JP2005106702A - 電気二重層コンデンサ装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 1又は複数の電気二重層コンデンサの端子間電圧の監視を可能にした電気二重層コンデンサ装置を提供すること。
【解決手段】 充電手段により充電されるとともに、負荷に接続されて放電する電気二重層コンデンサと、この電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出し、その検出出力を無線により送信する電圧検出手段とを備えた構成である。電気二重層コンデンサに、その端子間電圧を検出する電圧検出手段(分圧回路18、電圧監視部14)とともに、この電圧検出手段の検出出力を無線により送信する送信手段(送信部30)を備えた構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気二重層コンデンサの端子間電圧の監視に関し、単一又は複数の電気二重層コンデンサを含む電気二重層コンデンサ装置に関する。
電気二重層コンデンサは、小型で大容量であるが、耐電圧が低いため、直列化して電気二重層コンデンサ装置とすることにより、高耐圧化が図られる。これは、電気二重層コンデンサ装置としての高耐圧化であって、直列化された各電気二重層コンデンサの耐圧が高まるわけではない。そのため、電気二重層コンデンサ装置を構成する各電気二重層コンデンサの充電電圧は、耐圧を超えないように制御し、その充電状況を監視することが必要である。
このような電気二重層コンデンサ装置に関する先行技術には、次のような特許文献が存在している。
実用新案登録第2575358号公報 この特許文献1には、複数の電気二重層コンデンサを直列化した電気二重層コンデンサ装置について開示されており、この電気二重層コンデンサ装置は、各電気二重層コンデンサに並列に電流制御手段としてトランジスタが接続され、電気二重層コンデンサの充電電圧と基準電圧とを比較し、その差電圧に応じてトランジスタに流れる電流を制御することにより、各電気二重層コンデンサの充電電圧をバランスさせる構成である。
ところで、各電気二重層コンデンサの充電電圧を一定に制御することは電気二重層コンデンサを破損から防護する上で不可欠であるが、各電気二重層コンデンサの端子間電圧を検知し、それを監視することは充電電圧の安定化等を図る上で重要である。上記特許文献1にはこのような課題の記載や示唆はなく、その解決手段の開示や示唆もない。
そこで、本発明は、1又は複数の電気二重層コンデンサの端子間電圧の監視を可能にした電気二重層コンデンサ装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、電気二重層コンデンサの端子間電圧の検出電圧を無線により送信して監視可能にした電気二重層コンデンサ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の電気二重層コンデンサ装置は、充電手段により充電されるとともに、負荷に接続されて放電する電気二重層コンデンサと、この電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出し、その検出出力を無線により送信する電圧検出手段とを備えた構成である。
斯かる構成によれば、電気二重層コンデンサに設置された電圧検出手段によりその端子間電圧が検出され、その検出出力が無線により送信される。このため、電気二重層コンデンサの端子間電圧を直接検出することなく、送信手段から送信された前記検出出力により端子間電圧の監視が可能である。この場合、無線による送信は、電波、赤外線等の光、超音波等の音波、その他の送信伝送媒体の何れでもよい。
上記目的を達成するため、本発明の電気二重層コンデンサ装置は、電気二重層コンデンサ4に、その端子間電圧を検出する電圧検出手段(分圧回路18、電圧監視部14)とともに、この電圧検出手段の検出出力を無線により送信する送信手段(送信部30)を備えた構成である。
斯かる構成によれば、電気二重層コンデンサに設置された電圧検出手段によりその端子間電圧が検出され、その検出出力が電気二重層コンデンサの送信手段から無線により送信される。このため、電気二重層コンデンサの端子間電圧を直接検出することなく、送信手段から送信された前記検出出力により端子間電圧の監視が可能である。この場合も同様に、無線による送信は、電波、赤外線等の光、超音波等の音波、その他の送信伝送媒体の何れでもよい。
上記目的を達成するため、本発明の電気二重層コンデンサ装置は、電気二重層コンデンサに、その端子間電圧を検出して基準電圧と比較し、前記端子間電圧と前記基準電圧との大小関係を表す検出出力を発生する電圧検出手段とともに、この電圧検出手段の前記検出出力を無線により送信する送信手段を備えた構成である。
