JP2005109906A - 画像処理方法および装置並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置において、取込解像度や出力画質の設定を自動化し、画像形成作業を簡便にできるようにする。
【解決手段】入力画像サイズ検知部121は、スキャナ装置190のプレスキャンにより取り込まれた画像に基づいて取込画像サイズを自動検知する。取込画像サイズと、その取込画像がプリントされる出力サイズとに応じて、記憶部129に記憶されているマトリクス表を参照して、スキャナI/F部156を介して、入力解像度設定部124は、最適な読取解像度をスキャナ装置190に設定し、また取込画像品質設定部127は、最適なシャープネス値をスキャナ装置190に設定する。スキャナ装置190は、設定された最適な読取解像度で読み取った画像に対して、設定されたシャープネス値で鮮鋭度調整処理を施す。画像取込部112は、スキャナ装置190から画像を取り込み、必要に応じて画像処理部114にて画像処理を加えた後に出力する。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像処理方法および装置並びにプログラムに関する。より詳細には、取り込んだ画像に基づいて可視画像として表示デバイス上に表示出力し、または所定の記録媒体に可視画像として印刷出力し、あるいは記録メディアに記録出力する装置において、入力ソースと出力ソースの各性能(たとえば取り扱う画像サイズや解像度や画質性能)に応じて、取り込む画像や出力する画像の性能を調整する仕組みに関する。
スキャナ装置や各種記録メディアから画像を画像データとして取り込み、取り込んだ画像データに画像補正やテンプレートを用いた画像の合成などの画像処理を施して記録媒体にプリント出力しあるいは記録メディアに記録する画像形成装置が知られている。なお、スキャナ装置や各種記録メディアなど、画像を画像データとして取り込む装置に関連するものを纏めて、以下、画像入力ソースとも言う。また、プリント出力や記録メディアなど、画像出力に関わるものを、纏めて、以下、画像出力ソースとも言う。
このような画像形成装置は、プリント写真やインスタント写真、印刷物などの反射原稿から画像を読み取る反射原稿スキャナや、ネガフイルムやポジフイルムから画像を読み取るフイルムスキャナ、電子スチルカメラで撮影した画像データが記録されているメモリカードから画像データを読み取るカードリーダなどの画像入力装置と、入力された画像データに画像補正やテンプレート画像との合成などの画像処理を行なうコンピュータと、画像処理済みの画像データを出力するプリンタなどの画像出力装置とから構成されている。
画像入力装置から取り込んだ画像データは、一時的にRAMなどの記憶手段に記憶される。この画像データに対して、γ変換やYMC変換などの画像変換処理、複数の画像を合成する合成処理、画像のサイズを変換する倍率変換処理など各種の画像処理が施され、処理済みの画像データがプリント用画像データに変換される。プリンタは、このプリント用画像データに基づいて駆動され、記録用紙に可視画像をプリントする。
ここで、たとえば小さな写真を読み込んで大きなサイズで出力するには、低解像度の設定では、画像の先鋭度を失ってしまう。また、逆に大きな写真を読み込んで小さなサイズで出力するのに高解像の設定をされている場合は、必要以上に読込時間、データ転送時間、あるいは画像処理時間や画像処理部の使用メモリを使ってしまう。
この問題を解決するには、スキャナの読取解像度を、取り込む画像ごとに設定すればよい。しかしながら、これをマニュアルで設定しようとしても、その設定操作が煩雑であり、また設定が難しい。たとえば、取り込む画像のサイズと、その画像をプリントするプリントサイズとが各画像で異なるので、これらのサイズに基づいて拡大あるいは縮小率を画像ごとに計算し、その計算結果から読取解像度を設定するという操作をしなければならず、特に煩雑となる。また、スキャナの読取解像度が複数ステップあるときには、計算した解像度に最も近いものを選ぶことが必要であり、この選択も煩わしい。
また、オペレータに拡大または縮小率に基づいて読取解像度を計算させたり、マニュアルで読取解像度を設定させたりすると間違いが生じ易く、この場合は、最適な解像度を有する画像をプリントすることができない。
このような問題を解消する方法として、たとえば、特許文献1には、最適な解像度を装置にて決め、解像度の設定を自動化することで、画像形成作業を簡便にするとともに、高画質の画像を形成できるようにする仕組みが提案されている。
特開2002−77526号公報
たとえば、特許文献1には、画像入力手段からの複数の画像を貼り込んで合成画像を作成する際、合成画像を構成する各画像に対して、出力手段の出力解像度と、出力される画像サイズと、画像入力手段で入力すべき原画像のサイズまたは画像ファイルの画像データ数とに応じて、入力解像度を自動的に設定する。
また、原画像を読み取るスキャナと、このスキャナで読み取った画像を処理する画像処理機と、処理された画像をプリントするプリンタとを設け、プリンタの出力解像度と、スキャナで読み取る原画像のサイズと、プリンタでプリントする画像のサイズとに応じて、スキャナの読取解像度を演算して、スキャナの読取解像度を自動的に設定する。これに依れば、写真の複製システムが構築でき、オリジナル写真のサイズと出力サイズの大きさから、プリンタの出力解像度に合うように、スキャナの入力解像度(読取解像度)を自動設定し、スキャナは、設定された読取解像度で写真画像を取り込むことができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、出力手段の出力解像度と、出力される画像サイズと、画像入力手段で入力すべき原画像のサイズまたは画像ファイルの画像データ数とに応じて、入力解像度を自動的に設定するとは言っても、装置がその最適な解像度を計算して設定しなければならず、従来ユーザがマニュアルで読取解像度を計算し、あるいは設定していた作業を自動化したにすぎない。
また、画像入力ソースと画像出力ソースとの対応における問題は、読取解像度だけでなく、シャープネスやその他の画質に関わる性能についても、同様に起き得る。しかしながら、このような画質に関わる性能との対応での問題を解決する仕組みは、解像度に関しての問題とは異なり、提案されていない。
たとえば、シャープネスにおいては、読み込む写真の大きさや出力する大きさに従って設定値を変えているものはない。このため、低いシャープネス値が設定されている場合は、小さな写真を読み込み大きなサイズで出力すると先鋭度が低くなる。逆に、高いシャープネス値が設定されている場合は、大きな写真を読み込み小さなサイズで出力すると必要以上にシャープネスが利き過ぎて、擬似輪郭などが出てしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、入力画像と出力画像の各サイズがどのような関係にあっても、オペレータの設定操作を軽減するだけでなく、装置の処理効率をも改善することのできる仕組みを提供することを第1の目的とする。
また本発明は、入力画像と出力画像の各サイズがどのような関係にあっても、オペレータの設定操作を軽減し、画像形成作業の作業効率を改善するとともに、常に良好な品質で画像出力ができる仕組みを提供することを第2の目的とする。
本発明に係る第1の画像処理方法においては、先ず、入力サイズと出力サイズとに応じた適切な取込解像度を規定した対応表を用意しておき、入力サイズと出力サイズと対応表とに基づいて取り込む画像の解像度を設定し、この設定した解像度で処理対象の画像を取り込むこととした。
また、本発明に係る第2の画像処理方法においては、入力サイズと出力サイズとに応じて、たとえば出力画像の鮮鋭度調整など、出力画像の品質に関わる適切な画像調整度合いを設定し、この設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力することとした。
設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力する手法としては、この設定した画像調整度合いで画像入力ソースから取り込んだ処理対象の画像に対して出力画像の品質に関わる所定の画像処理を施す手法と、設定した画像調整度合いに従って画像入力ソースに画像調整指示を発し、画像入力ソースから、画像品質設定部が設定した画像調整度合いに従った品質の画像を取り込んで、すなわち入力サイズと出力サイズとに基づいて取り込む画像の画像調整度合いを設定し、この設定した画像調整度合いで処理対象の画像を取り込んで、必要に応じて画像処理をした後に出力する手法の何れをも取り得る。
この場合においても、第1の画像処理方法と同様に、入力サイズと出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを規定した対応表を用意しておき、入力サイズと出力サイズと対応表とに基づいて、入力サイズと出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを設定するようにすることが望ましい。
本発明に係る第1の画像処理装置は、上記本発明に係る第1の画像処理方法を実施するのに好適な装置であって、入力サイズと出力サイズとに応じた適切な取込解像度を規定した対応表を記憶する記憶部と、入力サイズと出力サイズと記憶部に記憶されている対応表とに基づいて取り込む画像の解像度を設定する入力解像度設定部と、入力解像度設定部により設定された解像度で処理対象の画像を取り込む画像取込部とを備えるものとした。
本発明に係る第2の画像処理装置は、上記本発明に係る第2の画像処理方法を実施するのに好適な装置であって、入力サイズと出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを設定する画像品質設定部を備えるものとし、画像品質設定部が設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力するものとした。
なお、入力サイズと出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを規定した対応表を記憶する記憶部を備えるものとし、画像品質設定部は、入力サイズと出力サイズと記憶部に記憶されている対応表とに基づいて、入力サイズと出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを設定するものとすることが望ましい。
また従属項に記載された発明は、本発明に係る画像処理装置のさらなる有利な具体例を規定する。さらに、本発明に係るプログラムは、本発明に係る画像処理装置を、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェアで実現するために好適なものである。なお、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよいし、有線あるいは無線による通信手段を介して配信されてもよい。
