログラムにおいて、前記動画合成手段は、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査する容量チェック手段と、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成する合成手段とを含むことを特徴とする。
本発明の第1の広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置およびプログラムによれば、利用者間のプライベートな通信環境において任意の動画像を用いて商品などの広告を容易に実施することができる。その理由は、動画ファイルを添付した利用者間のプライベートな電子メールの交換に広告動画を付加できるからであり、メール配信はテレビ電話形態の動画通信と異なって厳密なリアルタイム性が要求されないために合成動画ファイルの生成が時間的に余裕をもって行えるからであり、広告にかかる第2の動画像として任意の動画像を使用できるからである。
本発明の第2の広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置およびプログラムによれば、メールに添付できる動画ファイルの最大容量の制限を満たすように広告にかかる動画像を付加することができる。その理由は、合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査し、第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより最大容量を超えない合成動画ファイルを生成するからである。
本発明の第3の広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置によれば、動画像の再生時間のカット、カラー画像の白黒化、画素の間引き、フレームの間引きの少なくとも1種類の処理によって、第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減して最大容量を超えない合成動画ファイルを生成することができる。
本発明の第4の広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置によれば、第1の動画像の容量を削減した場合、送信側端末の利用者の課金を補正することで、自身の送信した動画像の容量が削減された送信者に対して補償することができる。
本発明の第5の広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置によれば、第2の動画像の容量分のデータ通信料だけ受信側端末の利用者の課金を補正することで、広告動画を受信する利用者を課金面で保護することができる。
本発明の第6の広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置によれば、広告媒体を提供した代償として送信側端末の利用者の課金を補正し、広告を送りつけた代償として受信側端末の利用者の課金を補正することで、送信者および受信者双方の通信コスト負担の一部もしくは全部を軽減することができる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の実施の形態にかかるメール配信システムは、複数の端末100、200とサーバ装置300とがネットワーク400を通じて相互に通信可能に接続されている。
端末100、200は、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータ等で構成され、動画ファイルを添付した電子メールの送受信を行う機能を備えている。
サーバ装置300は、ワークステーション等で構成され、動画ファイルを添付した電子メールを何れかの端末100、200から受信すると、その添付ファイルを広告付きの動画ファイルに変換して宛先の端末に転送する機能を備えている。具体的には、広告にかかる動画ファイルを1以上記憶する広告動画ファイル記憶部301と、ネットワーク400を通じて動画ファイルを添付した電子メールを受信する受信部302と、受信した電子メールに添付された動画ファイルに含まれる動画像と、広告動画ファイル記憶部301に記憶された広告動画ファイルの動画像とを合成した合成動画ファイルを生成する動画合成部303と、添付された動画ファイルに代えて動画合成部303で生成された合成動画ファイルを添付した電子メールをネットワーク400を通じて宛先の端末へ送信する送信部304と、電子メールの送信および受信にかかるデータ通信量に対し送信側の端末および受信側の端末の利用者に課金する課金部305とを備えている。また、動画合成部303は、合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査し、若し超える場合には、電子メールに添付された動画ファイルの動画像および広告にかかる動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成する機能を備えている。
ネットワーク400は、インターネット、パケット網などのネットワークで構成されている。
次に本実施の形態の動作を説明する。
