JP2005110819A - 物品支持装置並びに該装置用の物品支持具及び柱部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持できる簡易に設置可能の物品支持装置並びに該装置のための物品支持具及び柱部材を提供する。
【解決手段】建築物の天井側部材101と床側部材102との間に突っ張り立設可能の柱部材1と、これに着脱可能の物品支持具2、3とを含んでおり、柱部材1は長手方向に延びる複数本の縦溝111を有しており、物品支持具2,3は、一対の半割り部材22、32を含み、該各半割り部材は1又は2以上の爪部、該半割り部材を互いに連結するための連結部及び物品支持部を有しており、該物品支持具2、3は該両半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を柱部材の溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結することで柱部材1の上下方向における任意の位置に連結固定される物品支持装置、並びに該物品支持装置用の物品支持具2、3及び柱部材1。
【選択図】図1

Description

本発明は建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置並びに該物品支持装置用の物品支持具及び柱部材に関する。
店舗等において建築物の天井側部材と床側部材との間の空間を利用して販売商品等を陳列したり、一般家庭等において天井側部材と床側部材との間の空間に置物を飾ったり、物品を収納しておく棚を設ける等の場合には、床側部材上に衝立状の物品支持装置を設置したり、天井側部材や床側部材に工事を加えて該両部材間に物品支持装置を設置したりしているのが実情である。
しかしながら、衝立状の物品支持装置は一般的に不安定であり、比較的安定な構造のものでは大型化、複雑化する等して高価につくし、大きい設置スペースを要する。天井側部材や床側部材に工事を加えて該両部材間に設置する物品支持装置は、安定的に物品を支持できるが、大がかりな工事を要するので、それだけ高価につくうえ、一旦設置したあとは簡単には設置場所等を変更できない。
そこで本発明は、建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であって、簡単、安価に設置でき、設置の変更も容易であり、支持対象物品を安定的に支持できる物品支持装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、かかる物品支持装置を実現できる物品支持装置用の物品支持具及び該物品支持具を取り付ける柱部材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は次の物品支持装置、物品支持具及び柱部材を提供する。
(1)物品支持装置
建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であり、
長さ調節可能で、該建築物の天井側部材と床側部材との間に突っ張り立設可能の柱部材と、
該柱部材に着脱可能の物品支持具とを含んでおり、
前記柱部材は柱部材長手方向に延びる複数本の縦溝を有しており、
前記物品支持具は、一対の半割り部材を含んでおり、該各半割り部材は1又は2以上の爪部、該半割り部材を互いに連結するための連結部及び物品支持部を有しており、該物品支持具は該両半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を前記柱部材の縦溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結することで前記柱部材の上下方向における任意の位置に連結固定される物品支持装置。
建築物の「天井側部材」とは、建築物室内の天井を構成している部材、天井側に位置する梁、天井に取り付けられた部材、建築物ベランダの庇や庇に取り付けられた部材等を指しており、建築物の「床側部材」とは、建築物室内の床を構成している部材、床に設けられた部材、建築物ベランダの床や床に設けられた部材、天井側部材の下方に位置する地面等を指している。
この物品支持装置は次のようにして組み立てることができる。
すなわち、柱部材を天井側部材と床側部材との間に立て、柱部材の上端部が天井側部材に、下端部が床側部材に当接するように長さ調節して該天井側部材と床側部材の間に突っ張らせて立設固定する。