本発明に依れば、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた適切な取込解像度を規定した対応表を参照して処理対象画像の取込解像度を設定するようにしたので、入力画像サイズと出力画像サイズとから直ちに最適な取込解像度を設定することができ、オペレータの計算ミスや設定ミスの発生を防止するだけでなく、装置においても最適値を算出することが不要となり、処理効率を大幅に向上させることができる。画像取込時間やデータ転送時間あるいは画像処理時間を短縮することができ、また、画像処理部のメモリが必要最低限で済む点は特許文献1と同様である。
また、入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じて適切な画像調整度合いを自動的に設定するようにしたので、入力と出力の各画像サイズがどのような関係にあっても、常に適切な画質の出力を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る画像出力制御装置およびその処理手順の実施形態について詳細に説明する。
<<画像出力サービスシステムの構成の概要>>
図1は、本発明に係る画像出力制御装置の一実施形態を備えたシステムの概要を示す図である。この画像出力サービスシステム1は、画像出力サービスを提供する画像出力サービス供給装置2と画像出力サービスを画像出力サービス供給装置2に要求する画像出力発注装置3とが、たとえばISDN(Integrated Services Digital Network )などのネットワーク9により接続されて構成されている。
画像出力サービス供給装置2は、画像入力端末としての役割を持っており、たとえば図示しないディジタルスチルカメラなどの画像取得デバイスを用いて所定の記録メディアに電子的に保存された画像をその記録メディアから読み出す。また、画像出力サービス供給装置2は、画像処理装置や画像出力端末の役割も持っており、記録メディアから読み出した画像に基づいて、所定の出力媒体上に可視画像もしくは画像データを出力する。
なお、画像入力端末としては、画像出力に供し得る画像データを取得し得るものであればよく、画像出力サービス供給装置2自身に挿入される記録メディアから出力(たとえばプリント)対象の画像を取得することに限らず、たとえばネットワーク9に接続されている他の装置、たとえば他の画像出力サービス供給装置2、パソコン(パーソナルコンピュータ)、カラースキャナ、またはハードディスク装置や光磁気ディスク装置あるいは光ディスク装置などのデータ格納装置、さらにはFAX装置など、任意数の画像入力ソースを含み得る。
一方、画像出力発注装置3は、画像処理装置の機能を持つとともに、画像出力サービス供給装置2に対して、画像の出力サービスを要求する。たとえば、所定サイズの印画紙への可視画像のプリント出力を発注する、あるいは、所定の記録メディアへの画像データの記録出力を発注する。
図示するように、画像出力サービス供給装置2および画像出力発注装置3は、それぞれ1台に限らず、複数台がネットワーク9にて相互に接続されていてよい。これら各画像出力サービス供給装置2および画像出力発注装置3は、それぞれたとえばコンビニエンスストアや駅の改札付近などの、ユーザにとって利用し易い街頭に設置される。
たとえば、画像出力サービスシステム1をプリント出力サービスシステムとして構築する場合、各画像出力発注装置3は、ディジタルプリントを発注するための情報をネットワーク9を介してユーザの指定に応じた全ての画像出力サービス供給装置2に送信するように構成される。また、各画像出力サービス供給装置2は、それぞれディジタルプリントを発注するための情報を他の画像出力サービス供給装置2間で相互に送受信するとともに、画像出力発注装置3から送信されるディジタルプリントを発注するための情報を受信するように構成される。
画像出力サービス供給装置2は、筐体20の上面の奥側上部20aに看板21を備えている。また画像出力サービス供給装置2は、前面の傾斜面部20bに、画像出力装置として稼働させるためのCRTや液晶(LCD)あるいは有機ELなどで構成されるソフトコピー出力デバイス(モニタ)22aを有するディスプレイ部22と、種々の規格に応じた記録メディアが挿入されるメディアユニット(図ではa,b,cの3種類)を有するメディアユニット部23と、画像出力サービス供給装置2を操作するための操作部24とを備えている。
各メディアユニット部23には、前面側に、対応する記録メディアに応じた挿入口が設けられている。対応する記録メディアとしては、画像データを記憶し保持可能なものであればよく、画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3のハードウェア資源に備えられている読取装置(ドライバ)に対して、画像データの記述内容に応じて、磁気、光、電気などのエネルギの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、画像データの記述内容を伝達できるものを利用し得る。たとえば、磁気ディスク(フレキシブルディスク(FD)を含む)、光ディスク(CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc )を含む)、または方式を問わずフラッシュメモリを基本要素とする(好ましくは不揮発性の)半導体メモリ、あるいはPCカードなど、パッケージメディア(可搬型の記憶媒体)として提供されるものであればよい。
また画像出力サービス供給装置2は、筐体20内部に、課金に関する各種処理を行なう課金処理部25と、画像をプリント出力するための昇華型のカラーロールプリンタやインクジェットプリンタあるいは電子写真プリンタなどで構成されるハードコピー出力デバイス(プリントエンジン;図ではa,bの2組)を有するプリンタ部27と、画像出力サービス供給装置2の動作を制御する中央制御部28とを備えている。ディスプレイ部22やメディアユニット部23あるいはプリンタ部27は、画像出力部の一例である。
なお、プリンタ部27として、図ではプリントエンジン27a,27bの2組を示しているが、実際には、たとえば各プリントサイズ3.5×5,4×6,5×7,6×8,8×10に応じたプリントエンジンが設けられる。また、それぞれのサイズにてプリント出力することに限らず、それぞれの出力サイズの記録媒体(たとえば印画紙)上に複数の画像を配置する、インデックスプリント(Index Print ;後述する図5を参照)やワレットプリント(Wallets Print ;後述する図6を参照)を行なうものとしてもよい。
筐体20の前面側の一部は、その一端側を回転中心として矢印a方向に回動自在に開閉する扉29が設けられている。この扉29には、筐体20内部に設けられた課金処理部25および2つのプリンタ部27の設置位置に対応して、それぞれコイン投入口29a、紙幣挿入口29b、コイン払戻口(料金排出口)29c、あるいは排紙口29dなどが形成されている。これにより、コイン投入口29aおよび紙幣挿入口29b(纏めて料金投入口29zともいう)およびコイン払戻口29cを介して課金処理部25との間で紙幣や硬貨の投入または取出しを行ない得るとともに、排紙口29dを介してプリンタ部27との間で印画媒体の取出しを行ない得るように構成されている。
操作部24は、ディスプレイ部22の表示面上に設けられたタッチパネル24aと、ディスプレイ部22の周囲に設けられた種々の操作キー(たとえば押圧式のボタン)24bなどから構成されている。
画像出力サービス供給装置2の中央制御部28は、各部を制御する一般的な制御機能の他、本実施形態特有の機能部分として、画像の表示出力あるいは印刷出力に関わる処理を行なう機能部分として、筐体20内部に、画像取込処理機能部分と出力制御機能をなす機能部分(詳細は後述する)とが設けられている。画像取込処理機能部分および出力制御機能部分を備える中央制御部28は、ディスプレイ部22やプリンタ部27とともに、筐体20内部に、専用もしくは汎用のハードウェアあるいはソフトウェアで組み込むとよい。ソフトウェアで組み込む場合、中央制御部28を、たとえばパーソナルコンピュータを利用して構築するとよい。
一方、画像出力発注装置3は、筐体30の上面の奥側上部30aに看板31を備えている。また画像出力発注装置3は、前面の傾斜面部30bに、プリント発注システムとして稼働させるためのCRTや液晶(LCD)あるいは有機ELなどで構成されるソフトコピー出力デバイス(モニタ)を有するディスプレイ部32と、種々の規格に応じた記録メディアが挿入されるメディアユニット(図ではa,b,c,d,e,fの6種類)を有するメディアユニット部33と、画像出力発注装置3を操作するための操作部34と、コイン投入口39aおよび紙幣挿入口39b(纏めてコイン投入口39zともいう)やコイン払戻口(料金排出口)39c、並びにレシート排出口39dを含む課金処理部35とを備えている。
また画像出力発注装置3は、筐体30内部に、画像出力発注装置3の動作を制御する図示しない中央制御部38を備えている。この中央制御部38は、ディスプレイ部32やその他の機能部分とともに、筐体30内部に、専用もしくは汎用のハードウェアあるいはソフトウェアで組み込むとよい。ソフトウェアで組み込む場合、中央制御部38を、たとえばパーソナルコンピュータを利用して構築するとよい。
各メディアユニット33a〜33fに応じたスロット(メディア挿入口)に記録メディアが挿入されると、メディアユニット33a〜33fに内蔵している図示しないドライバを用いてこの記録メディアに記録されている画像を、一旦全て図示しないハードディスク装置に記録しバックアップをとる。この後、ハードディスク装置にバックアップされた記録メディアからの画像データに基づく画像のうち、ユーザによって選択された画像は、ユーザにより指定される画像出力サービス供給装置2に送信用の画像データとして送出される。
操作部34は、画像出力サービス供給装置2の操作部24と同様に、ディスプレイ部32の表示面上に設けられたタッチパネル34aで構成されている。なお、ディスプレイ部32の周囲に種々の操作キー(たとえば押圧式のボタン)を設けてもよい。
このように、画像出力サービス供給装置2と画像出力発注装置3とは、画像出力サービス供給装置2のみが画像出力装置を構成するプリント機能部分を備える一方で、画像出力発注装置3は、画像出力サービス供給装置2に対して画像のプリント出力や記録メディアへのデータ記録を発注する発注装置を構成する機能部分を備える点で異なり、それらに応じた外観構成をそれぞれ有しているが、その他の多くの点では、ほぼ同様の機能部分を備えている。
このように、画像出力サービス供給装置2相互間や画像出力サービス供給装置2と画像出力発注装置3との間をネットワーク9で接続した構成の画像出力サービスシステム1では、記録メディアの画像データを送信先を指定して送信する分、遠隔地の相手と容易に送受信することができる。また、受信した画像データに基づく画像をその場でプリントする分、プリント発注や納品を即時化させることができ、画像データを送受信し合う際の利便性を格段に向上させることができる。
