JP2005109805A - 携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フラッシュライトが点灯しているときに、RFバースト信号の送信が行われても、電池に過大な負荷がかかるのを抑制させた携帯通信端末を提供する。
【解決手段】 ユーザによるシャッター操作に基づいて発光するフラッシュライト6と、基地局A1から送信された制御信号を受信するとともに、基地局A1に対してRFバースト信号を送信する送受信部2と、電力を供給する電池5と、RFバースト信号の送信タイミングを示す制御信号に基づいて抑制イネーブル信号を生成するイネーブル信号生成部3と、抑制イネーブル信号に基づいてRFバースト信号の送信タイミングに同期させてフラッシュライト6に対する電力供給を抑制する電力供給抑制部4により構成される。
【選択図】 図2
【解決手段】 ユーザによるシャッター操作に基づいて発光するフラッシュライト6と、基地局A1から送信された制御信号を受信するとともに、基地局A1に対してRFバースト信号を送信する送受信部2と、電力を供給する電池5と、RFバースト信号の送信タイミングを示す制御信号に基づいて抑制イネーブル信号を生成するイネーブル信号生成部3と、抑制イネーブル信号に基づいてRFバースト信号の送信タイミングに同期させてフラッシュライト6に対する電力供給を抑制する電力供給抑制部4により構成される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、携帯通信端末に係り、さらに詳しくは、ユーザによるシャッター操作に基づいて発光するフラッシュライトなどを備えた携帯通信端末の改良に関する。
近年、デジタルカメラ搭載の携帯電話機が普及してきている。この様な携帯通信端末に搭載されるデジタルカメラは、端末内蔵のアプリケーションプログラムにより動作し、フレームごとの画像データを一時保存用メモリに順次に一時記憶させることによって被写体の撮影が行われる。そして、ユーザがシャッター操作を行うと、このシャッター操作に基づいて1フレーム分の画像データがデータ保存用メモリに取り込まれ、撮影が完了する。この様にして撮影された被写体の画像データは、電子メールとして相手端末に送信したり、LCD(Liquid Crystal Display)に表示させることができる。
最近では、昼間だけでなく、夜間や逆光時にも被写体の撮影が行える携帯通信端末も製品化されている(例えば、特許文献1)。この様な携帯通信端末には、光量不足を補うためのフラッシュライトが備えられ、デジタルカメラによる撮影に連動して点灯させることができる。このフラッシュライト(「ストロボ」(商標)と呼ばれることもある)は、ユーザによるシャッター操作に基づいて発光するLED(Light Emitting Diode)などの発光手段からなる。
デジタルカメラによる撮影時には、デジタルカメラや、アプリケーションプログラム、LCDなどが同時に動作するので、電力の消費量が多くなる。特に、電力の消費量が他のものに比べて多いフラッシュライトが点灯すると、端末における電力消費量が著しく増大する。一般に、電子メールの着信時や端末の位置登録時などには、端末から基地局に対してRF(Radio Frequency)バースト信号が送信される。このRFバースト信号の送信にも電力が比較的多く消費される。端末の各部に供給される電力は、通常、全て端末内蔵の電池から供給されるので、フラッシュライトの点灯中に、RFバースト信号の送信が行われると、一時的に電池に高い負荷がかかってしまうという問題があった。例えば、端末におけるシステムの正常な動作が保証された電圧を電池の供給電圧が下回ってしまうというようなことが考えられる。
また、RFバースト信号の送信タイミングは、基地局からの制御信号に基づいて決定されるので、端末では制御することができない。このため、フラッシュライトの点灯及びRFバースト信号の送信が同時に起こってしまうのを回避することができないという問題もあった。
図7は、従来の携帯通信端末におけるRFバースト信号の送信に伴う供給電圧の低下の様子を示した概略図であり、電力消費量が少ない場合及び電力消費量が多い場合における電圧低下時の様子が示されている。基地局に対して端末から送信されるRFバースト信号は、基地局からの制御信号に基づいて生成される送出同期信号(Tx)101に同期させて送出される。この送出同期信号101は、一定の周期(5ms程度)を有するパルス信号であり、RFバースト信号のバースト送信期間に相当するパルス幅は、0.5ms程度である。この様なRFバースト信号の送信による電力消費量(電流値換算)は、通信方式としてGSM(Global System for Mobile Communications)方式を採用した携帯電話機の場合で約1.5A、PDC(Personal Digital Cellular)方式を採用した携帯電話機の場合で約800mAである。
