JP2005110332A - 端末装置の装着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端末装置を装着する面に開口部を設ける必要のない端末装置の装着装置を提供する。
【解決手段】磁石31を有する電子部品が搭載され電力供給用の二次電池33を備える携帯電話機1を装着し携帯電話機1の二次電池33に電気を供給する給電経路を有する携帯電話機1の充電装置2において、携帯電話機1を装着した際に磁石31からの磁気を検知するホールIC27を設けるとともに、給電経路上にホールIC27が磁気を検出したときに携帯電話機1の二次電池33に通電させるスイッチ機構71を設けた。
【選択図】図2
【解決手段】磁石31を有する電子部品が搭載され電力供給用の二次電池33を備える携帯電話機1を装着し携帯電話機1の二次電池33に電気を供給する給電経路を有する携帯電話機1の充電装置2において、携帯電話機1を装着した際に磁石31からの磁気を検知するホールIC27を設けるとともに、給電経路上にホールIC27が磁気を検出したときに携帯電話機1の二次電池33に通電させるスイッチ機構71を設けた。
【選択図】図2
Description
本発明は、端末装置の装着装置に係り、特に磁石を有する端末装置を装着する端末装置の装着装置に関するものである。
一般に、情報通信機能や個人情報管理機能を有する携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistsnce)等の携帯型情報通信端末装置(以下、「端末装置」という)やノート型のモバイルPC(Personal Computer)においては、操作に必要な電力を得るための二次電池が内蔵されており、充電装置により定期的に充電を行う必要がある。また、近時は、携帯電話機とPC間、PDAとPC間等異種の端末装置間で相互に情報を送受信することが行われており、この際、簡易に情報の送受信等を行う手段としてクレードルを用いることも行われている。クレードルは、ACアダプタの接続端子やUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等を備え、端末装置をクレードルに載置することによって端末装置の充電を行ったり、クレードルを介して端末装置を他の端末装置と接続して情報を送受信したりすることができるものである。
このような充電装置やクレードル等の装着装置を用いる場合には、充電を開始させるなど装着装置を動作させるために何らかのスイッチ機構を設けることが必要となる。この点、従来より、装着装置側に押圧式のスイッチを設けることが知られている。このようなスイッチ機構においては、端末装置の背面側にスイッチを押圧するための突起を設けるとともに、装着装置に端末装置を装着したとき端末装置の突起が当接する位置に突起が係合するための開口部が設けられる。そして、端末装置の突起を装着装置の開口部に係合させることによって装着装置側のスイッチを押圧し、これにより通電させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような構造とすると、端末装置に設けられた突起と装着装置側のスイッチとの位置を正確に合わせる必要があり、装置構成が複雑になるとともに製造工程において手間がかかる。また、装着装置側に端末装置側の突起を係合させるための開口部を設ける必要があるが、開口部を設けると開口部から装着装置内部に埃が入りやすく、装置の故障等の原因となるおそれもある。
そこで、押圧式のスイッチを設けずに装着装置に端末装置が載置されたことを検知して装着装置が動作する構成をとることが望まれる。この点、端末装置から二次電池のみを取り出して充電する装置において、充電装置に磁気を検知するホールICを配置し、他方二次電池の一面には磁石を埋め込むようにした技術が知られている。これによれば充電装置に二次電池が載置されると充電装置に取り付けられたホールICが二次電池の磁石から出る磁気を検知して通電させるので、別途充電装置に押圧式のスイッチを設けることなく充電を行うことができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−47164号公報
特開2002−191129号公報
