JP2005100539A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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JP2005100539A
JP2005100539A JP2003333516A JP2003333516A JP2005100539A JP 2005100539 A JP2005100539 A JP 2005100539A JP 2003333516 A JP2003333516 A JP 2003333516A JP 2003333516 A JP2003333516 A JP 2003333516A JP 2005100539 A JP2005100539 A JP 2005100539A
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optical head
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Tetsuo Okamura
哲郎 岡村
Ryoichi Shiratori
良一 白鳥
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Nippon Steel Texeng Co Ltd
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Nisshin Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】 光学素子の屈折および回折を利用して異なる波長の光を光記録媒体の記録面上に集光させる光ヘッド装置において、温度特性の改善を図ることのできる構成を提供すること。
【解決手段】 光ヘッド装置において、開口数NAが0.6に相当する光線の回折素子5の入射面51での光軸からの高さh1、この光線の対物レンズ3の出射面31での光軸からの高さh2、対物レンズ3の中心位置でのレンズ肉厚d、回折素子5の回折作用および対物レンズ3の屈折作用を合成したときの焦点距離fが、以下の2つの条件式
0.55 < h4/h1 < 0.85
0.5 < d/f < 0.75
を満たしている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、異なる波長のレーザ光を用いて基板厚さの異なるDVDやCDなどの光記録媒体の再生、記録を行う光ヘッド装置に関するものである。
光記録媒体としては、CDやDVD等のように記録面を保護する透明保護層の厚さや記録密度の異なるものが知られており、DVDの再生用には、波長655nm近傍のレーザ光が用いられ、CD(CD−Rを含む)の再生記録用には波長785nm近傍のレーザ光が用いられている。
ここで、光記録媒体に対して情報の記録や再生を行なう光ヘッド装置では、その小型およびコンパクト化のために共通の対物レンズを用いて、DVDおよびCDの記録面にレーザ光を収束させる構成のものが提案されている。
但し、CDは、記録面を保護する透明保護層の厚さが1.2mmであり、DVDは、透明保護層の厚さがCDよりも薄い0.6mmであり、その記録密度はCDより高い。そこで、対物レンズとしては、所定の非球面形状を備えた屈折面に同心円状の微細な段差からなる回折格子を形成し、この回折格子によって入射光束を回折して、透明保護層の厚さが異なる2種類の光記録媒体の記録面に良好な焦点を結ばせるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、レーザ光源から出射されるレーザ光は、温度上昇に伴って長波長側にシフトする傾向があるため、温度上昇した場合、情報の記録再生を好適に行えなくなる。そこで、上記文献に記載の構成では、対物レンズの回折特性の波長依存性により、光源から出射されるレーザ光の波長のシフトを吸収し、温度特性を改善している。
また、この種の対物レンズには、従来、図7に示すように、レンズ有効径30Aと外周側のフランジ部35Aとの間に、組み立て調整基準用の反射平面部38A、およびコマ収差測定基準用の反射平面部39Aを形成しておき、光ヘッド装置を組み立てる際に、反射平面部38A、39Aからの反射光を利用して、組み立て調整、およびコマ収差測定を行っている。
特開2001−143301号公報
しかしながら、従来のように、レーザ光源から出射されるレーザ光の温度変化に起因する波長のシフトを対物レンズに形成した回折格子の回折特性の波長依存性により吸収する構成では、レーザ光源と回折素子との間で温度上昇するタイミングなどがずれた際には、十分な温度特性を確保できないという問題点がある。
