JP2005111668A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキャンして得た画像を任意の位置に配置してレイアウト印刷することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】SPC複合装置1は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するためのスキャナ部2と、画像データに基づいて媒体に原稿の画像を印刷するためのプリンタ部3とを一体として具備する。メモリカード28には、各画像のレイアウト情報を定義したスクリプトファイルが記憶されている。そのスクリプトファイルのレイアウト情報が解析され、その解析結果に基づいて、スキャナ部2が読み取った画像が所定の位置にレイアウト印刷される。
【選択図】 図1
【解決手段】SPC複合装置1は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するためのスキャナ部2と、画像データに基づいて媒体に原稿の画像を印刷するためのプリンタ部3とを一体として具備する。メモリカード28には、各画像のレイアウト情報を定義したスクリプトファイルが記憶されている。そのスクリプトファイルのレイアウト情報が解析され、その解析結果に基づいて、スキャナ部2が読み取った画像が所定の位置にレイアウト印刷される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スキャンして得た画像を印刷する印刷装置に関するものである。
最近、スキャナ一体型のプリンタ(印刷装置)は、比較的安価なものが実用化されており、一般家庭に普及しつつある。この印刷装置は、パソコンを接続してプリンタやスキャナとして利用されるのに加え、パソコン等を接続せずにコピー機としても利用されている。この印刷装置を用いて写真等の画像をコピーする場合、ユーザは操作パネルのボタン操作によって、コピー枚数、用紙種類、レイアウト等を設定する。
ところで、上記印刷装置におけるコピーのレイアウトとしては、リピート/n−up/auto−Fitなどが存在する。これらレイアウトは、装置本体内の制御回路に予め組み込まれたプログラムなどによって、製品仕様として設定されている。従って、従来の印刷装置は、限られたレイアウトの中から選択してコピーを行うものであり、スキャンして得た画像を任意の位置に印刷したり、該画像を所望のフレームに重ね合わせたりするといったレイアウト印刷を行うことができなかった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、スキャンした画像を任意の位置に配置してレイアウト印刷することができる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、画像を読み取って画像データを生成するためのスキャナ部と、前記画像データに基づいて媒体に前記画像を印刷するためのプリンタ部とを備えた印刷装置であって、前記画像のレイアウト情報を定義したスクリプトファイルを読み込み、各レイアウト情報を解析するレイアウト解析部を備え、前記プリンタ部は、前記レイアウト解析部の解析結果に基づいて、前記スキャナ部が読み取った画像を前記レイアウト情報に応じて設定される位置に印刷する。
これによれば、レイアウト解析部によってスクリプトファイルが読み込まれ、そのファイルに定義されている画像のレイアウト情報が解析される。そして、その解析結果に基づいて、スキャナ部が読み取った画像がレイアウト情報で設定される位置に印刷される。これにより、スキャナ部にて読み取った画像をユーザが希望する位置にレイアウト印刷することが可能となる。
この印刷装置において、前記スキャナ部が読み取った原稿から複数の画像を切り出し、該各画像を前記レイアウト情報に応じた位置に印刷する。
これによれば、スキャナ部が読み取った1枚の原稿から複数の画像が切り出され、該各画像がレイアウト情報に応じた位置に印刷される。この場合、スキャナ部が読み取った複数の画像をメモリカード等に保存することなしに所望の位置にレイアウト印刷することが可能となる。
これによれば、スキャナ部が読み取った1枚の原稿から複数の画像が切り出され、該各画像がレイアウト情報に応じた位置に印刷される。この場合、スキャナ部が読み取った複数の画像をメモリカード等に保存することなしに所望の位置にレイアウト印刷することが可能となる。
この印刷装置において、前記原稿に記入されたマークを検出し、その検出結果から画像領域を判定して前記複数の画像を切り出すようにした。
これによれば、ユーザが原稿の画像にマークを記入することで、原稿画像から切り出したい複数の画像を選ぶことができる。そして、そのマークの検出結果に基づいて複数の画像の画像領域が判定されて、各画像を所定の位置にレイアウト印刷することができる。
これによれば、ユーザが原稿の画像にマークを記入することで、原稿画像から切り出したい複数の画像を選ぶことができる。そして、そのマークの検出結果に基づいて複数の画像の画像領域が判定されて、各画像を所定の位置にレイアウト印刷することができる。
この印刷装置において、前記スキャナ部が読み取る画像データとは別の画像データがメモリに予め記憶され、前記スクリプトファイルには、前記スキャナ部が読み取る画像データのレイアウト情報に加え、前記メモリに記憶されている画像データのレイアウト情報が定義される。
これによれば、メモリには、スキャンして得られる画像データとは別の画像データ(背景画像、フレーム画像などの画像データ)が予め記憶される。また、スクリプトファイルにはその画像データのレイアウト情報が定義されることにより、背景画像などの画像とスキャナ部が読み取った画像とを重ね合わせてレイアウト印刷することができる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図8に従って説明する。
