JP2005108475A - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

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良夫 北野
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成之 弘田
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Abstract

【課題】 簡素化な構成で軸受の過熱を抑制することのできる誘導発熱ローラ装置を提供すること。
【解決手段】 ローラ本体1とその中空内部に配置された磁束発生機構5を備え、ローラ本体1がモータ2の回転軸3に固定され、磁束発生機構5が、一端がモータ2に固定された筒状の支持体14に固定されてなる誘導発熱ローラ装置であって、支持体14は基部14aと磁束発生機構5を固定する固定部14bを有し、磁束発生機構5をローラ本体1の開口面から離れた位置に配置するとともに、支持体14の基部14aに空気を通流する貫通孔14cを設け、軸受が配置された基部14a内の加熱空気を貫通孔14cから外部へ放出し、スペーサ15の間隙から外部の低温空気を基部14a内に導入する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、誘導発熱ローラ装置、詳しくはローラ本体の中空内部の冷却構造に関するものである。
ローラ本体と、ローラ本体の内部に配置された鉄心に誘導コイルを巻回した磁束発生機構とを備え、モータの回転軸の先端をローラ本体に連結することによりローラ本体を片持式に支持してモータにより直接回転させるようにした誘導発熱ローラ装置がある。この場合ローラ本体の内部の磁束発生機構はモータに対して一体的に取り付けられる。
図3は、このような誘導発熱ローラ装置の一例の構成を示すもので、1は底部1aの中央部に軸嵌合部1bを有する有底円筒状のローラ本体、2はモータである。モータ2の回転軸3はモータ2の一方の端面から外部に導出され、ローラ本体1の軸心を通り、先端においてローラ本体1の軸嵌合部1bに嵌合させてナット4によって連結される。これによりローラ本体1はモータ2によって直接回転されるようになる。5はローラ本体1の内部にあって回転軸3を囲むように配置された磁束発生機構で、円筒状の鉄心6とその外周に巻装された円筒状の誘導加熱コイル7とにより主として構成されている。
8はフランジで、ローラ本体1の開放端面を覆うように配置され、かつモータ2と一体的に連結されている。このフランジ8はその内面中央から一体的に突き出た軸受ハウジング9を有し、この軸受ハウジング9はローラ本体1の軸心方向に沿う内部にまで延長させてある。この軸受ハウジング9に磁束発生機構5が取付金具10によって固定されている。軸受ハウジング9の内部には回転軸3が挿通されている。11はモータ2を冷却するためのフアンを収納しているフアン室である。
このような構成において、モータ2によってローラ本体1は直接回転し、また磁束発生機構5の誘導コイル7が交流電源によって励磁されることにより、ローラ本体1は通常の誘導発熱ローラ装置と同様に誘導発熱するようになる。このようにローラ本体を片持式に支持してモータにより直接回転させる誘導発熱ローラ装置は、そのローラ本体に糸を添纏させつつ移行させ、その過程でその糸を加熱するのに使用するが、その運転に際して、ローラ本体1を8700rpm程度で高速回転させることがある。そこでこのような高速回転に対処するため、軸受ハウジング9をローラ本体1の中空内部に挿入し、その先端側の内面と回転軸3との間に軸受12を設置し、この軸受12により回転軸3を、軸受ハウジング9に対して回転自在に支持するようにしている。つまり軸受12をローラ本体1の重心部に配置し機械的振動などを抑制する構成としている。
なお、この例では軸受ハウジング9がローラ本体1の軸心方向に沿う内部にまで延長しており、磁束発生機構5はこの軸受ハウジング9に取付金具10によって固定されている、すなわち軸受ハウジング9を磁束発生機構の支持体としているが、軸受ハウジングをローラ本体1の内部にまで延長させない場合もある。この場合、フランジ8にその内面中央から一体的に突き出た筒状の支持体を設け、この支持体の外周面に磁束発生機構5が固定される。
ところで、磁束発生機構5はローラ本体1の軸心方向のほぼ全長にまたがって配置されているため、円筒状の磁束発生機構5で囲まれる内部空間は、磁束発生機構5の銅損や鉄損により発生する熱により高温となり、ローラ本体1の内部あるいは近接位置に配置された軸受けが、それ自体が発生する熱と相乗して軸受機能が低下するという問題がある。その問題を解消するため従来では軸受ハウジング内に冷却ジャケットを設け、ここに外部から循環ポンプにより冷却油を循環させて冷却するようにしている。また、回転軸3の内部に、軸受12の設置位置からモータ2を冷却するフアンの設置位置に対応する部分に孔を形成し、その孔に気液二相の熱媒体を封入し潜熱移動により軸受12を冷却することも考えられている。
特開2000−173758号公報 特開平11−251052号公報
しかしこのような冷却構成では、軸受ハウジングに冷却ジャケットを形成したり、回転軸に長孔を形成する必要があるので、軸受ハウジングや回転軸の構成が複雑となる。また循環させる冷却油を冷却するための熱交換器、配管を必要とするほか、冷却油を循環させるためのポンプと、その電源も必要となる。そのため冷却機構全体が複雑となり、かつ製作費が高騰するばかりでなく、これらの保守、点検が煩雑となる問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、ローラ本体に与える影響を抑制し、かつ、その中空内部の冷却効果を高め、軸受の冷却のための軸受ハウジングや回転軸の構成を簡素化するとともに、冷却油の循環を必要とせずに軸受の温度上昇を抑制し、斯かる問題を解消する点である。