また、図7に示す従来の対物レンズのように、レンズ有効径30Aとフランジ部35Aとの間に形成した反射平面部38A、39Aを利用して対物レンズの姿勢調整やコマ収差の測定などを行う構成では、反射平面部38A、39Aが狭すぎて、そこからの反射光量が少ないため、対物レンズの姿勢調整やコマ収差の測定を確実に行うことができないという問題点がある。しかも、レンズ有効径30Aとフランジ部35Aとの間に反射平面部38A、39Aを形成すると、大きな括れ部分が形成されてしまう。その結果、対物レンズを金型成形により製造する際、金型内で樹脂の流れが悪いところが発生し、高い精度の成形を行うことができないという問題点もある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、光学素子の屈折および回折を利用して異なる波長の光を光記録媒体の記録面上に集光させる光ヘッド装置において、温度特性の改善を図ることのできる構成を提供することにある。
また、本発明の課題は、姿勢調整やコマ収差測定などの基準となる反射平面部を広い面積をもって形成可能な対物レンズを備えた光ヘッド装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、第1の光記録媒体の記録面に対して第1のレーザ光源から出射した第1のレーザ光を集光させ、かつ、前記第1の光記録媒体の透明保護層より透明保護層が厚い第2の光記録媒体の記録面に対して第2のレーザ光源が出射した、前記第1のレーザ光より波長の長い第2のレーザ光を集光させる光学系を有する光ヘッド装置において、
前記光学系は、トラッキング駆動時およびフォーカシング駆動時に一体に駆動される光学素子として、同心円状の微小段差からなる回折格子を備えた回折素子と、該回折素子に対して前記光記録媒体側に配置された対物レンズとを備え、
前記第1のレーザ光は、前記回折素子および前記対物レンズの内周側領域および外周側領域を通った光束が前記第1の光記録媒体の記録面に集光し、前記第2のレーザ光は、前記回折素子および前記対物レンズの内周側領域を通った光束が前記第2の光記録媒体の記録面に集光し、
前記第1のレーザ光を使用時、開口数NAが0.6に相当する光線の前記回折素子の入射面での光軸からの高さ、前記光線の前記対物レンズの出射面での光軸からの高さ、前記対物レンズの中心位置でのレンズ肉厚、前記回折素子の回折作用および前記対物レンズの屈折作用を合成したときの焦点距離をそれぞれh1、h4、d、fとしたとき、h1、h4、d、fは、以下の2つの条件式
0.55 < h4/h1 < 0.85
0.5 < d/f < 0.75
を満たしていることを特徴とする。
本発明において、前記回折素子を構成する基板面に対する法線が光軸となす角度θは、
開口数NAが0.58から0.65の範囲において以下の条件式
0.1° < θ < 5°
を満たし、
開口数NAが0.5以下の範囲において以下の条件式
θ < 0.5°
を満たしていることが好ましい。本発明では、対物レンズの内周側領域、および外周側領域に形成されている屈折面を利用して、異なる波長の光を光記録媒体の記録面上に集光させるが、対物レンズの屈折面については、あくまで連続した非球面とし、回折素子の方に内周側領域と外周側領域との間に非連続部分を形成する。その際でも、回折素子の内周側領域および外周側領域については、できるだけ光軸に対して垂直な面とすることが好ましい。
本発明において、前記対物レンズの入射側屈折面および出射側屈折面の形状は、その全域で光軸からの高さ方向で0次から2次微分に到るまで連続な関数を有していることが好ましい。このように構成すると、対物レンズの設計および加工を簡素化できる。
本発明において、前記回折素子は、前記レンズ保持部の前記対物レンズに対する係合部分から当該回折格子の中心に至る領域を避けた領域に割面が存在し、前記対物レンズは、前記レンズ保持部が係合する部分から中心に到る領域を避けた領域に割面が存在することが好ましい。このようにこのように構成するには、前記回折素子を成形するための金型において、前記レンズ保持部の前記対物レンズに対する係合部分から中心に至る領域を形成するためのための成形面を連続面とする。また、前記対物レンズを成形するための金型において、前記レンズ保持部が係合する部分から中心に到る領域を形成するための成形面を連続した面とする。このように構成すると、回折素子と対物レンズとを係合させた状態において、傾きや位置に高い精度を得ることができる。
