JP2005111803A - 目脂除去装置 - Google Patents

目脂除去装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005111803A
JP2005111803A JP2003348553A JP2003348553A JP2005111803A JP 2005111803 A JP2005111803 A JP 2005111803A JP 2003348553 A JP2003348553 A JP 2003348553A JP 2003348553 A JP2003348553 A JP 2003348553A JP 2005111803 A JP2005111803 A JP 2005111803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die lip
grease
removing device
resin
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003348553A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Yamamoto
和明 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2003348553A priority Critical patent/JP2005111803A/ja
Publication of JP2005111803A publication Critical patent/JP2005111803A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 押出金型を用いた成形時において、成形ラインを停止することなくダイリップ部から目脂を除去し、目脂が脱離して流出することを防止可能な目脂除去装置を提供する。
【解決手段】 押出金型のダイリップ部に取り付けて用いる目脂除去装置であって、ダイリップ部に発生する目脂が転移可能なテーパー部を内面に有する筒形である、好ましくはダイリップ部の樹脂吐出部外側と、目脂除去装置におけるダイリップ側のテーパー部内側との間隙が0.3〜2mmであり、ダイリップから吐出された溶融樹脂の外側の傾斜面と前記テーパー部内面とのなす角が2〜10度である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、目脂除去装置に関し、詳しくは押出金型を用いた成形時にダイリップ部に発生する目脂除去装置に関する。尚、本発明における押出金型とは、チューブなどを押し出した後に加圧や減圧して成形するブロー成形や真空成形に用いられる押出金型も含まれるものとする。
従来、押出金型を用いた成形時には、そのダイリップ部に目脂が発生し製品不良が発生することがある。上記目脂は樹脂成分が部分的に金型やシリンダ内で過度の熱履歴を受けることで発生するものと推定されるが、特にオレフィン系樹脂の高速押出成形においては目脂の発生が顕著である。
上記目脂が製品に付着して流出した場合、外観不良による製品歩留まりが悪化するだけでなく、万一市場に流出した場合には重大なクレームの要因になることもある。
このため、通常目脂取り作業を定期的に行う必要があり、例えば、ダイリップ部研磨を定期的に行い目脂を除去する方法が採られていた。
しかし、ダイリップ部研磨時には成形ラインを一旦停止する必要があり、停止時及び再運転時におけるロスが大きいため、成形ラインを停止することなく目脂を除去する方法が求められていた。
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、押出金型を用いた成形時において、成形ラインを停止することなくダイリップ部から目脂を除去可能であり、目脂が脱離して流出することを防止することができる目脂除去装置を提供することにある。
請求項1記載の目脂除去装置は、押出金型のダイリップ部に取り付けて用いる目脂除去装置であって、ダイリップ部に発生する目脂が転移可能なテーパー部を内面に有する筒形であることを特徴とする。
請求項2記載の目脂除去装置は、請求項1記載の目脂除去装置であって、ダイリップ部の樹脂吐出部外側と、目脂除去装置におけるダイリップ側のテーパー部内側との間隙が0.3〜2mmであり、ダイリップから吐出された溶融樹脂の外側の傾斜面と前記テーパー部内面とのなす角が2〜10度であることを特徴とする。
以下、本発明について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の目脂除去装置は、図1〜3に示すように、押出金型1のダイリップ部2に取り付けて用いられ、図3に示すようにダイリップ部2の先端部に発生する目脂3が転移可能なテーパー部4を内面に有する筒形の目脂除去装置5である。
上記目脂除去装置5の材質としては、特に限定されないが、テーパー部4において目脂3が転移し易い材料であることが好ましく、例えば鉄やアルミニウムが好適に用いられる。また、更にテーパー部4の表面に目脂を付着し易い樹脂をコーティングしてもよい。
上記「転移」とは、図3に示すように、ダイリップ部2に発生した目脂3がテーパー部4に付着し、押出の力によってダイリップ部2からテーパー部4に乗り移ることを意味する。
本発明によれば、上記テーパー部4が存在することによって、発生した目脂3がダイリップ部2の先端部から脱離して流出する替わりにテーパー部4に付着し転移することで、目脂3を除去することができる。
上記目脂除去装置5において、図2に示すようにダイリップ部2の樹脂吐出部外側6と、目脂除去装置5におけるダイリップ側のテーパー部内側7との間隙a(以下、「転移部クリアランス」ともいう)が0.3〜2mmであり、ダイリップから吐出された溶融樹脂8の外側の傾斜面9と前記テーパー部4内面とのなす角α(以下、「傾斜角」ともいう)が2〜10度であると、目脂の除去性能が向上する点で好ましい。
上記転移部クリアランスや傾斜角が小さすぎると、溶融樹脂8が振動した場合に、溶融樹脂8自体がテーパー部4に付着して成形不良が発生することがあり、転移部クリアランスや傾斜角が大きすぎると目脂3がテーパー部4に届かずに脱離して流出することがある。
上記目脂除去装置5をダイリップ部2に取り付ける方法としては、特に限定されず、クランプ10で固定するなど公知の方法が用いられる。また、取り付け取り外しを容易とするため、目脂除去装置5が上下二つ割りなど複数に分割されたものであってもよい。
本発明の目脂除去装置は、ダイリップ部に発生する目脂が転移可能なテーパー部を内面に有する筒形であることを特徴とするので、発生した目脂がダイリップ部から脱離して流出する替わりにテーパー部に付着し転移することで、成形ラインを停止することなくダイリップ部から目脂を除去し、目脂が脱離して流出することを防止することが可能となる。
ダイリップ部の樹脂吐出部外側と、目脂除去装置におけるダイリップ側のテーパー部内側との間隙が0.3〜2mmであり、ダイリップから吐出された溶融樹脂の外側の傾斜面と前記テーパー部内面とのなす角が2〜10度であると、上記効果は更に確実なものとなる。
以下に実施例および比較例を示すことにより、本発明を更に具体的に説明する。
尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
オレフィン系樹脂の押出成形(押出樹脂温度220℃、押出量10.5kg/時、押出速度30m/分)において、図1及び図2に示すような上下二つ割りの目脂除去装置5(鋼製、傾斜角α=5度、転移クリアランスa=0.8mm)を用いて樹脂管を成形したところ、図3に示すように、発生した目脂3がテーパー部4に転移してダイリップ部2から除去され、目脂3の脱離による流出は発生しなかった。
(比較例1)
目脂除去装置5を用いなかったこと以外は実施例1と同様にして樹脂管を成形したところ、ダイリップ部2から目脂が脱離して流出し、製品不良が発生した。
以上のように、本発明における実施例によれば、成形ラインを停止することなく目脂を除去することが可能で、製品不良の発生を防止できることが判明した。
本発明に係る目脂除去装置の一例を使用状態と共に示す模式図である。 本発明に係る目脂除去装置の一例をしめす模式断面図である。 本発明における目脂の転移状況を説明する模式断面図である。
符号の説明
1 押出金型
2 ダイリップ部
3 目脂
4 テーパー部
5 目脂除去装置
6 樹脂吐出部外側
7 テーパー部内側
8 溶融樹脂
9 傾斜面
10 クランプ

