JP2005106400A - エリア別環境提供システム及び環境提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができるエリア別環境提供システム及び環境提供装置を提供する。
【解決手段】 エリア別環境提供システム1は、空間60a等それぞれに対して環境を提供する。エリア別環境提供システム1は、在席検出センサー群20と、算出装置群40と、パーソナル空調機群50とを備える。在席検出センサー20aは、空間60aに属する個人70aの在席を検出する。算出装置40aは、連続時間を算出する。連続時間は、在席検出センサー20aが在席を検出している連続的な時間である。パーソナル空調機50aは、空間60aに対して温度環境を提供する。パーソナル空調機50aは、連続時間が所定時間以上となった場合に、空間60aに属する個人70aに触れずに、温度環境を変化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エリア別環境提供システム及び環境提供装置に関する。特に、オフィス、乗り物などにおける、エリア別環境提供システム及び環境提供装置に関する。
従来から、個人及び団体の少なくとも一方(以下、個人等とする)が連続して長時間座席に座ったままの状態になることにより、個人等の下肢の血流が悪くなり静脈に血のかたまり(血栓)ができ、この血栓により個人等の肺の血管を閉塞してしまう肺塞栓(俗にエコノミークラス症候群と呼ばれている)の危険性が指摘されている。このエコノミークラス症候群を予防するために、個人等の下肢の動きを検出し、その結果を報知する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、このエコノミークラス症候群を予防するために、個人等の血流を測定し、血流情報を表示し、個人等の下肢の筋肉を動かす機能を備えた装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−238876 (第1−4頁、第1−7図) 特開2002−315728 (第1−4頁、第1−6図)
しかし、特許文献1の技術では、個人等に報知がなされるのみであり、個人等が離席するかどうかは個人等に任されているため、個人等が離席しない場合にエコノミークラス症候群が予防されないおそれがある。また、バイブレータ等により報知されるため、個人等が作業を行っている場合に、その作業が中断されるおそれがある。
特許文献2の技術では、個人等の下肢の筋肉が動かされるが、個人等が離席する場合に比べて、エコノミークラス症候群が十分に予防されないおそれがある。また、個人等の下肢の筋肉が動かされるため、個人等が作業を行っている場合に、その作業が中断されるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができるエリア別環境提供システム及び環境提供装置を提供することにある。
請求項1に係るエリア別環境提供システムは、複数のエリアそれぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境提供システムであって、在席検出装置と、算出装置と、環境提供装置とを備える。在席検出装置は、それぞれのエリアに属する個人及び団体の少なくとも一方(以下、個人等とする)の在席を検出する。算出装置は、連続時間を算出する。連続時間は、在席検出装置が在席を検出している連続的な時間である。環境提供装置は、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供装置は、連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。
このエリア別環境提供システムでは、在席検出装置が、それぞれのエリアに属する個人等の在席を検出する。算出装置が、在席の情報を在席検出装置から受け取ることができる。算出装置が、連続時間を算出する。環境提供装置が、連続時間の情報を算出装置から受け取ることができる。環境提供装置が、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供装置が、連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。
したがって、環境の変化を個人等が徐々に体感することができるため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。このため、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができる。
なお、連続時間は、在席検出装置が在席を検出している時間と在席検出装置が不在を検出している時間とが混在したようなものを含まない。
請求項2に係るエリア別環境提供システムは、請求項1に記載のエリア別環境提供システムであって、環境提供装置は、環境を徐々に不快にするように、環境を変化させる。
このエリア別環境提供システムでは、環境提供装置が、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供装置が、連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。環境提供装置が、環境を徐々に不快にするように、環境を変化させる。
したがって、環境が不快になったことを個人等が徐々に体感することができる。このため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。
請求項3に係るエリア別環境提供システムは、請求項1又は2のいずれかに記載のエリア別環境提供システムであって、環境は、温度環境、湿度環境、気流環境、臭いの環境、照明環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つを含む。
このエリア別環境提供システムでは、環境が、温度環境、湿度環境、気流環境、臭いの環境、照明環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つを含む。環境提供装置が、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供装置が、連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。