本発明において、前記回折素子は、前記回折格子が形成されている領域の外周側で前記対物レンズに向けて張り出した円筒状のレンズ保持部を備え、前記対物レンズは、前記レンズ保持部の内側に圧入固定されていることが好ましい。このように構成すると、前記回折素子と前記対物レンズとの偏芯量を小さく抑えることができ、本発明では、前記回折素子と前記対物レンズとの偏芯量を0.005mm以下とすることが好ましい。
本発明において、前記レンズ保持部の内周側面は、根元側部分がテーパ面になっていることが好ましい。このように構成すると、回折格子の表面全体に反射防止膜をスパッタ形成する際、レンズ保持部の内周側面の根元側部分にも反射防止膜を形成することができる。
本発明において、前記対物レンズは、外周側に反射用平面部が形成されたフランジ部を備えていることが好ましい。このように構成すると、対物レンズの姿勢調整やコマ収差の測定を確実に行うことができる。また、レンズ有効径とフランジ部との間に反射平面部を形成する必要がないので、レンズ有効径とフランジ部との間に大きな括れ部分が形成されない。それ故、対物レンズを金型成形により製造する際、金型内での樹脂の流れがよいので、高い精度の成形を行うことができる。
本発明では、回折格子を対物レンズの屈折面ではなく、平板上に形成したため、光束が回折面に略垂直に透過するので、影になる部分がない。また、平板に対して回折格子を形成したため、回折格子を形成するための金型加工の際、加工バイトによるデッドスペースが少ないので、散乱に対する透過効率の改善を図ることができる。しかも、回折素子を構成する基板面に対する法線が光軸となす角度、光線の回折素子の入射面での光軸からの高さ、および対物レンズの出射面での光軸からの高さなどを最適化したため、球面収差、および正弦条件を悪化させずに、レンズの球面収差温度依存を低減することができる。それ故、レーザ光の波長変動によらず、球面収差の温度依存を低減できるので、レーザの波長変動を受け難い光ヘッド装置を提供することができる。また、回折素子での屈折量が小さいので、回折素子と対物レンズの距離のばらつき、およびチルトに対する影響が小さいという効果も奏する。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置を説明する。
(光ヘッド装置の構成)
図1は、本発明を適用した光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。図2は、本発明を適用した光ヘッド装置において、各波長のレーザ光の収束状態を示す説明図である。図3、図4および図5は、回折格子を光線が通過するときのロスを示す説明図、回折格子を樹脂成形するための金型を円形状バイトで加工する様子を示す説明図、および回折格子を樹脂成形するための金型を角形状バイトで加工する様子を示す説明図である。図6(a)、(b)、(c)はそれぞれ、本発明の光ヘッド装置に用いた回折素子の縦断面図、対物レンズの縦断面図、および回折素子と対物レンズを一体化した状態における縦断面図である。
図1において、本形態の光ヘッド装置1は、DVD、CD、CD−Rなど、基板厚さや記録密度が異なる複数種類の光記録媒体4(DVD41、CD42)に対して情報の再生、記録を行うものである。そのために、DVDの再生等に用いる波長が655nmの第1のレーザ光L1を出射する第1のレーザ光源11と、CDなどの記録再生に用いる中心波長が785nmの第2のレーザ光L2を出射する第2のレーザ光源12とを備えている。各レーザ光は共通の集光光学系Loを介して光記録媒体4に導かれると共に、当該光記録媒体4で反射された各レーザ光束の戻り光は共通受光素子25に導かれる。
集光光学系Loには、第1のレーザ光L1を反射するビームスプリッタ21と、第2のレーザ光L2を反射し、第1のレーザ光L1を直進させるビームスプリッタ22とが用いられ、これらのビームスプリッタ21、22によって、2つのレーザ光L1、L2を共にシステム光軸L(対物レンズの光軸)に一致させる。システム光軸Lに沿っては、レーザ光L1、L2を平行光化するコリメートレンズ23と、コリメートレンズ23から出射されたレーザ光L1、L2のビームスポットを光記録媒体4の記録面に形成するための対物レンズ3とが含まれている。また、ビームスプリッタ21、22は、光記録媒体からの戻り光を直進させて共通受光素子25に導く。なお、第2のレーザ光源12とビームスプリッタ22との間には3ビーム生成用のグレーティング26が配置されている。
ここで、CD42は、記録面42Aを保護する透明保護層の厚さが1.2mmであり、DVD41は、記録面41Aを保護する透明保護層の厚さがCDよりも薄い0.6mmであり、その記録密度はCD42より高い。それでも、DVD41の記録面41Aに対して第1のレーザ光L1のビームスポットを形成でき、かつ、CD42の記録面42Aに対して第2のレーザ光L2のビームスポットを形成できるように、本形態において、対物レンズ3は、後述する2波長レンズとして構成され、かつ、対物レンズ3において、光源側(光記録媒体側とは反対側)には回折素子5が配置されている。