本実施形態の印刷装置は、パソコン(PC)からスキャン指示を行うネットワークスキャン機能(Scanner )、PCから印刷指示を行うネットワークプリンタ機能(Printer )、ローカルコピー機能(Copy)など複数機能を有するSPC複合装置である。
本実施形態の印刷装置は、パソコン(PC)からスキャン指示を行うネットワークスキャン機能(Scanner )、PCから印刷指示を行うネットワークプリンタ機能(Printer )、ローカルコピー機能(Copy)など複数機能を有するSPC複合装置である。
図1は、SPC複合装置1を示す斜視図であり、図2は、原稿台カバーを開いた状態のSPC複合装置1を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、SPC複合装置1は、原稿の画像を読み取って画像データとして入力するためのスキャナ部2と、画像データに基づいて画像を用紙等の媒体に印刷するプリンタ部3と、ユーザが操作するための操作パネル部4とを備える。SPC複合装置1において、スキャナ部2で読み取った画像データがプリンタ部3に送信され内部の処理回路で印刷データに変換され、その印刷データに基づく画像が用紙に印刷されることでローカルコピー機能が実現される。
図1及び図2に示すように、SPC複合装置1は、原稿の画像を読み取って画像データとして入力するためのスキャナ部2と、画像データに基づいて画像を用紙等の媒体に印刷するプリンタ部3と、ユーザが操作するための操作パネル部4とを備える。SPC複合装置1において、スキャナ部2で読み取った画像データがプリンタ部3に送信され内部の処理回路で印刷データに変換され、その印刷データに基づく画像が用紙に印刷されることでローカルコピー機能が実現される。
スキャナ部2はプリンタ部3の上に配置されており、そのスキャナ部2の上部には、読み取る原稿を載置するための例えばA4版の原稿台ガラス6と、原稿を読み取る際や不使用時に原稿台ガラス6を覆う原稿台カバー7とが設けられている。原稿台カバー7は、開閉可能に形成され、閉止した際には原稿台ガラス6上に載置された原稿を原稿台ガラス6側に押圧する機能も有している。
また、SPC複合装置1の背面側にはプリンタ部3へ用紙を供給するための用紙供給部11が設けられ、その用紙供給部11には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー12が備えられている。SPC複合装置1の前面側の下部に、プリンタ部3で印刷された用紙を排紙する排紙部13が設けられ、その排紙部13には、不使用時に排紙口を塞ぐことが可能な排紙トレー14が備えられている。さらに、排紙部13の上部に操作パネル部4が設けられている。なお、本実施形態においては、前記カット紙の最大用紙サイズとしてA4版を例に説明するが、これは一例であり、何等これに限るものではない。
操作パネル部4のほぼ中央には、液晶ディスプレイ16が設けられている。液晶ディスプレイ16は、設定項目や設定状態、動作状態等を文字にて表示することが可能であるとともに、スキャナ部2で読み取った画像を表示することも可能となっている。この液晶ディスプレイ16の左側には、電源ボタン17と、スキャンボタン18と、設定表示ボタン19と、クリアボタン20とが設けられている。
電源ボタン17は、SPC複合装置1の電源を投入、遮断するためのボタンである。スキャンボタン18は、スキャナ部2による原稿の読み取りを開始させるためのボタンである。設定表示ボタン19は、ユーザにより設定されたコピー機能に対する設定状態を液晶ディスプレイ16に表示させるためのボタンである。クリアボタン20は、コピー機能に対する設定をクリアし、各設定項目をデフォルト値に変更するためのボタンである。
液晶ディスプレイ16の右側には、カラーコピーボタン22と、モノクロコピーボタン23と、ストップボタン24と、コピー枚数設定ボタン25(25a,25b)とが設けられている。カラーコピーボタン22はカラーコピーを開始させるためのボタンであり、モノクロコピーボタン23はモノクロコピーを開始させるためのボタンである。従って、これらのコピーボタン22,23は、コピー動作の開始指示と、出力すべき画像がカラー又はモノクロのいずれであるかを選択する選択手段とを兼ねている。ストップボタン24は、一旦開始したコピー動作を中止させるためのボタンである。コピー枚数設定ボタン25は、表面に「+」又は「−」が表記された2つのボタン25a,25bで構成され、「+」ボタン25aを押すことにより設定枚数が増加され、「−」ボタン25bを押すことにより設定枚数が減少される。
液晶ディスプレイ16の手前側には、液晶ディスプレイ16に表示される設定項目を切り替えるメニューボタン26が設けられている。メニューボタン26は、左右に配置された2つのボタンで構成され、それぞれ左向きの矢印または右向きの矢印が表記されている。左右いずれかのメニューボタン26が押される毎に、表示される設定項目が決められた順に順次切り替わり、一通り表示し終わると最初の設定項目が表示される。左右の矢印は、設定項目を表示する順番を変更するためであり、両ボタン26は、互いに他のボタンを押した際の表示順と逆の順番で設定項目を表示する。
また、排紙部13の右側には、メモリカードスロット27が設けられている。このメモリカードスロット27は、例えばPCMCIA規格に準拠しており、このような規格に準拠したメモリカード28が着脱可能に構成されている。メモリカード28は、書き換え可能な不揮発性のメモリを内蔵しており、そのメモリカード28にスキャナ部2で読み取った画像データが保存される。
