JP2005108789A - モールドセパレータおよび固体高分子形燃料電池 - Google Patents

モールドセパレータおよび固体高分子形燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】モールド成形における溝凸部(流路溝間の部位)の欠けやセパレータ自身の割れの発生を抑えて歩留まりを高め、固体高分子形燃料電池に適用した際に、反応ガスの供給の阻害やMEAの膨潤に起因するセル電圧の不安定化やセル電圧の低下速度の増大の発生を抑制でき、さらには固体高分子電解質膜の亀裂の発生を抑制できるモールドセパレータおよびそれを用いた固体高分子形燃料電池を得る。
【解決手段】多数本の流路溝3が酸化剤ガス入口マニホールド6から酸化剤ガス出口マニホールド7に至るようにモールドセパレータ1の一面のほぼ全面に蛇腹状に形成されて、第1反応ガス流路2を構成している。そして、溝方向を平行とする流路溝3の領域において、同一側に位置する溝側面がモールドセパレータ1の一面に対して鋭角な傾斜側面4に形成され、他方の側面はモールドセパレータ1の一面に対して直角な直角側面5に形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、カーボン粒子と樹脂との混練物や膨張黒鉛をモールド成形して作製されるモールドセパレータおよびそれを用いた固体高分子形燃料電池に関するものである。
固体高分子形燃料電池に適用されるセパレータは、酸化剤ガス、燃料あるいは冷却水の流路となる断面U字状の流路溝が矩形板状の表面に形成されている。そして、流路溝がセパレータのほぼ全面に蛇行して細かいピッチで形成され、ガス拡散電極とガスとの接触面積を増加させるようになっている。なお、セパレータの両面を使って、酸化剤ガス流路、燃料流路および冷却水流路のうちの2つの流路を形成したり、1つの流路を形成したりされるが、これは燃料電池スタックの構成に依存する。
従来のセパレータでは、切削加工により黒鉛平板に流路溝を形成していた。この流路溝の両側面は、切削加工により形成されることから、セパレータ表面に対して直角な側面となっている。しかし、切削加工はセパレータ1枚当たり数万円かかり、実用的ではなかった。
このことから、カーボン粉末と合成樹脂とを混練して金型に圧縮もしくは射出してセパレータを成形するモールド成形が経済的な方法として広く用いられていた。しかし、モールド成形により、セパレータ表面に対して直角な両側面を有する流路溝を形成する場合、溝凸部(流路溝間の部位)の一部が欠けたり、金型を抜くときに大きな力を必要とし、セパレータ自身が割れたりして、歩留まりが極めて悪くなる。
そこで、流路溝を形成するための金型凸部を台形断面形状とし、成形されたモールドセパレータを金型から抜き易くする対策が採られている。この従来のモールドセパレータに形成された流路溝の両側面は、セパレータ表面に対して鋭角な傾斜側面となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−143722号公報
固体高分子形燃料電池は、電極・膜接合体(以下、MEAという)とセパレータとを交互に重ね合わせて構成されている。このMEAは、通常、触媒層が両面に形成された固体高分子電解質膜を酸化剤電極および燃料電極で挟持し、ホットプレスによって一体化されている。そして、この固体高分子形燃料電池は、80℃程度の温度で運転され、生成水が水蒸気ではなく、主として液体の液滴として排出される。そこで、固体高分子形燃料電池は、液滴が排出されやすいようにMEAとセパレータとの積層方向を水平として、即ちセパレータを鉛直方向として使用されている。
液滴は重力によって電極基材から剥がれ落ちて流路溝の下側の側面を転がって排出される。酸化剤ガス側と燃料側が元々飽和水蒸気に近いレベルまで加湿されているので、生成水によって生じる液滴は、酸化剤ガス側および燃料側の両方に生じる。そして、液滴が流路溝に滞留すると、反応ガスの流れが妨げられ、セル電圧が大きく低下したり、燃料欠乏によってセパレータのカーボンが腐蝕するなどの不具合が生じることになる。
ここで、流路溝の両側面が傾斜側面に形成されている従来のモールドセパレータを採用した固体高分子形燃料電池を運転した場合、セル電圧の変動が大きく、セル電圧の低下率が大きく、さらには固体高分子電解質膜に亀裂ができるなどの不具合が発生しやすいという問題があった。
