JP2005104182A - フォトカプラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 航空機に搭載されるギャレー連結桟器装置の改良を図る。
【解決手段】 ギャレー本体に設けられる収納部１００の底部には、１対のガイドレール１１０が敷設されており、着脱可能に搭載される機器を案内する。収納部１００の奥には、ギャレー本体側と一体の機器の連結パネル２００が設けられる。連結パネル２００には、コネクタ２１０が設けられる。連結パネル２００には、コネクタ２１０の両側に１対のガイドホルダ２３０、２４０が植設される。このガイドホルダ２３０、２４０は、例えば金属パイプでつくられ、内部にフォトカプラの受光部材２３２、フォトカプラの発光部材２４２が装備される。一方、このガイドホルダ２３０，２４０に相対する連結機器側に取りつけられたガイドピンの内部に、フォトカプラの発光部材、フォトカプラの受光部材が装備される。これらのフォト部材で構成されるフォトカプラを介して機器とギャレー本体間に双方向に通信回路が形成される。
【選択図】 図２
【解決手段】 ギャレー本体に設けられる収納部１００の底部には、１対のガイドレール１１０が敷設されており、着脱可能に搭載される機器を案内する。収納部１００の奥には、ギャレー本体側と一体の機器の連結パネル２００が設けられる。連結パネル２００には、コネクタ２１０が設けられる。連結パネル２００には、コネクタ２１０の両側に１対のガイドホルダ２３０、２４０が植設される。このガイドホルダ２３０、２４０は、例えば金属パイプでつくられ、内部にフォトカプラの受光部材２３２、フォトカプラの発光部材２４２が装備される。一方、このガイドホルダ２３０，２４０に相対する連結機器側に取りつけられたガイドピンの内部に、フォトカプラの発光部材、フォトカプラの受光部材が装備される。これらのフォト部材で構成されるフォトカプラを介して機器とギャレー本体間に双方向に通信回路が形成される。
【選択図】 図２
Description
本発明は航空機に搭載されて乗客等に飲食物を提供するギャレー（調理室）の通信装置の改良に関する。
航空機の大型化、飛行時間の増大等に伴ない、乗客に対する飲食物の提供サービスの向上が求められている。
例えば、下記の特許文献１は、航空機内におけるコース料理のサービス方法を開示している。
また、特許文献２は、信号の伝達手段としてのフォトカプラを開示している。
特開平１０−１５５５６２号公報
特開平７−１３５３３８号公報
例えば、下記の特許文献１は、航空機内におけるコース料理のサービス方法を開示している。
また、特許文献２は、信号の伝達手段としてのフォトカプラを開示している。
ギャレーには、サービスカートのヒーターへ給電するコンセントや給湯装置等が装備されていて、食事の準備時には、大容量の電気を消費する。
ギャレーには、電磁調理器具等の多くの電気機器が装備されるが、これらの機器の多くはギャレーに対して着脱可能になっており、搭載される機器は、コネクタでギャレー本体に接続される。
コネクタには、規格の電力回路と通信回路とを接続するワイヤーが組込まれており、ギャレー本体側からの給電と、ギャレー本体と機器の間での通信を行う。
ギャレー本体の着脱可能な機器を収納する収納部は、機器を案内するレールと、機器をギャレー本体に確実に係合するための２本１対のガイドホルダを備える。
１対のガイドホルダの間には、前記機器とギャレー本体とを接続するコネクタが装備されている。
ギャレー側に設けられるガイドホルダと、ガイドホルダに挿入される電気機器側に設けられるガイドピンは、コネクタのピンが正しい位置から係合し、コネクタのコンタクトに加わる荷重を軽減する機能を有する。
しかしながら、このようなコネクタを使った通信インターフェースでは、ギャレー本体と連結する電気機器のそれぞれの制御回路が直接ワイヤーにて接続されるため、この通信線を経由し放射される不要放射電磁波の影響が問題となり、この不要電磁波の影響を阻止する専用フィルタを通信線に挿入し、不要電磁波の影響を緩和する手段が採られていた。
本発明の目的は、上記課題を解決するこのガイドピンを利用したギャレーの通信装置を提供するものである。
ギャレーには、電磁調理器具等の多くの電気機器が装備されるが、これらの機器の多くはギャレーに対して着脱可能になっており、搭載される機器は、コネクタでギャレー本体に接続される。
コネクタには、規格の電力回路と通信回路とを接続するワイヤーが組込まれており、ギャレー本体側からの給電と、ギャレー本体と機器の間での通信を行う。
ギャレー本体の着脱可能な機器を収納する収納部は、機器を案内するレールと、機器をギャレー本体に確実に係合するための２本１対のガイドホルダを備える。
１対のガイドホルダの間には、前記機器とギャレー本体とを接続するコネクタが装備されている。