このように立設した柱部材に物品支持具を取り付ける。その取付けは次のようにして行う。すなわち、物品支持具の一対の半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を前記柱部材の縦溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結する。かくして該両半割り部材の爪部で、柱部材溝を介して、該柱部材を爪部が係合した両側部分から挟着するごとく抱きしめさせ、柱部材の上下方向における任意の位置に連結固定する。
このようにして建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品支持装置を設置できる。その設置は、天井側部材や床側部材に特段の工事を施す必要無しに簡単、安価に行える。
また、物品支持具の柱部材への取付けに際しては、柱部材に巻きまわすバンドのようなものは使用しないので、物品支持具の柱部材への取付けは簡素になされ、見た目にもすっきりとしている。
また、一旦、柱部材に連結固定した物品支持具はそれらの相互連結部における連結状態を緩めるとか、二つの半割り部材に分解する等して、簡単に柱部材における位置を変更して連結固定しなおすこともできる。また、柱部材は、縮めて別の空間位置において立設しなおすことも容易に行える。これらにより、物品支持装置は簡単、容易に設置変更することができる。
このようにして組み立てた物品支持装置はその物品支持具を構成している半割り部材の物品支持部に直接物品を引っ掛ける等して支持させることができる。また、支持対象物品(例えば置物や販売商品を載置する棚部材)を、前記物品支持部に対応させて該物品に予め設けた係合部或いは連結部等を利用して、或いは前記物品支持部と支持対象物品とに対応させて作製されたアタッチメントを用いるなどして物品支持具に支持させることができる。
支持対象物品が例えば衣服を吊り下げる等のためのロッド状部材であるときには、本発明に係る物品支持装置を例えば二つ設置し、それらの物品支持具にロッド状部材をかけ渡すこともできる。
いずれにしても、柱部材は天井側部材及び床側部材間に長さ調節して突っ張り立設固定され、物品支持具はしっかりと柱部材に連結固定されるので、物品支持を安定的に行える。
半割り部材における物品支持部は任意の形態に形成しておくことができる。例えば、支持対象物品に応じて形成されていてもよく、複数種類の支持対象物品に共通の形態に形成されていてもよい。また、その形態は一定のものでもよい。一定の形態に形成されているときには、必要に応じ、前記のアタッチメント等を使用することができる。
該物品支持部は半割り部材の他の部分、例えば前記連結部を兼ねるように形成されていてもよい。また、各半割り部材の物品支持部は対をなすもう一つの半割り部材の物品支持部と協同して物品を支持してもよい。
物品支持具における一対の半割り部材の連結部の相互連結は、一方の連結部に設けたボルト通し孔に通したボルトを他方の連結部に設けたネジ孔に螺合させたり、両連結部に設けたボルト通し孔に貫通させたボルトにナットを螺合させてもよく、また、適当なクリップ手段などでも行うことができ、このように種々の連結手段を採用して行える。
前記柱部材の形態、例えば断面形状は特に制限はないが、代表例として横断面円形状である場合を挙げることができる。横断面円形状の柱部材の場合、前記縦溝が柱部材横断面において等中心角度間隔で放射状配列を呈するように設けられていることが望ましい。このように縦溝を設けておくことで、物品支持具を柱部材周面上に任意の方向に向けて連結固定でき、物品支持装置が使い易くなる。
物品支持具における各半割り部材の爪部は、柱部材の縦溝に嵌合係合可能に突条に延びる爪部であることが好ましい。このように長く延びた爪部は、これでもって柱部材溝を介して柱部材を爪部が係合した両側部分から強固に挟着するごとく抱きしめることができる。
(2)物品支持具
本発明に係る物品支持具は、前記物品支持装置のための物品支持具であり、次のものである。
建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であって、長さ調節可能で、該建築物の天井側部材と床側部材との間に突っ張り立設可能で、柱部材長手方向に延びる複数本の縦溝を有している柱部材と、該柱部材に着脱可能の物品支持具とを含む物品支持装置のための該物品支持具であり、
一対の半割り部材を含んでおり、該各半割り部材は1又は2以上の爪部、該半割り部材を互いに連結するための連結部及び物品支持部を有しており、該両半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を前記柱部材の縦溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結することで前記柱部材の上下方向における任意の位置に連結固定される物品支持装置用の物品支持具である。