今、端末100から端末200へ動画ファイルを添付した電子メールを送信する場合を考える。送信側の端末100が、例えば端末100に備わるデジタルカメラによって撮影した動画像や予め端末100のメモリに記憶されている任意の動画像を含む動画ファイル101をメール本文102に添付して端末200宛に送信すると、サーバ装置300の受信部302が、この電子メールを受信する。なお、添付できる動画ファイルの最大容量には制限があり、その最大容量を超える動画ファイルは添付できない。
次に、動画合成部303は、添付された動画ファイル101の容量と広告動画ファイル記憶部301から選択した広告動画ファイルの容量との合計が、メールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査し、超えない場合には、動画ファイル101に含まれる動画像と広告動画ファイルの動画像とを合成して合成動画ファイル103を生成する。
他方、添付された動画ファイル101の容量と広告動画ファイルの容量との合計がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超える場合、動画合成部303は、動画ファイルの動画像および広告にかかる動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより、前記最大容量を超えない合成動画ファイル103を生成する。
次に、送信部304は、受信部302が受信したメール本文102と動画合成手部303で生成された合成動画ファイル103をネットワーク400経由で端末200に送信する。
端末200は、サーバ装置300からメール本文102と合成動画ファイル103を受信し、合成動画ファイル103を再生する。これにより、端末200の利用者に、端末100の利用者が送信した動画像とそれに連結された広告の動画像とが提示される。
他方、サーバ装置300の課金部305は、端末100の利用者に対し、動画ファイル101を添付した電子メールを送信した際のデータ通信料を課金し、また端末200の利用者に対し、合成動画ファイル103を添付した電子メールを受信した際のデータ通信料を課金する。具体的には、以下のように課金する。
(1)送信側の端末の利用者への課金
課金部305は、受信部302から送信側の端末100より動画ファイル101を添付した電子メールを受信した旨の通知を受けると、受信容量に応じた通信料を送信者に課金する。また、動画合成部303による合成動画ファイル103の生成時に動画ファイル101の動画ファイルの容量が削減された場合、それに見合った補償額を減額する。さらに、補償額を減額した通信料から、広告の提供媒体を提供した代償として、一定額もしくは一定比率もしくは全額を減額しても良い。
(2)受信側の端末の利用者への課金
課金部305は、送信部304から受信側の端末200へ合成動画ファイル103を添付した電子メールを送信した旨の通知を受けると、送信した容量に応じた通信料を受信者に課金する。また、動画合成部303によって広告動画が付加されていれば、付加された広告動画の容量分の通信料を減額する。更に、広告を付加した事実を考慮して、減額した通信料から一定額もしくは一定比率もしくは全額を減額しても良い。
図2を参照すると、送信側の端末100、受信側の端末200、サーバ装置300の構成例が示されている。
送信側の端末100は、動画像が撮影可能でインターネット等のネットワークを通じて動画ファイルを添付した電子メールを送信可能な携帯電話機等で構成され、動画像を撮影するデジタルカメラ等の動画撮影部110と、動画撮影部110で撮影された動画を格納した動画ファイル111を記憶する記憶部112と、動画ファイル111を添付した電子メールを宛先指定でサーバ装置300に送信するメール送信部113とを備えている。
メール送信部113は、例えば端末100を構成するコンピュータと記録媒体114に記録されたプログラムとで実現される。記録媒体114は、半導体メモリなどのコンピュータ可読記録媒体であり、ここに記録されたプログラムは端末100の起動時などに端末100のコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上にメール送信部113を実現する。
受信側の端末200は、インターネット等のネットワークを通じて合成動画ファイルを添付した電子メールを受信して再生可能な携帯電話機等で構成され、動画ファイルを添付した自己宛の電子メールを受信するメール受信部210と、メール受信部210で受信された電子メールのメール本文をそれに添付された合成動画ファイル211と共に記憶する記憶部212と、記憶部212に記憶された合成動画ファイル211を再生する再生部213とを備えている。
メール受信部210および再生部213は、例えば端末200を構成するコンピュータと記録媒体214に記録されたプログラムとで実現される。記録媒体214は、半導体メモリなどのコンピュータ可読記録媒体であり、ここに記録されたプログラムは端末200の起動時などに端末200のコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上にメール受信部210および再生部213を実現する。