たとえば、旅先で記録メディアの記憶容量が満杯となったとき、旅先の画像出力発注装置3で自宅近くの画像出力サービス供給装置2を出力先として指定しプリント発注をしてから記録メディアのデータを消去して使うことができ、利便性が格段に向上する。
また、受付番号や暗証番号などを送信先の相手に電話などを用いて通知することで、送信先の相手が、送信元のユーザによって指定された最寄りの画像出力サービス供給装置2に出向いてプリント出力や画像データが記録された記録メディアを得ることもできる。
また、画像出力発注装置3については、プリント機能を省略した分、プリンタの搭載スペースを省略して全体として小型に構築することができるため、設置面積を小さくすることができる分、街頭に設置する際の設置場所の選択度を上げ、設置箇所を増やすことができる。
<<プリントサービス供給装置およびプリント発注装置のハードウェア構成>>
図2は、画像出力サービス供給装置2および画像出力発注装置3のハードウェア構成例を示すブロック図である。
本実施形態の画像出力サービス供給装置2および画像出力発注装置3は、記録メディアなどから画像を取得すると、この取得した画像に基づいて、またユーザ操作に応じてユーザの希望するサイズや希望する枚数だけ有料で所定の記録媒体にプリントするサービスや所定の記録メディアにデータ記録するサービスを提供するためのものであり、画像出力発注装置3は画像出力サービス供給装置2に対してその出力を発注する機能を備え、画像出力サービス供給装置2は画像出力発注装置3にて指示された画像の出力を実行する機能を備える。本実施形態において、これらの処理機能部分は、ソフトウェアで組み込む構成としている。
この場合、その機能を実現するプログラムコードに基づいて電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェア的に実現するようになる。よって、本発明に係る画像処理方法や装置を、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェアで実現するために好適なプログラムあるいはこのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体を発明として抽出することもできる。ソフトウェアにより実行させる仕組みとすることで、ハードウェアの変更を伴うことなく、処理手順などを容易に変更できる利点を享受できる。
一連の画像取込機能や画像出力制御処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ(組込マイコンなど)、あるいは、CPU(Central Processing Unit ;中央処理部)、論理回路、記憶装置などの機能を1つのチップ上に搭載して所望のシステムを実現するSOC(System On a Chip:システムオンチップ)、または、各種のプログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能な汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体やネットワーク9を介してインストールされる。
記録媒体は、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気などのエネルギの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。たとえば、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc )を含む)、または半導体メモリなどよりなるパッケージメディア(可搬型の記憶媒体)により構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)あるいはハードディスクなどで構成されてもよい。または、ソフトウェアを構成するプログラムが、有線あるいは無線などの通信網を介して提供されてもよい。
たとえば、画像取込処理機能や表示制御や印刷制御に関わる画像出力制御処理機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、ハードウェアにて構成する場合と同様の効果は達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が画像取込処理機能や画像出力制御処理機能を実現することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、画像取込処理や画像出力制御処理を行なう機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム;基本ソフト)などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって画像取込処理や画像出力制御処理を行なう機能が実現される場合であってもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって画像取込処理や画像出力制御処理を行なう機能が実現される場合であってもよい。
なお、画像取込処理機能や画像出力制御処理を行なう機能を実現するプログラムコードを記述したファイルとしプログラムが提供されるが、この場合、一括のプログラムファイルとして提供されることに限らず、コンピュータで構成されるシステムのハードウェア構成に応じて、個別のプログラムモジュールとして提供されてもよい。
以下具体的に説明する。なお、ここでは、画像出力サービス供給装置2における機能部を基本として説明し、括弧内には、対応する画像出力発注装置3の機能部の参照符号を示す。また、画像出力発注装置3特有の部分については、適宜、説明を加える。
図2に示すように、画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置100と、タッチパネル24a(34a)付きのソフトコピー出力デバイス(以下表示デバイスという)22a(32a)を有するディスプレイ部22(32)と、プリントエンジン27a,27bを有するプリンタ部27と、各種方式の記録メディア202のドライブでなるメディアユニット部23(33)と、課金制御部25a(35a)、紙幣識別部25b(35b)、および硬貨識別部25c(35c)からなる課金処理部25(35)と、電源部26(36)と、マウスやキーボードなどの入力デバイスからなるメンテナンス用の操作指示部24cを含む操作部24(34)を備えている。これらの各機能部は、筐体20(30)内に格納されている。
なお、画像出力発注装置3は、操作部24としてメンテナンス用の操作指示部を備えておらず、またプリンタ部27として、プリントエンジン27a,27bの代りに、課金処理結果を示すレシートをユーザに提示するためのレシートプリンタ37aを備えている。
<コンピュータ装置による構成>
図3は、CPUやメモリを利用して、画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3をソフトウェア的に構成する、すなわち電子計算機(コンピュータ)を用いて構成する場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
図示するように、画像出力サービス供給装置2および画像出力発注装置3を構成するコンピュータ装置100は、これら画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3全体の動作制御やその他の演算や制御の各処理機能をなすCPU110と、不揮発性の記憶部の一例であるROM130と、書換可能な記憶部の一例であるRAM140とを備える。
また、コンピュータ装置100は、ディスプレイ部22(32)との間のインタフェース(Inter Face)機能をなすディスプレイI/F(インタフェース)部150と、操作部24(34)を構成するタッチパネル24a(34a)や操作キー24b(34b)との間のインタフェース機能をなす入力I/F部152と、プリンタ部27(37)との間のインタフェース機能をなすプリンタI/F部154と、スキャナ装置190との間のインタフェース機能をなすスキャナI/F部156と、課金処理部25(35)との間のインタフェース機能をなす課金I/F部157と、ネットワーク9との間のインタフェース機能をなすネットワークI/F部(ターミナルアダプタ部)158とを備える。ネットワークI/F部158は、ISDNやインターネットなどの通信網との間の通信データの受け渡しを仲介する。
なお、画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3における画像出力制御機能をなす全ての処理をソフトウェアで行なうのではなく、これら機能部分の一部をハードウェアにて処理回路160として設けてもよい。
さらに、コンピュータ装置100は、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリカードなど、種々の方式の記録メディア202から画像データを読み出すメモリリーダ172並びに画像データを記録メディア202に書き込むメモリライタ173を有し、この記録メディア202との間のインタフェース機能をなすメモリIF部170と、各部を互いに接続するアドレスバスおよびデータバスを含む内部バス180とを備えている。画像データや制御データは、内部バス180を通じて各ハードウェア間をやり取りされる。
また、コンピュータ装置100は、たとえばハードディスク装置174、フレキシブルディスク(FD)ドライブ176、あるいはCD−ROM(Compact Disk ROM)ドライブ178などの、記憶媒体からデータを読み出したり記録したりするための記録・読取装置を備えてもよい。なお、可搬型の記録媒体としては、FD196やCD−ROM198などの他にも、DVDなどの光学記録媒体、MDなどの磁気記録媒体、PDなどの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアカードなどの半導体メモリを用いることができる。
スキャナ装置190、FD196、CD−ROM198、あるいは記録メディア202は、画像入力ソースとしての機能を備えており、画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3に対して、画像出力に供し得る画像データを提供し得るものである。
また、ハードディスク装置174、フレキシブルディスクドライブ176、あるいはCD−ROMドライブ178は、たとえば、CPU110にソフトウェア処理をさせるためのプログラムデータを登録するなどのために利用される。なお、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリカードなど、その他の記録媒体にプログラムを格納してもよい。