(対物レンズおよび回折素子の構成)
図2に示すように、対物レンズ3は、入射側屈折面31および出射側屈折面32のいずれもが、非球面形状を有しており、その内周側領域をCD42の記録、再生を行う第2のレーザ光L2が通過し、内周側領域および外周側領域をDVD41の記録、再生を行う第1のレーザ光L1が通過する。
これに対して、回折素子5は、入射面51および出射面52のうち、対物レンズ3の側に位置する出射面52が同心円状の内周側領域53および外周側領域量54に分割されており、内周側領域53および外周側領域54の双方に、微細なブレーズ状段差を備えた回折格子が形成されている。この回折素子5においても、その内周側領域53をCD42の記録、再生を行う第2のレーザ光L2が通過し、内周側領域53および外周側領域54をDVD41の記録、再生を行う第1のレーザ光L1が通過する。
すなわち、第1のレーザ光L1は、回折素子5の内周側領域53および外周側領域54から出射された回折光束成分が、さらに対物レンズ3の内周側領域および外周側領域で屈折作用を受けてDVD41の記録面41Aに集光してスポットを形成し、第2のレーザ光L2は、回折素子5の内周側領域53から出射された回折光束成分が、さらに対物レンズ3の内周側領域で屈折作用を受けてCD42の記録面42Aに集光し、スポットを形成する。その際、第2のレーザ光L2のうち、回折素子5の外周側領域54を通る光束成分は、記録あるいは再生に寄与しない不要光成分であるため、外周側領域54に形成されている回折格子による回折作用を受けて、CD42の記録面上におけるビームスポット形成位置に集光しないように回折される。従って、本形態では、回折素子5の外周側領域54によって規定される開口数NAは、DVD41に対応して0.6に設定され、内周側領域53と外周側領域54との境界領域の開口数NAは、CD42に対応して0.47に設定されている。
このように本形態では、回折格子を対物レンズ3の屈折面ではなく、対物レンズ3とは別体の回折素子5に形成したため、光束が略回折面に略垂直に透過するので、影になる部分がない。すなわち、図3(A)に示すように、対物レンズ3の屈折面にブレーズを形成すると、出射された回折光が隣接するブレーズに遮られてロスとなる光束が大きいが、図3(B)に示すように、平面にブレーズを形成した場合には、出射された回折光のうち、隣接するブレーズに遮られてロスとなってしまう光束が著しく少ない。
また、本形態では、平板に対して回折格子を形成したため、回折格子を形成するための金型加工の際、加工バイトによるデッドスペースが少ないので、散乱に対する透過効率の改善を図ることができる。すなわち、図4(A)に示すように、対物レンズ3の屈折面にブレーズを形成する場合には、円形状バイト61が入り込めず、加工できない範囲が大きいが、図4(B)に示すように、平板に対して円形状バイト61で金型加工すれば、対物レンズ3の屈折面に相当する部分を加工する場合と比較して、加工できない範囲が小さい。同様に、図5(A)に示すように、対物レンズ3の屈折面にブレーズを形成する場合には、角形状バイト62が入り込めず、加工できない範囲が大きいが、図5(B)に示すように、平板に対して角形状バイト62で金型加工すれば、対物レンズ3の屈折面に相当する部分を加工する場合と比較して、加工できない範囲が極めて小さい。
このように構成した回折素子5および対物レンズ3については、回折素子5に対して光記録媒体4の側に対物レンズ3が位置した状態のまま、光ヘッド装置1のフォーカシング駆動時、およびトラッキング駆動時には一体に駆動される。
ここで、回折素子5は、図6(A)、(C)に示すように、回折格子が形成されている領域の外周側で対物レンズ3に向けて張り出した円筒状のレンズ保持部55を備えている。また、回折素子5には、スパッタ形成により、表面全体に反射防止膜(図示せず)が形成されている。但し、回折素子5において、レンズ保持部55の内周側面は、根元側部分551がテーパ面552になっているため、反射防止膜をスパッタ形成する際、影になる部分がない。従って、回折素子5の内周面全体に反射防止膜を効率よく、かつ、確実にスパッタ形成することができる。