したがって、温度環境、湿度環境、気流環境、臭いの環境、照明環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つの変化を個人等が徐々に体感することができる。このため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。
請求項4に係るエリア別環境提供システムは、請求項1に記載のエリア別環境提供システムであって、環境は、気流環境、臭いの環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つを含む。環境提供装置は、気流、臭い、音響及び超音波の少なくとも1つを徐々に強めるように、環境を変化させる。
このエリア別環境提供システムでは、環境が、気流環境、臭いの環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つを含む。環境提供装置が、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供装置が、連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。環境提供装置が、気流、臭い、音響及び超音波の少なくとも1つを徐々に強めるように、環境を変化させる。
したがって、気流、臭い、音響及び超音波の少なくとも1つが強くなったことを個人等が徐々に体感することができる。このため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。
請求項5に係るエリア別環境提供システムは、請求項1から4のいずれかに記載のエリア別環境提供システムであって、算出装置は、それぞれのエリアに属する個人等の不在を在席検出装置が検出した場合に、連続時間をリセットする。
このエリア別環境提供システムでは、算出装置が、連続時間を計測する。算出装置が、それぞれのエリアに属する個人等の不在を在席検出装置が検出した場合に、連続時間をリセットする。
したがって、個人等が離席してから在席し始めたときも、算出装置が連続時間を計測することができる。このため、連続時間を正確に計測することができる。
請求項6に係るエリア別環境提供システムは、複数のエリアそれぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境提供システムであって、在席検出装置と、血流検出装置と、計測装置と、環境提供装置とを備える。在席検出装置は、それぞれのエリアに属する個人等の在席を検出する。血流検出装置は、それぞれのエリアに属する個人等の血流を検出する。算出装置は、血流低下量と連続時間との少なくとも一方を計測する。血流低下量は、血流検出装置が検出する血流の値が、血流初期値に対して、低下している量である。血流初期値は、在席検出装置が在席を検出し始めたときにおいて血流検出装置が検出した血流の値である。連続時間は、在席検出装置が在席を検出している連続的な時間である。環境提供装置は、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供装置は、血流低下量が所定値以上となった場合、又は連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。
このエリア別環境提供システムでは、在席検出装置が、それぞれのエリアに属する個人等の在席を検出する。血流検出装置が、それぞれのエリアに属する個人等の血流を検出する。算出装置が、血流の情報を血流検出装置から受け取ることができる。算出装置が、在席の情報を在席検出装置から受け取ることができる。算出装置が、血流低下量と連続時間との少なくとも一方を算出する。環境提供装置が、血流低下量の情報と連続時間の情報との少なくとも一方を算出装置から受け取ることができる。環境提供装置が、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供装置が、血流低下量が所定値以上となった場合、又は連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を徐々に変化させる。
したがって、連続時間が所定時間以上であるか血流低下量が所定量以上であれば、環境の変化を個人等が徐々に体感することができるため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。このため、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができる。
なお、連続時間は、在席検出装置が在席を検出している時間と在席検出装置が不在を検出している時間とが混在したようなものを含まない。「在席検出装置が在席を検出し始めたとき」とは、在席検出装置が1番最初に在席を検出し始めたときだけでなく、在席検出装置が不在を検出したあとに在席を検出し始めたときを含む。また、在席検出装置と血流検出装置とは、別々の装置であってもいいし、1つの装置であってもいい。
請求項7に係るエリア別環境提供システムは、請求項6に記載のエリア別環境提供システムであって、算出装置は、在席検出装置が不在を検出した場合に、血流低下量と連続時間との少なくとも一方をリセットする。
このエリア別環境提供システムでは、算出装置が、血流低下量と連続時間との少なくとも一方を算出する。算出装置が、在席検出装置が不在を検出した場合に、血流低下量と連続時間との少なくとも一方をリセットする。
したがって、個人等が離席してから在席し始めたときも、算出装置が血流低下量と連続時間との少なくとも一方を算出することができる。このため、血流低下量と連続時間との少なくとも一方を正確に算出することができる。
請求項8に係る環境提供装置は、受取部と、環境提供部とを備える。受取部は、算出装置から、連続時間の情報を受け取る。算出装置は、連続時間を計測する。連続時間は、在席検出装置が在席を検出している連続的な時間である。在席検出装置は、複数のエリアのそれぞれに属する個人等の在席を検出する。環境提供部は、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供部は、連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。