ROM30は、内部に、CPU110が各種処理を行なうための制御プログラムが格納されるプログラム記憶領域や、CPU110が各種処理を行なうために必要とするその他のデータ記憶領域を有する。たとえば、ROM30は、CPU110が描画処理や出力制御処理を行なうのに必要となるプログラムをプログラム記憶領域に予め格納している。さらに、プログラム記憶領域は、図示されないBIOS(Basic Input/Output System )やOS(Operating Systems ;基本ソフト)やGUI(Graphical User Interface)処理などのプログラムをも格納している。CPU110は、BIOSやOSやGUI処理を利用しつつ、ROM30内のプログラムを実行することによって、各部の機能を実現する。
RAM40は、CPU110が各種処理を実行する際のワークメモリとして用いられる作業領域であって、外部から取り込んだ画像データを格納する画像記憶領域、ディスプレイ部22にて表示するためあるいはプリンタ部27にて印刷出力するためのラスタデータ(ビットマップイメージ)を格納するページバッファ領域、画像処理に供されるビットマップイメージを格納するビットマップ領域、あるいはその他の処理対象画像データを格納する領域を含んでいる。
メモリ読出部170は、メディアユニット部23やメディアユニット部33に挿入された記録メディア202からの画像データをRAM140やハードディスク装置174へ格納する。
ディスプレイI/F部150は、CPU110による制御に従いつつ、RAM40内のページバッファに展開されたラスタデータを、ディスプレイ部22に渡す。これにより、ディスプレイ部22は、外部から取り込んだ画像データに基づくラスタデータを表示するようになる。同様に、プリンタI/F部154は、CPU110による制御に従いつつ、RAM40内のページバッファに展開されたラスタデータを、プリンタ部27に渡す。これにより、プリンタ部27は、外部から取り込んだ画像データに基づくラスタデータに従って、所定の記録媒体上に画像を印刷出力するようになる。
たとえば、中央制御部28(38)の主要部をなすCPU110は、予めROM130やハードディスク装置174内に格納されている制御プログラムに基づいて必要なGUI画面をディスプレイ部22(32)に順次表示させるとともに、制御プログラムおよびタッチパネル24a(34a)を介して与えられるユーザ入力に基づいて、記録メディア202から画像データを取り込み、ユーザの希望する出力対象画像について、出力サイズに対応するプリンタ部27のドライバやプリントエンジン27a,27bを制御し、あるいはネットワークI/F部158を介して画像データを送信し、他の画像出力サービス供給装置2にプリント出力を指示する。
<画像取込処理機能と画像出力制御機能に着目した機能ブロック図;第1例>
図4は、コンピュータ装置100における、画像出力サービス供給装置2および画像出力発注装置3の画像取込処理機能と画像出力制御機能に着目した機能ブロック図の第1例である。また、図5は、インデックスプリントを説明する図であり、図6は、ワレットプリントを説明する図である。
この第1例の構成は、入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じて自動的に設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力する手法として、画像入力ソースから取り込んだ処理対象の画像に対して、設定した画像調整度合いに従って出力画像の品質に関わる所定の画像処理を施す手法を採る構成としている点に特徴を有する。以下、具体的に説明する。
CPU110は、画像出力制御装置2や画像出力発注装置3をなすコンピュータ装置100全体の動作制御のほかに、本実施形態特有の機能部分として、処理対象画像の取込みや画像の表示出力あるいは印刷出力に関わる処理を行なう機能部分として、画像取込処理機能と入出力制御機能をなす機能部分とが設けられている。
たとえば、CPU110は、画像取込処理機能部分として、画像を記録メディア202、あるいはフレキシブルディスク(FD)やCD−ROMなどの他のメディア、あるいはネットワーク9を介して他の装置から画像データを取り込む画像取込部112と、画像取込部112が取り込んだ画像データに基づいて表示出力用や印刷出力用のラスタデータを生成し、また必要に応じて所望の画像処理を施す画像処理部114とを備える。この構成により、CPU110は、画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3全体の動作制御のほかに、記録メディア202から読み出した画像データやネットワークI/F部158を介して画像取込部112にて受け取った電子データを画像処理部114にて解釈して、その解釈結果に基づいて所定の処理を行なう。
また、CPU110は、入出力制御機能部分として、入力画像サイズ検知部121と、出力画像サイズ検知部122と、入力解像度設定部124と、出力画像品質設定部125と、表示制御部126と、指示受付部128と、記憶部129とを有する入出力制御部120を備える。記憶部129には、入力画像サイズ検知部121が取得した入力画像のサイズ(たとえば3.5×5,4×6,5×7,6×8,8×10;それぞれの単位はインチ)と出力画像サイズ検知部122が取得した出力画像のサイズ(たとえばインデックス、ワレット、3.5×5,4×6,5×7,6×8,8×10;それぞれの単位はインチ)に応じた最適な入力解像度や画像品質の調整度合い規定した対応表(後述する図7のマトリクス表を参照)を格納している。
この構成により、CPU110は、スキャナ装置190や記録メディア202などから画像を所定の解像度で取り込むとともに、取り込んだ画像データから生成されたビットマップイメージに基づき、ディスプレイ部22にて表示出力し、あるいはプリンタ部27にて印刷出力する、あるいはユーザより指示された画像データを所定の記録メディア202に記録し得る、あるいはネットワーク9を介して他の画像出力サービス供給装置2にデータ送信し得るように構成されている。
なお、入力画像サイズ検知部121としては、たとえば読取対象画像(たとえば写真)をスキャナ装置190で読み取る際に、画像領域を自動認識することでその画像のサイズを自動的に検知するなどの自動サイズ検出機能を持つ仕組みとしてもよいし、ユーザより指示入力されたサイズ情報をそのまま用いる仕組みの何れであってもよい。自動サイズ検出機能を実現する場合、たとえばフラットベットスキャナの蓋に近い色や濃度を検知した部分(以下背景模様部分という)は非画像部(たとえば非写真部)で、その内部に存在する背景模様部分とは異なる色や濃度を検知した部分は画像部(たとえば写真部)とするなどして、 画像部と非画像部とを峻別するとよい。
このような構成のコンピュータ装置100においては、たとえば、ユーザがタッチパネル24a付きの表示デバイス22aより指示した画像入力ソースと画像出力ソース、さらには出力対象画像の選択などの種々の指示を指示受付部128が受け付ける。
画像取込部112は、スキャナI/F部156を介してスキャナ装置190にて読み込まれた画像の画像データを取り込む、あるいは、メモリIF部170のメモリリーダ172を介して記録メディア202から画像データを読み込む。この際、入出力制御部120の入力解像度設定部124は、入力画像サイズ検知部121が取得した入力画像のサイズと出力画像サイズ検知部122が取得した出力画像のサイズに応じた最適な入力解像度を記憶部129に記憶されているマトリクス表に基づいて求め、画像取込部112に対して、この求めた入力解像度に従ってスキャナ装置190や記録メディア202などから画像データを取り込ませる。
画像取込部112は、取り込んだ画像データを先ず表示制御部126に渡す。表示制御部126は、画像取込部112から入力された画像データに基づき、ディスプレイ部22において、タッチパネル24a付きの表示デバイス22aに画像を表示する。また表示制御部126は、画像入力ソースや画像出力ソースの各選択メニュー画面や、画像入力ソースから取り込んだ画像を間引いて画素数を少なくして解像度を下げた(画像サイズを小さくした)サムネイル画像として表示するとともにユーザが希望する出力対象の画像を選択するための画像選択メニュー画面などの操作メニュー画面を表示デバイス22aに表示させる。
入出力制御部120は、画像処理部114にて信号変換処理されたカラー画像をディスプレイ部22にて可視像として出力させる、あるいは、所定の手順に従ってユーザより選択された画像について、画像処理部114にてプリント出力用の処理を施すよう指示し、この処理後には、プリンタ部27に対して所定の記録媒体上に可視像を印刷出力させる、あるいは記録メディア202にその画像を再度書き込ませる。
また、インデックスプリントやワレットプリントを付加する際には、入出力制御部120は、“全選択”または“選択画像”ボタンの押下をタッチパネル24a付きの表示デバイス22aを介して指示受付部128にて受け付け、全画像または選択画像でのインデックスプリントデータやワレットプリントデータの生成を画像処理部114に指示し、データ生成後には、プリンタ部27に対してプリント処理を指示する、あるいはメディアユニット部23に対して画像データの書込みを指示する。
たとえば、インデックスプリント処理時には、図5に示すように、取り込んだ(たとえば任意のフォルダの)全画像を縮小して、マトリックスに配列したインデックスプリントを作成する。このインデックスプリントでは、コマ数の異なるテンプレートを複数種類用意しておき、対象の画像数に応じたコマ数のテンプレートを選択してインデックスプリントを作成するとよい。なお、このインデックスプリントでは、同じ画像を複数のコマに入れることはできない。
また、ワレットプリント処理時には、図6に示すように1枚の台紙に同サイズの画像をたとえば4個としたり、あるいは、大サイズ画像を1個と小サイズ画像を2個(計3個)や大サイズ画像を2個としたりするなど、幾つかのテンプレートを用意しておき、その中から選択して使用するようにしてもよい。なお、このワレットプリントでも、同じ画像を複数のコマに入れることはできない。
画像処理部114は、画像取込部112が画像データを記録メディア202や他の装置から受け取ると、所定の描画コマンド(直線、曲線、フォント、ラスタ画像、塗りつぶしなどの描画命令)を解釈して図形描画処理を行ない、描画された図形をビットマップイメージとして生成する(描画処理を行なう)。また、画像処理部114は、入力画像のサイズと出力画像のサイズの種類に応じて、たとえばシャープネス(出力鮮鋭度)などの出力画像の最適な品質を記憶部129に記憶されているマトリクス表に基づいて求め、その出力画像の品質を調整する。画像処理部114は、生成した表示出力用のラスタデータを表示制御部126に渡し、また印刷出力用のラスタデータをプリンタ部27に渡す。なお、これらの処理は、取り込んだ画像の全てについて行なう必要はなく、ユーザより画像出力を指示された選択画像についてのみ行なうだけでも十分である。
