JP2005107672A - ポインティングデバイス付き端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポインティングデバイスの入力操作性や組立精度への影響を低減し、かつ防塵防水機能の劣化を回避しつつ、ポインティングデバイスを端末装置に組み込む。
【解決手段】 端末装置10に搭載されるポインティングデバイス22は、回路基板14上に配置される第1検出要素26と、第1検出要素26に非接触に近接配置される第2検出要素28と、第2検出要素28を固定的に担持する操作部材30と、回路基板14に対して操作部材30を変位可能に支持する支持部材32とを備える。磁石28と操作部材30と支持部材32とは、互いに組み合わされて操作部組立体34を構成する。キーパネル18は、複数の押下要素に連結されてポインティングデバイス22の設置場所に延長されるシート状の延長部分50を有する。延長部分50は、回路基板14を被覆して、ポインティングデバイス22の第1検出要素26と操作部組立体34との間に介在する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ポインティングデバイスを搭載した端末装置に関する。
パーソナルコンピュータや携帯情報端末(PDA)等の、ディスプレイ及びキーボードを備えたデジタルデータ処理装置において、オペレータの手操作によるアナログ的な情報(例えば指先の動作方向や動作距離)の入力により、ディスプレイ上のカーソル移動データ等の座標データを指示する補助入力装置としてのポインティングデバイスを、データ処理装置(特にキーボード)の筐体に組み込んで備えたものは周知である。近年、この種の筐体組込型ポインティングデバイスは、携帯電話やAV機器用リモートコントロールスイッチ等の、手持操作式の小型端末装置においても、端末装置の一層の多機能化を実現する目的で搭載される傾向にある。
手持操作式の小型端末装置は、一般に、端末装置の主機能要素である複数のスイッチを担持する回路基板と、それらスイッチを個別に動作させる複数の押下要素を有するキーパネルと、対応するスイッチと押下要素とをそれぞれに対向させて回路基板とキーパネルとを互いに重ね合わせた状態で収容する薄型の筐体とを備える。この種の小型端末装置に搭載されるポインティングデバイスは、それ自体、端末装置の携帯性や手持操作性を損なわないように、筐体からの突出部分を可及的に削減できる薄型(低背型)構造を有することが要求される。そして、そのような薄形化が容易なポインティングデバイスとして、互いに非接触に近接して相対移動可能に配置される第1及び第2の検出要素を有し、それら第1及び第2の検出要素の相対移動に伴いその移動方向及び移動距離に基づく信号を出力する非接触検出構造を有するものが採用されている。
例えば特許文献1は、非接触型の第1及び第2の検出要素として、回路基板に実装されるホールセンサ(磁電変換素子)と、回路基板に対し変位可能な操作部に内蔵される永久磁石とを備えた磁電変換素子型のポインティングデバイスを、移動電話機に搭載した構成を開示する。この移動電話機では、ポインティングデバイスの操作部は、永久磁石を担持するラバーベースを有し、このラバーベースが、電話機の主機能要素としての複数のキー(押下要素)を有するキーマット(キーパネル)に一体的に形成されている。一般に、磁電変換素子型のポインティングデバイスは、座標データ入力に必要な操作部材の移動量が少なく、かつ消費電力が比較的低いことから、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、AVリモコン等の、手持操作可能な種々の小型端末装置に、とりわけ有利に搭載できるものである。なお、磁石及び磁電変換素子に代わる他の非接触型の検出要素として、光センサ(発光素子及び受光素子)を内蔵したポインティングデバイスも知られている。
特開2002−150904号公報