この環境提供装置では、受取部が、複数のエリアのそれぞれに属する個人等の在席を検出する在席検出装置が在席を検出している連続的な時間である連続時間を算出する算出装置から、連続時間の情報を受け取る。環境提供部が、受取部から連続時間の情報を受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して環境を提供する。環境提供部が、連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれのエリアに属する個人等に触れずに、環境を変化させる。
したがって、環境の変化を個人等が徐々に体感することができるため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。このため、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができる。
なお、連続時間は、在席検出装置が在席を検出している時間と在席検出装置が不在を検出している時間とが混在したようなものを含まない。
請求項1に係るエリア別環境提供システムでは、環境の変化を個人等が徐々に体感することができるため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。このため、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができる。
請求項2に係るエリア別環境提供システムでは、環境が不快になったことを個人等が徐々に体感することができる。このため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。
請求項3に係るエリア別環境提供システムでは、温度環境、湿度環境、気流環境、臭いの環境、照明環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つの変化を個人等が徐々に体感することができる。このため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。
請求項4に係るエリア別環境提供システムでは、気流、臭い、音響及び超音波の少なくとも1つが強くなったことを個人等が徐々に体感することができる。このため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。
請求項5に係るエリア別環境提供システムでは、個人等が離席してから在席し始めたときも、算出装置が連続時間を算出することができる。このため、連続時間を正確に算出することができる。
請求項6に係るエリア別環境提供システムでは、連続時間が所定時間以上であるか血流低下量が所定量以上であれば、環境の変化を個人等が徐々に体感することができるため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。このため、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができる。
請求項7に係るエリア別環境提供システムでは、個人等が離席してから在席し始めたときも、算出装置が血流低下量と連続時間とを算出することができる。このため、血流低下量と連続時間とを正確に算出することができる。
請求項8に係る環境提供装置では、環境の変化を個人等が徐々に体感することができるため、個人等の作業を中断させることなく、個人等に離席を促すことができる。このため、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るエリア別環境提供システム1の概念図を図1,図2に示す。また、本発明の第1実施形態に係るエリア別環境提供システム1の各構成要素の構成図を図3に示す。図1に示すエリア別環境提供システム1は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供するためのシステムである。なお、空間群60(60a,60b,・・・)は、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の近傍空間である。
<エリア別環境提供システム1の全体構成>
図1,図2に示すように、このエリア別環境提供システム1は、主としてパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)と在席センサー群20(20a,20b,・・・)と算出装置群40(40a,40b,・・・)とを備える。在席センサー群20(20a,20b,・・・)は、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)上において、個人群70(70a,70b,・・・)を認識できる場所に置かれる。算出装置群40(40a,40b,・・・)は、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)付近に設置される。
<在席センサー群20(20a,20b,・・・)の構成>
図3に示すように、在席センサー20aは、主として検出部21aと通知部22aとを備える。
図3に示す検出部21aは、図2に示す空間60aに属する個人70aの在席を検出する。図3に示す通知部22aは、図2に示す個人70aの在席の情報を図3に示す検出部21aから受け取る。通知部22aは、図2に示す個人70aの在席の情報を算出装置40aに通知する。
他の在席センサー20b,・・・も、在席センサー20aと同様である。
<算出装置群40(40a,40b,・・・)の構成>
図3に示すように、算出装置40aは、主として第1受取部41aと算出部43aとを備える。
第1受取部41aは、図2に示す個人70aの在席の情報を在席センサー20aから受け取る。図3に示す第1受取部41aは、図2に示す個人70aの在席の情報を算出部43aに渡す。算出部43aは、図2に示す個人70aが在席している連続的な時間(以下、連続時間とする)を計測する。図3に示す算出部43aは、図2に示す個人70aの不在を在席センサー20aが検出した場合に、連続時間をリセットする。算出部43aは、連続時間の情報をパーソナル空調機50aへ渡す。
他の計測装置40b,・・・も、算出装置40aと同様である。
<パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の構成>
図3に示すように、パーソナル空調機50aは、主として受取部51aと制御部53aと環境提供部52aとを備える。
受取部51aは、算出装置40aから連続時間の情報を受け取る。受取部51aは、連続時間の情報を制御部53aに渡す。制御部53aは、連続時間が所定時間以上であるか否か判断する。制御部53aは、連続時間が所定時間以上であると判断した場合、温度を徐々に上昇させる命令を環境提供部52aに渡す。環境提供部52aは、図3に示す空間60aに対して温度環境を提供する。環境提供部52aは、空間60aに属する個人70aに触れずに、温度を徐々に上昇するように温度環境を変化させる。