ギャレー側に設けられるガイドホルダと、ガイドホルダに挿入される電気機器側に設けられるガイドピンは、コネクタのピンが正しい位置から係合し、コネクタのコンタクトに加わる荷重を軽減する機能を有する。
しかしながら、このようなコネクタを使った通信インターフェースでは、ギャレー本体と連結する電気機器のそれぞれの制御回路が直接ワイヤーにて接続されるため、この通信線を経由し放射される不要放射電磁波の影響が問題となり、この不要電磁波の影響を阻止する専用フィルタを通信線に挿入し、不要電磁波の影響を緩和する手段が採られていた。
本発明の目的は、上記課題を解決するこのガイドピンを利用したギャレーの通信装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の航空機用ギャレーは、基本的手段として、
パネル材で構成されるギャレー本体と、ギャレー本体に設けられる機器の収納部と、収納部に対して着脱可能に装備される電気機器を有し、収納部は、電気機器を案内するレールと、１対のガイドホルダと、ガイドホルダの間に設けられるコネクタを備えるとともに、電気機器は、ガイドホルダに係合する１対のガイドピンとコネクタを備え、
ガイドピンとガイドホルダに埋設する受光部材および発光部材より構成されるフォトカプラを備えるものである。
１対のガイドピンをギャレー側に設け、ガイドホルダを電気機器側に設けてもよい。
パネル材で構成されるギャレー本体と、ギャレー本体に設けられる機器の収納部と、収納部に対して着脱可能に装備される電気機器を有し、収納部は、電気機器を案内するレールと、１対のガイドホルダと、ガイドホルダの間に設けられるコネクタを備えるとともに、電気機器は、ガイドホルダに係合する１対のガイドピンとコネクタを備え、
ガイドピンとガイドホルダに埋設する受光部材および発光部材より構成されるフォトカプラを備えるものである。
１対のガイドピンをギャレー側に設け、ガイドホルダを電気機器側に設けてもよい。
また、１対のガイドピンのうちの第１のガイドピンに設けられるフォトカプラの発信部材と、第２のガイドピンに設けられるフォトカプラの受信部材と、第１のガイドピンに係合する第１のガイドホルダに設けられるフォトカプラの受信部材と、第２のガイドピンに係合する第２のガイドホルダに設けられるフォトカプラの発信部材を備えるものである。
本発明のギャレーでは、ギャレー本体に着脱可能に装備される電気機器とギャレー本体との間で、ガイドピン内に設けたフォト部材から構成されるフォトカプラを用いて双方向の通信回路を構成することができる。そこで、ギャレー本体と電気機器の間で双方向通信により常時情報を交換して，最適な電力管理等を行うことができる。
図１は、本発明を実施する航空機のギャレーを示す説明図である。
全体を符号１で示すギャレーは、ハニカムパネル等の軽量で剛性の高いパネル材で構成される本体１０を有する。
本体１０内には、キッチンテーブル２０、流し台３０が設けられる。本体１０は、複数の収納部４０、５０を備えて乗客へのサービスに必要な飲料や食材、食器等を収納する。
全体を符号１で示すギャレーは、ハニカムパネル等の軽量で剛性の高いパネル材で構成される本体１０を有する。
本体１０内には、キッチンテーブル２０、流し台３０が設けられる。本体１０は、複数の収納部４０、５０を備えて乗客へのサービスに必要な飲料や食材、食器等を収納する。
本体１０の下部には、サービスカートの格納部６０が設けられる。食器を載せたトレイを収納したサービスカーとは、予め出発空港で用意され、食事のサービスが開始されるまでこの格納部６０内で待機する。格納部６０へ格納されたサービスカートは、図示しないコネクタを介して本体１０内の電気回線に接続される。
サービスカート内に配設されるヒーターは、所定の時間にオンとなり、ホットミールを加熱する。
サービスカートへの給電が一時に開始されると、大量の電力が消費されるので、サービスカートの使用開始のタイミングに合わせて給電開始をコントロールして使用電力を適切に管理するように電気制御回路が構成されている。
格納されたサービスカートを静止させるために、本体１０の前面に複数のストッパ６２がとりつけられる。
サービスカート内に配設されるヒーターは、所定の時間にオンとなり、ホットミールを加熱する。
サービスカートへの給電が一時に開始されると、大量の電力が消費されるので、サービスカートの使用開始のタイミングに合わせて給電開始をコントロールして使用電力を適切に管理するように電気制御回路が構成されている。
格納されたサービスカートを静止させるために、本体１０の前面に複数のストッパ６２がとりつけられる。
本体１０の上部には、給湯装置が装備される。