しかしながら、特許文献2に記載の発明は二次電池を端末装置本体から取り出して充電装置に装着するものであるため、二次電池を着脱する手間を要し、不便であるという問題がある。また、二次電池はそれ自体では磁気を発生させるものではないため、二次電池が充電装置に装着されたことをホールICに検知させるためには二次電池に別途磁石を埋め込む等する必要がある。このため、二次電池が不必要に大きくなったり、重くなったりし、ひいては二次電池を搭載する端末装置本体の小型軽量化を図ることができないという問題があった。さらに、クレードルのように装置本体を載置することによって用いるものに対しては適用することができず、装着装置に押圧式のスイッチ及び開口部を設ける必要があり、内部に埃がたまりやすく故障の原因ともなるという従来よりの問題を解決することができなかった。
そこで、本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、開口部を有するスイッチ機構を設けることなく端末装置を載置するだけで動作する端末装置の装着装置を提供することを目的とするものである。
このような問題を解決するため、請求項1に記載されている発明は、磁石を有する電子部品が搭載され電力供給用の二次電池を備える端末装置を装着し前記端末装置の前記二次電池に電気を供給する給電経路を有する端末装置の装着装置において、
前記端末装置を装着した際に前記磁石からの磁気を検知する磁気検出器を設けるとともに、前記給電経路上に前記磁気検出器が磁気を検出したときに前記端末装置の前記二次電池に通電させるスイッチ機構を設けたことを特徴としている。
前記端末装置を装着した際に前記磁石からの磁気を検知する磁気検出器を設けるとともに、前記給電経路上に前記磁気検出器が磁気を検出したときに前記端末装置の前記二次電池に通電させるスイッチ機構を設けたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項1に記載の発明は、装着装置に端末装置を載置することによって磁気検出器が端末装置に搭載された磁石の磁気を検知し、端末装置の二次電池に電気を通電させるようになっている。
請求項2に記載されている発明は、請求項1に記載の発明において、前記給電経路上に給電側コイルを設けて、前記端末装置を装着した際に前記給電側コイルと前記装着装置の受電側コイルとが非接触的に接続されることを特徴としている。
このような構成を有する請求項2に記載の発明は、装着装置に端末装置を載置することによって磁気検出器が端末装置に搭載された磁石の磁気を検知し、装着装置を介して端末装置と他の端末装置との間で情報の送受信を行うことができるようになっている。
請求項3に記載されている発明は、磁石を有する電子部品が搭載された端末装置を装着し前記端末装置と情報を送受信するための送受信経路を有する端末装置の装着装置において、
前記端末装置を装着した際に前記磁石からの磁気を検知する磁気検出器を設けるとともに、前記送受信経路上に前記磁気検出器が磁気を検出したときに送受信可能とするスイッチ機構を設けたことを特徴としている。
前記端末装置を装着した際に前記磁石からの磁気を検知する磁気検出器を設けるとともに、前記送受信経路上に前記磁気検出器が磁気を検出したときに送受信可能とするスイッチ機構を設けたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項3に記載の発明は、装着装置の給電側コイルと端末装置受電側コイルとの間に生じる誘導起電力によって装着装置と端末装置との間の給電経路に電流が流れるようにすることにより非接触方式により二次電池の充電を行うことができるようになっている。
請求項4に記載されている発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記磁気検出器はホールICであることを特徴としている。
このような構成を有する請求項4に記載の発明は、端末装置に搭載されている電子部品の磁石から出る磁気を検知して、スイッチ機構に対して検知結果に応じた電圧を印加させるようになっている。
請求項1に記載された発明によれば、装着装置に押圧式のスイッチ等を設ける必要がなく、装置構成が簡易化できるとともに、スイッチを露出させる必要がないため装着装置に開口部を設ける必要がなく、開口部から埃が入ることによる装置の故障等を防止することができるという効果を奏する。
