JP2005104859A

JP2005104859A - ゲルシート

Info

Publication number: JP2005104859A
Application number: JP2003337341A
Authority: JP
Inventors: Makoto Seki; 真関
Original assignee: Kanae Technos Co Ltd
Current assignee: Kanae Technos Co Ltd
Priority date: 2003-09-29
Filing date: 2003-09-29
Publication date: 2005-04-21

Abstract

【課題】植物エキスによる効能を十分に発揮することができるゲルシートを提供する。
【解決手段】パック用ゲル材料に、植物抽出エキスを３０％以上含有させ、シート状に成形して成るゲルシート１０から成る。ゲルは、ポリアクリル酸塩をベースに形成もの、または寒天とポリアクリル酸もしくはポリアクリル酸塩をベースに形成する。ゲルには、アロエ、キャロット、キューカンバー、桃の葉、ホホバ、ラズベリーのうちの任意の１種以上の植物エキスを含有する。さらに、ゲルに、ラベンダー、ローズマリー、ハッカ、ヒノキ、カモミラ、バラ、カミツレのうちの任意の１種以上のハーブエキスを加えてもよい。
【選択図】図１

Description

この発明は、シート状に形成され顔のパック等に用いるゲルシートに関する。

従来、特許文献１に開示されているように、化粧用のゲル状材料をシート状に形成したものがある。さらに、このゲルシートに、植物エキスを含有したものも提案されているが、その含有量は、０．１〜１．０％程度であった。
特開平３−８１２１３号公報

上記従来の技術のゲルシートは、植物エキスの量が少なく、十分に植物エキスの効能を得ることができないものであった。また、植物エキスだけでは十分な美容効果や薬効が得られない場合もあった。

この発明は上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、植物エキスによる効能を十分に発揮することができるパック用のゲルシートを提供することを目的とする。

この発明は、パック用ゲル材料に、植物抽出エキスを３０％〜９０％、好ましくは４０％〜５０％含有させ、シート状に成形して成るゲルシートである。上記ゲルは、ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩の少なくとも一方をベースに形成ものである。または、寒天と、ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩の少なくとも一方をベースに形成したものである。

上記ゲルには、アロエ、キャロット、キューカンバー、桃の葉、ホホバ、ラズベリーのうちの任意の１種以上の植物エキスを含有する。さらに、上記ゲルに、ラベンダー、ローズマリー、ハッカ、ヒノキ、カモミラ、バラ、カミツレのうちの任意の１種以上のハーブエキスを加えてもよい。

この発明のゲルシートは、植物エキスによる効果を十分に得ることができ、さらに、ハーブ等による効果も容易に得ることが可能なものである。これにより、安全で効果的な化粧用パックを形成することができる。

以下、この発明の実施形態について説明する。図１、図２は、この発明の一実施形態を示したものであり、この実施形態の化粧用パックのゲルシート１０は、ほぼ一定の厚みを有するシート状に形成され、このゲルシート１０は、例えば図１に示すように、顔の上部表面に貼付可能な構成である顔上部用シート１０ａと、鼻から下及び顎部に貼付する顔下部用シート１０ｂから成る。また、図２に示す、目元用シート１０ｃ等、適宜の形状に形成されている。

この実施形態のゲルシートは、植物抽出エキスを大量に含むものであり、ポリアクリル酸塩をベースにしたゲルの場合、表１に示す成分割合とする。また、寒天をベースにしたゲルの場合、表２に示す成分割合となる。

このパック用のゲルシート１０は、ゲル自体の保形性によりシート状を維持しているものであり、含まれる植物エキス成分により表３に示す効果を有する。

この実施形態のゲルシート１０の使用方法は、図示しない剥離フィルムからはがして、顔の所望の部位に貼付するものである。これにより得られる効果は、表３に示すように、保湿や抗炎症作用等、肌にとって好ましいものである。

さらに、表４に示すように、アロマ効果を奏するハーブエキスを、このゲルシート１０に適宜混合すると良い。

これにより、芳香による鎮静効果等を効果的に発揮させるとともに、上記植物エキスによる効果を得ることができる。

なお、この発明のゲルシートは、上記実施形態に限定されるものではなく、加える植物エキスの種類は適宜選択可能なものであり、任意の組み合わせにより調製することができる。ゲルシートの形状も適宜設定可能なものであり、ゲルに含有させる成分の適宜選択可能なものである。

この発明の一実施形態のパック用ゲルシートの正面図である。この実施形態のパック用ゲルシートの他の形状の使用例を示す正面図である。

符号の説明

１０ゲルシート

Claims

パック用ゲル材料に、植物抽出エキスを３０％〜９０％含有させ、シート状に成形して成ることを特徴とするゲルシート。
上記ゲルは、ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩の少なくとも一方をベースに形成ものであることを特徴とする請求項１記載のゲルシート。
上記ゲルは、寒天、及びポリアクリル酸とポリアクリル酸塩の少なくとも一方をベースに形成ものであることを特徴とする請求項１記載のゲルシート。
上記ゲルには、アロエ、キャロット、キューカンバー、桃の葉、ホホバ、ラズベリーのうちの任意の１種以上の植物エキスを含有することを特徴とする請求項１、２または３記載のゲルシート。
上記ゲルに、ラベンダー、ローズマリー、ハッカ、ヒノキ、カモミラ、バラ、カミツレのうちの任意の１種以上のハーブエキスを加えたことを特徴とする請求項４記載のゲルシート。