他のパーソナル空調機50b,・・・も、パーソナル空調機50aと同様である。
<環境提供部群52(52a,52b,・・・)の構成>
図3に示す環境提供部52aは、図2に示すように、主として圧縮機521a、凝縮器522a、蒸発器523a、クロスフローファン524a、プロペラファン525a、吹き出し口526a及び吸い込み口528aを備える。このうち、圧縮機521a、凝縮器522a、蒸発器523a、クロスフローファン524a及びプロペラファン525aは、パーソナル空調機50aの背面にある箱体527aの中に内蔵される。吹き出し口526aは、パーソナル空調機50aの前面パネルに設けられる。吸い込み口528aは、パーソナル空調機50aの背面パネルに設けられる。吸い込み口528a、圧縮機521a、凝縮器522a及び蒸発器523aを利用して生成された調和空気は、クロスフローファン524aによって吹き出し口526aを介して、空間60aに供給される。
他の環境提供部52b,・・・も、環境提供部52aと同様である。
<エリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れ>
図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れを、図4,図5に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、エリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明する。エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。
図4に示すステップS1では、電源がONされる。すなわち、図3に示すパーソナル空調機50aの電源がONされて、パーソナル空調機50aが起動される。
図4に示すステップS2では、通常制御される。すなわち、図2に示す個人70aによりパーソナル空調機50aに対して設定温度が入力され、その設定温度になるようにパーソナル空調機50aが制御される(図4で示す(1))。
図4に示すステップS3では、在席が検出される。すなわち、図3に示す在席センサー20aの検出部21aにより、図2に示す空間60aに属する個人70aの在席が検出される。図3に示す通知部22aにより、図2に示す個人70aの在席の情報が図3に示す検出部21aから受け取られる。通知部22aにより、図2に示す個人70aの在席の情報が図3に示す検出部21aから受け取られる。通知部22aにより、図2に示す個人70aの在席の情報が算出装置40aに通知される。図3に示す算出装置40aの第1受取部41aにより、図2に示す個人70aの在席の情報が在席センサー20aから受け取られる。図3に示す第1受取部41aにより、図2に示す個人70aの在席の情報が算出部43aに渡される。
図4に示すステップS4では、在席であるか否かが判断される。すなわち、図3に示す算出部43aにより、図2に示す個人70aが在席しているか否かが判断される。在席していると判断された場合は、ステップS6へ進められ、在席していないと判断された場合は、ステップS5へ進められる。
図4に示すステップS5では、連続時間がリセットされる。すなわち、図3に示す算出部43aにより、連続時間がリセットされて、連続時間が0分に戻される(図4で示す(1))。
図4に示すステップS6では、5分経過したか否かが判断される。すなわち、図3に示す算出部43aにより、タイマー(図示せず)が参照され、5分経過したか否かが判断される。5分経過したと判断された場合は、ステップS7へ進められ、5分経過していないと判断された場合は、ステップS6へ進められる。
図4に示すステップS7では、連続時間が算出される。すなわち、図3に示す算出部43aにより、タイマー(図示せず)が参照され、連続時間が算出される。算出部43aにより、連続時間の情報がパーソナル空調機50aへ渡される。パーソナル空調機50aの受取部51aにより、算出装置40aから連続時間の情報が受け取られる。受取部51aにより、連続時間の情報が制御部53aに渡される。
図4に示すステップS8では、連続時間が所定時間(例えば、60分)以上であるか否かが判断される。すなわち、図3に示す制御部53aにより、連続時間が所定時間以上であるか否が判断される。連続時間が所定時間以上であると判断された場合は、ステップS9(図4,図5で示す(2))へ進められ、連続時間が所定時間以上でないと判断された場合は、ステップS3(図4で示す(1))へ進められる。
図5に示すステップS9では、温度環境が変化させられる。すなわち、図3に示す制御部53aにより、温度を徐々に上昇させる命令が環境提供部52aに渡される。環境提供部52aにより、空間60aに属する個人70aに触れられずに、温度が徐々に上昇させられるように温度環境が変化させられて、空間60aに対して温度環境が提供される。
図5に示すステップS10では、電源がOFFされるべきか否かが判断される。OFFされるべきであると判断された場合は、処理が終了され、OFFされるべきでないと判断された場合は、ステップS3(図5,図4に示す(1))へ進められる。
<エリア別環境提供システム1に関する特徴>
(1)
ここでは、図2に示す在席検出センサー20aが、空間60aに属する個人70aの在席を検出する。算出装置40aが、在席の情報を在席検出センサー20aから受け取る。算出装置40aが、連続時間を算出する。環境提供装置が、連続時間の情報を算出装置40aから受け取ることができる。パーソナル空調機50aが、空間60aに対して温度環境を提供する。パーソナル空調機50aが、連続時間が所定時間(例えば、60分)以上となった場合に、空間60aに属する個人70aに触れずに、温度環境を変化させる。
したがって、温度環境の変化を個人70aが徐々に体感するため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。このため、個人70aの作業を中断させることなくエコノミークラス症候群が予防される。
(2)
ここでは、図2に示すパーソナル空調機50aが、連続時間が所定時間(例えば、60分)以上となった場合に、空間60aに属する個人70aに触れずに、温度環境を変化させる。パーソナル空調機50aが、温度を徐々に上昇させるように、すなわち温度環境を徐々に不快にするように、温度環境を変化させる。