そこで、本出願人は、鋭意研究した結果、従来のモールドセパレータを採用した固体高分子形燃料電池を運転した場合に発生する上述した問題は、ガス流路を構成する流路溝の側面形状が原因であることを見出し、本発明を発明したものである。
つまり、従来のモールドセパレータを採用した固体高分子形燃料電池の単セル70においては、図13に示されるように、液滴29は、流路溝63の側面を流れるのではなく、流路溝63と電極基材33、35との間の空間に挟まれて流れていくことになる。この部分は、鋭角になっており、液滴29を保持しやすい。また、電極基材33,35に親水性の部分があると、液滴29が容易に吸収され、MEA31が膨潤する。そして、応力がこの部分に集中し、亀裂を発生しやすい部分となっていた。また、流路溝63にも電極基材33、35を通じて反応ガスを供給する必要があるが、電極基材33、35のかなりの部分を液滴29が塞いでしまい、反応ガスの拡散を阻害したり、液滴29からの水蒸気の蒸発が、その周囲の反応ガスの濃度を低くして、セル電圧を不安定にしていた。
この発明は、モールド成形における溝凸部(流路溝間の部位)の欠けやセパレータ自身の割れの発生を抑えて歩留まりを高め、固体高分子形燃料電池に適用した際に、反応ガスの供給の阻害やMEAの膨潤に起因するセル電圧の不安定化やセル電圧の低下速度の増大の発生を抑制でき、さらには固体高分子電解質膜の亀裂の発生を抑制できるモールドセパレータおよびそれを用いた固体高分子形燃料電池を得ることを目的とする。
この発明によるモールドセパレータは、カーボン粒子と樹脂との混練物又は膨張黒鉛の平板をモールド成形してなるモールドセパレータであって、上記モールドセパレータの少なくとも一面に複数本の流路溝が形成され、上記複数本の流路溝のそれぞれは、一方の溝側面が上記モールドセパレータの表面に対して直角になるように形成され、他方の溝側面が上記モールドセパレータの表面に対して鋭角になるように形成されている。
また、この発明による固体高分子形燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に酸化剤電極と燃料電極とが接合一体化された電極・膜接合体と、セパレータとを交互に積層して構成された積層体を有し、酸化剤ガス流路溝が上記セパレータの酸化剤電極に面する有効面積部に酸化剤ガス入口マニホールドから酸化剤ガス出口マニホールドに至るように形成され、燃料流路溝が上記セパレータの燃料電極に面する有効面積部に燃料入口マニホールドから燃料出口マニホールドに至るように形成されており、上記積層体を横積みにして運転される固体高分子形燃料電池であって、鉛直方向に立てて並べられている上記セパレータの上記酸化剤ガス流路溝および上記燃料流路溝の溝方向を水平方向とする領域における鉛直方向下側の溝側面が、上記酸化剤電極および上記燃料電極の面する電極に対して直角に接するように形成され、鉛直方向に立てて並べられている上記セパレータの上記酸化剤ガス流路溝および上記燃料流路溝の溝方向を水平方向とする領域における鉛直方向上側の溝側面が、上記酸化剤電極および上記燃料電極の面する電極に対して鋭角に接するように形成されている。
この発明によれば、流路溝の一方の側面がモールドセパレータの一面に対して傾斜しているので、モールドセパレータを金型から抜き易くなり、溝凸部(流路溝間の部位)の欠けやセパレータ自身の割れの発生が抑えられ、歩留まりが高められる。また、固体高分子形燃料電池の運転時に、生成水によって生じる液滴が速やかに排出されるので、反応ガスが阻害されることなく流れ、セル電圧の安定化やセル電圧の低下の抑制が図られるとともに、電極・膜接合体(MEA)の膨潤に起因する固体高分子電解質膜の亀裂の発生を抑制できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るモールドセパレータを示す平面図、図2は図1のII−II矢視断面におけるモールドセパレータを金型から抜く状態を説明する断面図である。
図1において、モールドセパレータ1は、フェノール樹脂とカーボン粒子との混練物をモールド成形して矩形平板状に作製されている。そして、各マニホールドがモールドセパレータ1の相対する1対の辺の縁部にそれぞれ形成されている。つまり、第1反応ガス入口マニホールド6、冷却水入口マニホールド10および第2反応ガス出口マニホールド9がモールドセパレータ1の1辺に穿設され、第2反応ガス入口マニホールド8、冷却水出口マニホールド11および第1反応ガス出口マニホールド7がモールドセパレータ1の相対する他辺に穿設されている。なお、第1反応ガスが酸化剤ガスに対応し、第2反応ガスが燃料に対応する。