この際、画像処理部114は、周知技術に従って、複数好ましくは最低3つの分解色を表すデータを生成しレンダリング(ラスタデータに展開)する。たとえばYCrCb表色系から、たとえばRGB表色系へのマッピングをし、表示出力用に色分解されたラスタデータを生成する、あるいはYMC表色系またはYMCK表色系へのマッピングをし、印刷出力用に色分解されたラスタデータを生成する。また画像取込処理機能部分は、このようなラスタデータ化の処理に際して、オペレータの好みに応じた色補正処理など、所定の出力処理を行なってもよい。
<入出力サイズに対応した入力解像度および出力画質の設定機能>
図7は、入出力制御部120による、画像取込部112が取り込む入力画像のサイズと、プリンタ部27などにて出力する出力画像のサイズとに応じて、適切な入力解像度を設定しあるいは適切な出力画質を設定する機能を説明する図である。ここで、図7は、入出力制御部120が使用する記憶部129に記憶されているマトリクス表の一例を示している。
本実施形態の入力解像度設定部124や出力画像品質設定部125は、入力画像サイズと出力画像サイズに適した、入力解像度および出力画像品質の調整度合い(本例ではシャープネスで例示する)を対応付けた図7に示すようなマトリクス表を予め記憶部129に記憶させて用意しておく。なお、このマトリックス表の設定値は、自由度を持たせるため、操作部24を介して後からユーザにより変更可能にする。すなわち、操作部24は、記憶部129が記憶しているマトリクス表の情報を変更(更新)する対応情報変更部の機能を持つ。こうすることで、特定のユーザ向けのマトリックス表を作ることも可能になる。
たとえば、図7に示すように、それぞれの入力画像サイズ(Input )と出力画像サイズ(Output)とに対して、入力解像度をDPI(Dot per Inch)で規定するとともに、鮮鋭度(Sharpness )をレベル(数値の大きいほど鮮鋭度を向上させる)で規定する。入力解像度に関しては、スキャナ装置190にて設定可能な段階の中で、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた最適な入力解像度に最も近い読取解像度を設定することとする。
入力解像度設定部124は、入力と出力の種類(サイズ)から図7に示すようなマトリクス表を使って、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた最適な入力解像度を求め、求めた入力解像度をスキャナ装置190や画像取込部112に設定し、スキャナ装置190や画像取込部112は、この設定された入力解像度に従って画像を取り込む。なお、マトリックス表に示された入力画像サイズの間のサイズの場合は、小さな側(上側)のサイズを適用するようにする。
たとえば、スキャナ装置190から所定の入力解像度(読取解像度)で画像を取り込む際には、入力解像度設定部124は、入力画像サイズ検知部121が取得した入力画像サイズと出力画像サイズ検知部122が取得した出力画像サイズとに合うようにスキャナ装置190に対して読取解像度を設定し、この後、入力解像度設定部124により設定された解像度で処理対象の画像を取り込ませる入力制御部の機能を持つ指示受付部128は、スキャナ装置190に読取りを指示する。スキャナ装置190は、受け取った設定信号に応じて読取解像度の切替えを行ない、この設定された読取解像度で読取り(画像スキャン)を行なう。
たとえば、標準的な取込解像度が300DPIで、標準的な出力解像度(たとえばプリンタ部27の印刷解像度)が300DPIであるシステムにおいて、入力画像サイズが8×10でプリント画像サイズがワレットプリントやインデックスプリントなどのように、入力画像サイズの方が出力画像サイズよりも大きく、縮小してプリントする場合には、通常の読取解像度(300DPI)よりも低い読取解像度(たとえば150DPI)でスキャナ装置190が読取りを行なうようにする。逆に、入力画像サイズが4×6でプリント画像サイズが8×10などのように、入力画像サイズの方が出力画像サイズよりも小さく、拡大してプリントする場合には、通常の読取解像度(300DPI)よりも高い読取解像度(たとえば600DPI)でスキャナ装置190が読取りを行なうようにする。
このような読取解像度の調整は、副走査方向については、たとえば、センサが画像を読み取るサンプリング間隔を変化させる、あるいはサンプリング間隔を一定にする場合には、画像とセンサの相対速度相対速度を変化させるという方法を採用すればよい。一方、主走査方向については、たとえば、センサの隣接する複数の受光素子が受け取る信号を平均化して1つの信号にするという公知の画素結合処理や、アクティブにする受光素子の間隔を空けることで取り込む画像データを減らすという公知の間引き処理などの方法を採用すればよい。
また記録メディア202から所定の入力解像度で画像を取り込む際には、入力画像サイズ検知部121が取得した入力画像サイズと出力画像サイズ検知部122が取得した出力画像サイズとに合うように、記録メディア202から取り込んだ画像データに対しての解像度変換を画像取込部112にて行なうとよい。たとえば、画像処理部114は、入力画像サイズの方が出力画像サイズよりも大きいときには、公知の間引き処理や画素結合処理により解像度変換をする。この反対に、入力画像サイズの方が出力画像サイズよりも小さいときには、画素の補間処理により解像度変換をする。
同様に、出力画像品質設定部125は、入力と出力の種類(サイズ)から図7に示すようなマトリクス表を使って、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた最適なシャープネス値を求め、求めたシャープネス値を画像処理部114に設定し、画像処理部114は、この設定されたシャープネス値に従って先鋭度の調整処理(たとえば鮮鋭度アップ処理)を行なう。この鮮鋭度調整は、コンピュータ装置100に組み込まれる画像処理ソフトを利用すればよい。ここでも、マトリックス表に示された入力画像サイズの間のサイズの場合は、小さな側(上側)のサイズを適用するようにする。
なお、上述したスキャナ装置190や記録メディア202からの画像の取込み処理から出力処理までを行なう際には、先ず取込み処理を必要な分だけ繰り返し、この取込み処理が終了した時点で、その取り込んだ画像の出力処理を行なう。
この第1の構成では、出力画像品質設定部125にて設定したシャープネス値に従って画像処理部114にて先鋭度の調整処理(たとえば鮮鋭度アップ処理)を行なうので、スキャナ装置190から画像を取り込んで画像を出力する際にだけでなく、記録メディア202などから画像を取り込んで画像を出力する場合においても、入力と出力の各画像サイズがどのような関係にあっても、入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じた適切な画像調整度合いに基づいて、常に適切な画質の出力を得ることができる。この点は、スキャナ装置190から画像を取り込む場合に適用可能な、後述する第2の構成と異なる点である。
<<操作処理手順>>
図8は、画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3における操作処理手順の一例を示すフローチャートである。また、図9は、この操作手順においてユーザに提示される画像入力ソース並びに画像出力ソースの選択メニュー画面(オペレーション選択メニュー画面)の一例を示す図である。なお、ここでは、先ず画像出力サービス供給装置2について説明し、画像出力発注装置3との相違点については後で説明する。なお、ここでは、先ず画像出力サービス供給装置2について説明し、画像出力発注装置3との相違点については後で説明する。
ユーザによってディスプレイ部22のタッチパネル24aが触れられると、入出力制御部120は、操作処理手順を開始し、先ず、表示制御部126により、初期画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示させる(S100)。ユーザにより表示デバイス22aに表示された初期画面がタッチパネル24aを介してタッチされると、指示受付部128はその旨を表示制御部126に通知する。これを受けて、表示制御部126は、たとえば、「定型サイズでプリントする」、「ポストカードにプリントする」、「シールにプリントする」、「他の記録メディアへ保存する」、および「他のプリントサービス供給装置に送信する」などのサービスのメニューを表すアイコンから構成される図9に示すようなオペレーション選択画面を表示デバイス22a上に表示させる(S102)。
たとえば、このオペレーション選択画面の左側には入力ソース選択領域が、また右側には出力ソース選択領域が表示される。入力ソース選択領域の画像入力ソースを示すアイコンとして、それぞれ方式の異なる半導体メモリ1〜4、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、PCカード、(他の装置からのデータを)受信する、スキャナ装置、あるいは自装置などのアイコンが表示される。
また、出力ソース選択領域の画像出力ソースの種類に応じたプリント、ディスプレイ、メディアと言った3つのタブメニューが用意され、各タブメニューには、画像出力ソースを示すアイコンが表示される。タブ部分がクリックされることで、そのメニューが最前面に表示される。
たとえば、プリントメニューには、図9(A)に示すように、たとえばスナップショット(3.5×5),4×6,5×7,6×8,8×10、ワレット、インデックスと言った、それぞれサイズの異なるプリントサイズを示すアイコンと、“画像を合成して用いるアイコン”(合成処理)が表示される。また、ディスプレイメニューには、図9(B)に示すように、たとえばCRTモニタ、液晶モニタ、あるいはPDA(Personal Digital Assistant)などの表示デバイスの種別に応じたアイコンが表示される。また、メディアメニューには、図9(C)に示すように、方式の異なる半導体メモリ1〜4、フレキシブルディスク、コンパクトディスクなどのアイコンが表示される。
オペレーション選択画面の出力ソース選択領域にて、1つのアイコンがユーザによって選択され、選択されたサービスにおいて、合成写真のアイコンすなわち“画像を合成して用いるアイコン”(すなわち合成あり)が選択されると、表示制御部126は、複数の合成素材(テンプレート)を表すアイコンから構成されるテンプレート設定や選択のためのテンプレート画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示させる(S104)。入出力制御部120は、このテンプレート画面における複数のテンプレートのうち1つのアイコンがユーザによって選択されると、この情報を一時RAM140に格納し、後段のサービスにおいてこのテンプレートに基づき、合成した画像を用いるようにして、入力ソース選択処理(S110)以降の各種処理を続ける。
一方、入出力制御部120は、ステップS102において合成写真以外のアイコンすなわち“画像をそのままにするアイコン”(すなわち合成なし)が選択されると、ステップS104を経由せずに、入力ソース選択処理(S110)以降の各種処理を続ける。