対物レンズ3は、図6(B)、(C)に示すように、外周側に外径寸法がレンズ保持部55の内径寸法よりわずかに大きなフランジ部35を備えており、対物レンズ3は、その外周側がレンズ保持部55の内側に軽圧入されている。この状態で、対物レンズ3のフランジ部35は、レンズ保持部55の端部に当接している。このようにして、対物レンズ3と回折素子5とを一体化した状態で、回折素子5と対物レンズ3との偏芯量は、0.005mm以下である。
このように構成した対物レンズ3および回折素子5はいずれも、樹脂成形品であるが、回折素子5では、回折格子5が形成されている側の面で、レンズ保持部55の対物レンズ3に対する係合部分(レンズ保持部55の内周面)から回折格子の中心に至る領域を避けた領域に割面が存在し、対物レンズ3は、入射側端面において、レンズ保持部55が係合する部分(後述する反射平面部39)から中心に到る領域を避けた領域に割面が存在することが好ましい。このように構成するには、回折素子5を成形するための金型において、レンズ保持部55の対物レンズ3に対する係合部分(レンズ保持部55の内周面)から中心に至る領域を形成するためのための成形面を連続面とする。また、対物レンズ3を成形するための金型において、レンズ保持部55が係合する部分(後述する反射平面部39)から中心に到る領域を形成するための成形面を連続した面とする。このように構成すると、回折素子5と対物レンズ3とを係合させた状態において、傾きや位置に高い精度を得ることができる。
ここで、対物レンズ3および回折素子5は、レンズホルダ(図示せず)に搭載した状態で光ヘッド装置1に組み付けられる。その際、対物レンズ3については、傾き調整が行われ、かつ、レンズ単体でのコマ収差の測定が行われる。そこで、本形態では、対物レンズ3のフランジ部35の両端面を利用して、組み立て調整基準用の反射平面部38、およびコマ収差測定基準用の反射平面部39が形成されており、これらの反射平面部38、39は比較的広い面積を有している。このため、本形態では、対物レンズ3についてレンズ単体での収差を測定する際、反射平面部39を基準面にすれば、コマ収差の測定を容易に、かつ、確実に行うことができる。また、光ヘッド装置を組み立てる際、反射平面部38を基準にすれば、対物レンズ3の傾き調整を容易に、かつ、確実に行うことができる。また、対物レンズ3では、レンズ有効径とフランジ部35との間に反射平面部を形成する必要がないので、レンズ有効径とフランジ部35との間に大きな括れ部分が形成されない。それ故、対物レンズ3を金型成形により製造する際、金型内での樹脂の流れがよいので、高い精度の成形を行うことができる。
(光学素子の光学設計)
このように構成した光ヘッド装置1において、本形態の回折素子5は、それを構成する基板面に対する法線が光軸となす角度θは、
開口数NAが0.58から0.65の範囲(外周側領域54)において以下の条件式
0.1° < θ < 5°
を満たし、
開口数NAが0.5以下の範囲(内周側領域53)において以下の条件式
θ < 0.5°
を満たしている。すなわち、外周側領域54は、必要に応じて、所定の非球面形状を備えているが、内周側領域53は、概ね、光軸に対して垂直な面として形成されている。
また、本形態では、第1のレーザ光L1を使用時、開口数NAが0.6に相当する光線の回折素子5の入射面51での光軸Lからの高さ、対物レンズ3の出射面32での光軸Lからの高さ、対物レンズ3の屈折中心位置での肉厚、回折素子5の回折作用および対物レンズ3の屈折作用を合成したときの焦点距離をそれぞれh1、h4、dおよびfとしたとき、h1、h4、dおよびfは、以下の2つの条件式
0.55<h4/h1<0.85
0.5<d/f<0.75
を満たしている。
従って、上記条件に該当する構成を備えた実施例1、実施例2について、その具体的な設計データ、および3次球面収差のシミュレーション結果を、比較例ととともに以下に示すように、本発明を適用した光ヘッド装置1では球面収差、および正弦条件を悪化させずに、対物レンズ3の球面収差温度依存を低減することができ、レーザ光の波長変動によらず、球面収差の温度依存を低減できる。それ故、レーザの波長変動を受け難い光ヘッド装置1を提供することができる。
また、回折素子5での屈折量が小さいので、回折素子5と対物レンズ3の距離のばらつき、およびチルトに対する影響が小さいという効果も奏する。
本発明を適用した対物レンズ3および回折素子5を構成するにあたって、その光学設計時には、下式

z(h)=h2/r(1+√(1−(1+k)h2/γ2)+(ΣAi(2i)
i=0
により、対物レンズ3の屈折を表す非球面形状を求めるとともに、下式

φ(h)=λΣBj(2j)
j=0
の回折を表す光路長関数で光線追跡を行って、収差が0になるような補正を行った後、それを、回折素子5におけるブレーズ加工の形状に置き換える。なお、上式において、rは中心曲率半径、kは円錐係数、hは光軸からの高さ、λは波長、AiおよびBjは多項式の係数を意味する。