さらに、SPC複合装置1の本体側面には、外部機器と接続するための接続手段、例えばUSBポート29が設けられている。USBポート29は、例えば、SPC複合装置1とホストコンピュータとをUSBケーブルを介して接続する。SPC複合装置がホストコンピュータに接続されることにより、スキャナ機能によるホストコンピュータへの画像の取り込み、プリンタ機能による印刷出力が実現される。
スキャナ部2は、内部に設けた発光部(図示略)から原稿台ガラス6を通して原稿に光を照射し、原稿による反射光をCCD(電荷結合素子)で検出することで原稿台ガラス6に載置した原稿の記載内容(画像または文章等)を読み取る。
プリンタ部3は、カラー画像の出力が可能な構成であり、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の4色の色インクを、印刷用紙等の媒体上に吐出してドットを形成することによって画像を形成するインクジェット方式を採用している。なお、色インクとして、上記4色に加えて、ライトシアン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンタ(薄いマゼンタ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)を用いてもよい。
図3は、SPC複合装置1の電気的構成を示すブロック図である。なお、図3には、コピー機能を実現するための回路構成を記載しており、パソコン等に接続してプリンタやスキャナとして機能する場合に必要となるインターフェース回路等は省略している。
SPC複合装置1は、プリンタ部3のケース内に全体的な制御を司るメイン基板(図示略)を備える。このメイン基板には、CPU組み込みASIC(Application Specific IC)41、プログラムROM42、第1のSDRAM43、及び第2のSDRAM44が実装されている。
ASIC41は、CPU45、スキャナ入力回路46、画像処理回路47、メモリカード入出力回路48、ヘッド制御ユニット49、JPEG解凍/圧縮回路50が内蔵されており、それらはASIC41上の内部バス41aに接続されている。また、その内部バス41aには、ASIC41に外付けされるプログラムROM42と第1のSDRAM43と操作パネル部4とが接続されている。プログラムROM42には、CPU45により実行される制御プログラムなどが記憶されている。第1のSDRAM43には、制御プログラムを実行して処理する画像データや印刷データなどが一時的に記憶される。
第2のSDRAM44は、スキャナ入力回路46と画像処理回路47に接続されており、各回路46,47における処理の前後の画像データや印刷データが一時的に格納される。この第2のSDRAM44には、複数のメモリ領域(ラインバッファ44a、マイクロウィーブ(Micro Weave)バッファ44b、イメージバッファ44c等)が確保されている。
スキャナ入力回路46にはスキャナ部2が接続されている。スキャナ部2は、原稿台ガラス6に載置された原稿を光学的に読み取ってCCD(電荷結合素子)2aに蓄えられた電荷を、A/D変換回路2bによってA/D変換する。そして、スキャナ部2は、A/D変換されたデータをASIC41のスキャナ入力回路46に入力する。
スキャナ入力回路46は、CPU45の制御の下、スキャナ部2から入力される各ラスタラインデータ(RGBの多階調画像データ)をSDRAM44のラインバッファ44aに一旦蓄える。そして、スキャナ入力回路46は、このラインバッファ44aに取り込んだRGBデータに対してライン間補正処理を順次施し、同一ラインに対するRGBデータとして画像処理回路47に送る。なお、ライン間補正処理とは、スキャナ部2の構造上発生するR、G、Bの各リニアセンサ間の読み取り位置のズレを補正する処理である。詳述すると、スキャナ部2が有するCCD2aは、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色に対し色毎に1ラインずつのリニアセンサを有している。これら3本のリニアセンサは、読取キャリッジ(図示略)の走査方向に平行に並べられているため、原稿の同一ラインに照射された反射光を同時に受光することができない。すなわち、原稿の同一ラインに照射された反射光が各リニアセンサに受光される際には、時間的なズレが生じることになる。このため、リニアセンサの配列に伴う遅延時間分だけ遅れて送られてくるデータを同期させるための処理である。
また、スキャナ入力回路46は、ライン間補正処理と並行して、RGBデータの読み取り解像度[dpi]を、プリンタ部3が印刷するための印字解像度[dpi]に変換する解像度変換処理も行う。つまり、RGBデータの読み取り解像度が、印字解像度よりも低い場合には、線形補間等を行って隣接するデータ間に新たなデータを生成し、逆に印字解像度よりも高い場合には、一定の割合でデータを間引く等して、RGBデータの解像度を印字解像度に揃える。尚、これは拡大若しくは縮小コピーする際にも同様である。
画像処理回路47は、解像度変換処理が施された画像データを取り込み、色変換、ハーフトーン処理、マイクロウィーブ処理などの画像処理を行う。色変換処理は、RGBの多階調画像データから、CMYKの4色の多階調画像データに変換する処理である。ハーフトーン処理は、多階調データを面積階調データに変換する処理である。マイクロウィーブ処理は、行間の縞(バンディング)を防止すべく、ドットラインの形成方法を調節する処理である。
この画像処理回路47において、マイクロウィーブ処理が施されたデータはマイクロウィーブバッファ44bに格納される。さらに、画像処理回路47は、そのバッファ44bに格納したデータを所定のサイズ毎に読み出して、諸情報(例えば、各色毎のノズル数、ヘッド走査回数など)に基づき並び替えた後、イメージバッファ44cに転送する。このデータ転送の結果、イメージバッファ44cには、プリンタ部3に設けられた書込キャリッジ(図示略)の走査毎の各ノズルにインクを吐出させるためのヘッド駆動データが格納される。