給湯装置は、ギャレー本体１０の天井に設けられる給湯タンク７０と、瞬間湯沸器７２と、流し台３０の上部に設けられる湯栓８０と、給湯タンク７０と湯栓８０を連結する給湯ライン８２を備える。
給湯装置は、ギャレー本体１０の天井に設けられる給湯タンク７０と、瞬間湯沸器７２と、流し台３０の上部に設けられる湯栓８０と、給湯タンク７０と湯栓８０を連結する給湯ライン８２を備える。
また、ギャレー本体１０には、着脱可能な電気機器の収納部１００が用意されている。この収納部１００の底部には、１対のガイドレール１１０が配設される。
図２は、収納部１００の内部構造を示す説明図である。
収納部１００の底部には、１対のガイドレール１１０が敷設されており、着脱可能に搭載される機器を案内する。
収納部１００の奥には、ギャレー本体側と一体の機器の連結パネル２００が設けられる。
収納部１００の底部には、１対のガイドレール１１０が敷設されており、着脱可能に搭載される機器を案内する。
収納部１００の奥には、ギャレー本体側と一体の機器の連結パネル２００が設けられる。
連結パネル２００には、コネクタ２１０が設けられる。このコネクタ２１０は、１対のレール１１０の中央部に装備されて、機器側のコネクタに接続される。このコネクタ２００には、電力用のピン２１２や通信用のピン２１４が備えられる。コネクタ２１０には、コード２１６が接続され、コードの他端は制御装置（図示せず）に接続される。
連結パネル２００には、コネクタ２１０の両側に１対のガイドホルダ２３０、２４０が植設される。
このガイドホルダ２３０、２４０は、例えば金属パイプでつくられ、内部にフォト素子が装備される。
ガイドホルダ２３０、２４０の設置場所は、例えばガイドレール１１０の直上やその近傍が選択される。
連結パネル２００には、コネクタ２１０の両側に１対のガイドホルダ２３０、２４０が植設される。
このガイドホルダ２３０、２４０は、例えば金属パイプでつくられ、内部にフォト素子が装備される。
ガイドホルダ２３０、２４０の設置場所は、例えばガイドレール１１０の直上やその近傍が選択される。
図３は、連結パネル２００に対して着脱可能な電気機器３００が接続された状態を示す。
連結パネル２００にとりつけられた第１のガイドホルダ２３０に対して、機器３００にとりつけられた第１のガイドピン３３０が挿入される。
第１のガイドピン３３０の先端にはフォトカプラの発光部材（ＬＥＤ）３３２がとりつけられる。発光部材３３２は、ライン３３４を介して、電気機器３００側の制御装置（図示せず）に接続される。
第１のガイドホルダ２３０には、フォトカプラの受光部材（フォトトランジスタ）２３２が設けられ、ライン２３４を介してギャレー２００側の制御装置（図示せず）に接続される。
電気機器３００側の制御装置から発信された信号Ａは、ガイドピン３３０のＬＥＤ３３２とガイドホルダ２３０のフォトトランジスタ２３２で構成されるフォトカプラを介して伝達され、ライン２３４を介してギャレー側の制御装置へ送られる。
連結パネル２００にとりつけられた第１のガイドホルダ２３０に対して、機器３００にとりつけられた第１のガイドピン３３０が挿入される。
第１のガイドピン３３０の先端にはフォトカプラの発光部材（ＬＥＤ）３３２がとりつけられる。発光部材３３２は、ライン３３４を介して、電気機器３００側の制御装置（図示せず）に接続される。
第１のガイドホルダ２３０には、フォトカプラの受光部材（フォトトランジスタ）２３２が設けられ、ライン２３４を介してギャレー２００側の制御装置（図示せず）に接続される。
電気機器３００側の制御装置から発信された信号Ａは、ガイドピン３３０のＬＥＤ３３２とガイドホルダ２３０のフォトトランジスタ２３２で構成されるフォトカプラを介して伝達され、ライン２３４を介してギャレー側の制御装置へ送られる。
図４は、第２のガイドピン３４０と第２のガイドホルダ２４０の結合状態を示す。
連結パネル２００にとりつけられた第２のガイドホルダ２４０の先端には発光部材（ＬＥＤ）２４２がとりつけられ、ライン２４４を介してギャレー側の制御装置に接続される。
機器３００にとりつけられた第２のガイドピン３４０には、受光部材（フォトトランジスタ）３４２がとりつけられ、ライン３４４を介して機器側の制御装置に接続される。
連結パネル２００にとりつけられた第２のガイドホルダ２４０の先端には発光部材（ＬＥＤ）２４２がとりつけられ、ライン２４４を介してギャレー側の制御装置に接続される。
機器３００にとりつけられた第２のガイドピン３４０には、受光部材（フォトトランジスタ）３４２がとりつけられ、ライン３４４を介して機器側の制御装置に接続される。
ギャレーの制御装置から発信された信号Ｂは、ＬＥＤ２４２とフォトトランジスタ３４２で構成されるフォトカプラを介して伝達され、ライン３４４を通って機器側の制御装置へ伝達される。
なお、ガイドピンとガイドホルダの配置や形状と、コネクタの種類等は必要に応じて適宜に変更することができる。