この物品支持具における各半割り部材の爪部は、前記柱部材の縦溝に嵌合係合可能に突条に延びる爪部であることが好ましい。
(3)柱部材
本発明に係る柱部材は、前記物品支持装置のための柱部材であり、次のものである。
建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であって、柱部材と、該柱部材に着脱可能の物品支持具とを含み、該物品支持具が一対の半割り部材を含み、該各半割り部材は1又は2以上の爪部、該半割り部材を互いに連結するための連結部及び物品支持部を有している物品支持具である物品支持装置のための該柱部材であり、
長さ調節可能で、前記建築物の天井側部材と床側部材との間に突っ張り立設可能であり、柱部材長手方向に延びる複数本の縦溝を有しており、前記物品支持具の両半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を該柱部材の縦溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結することで該柱部材の上下方向における任意の位置に該物品支持具を連結固定させ得る物品支持装置用の柱部材。
この柱部材は、横断面形状が円形状で、前記複数本の縦溝が該柱部材の横断面において等中心角度間隔で放射状配列を呈するように設けられていることが好ましい。
以上説明したように本発明によると、建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であって、簡単、安価に設置でき、設置の変更も容易であり、支持対象物品を安定的に支持できる物品支持装置を提供することができる。
また、本発明によると、かかる物品支持装置を実現できる物品支持装置用の物品支持具及び該物品支持具を取り付ける柱部材を提供することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る物品支持装置の1例の側面図である。2種類の物品支持具2、3を一つずつ柱部材1に連結固定した例を示している。
図示の物品支持装置は柱部材1と物品支持具2、3とからなっている。柱部材1は、本発明に係る柱部材の1例であり、柱本体部11とその上下端のそれぞれに設けられた伸縮部12とからなっている。柱本体11は、図3及び図4に示すように、横断面(柱部材中心軸線に垂直な断面)の形状が円形のものであり、周面に柱部材長手方向に延びる複数本の縦溝111が形成されている。
縦溝111は柱部材(ここではより正確には柱本体)の横断面において等中心角度間隔で放射状配列を呈するように形成されている。各縦溝111は断面形状がU字形状である。柱本体11には縦溝111の他、各隣り合う縦溝111間の中央部にも縦溝111より浅い断面U字形状の縦溝111’が形成されている。
図2は柱部材1の下端の伸縮部12の構造を断面で示している。図2に示すように、柱本体11の下端部に閉塞部材121が嵌着固定されており、これに有底外筒部材122が固定されている。外筒部材122は開口端を下方に向けて底部で閉塞部材121に固設されている。外筒部材122に有底内筒部材123が嵌合されている。内筒部材123は開口端を上方に向けて上下動可能に外筒部材122に嵌合されており、底部が座部材124に固設されている。
座部材124には軸棒125が立設されており、該軸棒は内外の筒部材123、122及び閉塞部材121を貫通して柱本体11内へ突出している。閉塞部材121には横方向に雌ネジ120が設けられており、これに柱本体11を貫通したボルト126が螺合している。ボルト126にはハンドルHが設けられている。
内外の筒部材122、123には、軸棒125に外嵌されたコイルバネ127が内蔵されている。座部材124をバネ127に抗して柱本体11の方へ押圧することで内筒部材123を外筒部材122へ押し込んで柱部材1の長さを調節できる。
柱本体11上端の伸縮部12(図1参照)は、今説明した下側の伸縮部12を上下逆向きにした点が異なるだけでその他の点は下側の伸縮部12と同構成である。なお、伸縮部12は上下に設ける必要はなく、上下のいずれかにだけ設けてもよい。
かかる柱部材1は次のようにして天井側部材101と床側部材102との間の空間に突っ張り立設固定することができる。すなわち、、図1に示すように、建築物の天井側部材101と床側部材102との間の空間に立て、上下の伸縮部12を適宜伸縮させることで上下部材101、102間に突っ張らせる。次いで各伸縮部12において、ボルト126をハンドルHで回して押し込み、軸棒125に押し当て、伸縮部12が伸縮できないようにする。