イメージバッファ44cに記憶された走査毎のヘッド駆動データ(印刷データ)はCPU45によって読み出され、ヘッド制御ユニット49に転送される。ヘッド制御ユニット49は、CPU45の制御によりヘッド駆動データに基づいてプリンタヘッド51を駆動し、インク滴の吐出の有無や、吐出するインク滴の量を制御する。これによって、スキャナ部2が読み取った画像に対する印刷が実現される。
メモリカード入出力回路48は、メモリカードスロット27にメモリカード28が装着されたときのインターフェース回路として機能する。CPU45は、そのメモリカード入出力回路48を介してメモリカード28へのデータの書き込み及び読み出しを行う。
JPEG解凍/圧縮回路50は、CPU45の制御に基づいて、スキャナ入力回路46から画像データを取り込み、符号化処理を施すことによりデータを圧縮して、スキャナ部2が読み取った原稿の画像に対応するJPEG形式の画像ファイルを生成する。その画像ファイルはSDRAM43に格納された後、メモリカード入出力回路48を介してメモリカード28に保存される。
また、JPEG解凍/圧縮回路50は、メモリカード28から読み出されたJPEG形式の画像ファイルに対して復号化処理を施することで、画像ファイルを解凍(デコード)し、それにより得られた多階調画像データをSDRAM43に格納する。その画像データは、CPU45の制御によって画像処理回路47に転送され、上述した画像処理で印刷データに変換される。そして、その印刷データに基づいてプリンタヘッド51が駆動されることで、メモリカード28の画像ファイルに対応した画像が印刷される。
メモリカード28には、スキャナ部2が読み取った画像の画像ファイルに加え、図示しないデジタルカメラで撮影した画像ファイルやパソコンで編集した画像ファイル(背景画像やフレーム画像のファイル)等が格納されている。さらに、メモリカード28には、印刷のレイアウトを設定するためのレイアウト情報を記載したスクリプトファイルが保存されている。なお、このスクリプトファイルは、パソコンを用いて、所定のアプリケーションソフトにより作成・編集された後にメモリカード28に保存される。また、ネットワーク上からダウンロードしたスクリプトファイルをメモリカード28に保存してもよい。
本実施形態のSPC複合装置1は、メモリカード28に保存されたスクリプトファイルを利用して、スキャナ部2で読み取った画像を用紙上の所定位置にレイアウトして印刷する機能(拡張コピー機能)を有する。
次に、その拡張コピー機能を利用してレイアウト印刷する際の動作について図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。
SPC複合装置1は、通常コピーモードや拡張コピーモードなどの複数のコピーモードを有し、ユーザがメニューボタン26を操作して拡張コピーモードを設定したときに、図4の処理が開始される。
SPC複合装置1は、通常コピーモードや拡張コピーモードなどの複数のコピーモードを有し、ユーザがメニューボタン26を操作して拡張コピーモードを設定したときに、図4の処理が開始される。
先ず、ステップ100において、CPU45は、メモリカード28に保存されている複数のスクリプトファイルを参照し、それに基づく表示データを操作パネル部4に送ることによって、レイアウトを指定するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。具体的に、液晶ディスプレイ16には、各スクリプトファイルのファイル名が一覧表示され、ユーザのボタン操作によってファイル名のいずれか1つが選択されると、それに対応したレイアウトのプレビュー画面16aが表示される(図6参照)。このプレビュー画面16aは、ユーザのボタン操作によって、メモリカード28の各スクリプトファイルに対応した画面に切り替わる。因みに、図6に示すプレビュー画面16aでは、3つの写真P1〜P3の組込位置(レイアウト)を示すボックス61〜63と、それら写真P1〜P3の画像に合成するための背景画像64(例えば、魚の画像)が表示される。従って、ユーザはプレビュー画面16aを確認することによって、所望のレイアウト(スクリプトファイル)を選択することができる。
ステップ110において、CPU45は、操作パネル部4から通知される操作信号に基づいて、ユーザによるレイアウトの入力操作が完了したか否かを判定する。そして、ユーザによる入力操作の完了を判定したとき、CPU45は、ステップ120に移行して所定の表示データを操作パネル部4に送り、写真の原稿台ガラス6へのセットを要求するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。この完了時には、ユーザによって選択されたレイアウトが確定されるとともに、該レイアウトに必要となる写真画像の枚数が確定される。またこのとき、ユーザは、液晶ディスプレイ16の表示メッセージを確認して、印刷したい1枚目の写真P1を原稿台ガラス6にセットした後、スキャンボタン18をオンする。
ステップ130において、CPU45は、ユーザによってスキャンボタン18が操作されるまで待機し、該スキャンボタン18がオンされたことを判定すると、ステップ140に移行して、スキャナ部2に制御信号を出力することにより、スキャナ部2に写真画像のスキャンを実行させる。このとき、所定の周期にてCCD2aから出力されるRGBデータがスキャナ入力回路46を介してSDRAM44のラインバッファ44aに一旦蓄えられ、そのRGBデータに対してライン間補正処理が施される。