したがって、温度環境が不快になったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。
(3)
ここでは、図2に示す算出装置40aが、連続時間を計測する。算出装置40aが、空間60aに属する個人70aの不在を在席検出センサー20aが検出した場合に、連続時間をリセットする。
したがって、個人70aが離席してから在席し始めたときも、算出装置40aにより連続時間が計測される。このため、連続時間が正確に計測される。
<第1実施形態の変形例>
(A)連続時間は、図2に示す在席検出センサー20aが在席を検出している時間と在席検出センサー20aが不在を検出している時間とが混在したようなものを含まない。すなわち、連続時間は、個人70aが離席することなく在席していた連続的な時間である。温度環境を徐々に不快にするためには、温度が徐々に上昇させられるように温度環境が変化させられる代わりに、温度が徐々に低下させられるように温度環境が変化させられてもよい。温度環境の提供方法は、冷房であってもいいし、暖房であってもいい。在席センサー20aは、空間60aに属する個人70aの代わりに、空間60aに属する団体の在席を検出してもよい。その場合、パーソナル空調機50aは、空間60aに属する団体に触れずに、温度を徐々に上昇するように温度環境を変化させて、空間60aに対して温度環境を提供することになる。在席センサー20aは、空間60aに属する個人70aの代わりに、空間60aに属する個人70a及び団体の在席を検出してもよい。その場合、パーソナル空調機50aは、空間60aに属する個人70a及び団体に触れずに、温度を徐々に上昇するように温度環境を変化させて、空間60aに対して温度環境を提供することになる。
(B)パーソナル空調機50aが提供するのは、温度環境の代わりに、湿度環境であってもよい。この場合、パーソナル空調機50aが、湿度環境を徐々に不快にするように、湿度環境を変化させる。したがって、湿度環境が不快になったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。温度環境の提供方法は、除湿であってもいいし、加湿であってもいい。
(C)パーソナル空調機50aが提供するのは、温度環境の代わりに、気流環境であってもよい。この場合、パーソナル空調機50aが、気流環境を徐々に不快にするように、気流環境を変化させる。したがって、気流環境が不快になったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。また、気流環境を徐々に不快にするように気流環境を変化させる代わりに、気流を徐々に強くするように気流環境を変化させてもよい。この場合でも、気流が強くなったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。
(D)エリア別環境提供システム1には、端末装置群10(10a,10b,・・・)がさらに備えられてもよい。その場合、個人群70(70a,70b,・・・)の在席を検出するのは、在席センサー群20(20a,20b,・・・)の代わりに、端末装置群10(10a,10b,・・・)であってもよい。端末装置群10(10a,10b,・・・)が起動されることにより、個人群70(70a,70b,・・・)の在席が検出されてもいいし、端末装置群10(10a,10b,・・・)への入力が検出されることにより、個人群70(70a,70b,・・・)の在席が検出されてもいい。
(E)図1に示すエリア別環境提供システム1には、血流センサー群80(80a,80b,・・・)がさらに備えられてもよい。図3に示すように、血流センサー80aは、主として検出部81aと通知部82aとを備える。図3に示す検出部81aは、図2に示す空間60aに属する個人70aの血流を検出する。図3に示す通知部82aは、図2に示す個人70aの血流の情報を図3に示す検出部81aから受け取る。通知部82aは、図2に示す個人70aの血流の情報を図3に示す検出部81aから受け取る。通知部82aは、図2に示す個人70aの血流の情報を算出装置40aに通知する。他の血流センサー80b,・・・も、血流センサー80aと同様である。
この場合、図3に示す算出装置40aが、第2受取部42aをさらに備える。算出装置40aの第2受取部42aが、血流の情報を血流検出センサー80aから受け取る。算出装置40aの第1受取部41aが、在席の情報を在席検出センサー80aから受け取る。算出装置40aの算出部43aが、血流の情報を第2受取部42aから受け取り、在席の情報を第1受取部41aから受け取り、血流低下量と連続時間とを算出する。ここで、血流低下量は、血流検出センサー80aが検出する血流の値が、血流初期値に対して、低下している量である。血流初期値は、在席センサー20aの検出部21aが図2に示す個人70aの在席を検出し始めたときにおいて、血流検出センサー80aが検出した血流の値である。図3に示す算出装置40aの算出部43aが、在席検出センサー20aが不在を検出した場合に、血流低下量と連続時間とをリセットする。パーソナル空調機50aが、血流低下量の情報と連続時間の情報とを算出装置40aから受け取る。パーソナル空調機50aが、血流低下量が所定値(例えば、1ml/100ml/min)となった場合、又は連続時間が所定時間(例えば、60分)となった場合に、図3に示す空間60aに属する個人70aに触れずに、温度環境を徐々に変化させて、空間60aに対して温度環境を提供する。
また、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが次の点で第1実施形態と異なる。なお、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図6,図7において、図4,図5に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図6に示すステップS11では、血流低下量と連続時間とがリセットされる。すなわち、図3に示す算出装置40aの算出部43aにより、血流低下量と連続時間とがリセットされ、血流低下量が0ml/100ml/minに戻され、連続時間が0分に戻される。(図6で示す(1))。