本発明は、底部中央部に軸嵌合部を有する有底円筒状のローラ本体と、前記ローラ本体の中空内部に挿入され先端部が前記ローラ本体の軸嵌合部に嵌合締結された回転軸を有するモータと、前記ローラ本体の内周面に沿って配置された前記ローラ本体を発熱する円筒状の磁束発生機構とを備え、前記磁束発生機構を、一端を前記モータに固定し、前記ローラ本体の中空内部に伸びる支持体に固定してなる誘導発熱ローラ装置において、前記磁束発生機構を前記ローラ本体の開口面から離れた位置に配置するとともに、前記支持体の前記磁束発生機構へ伸びる位置に空気を通流する貫通孔を設けてなることを最も主要な特徴とする。
本発明に係る誘導発熱ローラ装置は、磁束発生機構をローラ本体の開口面から離れた位置に配置し、支持体にその離れた位置に伸びる間に空気を通流する貫通孔を設けているので、回転軸の軸受周辺の加熱空気は磁束発生機構に阻害されることなく、その貫通孔とローラ本体の開口端の隙間を経て外部に放出され、この放出により軸受の過熱を抑制する。したがって、軸受を冷却するための構成が簡素となり誘導発熱ローラ装置の製造に要するコストの低減が図れ、更には保守、点検がきわめて容易になるといった効果を奏する。また、ローラ本体内に導出する回転軸にフィンを固定すると、回転軸の回転でフィンが回転し、熱の放出効果をより一増高めることができる。
軸受ハウジングや回転軸の構成を簡素化するとともに、冷却油の循環を必要とせずに軸受の過熱を抑制する目的を、ローラ本体の中空内に設置する磁束発生機構をローラ本体の開口面から離れた位置に配置するとともに、磁束発生機構を支持する支持体に空気を通流する貫通孔を設けることにより実現した。
図1は本発明の実施例に係る誘導発熱ローラ装置の構成を示す断面図である。なお、図3に示す部分と対応する部分には同一の符号を付している。図1において、13はフランジ、14は磁束発生機構5を支持する支持体、15はスペーサである。フランジ13は、ローラ本体1の開放端面1cを覆うように配置され、モータ2と間隔を隔てて配置した複数のスペーサ15を介して連結固定されている。このフランジ13はその内面中央から一体的に突き出た円筒状の支持体14を有し、この支持体14は外径を大きくした基部14aと外径を小さくした固定部14bを有し、固定部14bを先端にしてローラ本体1の軸心方向に沿い、ローラ本体1の底面近傍位置まで延長している。
磁束発生機構5は支持体14の固定部14bに嵌合固定され、ローラ本体1の開放面から支持体14の基部14aの長さ分離れた位置に配置されている。支持体14の基部14aには、周方向に複数の貫通孔14cが形成されている。この実施例では、モータ2に固定された軸受ハウジング9が支持体14の基部14aの内部に伸びて配置され、回転軸3を回転自在に支持する図示しない軸受はローラ本体1の重心の近傍に位置し、機械的振動などを抑制する構成としている。
以上のように構成した誘導発熱ローラ装置は、モータ2によってローラ本体1は直接回転し、また磁束発生機構5の誘導コイル7が交流電源によって励磁されることにより、ローラ本体1は通常の誘導発熱ローラ装置と同様に誘導発熱するようになる。同時に磁束発生機構5も発熱し、これらの熱は円筒状の支持体14内の空気を加熱する。しかし、支持体14内の加熱された空気は、支持体14の基部14aに形成された貫通孔14c、ローラ本体1と支持体14およびフランジ13の隙間を経て外部に放出され、一方、外部の温度の低い空気がスペーサ15間の間隙から支持体14内に導入される。この空気の流れにより、軸受ハウジング9が冷却される。
なお、この実施例は、円筒状の支持体14を金属板で形成し、その基部14aに空気を通流する貫通孔14c形成しているので、ローラ本体1および磁束発生機構5の軸受ハウジング9に向かう輻射熱を遮り、この輻射熱による軸受ハウジング9の加熱を抑制することができるが、支持体14を構成する部材は金属板に限らず、たとえば棒状あるいは幅狭の板状の部材を適宜間隔を設けて配列して構成してもよい。この場合、その隙間を貫通孔とすることができる。
図2は本発明の他の実施例に係る誘導発熱ローラ装置の構成を示す断面図である。なお、図1に示す部分と同一の部分には同一の符号を付している。図2において、16はフイン、17は通流板である。フイン16は貫通孔14cとほぼ対向する位置で、軸受ハウジング9から導出された回転軸3に固定され、回転軸3の回転で回転し、支持体14内の空気の貫通孔14cからの放出を促進し、支持体14内の空気の流れを促進する。通流板17は支持体14の基部14aの内側端部、すなわち貫通孔14cを越える先端側に形成され、支持体14の基部14a内の空気を貫通孔14cへ案内する。この通流板17により支持体14内、特に支持体14の基部14a内の空気を貫通孔14cへ集中し、支持体14内の空気の流れを促進する。
なお、この実施例では、回転軸3の回転で回転するフイン16と通流板17との両者を用いており、支持体14内の加熱された空気が支持体14の基部14aに形成された貫通孔14c、ローラ本体1と支持体14およびフランジ13の隙間を経て外部に放出され、外部の温度の低い空気がスペーサ15間の間隙から支持体14内に導入されることによる空気の流れを速め、軸受ハウジング9の冷却効果を高めているが、必要に応じてフイン16と通流板17のいずれか一方を用いるようにしてもよい。
以上、各実施例では、軸受ハウジング9をローラ本体1の軸心方向に沿う内部にまで延長させているが、軸受ハウジング9をこのように延長せず、ローラ本体1から外れてモータ2の端部に配置した場合においても本発明は適用できる。この場合、支持体14の基部14aの軸方向の長さを短くすることができ、磁束発生機構5の軸方向の長さを長くすることができる。
本発明に係る誘導発熱ローラ装置の構成を示す断面図である。(実施例1) 本発明に係る誘導発熱ローラ装置の構成を示す断面図である。(実施例2) 従来の誘導発熱ローラ装置の一部断面で示す構成図である。
符号の説明
1 ローラ本体
2 モータ
3 回転軸
5 磁束発生機構
6 鉄心
7 誘導加熱コイル
9 軸受ハウジング
13 フランジ
14 支持体
14a 基部
14b 固定部
14c 貫通孔
15 スペーサ
16 フイン
17 通流板