続くステップ150において、CPU45は、ライン間補正処理が施されたデータをJPEG解凍/圧縮回路50に転送することで、写真画像に対応するJPEG形式の画像ファイルを生成した後、該画像ファイルをメモリカード28に書き込む。その後、CPU45は、ステップ160に移行して、メモリカード28に書き込んだ画像ファイルのファイル名を印刷ファイルリストに登録し、ステップ170に移行する。そして、CPU45は、選択されたレイアウト(スクリプトファイル)に必要となる枚数分の写真画像の登録が完了したか否かを判定し、必要数の写真画像が未登録である場合には、ステップ120の処理に戻り、ステップ120〜160の処理を繰り返し実行する。それにより、図7に示すように、印刷ファイルリストL1には、スキャナ部2が読み取った写真画像に対応する各画像ファイルが1枚目から順次登録される。なお、印刷ファイルリストL1は、例えばSDRAM43の作業領域に作成される。
そして、必要数の写真画像の登録が完了した場合にはステップ170からステップ180に移行して印刷処理、すなわち、図5に示すステップ181〜188の処理を実行する。この印刷処理中にてCPU45は、所定の表示データを操作パネル部4に送り、印刷中のメッセージを液晶ディスプレイ16に表示させる。
図5のステップ181において、CPU45は、ユーザにより選択されたスクリプトファイルをメモリカード28から読み込み、ステップ182では、該ファイルに定義されているスクリプト(レイアウト情報)を解析する。
図8には、図6のレイアウトに対応するスクリプトファイルの具体例を示している。このファイルに定義されているスクリプトとしては、3つの写真画像と背景画像とについて、画像を嵌め込む位置、画像枠の幅と高さが定義されている。例えば、1番目にスキャナ部2で取り込む写真P1の画像について、画像位置(x1,y1)、画像枠の幅(w1)、画像枠の高さ(h1)が定義されている。他の写真P2,P3の画像や背景画像も同様に定義されている。
CPU45は、ステップ182にて画像毎のスクリプトを解析した後、続くステップ183に移行して画像位置などを取得する。そして、CPU45は、ステップ184において印刷登録リストを参照して、対応する画像ファイルをメモリカード28から読み出す。また、CPU45は、ステップ185においてその画像ファイルをJPEG解凍/圧縮回路50に転送するとともに、デコードを要求する制御信号を該解凍/圧縮回路50に出力する。これにより、JPEG解凍/圧縮回路50では、画像ファイルがデコードされて写真画像に対応した画像データに復号される。
ステップ186において、CPU45は、スクリプトファイルに定義されている全てのスクリプトの解析を終了したか否かを判定し、解析していないスクリプトが存在する場合は、ステップ182に戻り、ステップ182〜185の処理を繰り返し実行する。これによって、印刷対象となる画像ファイルがメモリカード28から順次読み出され、JPEG解凍/圧縮回路50において各画像ファイルがデコードされて、用紙に印刷すべき写真画像や背景画像に対応する画像データに復号される。
また、ステップ186において、全てのスクリプトの解析終了を判定した場合、CPU45は、ステップ187に移行して、JPEG解凍/圧縮回路50におけるデコードが終了したか否かを判定する。ここで、JPEG解凍/圧縮回路50は、画像ファイルのデコードが終了した時点で、その旨を通知する終了信号をCPU45に発行する。そして、CPU45は、スクリプトファイルに定義されている最後の画像ファイルに対応する終了信号を受け付けた時に、JPEG解凍/圧縮回路50によるデコードの終了を判定してステップ188に移行する。
そして、CPU45は、JPEG解凍/圧縮回路50でデコードされた画像データを画像処理回路47に転送するとともに、印刷要求信号を該画像処理回路47に通知する。これにより、画像処理回路47において色変換、ハーフトーン処理、マイクロウィーブ処理などの画像処理が行われ、R、G、Bの各色の画像データから印刷データに変換される。CPU45は、その印刷データをヘッド制御ユニット49に送り、該印刷データに基づいてプリンタヘッド51を駆動することで、用紙上の所定位置に各写真画像及び背景画像を印刷する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)SPC複合装置1に装着されるメモリカード28には、複数種類のレイアウトを選択するための複数のスクリプトファイルが記憶されている。SPC複合装置1において、ユーザが選択したスクリプトファイルのスクリプトが解析され、その解析結果に基づいてスキャナ部2が読み取った画像を任意の位置にレイアウト印刷することができる。
(1)SPC複合装置1に装着されるメモリカード28には、複数種類のレイアウトを選択するための複数のスクリプトファイルが記憶されている。SPC複合装置1において、ユーザが選択したスクリプトファイルのスクリプトが解析され、その解析結果に基づいてスキャナ部2が読み取った画像を任意の位置にレイアウト印刷することができる。
(2)スキャナ部2が読み取った画像に対応する画像ファイルをメモリカード28に一旦記憶するようにしたので、スキャナ部2が読み取った複数枚の写真画像のレイアウト印刷を実現することができる。
(3)メモリカード28には背景画像などが予め記憶されており、それら画像とスキャナ部2が読み取った写真画像とを重ね合わせて印刷することができる。
(4)JPEG解凍/圧縮回路50にて画像データを圧縮して生成した画像ファイルがメモリカード28に記憶されるので、メモリカード28のメモリ容量を効率よく使用することができる。
(4)JPEG解凍/圧縮回路50にて画像データを圧縮して生成した画像ファイルがメモリカード28に記憶されるので、メモリカード28のメモリ容量を効率よく使用することができる。
(5)スクリプトファイルのレイアウト情報に対応したプレビュー画面16aを液晶ディスプレイ16に表示するようにしたので、ユーザがそのプレビュー画面を確認することにより、所望のレイアウトを選択することができる。
以下、本発明を具体化した第2実施形態を説明する。