斯かる構成では、電圧検出手段が電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出するとともに、その端子間電圧と基準電圧との比較により大小関係を表す検出出力を発生する。この場合、端子間電圧は、分圧して検出してもよく、また、直接検出してもよい。その場合、基準電圧の大きさが検出形態によって変化することになる。そして、この検出出力は、送信手段を以て無線により送信される。従って、電気二重層コンデンサの端子間電圧を直接検出することなく、送信手段から送信された前記検出出力により端子間電圧の監視が可能である。
上記目的を達成するため、本発明の電気二重層コンデンサ装置は、複数の電気二重層コンデンサ401〜408を備えた電気二重層コンデンサ装置400であって、前記電気二重層コンデンサに接続されて前記電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出し、この端子間電圧と基準電圧とを比較し、前記端子間電圧と前記基準電圧との大小関係を表す検出出力を発生する電圧検出手段(電圧監視部141〜144)と、この電圧検出手段の前記検出出力を無線により送信する送信手段(送信部30)とを備えた構成である。
斯かる構成によれば、複数の電気二重層コンデンサを備えた電気二重層コンデンサ装置においても、同様に各電気二重層コンデンサの端子間電圧の無線による監視が可能である。
上記目的を達成するためには、前記電圧検出手段の前記検出出力を受け、前記電気二重層コンデンサの前記端子間電圧を表す表示出力を発生する制御手段(制御部38)を備えた構成としてもよい。斯かる構成とすれば、無線によって得られた検出出力に基づき、電気二重層コンデンサの端子間電圧の表示が可能である。
上記目的を達成するため、本発明の電気二重層コンデンサ装置は、電気二重層コンデンサを充電する充電手段(充電装置34)と、前記電気二重層コンデンサに接続されて前記電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出し、この端子間電圧と基準電圧とを比較し、前記端子間電圧と前記基準電圧との大小関係を表す検出出力を発生する電圧検出手段(電圧監視部14、141〜144)と、この電圧検出手段の前記検出出力を無線により送信する送信手段(送信部30)と、この送信手段から前記検出出力を受信し、前記端子間電圧に応じて前記充電手段を制御する制御手段(制御部38)とを備えた構成である。
斯かる構成とすれば、電圧検出手段から電気二重層コンデンサの端子間電圧の検出出力が得られ、その検出出力は送信手段を以て無線により送信される。その検出出力は制御手段に加えられ、基準電圧との大小関係が認識され、電気二重層コンデンサの充電が制御される。従って、電気二重層コンデンサの端子間電圧の監視を高精度に行うことができるとともに、端子間電圧の制御の信頼性が高められる。
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
(1) 電気二重層コンデンサの端子間電圧を表す情報を電波、光、音波等の伝送媒体を用いて無線により容易に入手でき、その情報を電気二重層コンデンサの使用状況及びその充電の制御等に用いることができる。
(2) 複数の電気二重層コンデンサを備える電気二重層コンデンサ装置における各電気二重層コンデンサの端子間電圧を表す情報を無線を媒介として容易に入手でき、その情報を各電気二重層コンデンサの使用状態及びその充電制御に活用できるとともに、電気二重層コンデンサの充電の不揃いの防止等に活用することができ、信頼性の高い電気二重層コンデンサ装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
本発明の電気二重層コンデンサ装置の第1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の電気二重層コンデンサ装置の第1の実施形態を示している。
この電気二重層コンデンサ装置2には、複数の電気二重層コンデンサとして例えば、5セルの電気二重層コンデンサ41、42、43、44、45が直列に接続され、これら電気二重層コンデンサ41〜45の5セルを単位として割り当てられた電圧検出手段としての電圧監視部14が設置されている。この電圧監視部14では、各電気二重層コンデンサ41〜45の1セル当たりの端子間電圧又は温度の検出が可能であり、これら端子間電圧又は温度を表す検出電圧を通して各端子間電圧や温度が監視され、その監視結果が出力される構成である。この場合、端子間電圧又は温度の検出とは、例えば、電圧や温度が所定値を超えたことの検出だけでなく、具体的な電圧レベルや温度レベルの測定も含むものである。この電圧監視部14では、例えば、シリアル有線方式が用いられる。