電池の供給電圧は、負荷のないときで3.6V程度であり、電力消費量が少ない場合の供給電圧102は、RFバースト信号が送出されても、端末におけるシステムの保証電圧(2.8V程度)を下回ることはない。しかし、電力消費量が多い場合、特に、電流値換算で最大600〜700mAの電力を消費するフラッシュライトが点灯している場合の供給電圧103は、RFバースト信号が送信されるバースト送信期間において電池に高い負荷がかかり、システムの保証電圧を下回ってしまう。
特開2003−219062号公報
上述した通り、従来の携帯通信端末では、フラッシュライトの点灯中に、RFバースト信号の送信が行われると、電池の供給電圧が端末におけるシステムの保証電圧より低下しかねないという問題があった。また、フラッシュライトの点灯及びRFバースト信号の送信が同時に起こってしまうのを回避することができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、システムの信頼性を向上させた携帯通信端末を提供することを目的としている。特に、一時的に電池に過大な負荷がかかるのを抑制することができる携帯通信端末、例えば、電池からの供給電圧が端末におけるシステムの保証電圧を下回ることのない携帯通信端末を提供することを目的としている。
本発明による携帯通信端末は、ユーザによるシャッター操作に基づいて発光する発光手段と、バースト送信期間が上記発光手段の発光期間よりも短いRFバースト信号を基地局に対して送信するRFバースト送信手段と、上記発光手段及び上記RFバースト送信手段に電力を供給する電力供給手段と、上記RFバースト信号の送信タイミングに基づいて、上記発光手段に対する電力供給を抑制する電力供給抑制手段により構成される。
この様な構成によれば、シャッター操作に基づいて発光手段が点灯しているときにRFバースト信号の送信が行われても、RFバースト信号の送信タイミングに基づいて発光手段に対する電力供給が抑制されるので、電力供給手段にかかる負荷を軽減することができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記電力供給抑制手段が、少なくとも上記RFバースト信号のバースト送信期間中、上記発光手段に対する電力供給を停止させるように構成される。この様な構成によれば、発光手段の発光期間より短い送信期間で送信されるRFバースト信号の送信期間中だけ電力供給が停止されるので、電力供給手段からの供給電圧が低下するのを抑制することができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、基地局から送信された制御信号を受信する受信手段と、上記RFバースト信号の送信タイミングを示す上記制御信号に基づいて抑制イネーブル信号を生成するイネーブル信号生成手段を備え、上記RFバースト送信手段が、上記制御信号に基づいて上記RFバースト信号を送信し、上記電力供給抑制手段が、上記抑制イネーブル信号に基づいて、上記RFバースト信号の送信タイミングに同期させて電力供給を抑制するように構成される。この様な構成によれば、RFバースト信号の送信タイミングを示す制御信号に基づいて生成される抑制イネーブル信号によって電力供給の抑制が行われるので、RFバースト信号の送信タイミングに同期させての電力供給の抑制を容易に行うことができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記電力供給抑制手段が、上記RFバースト信号の送信開始より予め定められた期間前に電力供給の抑制を開始するように構成される。この様な構成によれば、RFバースト信号の送信開始より前に電力供給の抑制が開始されるので、発光手段に対する電力供給の抑制処理に十分な時間を要する場合に、電力供給手段からの供給電圧の低下を確実に抑制することができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記電力供給抑制手段が、上記RFバースト信号の送信終了から予め定められた期間経過後に電力供給の抑制を解除するように構成される。この様な構成によれば、RFバースト信号の送信終了から一定期間経過後に電力供給の抑制が解除されるので、RFバースト信号の送信終了後、電力供給手段からの供給電圧の回復に十分な時間を要する場合に、電力供給手段からの供給電圧の低下を確実に抑制することができる。
本発明の携帯通信端末によれば、シャッター操作に基づいて発光手段が点灯しているときにRFバースト信号の送信が行われても、RFバースト信号の送信タイミングに基づいて発光手段に対する電力供給が抑制されるので、電力供給手段にかかる負荷を軽減することができる。従って、電力供給手段に一時的に過大な負荷がかかるのを抑制することができるので、システムの信頼性を向上させることができる。
実施の形態1.