Claims (2)

  1. 押出金型のダイリップ部に取り付けて用いる目脂除去装置であって、ダイリップ部に発生する目脂が転移可能なテーパー部を内面に有する筒形であることを特徴とする目脂除去装置。
  2. ダイリップ部の樹脂吐出部外側と、目脂除去装置におけるダイリップ側のテーパー部内側との間隙が0.3〜2mmであり、ダイリップから吐出された溶融樹脂の外側の傾斜面と前記テーパー部内面とのなす角が2〜10度であることを特徴とする請求項1記載の目脂除去装置。
JP2003348553A 2003-10-07 2003-10-07 目脂除去装置 Pending JP2005111803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003348553A JP2005111803A (ja) 2003-10-07 2003-10-07 目脂除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003348553A JP2005111803A (ja) 2003-10-07 2003-10-07 目脂除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005111803A true JP2005111803A (ja) 2005-04-28

Family

ID=34540713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003348553A Pending JP2005111803A (ja) 2003-10-07 2003-10-07 目脂除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005111803A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012014389A1 (ja) 2010-07-26 2012-02-02 東洋製罐株式会社 押出ダイヘッド

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012014389A1 (ja) 2010-07-26 2012-02-02 東洋製罐株式会社 押出ダイヘッド
JP2012025079A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Toyo Seikan Kaisha Ltd 押出ダイヘッド
US8985992B2 (en) 2010-07-26 2015-03-24 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Extrusion die head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018187909A (ja) クイックリリース機構付きヘッド構造
JP4998606B2 (ja) 押出ダイヘッド
JP2005111803A (ja) 目脂除去装置
JP2006289393A (ja) 鋳造用金型の湯口入子、それを備える鋳造用金型、及び、それを備える鋳造装置
JP2008149359A (ja) フルモールド鋳造用インサート及びそれを用いたプレス金型の鋳造方法
WO2019225272A1 (ja) ダイカストマシンの射出装置、ダイカストマシン、ダイカストマシンの真空用配管の構造、および鋳造方法
CN208261813U (zh) 压铸料筒
CN111971135B (zh) 压铸机的注射装置、压铸机、压铸机的真空用配管的构造以及铸造方法
JP5630819B2 (ja) 金型冷却構造
JPH09225605A (ja) 連続鋳造用ノズル等の再生方法及び再生したノズル及びストッパー
CN213495361U (zh) 用于离心机的视窗防模糊结构
KR20190129252A (ko) 콜렉터 노즐용 가스켓
CN215242778U (zh) 一种塑料挤出机真空管防堵装置
JP5549923B2 (ja) 鋳鉄管の受口成形用中子の保持バンド、受口成形用中子の造型方法および鋳鉄管
JP2018096439A (ja) 密封装置
JP2007216238A (ja) ライナ固定装置を備えたシリンダブロック鋳造用金型
JP2010201443A (ja) 鋳造装置
JP5038236B2 (ja) 中子の支持構造
KR20040043374A (ko) 연속주조의 노즐 결합부 실링장치
JP2008063633A (ja) 浸漬管
TWI583460B (zh) 改善連續鑄造生產之金屬胚之頭端品質的方法
JP2007118500A (ja) 押出成形用金型
CN108480590A (zh) 压铸料筒
JP2002103362A (ja) パウダ−スラッシュ成形装置
WO2012074086A1 (ja) スライディングノズルプレート及びそれを使用したスライディングノズル装置