この電圧監視部14は、レギュレータ602、電圧変換回路604及びコントローラ606等が設置されて構成されている。レギュレータ602は、電圧変換回路604及びコントローラ606の給電手段であって、直列化された電気二重層コンデンサ41〜45を電源に用いて電圧変換回路604及びコントローラ606に給電する。各電気二重層コンデンサ41〜45の端子間電圧は電圧変換回路604に加えられており、この電圧変換回路604はその各端子間電圧を検出して変換し、その変換出力をコントローラ606に加える。コントローラ606は、その変換出力を受けて端子間電圧又は温度を監視し、その監視結果を表す信号データを出力する構成である。そして、この電圧監視部14には、無線送出部が内蔵されるとともに、伝送媒体として例えば、電波を送出するアンテナ32が設置さている。このアンテナ32から信号データにより変調された電波が送信される。この実施形態では、伝送媒体として電波を用いているが、赤外線等の光、超音波等の音波でもよい。
斯かる構成とすれば、各電気二重層コンデンサ41〜45の端子間電圧又は温度を表す電圧が電圧変換回路604を通して検出され、変換されてコントローラ606に加えられ、その監視が行われる。電圧変換回路604及びコントローラ606への給電はレギュレータ602を通して電気二重層コンデンサ41〜45から供給されるが、例えば、1セル当たり例えば、0.4〔V〕とすれば、5セルで2.0〔V〕になるので、各電気二重層コンデンサ41〜45の端子間電圧は0.4〔V〕以下でも動作が可能であり、監視動作が得られる。そして、その監視結果は、アンテナ32から送出される。そして、無線により送信された電圧情報VDAは、制御部38にアンテナ40を通して受信されて再生され、図示しない充電手段側に伝送される構成である。また、制御部38には表示部42が接続され、端子間電圧の検出結果としての電圧や温度データに基づき、電気二重層コンデンサ41〜45の端子間電圧や温度の推移が表示可能であるとともに、その電圧データや温度データが電気二重層コンデンサ41〜45の充電等の制御に用いられる。
(第2の実施形態)
本発明の電気二重層コンデンサ装置の第2の実施形態について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の電気二重層コンデンサ装置の第2の実施形態を示している。
この電気二重層コンデンサ装置2は、単一の電気二重層コンデンサとして例えば、電気二重層コンデンサ4を備えたコンデンサユニットを構成している。電気二重層コンデンサ4の正側電極6には外部端子8、負側電極10には外部端子12が設けられている。そして、電気二重層コンデンサ4の正側電極6及び負側電極10の間には電圧検出手段としてその検出電圧を無線により送信する電圧監視部14が設置されており、この実施形態では、基準電圧源回路16、分圧回路18として抵抗20、22、比較送信部24が正側電極6及び負側電極10の間に接続されている。この実施形態では、基準電圧源回路16は電気二重層コンデンサ4を電源として基準電圧Vref を発生し、分圧回路18は電気二重層コンデンサ4の端子間電圧VT を分圧して出力する。また、比較送信部24は、電圧比較器26、プロセッサ28及び送信部30を備えた構成であり、例えば、ICで構成される。例えば、電圧比較器26は端子間電圧VT から得た検出電圧VS と基準電圧Vref とを比較し、プロセッサ28は電圧比較器26による比較結果を表す電圧情報VDAを出力し、この電圧情報VDAは送信部30によりアンテナ32を通じて無線により送信される。無線による伝送媒体としては、電圧情報VDAを伝送可能な電波、超音波等の何れでもよい。
この電気二重層コンデンサ装置2において、基準電圧源回路16、分圧回路18及び比較送信部24からなる電圧監視部14は、既存の電気二重層コンデンサ4の筐体内に設置してもよい。また、プロセッサ28の出力側に出力情報を光学的に表示可能な図示しない表示器を備えてもよい。そして、外部端子8、12には充電装置34が接続され、電気二重層コンデンサ4は例えば、2.5Vに充電される構成としてもよい。充電装置34は、商用交流電源36を給電されて直流電圧VDC及び定電流を発生する構成とすればよい。
そして、無線により送信された電圧情報VDAは、既述の制御部38にアンテナ40を通して受信されて再生され、充電装置34側に伝送される構成である。また、制御部38には表示部42が接続され、端子間電圧VT の検出結果としての電圧情報VDAに基づき、電気二重層コンデンサ4の端子間電圧の推移が表示可能である。