かくして柱部材1は部材101,102間の空間の所定位置に簡単に設置固定することができる。柱部材1の設置位置を変更したいときは、伸縮部12においてハンドル操作によりボルト126を後退させ、次いで伸縮部12を縮め、位置変更して前記と同様に上下部材101、102間の所望の位置に移設すればよい。かかる位置変更は簡単に行える。
物品支持具2は、図3に示すように、一対の半割り部材21、22からなっている。一方の半割り部材21の詳細は図5に示すとおりである。図5(A)は半割り部材21の片方の側面図、図5(B)は同部材の平面図、図5(C)は同部材の反対側の側面図である。他方の半割り部材22の詳細は図6に示すとおりである。図6(A)は他方の半割り部材22の片方の側面図、図6(B)は同部材の平面図、図6(C)は同部材の反対側の側面図である。
半割り部材21は一本の爪部211、連結部212及び物品支持部213を含んでいる。これらは一体的に形成されている。爪部211は前記柱部材1の縦溝111に丁度嵌合係合できるサイズの断面U字形状のものであり、縦溝111の所定長さにわたって該溝に係合するように突条に延びている。
連結部212はボルトを遊嵌させる上下二つの孔212aとそれらの間に形成されたネジ孔212bを備えている。連結部212の柱本体11に対向する内面212cは断面円弧形状に形成されており、該円弧の曲率半径は柱本体11の外輪郭円の半径と同程度である。これにより、図3に示すように、爪部211を柱本体縦溝111に嵌合係合したとき、連結部内面212cが柱本体外周面に全面的に安定的に当接することができる。
他方の半割り部材22は、図3及び図6に示すように、前記一方の半割り部材21を上下逆向きにするとともに、部材21における上下のボルト通し孔212a及び中央部ネジ孔212bに代えて上下二つのネジ孔212b及びそれらの間のボルト通し孔212aを設けたものであり、それ以外の点は部材21と同じである。部材21におけるものと実質上同じ機能を有する部分には部材21と同じ参照符号を付してある。
なお、半割り部材22における上下二つのネジ孔212b及びそれらの間のボルト通し孔212aは半割り部材21の上下二つのボルト通し孔212a及びそれらの間のネジ孔212bにそれぞれ対応している。
物品支持具3は、図4に示すように、一対の半割り部材31、32からなっている。一方の半割り部材31の詳細は図7に示すとおりである。図7(A)は半割り部材31の片方の側面図、図7(B)は同部材の平面図、図7(C)は同部材の反対側の側面図である。他方の半割り部材32の詳細は図8に示すとおりである。図8(A)は他方の半割り部材32の片方の側面図、図8(B)は同部材の平面図、図8(C)は同部材の反対側の側面図である。
一方の半割り部材31は、図7に示すとおり、より重量の大きいものを支持できるように、前記物品支持具2の一方の半割り部材21を大型化したものである。さらに言えば、前記半割り部材21を大型化し、柱本体11に当接する内面212cにもう一本の突条型の爪部211’を追加し、ボルト通し孔212aを3本とするとともにネジ孔212bを2本としたものである。その他の点は半割り部材21と実質上同構造である。大型化した点を除けば半割り部材21と実質上同じ機能を有する部分には部材21と同じ参照符号を付してある。
他方の半割り部材32についても、図8に示すとおり、前記物品支持具2の他方の半割り部材22を大型化したものである。さらに言えば、前記半割り部材22を大型化し、柱本体11に当接する内面212cにもう一本の突条型の爪部211’を追加し、ボルト通し孔212aを2本とするとともにネジ孔212bを3本としたものである。その他の点は半割り部材22と実質上同構造である。大型化した点を除けば半割り部材22と実質上同じ機能を有する部分には部材22と同じ参照符号を付してある。
前記のように天井側部材101及び床側部材102間の空間に立設固定した柱部材1に物品支持具2、3を取り付けるのであるが、それは次のように行う。以下の説明において物品支持具3についての参照符号は括弧書きで示す。
物品支持具2(3)の一対の半割り部材21、22(31、32)の連結部212(212)が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部211(211、211’)を柱部材1の縦溝111に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部212(212)を連結する。その連結は、支持具2(3)のいずれにおいても、各半割り部材の連結部におけるボルト通し孔212a(212a)に通したボルトB(B’)を対応する他方の半割り部材の連結部のネジ孔212b(212b)に螺合緊締することで行う。