また、端末装置自体にもともと組み込まれている磁石の磁気を検知することにより通電と非通電の切り替えを行わせるので、別途磁石を取り付ける等の必要がなく、装置の小型化軽量化が実現できる。さらに、充電を行うには端末装置自体を装着装置に装着するだけでよいため、二次電池を取り出す等の手間を省くことができるという効果を奏する。
請求項2に記載された発明によれば、非接触方式で端末装置の充電を行うことができる。これにより、装着装置及び端末装置の表面に給電用端子や充電用端子が露出することがないため装置構成を簡易化できるとともに繰り返し使用しても損傷し難いという効果を奏する。
請求項3に記載された発明によれば、装着装置に押圧式のスイッチ等を設ける必要がなく、装置構成が簡易化できるとともに、スイッチを露出させる必要がないため装着装置に開口部を設ける必要がなく、開口部から埃が入ることによる装置の故障等を防止することができるという効果を奏する。
また、装着装置に設けられた磁気検出器が端末装置に搭載された磁石の磁気を検知し端末装置が装着装置を介して情報の送受信を行うことができるので、装着装置に端末装置を載置するという簡易な動作のみによって他の端末装置と情報の送受信を行うことが可能であるという効果を奏する。
請求項4に記載された発明によれば、ホールICが端末装置に搭載されている電子部品の磁石から出る磁気を検知してスイッチを動作させることにより装着装置による端末装置の充電や情報の送受信を行うので、装着装置に押圧式のスイッチ等を設ける必要がない。このため、装着装置に埃等が入ることによる故障を防止することができるとともに装着装置の装置構成を簡素化することができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照しつつ本発明に係る端末装置の装着装置の実施形態について説明する。
[第一実施形態]
図1から図5は、本発明に係る端末装置の装着装置の第一の実施の形態を示したものであり、本実施形態においては端末装置の装着装置として携帯電話機1の充電装置2を用い、図1に示すような携帯電話機1を充電装置2に装着することによって携帯電話機1の充電を行う場合について説明する。
図1から図5は、本発明に係る端末装置の装着装置の第一の実施の形態を示したものであり、本実施形態においては端末装置の装着装置として携帯電話機1の充電装置2を用い、図1に示すような携帯電話機1を充電装置2に装着することによって携帯電話機1の充電を行う場合について説明する。
まず、図1(a)及び図1(b)に示すように、携帯電話機1は第一筐体3と第二筐体4とをヒンジ部5を介して回動可能に連結し、必要に応じて開閉可能とした折り畳み式となっている。
図1(a)に示すように、第一筐体3の一面であって折り畳み時に内側になる面(以下「正面側」という)には、液晶ディスプレイ6が配設されており、第一筐体3の上端部近傍には受話用スピーカ7が埋設されている。また、第二筐体4の正面側には、各種の操作キー等からなる入力部8が配設されており、下端部近傍には送話用マイク9が埋設されている。
第二筐体4の一面であって折り畳み時に外側になる面(以下「背面側」という)には、バッテリーボックスカバー10が設けられており、バッテリーボックスカバー10の内側に設けられたバッテリーボックスには携帯電話機1の各部に電力を供給する二次電池33等が格納されている。また、バッテリーボックスカバー10に隣接してヒンジ部5の近傍には内部に磁石31を内蔵する報知用スピーカ11が設けられている。さらに、第二筐体4の上部一端にはアンテナ12が配設されている。
第二筐体4の上端中央部には係止孔13が穿設されており、また、第二筐体4の背面側の下端部にはグランド端子14及び充電用端子15が設けられている。
他方、図2に示すように、充電装置2は箱型の筐体16を有しており、筐体16の一端部には、ACアダプタ17の接続プラグ18を挿入するコネクタ部19が設けられている。
筐体16の長手方向と直交する方向側における端部には保持部21が形成されており、保持部21にはバネ状に形成された一対の押圧片20,20が設けられており、充電装置2に携帯電話機1が装着された際に携帯電話機1を筐体16の他端に向かって付勢するようになっている。筐体16の他端部であって保持部21に対向する位置には係止部材23が突設されている。係止部材23の一面であって保持部21に対向する面には携帯電話機1を筐体16の上に係止するための係止用突起22が形成されている。携帯電話機1は折り畳まれた状態で第二筐体4の背面側が充電装置2の筐体16の上面に接するように充電装置2に載置され、係止用突起23とが係止孔13に係止され押圧片20,20によって係止用突起23の側に付勢されることによって所定の位置に固定されるようになっている。