さらに、流路溝3が、第1反応ガス入口マニホールド6からモールドセパレータ1の相対する他の1対の辺と平行に第2反応ガス入口マニホールド8の近傍まで延び、そこで直角に曲げられて冷却水出口マニホールド11の近傍まで延び、そこで直角に曲げられて冷却水入口マニホールド10の近傍まで延び、そこで直角に曲げられて第2反応ガス出口マニホールド9の近傍まで延び、さらに直角に曲げられて第1反応ガス出口マニホールド7に至るように形成されている。このように、流路溝3が、第1反応ガス入口マニホールド6から第1反応ガス出口マニホールド7に至るようにモールドセパレータ1の一面のほぼ全面(有効面積部)に蛇腹状に多数本形成されて、第1反応ガス流路2が構成されている。なお、図1では、説明の便宜上2本の流路溝3が示されているが、実際には、多数本の流路溝3が形成されている。
この第1反応ガス流路2の各流路溝3の両側面が、図2に示されるように、モールドセパレータ1の一面に対して鋭角な傾斜側面4と、モールドセパレータ1の一面に対して直角の直角側面5とから構成されている。そして、第1反応ガス流路2を構成する平行に配列されている流路溝3部分においては、溝方向と直交する方向に関して、同一側に位置する各流路溝3の側面がモールドセパレータ1の一面に対して鋭角な傾斜側面4に形成されている。つまり、図1中、左右方向に延びる流路溝3の部分では、上側に位置する側面が傾斜側面4に形成され、上下方向に延びる流路溝3の部分では、左側に位置する側面が傾斜側面4に形成されている。
つぎに、このモールドセパレータ1のモールド成形に適用されるモールド上金型12について説明する。
モールド上金型12は、図2に示されるように、金型凸部13が、モールド上金型12の一面に、第1反応ガス流路2の流路溝パターンと面対称のパターンに形成されている。そして、金型凸部13の両側面が、モールド上金型12の一面に対して傾斜する傾斜側面14と、直角な直角側面15となっている。
ついで、モールドセパレータ1のモールド成形について説明する。
まず、モールド上金型12を下金型(図示せず)にセットし、フェノール樹脂とカーボン粒子との混練物を金型内に充填する。そして、モールド上金型12を加圧し、モールドセパレータ1が圧縮成形される。ついで、モールド上金型13が、図2中左斜め方向(図1中左上角方向)に抜かれた後、モールドセパレータ1が下金型から取り外される。
この実施の形態1によれば、第1反応ガス流路2の各流路溝3の両側面が、モールドセパレータ1の一面に対して鋭角な傾斜側面4と直角の直角側面5とから構成され、第1反応ガス流路2を構成する流路溝3の群中、平行に配列されている流路溝部分においては、各流路溝3の同一側に位置する側面が傾斜側面4に形成されているので、モールド上金型12を流路溝3の傾斜側面4に沿って抜くことができる。そこで、モールド上金型12を抜くのに大きな力が必要とならず、流路溝3間の部位の欠けやモールドセパレータ1自身の割れの発生を抑えることができ、歩留まりを高めることができる。
ここで、有効面積100cm級の金型を用いてフェノール樹脂とカーボン粒子との混練物の圧縮成形を20回にわたって実施し、実施の形態1によるモールドセパレータ1と比較例1によるモールドセパレータ50とをそれぞれ作製した。
なお、比較例1によるモールドセパレータ50は、図3および図4に示されるように、第1反応ガス流路52を構成する各流路溝53の両側面が、モールドセパレータ50の一面に対して直角の直角側面5で構成されている点を除いて、モールドセパレータ1と同様に構成されている。そして、このモールドセパレータ50のモールド成形に適用されるモールド上金型55の金型凸部56の両側面が、モールド上金型55の一面に対して直角な直角側面15となっている。そして、混練物の圧縮成形後、モールド上金型55が、図4中上方向に抜かれ、モールドセパレータ50が下金型から取り外される。
このように作製された20枚のモールドセパレータ1においては、流路溝3間の部位(溝凸部)の欠けが1枚にだけ発生し、セパレータ自身の割れの発生は全く確認されなかった。一方、比較例1においては、流路溝53間の部位(溝凸部)の欠けが16枚のモールドセパレータ50に発生し、さらにモールド上金型55を外す際に、5枚のモールドセパレータ50に割れや亀裂が発生した。