前述した特許文献1に開示されるように、従来のポインティングデバイス付きの端末装置では、ポインティングデバイスの操作部の一構成要素を、端末装置の必須構成部品であるキーパネルに一体的に形成する構成が採用される傾向にある。このような構成においては、キーパネルの予め設定された形状、寸法、材料等によって、ポインティングデバイスの操作部が構造的な制約を受け、場合によってはポインティングデバイスの入力操作性に影響を及ぼすことが懸念される。また、端末装置におけるキーパネルの組付け作業が、ポインティングデバイスの組立工程の一段階を兼ねているから、ポインティングデバイスの組立精度(特に第1及び第2の検出要素の相対位置精度)を確保することが困難になる危惧がある。他方、従来の端末装置において、ポインティングデバイスの設置場所でキーパネルに開口を設け、キーパネルから独立した部品として回路基板上にポインティングデバイスの操作部を搭載する構成も提案されている。このような構成では、上記したポインティングデバイスの入力操作性や組立精度への影響は低減されるものの、キーパネルの本質的機能である回路基板に対する防塵防水機能が劣化する危惧がある。
本発明の目的は、ポインティングデバイス付きの端末装置において、ポインティングデバイスの入力操作性や組立精度に影響を及ぼすことなく、かつ端末装置本来の防塵防水機能を劣化させることなく、ポインティングデバイスを容易に組み込むことができる端末装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数のスイッチを担持する回路基板と、複数のスイッチを個別に動作させる複数の押下要素を有し、それら押下要素をスイッチのそれぞれに対向させて回路基板に重ね合わされるキーパネルと、回路基板に関連して固定的に配置される第1検出要素及び第1検出要素に非接触に近接して移動可能に配置される第2検出要素を有し、第1検出要素に対する第2検出要素の移動に基づく信号を出力するポインティングデバイスとを具備する端末装置において、ポインティングデバイスは、第2検出要素と、第2検出要素を固定的に担持する操作部材と、回路基板に対して操作部材を変位可能に支持する支持部材とを、互いに組み合わせてなる操作部組立体を備え、キーパネルは、複数の押下要素に連結されるシート状の延長部分を有し、延長部分が、ポインティングデバイスの設置場所で回路基板を被覆して、ポインティングデバイスの第1検出要素と操作部組立体との間に介在すること、を特徴とする端末装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電磁継電器において、ポインティングデバイスの設置場所で回路基板に担持される第2のスイッチを備え、操作部組立体を押下操作することによりキーパネルの延長部分が第2のスイッチを押圧して動作させる端末装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電磁継電器において、ポインティングデバイスの操作部組立体をキーパネルの延長部分に位置合わせして保持する位置決め構造をさらに具備する端末装置を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、ポインティングデバイスが、キーパネルから独立した部品である操作部組立体を有する構成としたから、キーパネルの構造に起因するポインティングデバイスの入力操作性や組立精度への影響が効果的に低減される。また、操作部組立体を1つの集成体として取り扱うことができるので、内蔵する第2検出要素を回路基板に関連する第1検出要素に対し適正位置に正確に位置決めすることができる。しかも、ポインティングデバイスの設置場所でキーパネルの延長部分が回路基板を被覆する構成としたから、キーパネルの本質的機能である回路基板に対する防塵防水機能を劣化させることがない。したがってこの発明によれば、ポインティングデバイス付きの端末装置において、ポインティングデバイスの入力操作性や組立精度に影響を及ぼすことなく、かつ端末装置本来の防塵防水機能を劣化させることなく、ポインティングデバイスを容易に組み込むことが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、第2のスイッチの搭載によりポインティングデバイスにクリック機能を付加することができ、しかもキーパネルの延長部分が第2のスイッチを動作させるようにしたから、キーパネルによる防塵防水機能を劣化させることがない。