筐体16の上面一端部であって、充電装置2に携帯電話機1を装着した際に携帯電話機1の充電用端子15が当接する位置には給電用端子24が配設されている。図3に示すように、給電用端子24は図示しないコイルスプリングによって給電ピン25が押し上げられて携帯電話機1側の充電用端子15に当接するようになっている。また、充電装置2に携帯電話機1を装着した際に携帯電話機1のグランド端子14が当接する位置には給電用端子24とほぼ同様の構成を有するグランド用端子30が配設されている。グランド用端子30の先端部は図示しないコイルスプリングによって押し上げられて携帯電話機1側のグランド端子14に当接するようになっている。
また、充電装置2の内部には種々の電子部品を制御する回路基板26が設けられており、給電用端子24はこの回路基板26の上に形成された端子と電気的に接続されている。
回路基板26の上であって充電装置2に携帯電話機1を装着した際に携帯電話機1に設けられている報知用スピーカ11に対応する位置には、磁気検出器としてのホールIC27が配設されている。ホールIC27は、磁気検出素子としてのホール素子を用いたICセンサであり、磁気を検出しないときにはLOWレベルの信号を出力し、磁気を検出したときにはHIGHレベルの信号を出力するようになっている。
次に、図4を参照しつつ本実施形態における携帯電話機1の充電装置2の回路構成について説明する。
充電装置2はACアダプタ17を介して図示しない電源に接続される電源端子28を有しており、電源から供給される電流の給電経路上にはスイッチ機構として半導体スイッチング素子であるMOS形電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor 以下、「FET」という)29が配置されている。
また、給電回路上であって電源端子28とFET29との間には前記ホールIC27が設けられている。図4(a)に示すように、充電装置2に携帯電話機1が装着されていない状態ではホールIC27によって磁気が検知されないため、ホールIC27からLOWレベルの信号が出力されてこの信号に応じた電圧がFET29のゲートに対して印加されるようになっている。これにより、FET29のソース・ドレイン間には電流が流れず、FET29はOFF状態となり、充電装置2にACアダプタ17を介して電源が接続されていても電源供給は切断された状態となっている。
これに対して、充電装置2に携帯電話機1が装着されると、図4(b)に示すように、ホールIC27によって携帯電話機1に設けられた報知用スピーカ11の磁石31から出る磁気が検知され、ホールIC27からHIGHレベルの信号が出力されてこの信号に応じた電圧がFET29のゲートに対して印加されるようになっている。これにより、FET29のソース・ドレイン間に電流が流れFET29はON状態となり、携帯電話機1側の回路に通電されるようになっている。
携帯電話機1側の回路上には電流の逆流を防止するためのダイオード32が設けられており、充電装置2から供給された電流は所定の方向に流れて携帯電話機1のバッテリーボックス内に格納されている二次電池33が充電されるようになっている。また、携帯電話機1側の給電回路上には二次電池33に充電された電流を携帯電話機1の各種の電子部品に供給するための電源回路34が設けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
電源に接続されたACアダプタ17のプラグ18を充電装置2のコネクタ部19に挿入することにより電源からの電流が直流/交流変換されて充電装置2に供給される。充電装置2に携帯電話機1を装着すると、携帯電話機1に設けられている充電用端子15が充電装置2の給電用端子24に当接するとともに携帯電話機1の報知用スピーカ11が充電装置2のホールIC27の上方に位置される。ホールIC27は携帯電話機1に設けられた報知用スピーカ11の磁石31から出力される磁気を検知してHIGHレベルの信号を出力しこの信号に応じてFET29のゲートにはHIGHレベルの電圧が印加される。これにより、FET29のソース・ドレイン間に電流が流れて携帯電話機1側の回路への通電が行われる。さらに、電流が携帯電話機1側の回路上を所定の方向に流れることにより携帯電話機1のバッテリーボックス内に格納されている二次電池33に供給され、二次電池33が充電される。二次電池33に充電された電気は電源回路34に供給され、電源回路34を介して携帯電話機1の各種の電子部品に供給される。