このことから、第1反応ガス流路2の各流路溝3の一方の側面に形成され傾斜側面4が金型からモールドセパレータ1を外し易くするのに役立っていることが明らかである。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係るモールドセパレータを示す平面図、図6は図5のVI−VI矢視断面におけるモールドセパレータを金型から抜く状態を説明する断面図である。
図5において、モールドセパレータ20では、流路溝23が、上述の流路溝3と同様に、第1反応ガス入口マニホールド6から第1反応ガス出口マニホールド7に至るようにモールドセパレータ20の一面のほぼ全面に蛇腹状に多数本形成されて、第1反応ガス流路22が構成されている。そして、第1反応ガス流路22の各流路溝23の両側面が、モールドセパレータ20の一面に対して鋭角な傾斜側面4と、モールドセパレータ20の一面に対して直角の直角側面5とから構成されている。そして、第1反応ガス流路22を構成する平行に配列されている流路溝23部分においては、各流路溝23の同一側に位置する側面が傾斜側面4に形成されている。さらに、流路溝23の直角側面5の9箇所にモールドセパレータ20の一面に対して鋭角な傾斜側面24(特定領域)が形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1によるモールドセパレータ1と同様に構成されている。
図6において、モールド上金型25の一面には、金型凸部26が、第1反応ガス流路22の流路溝パターンと面対称のパターンに形成されている。そして、金型凸部26の両側面が、モールド上金型25の一面に対して傾斜する傾斜側面14と、直角な直角側面15となっている。さらに、モールド上金型25の一面に対して傾斜する傾斜側面27が、流路溝23の傾斜側面24と対応するように、金型凸部26の直角側面15の9箇所に形成されている。
そして、モールドセパレータ20のモールド成形では、フェノール樹脂とカーボン粒子との混練物が圧縮成形された後、モールド上金型25が、図6中左斜め方向(図5中左上角方向)に抜かれる。
この実施の形態2においても、有効面積100cm級の金型を用いてフェノール樹脂とカーボン粒子との混練物の圧縮成形を25回にわたって実施し、モールドセパレータ20を作製したところ、25枚のモールドセパレータ20において、流路溝23間の部位(溝凸部)の欠けの発生や、セパレータ自身の割れの発生は全く確認されなかった。
従って、流路溝23の直角側面5の一部に形成されている傾斜側面27が、金型をモールドセパレータ20から容易に外すように作用することが明らかである。
そこで、この実施の形態2によれば、流路溝23間の部位の欠けやモールドセパレータ20自身の割れの発生を確実に抑えることができ、歩留まりを一層高めることができる。
なお、上記実施の形態2では、傾斜側面24が流路溝23の直角側面5の9箇所に設けられているものとしているが、傾斜側面24の形成箇所は9箇所に限定されるものではなく、モールドセパレータ20の大きさや流路溝23の配置パターン等を考慮し、適宜設定すればよい。
また、上記実施の形態1、2では、第1反応ガス流路2、22が一面に形成されたモールドセパレータ1、20について説明しているが、この発明は、第2反応ガス入口マニホールド8と第2反応ガス出口マニホールド9とを連通する第2反応ガス流路又は冷却水入口マニホールド10と冷却水出口マニホールド11とを連通する冷却水流路が一面に形成されるモールドセパレータ、さらには第1反応ガス流路、第2反応ガス流路および冷却水流路のうちの2つの流路が両面に形成されるモールドセパレータに適用しても同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態1、2では、フェノール樹脂とカーボン粒子との混練物を圧縮成形して作製されたモールドセパレータについて説明しているが、カーボン粒子と混練される樹脂はフェノール樹脂に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂から適宜選定される。また、本発明は、膨張黒鉛の平板を金型でプレス加工して流路溝を形成したモールドセパレータに適用しても同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。
図7において、単セル30は、上記実施の形態1による2枚のモールドセパレータ1によりMEA(電極・膜接合体)31を挟持して構成されている。MEA31は、酸化剤触媒層34が設けられた酸化剤電極基材33と燃料触媒層36が設けられた燃料電極基材35とにより固体高分子電解質膜32を挟み込み、ホットプレスにより一体化されて構成されている。また、モールドセパレータ1の一方は、流路溝3が第2反応ガス入口マニホールド8と第2反応ガス出口マニホールド9とを連通するように蛇腹状に形成されたものである。