請求項3に記載の発明によれば、ポインティングデバイスの操作部組立体を、回路基板に関連する第1検出要素に対して正確に位置決めすることができるので、ポインティングデバイスの操作信頼性が向上する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による端末装置10の主要部の分解斜視図、図2は、端末装置10の主要部の組立断面図である。端末装置10は、その主機能要素である複数のスイッチ12を担持する回路基板14と、それらスイッチ12を個別に動作させる複数の押下要素16を有するキーパネル18と、対応するスイッチ12と押下要素16とをそれぞれに対向させて回路基板14とキーパネル18とを互いに重ね合わせた状態で収容する薄型の筐体(上部筐体20のみ図示)と、補助入力装置として搭載されるポインティングデバイス22とを備える。端末装置10は、例として携帯電話の構成を有するものであり、図示の主要部は、携帯電話に必須のダイヤルキー等の機能キーを備えた手持操作部である。
回路基板14は、例えば周知の剛性印刷回路板からなり、その表面14aに予め定めた配列で、複数のスイッチ12が実装されるとともに、通常はその裏面14bにIC等の多数の電子部品が実装される。或いは単体の回路基板14の代わりに、複数のスイッチ12が実装される可撓性印刷回路板と、IC等の電子部品が実装される剛性印刷回路板とを組み合わせて、回路基板14を構成することもできる。個々のスイッチ12は例えば、回路基板14の表面に形成される一対の導体片と、それら導体片に対向配置されるドーム状の短絡片とを備え、短絡片をスナップ式に弾性変形させて両導体片に接触/離脱させることによりスイッチ開閉動作する構成を有する。
キーパネル18は、合成ゴム等の弾性材料からなる薄板状部材であり、回路基板14のスイッチ12の配列に対応する所定位置に、個々に弾性変位可能な中実柱状の複数の押下要素16が、一表面から突出形成される。個々の押下要素16は、回路基板14の個々のスイッチ12に実質的に重なるように配置される。各押下要素16は、その突出端面に押圧力が加わることにより、キーパネル18上で回路基板14側へ沈下するように弾性的に変位して、対応のスイッチ12に押圧力を伝達し、それにより上記短絡片を弾性変形させてスイッチ12を閉成させる。キーパネル18は、例えば射出成形により、複数の押下要素16を含む一体成形品として作製することができる。
上部筐体20は、樹脂成形品からなる薄肉の箱状部材であり、キーパネル18の複数の押下要素16及びポインティングデバイス22の後述する操作部を挿通させる複数の貫通孔24を、それぞれの対応位置に備える。上部筐体20は、図示しない下部筐体に固定的に組み合わされて、回路基板14及びキーパネル18を収容する手持操作可能な薄型の筐体を構成する。
ポインティングデバイス22は、回路基板14に関連して固定的に配置される第1検出要素26と、第1検出要素26に非接触に近接して移動可能に配置される第2検出要素28とを備え、第1検出要素26に対する第2検出要素28の移動に基づく信号を出力する非接触検出構造を有する。具体的には、第1検出要素26は、回路基板14の裏面14bに実装される4個の磁電変換素子(例えばホール素子)26から構成される。また第2検出要素28は、回路基板14の表面14a側で回路基板14に近接して配置される1個の磁石(例えば永久磁石)28から構成される。なお、前述したように回路基板14が、複数のスイッチ12を実装した可撓性印刷回路板とIC等の電子部品を実装した剛性印刷回路板との組合せからなる場合は、第1検出要素(磁電変換素子)26を剛性印刷回路板に実装することもできる。
ポインティングデバイス22はさらに、第2検出要素である磁石28を固定的に担持する操作部材30と、回路基板14に対して操作部材30を変位可能に支持する支持部材32とを備える。磁石28と操作部材30と支持部材32とは、互いに適正に組み合わされて、1つの集成体として取り扱うことが可能な操作部組立体34を構成する。さらに詳述すると、磁石28は、中空カップ状の保持部材36に固定的に受容され、この保持部材36が、椀状の操作部材30の中心凹部30aに固定される。保持部材36は、操作部材30を支持部材32上で変位操作する間に実質的に変形しない程度の剛性を有し、その外周壁の軸線方向一端(図で下端)を、支持部材32の後述する支持面32aに一様に当接させた状態で、支持面32a上で360°全方位へ摺動しつつ平行移動できる。