図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一例を示した図であり、フラッシュライト6を備えた携帯電話機1の外観が示されている。図中の(a)には、携帯電話機1の操作面側、すなわち、折り畳み式形状を開いた状態での内側が示され、(b)には、折り畳み式形状を閉じた状態でのカメラ搭載側が示されている。
図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一例を示した図であり、フラッシュライト6を備えた携帯電話機1の外観が示されている。図中の(a)には、携帯電話機1の操作面側、すなわち、折り畳み式形状を開いた状態での内側が示され、(b)には、折り畳み式形状を閉じた状態でのカメラ搭載側が示されている。
操作面側には、シャッター音を出力するためのスピーカ12と、画像データを表示するためのLCD7と、操作入力を行うための複数の操作キーからなる操作入力部9とが設けられている。操作入力部9には、カメラモードキー9aが含まれている。また、操作面側の反対側には、発光手段としてのフラッシュライト6と、被写体を撮影するためのデジタルカメラ11とが設けられている。
カメラモードキー9aは、携帯電話機1の動作モードをカメラモードに移行させるための操作キーであり、カメラモードでは、デジタルカメラ11により撮影された画像データがLCD7に順次に表示される。このカメラモード中は、必要に応じてユーザの操作によりフラッシュライト6を点灯(予備発光)させることができる。この様な状態において、ユーザがシャッター操作を行えば、そのシャッター操作に基づいて画像データが取り込まれるとともに、シャッター音がスピーカ12から出力される。このとき、シャッター操作に連動してフラッシュライト6を本発光させることができる。本実施の形態による携帯電話機1では、フラッシュライト6が点灯している場合、当該フラッシュライト6に対して供給される電力を抑制する処理が行われる。
図2は、図1の携帯電話機1内部の一構成例を示したブロック図である。図中の2は送受信部、3はイネーブル信号生成部、4は電力供給抑制部、5は電池(BATT)、6はフラッシュライト、7はLCD、8はLCD用バックライト、9は操作入力部、10は操作パネル用バックライト、11はデジタルカメラ、12はスピーカ、13は一時保存用メモリ、14はデータ保存用メモリ、15はCPUである。なお、図1に示された構成要素に相当するブロックには同一の符号を付している。携帯電話機1では、基地局A1からの制御信号に基づいて送信するRFバースト信号の送信時にフラッシュライト6に対する電力供給の抑制処理が行われる。
基地局A1は、移動体通信を中継する通信設備であり、当該基地局A1が管理するサービスエリア内の携帯電話機1に対し、必要に応じて制御信号の送信を行っている。例えば、携帯電話機1を宛先とする電子メール(パケットデータ)の着信時や、GPRS(General Packet Radio Service)による携帯電話機1の位置登録時に制御信号が送信される。この制御信号は、通信チャネルの割り当てを行うための信号であり、例えば、時分割多重通信におけるタイムスロットが携帯電話機1に割り当てられる。従って、制御信号には、RFバースト信号の送信タイミングを指示するためのデータが含まれている。本実施の形態では、この様な制御信号に基づいて、RFバースト信号の送信が行われるとともに、電力供給の抑制処理が行われる。
フラッシュライト6は、被写体に対して白色光を照射し、暗い場所でもデジタルカメラ11による撮像を可能にする発光手段であり、LEDなどの発光素子からなるモバイルライトである。例えば、操作入力部9におけるシャッター操作に基づいて発光し、デジタルカメラ11による撮影に連動して点灯させることができる。また、電子メールなどの着信時にも点灯させることができる。このフラッシュライト6は、CPU15の指示に基づいて、輝度の異なる2段階の発光状態で点灯させることができる。ここでは、シャッター操作時にデジタルカメラ11への入射光量を増大させるためにフラッシュライト6を高輝度で点灯させた発光状態を本発光と呼び、撮影中に眩しくない程度にフラッシュライト6を低輝度で点灯させた発光状態を予備発光と呼ぶことにする。
LCD7は、デジタルカメラ11により撮影された画像データなどを画面表示する液晶表示装置であり、LCD用バックライト8により表示画面の照明が行われる。操作入力部9は、シャッター操作などの入力操作が行われるキー操作パネルからなり、操作パネル用バックライト10により操作パネル部分の照明が行われる。
デジタルカメラ11は、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)やCMOSイメージセンサなどの撮像素子からなり、画素ごとの輝度レベルからなる画像データをフレームごとに生成している。この画像データを一時保存用メモリ13に順次に一時記憶させることによって被写体の撮影が行われる。ユーザがシャッター操作を行うと、このシャッター操作に基づいて1フレーム分の画像データがデータ保存用メモリ14に取り込まれ、撮影が完了する。この様にして撮影された被写体の画像データは、電子メールとして相手端末に送信したり、LCD7に画面表示させることができる。