ここで、オペレーション選択画面の入力ソース選択領域にて、たとえばユーザによって所望する記録メディア202に応じたアイコン(たとえばPCカードアイコン)が選択されると、表示制御部126は、選択されたアイコンに応じた「記録メディア(本例ではPCカード)を挿入して下さい」という旨のメッセージ画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示させる(S112)。
続いてユーザが選択した記録メディア202がメディア挿入口から挿入されると、先ず、入力解像度設定部124は、入力画像サイズと出力ソース選択領域にて指示されている出力画像サイズとに応じて所定の解像度となるように取込解像度を画像取込部112に設定する。画像取込部112は、メディアユニット部23内の図示しない再生駆動系を制御することにより、設定された解像度となるように必要に応じて解像度変換をしつつ、記録メディア202に記録されている画像データD2を読み込み、画像データD2を一旦全てハードディスク装置174に記録しバックアップを取る(S116)。このとき表示制御部126は、現在データ読込中である旨のメッセージ画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する。
また、ステップS110において表示デバイス22a上に表示されている入力ソース選択領域のうち、ユーザによって「スキャナ装置で画像を取り込む」に応じたアイコン1C10が選択されると、表示制御部126は、この選択されたアイコンに応じた操作ガイダンス画面(後述する図11を参照)を表示デバイス22a上に表示させる(S113)。ユーザは、この操作ガイダンス画面に従って、手持ちの写真の読取りを指示する。
この読取指示を指示受付部128にて受け付けると、先ず入力解像度設定部124にて、入力画像サイズと出力ソース選択領域にて指示されている出力画像サイズとに応じて所定の解像度となるようにスキャナ装置190に対して読取解像度を設定する。スキャナ装置190は、入力解像度設定部124により設定された読取解像度で本スキャンを行なう。画像取込部112は、スキャナ装置190にて所定の読取解像度で本スキャンされた画像を取り込み、画像データを一旦全てハードディスク装置174に記録しバックアップを取る(S116)。このとき表示制御部126は、現在画像をスキャン中である旨のメッセージ画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する。
一方、ステップS110において表示デバイス22a上に表示されている入力ソース選択領域のうち、ユーザによって「画像データを受信する」に応じたアイコンが選択されると、表示制御部126は、このアイコンに応じた受付番号入力画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示させる(S114)。ユーザによって所定の受付番号が入力されると、表示制御部126は、暗証番号入力画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示させる(S115)。
ユーザによってセキュリティ用の暗証番号(パスワード)が入力されると、先ず、入力解像度設定部124は、入力画像サイズと出力ソース選択領域にて指示されている出力画像サイズとに応じて所定の解像度となるように取込解像度を画像取込部112に設定する。画像取込部112は、ハードディスク装置174を制御することにより、このハードディスク装置174の受信データベースに格納されている受信内容の中からユーザによって入力された受付番号および暗証番号に基づく受信内容(画像データD5など)を検索して、設定された解像度となるように必要に応じて解像度変換をしつつ、画像データを読み込む。このとき表示制御部126は、現在データ読込中である旨のメッセージ画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する。
ステップS116において、スキャナ装置190による画像の読取りや記録メディア202あるいはハードディスク装置174の受信データベースから画像データの取込みを終了すると、スキャン終了やハードディスク装置174へのバックアップが終了した旨および記録メディア202が装填されている場合は記録メディア202を取り出す旨を表示デバイス22a上にメッセージ表示する(S118)。
この後、入出力制御部120は、ステップS102にて選択されているサービスメニューに応じて、画像選択メニュー画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示し、ユーザにより選択された選択画像についての出力処理を実行する。
<プリント画像選択と出力処理>
たとえば、オペレーション選択画面にて、「定型サイズでプリントする」、「ポストカードにプリントする」、あるいは「シールにプリントする」などのプリント処理に関わるアイコンが選択されている場合(S120−プリント)、入出力制御部120は、サムネイル画像を並べたプリント画像選択画面を表示デバイス22a上に表示する(S130)。ユーザが所望する画像が全て選択され、また選択された画像のプリント枚数の設定が完了すると、表示制御部126は、プリント設定画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する(S134)。指示受付部128がユーザがプリント出力を希望する全てのサムネイル画像についてプリント内容を設定したことを確認すると、表示制御部126は、課金処理部25と協働して、プリント料に応じた入金処理を行なう(S138)。
入金処理が完了すると、出力画像品質設定部125は、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた最適なシャープネス値を求め、求めたシャープネス値を画像処理部114に設定する。画像処理部114は、この設定されたシャープネス値に従って先鋭度の調整処理を行ない、処理後の画像をプリンタ部27に渡す。入出力制御部120は、ユーザによって指定された印画媒体が装填されているプリントエンジン27a,27bを制御してプリント処理を開始させる(S140)。
プリントエンジン27a,27bによるプリント処理が終了すると、表示制御部126は、課金処理部25と協働して精算処理を行なう(S144)。精算処理が完了すると、ステップS100に戻る。
<保存画像選択と出力処理>
また、オペレーション選択画面にて、「他の記録メディアへ保存する」を表すアイコンが選択されていた場合(S120−保存)、入出力制御部120は、プリント画像選択画面と同様の、サムネイル画像を並べた保存画像選択画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する(S150)。ユーザが保存を所望する画像が全て選択されると、表示制御部126は、「記録メディア(たとえばフレキシブルディスク)を挿入して下さい」という旨の記録メディア挿入を促すメッセージ画面を表示する(S152)。
ユーザによって記録メディア202が対応するメディアユニット部23の挿入口から挿入されると、表示制御部126は、保存設定画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する(S154)。指示受付部128がユーザが保存を希望する全てのサムネイル画像について保存内容を設定したことを確認すると、先ず、出力画像品質設定部125は、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた最適なシャープネス値を求め、求めたシャープネス値を画像処理部114に設定する。画像処理部114は、この設定されたシャープネス値に従って先鋭度の調整処理を行ない、処理後の画像をメディアユニット部23に渡す。入出力制御部120は、該当するメディアユニット部23内の図示しない記録駆動系を制御することにより、ユーザが指定した保存内容を記録メディア202に保存する(S160)。
この後、表示制御部126は、「記録メディア(たとえばフレキシブルディスク)を取り出して下さい」という旨の記録メディア取出しを促すメッセージ画面を表示する(S162)。入出力制御部120は、記録メディア202がユーザによって取り出されるのを確認した後、再度ステップS100に戻る。
<送信画像選択と出力処理>
また、オペレーション選択画面にて、「他のプリントサービス供給装置に送信する」を表すアイコンが選択されていた場合(S120−送信)、入出力制御部120は、プリント画像選択画面と同様の、サムネイル画像を並べた送信画像選択画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する(S170)。
指示受付部128がユーザが送信出力を希望する全てのサムネイル画像について選択したことを確認すると、表示制御部126は、選択画像を送信する送信先を指定するための送信先設定画面(図示を割愛する)を表示デバイス22a上に表示する(S174)。
指示受付部128がユーザが送信先を設定したことを確認すると、表示制御部126は、暗証番号設定画面を表示デバイス22a上に表示する(S176)。入出力制御部120は、ユーザによって所望の番号が入力されることにより、これを暗証番号として登録する。暗証番号は、この後設定される受付番号によって送信元と送信先との間で内容確認された画像の画像データを送信元および送信先以外の部外者に勝手に読み出されるのを防止するためのセキュリティ用に設けられている。
指示受付部128がユーザが暗証番号を入力したことを確認すると、表示制御部126は、課金処理部25と協働して、送信料に応じた入金処理を行なう(S178)。入金処理が完了すると、出力画像品質設定部125は、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた最適なシャープネス値を求め、求めたシャープネス値を画像処理部114に設定する。画像処理部114は、この設定されたシャープネス値に従って先鋭度の調整処理を行なう。入出力制御部120は、ユーザによって指定された送信内容(先鋭度調整処理後の画像など)を、このとき発生する受付番号と一体にハードディスク装置174における端末登録データベースの送信データベースに格納する。
送信データベースへの格納処理が終了すると、表示制御部126は、ステップS144と同様にして、課金処理部25と協働して精算処理を行ない(S184)、精算処理が完了すると、ステップS100に戻る。
画像出力サービス供給装置2は、上述のような操作処理手順のステップS100(すなわち初期画面が表示デバイス22a上に表示されている状態)において、ユーザからの操作が行なわれない待機状態になると、入出力制御部120は、送信処理を実行することにより、ユーザによって選定された画像データD5をユーザの所望する画像出力サービス供給装置2に送信する。
なお、画像出力発注装置3は、プリンタ部を備えておらず、上述したステップS130〜S144には対応できないが、保存画像の選択処理(S150)や画像保存処理(S152〜S162)、あるいは送信画像の選択処理(S170)や送信処理(S174〜S184)にはついては、対応可能である。