なお、本実施形態においては、AC/DC変換回路を内蔵するACアダプタ17と充電装置2とを別装置として構成し、両者をコネクタ部19によって接続する構成としたが、図5に示すように、AC/DC変換回路35を充電装置2の筐体内に設け、回路基板26上に配設されたコネクタ36と接続するようにしてもよい。
また、本実施形態においてはスイッチ機構を構成するスイッチング素子としてFET29を用いるものとしたが、スイッチング素子はこれに限られず、例えば、バイポーラトランジスタを用いてスイッチ機構を構成するものとしてもよい。
また、本実施形態においてはホールIC27を携帯電話機1に設けられた報知用スピーカ11に対応する位置に設けて報知用スピーカ11に内蔵された磁石31の磁気を検知させるようにしたが、ホールIC27を設ける位置はこれに限られず、携帯電話機1の受話用スピーカ7や送話用マイク9またはバイブレーター機構を構成するモータ等の磁石を有する電子部品に対応する位置にホールIC27を設けて磁気を検知させるようにしてもよい。
また、本実施の形態は携帯電話機1の充電装置2について説明したが、磁石を有する電子部品が搭載される電子機器を装着するものであればこれに限られず、例えば、PDAやPHS、デジタルカメラ等の充電装置であっても適用可能である。
本実施の形態によれば、ホールIC27が磁気を検知することによって給電経路に電流が流れるようにするため充電装置2に押圧式のスイッチを設ける必要がなく装置構造を簡素化することができる。また、携帯電話機1に内蔵されている報知用スピーカ11の磁石の磁気を検知するので別途磁気を発するものを取り付ける必要がなく、充電装置2に装着する携帯電話機1の小型化軽量化を実現することができる。
[第二実施形態]
次に、図6及び図7を参照しつつ、本発明の第二の実施形態について説明する。なお、以下においては、特に第一の実施形態と異なる点を説明する。
次に、図6及び図7を参照しつつ、本発明の第二の実施形態について説明する。なお、以下においては、特に第一の実施形態と異なる点を説明する。
図6に示すように、本実施形態において充電装置38の内部には種々の電子部品を制御する回路基板39が設けられており、回路基板39の上であって充電装置38に携帯電話機37を装着した際に携帯電話機37に設けられている報知用スピーカ40に対応する位置には、磁気検出器としてのホールIC41が配設されている。報知用スピーカ40は磁石60(図7参照)を有しており、ホールIC41は、充電装置38に携帯電話機37が装着された際に磁石60から出る磁気を検知するようになっている。
また、回路基板39上の一端にはコネクタ42が接続されており、コネクタ42には図示しない電源と接続するためのコード46を備える電子部品45が接続されている。また、この電子部品45の内部であって充電装置38に携帯電話機37を装着したときに携帯電話機37の受電側コイル47が設けられている位置に対応して、給電側コイル48が設けられている。
次に、図7を参照しつつ本実施形態における携帯電話機37の充電装置38の回路構成について説明する。
充電装置38はコード46を介して電源と接続される電源用端子43を有しており、電源から供給された電流を充電装置38の図示しない内部電子部品と携帯電話機37に電流を供給する給電側コイル48との2箇所にそれぞれ供給する給電部49が設けられている。また、給電回路上には、電気の通電、切断を切り替えるスイッチ機構としてのスイッチ部50が設けられており、給電部49と給電側コイル48との間にはスイッチ部50を構成するリードスイッチ51が設けられている。
また、充電装置38の内部電子部品に電流を供給する給電回路上にはAC/DC変換回路44が設けられており、電流は内部給電側コイル52及び内部受電側コイル53を介してAC/DC変換回路44に送られるようになっている。このように給電回路を直接電気的に接続せず内部給電側コイル52及び内部受電側コイル53を介して電磁的に結合させることにより回路を電気的に分離して各回路間の電気的干渉を防止することができるとともに電源から供給された高電圧の電流を信号系に適した電圧に下げるトランスとしての機能を果たさせることができる。AC/DC変換回路44に送られた電流は直流/交流変換されて充電装置38の各内部電子部品に供給されるようになっている。