サーバ装置300は、複数の端末間で交換される電子メールを中継する機能を有する電子メールサーバ等で構成され、複数の広告動画ファイル310−1〜310−nを記憶する記憶部311と、動画ファイルを添付した宛先指定付の電子メールを受信するメール受信部312と、受信した電子メールのメール本文をそれに添付された動画ファイル111と共に記憶する記憶部313と、記憶部311に記憶された複数の広告動画ファイル310−1〜310−nの内から実際に使用する広告動画ファイルを選択する選択部314と、記憶部313に記憶された動画ファイル111と選択部314で選択された広告動画ファイルとを合成した合成動画ファイル315を生成する動画合成部316と、生成された動画合成ファイル315をその生成元となった動画ファイル111が添付されていたメール本文と共に記憶する記憶部317と、記憶部317に記憶されたメール本文とそれに添付された合成動画ファイル315とを指定された宛先の端末200に送信するメール送信部318とを備えている。
また、課金に関連する部分として、送信側の端末100が動画ファイル111を添付した電子メールを送信したときに発生するデータ通信量に対し、メール受信部312から通知される当該電子メールの容量に応じたパケット通信料を端末100の利用者に課金する送信課金部319と、送信側の端末100から受信した電子メールに添付された動画ファイル111から合成動画ファイルが生成されたときに、動画合成部316から通知される合成情報に基づいて端末100の利用者の課金を減額する送信課金補正部320と、受信側の端末200が合成動画ファイル315を添付した電子メールを受信したときに発生するデータ通信量に対し、メール送信部318から通知される当該電子メールの容量に応じたパケット通信料を端末200の利用者に課金する受信課金部321と、メール送信部318によって合成動画ファイル315を添付した電子メールが受信側の端末200に送信されたときに、動画合成部316から通知される合成情報に基づいて端末200の利用者の課金を減額する受信課金補正部322とを備えている。
メール受信部312、選択部314、動画合成部316、メール送信部318、送信課金部319、送信課金補正部320、受信課金部321、受信課金補正部322は、例えばサーバ装置300を構成するコンピュータと記録媒体323に記録されたプログラムとで実現される。記録媒体323は、磁気ディスクや半導体メモリなどのコンピュータ可読記録媒体であり、ここに記録されたプログラムはサーバ装置300の起動時などにサーバ装置300のコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上にメール受信部312、選択部314、動画合成部316、メール送信部318、送信課金部319、送信課金補正部320、受信課金部321、受信課金補正部322を実現する。
また、本実施例のサーバ装置300には、記憶部311に広告動画ファイルを登録する広告動画格納部500が接続されている。この広告動画格納部500によって記憶部311に登録される広告動画ファイルは、広告主から提供されたもので、例えば商品のプロモーション、キャンペーンの告知などの広告動画である。広告動画格納部500は、サーバ装置300に接続されたローカルな入力端末であっても良いし、インターネット等の通信路を通じて接続された端末であっても良い。
次に本実施例の動作を図2のブロック図および図3のフローチャートを参照して説明する。
送信側の端末100の利用者は、動画撮影部110により自身の映像や風景画像などの動画を撮影し、その動画ファイル111を記憶部112に記憶する(ステップS100)。次に、メール本文を作成し、動画ファイル111を添付ファイルに選択し、端末200の宛先情報(メールアドレスや端末200の電話番号)で宛先を指定し、動画ファイル111を添付した電子メールをパケット通信によりサーバ装置300へ送信する(ステップS101)。
サーバ装置300は、メール受信部312により、端末100から送信された動画ファイル111の添付された電子メールを受信して記憶部313に記憶し(ステップS300)、送信課金部319により、その受信サイズに応じた通信料を端末100の利用者に課金する(ステップS301)。次に、サーバ装置300は、今回の動画ファイル111に広告動画を付加するか否かを決定する(ステップS302)。この決定方法の具体例については後述する。
サーバ装置300は、今回の動画ファイル111に広告動画を付加すると決定した場合(ステップS302でYES)、選択部314により、付加する広告動画ファイルを記憶部311に記憶されている複数の広告動画ファイル310−1〜310−nの中から選択する(ステップS303)。この選択方法の具体例については後述する。
次にサーバ装置300は、動画合成部316により、動画ファイル111と選択された広告動画ファイルとを合成した合成動画ファイル315を生成する(ステップS304)。この合成方法の詳細については後述する。
次にサーバ装置300は、送信課金補正部320により、動画合成部316から通知される合成情報に基づいて端末100の利用者の課金を補正する(ステップS305)。具体的な補正方法は後述する。