他方、操作部材30は、支持部材32上での変位操作の間に比較的容易に変形する弾性を有し、中心凹部30aを有する触接操作部分38と、触接操作部分38から外方へ延長される弾性ばね部分40と、弾性ばね部分40の末端で支持部材32に連結される連結部分42とを一体に有する。操作部材30の弾性ばね部分40は、保持部材36を実質的全周に渡って囲繞するとともに、無負荷状態で保持部材32に対し同軸に配置される円錐台状又はドーム状の輪郭形状を有する。したがって操作部材30は、その弾性ばね部分40が、支持部材32上での保持部材36(すなわち触接操作部分38)の水平移動に伴い弾性変形するとともに、変形量に対応する弾性力を、触接操作部分38の水平移動方向に関わらず一様に発揮する。
支持部材32は、操作部材30の変位操作の間に実質的に変形しない剛性を有する板状部材であり、保持部材36を任意の水平方向へ摺動自在に支持する平坦な支持面32aを有する。支持部材32にはさらに、支持面32aを囲繞するようにして、保持部材36の水平移動範囲を規定する円筒壁44が突設されるとともに、円筒壁44の外側に離間して外壁46が突設される。支持面32aの中心を通る円筒壁44の中心軸線は、ポインティングデバイス22の中心軸線Pを構成するとともに、支持面32a上での保持部材36(すなわち触接操作部分38)の水平移動範囲の原点位置を規定する。
操作部材30の連結部分42は、支持部材32の円筒壁44と外壁46との間の環状溝領域に嵌着される。この状態で、操作部材30及び支持部材32の相互に嵌着係合した外縁領域を実質的に遮蔽するように、中心開口48aを有するカバー板48が、例えば支持部材32にスナップ式に取り付けられる。カバー板48の中心開口48aは、操作部材30の触接操作部分38を水平移動可能に挿通させる寸法及び形状を有する。カバー板48は、操作部材30に固定された保持部材36をその下端で支持部材32の支持面32aに摺動自在に当接させた状態で、操作部材30と支持部材32とを互いに適正な組立状態に保持し、それにより操作部組立体34が構成される。
操作部組立体34は、上部筐体20の所定位置に形成した1つの貫通孔24に、操作部材30の触接操作部分38を挿通させた状態で、接着、嵌合等の適当な手段により、上部筐体20又は回路基板14に固定的に組み付けられる。この状態で、回路基板14の裏面14bに実装した4個の磁電変換素子26は、ポインティングデバイス22の中心軸線Pを中心とした等間隔分散位置に配置される。このような磁電変換素子26の配置構成により、後述するようにポインティングデバイス22は、二次元座標系におけるアナログデータ信号を出力できるようになっている。
ポインティングデバイス22の操作に際し、オペレータは、操作部材30の触接操作部分38を、例えば端末装置10の筐体を握持した手の指により操作して、上部筐体20に対して水平移動(すなわち筐体上面に沿った方向へ移動)させることができる。操作部材30の弾性ばね部分40が平衡状態にあるときには、触接操作部分38及び保持部材36に保持される磁石28の中心軸線が、ポインティングデバイス22の中心軸線Pに合致する。この状態で触接操作部分38及び保持部材36は、支持部材32上で水平移動範囲の原点位置に位置決めされ、回路基板14上の4個の磁電変換素子26が磁石28から等距離に配置される。この状態から、オペレータが操作部材30の触接操作部分38を任意の水平方向へ平行移動させると、磁石28と各磁電変換素子26との相対的位置関係が変化し、各磁電変換素子26の出力電圧が変動する。同時に、操作部材30の弾性ばね部分40は、触接操作部分38の移動方向及び移動距離に対応して弾性変形し、触接操作部分38を原点位置に復帰させるばね力を生じる。
操作部材30の水平移動によって生じた個々の磁電変換素子26の出力電圧変動は、回路基板14上の図示しないCPUでアナログ情報として処理されてデジタル座標データに変換され、データ処理される。このようにして、操作部材30の触接操作部分38の移動方向及び移動距離に対応して、端末装置10のディスプレイ(図示せず)上のカーソルやポインタを所望方向に所望距離だけ移動することができる。データ入力後、オペレータが操作部材30への操作力を解除すると、操作部材30の弾性ばね部分40が生じているばね力により、直ちに触接操作部分38が保持部材36及び磁石28と一体的に原点位置に復帰する。