図6に示すステップS12では、血流が検出される。すなわち、図3に示す検出部81aにより、図2に示す空間60aに属する個人70aの血流が検出される。図3に示す通知部82aにより、図2に示す個人70aの血流の情報が図3に示す検出部81aから受け取られる。通知部82aにより、図2に示す個人70aの血流の情報が図3に示す検出部81aから受け取られる。通知部82aにより、図2に示す個人70aの血流の情報が算出装置40aに通知される。
図6に示すステップS13では、血流低下量と連続時間とが算出される。すなわち、図3に示す算出部43aにより、タイマー(図示せず)が参照され、連続時間が算出される。図3に示す算出部43aにより、血流の値と血流初期値との差が計算され、血流低下量が算出される。算出部43aにより、血流低下量の情報と連続時間の情報とがパーソナル空調機50aへ渡される。パーソナル空調機50aの受取部51aは、算出装置40aから血流低下量の情報と連続時間の情報とを受け取る。受取部51aは、血流低下量の情報と連続時間の情報とを制御部53aに渡す(図6,図7で示す(2))。
図7に示すステップS14では、連続時間が所定時間(例えば、60分)以上であるか否かが判断される。すなわち、図3に示す制御部53aにより、連続時間が所定時間以上であるか否が判断される。連続時間が所定時間以上であると判断された場合は、ステップS9へ進められ、連続時間が所定時間以上でないと判断された場合は、ステップS15へ進められる。
図7に示すステップS15では、血流低下量が所定量(例えば、1ml/100ml/min)以上であるか否かが判断される。すなわち、図3に示す制御部53aにより、血流低下量が所定量以上であるか否が判断される。血流低下量が所定量以上であると判断された場合は、ステップS9へ進められ、血流低下量が所定量以上でないと判断された場合は、ステップS3(図7,図6で示す(1))へ進められる。
したがって、血流低下量が所定量以上であれば、温度環境の変化を個人等が徐々に体感することができる。このため、離席すべき時間が個人70a,70b,・・・毎に異なる場合でも、個人70aの作業を中断させることなくエコノミークラス症候群が予防される。
(F)図1に示すエリア別環境提供システム1に血流センサー群80(80a,80b,・・・)がさらに備えられている場合に、図3に示す在席センサー20aと血流センサー80aとは、1つの検出装置であってもよい。この場合、例えば、検出部21aは、検出装置の電源がONされたことにより、図2に示す空間60aに属する個人70aの在席を検出するようにしてもよい。あるいは、例えば、検出部21aは、図2に示す空間60aに属する個人70aに装着されたことを検出装置が受ける圧力などを検出することにより、図2に示す空間60aに属する個人70aの在席を検出するようにしてもよい。また、この場合、図6に示すステップS11で、血流低下量のみがリセットされるようにしてもよい。図6に示すステップS13で、血流低下量のみが算出されるようにしてもよい。図7に示すステップS14が省略されてもよい。このような場合でも、温度環境の変化を個人70aが徐々に体感するため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。このため、個人70aの作業を中断させることなくエコノミークラス症候群が予防される。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るエリア別環境提供システム100を図8に示す。また、エリア別環境提供システム100の各構成要素の構成図を図9に示す。図8,図9において、図1,図2,図3のエリア別環境提供システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。図8に示すエリア別環境提供システム100は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供するためのシステムである。
このエリア別環境提供システム100は、図8,図9に示すように、基本的な構造は第1実施形態と同様であり各構成要素は図3と同様であるが、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の代わりに普通のデスク群190(190a,190b,・・・)と照明装置群150(150a,150b,・・・)とが備えられている点で構成が異なる。すなわち、図9に示すように、照明装置150aの制御部153aは、連続時間が所定時間以上であると判断した場合、明るさを徐々に低下させる命令を環境提供部152aに渡す。環境提供部152aは、空間60aに属する個人70aに触れずに、明るさを徐々に低下するように照明環境を変化させて、空間60aに対して照明環境を提供する。これらの点で第1実施形態と異なる。なお、他の照明装置150b,・・・についても、照明装置150aと同様である。
照明環境の変化を個人70aが徐々に体感するため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される点は、第1実施形態と同様である。したがって、このようなエリア別環境提供システム100によっても、個人70aの作業を中断させることなくエコノミークラス症候群が予防される。
<第2実施形態の変形例>
(A)照明装置150aは、明るさを徐々に低下するように音響環境を変化させる代わりに、明るさを徐々に上昇するように照明環境を変化させてもよい。この場合でも、照明が不快になったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。
(B)図8に示すエリア別環境提供システム100は、普通のデスク群190(190a,190b,・・・)の代わりに、図1に示すようなパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)を備えてもよい。この場合、照明装置群150(150a,150b,・・)による環境の提供とパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)による環境の提供とが同時に行われることになる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るエリア別環境提供システム200を図10に示す。また、エリア別環境提供システム200の各構成要素の構成図を図11に示す。図10,図11において、図1,図2,図3のエリア別環境提供システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。図10に示すエリア別環境提供システム200は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに音響環境を提供するためのシステムである。