次にサーバ装置300は、メール送信部318により、合成動画ファイル315を添付した電子メールを指定された宛先の端末200に対してパケット通信により送信する(ステップS306)。なお、メール本文と添付ファイルとを同時に端末200へ送信する形態に限定されず、まずメール本文だけを送信し、添付ファイルの取得が端末200から要求された時点で添付ファイルを端末200に送信する形態であってもよい。
最後にサーバ装置300は、受信課金部321により、端末200の利用者に対し送信した電子メールの容量に応じた通信料を課金し、受信課金補正部322により、動画合成部316から通知される合成情報に基づいて端末200の利用者の課金を補正する(ステップS307)。具体的な補正方法は後述する。
他方、サーバ装置300は、今回の動画ファイル111に広告動画を付加しないと決定した場合(ステップS302でNO)、ステップS303〜S305をスキップする。このとき、動画合成部316は、動画ファイル311そのものを合成動画ファイル315として、メール本文と一緒に記憶部313から記憶部317へ移送する。そして、サーバ装置300は、メール送信部318により、合成動画ファイル315(動画ファイル311)を添付した電子メールを指定された宛先の端末200に対してパケット通信により送信する(ステップS306)。最後にサーバ装置300は、受信課金部321により、端末200の利用者に対し送信した電子メールの容量に応じた通信料を課金する(ステップS307)。但し、広告動画が付加されていないので、受信課金補正部322による課金補正は行われない。
受信側の端末200は、メール受信部210により、サーバ装置300から合成動画ファイル315を添付した電子メールを受信し、記憶部212に合成動画ファイル211として記憶する(ステップS200)。そして、再生部213により、記憶部212に記憶された合成動画ファイル211を再生し、合成動画ファイル211に含まれていた動画像をディスプレイの画面に表示し、また音声をスピーカから出力する(ステップS201)。
次に動画合成部316の詳細と課金補正について説明する。
図4を参照すると、動画合成部316の一例は、動画ファイル111と選択部314で選択された広告動画ファイル310−i(i=1〜n)との合計容量Cを計算し、メールに添付できる動画ファイルの最大容量CMと比較することにより、動画ファイル111と広告動画ファイル310−iとを合成した合成動画ファイル315の容量が最大容量CMを超えるかどうかを検査する容量チェック部3161と、容量チェック部3161によるチェック結果に応じて、必要ならば動画ファイル111および広告動画ファイル310−iの少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより、最大容量CMを超えない合成動画ファイル315を生成する合成部3162とで構成されている。また、合成部3162は、広告動画との合成を行ったか否か、付加した広告動画の容量、動画ファイル111の容量削減量を含み、動画ファイル111の送信元メールアドレス、受信メールアドレスを指定した合成情報を送信課金補正部320および受信課金補正部322に出力する。
容量チェック部3161は、広告動画の合成を行う場合、合計容量Cが最大容量CMを超えていなければ、合成部3162に対して通常合成を指示し、合計容量Cが最大容量CMを超えていれば、少なくとも(C−CM)容量だけ容量を削減して合成する特殊合成を合成部3162に指示する。また、容量チェック部3161は、広告動画の合成を行わない場合、合成部3162に対して合成無を指示する。
合成部3162は、合成無が指示されると、動画ファイル111そのものを出力する。
合成部3162は、通常合成が指示されると、動画ファイル111の動画像の直後に広告動画ファイル310−iの動画像を連結した合成動画像のファイル315を生成する。反対に、広告動画ファイル310−iの動画像の直後に動画ファイル111の動画像を連結したり、動画ファイル111の内容の画面の一部に広告動画ファイル310−iの内容を、広告にかかる音声部分を削除して挿入するといった他の任意の合成方法を採用することもできる。
他方、容量を削減して合成する特殊合成の指示を受けると、合成部3162は、以下の何れか1つの方法あるいは複数組み合わせた方法で、動画ファイル111の動画像および広告動画ファイル310−iの動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより、最大容量CMを超えない合成動画像ファイル315を生成する。
(a)動画ファイル111の動画像の後半部分を削除する。
(b)動画ファイル111がカラーであれば、白黒の動画像に変換する。
(c)動画ファイル111の各フレームの画素を間引く。
(d)動画ファイル111のフレームを間引く。
(e)広告動画ファイル310−iの動画像の後半部分を削除する。
(f)広告動画ファイル310−iがカラーであれば、白黒の動画像に変換する。
(g)広告動画ファイル310−iの各フレームの画素を間引く。
(h)広告動画ファイル310−iのフレームを間引く。