上記したポインティングデバイス22を搭載する端末装置10の特徴的構成として、キーパネル18は、複数の押下要素16に連結されてポインティングデバイス22の設置場所に延長されるシート状の延長部分50を有する。延長部分50は、ポインティングデバイス22の設置場所で、回路基板14の表面14aを被覆して、ポインティングデバイス22の第1検出要素(4個の磁電変換素子)26と操作部組立体34との間に介在する。つまり、図2に示すように、キーパネル18の延長部分50は、その一方の面で回路基板14の表面14aに密接するとともに、他方の面で、ポインティングデバイス22の操作部組立体34の支持部材32の裏面(支持面32aの反対側の面)に密接する。
上記構成を有する端末装置10では、ポインティングデバイス22の操作部組立体34を、キーパネル18から独立した部品として構成しているから、例えば既述の特許文献1に記載されるような従来構造において懸案となっていたキーパネル18の構造に起因するポインティングデバイス22の入力操作性や組立精度への影響は、効果的に低減される。1つの集成体として取り扱うことができる操作部組立体34は、それ自体の構成部品が比較的少ないから容易かつ正確に組み立てることができ、内蔵する磁石28を回路基板14上の磁電変換素子26に対し適正位置に正確に位置決めすることができる。しかも、ポインティングデバイス22の設置場所でキーパネル18の延長部分50が回路基板14を被覆するから、キーパネル18の本質的機能である回路基板14に対する防塵防水機能を劣化させることがない。
端末装置10においては、ポインティングデバイス22の操作部組立体34をキーパネル18の延長部分50に対し、適正に位置合わせして固定的に保持できる位置決め構造を有することが有利である。この位置決め構造としては、例えば図3に示すように、操作部組立体34の所望箇所に形成した複数の突起52と、上部筐体20のポインティングデバイス22用の貫通孔24に隣接して対応箇所に形成した複数の凹所54との組合せから構成できる。この場合、突起52は、操作部組立体34の例えば支持部材32の所望部位に、操作部材30側へ突出するように形成できる。また凹所54は、操作部組立体34の突起52を個別に圧入可能な寸法及び形状を有することができる。
他の位置決め構造として、図4に示すように、操作部組立体34の例えば支持部材32の所望箇所に、操作部材30の反対側へ突出するように複数の突起52を形成する一方、回路基板14の対応箇所に、突起52を個別に受容可能な複数の貫通穴56を形成することもできる。この場合には、図5に示すように、キーパネル18に穴を開ける代わりに、延長部分50の近傍に、突起52を個別に受容した状態で貫通穴56に個別に嵌入可能な複数の窪み部分58を、キーパネル18に一体的に形成することが、キーパネル18の防塵防水機能を劣化させない観点で有効である。
端末装置10に搭載されるポインティングデバイス22は、図6に示すように、決定キーとしてのクリック機能を付加するための第2のスイッチ60を備えることができる。第2のスイッチ60は、ダイヤルキーとして機能する前述したスイッチ12と同様の構成を有し、回路基板14の表面14aの所定位置(例えば4個の磁電変換素子26の中央に相当する位置)に担持される。この場合、ポインティングデバイス22の操作部組立体34には、支持部材32の中央領域に、支持部材32の外縁領域から中心に向かって片持ち梁式に放射状に延設される複数(図では4個)の弾性梁部分62が形成される。それら弾性梁部分62は、操作部材30に固定された保持部材36を摺動自在に支持する支持面62aをそれぞれに有する(図7)。また、各弾性梁部分62は、保持部材36から支持面62aに加えられた圧力によって、支持部材32の外縁領域との連結基端を支点に弾性的に撓むことができる。そして、1つの長尺の弾性梁部分62には、支持面62aの反対側の裏面に、ポインティングデバイス22の中心軸線P上に位置する押圧突起64が設けられる。
ポインティングデバイス22は、図7に示す原点位置において、第2のスイッチ60によるクリック操作を遂行できる。クリック操作に際しては、オペレータが操作部材30の触接操作部分38を例えば指先で筐体開口24の内方へ押し込んで、保持部材36の下端面を複数の弾性梁部分62の支持面62aに押し付けることにより、それら弾性梁部分62を弾性的に撓ませる。それにより、1つの弾性梁部分62の押圧突起64が、その下方に位置するキーパネル18の延長部分50を第2のスイッチ60に向けて押圧し、その結果、延長部分50が第2のスイッチ60を押圧して閉成動作させる。