斯かる構成において、電気二重層コンデンサ4の充電が進み、所定電圧を超えると、基準電圧源回路16が動作し、基準電圧Vref を発生する。このとき、端子間電圧VT は分圧回路18で分圧され、抵抗20、22の抵抗比に応じた検出電圧VS が得られる。ここで、抵抗20、22の抵抗値をR1 、R2 又は共にRとすれば、検出電圧VS は、
S =VT ・R2 /(R1 +R2 )=VT ・R/2R
=VT /2 ・・・(1)
となる。この場合、基準電圧源回路16に独自のバッテリを備えるものとすれば、電気二重層コンデンサ4の端子間電圧VT に無関係に基準電圧Vref を発生させる構成とすることも可能である。
これら検出電圧VS と基準電圧Vref は電圧比較器26で比較され、その大小関係を表す比較出力が得られる。この場合、電圧比較器26は、検出電圧VS が基準電圧Vref を超えたことを表す出力を得る構成、又はその差電圧に応じたレベルを表す出力を得る構成の何れでもよい。このような比較出力がプロセッサ28に加えられると、その比較出力に応じた電圧情報が演算され、プロセッサ28から出力される。このプロセッサ28の出力側の送信部30からその電圧情報VDAが制御部38に向けて送信される。斯かる構成とすれば、端子間電圧VT が所定電圧、この場合、検出電圧VS が基準電圧Vref を超えたことを表示部42に光学的に表示でき、また、その比較値に応じたレベルで表示することができる。ユーザは、その表示から端子間電圧VT のレベルを視覚的に容易に認識することができる。表示器42は、LED等の発光素子で構成することができ、ブザー等の発音素子で構成することもできる。発音素子で構成された表示器42によれば、ブザー音によって電気二重層コンデンサ4の端子間電圧VT のレベルを聴覚的に認識することができる。
なお、この実施形態では、分圧回路18から得られる検出電圧VS と基準電圧Vref とを比較しているが、端子間電圧VT と比較電圧VRとを比較する構成としてもよいし、また、電圧比較器26をプロセッサ28と分離した形態で示しているが、プロセッサ28の内部に電圧比較機能を備える構成としてもよい。
次に、電圧比較器26のレベル比較について、図3を参照して説明する。図3は、電気二重層コンデンサ4の端子間電圧VT に対応する検出電圧VS の推移と基準電圧Vref との関係を示すグラフである。この場合、検出電圧VS と端子間電圧VT との関係は、抵抗20、22を同一抵抗値Rとすれば、式(1) の通りである。
例えば、電気二重層コンデンサ4を充電装置34の定電流出力により充電する場合、その端子間電圧VT は直線的に上昇し、検出電圧VS は同様の推移で上昇する。この端子間電圧VT を受けて基準電圧源回路16が基準電圧Vref を発生すると、この基準電圧Vref と分圧回路18に発生した検出電圧VS (=VT /2)との比較結果として両者の大小関係に応じた比較出力が電圧比較器26に得られ、プロセッサ28に加えられる。この場合、比較出力としては検出電圧VS が基準電圧Vref に到達したことを表す電圧、又は、両者の差電圧に応じた電圧等、何れの電圧でもよい。
また、検出電圧VS が基準電圧Vref に到達した後、外部端子8、12に図示しない負荷が接続され、その負荷によって電力が消費されると、端子間電圧VT が低下することになる。この低下した状態も検出電圧VS に現れ、その低下電圧を表す出力が電圧比較器26から得られる。そこで、プロセッサ28に得られた電圧情報VDAを充電装置34の充電開始又は充電停止の制御入力に利用すれば、検出電圧VS が基準電圧Vref を超えた場合に充電を停止し、基準電圧Vref を下回った場合に充電を開始すれば、端子間電圧VT を一定の充電電圧に制御することができる。この場合、充放電を緩慢にするため、充電開始電圧と、充電停止電圧との基準電圧に電圧幅を持たせてヒステリシス特性を付与すれば、充放電のチャタリングを防止することができる。
(第3の実施形態)
本発明の電気二重層コンデンサ装置の第3の実施形態について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の電気二重層コンデンサ装置の第3の実施形態を示している。
この電気二重層コンデンサ装置400は、複数の電気二重層コンデンサとして8個の電気二重層コンデンサ401、402、403、404、405、406、407、408が設置され、この実施形態では、電気二重層コンデンサ401〜408の直列回路で構成されている。複数の電気二重層コンデンサ401〜408の直列個数は、9個以上でもよく、8個以下で構成してもよく、また、回路構成については直並列回路ではなく、直列回路のみでもよい。要するに、所望の容量と耐圧との要請により決定されるものである。そして、共通の外部端子50、52が形成され、これら外部端子50、52には例えば、既述の充電装置34等が接続される。