なお、ガイドピンとガイドホルダの配置や形状と、コネクタの種類等は必要に応じて適宜に変更することができる。
本発明は以上のように、１対のガイドピンを介してギャレーに連結される着脱可能な電気機器とギャレーの間をガイドピンに設けたフォトカプラで接続されるので、双方向の通信が可能となり、航空機内の電力管理システム等の構築に資するものである。
１ ギャレー
１０ ギャレー本体
２０ テーブル
３０ 流し台
４０，５０ 収納部
６０ サービスカート収納部
６２ ストッパ
７０ 給湯タンク
７２ 瞬間湯沸器
８０ 湯栓
８２ 給湯ライン
１００ 収納部
１１０ ガイドレール
２００ 連結パネル
２１０ コネクタ
２１２ 電力用のピン
２１４ 通信用のピン
２１６ コード
２３０，２４０ ガイドホルダ
２３２ フォトカプラの受光部材（フォトトランジスタ）
２３４，２４４ ライン
２４２ フォトカプラの発光部材（ＬＥＤ）
３００ 機器
３３０，３４０ ガイドピン
３３２ フォトカプラの発光部材（ＬＥＤ）
３３４，３４４ ライン
３４２ フォトカプラの受光部材（フォトトランジスタ）
１０ ギャレー本体
２０ テーブル
３０ 流し台
４０，５０ 収納部
６０ サービスカート収納部
６２ ストッパ
７０ 給湯タンク
７２ 瞬間湯沸器
８０ 湯栓
８２ 給湯ライン
１００ 収納部
１１０ ガイドレール
２００ 連結パネル
２１０ コネクタ
２１２ 電力用のピン
２１４ 通信用のピン
２１６ コード
２３０，２４０ ガイドホルダ
２３２ フォトカプラの受光部材（フォトトランジスタ）
２３４，２４４ ライン
２４２ フォトカプラの発光部材（ＬＥＤ）
３００ 機器
３３０，３４０ ガイドピン
３３２ フォトカプラの発光部材（ＬＥＤ）
３３４，３４４ ライン
３４２ フォトカプラの受光部材（フォトトランジスタ）
Claims (3)
- 飲食材を用意するための航空機用ギャレーであって、
パネル材で構成されるギャレー本体と、ギャレー本体に設けられる機器の収納部と、収納部に対して着脱可能に装備される電気機器を有し、
収納部は、電気機器を案内するレールと、１対のガイドホルダと、ガイドホルダの間に設けられるコネクタを備えるとともに、
電気機器は、ガイドホルダに係合する１対のガイドピンとコネクタを備え、
ガイドピンとガイドホルダに設けられるフォトカプラを備える航空機用ギャレー。 - 飲食材を用意するための航空機用ギャレーであって、
パネル材で構成されるギャレー本体と、ギャレー本体に設けられる機器の収納部と、収納部に対して着脱可能に装備される電気機器を有し、
収納部は、電気機器を案内するレールと、１対のガイドピンと、ガイドピンの間に設けられるコネクタを備えるとともに、
電気機器は、ガイドピンに係合する１対のガイドホルダとコネクタを備え、
ガイドピンとガイドホルダに設けられるフォトカプラを備える航空機用ギャレー。 - １対のガイドピンのうちの第１のガイドピンに設けられるフォトカプラの発光部材と、第２のガイドピンに設けられるフォトカプラの受光部材と、第１のガイドピンに係合する第１のガイドホルダに設けられるフォトカプラの受光部材と、第２のガイドピンに係合する第２のガイドホルダに設けられるフォトカプラの発光部材を備える請求項１又は２記載の航空機用ギャレー。
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|---|---|---|---|
| JP2003336705A JP4200073B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 航空機用ギャレーの通信装置 |
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| EP04003904A EP1519450B1 (en) | 2003-09-29 | 2004-02-20 | Photocoupler |
| US10/813,121 US7011542B2 (en) | 2003-09-29 | 2004-03-31 | Photocoupler |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| EP (1) | EP1519450B1 (ja) |
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- 2004-02-20 DE DE602004012938T patent/DE602004012938T2/de not_active Expired - Lifetime
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