このようにして両半割り部材21、22(31、32)の爪部211(211、211’)で柱部材溝を介して該柱部材を爪部が係合した両側部分から挟着するごとく抱きしめさせる。かくして、物品支持具2(3)を図1に例示するように柱部材1の上下方向における任意の位置に連結固定する。
このようにして建築物の天井側部材101と床側部材102との間の空間の所望位置に物品支持装置を簡単、容易に設置できる。また、その設置は天井側部材101や床側部材102に特段の工事を施す必要無しに安価に行える。物品支持具2、3の柱部材1への取付けに際しては、柱部材に巻きまわすバンドのようなものは使用しないので、物品支持具2、3の柱部材1への取付けは簡素になされ、見た目にもすっきりとしている。
一旦、柱部材1に連結固定した物品支持具2(3)はそれらの相互連結部212(212)における連結状態を緩めるとか、二つの半割り部材に分解する等して、簡単に柱部材1における位置を変更して連結固定しなおすこともできる。また、前記のとおり、柱部材1を空間の別の位置へ簡単に移設することも可能である。これらにより、物品支持装置は簡単、容易に設置変更することができる。
このようにして組み立てた物品支持装置はその物品支持具2(3)を構成している半割り部材の物品支持部213(213)に直接物品を引っ掛ける等して支持させることもできるが、図1に示す例では、各物品支持具の一対の半割り部材の互いに突き合わされる物品支持部213(213)により提供される断面形状が略T字形状の縦溝214(214’)(図3、図4参照)に棚部材41(42)に設けた図示省略の断面略T字形状の部材を差し込むことで棚部材41(42)を支持させている。例えば棚部材41には軽量の物品W1を、棚部材42にはより重い物品W2を載置できる。
以上説明した物品支持具2、3のいずれにおいても、一対の半割り部材は連結部におけるボルト通し孔やネジ孔の数や位置の点で異なっているが、一対の半割り部材として、全く同じものを採用し、そのうち一方を上下逆向きにして他方のものと組み合わせ使用してもよい。例えば、物品支持具2についてみれば、図5に示す半割り部材21を2個用意し、そのうちいずれか一方を上下逆向きにして用い、両半割り部材の相互連結はボルト通し孔212aを利用してボルトナットで連結してもよい。なお、この場合、ネジ212bはなくてもよい。或いはネジ212bもボルト通し孔212aにしてもよい。物品支持具3についても同様のことが言える。
また、前記物品支持具2、3は柱部材1の縦溝111を利用して柱部材1に取り付けるようにしたが、軽量物品を支持できれば足りる等の理由で突出量の短い爪部を用いるようなときには、柱部材1の浅い縦溝111’を利用することもできる。このように、サイズ及び(又は)形状の異なる爪部を有する各種物品支持具に対応できるように柱部材にはサイズ及び(又は)形状の異なる複数種類の溝をそれぞれ複数本ずつ設けておいてもよい。
本発明に係る物品支持装置等は、建築物の天井側部材と床側部材との間の空間において各種物品を支持することに適用できる。例えば、店舗における販売品の展示用の棚等の設置、一般家庭の室内における棚、衣服ハンガーロッドの設置、建築物ベランダにおける日除けの設置等、様々に利用できる。
本発明に係る物品支持装置の1例の側面図である。 柱部材の伸縮部の断面図である。 柱部材に物品支持具の1例が連結固定されている様子を示す平面図である。 柱部材に物品支持具の他の例が連結固定されている様子を示す平面図である。 図3に示す物品支持具における一方の半割り部材を示すもので、図5(A)は同部材の片方の側面図(図5(B)において部材を上側から見た図)、図5(B)は同部材の平面図、図5(C)は同部材の反対側の側面図(図5(B)において部材を下側から見た図)である。 図3に示す物品支持具における他方の半割り部材を示すもので、図6(A)は同部材の片方の側面図(図6(B)において部材を下側から見た図)、図6(B)は同部材の平面図、図6(C)は同部材の反対側の側面図(図6(B)において部材を上側から見た図)である。 図4に示す物品支持具における一方の半割り部材を示すもので、図7(A)は同部材の片方の側面図(図7(B)において部材を上側から見た図)、図7(B)は同部材の平面図、図7(C)は同部材の反対側の側面図(図7(B)において部材を下側から見た図)である。 図4に示す物品支持具における他方の半割り部材を示すもので、図8(A)は同部材の片方の側面図(図8(B)において部材を下側から見た図)、図8(B)は同部材の平面図、図8(C)は同部材の反対側の側面図(図8(B)において部材を上側から見た図)である。
符号の説明
1 柱部材
11 柱本体
111、111’ 縦溝
12 伸縮部