(a)の方法は、図5(a)に示すように、動画ファイル111の再生時間をTaとすると、図5(b)に示すように、動画ファイル111の後半部分をカットし、再生時間Tbに短縮する方法である。この方法は後半の動画像が完全に失われてしまうが、最も簡便に実施できる利点がある。なお、後半でなく、前半もしくは中間をカットしても良い。
(b)の方法は、図6に示すように、カラー動画像を白黒動画像に変換するもので、白黒の動画像ではカラーの動画像に比べてその容量が格段に小さくなることを利用している。この方法は、色情報が完全に失われてしまうが、それ以外の品質は低下しない利点がある。
(c)の方法は、図7に示すように、1フレームを構成する画素数を当初のN画素から、より少ないM画素に削減するもので、フレームの画素数が少なければ少ないほど、全体の容量が削減されることを利用している。この方法は、画像サイズが小さくなってしまうが、それ以外の品質は低下しない利点がある。
(d)の方法は、図8に示すように、一定置きにフレームを削除するもので、全体のフレーム数が減るので、容量が小さくなる。(a)の方法のように後半部分のフレームをそっくりカットするのでなく、フレームを間引いているので、動きは早まるが、それ以外の品質は低下しない利点がある。
(e)〜(h)は、広告動画ファイル310−iについて、前記(a)〜(d)と同様の加工を施すものである。
送信課金補正部320は、動画合成部316から通知される合成情報を入力し、広告動画との合成が行われていなければなにも補正しないが、広告動画との合成が行われていれば、動画ファイル111の容量削減量に基づいて、一定額もしくは容量削減量に応じた額を補償額として、動画ファイル111を送信した端末100の利用者の課金情報から減額し、更に減額した通信料から、広告媒体を提供した代償として、一定額もしくは一定比率もしくは全額を減額する。これらの送信課金の減額は広告主からの広告料でまかなわれる。
受信課金補正部322は、動画合成部316から通知される合成情報を入力し、広告動画との合成が行われていなければなにも補正しないが、広告動画の合成が行われていれば、付加した広告動画の容量に応じたデータ通信料を受信者の課金情報から減額し、更に、広告を付加した事実を考慮して、一定額もしくは一定比率もしくは全額を減額する。これらの受信課金の減額は広告主からの広告料でまかなわれる。
次に、動画ファイル111に広告動画を付加するか否かを決定する方法と付加する広告動画ファイルを選択する方法について、幾つかの実施例を説明する。
図9に示されるメール配信システムの実施例では、送信側の端末100に、自端末から送信する動画ファイル111を添付した電子メールに広告動画を付加するか否か、付加する場合にどの広告動画を付加するかを選択するための広告選択部115を備え、サーバ装置300に、広告選択部115から広告選択情報の受付を行う受付部324と、受け付けられた広告選択情報を記憶する記憶部325とを備えている。
図10は記憶部325に記憶される広告選択情報の例を示し、1つの広告選択情報は或る1つの端末100に対応し、端末100のメールアドレスと、選択した広告動画を識別する広告動画IDとで構成される。広告動画IDがNULLの場合、広告動画を付加しないことを選択しているとみなされる。
広告選択部115は、メール送信部113と同様に端末100のコンピュータと記録媒体114に記録されたプログラムとで構成される機能手段であり、端末100の利用者からの入力操作に応答してインターネット等のネットワーク経由でサーバ装置300の受付部324に接続する。受付部324は、接続してきた広告選択部115に対して、記憶部311に記憶されている広告動画ファイル310−1〜310−nの一覧画面を送り返し、その中から希望する広告動画ファイルを選択させる。端末100の利用者は、端末100から送信するメールに広告を付加したければ、何れか1つの広告動画ファイルを一覧画面上で選択し、自身のメールアドレスと共に選択結果を受付部324に送り返す。広告を付加したくなければ、何も選択しないか、その旨の指示を選択して送り返す。受付部324は、受け付けた情報に従って図10の該当する広告選択情報を更新する。
動画合成部316は、動画ファイル111が添付された電子メールの送信元メールアドレスで記憶部325を検索し、その送信元メールアドレスと同じメールアドレスを持つ広告選択情報が登録されていて、且つ、広告動画IDがNULLでなければ、その広告動画IDを選択部314に通知する。選択部314は、通知された広告動画IDを持つ広告動画ファイルを記憶部311から選択して動画合成部316に渡す。動画合成部316は、渡された広告動画ファイルと動画ファイル111とを合成する。他方、送信元メールアドレスと同じメールアドレスを持つ広告選択情報が記憶部325に登録されていないか、登録されていても広告動画IDがNULLであれば、動画合成部316は、動画ファイル111に対して広告動画は合成しない。
図9の実施例によれば、広告動画を付加するか否かをメールの送信者が決めることができ、且つ付加する広告動画も送信者自身が決めることができる。また、広告選択情報を何時でも更新することができる。このため、メール送信者は、メールを送る際にその受信者に応じて広告動画を付加するか否か、付加する場合の広告動画の種類を選択することが可能である。