また、電気二重層コンデンサ401〜408について、2個ずつの電気二重層コンデンサ401と電気二重層コンデンサ402、電気二重層コンデンサ403と電気二重層コンデンサ404・・・電気二重層コンデンサ407と電気二重層コンデンサ408に対し、電圧監視部141、142、143、144が設置され、各電圧監視部141〜144と電気二重層コンデンサ401〜408との関係は、電気二重層コンデンサ401、402に電圧監視部141、電気二重層コンデンサ403、404に電圧監視部142・・・というように、それぞれが2個ずつの電気二重層コンデンサに対して独立した関係を構成している。この実施形態では、電圧監視部141〜144はICで構成され、それぞれは全て固有のIDコードを備えている。各電圧監視部141〜144の給電は各電気二重層コンデンサ401〜408の充電電圧で充当され、電圧監視部141〜144は、2個ずつの電気二重層コンデンサ401と電気二重層コンデンサ402、電気二重層コンデンサ403と電気二重層コンデンサ404・・・電気二重層コンデンサ407と電気二重層コンデンサ408の端子間電圧の測定機能を備えているとともに、データ通信機能を持ち、電気二重層コンデンサ401〜408から測定された電圧監視データの収集を行う。
各電圧監視部141〜144の出力側にはアンテナ32が接続され、検出出力が無線により制御部38に伝送される。制御部38は、各電圧監視部141〜144の電圧監視データを受け取り、2個ずつの電気二重層コンデンサ401と電気二重層コンデンサ402、電気二重層コンデンサ403と電気二重層コンデンサ404・・・電気二重層コンデンサ407と電気二重層コンデンサ408の端子間電圧の監視やその制御を行う。
各電圧監視部141〜144は、例えば、図5に示す構成である。これら電圧監視部141〜144において、既述の電気二重層コンデンサ装置2(図2)の基準電圧源回路16、分圧回路18及び比較送信部24を備えた構成であり、その構成及び機能は既述の通りである。
斯かる構成の電気二重層コンデンサ装置400について、電圧監視処理動作ないしその方法を説明する。
各電気二重層コンデンサ401〜408の充電に応じた各端子間電圧VT の推移は、図3を参照して説明した通りであり、電圧監視部141〜144からその電圧監視データが出力される。この電圧監視データは例えば、固定コード(8bit)、IDコード(16bit)、電圧測定データ(8bit)の32bitが単位(パケット)として構成されており、図6はその一例を示している。
そこで、制御部38では取得すべき電圧監視部141〜144に係るIDコードがパケットに設定されており、電圧監視部141〜144に順次に送信され、この場合、電圧監視データにおいて、電圧測定電圧は$0とし、正常データと区別可能にするために、このような設定とする。
そして、IDコードは制御部38と各電圧監視部141〜144との対話のキーであり、指定されたIDコードに応じて電圧監視部141〜144が応答することが可能である。このように設定した場合、一定の時間間隔で電圧測定及び無線送信を繰り返す。そして、パケットを受け取った例えば、電圧監視部141がIDコードをチェックし、該当するIDコードでなければ、応答することはなく、例えば、データを変更せず、次の電圧監視部142に転送することになる。このような操作は電圧監視部141〜144まで順次に行われ、最後の電圧監視部144にパケットが伝達されると、その電圧監視部144が送信したパケットが制御部38に返送される。また、制御部38は、各IDコードの一致及び不一致を認識し、電圧監視データである測定データが書き換えられていることをチェックし、電圧監視とともにデータの信頼性を確認する。
なお、このような制御部38のデータ管理処理における、電圧監視部141〜144のデータ収集時間について、電圧監視部141〜144の通信時間は、例えば、最大200u秒であり、制御部38が管理する電気二重層コンデンサ401〜408を例えば、1000本と仮定すると、任意の1本の電気二重層コンデンサの電圧取得に200m秒が必要になる。従って、1000本全部のデータ収集には、200秒(3.4分)程度が必要である。
次に、本発明の電気二重層コンデンサ装置の他の実施形態や変形例について以下に述べる。
(1) 電圧監視部141〜144をICで構成した場合、その動作電圧は1.8V〜3.6Vであり、電気二重層コンデンサ401〜408を電源に用いた場合には、その低電圧状態では動作が確保できないことが予想される。この場合には、電圧監視部141〜144毎に第3の実施形態で示したように、複数の電気二重層コンデンサを直列化して使用してもよく、また、独自の電源を設置し、又は、共通の電源を設置することで動作補償を行うことが可能である。