給電経路上であってリードスイッチ51の近傍にはコイル54が配置されており、AC/DC変換回路44とコイル54との間には磁気検知器としてのホールIC41及びFET55が設けられている。ホールIC41は磁気を検知しないときはLOWレベルの信号を出力しFET55のゲートに対してこの信号に対応するLOWレベルの電圧を印加するようになっており、磁気を検知したときはHIGHレベルの信号を出力しFET55のゲートに対してHIGHレベルの電圧を印加するようになっている。FET55のゲートに対してHIGHレベルの電圧が印加されるとFET55のソース・ドレイン間に電流が流れてコイル54に磁界が発生し、この磁界にリードスイッチ51が吸引されることによりリードスイッチ51がONとなるようになっている。
図6及び図7に示すように、給電側コイル48に対応する位置には携帯電話機37の受電側コイル47が設けられており、出力側である給電側コイル48に誘導起電圧が発生することにより給電側コイル48と受電側コイル47の間に電流が流れるようになっている。同時に、給電経路が給電側コイル48及び受電側コイル47を介して電磁的に結合されていることにより回路を電気的に分離して各回路間の電気的干渉を防止することができるとともに電源から供給された高電圧の電流を信号系に適した電圧に下げるトランスとしての機能を果たさせることができる。
また、携帯電話機37側の給電回路上にはAC/DC変換回路56が設けられており、受電側コイル47に流れた電流はAC/DC変換回路56によって直流/交流変換されて携帯電話機37内の各内部電子部品に送られるようになっている。
また、携帯電話機37側の給電回路上には電流の逆流を防止するためのダイオード57が設けられており、充電装置38から供給された電流が所定の方向に流れることにより携帯電話機37のバッテリーボックス内に格納されている二次電池58が充電されるようになっている。また、携帯電話機37側の回路上には二次電池58に充電された電流を携帯電話機37の各種の内部電子部品に供給するための電源回路59が設けられている。
なお、その他の構成は、第一実施形態のものと同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
電源用端子43と接続されているコード46を電源と接続することにより電源からの電流がAC/DC変換回路44によって直流/交流変換されて充電装置38に供給される。充電装置38に携帯電話機37を装着すると、携帯電話機37の報知用スピーカ40が充電装置38のホールIC41の上方に位置される。ホールIC41は携帯電話機37に設けられた報知用スピーカ40の磁石60から出る磁気を検知してHIGHレベルの信号を出力し、この信号に対応してHIGHレベルの電圧をFET55のゲートに印加する。これにより、スイッチ部50に設けられたFET55のソース・ドレイン間に電流が流れてコイル54に磁界が発生する。この磁界にリードスイッチ51が吸引されることによってリードスイッチ51がONとなり、給電回路に電流が流れる。さらに、給電側コイル48に誘導起電圧が発生することにより給電側コイル48と受電側コイル47の間に電流が流れて携帯電話機37側の回路への通電が行われる。電流は携帯電話機37側の給電回路上を所定の方向に流れて携帯電話機37のバッテリーボックス内に格納されている二次電池58に供給され、二次電池58を充電する。二次電池58に充電された電流は電源回路59に供給され、電源回路59を介して携帯電話機37の各種の内部電子部品に供給される。
なお、本実施形態においては、給電経路上にリードスイッチ51を備えるスイッチ部50を設けてコイル54に磁界を発生させてリードスイッチ51を動作させることにより通電と非通電を切り替えるようにしたが、第一の実施形態と同様に給電経路上にスイッチ機構としてFETを設けて通電と非通電を切り替えるようにしてもよい。
その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態と同様である。
本実施形態においては、充電装置38と携帯電話機37とを直接接触しないように接続しているので、充電装置38の上面に給電用端子が露出することがないため、装置構成を簡素化することができる。