なお、固体高分子電解質膜32には、例えばナフィオン(デュポン社の登録商標)、アシプレックス(旭化成(株)の登録商標)、フレミオン(旭硝子(株)の登録商標)等が用いられる。また、酸化剤電極基材33および燃料電極基材35には、例えばカーボン多孔質体が用いられ、酸化剤触媒層34および燃料触媒層36には、例えば白金をカーボン表面に担持させたものが用いられる。
また、図示していないが、単セル30を所定数積層し、冷却水流路が形成されたモールドセパレータを所定数の単セル30毎に配置して固体高分子形燃料電池が構成される。そして、固体高分子形燃料電池は、単セル30の積層方向を水平方向として使用される。
このように構成された単セル30に、燃料(水素75%、二酸化炭素25%、一酸化炭素20ppm)と空気とを加湿(燃料:70℃加湿、空気:70℃加湿)して供給し、80℃の温度で2ヶ月にわたって運転試験を実施した。この時、単セル30は、モールドセパレータ1の相対する他の一対の辺と平行に形成されている流路溝3の領域の溝方向を水平方向とし、かつ、この領域の傾斜側面4を上方に位置させるように、モールドセパレータ1が鉛直に配置されている。同時に、MEA31と比較例2としてのモールドセパレータ60とを用いて図13に示す比較例としての単セル70を構成し、同様に運転試験を実施した。
ここで、比較例2によるモールドセパレータ60は、図11および図12に示されるように、第1反応ガス流路62を構成する各流路溝63の両側面が、モールドセパレータ60の一面に対して鋭角な傾斜側面4で構成されている点を除いて、モールドセパレータ1と同様に構成されている。
この運転試験結果から、この実施の形態3による単セル30では、およそ1500時間の連続運転の間、セル電圧の変動は5mV以内で安定しており、セル電圧の低下率も6mV/1000hrと低いことが確認された。一方、比較例2のモールドセパレータ60を用いた単セル70では、セル電圧の変動が日増しに大きくなり、700時間後には20mV近く周期的に変動するようになり、セル電圧の低下率も20mV/1000hrと大きいことが確認された。
このように、モールドセパレータ1が鉛直に配置されている単セル30では、蛇腹状に形成された流路溝3は、溝方向を水平方向とする領域と、溝方向を鉛直方向とする領域とをとる。そこで、溝方向を水平方向とする流路溝3の領域では、生成水によって生じる液滴29は、図7に示されるように、流路溝3の直角側面5上を転がって流路溝3内を流れる。一方、溝方向を鉛直方向とする流路溝3の領域では、液滴29は、重力によって流路溝3内を落下する。そこで、液滴29は、流路溝3内に滞留することなく排出される。
その結果、セル電圧の変動が長期にわたって小さく抑えられ、セル電圧の低下率が小さい固体高分子形燃料電池(単セル30)が得られる。
一方、比較例としての単セル70では、溝方向を鉛直方向とする流路溝63の領域では、液滴29は、重力によって流路溝63内を落下するものの、溝方向を水平方向とする流路溝63の領域では、液滴29は、図13に示されるように、傾斜側面4と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域を流れることになり、液滴29が滞留しやすい。そこで、過度の液滴29が、流路溝63内に滞留して、反応ガスの拡散を阻害し、さらには液滴29からの水蒸気がその周囲の反応ガスの濃度を低くし、セル電圧を不安定したものと推考される。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。
図8において、単セル40は、上記実施の形態2による2枚のモールドセパレータ20によりMEA31を挟持して構成されている。また、モールドセパレータ20の一方は、流路溝23が第2反応ガス入口マニホールド8と第2反応ガス出口マニホールド9とを連通するように蛇腹状に形成されたものである。
このように構成された単セル40に、燃料(水素75%、二酸化炭素25%、一酸化炭素20ppm)と空気とを加湿(燃料:70℃加湿、空気:70℃加湿)して供給し、80℃の温度で2ヶ月にわたって運転試験を実施した。この時、単セル40は、モールドセパレータ20の相対する他の一対の辺と平行に形成されている流路溝23の領域の溝方向を水平方向とし、かつ、この領域の傾斜側面4を上方に位置させるように、モールドセパレータ20が鉛直に配置されている。