このエリア別環境提供システム200は、図10,図11に示すように、基本的な構造は第1実施形態と同様であり各構成要素は図3と同様であるが、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の代わりに普通のデスク群190(190a,190b,・・・)と音響装置群250(250a,250b,・・・)とが備えられている点で構成が異なる。すなわち、図11に示すように、音響装置250aの制御部253aは、連続時間が所定時間以上であると判断した場合、音響環境を徐々に不快にする命令を環境提供部252aに渡す。環境提供部252aは、空間60aに属する個人70aに触れずに、音響環境を徐々に不快にするように音響環境を変化させて、空間60aに対して音響環境を提供する。これらの点で第1実施形態と異なる。なお、他の音響装置250b,・・・についても、音響装置250aと同様である。
音響環境の変化を個人70aが徐々に体感するため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される点は、第1実施形態と同様である。したがって、このようなエリア別環境提供システム200によっても、個人70aの作業を中断させることなくエコノミークラス症候群が予防される。
<第3実施形態の変形例>
(A)音響装置250aが提供するのは、音響環境の代わりに、超音波の環境であってもよい。この場合、音響装置250aが、超音波の環境を徐々に不快にするように、超音波の環境を変化させる。したがって、超音波の環境が不快になったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。超音波の周波数は、可聴域の周波数よりも高くてもいいし、可聴域の周波数よりも低くてもいい。また、超音波の環境を徐々に不快にするように超音波の環境を変化させる代わりに、超音波を徐々に強くするように超音波の環境を変化させてもよい。この場合でも、超音波が強くなったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。
(B)音響装置250aは、音響環境を徐々に不快にするように音響環境を変化させる代わりに、音響を徐々に強くするように音響環境を変化させてもよい。この場合でも、音響が強くなったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るエリア別環境提供システム300を図12に示す。また、エリア別環境提供システム300の各構成要素の構成図を図13に示す。図12,図13において、図1,図2,図3のエリア別環境提供システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。図12に示すエリア別環境提供システム300は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに臭いの環境を提供するためのシステムである。
このエリア別環境提供システム300は、図12,図13に示すように、基本的な構造は第1実施形態と同様であり各構成要素は図3と同様であるが、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の代わりに普通のデスク群190(190a,190b,・・・)と発臭装置群350(350a,350b,・・・)とが備えられている点で構成が異なる。すなわち、図13に示すように、発臭装置350aの制御部353aは、連続時間が所定時間以上であると判断した場合、臭いを徐々に不快させる命令を環境提供部352aに渡す。環境提供部352aは、空間60aに属する個人70aに触れずに、臭いを徐々に不快するように臭いの環境を変化させて、空間60aに対して臭いの環境を提供する。これらの点で第1実施形態と異なる。なお、他の発臭装置350b,・・・についても、発臭装置350aと同様である。
臭いの環境の変化を個人70aが徐々に体感するため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される点は、第1実施形態と同様である。したがって、このようなエリア別環境提供システム300によっても、個人70aの作業を中断させることなくエコノミークラス症候群が予防される。
<第4実施形態の変形例>
(A)発臭装置350aは、臭いの環境を徐々に不快にするように臭いの環境を変化させる代わりに、臭いを徐々に強くするように臭いの環境を変化させてもよい。この場合でも、臭いが強くなったことを個人70aが徐々に体感する。このため、個人70aの作業を中断させることなく、個人70aに離席が促される。
本発明にかかるエリア別環境提供システム及び環境提供装置は、個人等の作業を中断させることなくエコノミークラス症候群を予防することができるという効果を有し、エリア別環境提供システム及び環境提供装置等として有用である。
本発明の第1実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第1実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第1実施形態によるエリア別環境提供システムの構成図。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第2実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第2実施形態によるエリア別環境提供システムの構成図。 本発明の第3実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第3実施形態によるエリア別環境提供システムの構成図。 本発明の第4実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第4実施形態によるエリア別環境提供システムの構成図。
符号の説明
1,100,200,300 エリア別環境提供システム
10 端末装置群
20 在席センサー群
40 算出装置群
50 パーソナル空調機群
60 空間群
70 個人群
80 血流センサー群
150 照明装置群
190 デスク群
250 音響装置群
350 発臭装置群

Claims (8)