121 閉塞部材
120 雌ネジ
122 外筒部材
123 内筒部材
124 座部材
125 軸棒
126 ボルト
127 バネ
H ボルトハンドル
2、3 物品支持具
21、22、31、32 半割り部材
211、211’ 突条爪部
212 連結部
212a ボルト通し孔
212b ネジ孔
212c 連結部内面
213 物品支持部
214、214’断面略T字形状溝
41、42 棚部材
W1、W2 物品

Claims (7)

  1. 建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であり、
    長さ調節可能で、該建築物の天井側部材と床側部材との間に突っ張り立設可能の柱部材と、
    該柱部材に着脱可能の物品支持具とを含んでおり、
    前記柱部材は柱部材長手方向に延びる複数本の縦溝を有しており、
    前記物品支持具は、一対の半割り部材を含んでおり、該各半割り部材は1又は2以上の爪部、該半割り部材を互いに連結するための連結部及び物品支持部を有しており、該物品支持具は該両半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を前記柱部材の縦溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結することで前記柱部材の上下方向における任意の位置に連結固定されることを特徴とする物品支持装置。
  2. 前記柱部材は横断面円形状の柱部材であり、前記複数本の縦溝は該柱部材の横断面において等中心角度間隔で放射状配列を呈するように設けられている請求項1記載の物品支持装置。
  3. 前記物品支持具における各半割り部材の爪部は、前記柱部材の縦溝に嵌合係合可能に突条に延びる爪部である請求項1又は2記載の物品支持装置。
  4. 建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であって、長さ調節可能で、該建築物の天井側部材と床側部材との間に突っ張り立設可能で、柱部材長手方向に延びる複数本の縦溝を有している柱部材と、該柱部材に着脱可能の物品支持具とを含む物品支持装置のための該物品支持具であり、
    一対の半割り部材を含んでおり、該各半割り部材は1又は2以上の爪部、該半割り部材を互いに連結するための連結部及び物品支持部を有しており、該両半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を前記柱部材の縦溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結することで前記柱部材の上下方向における任意の位置に連結固定されることを特徴とする物品支持装置用の物品支持具。
  5. 前記物品支持具における各半割り部材の爪部は、前記柱部材の縦溝に嵌合係合可能に突条に延びる爪部である請求項4記載の物品支持具。
  6. 建築物の天井側部材と床側部材との間の空間に物品を支持するための物品支持装置であって、柱部材と、該柱部材に着脱可能の物品支持具とを含み、該物品支持具が一対の半割り部材を含み、該各半割り部材は1又は2以上の爪部、該半割り部材を互いに連結するための連結部及び物品支持部を有している物品支持具である物品支持装置のための該柱部材であり、
    長さ調節可能で、前記建築物の天井側部材と床側部材との間に突っ張り立設可能であり、柱部材長手方向に延びる複数本の縦溝を有しており、前記物品支持具の両半割り部材の連結部が互いに隣り合うように該各半割り部材の爪部を該柱部材の縦溝に嵌合係合させて該隣り合わせた両連結部を連結することで該柱部材の上下方向における任意の位置に該物品支持具を連結固定させ得ることを特徴とする物品支持装置用の柱部材。
  7. 前記柱部材は横断面円形状の柱部材であり、前記複数本の縦溝は該柱部材の横断面において等中心角度間隔で放射状配列を呈するように設けられている請求項6記載の柱部材。
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JP2009164475A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Yamaha Corp マイクロフォンパッケージ、リードフレーム、モールド基板及びマイクロフォンパッケージの実装構造
KR101656736B1 (ko) * 2016-01-21 2016-09-13 (주) 휴코스 조립식 가구용 연결구 및 그 연결구를 이용한 조립식 가구

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