この運転試験結果から、この実施の形態4による単セル40では、およそ1500時間の連続運転の間、セル電圧の変動は5mV以内で安定しており、セル電圧の低下率も5mV/1000hrと低いことが確認された。また、セル電圧が、実施の形態3に対して、5mVほど高く、内部抵抗が低いことが確認された。
このように、この実施の形態4によれば、セル電圧の変動が長期にわたって小さく抑えられ、セル電圧の低下率が小さい、さらに高いセル電圧の固体高分子形燃料電池が得られる。
この単セル40では、溝方向を水平方向とする流路溝23の領域では、生成水によって生じる液滴29は、図8に示されるように、流路溝23の直角側面5上を転がって流路溝23内を流れる。また、液滴29の一部が、直角側面5の一部に形成された傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留される。一方、溝方向を鉛直方向とする流路溝23の領域では、液滴29は、重力によって流路溝23内を落下する。
ここで、傾斜側面24が形成されている流路溝23の領域では、流路断面積が他の流路溝23の領域の流路断面積より大きくなっている。そこで、液滴29は、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留する液滴29に阻害されることなく、溝方向を水平方向とする流路溝23の領域を流れることになるので、液滴29のほとんどが、流路溝23内に滞留することなく排出される。その結果、流路溝23内での液滴29の過度の滞留がなくなり、反応ガスがスムーズに流れ、さらに滞留する液滴29周囲の反応ガスの濃度の低下が抑えられるので、セル電圧の変動およびセル電圧の低下率が小さくなったものと推考される。
そして、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留される液滴29が、電極基材33、35に接触し、固体高分子電解質膜32の加湿に供せられるので、固体高分子電解質膜32がセル面内の9箇所で有効に加湿され、高いセル電圧が得られたものと推考される。
さらに、傾斜側面24がセル面内の9箇所に形成されているので、固体高分子電解質膜32の加湿に供せられる液滴29が僅かであり、MEA31の膨潤が抑えられ、MEA31の亀裂の発生が抑制される。
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。
図9において、単セル40Aでは、流路溝23の直角側面5の一部に形成された傾斜側面24に相対する電極基材33、35の電極基材部41が、他の部位より撥水性を弱められている。
なお、他の構成は上記実施の形態4と同様に構成されている。
ここで、スクリーン印刷によりポリエチレングリコールの粘液を電極基材33、35上の傾斜側面24と相対する領域に塗布し、該電極基材33、35をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ディスパージョンの希釈水溶液に浸漬した後乾かし、380℃で焼成し、撥水性が弱められた電極基材部41を形成している。
この単セル40Aでは、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留される液滴29は、電極基材33、35の撥水性を弱められた電極基材部41からしみ込み、固体高分子電解質膜32への加湿がより速やかに行われる。
この単セル40Aに、燃料(水素75%、二酸化炭素25%、一酸化炭素20ppm)と空気とを加湿(燃料:70℃加湿、空気:70℃加湿)して供給し、80℃の温度で1ヶ月にわたって運転試験を実施した。
この運転試験結果から、この実施の形態5による単セル40Aでは、およそ700時間の連続運転の間、セル電圧の変動は3mV以内と極めて安定しており、セル電圧の低下率も5mV/1000hrと低いことが確認された。また、セル電圧が、実施の形態3に対して、7mVほど高く、内部抵抗が低いことが確認された。
これは、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留された液滴29が、反応ガスの流れを阻害することなく、さらに蒸発することなく速やかに撥水性を弱められた電極基材部41からしみ込み、反応ガスがスムーズに流れ、さらに滞留する液滴29周囲の反応ガスの濃度の低下が抑えられるので、セル電圧の変動およびセル電圧の低下率が小さくなったものと推考される。