撮影時におけるフレームレートは、周囲が明るい場合、1秒当たり10フレームであり、周囲が暗い場合には、1秒当たり2.5フレームである。つまり、1フレーム分の撮像期間(フレーム周期)は、周囲が明るい場合、100msであり、周囲が暗い場合には、400msである。従って、RFバースト信号の送信期間(0.5ms程度)は、上記1フレーム分の撮像期間に比べて十分短いので、このバースト送信期間中、フラッシュライト6に対する電力供給を停止させても、画像データに対する影響は少ないと考えられる。スピーカ12は、音声の出力装置であり、シャッター操作に基づいてシャッター音の出力が行われる。
送受信部2は、基地局A1から送信された制御信号の受信処理と、基地局A1に対するRFバースト信号の送信処理とを行っている。送受信部2では、受信した制御信号に基づいて、RFバースト信号の送信タイミングを示す送出同期信号(Tx)が生成される。受信した制御信号の一部は、イネーブル信号生成部3へ出力される。一方、RFバースト信号の送信処理では、送出同期信号に同期させてRFバースト信号が送出される。このRFバースト信号の送信が行われるバースト送信期間は、フラッシュライト6の発光期間より短い。また、RFバースト信号は、上記発光期間より短い周期で繰り返し送信される。
イネーブル信号生成部3は、送受信部2からの制御信号に基づいて抑制イネーブル信号(Txen)の生成を行っている。この抑制イネーブル信号は、フラッシュライト6に対する電力供給の抑制タイミングを示すパルス信号である。生成した抑制イネーブル信号は、電力供給抑制部4へ順次に出力される。
電力供給抑制部4は、イネーブル信号生成部3からの抑制イネーブル信号に基づいて、フラッシュライト6に対する電力供給の抑制処理を行っている。すなわち、CPU15を介して電池5からフラッシュライト6に供給される電力を抑制イネーブル信号に同期させて抑制する処理が行われる。従って、RFバースト信号の送信タイミングに同期させて電力供給を抑制することができる。この電力供給の抑制処理によって、フラッシュライト6が点灯しているときにRFバースト信号の送信が繰り返し行われても、CPU15に対する電池5からの供給電圧の低下を抑制することができる。ここでは、少なくともRFバースト信号の送信期間中、フラッシュライト6に対する電力供給を停止させるものとする。これによって、RFバースト信号の送信期間内において一時的に電池5に過大な負荷がかかるのを防止することができるので、電池5からの供給電圧がシステムの保証電圧を下回るのを確実に防止することができる。
電池(BATT)5は、充電可能な直流電源であり、CPU15を介して各部へ電力の供給を行っている。カメラモードにおける撮影時には、デジタルカメラ1が動作し、撮影された画像データがLCD7に表示され、シャッター操作によってフラッシュライト6も点灯するので、電池5に高い負荷がかかる。例えば、各部における電力消費量(電流値換算)は、フラッシュライトが最大600〜700mA、LCD用バックライト8が100mA程度、操作パネル用バックライト10が50mA程度、デジタルカメラ11が最大200mA、スピーカ12が最大80〜100mAである。特に、電力消費量が他のものに比べて多いフラッシュライト6の点灯時には、極めて高い負荷状態となる。このため、負荷の大きいフラッシュライト6に対する電力供給を抑制することによって、電池5に過大な負荷がかかるのを効果的に防止することができる。
図3は、図2の携帯電話機1における要部の構成例を示した回路図であり、電池5からの電力供給を抑制イネーブル信号(Txen)により抑制してフラッシュライト6を点灯させるための構成が示されている。フラッシュライト6は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つのLED22と、LED22を流れる電流を制御する3つの電流制御回路23と、昇圧用のDC/DCコンバータ21とからなる。電流制御回路23は、各LED22の出力側にそれぞれ設けられる定電流源である。各LED22は並列に接続され、緑及び青のLED22にはDC/DCコンバータ21による昇圧後の電力が供給される。各LED22の輝度調整や、色のバランス調整は、各電流制御回路23による電流調整により行われる。
電力供給抑制部4は、各LED22の出力端にそれぞれ接続される3つのトランジスタからなり、エミッタ側はそれぞれ接地されている。各トランジスタのベース側には、イネーブル信号生成部3からの抑制イネーブル信号の位相反転信号がそれぞれ入力され、抑制イネーブル信号がオンすると、各LED22に対する電力供給が停止する。従って、RFバースト信号の送信タイミングに同期させてフラッシュライト6をオフすることができる。なお、各トランジスタは、CPU15の指示に基づく通常のオンオフ動作も行っている。