或いは図8に示すように、第2のスイッチ60を備えたポインティングデバイス22においても、弾性梁部分62のようなスイッチ押圧構造をそれ自体に有しない図2に示す操作部組立体34を採用することもできる。この場合、キーパネル18の延長部分50には、回路基板14に対向する裏面50aの所定位置に、中心軸線Pを中心として分散配置される複数の支柱66が形成されるとともに、中心軸線Pに合致する位置に押圧突起68が形成される(図9)。ポインティングデバイス22のアナログデータ入力操作に際しては、キーパネル18の延長部分50に設けた複数の支柱66が、操作部組立体34を回路基板14に平行な方向へ水平移動可能に支持する。他方、ポインティングデバイス22のクリック操作に際しては、操作部組立体34に加わる押圧力により、操作部組立体34を担持した延長部分50が弾性的に撓んで、押圧突起68がその下方の第2のスイッチ60に押圧力を加える。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は図示構成に限定されず、特許請求の範囲の記載において、様々な修正を施すことができる。例えば、端末装置10における非接触型の検出要素である磁電変換素子26及び磁石28に代えて、光センサ(発光素子及び受光素子)を採用することもできる。
本発明に係る端末装置の構成は、携帯電話やAV機器用リモートコントロールスイッチ等の、手持操作式の小型端末装置であって、ポインティングデバイスを搭載することにより多機能化した端末装置に、特に有利に利用できる。
本発明の一実施形態による端末装置の主要部の分解斜視図である。 図1の端末装置の主要部を組立状態で示す縦断面図である。 図1の端末装置における位置決め構造の一例を示す主要部の分解斜視図である。 図1の端末装置における位置決め構造の他の例を示す主要部の分解斜視図である。 図4の端末装置の主要部を組立状態で示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態による端末装置の主要部の分解斜視図である。 図6の端末装置の主要部を組立状態で示す縦断面図である。 図6の端末装置の変形例を示す主要部の縦断面図である。 図8の変形例における一構成部品の斜視図である。
符号の説明
10…端末装置
12…スイッチ
14…回路基板
16…押下要素
18…キーパネル
20…上部筐体
22…ポインティングデバイス
24…貫通孔
26…第1検出要素(磁電変換素子)
28…第2検出要素(磁石)
30…操作部材
32…支持部材
34…操作部組立体
50…延長部分
52…突起
54…凹所
56…貫通穴
58…窪み部分
60…第2のスイッチ

Claims (3)

  1. 複数のスイッチを担持する回路基板と、該複数のスイッチを個別に動作させる複数の押下要素を有し、それら押下要素を該スイッチのそれぞれに対向させて該回路基板に重ね合わされるキーパネルと、該回路基板に関連して固定的に配置される第1検出要素及び該第1検出要素に非接触に近接して移動可能に配置される第2検出要素を有し、該第1検出要素に対する該第2検出要素の移動に基づく信号を出力するポインティングデバイスとを具備する端末装置において、
    前記ポインティングデバイスは、前記第2検出要素と、該第2検出要素を固定的に担持する操作部材と、前記回路基板に対して該操作部材を変位可能に支持する支持部材とを、互いに組み合わせてなる操作部組立体を備え、
    前記キーパネルは、前記複数の押下要素に連結されるシート状の延長部分を有し、該延長部分が、前記ポインティングデバイスの設置場所で前記回路基板を被覆して、該ポインティングデバイスの前記第1検出要素と前記操作部組立体との間に介在すること、
    を特徴とする端末装置。
  2. 前記ポインティングデバイスの設置場所で前記回路基板に担持される第2のスイッチを備え、前記操作部組立体を押下操作することにより前記キーパネルの前記延長部分が該第2のスイッチを押圧して動作させる請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記ポインティングデバイスの前記操作部組立体を前記キーパネルの前記延長部分に位置合わせして保持する位置決め構造をさらに具備する請求項1又は2に記載の端末装置。
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