  1. 複数のエリア(60a,60b,・・・)それぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境提供システム(1,100,200,300)であって、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方の在席を検出する在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)と、
    前記在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)が前記在席を検出している連続的な時間である連続時間を算出する算出装置(40a,40b,・・・)と、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して環境を提供する環境提供装置(50,150,250,350)と、
    を備え、
    前記環境提供装置(50,150,250,350)は、前記連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方に触れずに、前記環境を変化させる、
    エリア別環境提供システム(1,100,200,300)。
  2. 前記環境提供装置(50,150,250,350)は、前記環境を徐々に不快にするように、前記環境を変化させる、
    請求項1に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200,300)。
  3. 前記環境は、温度環境、湿度環境、気流環境、臭いの環境、照明環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つを含む、
    請求項1又は2のいずれかに記載のエリア別環境提供システム(1,100,200,300)。
  4. 前記環境は、気流環境、臭いの環境、音響環境及び超音波の環境の少なくとも1つを含み、
    前記環境提供装置(50,150,250,350)は、気流、臭い、音響及び超音波の少なくとも1つを徐々に強めるように、前記環境を変化させる、
    請求項1に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200,300)。
  5. 前記計測装置(40a,40b,・・・)は、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方の不在を前記在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)が検出した場合に、前記連続時間をリセットする、
    請求項1から4のいずれかに記載のエリア別環境提供システム(1,100,200,300)。
  6. 複数のエリア(60a,60b,・・・)それぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境提供システム(1,100,200,300)であって、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方の在席を検出する在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)と、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方の血流を検出する血流検出装置と、
    前記血流検出装置が検出する前記血流の値が、前記在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)が前記在席を検出し始めたときにおいて前記血流検出装置が検出した前記血流の値である血流初期値に対して、低下している量である血流低下量と、前記在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)が前記在席を検出している連続的な時間である連続時間と、の少なくとも一方を算出する算出装置(40a,40b,・・・)と、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して環境を提供する環境提供装置(50,150,250,350)と、
    を備え、
    前記環境提供装置(50,150,250,350)は、前記血流低下量が所定値以上となった場合、又は前記連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方に触れずに、前記環境を変化させる、
    エリア別環境提供システム(1,100,200,300)。
  7. 前記算出装置(40a,40b,・・・)は、前記在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)が前記不在を検出した場合に、前記血流低下量と前記連続時間との少なくとも一方をリセットする、
    請求項6に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200,300)。
  8. 複数のエリア(60a,60b,・・・)のそれぞれに属する個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方の在席を検出する在席検出装置(10a,10b,・・・,20a,20b,・・・)が前記在席を検出している連続的な時間である連続時間を算出する算出装置(40a,40b,・・・)から、前記連続時間の情報を受け取る受取部(51a,51b,・・・)と、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して環境を提供する環境提供部(52a,52b,・・・,152a,152b,・・・,252a,252b,・・・,352a,352b,・・・)と、
    を備え、
    前記環境提供部(52a,52b,・・・,152a,152b,・・・,252a,252b,・・・,352a,352b,・・・)は、前記連続時間が所定時間以上となった場合に、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人(70a,70b,・・・)及び団体の少なくとも一方に触れずに、前記環境を変化させる、
    環境提供装置(50,150,250,350)。
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