図11に示されるメール配信システムの実施例では、送信側の端末100に、自端末から送信する動画ファイル111を添付した電子メールに広告動画を付加するか否かをサーバ装置300に指示する広告合成指示部116を備え、サーバ装置300に、広告合成指示部116からの指示を受け付ける受付部326と、受け付けられた広告合成指示情報を記憶する記憶部327と、利用者(メール受信者)のプロファイルデータ328を記憶する記憶部329とを備え、また、記憶部329に利用者のプロファイルデータ328を登録する利用者プロファイル登録部600がサーバ装置300に接続されている。
図12は記憶部327に記憶される広告合成指示情報の例を示し、1つの広告合成指示情報は或る1つの端末100に対応し、端末100のメールアドレスと、広告動画を付加するか否かを指示する広告合成可否情報とで構成される。広告合成可否情報が「YES」の場合、その端末の利用者は広告動画を付加することを承諾していることを示し、「NO」の場合、その端末の利用者は広告動画の付加(配信)を承諾していないことを示している。
広告合成指示部116は、メール送信部113と同様に端末100のコンピュータと記録媒体114に記録されたプログラムとで構成される機能手段であり、端末100の利用者からの入力操作に応答して、広告動画を付加するか否かを確認する確認画面を端末100の画面に表示し、利用者から選択された広告合成可否情報を端末100のメールアドレスを添えてインターネット等のネットワーク経由でサーバ装置300の受付部326に送信する。受付部326は、広告合成指示部116から受信した広告合成可否情報を記憶部327に登録する。
利用者のプロファイルデータ328には、端末200の利用者の嗜好や興味、年齢、性別などの静的な個人データ、端末200の現在の位置やメール受信時刻などのメール受信時点で確定する動的な個人データが、端末200のメールアドレスをキーにして検索できるように保持されている。
動画合成部316は、動画ファイル111が添付された電子メールの送信元メールアドレスで記憶部327を検索し、その送信元メールアドレスと同じメールアドレスを持つ広告合成指示情報が登録されていて、且つ、広告合成可否情報がYESであれば、動画ファイル111が添付された電子メールの受信メールアドレスを指定して選択部314に広告動画の選択を指示する。
選択部314は、通知された受信メールアドレスをキーに記憶部329から端末200の利用者のプロファイルデータ328を検索し、端末200の利用者の嗜好や興味、年齢、性別などの静的な個人データ、端末200の現在の位置やメール受信時刻などのメール受信時点で確定する動的な個人データの少なくとも1つを用いて、記憶部311に記憶された複数の広告動画ファイル310−1〜310−nの内から適切な広告動画ファイルを選択し、動画合成部316に渡す。以下に、広告動画ファイルの選択方法の例を示す。
(1)選択方法1
受信者の嗜好や興味に基づいて、受信者が最も興味があると思われる広告動画を選択する。例えば、受信者が清涼飲料水の新商品情報に興味がある場合、選択部314は、清涼飲料水の広告動画を選択する。
(2)選択方法2
端末200のメール受信日時に基づいて、その日時の時間帯や季節に最適な広告動画を選択する。例えば、夏の暑い時期であれば、清涼飲料水の動画広告を選択し、お中元、お歳暮の時期であればギフトに最適な商品の動画広告を選択する。
(3)選択方法3
端末200の現在位置に基づいて、その位置に最適な広告動画を選択する。例えば、端末200が東京都港区六本木界隈にいることがわかれば、六本木界隈で開催されているイベントやキャンペーンに関する動画広告を選択する。
(4)選択方法4
端末200の利用者の嗜好や興味、年齢、性別などの静的な個人データ、端末200の現在の位置やメール受信時刻などのメール受信時点で確定する動的な個人データをできるだけ多く考慮し、端末200の利用者が興味を持ち、かつ位置的、時間的に最も効果的な広告動画を選択する。例えば、端末200が東京都港区六本木界隈にいることがわかり、端末200の利用者がビールを好んでおり、メールの受信時刻が夕刻であれば、六本木界隈で夕食時においしいビールを飲むことができるお店に関する動画広告を選択する。
なお、端末200の利用者へ適切な広告動画を自動で選択するために、サーバ装置300の記憶部311に複数蓄積されている広告動画ファイル310−1〜310−nは例えば一業種一社に限定するようにしても良い。また、広告を送信する場所、時間帯、受信者の年齢や性別で細分化したり、広告主に広告動画を受信する端末200の操作者のプロファイルの希望を求めたり、利用者のプロファイルデータ328に含まれる端末200の複数のプロファイルデータに重み付けを行ったり、複数選択された広告動画をランダムに選択する等の仕組みを選択部314に組み込むようにしても良い。
また、受信側の端末200の利用者のプロファイルデータをサーバ装置300に登録することを促進するために、キャンペーンへの応募、プレゼントへの応募などの仕組みを設けるようにしても良い。例えば、期間限定で一定期間内にプロファイルデータを登録した利用者を対象にしたプレゼントの配布、友人や知人へプロファイルデータの登録を勧誘した場合のプレゼントの配布を行い、登録の促進を促すようにしても良い。