以下に本発明を適用した光学系の実施例を説明するが、以下の説明において、回折素子5の入射面51および出射面52を第1面および第2面とし、対物レンズ3の入射側屈折面31および出射面32を第3面および第4面とする。なお、比較例については、図7を参照して説明した対物レンズ30Aの入射側屈折面31Aおよび出射面32Aを第1面および第2面とする。また、以下に説明する例はあくまで本発明の一例であり、上記条件式などを満たす範囲で、以下に示す実施例1、2以外にも様々な光学設計を行ってもよい。
[実施例1]
(設計データ)
曲率半径 面間隔 屈折率
655nm 785nm
1 平面 0.50 1.541 1.537
2 平面 0.05
3 1.853 2.00 1.541 1.537
4 −9.315 1.15
5 平面 0.6 1.20 1.578 1.572
(非球面係数)
2面
h<1.43
K = 0
0 = 0
2 = 0
4 = 0
6 = 0
8 = 0
10 = 0
12 = 0
h>1.43
K = 0
0 =−0.00048
2 = 0.39418E−01
4 =−0.37755E−01
6 = 0.13611E−01
8 =−0.23540E−02
10 = 0.22003E−03
12 =−0.13684E−04
3面
K =−0.14596E+01
4 = 0.16920E−01
6 = 0.25579E−03
8 =−0.63851E−03
10 = 0.19326E−03
12 =−0.22207E−04
4面
K = 0.21031E+02
4 = 0.28418E−01
6 =−0.10980E−01
8 = 0.19169E−02
10 = 0.22971E−04
12 =−0.16052E−04
(光路長関数係数)
2面
h<1.43
4 =−0.26397E+01
6 = 0.51346E−01
8 =−0.27472E+00
10 = 0.81978E−01
h>1.43
4 = 0.63322E+01
6 =−0.40143E+01
8 = 0.56027E+00
(シュミレーション結果)
d/f=0.656
4/h1=0.786
Δsa3(3次球面収差)=−0.0081/25λrms/℃
(DVD使用時)
球面収差 NA0.6
10 0.00063
9 0.00012
8 −0.00021
7 −0.00023
6 0.00025
5 0.00005
4 −0.00013
3 −0.00005
2 0.00005
1 0.00003
正弦条件
10 −0.00018
9 0.00014
8 0.00194
7 0.00149
6 0.00084
5 0.00021
4 −0.00003
3 0.00004
2 0.00010
1 0.00004
(CD使用時)
球面収差 NA0.47
10 0.00176
9 −0.00016
8 −0.00016
7 −0.00010
6 −0.00012
5 −0.00007
4 0.00005
3 0.00016
2 0.00021
1 0.00021
正弦条件
10 −0.01791
9 −0.01670
8 −0.01407
7 −0.01121
6 −0.00844
5 −0.00590
4 −0.00372
3 −0.00203
2 −0.00087
1 −0.00021
[実施例2]
(設計データ)
曲率半径 面間隔 屈折率
655nm 785nm
1 平面 0.50 1.541 1.537
2 平面 0.05
3 1.853 1.75 1.541 1.537
4 −10.062 1.31
5 平面 0.6 1.20 1.578 1.572
(非球面係数)
3面
h<1.43
K =−2.4939E+00
4 =+3.6775E−02
6 =−3.7431E−03
h>1.43
R =+1.8524E+00
D =−2.8695E−01
K =−2.5975E−02
4 =+1.5543E−02
6 =−2.453E−02
8 =+1.3307E−02
10 =−4.0969E−03
12 =+4.4808E−04
4面
K =+1.7454E+01
4 =+2.3713E−02
6 =−4.8751E−03
8 =−2.6649E−03
10 =+8.8662E−04
12 =+4.8217E−06
(光路長関数係数)
2面
h<1.43
4 =−3.1338E+00
6 =+1.0504E+00
8 =−8.8660E−01
10 =+2.0199E−01
h>1.43
4 =+8.0153E+00
6 =−5.5376E+00
8 =+8.3821E−01