図4は、フラッシュライトの発光タイミング及び送出同期信号の生成タイミングの一例を比較して示した図である。フラッシュライト6は、ユーザによるシャッター操作に基づいて所定の発光期間点灯される。この発光期間は、被写体の撮影時における周囲の明るさに基づいて定められ、例えば、周囲が暗い場合には、1フレーム分の撮像期間に合わせて約400msである。一方、RFバースト信号の送信タイミングを示す送出同期信号(Tx)31は、約5msの周期で生成されるので、上記発光期間内にRFバースト信号を80回送出することができる。つまり、RFバースト信号の送信期間は、発光期間に比べて十分短いので、送信期間中フラッシュライト6に対する電力供給を停止させても、画像データに対する影響は少ないと考えられる。
図5は、図2の携帯電話機1において送出同期信号に基づいて変化する電池の電圧レベルと、抑制イネーブル信号に基づいて変化するフラッシュライトの供給電力とを比較して示した図である。電池5の電圧レベル42は、送出同期信号(Tx)41の立ち上がりに同期して低下し始め、やがて飽和に達する。その後、電圧レベル42は、送出同期信号41の立ち下がりに同期して増加し始め、送出同期信号41の立ち下がりから一定の遅延期間A3経過すると元のレベルにまで回復する。
一方、フラッシュライト6の供給電力44は、抑制イネーブル信号(Txen)43の立ち上がりに同期して低下し始め、立ち上がりから一定の遅延期間A2経過後にオフとなる。その後、抑制イネーブル信号43の立ち下がりに同期してオンとなる。DC/DCコンバータ21を構成するコンデンサーの充放電には十分な時間を要するので、フラッシュライト6に対する電力供給を停止させてもすぐに電力消費量が下がるわけではなく、電力供給の停止動作から一定の遅延期間A2だけ遅延して供給電力44がオフする。抑制イネーブル信号43は、フラッシュライト6におけるこの様な遅延動作を考慮して予め定められた遅延期間A2に基づいて、送出同期信号41の立ち上がりより遅延期間A2だけ前に立ち上がる。つまり、RFバースト信号の送信開始より前にフラッシュライト6に対する電力供給の停止動作が行われる。
また、電池5内における化学変化には十分な時間を要するので、RFバースト信号の送信が終了してもすぐに電圧レベル42が回復するわけではなく、元のレベルにまで回復するには、RFバースト信号の送信終了から一定の遅延期間A3を要する。抑制イネーブル信号43は、電池5におけるこの様な遅延期間A3を考慮して予め定められた遅延期間A3に基づいて、送出同期信号41の立ち下がりから遅延期間A3だけ後に立ち下がる。つまり、RFバースト信号の送信終了から遅延期間A3経過後にフラッシュライト6に対する電力供給の抑制動作が解除され、供給電力44がオンする。この様にすることによって、RFバースト信号の送信期間中における電池の電圧レベル42を一定レベル以上に確実に保持することができる。
図6は、シャッター操作に基づいて取り込まれる画像データの取り込みタイミングと、シャッター操作に連動して本発光するフラッシュライトの発光タイミングとを比較して示した図である。フラッシュライト6は、発光タイミング52をシャッター操作に基づいてデータ保存用メモリ14に取り込まれる画像データの取り込みタイミング51に同期させて本発光している。
撮影動作中における操作入力によってフラッシュライト6の点灯モードとなり、この点灯モードに移行した時点でフラッシュライト6が予備発光する。予備発光時の発光レベルは、電流値換算で100mA程度であり、一定期間点灯させることができる。この予備発光状態でシャッター操作が行われると、1フレーム分の撮像期間(400ms)中だけ本発光する。本発光時の発光レベルは、600mA程度である。この様なフラッシュライト6の点灯期間53中にRFバースト信号の送信処理が行われると、フラッシュライト6に対する電力供給の抑制処理が行われる。
本実施の形態によれば、基地局A1に対するRFバースト信号の送信タイミングに基づいて、フラッシュライト6に対する電力供給が抑制されるので、シャッター操作に基づいてフラッシュライト6が点灯しているときにRFバースト信号の送信が行われても、電池5にかかる負荷を軽減することができる。特に、電池5からの供給電圧が携帯電話機1におけるシステムの保証電圧を下回るのを防止することができる。また、RFバースト信号の送信時において、フラッシュライト6の点灯による電池5の供給電圧のドロップを抑制することができるので、容量が小さい電池を用いることができる。
なお、本実施の形態では、電力消費量が多いフラッシュライト6に対する電力供給が抑制される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、LCD用バックライト8や、操作パネル用バックライト10、スピーカ12に対する電力供給を抑制するようなものであっても良い。
また、本実施の形態では、RFバースト信号の送信時にフラッシュライト6に対する電力供給が停止される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、RFバースト信号の送信時にフラッシュライト6の発光量を所定レベル以下に低減させるようなものであっても良い。このようにしても、フラッシュライト6に対して供給される電力を抑制することができるので、電池5にかかる負荷を軽減させることができる。