本実施形態のSPC複合装置1の構成は第1実施形態と同じであり、レイアウト印刷の処理が第1実施形態と相違する。具体的に、上記第1実施形態では、スキャナ部2が写真P1〜P3を1枚ずつ読み取るものであったが、本実施形態では、図9に示すように、スキャナ部2の原稿台ガラス6上に複数枚の写真P1〜P4をセットして各写真画像の読み取りを行う点が第1実施形態と相違する。
本実施形態のSPC複合装置1の構成は第1実施形態と同じであり、レイアウト印刷の処理が第1実施形態と相違する。具体的に、上記第1実施形態では、スキャナ部2が写真P1〜P3を1枚ずつ読み取るものであったが、本実施形態では、図9に示すように、スキャナ部2の原稿台ガラス6上に複数枚の写真P1〜P4をセットして各写真画像の読み取りを行う点が第1実施形態と相違する。
図10は、本実施形態におけるレイアウト印刷の処理を示すフローチャートである。
詳述すると、ステップ200において、CPU45は、メモリカード28に保存されている複数のスクリプトファイルを参照し、それに基づく表示データを操作パネル部4に送ることによって、レイアウトを指定するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。続くステップ210において、CPU45は、操作パネル部4から通知される操作信号に基づいて、ユーザによるレイアウトの入力操作が完了したか否かを判定する。そして、ユーザによる入力操作の完了を判定したとき、CPU45は、ステップ220に移行して所定の表示データを操作パネル部4に送り、写真の原稿台ガラス6へのセットを要求するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。なお、入力操作の完了時には、ユーザにより選択されたレイアウトが確定されるとともに、該レイアウトに必要となる写真画像の枚数が確定される。また、ユーザは、液晶ディスプレイ16に表示メッセージを確認し、図9に示すように、複数枚の写真P1〜P4を原稿台ガラス6にセットした後、スキャンボタン18をオンする。
詳述すると、ステップ200において、CPU45は、メモリカード28に保存されている複数のスクリプトファイルを参照し、それに基づく表示データを操作パネル部4に送ることによって、レイアウトを指定するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。続くステップ210において、CPU45は、操作パネル部4から通知される操作信号に基づいて、ユーザによるレイアウトの入力操作が完了したか否かを判定する。そして、ユーザによる入力操作の完了を判定したとき、CPU45は、ステップ220に移行して所定の表示データを操作パネル部4に送り、写真の原稿台ガラス6へのセットを要求するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。なお、入力操作の完了時には、ユーザにより選択されたレイアウトが確定されるとともに、該レイアウトに必要となる写真画像の枚数が確定される。また、ユーザは、液晶ディスプレイ16に表示メッセージを確認し、図9に示すように、複数枚の写真P1〜P4を原稿台ガラス6にセットした後、スキャンボタン18をオンする。
ステップ230において、CPU45は、ユーザによってスキャンボタン18がオンされたことを判定すると、ステップ240に移行して、スキャナ部2に制御信号を出力することで、スキャナ部2にプレスキャンを実行させる。このとき、スキャナ部2は、印字解像度よりも低い解像度(例えば、50[dpi]程度の解像度)で原稿の読み取り動作を行う。CPU45は、スキャナ部2の読み取り動作によって生成された低解像度の画像データを取り込み、該画像データに基づいて画像の領域判定を行う。
ステップ250において、CPU45は、その領域判定の結果から原稿面にセットされている写真の枚数を確定する。続くステップ260において、CPU45は、スキャナ部2に制御信号を出力し、スキャナ部2にて高解像度での写真画像のスキャンを実行させる。このスキャンは、原稿面にセットされている各写真P1〜P4のうちのいずれか1枚を読み取り対象として実施される。
そして、CPU45は、ステップ270において、スキャナ部2からスキャナ入力回路46を介して取り込んだ画像データをJPEG解凍/圧縮回路50に転送することで、写真画像に対応するJPEG形式の画像ファイルを生成した後、該画像ファイルをメモリカード28に書き込む。その後、CPU45は、ステップ280に移行して、メモリカード28に書き込んだ画像ファイルのファイル名を印刷ファイルリストに登録し、ステップ290に移行する。ここで、CPU45は、選択されたレイアウト(スクリプトファイル)において必要となる枚数分の写真画像の登録が完了したか否かを判定し、必要数の写真画像が未登録である場合には、ステップ300に移行する。このステップ300において、CPU45は、原稿面にセットされている全ての写真P1〜P4の取り込みを完了したか否かを判定し、まだ取り込みを行っていない写真があると判定した場合には、ステップ260に戻り、ステップ260〜300の処理を繰り返し実行する。これにより、原稿面にセットされている写真画像が順次読み取られ、各写真画像の画像ファイルがメモリカード28に記憶される。
ステップ300において、CPU45は、原稿面にセットされている全ての写真P1〜P4の取り込みを完了したと判定した場合、ステップ310に移行して、所定の表示データを操作パネル部4に送り、原稿台ガラス6上にセットされている写真P1〜P4の入れ替えを要求するメッセージを液晶ディスプレイ16に表示させる。ここで、ユーザは、液晶ディスプレイ16の表示メッセージを確認して、原稿台ガラス6上の写真を入れ替えた後、スキャンボタン18をオンする。このボタン操作によって、CPU45は、ステップ230〜300の処理を再度実行する。