(シュミレーション結果)
d/f=0.573
4/h1=0.849
Δsa3(3次球面収差)=−0.0106/25λrms/℃
(DVD使用時)
球面収差 NA0.6
10 −0.00289
9 −0.00011
8 −0.00023
7 −0.00020
6 0.00028
5 −0.00010
4 −0.00020
3 0.00005
2 0.00020
1 0.00010
正弦条件
10 −0.00001
9 −0.00137
8 −0.00033
7 0.00748
6 0.00725
5 0.00518
4 0.00328
3 0.00194
2 0.00096
1 0.00027
(CD使用時)
球面収差 NA0.47
10 0.00165
9 −0.00028
8 0.00004
7 0.00013
6 −0.00003
5 −0.00012
4 −0.00005
3 0.00008
2 0.00018
1 0.00020
正弦条件
10 −0.01415
9 −0.01057
8 −0.00755
7 −0.00553
6 −0.00413
5 −0.00302
4 −0.00202
3 −0.00116
2 −0.00052
1 −0.00013
[比較例]
(設計データ)
曲率半径 面間隔 屈折率
655nm 785nm
1 1.929 1.75 1.541 1.537
2 −7.785 1.31
3 平面 0.6 1.20 1.578 1.572
1面
h<1.45400
R = 1.92894
K =−0.27340E+01
D = 0.00000
4 = 0.39690E−01
6 =−0.18377E−01
8 = 0.15363E−01
10 = 0.10384E−01
12 = 0.47405E−02
14 =−0.13038E−02
16 = 0.15579E−03
4 = 0.22521+01
6 = 0.49595E+00
8 =−0.17427E+00
10 = 0.41697E−01
h<1.45400
R = 1.92894
K =−0.61057E+01
D = 0.01059
4 = 0.58859E−01
6 =−0.13596E−01
8 = 0.68352E−02
10 =−0.26069E−02
12 = 0.10167E−03
14 = 0.15295E−03
16 =−0.26019E−04
2 = 0.30000E+01
4 = 0.15000E+01
6 =−0.10000E+00
2面
R =−7.78488
K =−0.30268E+03
4 =−0.46365E−01
6 = 0.56291E−01
8 =−0.38693E−01
10 = 0.139606E−01
12 =−0.23821E−02
14 = 0.70984E−04
16 = 0.173505E−04
(シミュレーション結果)
d/f=0.574
2/h1=0.877
Δsa3(3次球面収差)=−0.0203/25λrms/℃
なお、上記実施例では、回折素子5の出射面52に回折格子を形成したが、入射面51に形成してもよい。また、対物レンズ3については、入射側屈折面31および出射側屈折面32の内周側領域と外周側領域を1つの連続した非球面としたが、領域を分割してもよい。
以上説明したように、本発明では、回折格子を対物レンズの屈折面ではなく、平板上に形成したため、光束が回折面に略垂直に透過するので、影になる部分がない。また、平板に対して回折格子を形成したため、回折格子を形成するための金型加工の際、加工バイトによるデッドスペースが少ないので、散乱に対する透過効率の改善を図ることができる。しかも、回折素子を構成する基板面に対する法線が光軸となす角度、光線の回折素子の入射面での光軸からの高さ、および対物レンズの出射面での光軸からの高さなどを最適化したため、球面収差、および正弦条件を悪化させずに、レンズの球面収差温度依存を低減することができる。それ故、レーザ光の波長変動によらず、球面収差の温度依存を低減できるので、レーザの波長変動を受け難い光ヘッド装置を提供することができる。また、回折素子での屈折量が小さいので、回折素子と対物レンズの距離のばらつき、およびチルトに対する影響が小さいという効果も奏する。
本発明を適用した光ヘッド装置の光学系を中心に示す概略構成図である。 本発明を適用した光ヘッド装置において、各波長のレーザ光の収束状態を示す説明図である。 回折格子を光線が通過するときのロスを示す説明図である。 回折格子を樹脂成形するための金型を円形状バイトで加工する様子を示す説明図である。 回折格子を樹脂成形するための金型を角形状バイトで加工する様子を示す説明図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、本発明の光ヘッド装置に用いた回折素子の縦断面図、対物レンズの縦断面図、および回折素子と対物レンズを一体化した状態における縦断面図である。 従来の2波長対物レンズの説明図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