以上のように、本発明にかかる広告宣伝方法、メール配信システム、サーバ装置およびプログラムは、電子メールを交換する利用者間のプライベートな通信環境において任意の動画像を用いて商品などの広告を実施する方法などとして有用であり、特にメールに添付できる動画ファイルの最大容量に制限がある通信環境において広告にかかる動画像を配信する場合に適している。
本発明の実施の形態にかかるメール配信システムのブロック図である。 本発明のメール配信システムの一実施例における送信側の端末、受信側の端末およびサーバ装置の構成例を示すブロック図である。 本発明のメール配信システムの一実施例における送信側の端末、受信側の端末およびサーバ装置の処理例を示すフローチャートである。 動画合成部の構成例を示すブロック図である。 容量を削減する加工例の説明図である。 容量を削減する他の加工例の説明図である。 容量を削減する他の加工例の説明図である。 容量を削減する他の加工例の説明図である。 本発明のメール配信システムの別の実施例における送信側の端末、受信側の端末およびサーバ装置の構成例を示すブロック図である。 本発明のサーバ装置において保持管理される広告選択情報の説明図である。 本発明のメール配信システムの更に別の実施例における送信側の端末、受信側の端末およびサーバ装置の構成例を示すブロック図である。 本発明のサーバ装置において保持管理される広告合成指示情報の説明図である。
符号の説明
100…送信側の端末
101…動画ファイル
102…メール本文
103…合成動画ファイル
110…動画撮影部
111…動画ファイル
112…記憶部
113…メール送信部
114…記録媒体
115…広告選択部
116…広告合成指示部
200…受信側の端末
210…メール受信部
211…合成動画ファイル
212…記憶部
213…再生部
214…記録媒体
300…サーバ装置
301…広告動画ファイル記憶部
302…受信部
303…動画合成部
304…送信部
305…課金部
310−1〜310−n…広告動画ファイル
311…記憶部
312…メール受信部
313…記憶部
314…選択部
315…合成動画ファイル
316…動画合成部
317…記憶部
318…メール送信部
319…送信課金部
320…送信課金補正部
321…受信課金部
322…受信課金補正部
323…記録媒体
324…受付部
325…記憶部
326…受付部
327…記憶部
328…利用者のプロファイルデータ
329…記憶部
400…ネットワーク
500…広告動画格納部
600…利用者プロファイル登録部

Claims (20)

  1. 送信側端末と受信側端末とがサーバ装置を通じて電子メールを交換できる通信環境において、
    a)前記送信側端末が、第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを前記受信側端末宛に送信するステップと、
    b)前記サーバ装置が、前記送信側端末が送信した前記電子メールを受信し、添付された動画ファイルを前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを含む合成動画ファイルに変換して、前記受信側端末へ送信するステップと、
    c)前記受信側端末が、前記サーバ装置から前記合成動画ファイルを受信して再生するステップと、
    を含むことを特徴とする広告宣伝方法。
  2. 前記ステップbは、
    b−1)前記サーバ装置が、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査するステップと、
    b−2)前記サーバ装置が、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の広告宣伝方法。
  3. 前記加工が、動画像の再生時間のカット、カラー画像の白黒化、画素の間引き、フレームの間引きの少なくとも1種類の処理を含むことを特徴とする請求項2記載の広告宣伝方法。
  4. 第1の動画像の容量を削減した補償として、前記送信側端末の利用者の課金を補正するステップを含むことを特徴とする請求項2記載の広告宣伝方法。
  5. 第2の動画像の容量分のデータ通信料だけ前記受信側端末の利用者の課金を補正するステップを含むことを特徴とする請求項2記載の広告宣伝方法。
  6. 広告媒体を提供した代償として前記送信側端末の利用者の課金を補正し、広告を送りつけた代償として前記受信側端末の利用者の課金を補正するステップを含むことを特徴とする請求項2記載の広告宣伝方法。
  7. 送信側端末と受信側端末とサーバ装置とを含んで構成され、前記送信側端末は、第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを前記受信側端末宛に送信するものであり、前記サーバ装置は、前記送信側端末が送信した前記電子メールを受信し、添付された動画ファイルを前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを含む合成動画ファイルに変換して、前記受信側端末へ送信するものであり、前記受信側端末は、前記サーバ装置から前記合成動画ファイルを受信して再生するものであることを特徴とするメール配信システム。