Claims (3)

  1. 底部中央部に軸嵌合部を有する有底円筒状のローラ本体と、前記ローラ本体の中空内部に挿入され先端部が前記ローラ本体の軸嵌合部に嵌合締結された回転軸を有するモータと、前記ローラ本体の内周面に沿って配置された前記ローラ本体を発熱する円筒状の磁束発生機構とを備え、前記磁束発生機構を、一端を前記モータに固定し、前記ローラ本体の中空内部に伸びる支持体に固定してなる誘導発熱ローラ装置において、前記磁束発生機構を前記ローラ本体の開口面から離れた位置に配置するとともに、前記支持体の前記磁束発生機構へ伸びる位置に空気を通流する貫通孔を設けてなることを特徴とする誘導発熱ローラ装置。
  2. 前記ローラ本体の中空内に位置する回転軸に、前記貫通孔に空気を通流させるフィンを取付けてなることを特徴とする請求項1記載の誘導発熱ローラ装置。
  3. 前記支持体に、前記貫通孔に空気の流れを案内する通流板を設けてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誘導発熱ローラ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009104975A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Tokuden Co Ltd 誘導発熱ローラ装置
JP2010277981A (ja) * 2009-04-28 2010-12-09 Tokuden Co Ltd 誘導発熱ローラ装置

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