なお、ステップS102にて表示デバイス22a上に提示されるオペレーション選択画面には、プリント出力に関わるメニューは表示されず、また「他のプリントサービス供給装置に送信する」に代えて「プリントサービス供給装置にプリント発注する」というメニューが表示される。
たとえば、送信データベースへの格納処理が終了すると、表示制御部126は、ステップS144と同様にして、課金処理部25と協働して精算処理を行ない(S184)、精算処理が完了すると、ステップS100に戻る。このとき入出力制御部120は、送信する送信内容(選択された画像)を送信元と送信先との間で確認するための受付番号を設定し、受付番号と送信する送信内容とをレシートにプリント出力し、これをレシート排出口39dから排出する。
なお、上記の説明では、ユーザにより選択された選択画像についての出力処理を実行する際(S140,S160,S180)に、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じたシャープネス値の設定や鮮鋭度調整処理を行なうようにしていたが、これらの処理は、画像取込部112にて画像を取り込んだ直後に行なっておいてもよい。
<画像取込処理の詳細>
図10は、画像取込処理手順(S116)の詳細例を示すフローチャートである。ここでは、スキャナ装置190により写真画像を読み取る場合の例で示している。また、入力画像サイズと出力画像サイズとに応じたシャープネス値の設定や鮮鋭度調整処理は、画像取込部112にて画像を取り込んだ直後に行なう例で示している。また、図11は、スキャナ装置で画像を取り込む際にユーザに提示される画面の一例を示す図である。
ステップS110において、「スキャナ装置で画像を取り込む」に応じたアイコン1C10が選択されると、表示制御部126は、画像スキャン処理を起動し、選択されたアイコンに応じた図11に示すような操作ガイダンス画面を表示デバイス22a上に表示させる(S300)。
出力画像サイズ検知部122は、ユーザにより選択されている出力サービスに応じた出力画像サイズすなわち出力ソース選択領域にてユーザにより指示されている出力画像サイズを検出し、検出結果を入力解像度設定部124および出力画像品質設定部125に通知する(S302)。
ユーザは、スキャン操作ガイダンス画面に従って、先ず、手持ちの写真面を下にして、図11の矢印のようにして、写真の上部をコーナーに合わせてスキャナ装置190の原稿台の上に置き、読取りを指示する。入出力制御部120は、ユーザからの読取指示があるまで待機する(S306−NO)。
読取指示を指示受付部128にて受け付けると(S306−YES)、入力画像サイズ検知部121は、サイズ指定ボタンがクリックされているか否かを判定する(S310)。なお、自動サイズ検知機構を備えていない装置の場合には、取り込みたい画像のサイズを必ず入力する。
読み取るオリジナルの写真サイズを図11の下部に示すサイズ指定ボタンの中から選択しクリックされた場合には(S310−YES)、入力画像サイズ検知部121は、その指示されたサイズを入力画像サイズとして入力解像度設定部124に通知する(S312)。また、サイズ指定ボタンの選択がないままで読取指示を指示受付部128にて受け付けると(S310−NO)、指示受付部128は先ずスキャナ装置190に対して所定解像度(標準解像度よりも低くてよい)でプリスキャンを指示する(S314)。スキャナ装置190にてプリスキャンが完了すると、入力画像サイズ検知部121は写真画像領域を自動認識することでその写真画像のサイズを自動的に検知し、検知したサイズ情報を入力解像度設定部124に通知する(S316)。
入力解像度設定部124は、入力画像サイズ検知部121にて検知された入力画像サイズと出力画像サイズ検知部122にて検知された出力画像サイズとに基づき、図7に示したようなマトリクス表を参照して適切な読取解像度をスキャナI/F部156を介してスキャナ装置190に設定する(S320)。スキャナ装置190は、設定された読取解像度で本スキャンを行ない、画像取込部112にてスキャナ装置190からの写真画像を取り込む(S322)。画像取込部112は、取り込んだ画像を画像処理部114に渡す。
出力画像品質設定部125は、入力画像サイズ検知部121にて検知された入力画像サイズと出力画像サイズ検知部122にて検知された出力画像サイズとに基づき、図7に示したようなマトリクス表を参照して適切なシャープネス値を画像処理部114に設定する(S324)。画像処理部114は、設定されたシャープネス値で鮮鋭度調整処理を行ない、処理済の画像をハードディスク装置174に保持しておく(S326)。
引き続き取り込む画像がある場合には(S328−YES)、上記ステップS304〜S326の処理を繰り返す。全ての画像の取込みが完了すると(S328−NO)、この画像取込処理を終了させ、ステップS102にて選択されているサービスメニューに応じて、ユーザにより選択された選択画像についての出力処理、たとえば取り込んだ画像の印画紙へのプリント出力を実行する。
このように、本実施形態に依れば、スキャナ装置190の読取解像度や画像取込部112による記録メディア202からの取込解像度を入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じて設定するようにしたので、高画質の画像が得られるとともに、画像取込時間やデータ転送時間あるいは画像処理時間を短縮することができる。また、画像処理部のメモリが必要最低限で済むようになり、余分な画像データを記憶しておくためのメモリ容量を少なくすることができる。
また、入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じて出力画像品質(前例では鮮鋭度)を自動設定するようにしたので、入力と出力の各画像サイズがどのような関係にあっても常に先鋭度の高い出力を得ることができる。
また、画像取込部112が取り込む画像サイズを自動検出する機構を持つようにすることで、取り込む画像の大きさを意識することなしに、処理を実行させることができ、操作性が向上する。
また、入力画像サイズと出力画像サイズの大きさから予め設定されたマトリックス化されている最適な読取解像度やシャープネス値を参照して自動的に設定するようにすることで、入力画像サイズと出力画像サイズとから直ちに最適な読取解像度やシャープネス値を設定することができ、オペレータの計算ミスや設定ミスの発生を防止するだけでなく、装置においても最適値を算出することが不要となり、処理効率を大幅に向上させることができる。
<画像取込処理機能と画像出力制御機能に着目した機能ブロック図;第1例>
図12は、コンピュータ装置100における、画像出力サービス供給装置2および画像出力発注装置3の画像取込処理機能と画像出力制御機能に着目した機能ブロック図の第2例である。
この第2例の構成は、入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じて自動的に設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力する手法として、設定した画像調整度合いに従って画像入力ソースに画像調整指示を発し、この設定した画像調整度合いで処理対象の画像を画像入力ソースから取り込んで、必要に応じて画像処理をした後に出力する手法を採る構成としている点に特徴を有する。以下、第1の構成との相違点を中心に、第2の構成と作用について具体的に説明する。
第2の構成は、第1の構成の出力画像品質設定部125に代えて、取込画像品質設定部127を備えている。取込画像品質設定部127は、設定した画像調整度合いに従って画像入力ソースの一例であるスキャナ装置190に画像調整指示を発する指示部の機能をも備えている。たとえば、取込画像品質設定部127は、入力と出力の種類(サイズ)から入力画像サイズと出力画像サイズとに応じた最適なシャープネス値を求め、求めたシャープネス値を取込鮮鋭度としてスキャナI/F部156を介してスキャナ装置190に設定する。
すなわち、第2の構成では、第1例の出力画像品質設定部125によるステップS324の処理に代えて、取込画像品質設定部127は、入力画像サイズ検知部121にて検知された入力画像サイズと出力画像サイズ検知部122にて検知された出力画像サイズとに基づき、たとえば図7に示したようなマトリクス表を参照して適切なシャープネス値をスキャナI/F部156を介してスキャナ装置190に設定する。
スキャナ装置190は、入力解像度設定部124が設定した最適な読取解像度で画像を読み取り、この読み取った画像に対して、取込画像品質設定部127が設定した画像調整度合い(本例ではシャープネス値)に従って鮮鋭度調整処理を施す。画像取込部112は、スキャナ装置190から画像を取り込み、必要に応じて画像処理部114にて画像処理を加えた後に出力する。
こうすることで、コンピュータ装置100は、入力サイズと出力サイズとに基づいて、取り込む画像の画像調整度合いをスキャナ装置190に設定し、この設定した画像調整度合いで処理対象の画像を取り込むことができ、結果として、入力サイズと出力サイズとに応じた、出力画像の品質に関わる適切な画像調整度合いに基づいて画像を出力することができる。
このように、第2の構成では、取込画像品質設定部127にて設定したシャープネス値に従ってスキャナ装置190にて先鋭度の調整処理(たとえば鮮鋭度アップ処理)を行なうので、スキャナ装置190から画像を取り込んで画像を出力する際に、入力と出力の各画像サイズがどのような関係にあっても、入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じた適切な画像調整度合いに基づいて、常に適切な画質の出力を得ることができる。
第2の構成では、画像調整度合いに基づいて画像を処理する機能部分をスキャナ装置190に設ける構成とすることができ、画像を取り込んで処理する出力側装置(たとえばコンピュータ装置100)側には、画像調整度合いに基づいて画像を処理する機能部分を設ける必要がないので、出力側装置をコンパクトにできる利点がある。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、図10に示した画像取込処理の詳細例に関してはスキャナ装置190により写真画像を読み取って取り込む場合について示したが、図8にも示したように、記録メディア202やその他の画像入力ソースから画像データを取り込む場合においても、入力画像サイズと出力画像サイズとの関係に応じた最適な取込解像度や、最適な出力画像品質(前例では鮮鋭度)を自動設定する仕組みを適用できる。
また、出力サイズは、プリント出力のサイズに限らず、図9にも示したように、表示デバイス上の表示画像サイズや記録メディア202に記録する画像サイズについても同様に適用し得る。たとえば、PDAにて表示出力することが分かっている場合には、元のCRTや液晶での表示に適した解像度や画像サイズで取り込むのではなく、予めPDA表示に適した解像度や画像サイズで取り込むとよい。また、このようにして取り込んだ画像を他のPDAにて閲覧する際には、この解像度や画像サイズで取り込んだ画像を記録メディア202に記録するとよい。