また、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留される液滴29が、撥水性を弱められた電極基材部41から固体高分子電解質膜32の加湿に供せられるので、固体高分子電解質膜32がセル面内の9箇所で有効に加湿され、高いセル電圧が得られたものと推考される。
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。
図10において、単セル40Bでは、流路溝23の直角側面5の一部に形成された傾斜側面24に相対する触媒層34、36の領域に触媒層34、36の欠落部42を形成している。そして、欠落部42において、電極基材33、35が固体高分子電解質膜32に直接接している。
なお、他の構成は上記実施の形態4と同様に構成されている。
ここで、触媒層34、36をフィルム上に形成、乾燥させる。そして、このフィルム上の触媒層34、36を固定高分子電解質膜32に転写する際、ストライプ状にカットし、モールドセパレータ20の流路パターンにあわせて少し隙間を空けて貼り付けて、触媒層34、36の欠落部42を形成している。
この単セル40Bでは、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留される液滴29は、電極基材33、35にしみ込み、その後触媒層34、36の欠落部42を通って固体高分子電解質膜32への加湿がより速やかに行われる。
この単セル40Bに、燃料(水素75%、二酸化炭素25%、一酸化炭素20ppm)と空気とを加湿(燃料:70℃加湿、空気:70℃加湿)して供給し、80℃の温度で1ヶ月にわたって運転試験を実施した。
この運転試験結果から、この実施の形態6による単セル40Bでは、およそ700時間の連続運転の間、セル電圧の変動は4mV以内と極めて安定しており、セル電圧の低下率も6mV/1000hrと低いことが確認された。また、セル電圧が、実施の形態3に対して、3mVほど高く、内部抵抗が低いことが確認された。
これは、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留された液滴29が、反応ガスの流れを阻害することなく、さらに蒸発することなく速やかに触媒層34、36の欠落部42を通って固体高分子電解質膜32にしみ込み、反応ガスがスムーズに流れ、さらに滞留する液滴29周囲の反応ガスの濃度の低下が抑えられるので、セル電圧の変動およびセル電圧の低下率が小さくなったものと推考される。
また、傾斜側面24と電極基材33、35とで形成される鋭角な領域に滞留される液滴29が、触媒層34、36の欠落部42を通って固体高分子電解質膜32の加湿に供せられるので、固体高分子電解質膜32がセル面内の9箇所で有効に加湿され、高いセル電圧が得られたものと推考される。
なお、上記各実施の形態では、流路溝がモールドセパレータの表面に蛇腹状に形成されているものとして説明しているが、流路溝の溝パターンは、蛇腹状パターンに限定されるものではなく、溝方向が互いに直交する流路溝部を連結して構成されていればよい。そして、溝方向を同一とする流路溝部の群において、溝方向と直交する方向における同一の側に位置する各流路溝部の側面を傾斜側面に形成すればよい。また、固体高分子形燃料電池においては、互いに直交する溝方向が水平方向と鉛直方向とを向き、かつ、溝方向が水平方向に向く流路溝部の傾斜側面が鉛直方向の上方に位置するように、モールドセパレータを鉛直に立てて組み込まれればよい。
また、本発明は、直線状の流路溝がモールドセパレータの表面に平行に多数本形成されているものにも適用できる。この場合、溝方向と直交する方向における同一の側に位置する各流路溝の側面に傾斜側面を形成すればよい。そして、固体高分子形燃料電池においては、溝方向が水平方向を向き、かつ、流路溝部の傾斜側面が鉛直方向の上方に位置するように、モールドセパレータを鉛直に立てて組み込まれればよい。