  8. 前記サーバ装置は、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査する容量チェック手段と、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の容量を削減する加工を施して合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成する合成手段とを含むことを特徴とする請求項7記載のメール配信システム。
  9. 前記加工が、動画像の再生時間のカット、カラー画像の白黒化、画素の間引き、フレームの間引きの少なくとも1種類の処理を含むことを特徴とする請求項8記載のメール配信システム。
  10. 前記サーバ装置は、第1の動画像の容量を削減した補償として、前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段を備えることを特徴とする請求項8記載のメール配信システム。
  11. 前記サーバ装置は、第2の動画像の容量分のデータ通信料だけ前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段を備えることを特徴とする請求項8記載のメール配信システム。
  12. 前記サーバ装置は、広告媒体を提供した代償として前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段と、広告を送りつけた代償として前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段とを含むことを特徴とする請求項8記載のメール配信システム。
  13. 送信側端末および受信側端末とネットワーク経由で接続されたサーバ装置であって、前記送信側端末が前記ネットワークを通じて前記受信側端末宛に送信した第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを受信する受信手段と、前記受信した電子メールに添付された動画ファイルに含まれる前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを合成した合成動画ファイルを生成する動画合成手段と、前記動画ファイルに代えて前記合成動画ファイルを添付した電子メールを前記ネットワークを通じて前記受信側端末へ送信する送信手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  14. 前記動画合成手段は、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査する容量チェック手段と、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の品質を落として合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成する合成手段とを含むことを特徴とする請求項13記載のサーバ装置。
  15. 前記加工が、動画像の再生時間のカット、カラー画像の白黒化、画素の間引き、フレームの間引きの少なくとも1種類の処理を含むことを特徴とする請求項14記載のサーバ装置。
  16. 第1の動画像の容量を削減した補償として、前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段を備えることを特徴とする請求項14記載のサーバ装置。
  17. 第2の動画像の容量分のデータ通信料だけ前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段を備えることを特徴とする請求項14記載のサーバ装置。
  18. 広告媒体を提供した代償として前記送信側端末の利用者の課金を補正する送信課金補正手段と、広告を送りつけた代償として前記受信側端末の利用者の課金を補正する受信課金補正手段とを含むことを特徴とする請求項14記載のサーバ装置。
  19. 送信側端末および受信側端末とネットワーク経由で接続されたサーバ装置を構成するコンピュータを、前記送信側端末が前記ネットワークを通じて前記受信側端末宛に送信した第1の動画像を含む動画ファイルを添付した電子メールを受信する受信手段、前記受信した電子メールに添付された動画ファイルに含まれる前記第1の動画像と広告にかかる第2の動画像とを合成した合成動画ファイルを生成する動画合成手段、前記動画ファイルに代えて前記合成動画ファイルを添付した電子メールを前記ネットワークを通じて前記受信側端末へ送信する送信手段、として機能させることを特徴とするプログラム。
  20. 前記動画合成手段は、前記合成動画ファイルの容量がメールに添付できる動画ファイルの最大容量を超えるかどうかを検査する容量チェック手段と、前記第1および第2の動画像の少なくとも一方の品質を落として合成することにより前記最大容量を超えない合成動画ファイルを生成する合成手段とを含むことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
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