(2) 電気二重層コンデンサの設置本数によりデータ収集時間が増加するが、制御部38からIDコードを特定せずに信号送信を行い、異常電圧を検出した電圧監視部のみから測定結果を返送させる方法により、データ収集時間の短縮化を図ることができる。
(3) 微弱電波を用いた通信により、周辺ノイズによる影響を回避するには、シールド装置を設置してもよい。
(4) 実施形態では、送信部30から電圧情報を送信する形態として説明したが、データ送受信部として構成し、制御部38からの断続的な問い合わせ情報に送信部30が応答する形態で電圧情報を制御部38に取り込む形態としてもよい。
本発明によれば、電気二重層コンデンサの端子間電圧の情報を無線を媒介にして容易に入手でき、その情報を端子間電圧の電圧管理や温度管理に活用でき、電源装置として活用される電気二重層コンデンサ装置の利用範囲を拡大することができ、有用である。
本発明の第1の実施形態に係る電気二重層コンデンサ装置を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る電気二重層コンデンサ装置を示す回路図である。 電気二重層コンデンサの端子間電圧の検出電圧の推移、その検出電圧と基準電圧との比較を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電気二重層コンデンサ装置を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る電気二重層コンデンサ装置の電圧監視部を示す回路図である。 通信データの構成を示す図である。
符号の説明
2、400 電気二重層コンデンサ装置
4、41〜45、401〜408 電気二重層コンデンサ
14、141〜144 電圧監視部(電圧検出手段)
18 分圧回路(電圧検出手段)
34 充電装置(充電手段)
38 制御部(制御手段)

Claims (6)

  1. 充電手段により充電されるとともに、負荷に接続されて放電する電気二重層コンデンサと、
    この電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出し、その検出出力を無線により送信する電圧検出手段と、
    を備えたことを特徴とする電気二重層コンデンサ装置。
  2. 電気二重層コンデンサに、その端子間電圧を検出する電圧検出手段とともに、この電圧検出手段の検出出力を無線により送信する送信手段を備えたことを特徴とする電気二重層コンデンサ装置。
  3. 電気二重層コンデンサに、その端子間電圧を検出して基準電圧と比較し、前記端子間電圧と前記基準電圧との大小関係を表す検出出力を発生する電圧検出手段とともに、この電圧検出手段の前記検出出力を無線により送信する送信手段を備えたことを特徴とする電気二重層コンデンサ装置。
  4. 複数の電気二重層コンデンサを備えた電気二重層コンデンサ装置であって、
    前記電気二重層コンデンサに接続されて前記電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出し、この端子間電圧と基準電圧とを比較し、前記端子間電圧と前記基準電圧との大小関係を表す検出出力を発生する電圧検出手段と、
    この電圧検出手段の前記検出出力を無線により送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする電気二重層コンデンサ装置。
  5. 前記電圧検出手段の前記検出出力を受け、前記電気二重層コンデンサの前記端子間電圧を表す表示出力を発生する制御手段を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の電気二重層コンデンサ装置。
  6. 電気二重層コンデンサを充電する充電手段と、
    前記電気二重層コンデンサに接続されて前記電気二重層コンデンサの端子間電圧を検出し、この端子間電圧と基準電圧とを比較し、前記端子間電圧と前記基準電圧との大小関係を表す検出出力を発生する電圧検出手段と、
    この電圧検出手段の前記検出出力を無線により送信する送信手段と、
    この送信手段から前記検出出力を受信し、前記端子間電圧に応じて前記充電手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電気二重層コンデンサ装置。
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