また、上記実施形態では、シャープネス調整(鮮鋭度調整)など出力画像の品質に関わる画像処理を行なう際に、入力サイズと出力サイズとマトリクス表とを参照して適切な画像調整度合いを設定するようにしていたが、マトリクス表を利用することなく、演算処理によって適切な画像調整度合いを求めて設定する仕組みとしてもよい。
本発明に係る画像処理装置の一実施形態を備えた画像出力サービスシステムの概要を示す図である。 画像出力サービス供給装置および画像出力発注装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 画像出力サービス供給装置や画像出力発注装置を、電子計算機を用いて構成する場合のハードウェア構成の一例を示す図である。 コンピュータ装置における、画像出力サービス供給装置および画像出力発注装置の画像取込処理機能と画像出力制御機能に着目した第1例の機能ブロック図である。 インデックスプリントの一例を示す図である。 ワレットプリントの一例を示す図である。 入出力制御部が使用するマトリクス表の一例を示す図である。 画像出力サービス供給装置2や画像出力発注装置3における操作処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8に示す操作手順においてユーザに提示されるオペレーション選択メニュー画面の一例を示す図である。 画像取込処理手順(S116)の詳細例を示すフローチャートである。 スキャナ装置で画像を取り込む際にユーザに提示される画面の一例を示す図である。 コンピュータ装置における、画像出力サービス供給装置および画像出力発注装置の画像取込処理機能と画像出力制御機能に着目した第2例の機能ブロック図である。
符号の説明
1…画像出力サービスシステム、2…画像出力サービス供給装置、3…画像出力発注装置、22…ディスプレイ部、23…メディアユニット部、24…操作部、24a…タッチパネル、25…課金処理部、27…プリンタ部、28…中央制御部、9…ネットワーク、100…コンピュータ装置、110…CPU、112…画像取込部、114…画像処理部、120…入出力制御部、121…入力画像サイズ検知部、122…出力画像サイズ検知部、124…入力解像度設定部、125…出力画像品質設定部、126…表示制御部、127…取込画像品質設定部、128…指示受付部、129…記憶部、130…ROM、140…RAM、150…ディスプレイI/F部、152…入力I/F部、154…プリンタI/F部、156…スキャナI/F部、157…課金I/F部、158…ネットワークI/F部、160…処理回路、170…メモリIF部、172…メモリリーダ、173…メモリライタ、174…ハードディスク装置、176…フレキシブルディスクドライブ、178…CD−ROMドライブ、180…内部バス、190…スキャナ装置、202…記録メディア

Claims (18)

  1. 所定の画像入力ソースから所定の入力サイズの画像を取り込み、この取り込んだ画像を所定の出力サイズで出力する画像処理方法であって、
    前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な取込解像度を規定した対応表を用意しておき、
    前記入力サイズと前記出力サイズと前記対応表とに基づいて取り込む画像の解像度を設定し、
    この設定した解像度で処理対象の画像を取り込む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 所定の画像入力ソースから所定の入力サイズの画像を取り込み、この取り込んだ画像に対して画像品質に関わる所定の画像処理を施した後に、所定の出力サイズで出力する画像処理方法であって、
    前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを設定し、
    この設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  3. 前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを規定した対応表を用意しておき、
    前記入力サイズと前記出力サイズと前記対応表とに基づいて、前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な前記画像調整度合いを設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 所定の画像入力ソースから所定の入力サイズの画像を取り込み、この取り込んだ画像を所定の出力サイズで出力する画像処理装置であって、
    前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な取込解像度を規定した対応表を記憶する記憶部と、
    前記入力サイズと前記出力サイズと前記記憶部に記憶されている前記対応表とに基づいて取り込む画像の解像度を設定する入力解像度設定部と、
    前記入力解像度設定部により設定された解像度で処理対象の画像を取り込む画像取込部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記入力解像度設定部により設定された解像度で前記画像取込部が取り込んだ複数の画像を1つの出力媒体上に並べて出力する画像出力部
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶部が記憶している前記対応表の情報を変更する対応情報変更部
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記入力サイズを、前記画像取込部が取り込んだ画像に基づいて検知する入力画像サイズ検知部
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  8. 所定の画像入力ソースから所定の入力サイズの画像を取り込み、この取り込んだ画像に対して画像品質に関わる所定の画像処理を施した後に、所定の出力サイズで出力する画像処理装置であって、
    前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを設定する画像品質設定部とを備え、
    前記画像品質設定部が設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記画像品質設定部が設定した画像調整度合いに従って処理対象の画像に対して前記画像品質に関わる所定の画像処理を施す画像処理部
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像品質設定部が設定した画像調整度合いに従って前記画像入力ソースに画像調整指示を発する指示部
    を備え、
    前記画像入力ソースから、前記画像品質設定部が設定した画像調整度合いに従った品質の画像を取り込む
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像品質設定部は、出力画像の鮮鋭度に関する画像調整度合いを設定し、
    前記画像処理部は、前記画像品質設定部が設定した前記出力画像の鮮鋭度に関する画像調整度合いに基づいて画像を出力する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  12. 前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを規定した対応表を記憶する記憶部を備え、
    前記画像品質設定部は、前記入力サイズと前記出力サイズと前記記憶部に記憶されている前記対応表とに基づいて、前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な前記画像調整度合いを設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  13. 前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な取込解像度を規定した対応表を記憶する記憶部と、
    前記入力サイズと前記出力サイズと前記記憶部に記憶されている前記対応表とに基づいて取り込む画像の解像度を設定する入力解像度設定部と、
    前記入力解像度設定部により設定された解像度で処理対象の画像を取り込む画像取込部と
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  14. 前記画像品質設定部が設定した画像調整度合いに従って前記画像処理部により前記画像品質に関わる所定の画像処理が施された複数の画像を1つの出力媒体上に並べて出力する画像出力部
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  15. 前記記憶部が記憶している前記対応表の情報を変更する対応情報変更部
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  16. 前記入力サイズを、前記画像取込部が取り込んだ画像に基づいて検知する入力画像サイズ検知部
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  17. 所定の画像入力ソースから所定の入力サイズの画像を取り込み、この取り込んだ画像を所定の出力サイズで出力する画像処理をコンピュータにより行なうためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記入力サイズと、前記出力サイズと、前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な取込解像度を規定した対応表とに基づいて取り込む画像の解像度を設定する入力解像度設定部と、
    前記入力解像度設定部により設定された解像度で処理対象の画像を取り込ませる入力制御部と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  18. 所定の画像入力ソースから所定の入力サイズの画像を取り込み、この取り込んだ画像に対して画像品質に関わる所定の画像処理を施した後に、所定の出力サイズで出力する画像処理をコンピュータにより行なうためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記入力サイズと前記出力サイズとに応じた適切な画像調整度合いを設定する画像品質設定部と、
    前記画像品質設定部が設定した画像調整度合いに基づいて画像を出力させる出力制御部と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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