3 対物レンズ
4 光記録媒体
5 回折素子
11 第1のレーザ光源
12 第2のレーザ光源
23 コリメートレンズ
31 対物レンズの入射側屈折面
32 対物レンズの出射側屈折面
35 対物レンズのフランジ部
38、39 反射面
41 DVD(第1の光記録媒体)
42 CD(第2の光記録媒体)
51 回折素子の入射面
52 回折素子の出射面
55 レンズ保持部
551 レンズ保持部の根元側部分
L 対物レンズの光軸
L1 第1のレーザ光束
L2 第2のレーザ光束

Claims (8)

  1. 第1の光記録媒体の記録面に対して第1のレーザ光源から出射した第1のレーザ光を集光させ、かつ、前記第1の光記録媒体の透明保護層より透明保護層が厚い第2の光記録媒体の記録面に対して第2のレーザ光源が出射した、前記第1のレーザ光より波長の長い第2のレーザ光を集光させる光学系を有する光ヘッド装置において、
    前記光学系は、トラッキング駆動時およびフォーカシング駆動時に一体に駆動される光学素子として、同心円状の微小段差からなる回折格子を備えた回折素子と、該回折素子に対して前記光記録媒体側に配置された対物レンズとを備え、
    前記第1のレーザ光は、前記回折素子および前記対物レンズの内周側領域および外周側領域を通った光束が前記第1の光記録媒体の記録面に集光し、前記第2のレーザ光は、前記回折素子および前記対物レンズの内周側領域を通った光束が前記第2の光記録媒体の記録面に集光し、
    前記第1のレーザ光を使用時、開口数NAが0.6に相当する光線の前記回折素子の入射面での光軸からの高さ、前記光線の前記対物レンズの出射面での光軸からの高さ、前記対物レンズの中心位置でのレンズ肉厚、前記回折素子の回折作用および前記対物レンズの屈折作用を合成したときの焦点距離をそれぞれh1、h4、d、fとしたとき、h1、h4、d、fは、以下の2つの条件式
    0.55 < h4/h1 < 0.85
    0.5 < d/f < 0.75
    を満たしていることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 請求項1において、前記回折素子を構成する基板面に対する法線が光軸となす角度θは、
    開口数NAが0.58から0.65の範囲において以下の条件式
    0.1° < θ < 5°
    を満たし、
    開口数NAが0.5以下の範囲において以下の条件式
    θ < 0.5°
    を満たしていることを特徴とする光ヘッド装置。
  3. 請求項1または2において、前記対物レンズの入射側屈折面および出射側屈折面の形状は、その全域で光軸からの高さ方向で0次から2次微分に到るまで連続な関数を有していることを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記回折素子は、前記回折格子が形成されている領域の外周側で前記対物レンズに向けて張り出した円筒状のレンズ保持部を備え、
    前記対物レンズは、前記レンズ保持部の内側に圧入固定されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 請求項4において、前記回折素子および前記対物レンズは、いずれも樹脂成形品から構成され、
    前記回折素子は、前記レンズ保持部の前記対物レンズに対する係合部分から当該回折格子の中心に至る領域を避けた領域に割面が存在し、
    前記対物レンズは、前記レンズ保持部が係合する部分から中心に到る領域を避けた領域に割面が存在することを特徴とする光ヘッド装置。
  6. 請求項4または5において、前記回折素子と前記対物レンズとの偏芯量は、0.005mm以下であることを特徴とする光ヘッド装置。
  7. 請求項4ないし6のいずれかにおいて、前記レンズ保持部の内周側面は、根元側部分がテーパ面になっていることを特徴とする光ヘッド装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、前記対物レンズは、外周側に反射用平面部が形成されたフランジ部を備えていることを特徴とする光ヘッド装置。
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