[第三実施形態]
次に、図8及び図9を参照しつつ、本発明の第三の実施形態について説明する。なお、以下においては、特に第一の実施形態及び第二の実施形態と異なる点を説明する。
次に、図8及び図9を参照しつつ、本発明の第三の実施形態について説明する。なお、以下においては、特に第一の実施形態及び第二の実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態においては端末装置の装着装置として携帯電話機61のクレードル62を用い、図8に示すような携帯電話機61を装着することによって携帯電話機61と他の端末装置との間で情報の送受信を行う場合について説明する。
図8に示すように、本実施形態において、クレードル62に装着される携帯電話機61の第二筐体63の背面側にはスピーカ64が埋設されている。また、携帯電話機61は第二筐体63の背面側の端部に充電用端子65が設けられている。また、充電用端子65の近傍には電源端子66及びグランド端子69が設けられている。さらに、携帯電話機61にはグランド端子69に隣接してD−端子67及びD+端子68が設けられており、他の端末装置との間で音声情報や文字情報、画像情報等の各種情報の送受信を行うことができるようになっている。
次に、本実施形態にける携帯電話機61のクレードル62の回路構成について説明する。
本実施形態においてクレードル62に装着される携帯電話機61には携帯電話機61内の音声情報、文字情報等の処理を行うCPU77が設けられており、CPU77はインターフェース78を介してD−端子67及びD+端子68と接続されている。
また、携帯電話機61には、二次電池75の充電を行うための電源(図示せず)と接続される充電用端子65が設けられており、充電用端子65から二次電池75に電気を供給する給電回路上には電流の逆流を防止するためのダイオード74が設けられている。そして、電源から供給された電流が所定の方向に流れることにより携帯電話機61のバッテリーボックス内に格納されている二次電池75が充電されるようになっている。また、携帯電話機61側の給電回路上には二次電池75に充電された電気をCPU77等の各種の内部電子部品に供給するための電源回路76が設けられている。
次に、クレードル62には外部の電源(図示せず)と接続される電源端子70が設けられており、電源端子70は電源端子82を介して携帯電話機61の電源端子66と接続されるようになっている。また、クレードル62には外部の端末装置との間で情報の送受信を行うために外部の端末装置と接続されるD−端子83及びD+端子84が設けられており、D−端子83及びD+端子84はD−端子79及びD+端子80を介して携帯電話機61のD−端子67及びD+端子67とそれぞれ接続されるようになっている。また、クレードル62にはグランド端子85が設けられており、グランド端子85はグランド端子81を介して携帯電話機61のグランド端子69と接続されるようになっている。
電源端子70とインターフェース78との間にはスイッチ機構としてのFET71及びホールIC72が設けられている。ホールICは携帯電話機61のスピーカ64の磁石から出る磁気を検知するようになっており、クレードル62に携帯電話機61が装着されていない状態ではホールIC72は磁気を検知しないため、LOWレベルの信号を出力しFET71のゲートに対してLOWレベルの電圧を印加するようになっている。他方、ホールIC72はクレードル62に携帯電話機61が装着された際には携帯電話機61のスピーカ64の磁石73から出る磁気を検知してHIGHレベルの信号を出力しこれに対応したHIGHレベルの電圧をFET71のゲートに印加するようになっている。これにより、FET71のソース・ドレイン間に電流が流れてインターフェース78への通電が行われるようになっている。
インターフェース78に対して通電が行われるとインターフェース78は携帯電話機61のCPU77に対して他の端末装置との間で情報の送受信が可能となったことを通知する信号を送るようになっている。CPU77はインターフェース78からの信号を受け取るとクレードル62のD−端子79,83及びD+端子80,84と携帯電話機61のD−端子67及びD+端子68との間で情報の送受信を行うようになっている。