そして、ステップ290において、必要枚数分の写真画像の登録が完了した場合に、CPU45は、ステップ180の印刷処理、すなわち、図5に示すステップ181〜188の処理を実行する。これにより、上記第1実施形態と同様に、選択したレイアウトに対応する位置に、スキャンした各写真の画像がレイアウト印刷される。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)スキャナ部2によるプレスキャン動作によって各写真の画像領域が判定されるので、原稿台ガラス6上にセットされた複数枚の写真P1〜P4の画像を的確に読み取ることができる。
(1)スキャナ部2によるプレスキャン動作によって各写真の画像領域が判定されるので、原稿台ガラス6上にセットされた複数枚の写真P1〜P4の画像を的確に読み取ることができる。
(2)ユーザによる1回のスキャンボタン18の操作によって複数枚の写真画像を読み取ることができるので、スキャンボタン18の操作回数を低減することができる。
(3)印字解像度よりも低い解像度の画像データによって各写真P1〜P4の画像領域が判定されるので、印字解像度の画像データを用いて領域判定をする場合と比較して、CPU45の処理負荷が低減され、領域判定の処理を迅速に行うことができる。
(3)印字解像度よりも低い解像度の画像データによって各写真P1〜P4の画像領域が判定されるので、印字解像度の画像データを用いて領域判定をする場合と比較して、CPU45の処理負荷が低減され、領域判定の処理を迅速に行うことができる。
以下、本発明を具体化した第3実施形態を説明する。
上記各実施形態は、スキャナ部2が複数の写真P1〜P4を読み取って生成した画像ファイルをメモリカード28に一旦記憶し、その画像ファイルを用いてレイアウト印刷を行うものであった。これに対し、本実施形態は、スキャナ部2が読み取った原稿の画像データをメモリカード28に保存することなく、レイアウト印刷を行うものである。
上記各実施形態は、スキャナ部2が複数の写真P1〜P4を読み取って生成した画像ファイルをメモリカード28に一旦記憶し、その画像ファイルを用いてレイアウト印刷を行うものであった。これに対し、本実施形態は、スキャナ部2が読み取った原稿の画像データをメモリカード28に保存することなく、レイアウト印刷を行うものである。
図11には、本実施形態のレイアウト印刷の処理を示す。
すなわち、ステップ400において、CPU45は、メモリカード28に保存されている複数のスクリプトファイルを参照し、それに基づく表示データを操作パネル部4に送ることによって、レイアウトを指定するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。続くステップ410において、CPU45は、操作パネル部4から通知される操作信号に基づいて、ユーザによるレイアウトの入力操作が完了したか否かを判定する。そして、ユーザによる入力操作の完了を判定したとき、CPU45は、ステップ420にてユーザにより選択されたスクリプトファイルを読み込み、ステップ430にてそのスクリプトファイルに定義されているスクリプトを解析する。このスクリプト解析により、スキャナ部2が読み取る各画像のレイアウトが確定する。
すなわち、ステップ400において、CPU45は、メモリカード28に保存されている複数のスクリプトファイルを参照し、それに基づく表示データを操作パネル部4に送ることによって、レイアウトを指定するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。続くステップ410において、CPU45は、操作パネル部4から通知される操作信号に基づいて、ユーザによるレイアウトの入力操作が完了したか否かを判定する。そして、ユーザによる入力操作の完了を判定したとき、CPU45は、ステップ420にてユーザにより選択されたスクリプトファイルを読み込み、ステップ430にてそのスクリプトファイルに定義されているスクリプトを解析する。このスクリプト解析により、スキャナ部2が読み取る各画像のレイアウトが確定する。
その後、ステップ440において、CPU45は、所定の表示データを操作パネル部4に送り、原稿の原稿台ガラス6へのセットを要求するための画面を液晶ディスプレイ16に表示させる。ステップ450において、CPU45は、スキャンボタン18がオンされたことを判定すると、ステップ460に移行して、スキャナ部2に制御信号を出力することで、スキャナ部2に原稿のスキャンを実行させる。
図12には、スキャナ部2に読み取らせる原稿Pの画像の具体例を示している。図12に示す原稿Pには、1枚の原稿画像の中から、ユーザが気に入った複数の画像を切り出すために、マークM1,M2(「」)が記入されている。各マークM1,M2は、左上の位置を示すマークM1と右下の位置を示すマークM2とが一対となっている。
ステップ470において、CPU45は、スキャナ部2による読み取り結果から、それらマークM1,M2の内側領域を1枚の画像領域R1,R2として認識し、その領域R1,R2の画像データを、スクリプト解析の結果に基づく所定の画像位置にレイアウトする。
その後、ステップ480において、CPU45は、レイアウト後の画像データを画像処理回路47に転送するとともに、印刷要求信号を該画像処理回路47に通知する。これにより、画像処理回路47にて色変換、ハーフトーン処理、マイクロウィーブ処理などの画像処理が行われ、R、G、Bの各色の画像データから印刷データに変換される。CPU45は、その印刷データをヘッド制御ユニット49に送り、該印刷データに基づいてプリンタヘッド51を駆動することで、原稿Pから切り出した各画像を用紙上の所定位置にレイアウト印刷する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)スキャナ部2が読み取った原稿の画像データをメモリカード28に記憶することなく、スクリプトファイルで定義される位置にレイアウト印刷することができる。