また、本実施の形態では、時分割多重通信におけるタイムスロットを割り当てるための制御信号に基づいてRFバースト信号が生成され、RFバースト信号の送信タイミングに基づいて電力供給の抑制処理が行われる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、RFバースト信号の送信タイミングが端末側では制御できないような通信方式を採用する携帯通信端末に適用することができる。特に、基地局A1から送信される信号に基づいて、送信タイミングが決定されるケースに好適である。
1 携帯電話機
2 送受信部
3 イネーブル信号生成部
4 電力供給抑制部
5 電池(BATT)
6 フラッシュライト
7 LCD
8 LCD用バックライト
9 操作入力部
9a カメラモードキー
10 操作パネル用バックライト
11 デジタルカメラ
12 スピーカ
13 一時保存用メモリ
14 データ保存用メモリ
15 CPU
21 DC/DCコンバータ
22 LED
23 電流制御回路
31,41 送出同期信号(Tx)
43 抑制イネーブル信号(Txen)
A1 基地局
A2,A3 遅延期間
2 送受信部
3 イネーブル信号生成部
4 電力供給抑制部
5 電池(BATT)
6 フラッシュライト
7 LCD
8 LCD用バックライト
9 操作入力部
9a カメラモードキー
10 操作パネル用バックライト
11 デジタルカメラ
12 スピーカ
13 一時保存用メモリ
14 データ保存用メモリ
15 CPU
21 DC/DCコンバータ
22 LED
23 電流制御回路
31,41 送出同期信号(Tx)
43 抑制イネーブル信号(Txen)
A1 基地局
A2,A3 遅延期間
Claims (5)
- ユーザによるシャッター操作に基づいて発光する発光手段と、
バースト送信期間が上記発光手段の発光期間よりも短いRFバースト信号を基地局に対して送信するRFバースト送信手段と、
上記発光手段及び上記RFバースト送信手段に電力を供給する電力供給手段と、
上記RFバースト信号の送信タイミングに基づいて、上記発光手段に対する電力供給を抑制する電力供給抑制手段とを備えたことを特徴とする携帯通信端末。 - 上記電力供給抑制手段は、少なくとも上記RFバースト信号のバースト送信期間中、上記発光手段に対する電力供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
- 基地局から送信された制御信号を受信する受信手段と、
上記RFバースト信号の送信タイミングを示す上記制御信号に基づいて抑制イネーブル信号を生成するイネーブル信号生成手段とを備え、
上記RFバースト送信手段は、上記制御信号に基づいて上記RFバースト信号を送信し、
上記電力供給抑制手段は、上記抑制イネーブル信号に基づいて、上記RFバースト信号の送信タイミングに同期させて電力供給を抑制することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。 - 上記電力供給抑制手段は、上記RFバースト信号の送信開始よりも予め定められた期間早く電力供給の抑制を開始することを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
- 上記電力供給抑制手段は、上記RFバースト信号の送信終了から予め定められた期間の経過後に電力供給の抑制を解除することを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
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---|---|---|---|
JP2003339543A JP2005109805A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 携帯通信端末 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8892169B2 (en) | 2012-10-11 | 2014-11-18 | Nec Casio Mobile Communications Ltd. | Mobile terminal, display control method thereof, and non-transitory computer readable medium storing display control program |
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2003
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8892169B2 (en) | 2012-10-11 | 2014-11-18 | Nec Casio Mobile Communications Ltd. | Mobile terminal, display control method thereof, and non-transitory computer readable medium storing display control program |
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