この発明の実施の形態1に係るモールドセパレータを示す平面図である。 図1のII−II矢視断面におけるモールドセパレータを金型から抜く状態を説明する断面図である。 比較例1のモールドセパレータを示す平面図である。 図3のIV−IV矢視断面におけるモールドセパレータを金型から抜く状態を説明する断面図である。 この発明の実施の形態2に係るモールドセパレータを示す平面図である。 図5のVI−VI矢視断面におけるモールドセパレータを金型から抜く状態を説明する断面図である。 この発明の実施の形態3に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。 この発明の実施の形態4に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。 この発明の実施の形態5に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。 この発明の実施の形態6に係る固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。 比較例2のモールドセパレータを示す平面図である。 図11のXII−XII矢視断面図である。 比較例としての固体高分子形燃料電池を示す単セルの断面拡大図である。
符号の説明
1、20 モールドセパレータ、3、23 流路溝、4 傾斜側面、5 直角側面、6 第1反応ガス入口マニホールド、7 第1反応ガス出口マニホールド、8 第2反応ガス入口マニホールド、9 第2反応ガス出口マニホールド、24 傾斜側面(特定領域)、30、40、40A、40B 単セル、31 電極・膜接合体、32 固体高分子電解質膜、33 酸化剤ガス電極、34 酸化剤触媒層、35 燃料電極、36 燃料触媒層、41 撥水性が弱められた電極基材部、42 触媒層の欠落部。

Claims (6)

  1. カーボン粒子と樹脂との混練物又は膨張黒鉛の平板をモールド成形してなるモールドセパレータであって、
    上記モールドセパレータの少なくとも一面に複数本の流路溝が形成され、
    上記複数本の流路溝のそれぞれは、一方の溝側面が上記モールドセパレータの表面に対して直角になるように形成され、他方の溝側面が上記モールドセパレータの表面に対して鋭角になるように形成されていることを特徴とするモールドセパレータ。
  2. 上記モールドセパレータの表面に対して直角になるように形成されている上記流路溝の一方の溝側面の一部を上記モールドセパレータの表面に対して鋭角になるように構成した特定領域が複数箇所設けられていることを特徴とする請求項1記載のモールドセパレータ。
  3. 固体高分子電解質膜の両側に酸化剤電極と燃料電極とが接合一体化された電極・膜接合体と、セパレータとを交互に積層して構成された積層体を有し、
    酸化剤ガス流路溝が上記セパレータの酸化剤電極に面する有効面積部に酸化剤ガス入口マニホールドから酸化剤ガス出口マニホールドに至るように形成され、燃料流路溝が上記セパレータの燃料電極に面する有効面積部に燃料入口マニホールドから燃料出口マニホールドに至るように形成されており、
    上記積層体を横積みにして運転される固体高分子形燃料電池において、
    鉛直方向に立てて並べられている上記セパレータの上記酸化剤ガス流路溝および上記燃料流路溝の溝方向を水平方向とする領域における鉛直方向下側の溝側面が、上記酸化剤電極および上記燃料電極の面する電極に対して直角に接するように形成され、
    鉛直方向に立てて並べられている上記セパレータの上記酸化剤ガス流路溝および上記燃料流路溝の溝方向を水平方向とする領域における鉛直方向上側の溝側面が、上記酸化剤電極および上記燃料電極の面する電極に対して鋭角に接するように形成されていることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  4. 上記酸化剤電極および上記燃料電極の面する電極に対して鋭角に接する特定領域が、上記酸化剤ガス流路溝および上記燃料流路溝の溝方向を水平方向とする領域における鉛直方向下側の溝側面に部分的に複数箇所形成され、該特定領域における流路断面積が他の部分の流路断面積より大きいことを特徴とする請求項3記載の固体高分子形燃料電池。
  5. 上記酸化剤電極および上記燃料電極の電極基材の上記特定領域に接する部位の撥水性が、他の部分より弱められていることを特徴とする請求項4記載の固体高分子形燃料電池。
  6. 上記特定領域に接する上記酸化剤電極および上記燃料電極の触媒層の部位が欠落され、上記酸化剤電極および上記燃料電極の電極基材が上記固体高分子電解質膜に直接接していることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の固体高分子形燃料電池。
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