なお、その他の構成については、第一の実施形態と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
クレードル62の電源用端子70が外部の電源に接続されると電源からの電流がクレードル62に供給される。クレードル62に携帯電話機61を装着すると、携帯電話機61に設けられている各端子がこれに対応してクレードル62に設けられている各端子に当接するとともに携帯電話機61のスピーカ64がクレードル62のホールIC72の上方に位置される。ホールIC72は携帯電話機61に設けられたスピーカ64の磁石73から出る磁気を検知してHIGHレベルの信号を出力し、これに対応したHIGHレベルの電圧がFET71のゲートに印加される。これにより、FET71のソース・ドレイン間に電流が流れてインターフェース78への通電が行われる。インターフェース78に電気が供給されることによりインターフェース78から携帯電話機61のCPUに対して他の端末装置との間で情報の送受信が可能となったことを通知する信号が送られる。
CPU77はインターフェース78からの信号を受け取るとクレードル62のD−端子79,83、D+端子80,84と携帯電話機61のD−端子67、D+端子68とを介して他の端末装置との間で各種の情報の送受信を行う。
なお、本実施形態においてはスイッチ機構としてのFET71をクレードル62の電源用端子70とインターフェース78との間に設けるようにしたが、FETを設ける位置はこれに限られず、送受信経路上のいずれかに設けられていればよい。また、本実施形態においてはクレードル62の電源用端子70を外部の電源に接続することにより外部の電源から電源の供給を受ける構成としたが、FET71をクレードル62の電源用端子70とインターフェース78との間以外に設ける場合には携帯電話機61の二次電池75から電源の供給を受けるようにしてもよい。
その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、クレードル62に携帯電話機61を載置するだけで他の端末装置との通信や二次電池75の充電を行うことができるので、クレードル62の携帯電話機61の装着面にスイッチ及びスイッチを露出させるための開口部を設ける必要がない。このため、装置構成の簡易化を図ることができるとともに、開口部からクレードル62内部に埃等が入ることがなく、故障を防止することができる。
1 携帯電話機
2 充電装置
11 報知用スピーカ
15 充電用端子
27 ホールIC
29 FET
31 磁石
2 充電装置
11 報知用スピーカ
15 充電用端子
27 ホールIC
29 FET
31 磁石
Claims (4)
- 磁石を有する電子部品が搭載され電力供給用の二次電池を備える端末装置を装着し前記端末装置の前記二次電池に電気を供給する給電経路を有する端末装置の装着装置において、
前記端末装置を装着した際に前記磁石からの磁気を検知する磁気検出器を設けるとともに、前記給電経路上に前記磁気検出器が磁気を検出したときに前記端末装置の前記二次電池に通電させるスイッチ機構を設けたことを特徴とする端末装置の装着装置。 - 前記給電経路上に給電側コイルを設けて、前記端末装置を装着した際に前記給電側コイルと前記装着装置の受電側コイルとが非接触的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の端末装置の装着装置。
- 磁石を有する電子部品が搭載された端末装置を装着し前記端末装置と情報を送受信するための送受信経路を有する端末装置の装着装置において、
前記端末装置を装着した際に前記磁石からの磁気を検知する磁気検出器を設けるとともに、前記送受信経路上に前記磁気検出器が磁気を検出したときに送受信可能とするスイッチ機構を設けたことを特徴とする端末装置の装着装置。 - 前記磁気検出器はホールICであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の端末装置の装着装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2003
- 2003-09-26 JP JP2003335895A patent/JP2005110332A/ja active Pending
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