(1)スキャナ部2が読み取った原稿の画像データをメモリカード28に記憶することなく、スクリプトファイルで定義される位置にレイアウト印刷することができる。
(2)本実施形態では、画像データをメモリカード28に記憶しないことから、画像データを圧縮するための処理やその圧縮データを解凍するための処理を行う必要がない。そのため、それら処理を実行するJPEG解凍/圧縮回路50を省略することが可能となる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記第1及び第2実施形態では、スキャナ部2が読み取った複数枚の写真P1〜P4の各画像をレイアウト印刷するものであったが、1枚の写真P1の画像を所望の位置にレイアウト印刷するものでもよい。1枚の写真P1を背景画像等と重ね合わせてレイアウト印刷する場合には、第3実施形態と同様に、スキャナ部2が読み取った画像データをメモリカード28に記憶することなく、レイアウト印刷を行うことができる。
・上記第1及び第2実施形態では、スキャナ部2が読み取った複数枚の写真P1〜P4の各画像をレイアウト印刷するものであったが、1枚の写真P1の画像を所望の位置にレイアウト印刷するものでもよい。1枚の写真P1を背景画像等と重ね合わせてレイアウト印刷する場合には、第3実施形態と同様に、スキャナ部2が読み取った画像データをメモリカード28に記憶することなく、レイアウト印刷を行うことができる。
・上記第3実施形態において、原稿Pの画像に記入するマークM1,M2は、切り出し対象の画像領域R1,R2を判定できる形状であればよく、その形状(「」)を適宜変更してもよい。また、マークM1,M2ではなく、原稿における色の濃淡に基づいて複数の画像領域を判定し、それら領域の画像データをスクリプト解析の結果に基づく所定の画像位置にレイアウトしてもよい。
・上記各実施形態では、スキャナとプリンタとコピーの3つの機能を有するSPC複合装置1に具体化したが、別々の機器であるスキャナとプリンタとを接続することでコピー機としての機能を実現した印刷装置に具体化してもよい。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(1)前記メモリにスクリプトファイルが記憶されることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
(1)前記メモリにスクリプトファイルが記憶されることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
(2)ユーザによるレイアウトの指定時にて、前記スクリプトファイルのレイアウト情報に対応したプレビュー画面を表示するディスプレイを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
(3)前記スキャナ部とプリンタ部とを一体として具備し、スキャナ機能とプリンタ機能とコピー機能との複数機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
1…印刷装置としてのSPC複合装置、2…スキャナ部、3…プリンタ部、28…メモリとしてのメモリカード、45…レイアウト解析部としてのCPU、L1…印刷ファイルリスト、M1,M2…マーク、P…原稿、R1,R2…画像領域。
Claims (4)
- 画像を読み取って画像データを生成するためのスキャナ部と、前記画像データに基づいて媒体に前記画像を印刷するためのプリンタ部とを備えた印刷装置であって、
前記画像のレイアウト情報を定義したスクリプトファイルを読み込み、各レイアウト情報を解析するレイアウト解析部を備え、
前記プリンタ部は、前記レイアウト解析部の解析結果に基づいて、前記スキャナ部が読み取った画像を前記レイアウト情報に応じて設定される位置に印刷することを特徴とする印刷装置。 - 前記スキャナ部が読み取った原稿から複数の画像を切り出し、該各画像を前記レイアウト情報に応じた位置に印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記原稿に記入されたマークを検出し、その検出結果から画像領域を判定して前記複数の画像を切り出すようにしたことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 前記スキャナ部が読み取る画像データとは別の画像データがメモリに予め記憶され、
前記スクリプトファイルには、前記スキャナ部が読み取る画像データのレイアウト情報に加え、前記メモリに記憶されている画像データのレイアウト情報が定義されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP2003344680A JP2005111668A (ja) | 2003-10-02 | 2003-10-02 | 印刷装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8210636B2 (en) | 2008-09-05 | 2012-07-03 | Seiko Epson Corporation | Double-side recording apparatus and medium transporting method in double-side recording apparatus |
JP5758025B1 (ja) * | 2014-04-30 | 2015-08-05 | 株式会社Pfu | 画像読取装置 |
-
2003
- 2003-10-02 JP JP2003344680A patent/JP2005111668A/ja active Pending
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