JP2005100007A - データファイル保存システムおよびアロケーション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ある記憶場所に配置した複写元データを複製して他の記憶場所へ移す場合に、データファイル中で複写先に存在しないブロックデータだけを伝送して保存することがでるようにすること。
【解決手段】 複写元の置100は、複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値が複写元検算値ファイル410に記憶され、複写元データファイル400と複写先データファイル500との間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信する。複写先の装置300は、複写先データファイル500を所定サイズに分割した各ブロックについて計算した検算値が複写先検算値ファイル510に記憶され、複写元の装置100に対して複写先データファイル500に関する検算値を送信する。そして、複写元の装置100から受信したブロックを複写先データファイル500の該当ブロックに上書きする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ある記憶場所に配置した複写元データを複製して他の記憶場所へ移すためのデータファイル保存システムおよびアロケーション方法に関する。
現在、サーバから端末へマルチメディアデータを伝送して表示するシステムが考えられている。かかるシステムでは、サーバと端末との間でファイル転送プロトコル(FTP)によりマルチメディアデータを転送する。転送途中で回線が切断された場合、マルチメディアデータを最初から送り直していた。マルチメディアデータの容量が大きくなると、途中で回線が切れたときに大量のデータを初めから送り直さなければならず、時間ロスも大きくなるといった問題がある。一方、オンライントランザクションシステムではデータ伝送の途中で処理が中断しても最初からデータを送りなおさないで済む構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。データ全体を複数のブロックに分割し、データ保存装置に対してブロック単位でデータを書き込む。ブロック単位でデータ更新する際に更新履歴を残しておき、更新履歴を参照することで途中からデータ更新できるようにしている。
特開平9−62550号公報
しかしながら、更新履歴を利用する方法は、ブロック単位でどこまでデータ更新したかしかわからないので、複写元データを全て複写先に転送した後、当該複写元データの一部を変更したような場合には、重複データを伝送することとなるので問題である。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであって、ある記憶場所に配置した複写元データを複製して他の記憶場所へ移す場合に、データファイル中で複写先に存在しないブロックデータだけを伝送して保存することのできるデータファイル保存システムおよびアロケーション方法を提供することを目的とする。
本発明は、複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを生成し当該ファイル格納領域を特定値で初期化する複写先ファイル生成手段と、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算する検算値計算手段と、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信する検算値送信手段と、複写元装置から受信したブロックを複写先データファイルの該当ブロックに上書きする上書き手段とを備えた複写先装置である。
このように構成された複写先装置によれば、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信するので、複写元データファイルの各ブロックについて検算値を計算しておけば、複写元装置では履歴情報を管理することなく、検算値の比較のみで未送信ブロックを特定することができる。
本発明は、複写元データファイルが記憶された記憶手段と、複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算する検算値計算手段と、複写先装置から複写先データファイルに関する検算値を取得する取得手段と、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するブロック送信手段とを備えた複写元装置である。
このように構成された複写元装置によれば、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するので、複写元装置では履歴情報を管理することなく、検算値の比較のみで未送信ブロックを特定し送信することができる。
本発明は、複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを配置するファイル格納領域を確保し、当該ファイル格納領域を特定値で初期化し、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信するアロケーション方法である。
このようなアロケーション方法によれば、ファイル格納領域を特定値で初期化するのでファイル転送中に領域不足による伝送エラーを防止できる。また、複写先データファイルに関する検算値を送信するので、複写元装置で履歴情報を管理することなく、検算値の比較のみで未送信ブロックを特定して送信させることができる。
本発明によれば、ある記憶場所に配置した複写元データを複製して他の記憶場所へ移す場合に、データファイル中で複写先に存在しないブロックデータだけを伝送して保存することのできるデータファイル保存システムおよびアロケーション方法を提供できる。
本発明の第1の態様は、複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを生成し当該ファイル格納領域を特定値で初期化する複写先ファイル生成手段と、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算する検算値計算手段と、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信する検算値送信手段と、複写元装置から受信したブロックを複写先データファイルの該当ブロックに上書きする上書き手段とを備えた複写先装置である。
このように構成された複写先装置によれば、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信するので、複写元データファイルの各ブロックについて検算値を計算しておけば、複写元装置では履歴情報を管理することなく、検算値の比較のみで未送信ブロックを特定することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様の複写先装置において、複写元装置から複写元データファイルのサイズを受信した結果、複写元データファイルのサイズが複写先データファイルよりも小さくなっていることが判明した場合、複写先データファイルのサイズを複写元データファイルに合わせるようにブロックを削除するものとした。
これにより、複写先データファイルのサイズを複写元データファイルに合わせるようにブロックを削除するので、複写元データファイルのサイズが複写先データファイルよりも小さくなっている場合であっても適切なファイル保存を実行できる。
本発明の第3の態様は、複写元データファイルが記憶された記憶手段と、複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算する検算値計算手段と、複写先装置から複写先データファイルに関する検算値を取得する取得手段と、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するブロック送信手段とを備えた複写元装置である。
このように構成された複写元装置によれば、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するので、複写元装置では履歴情報を管理することなく、検算値の比較のみで未送信ブロックを特定し送信することができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様の複写元装置において、前記検算値計算手段は複写元データファイルの全体データに対しても検算値を計算し、前記ブロック送信手段は複写先データファイルの全体データに対する検算値と複写元データファイルの全体データに対する検算値との比較をブロック単位の検算値の比較に先立って行うものとした。
これにより、複写先データファイルの全体データに対する検算値と複写元データファイルの全体データに対する検算値との比較をブロック単位の検算値の比較に先立って行うので、ファイル全体の検算値が一致している場合にはブロックの比較を行う必要がなく、処理の省力化を図ることができる。
本発明の第5の態様は、第3又は第4の態様の複写元装置において、前記ブロック送信手段は、複写元データファイルに複写先データファイルのブロックに対応していないブロックが追加された場合、当該追加ブロックを複写先装置へ送信するものとした。
これにより、複写元データファイルに複写先データファイルのブロックに対応していないブロックが追加された場合、当該追加ブロックを複写先装置へ送信するので、複写元データファイルが大きくなった場合であっても適切にファイル保存を行うことができる。
本発明の第6の態様は、複写元データファイルを保持する複写元装置と、前記複写元データファイルのデータが書き込まれる複写先データファイルを保持する複写先装置とを備えたシステムであって、前記複写元装置は、複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値が記憶された複写元検算値記憶手段と、前記複写先装置から複写先データファイルに関する検算値を取得する取得手段と、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するブロック送信手段とを備え、前記複写先装置は、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて計算した検算値が記憶された複写先検算値記憶手段と、前記複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信する検算値送信手段と、前記複写元装置から受信したブロックを複写先データファイルの該当ブロックに上書きする上書き手段とを備えたデータファイル保存システムである。
本発明の第7の態様は、複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを生成し、当該ファイル格納領域を特定値で初期化し、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信し、複写元装置から受信したブロックを複写先データファイルの該当ブロックに上書きするデータ保存方法である。
本発明の第8の態様は、複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写先装置から複写先データファイルに関する検算値を取得し、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するデータ保存方法である。
本発明の第9の態様は、複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを配置するファイル格納領域を確保し、当該ファイル格納領域を特定値で初期化し、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信するアロケーション方法である。
このようなアロケーション方法によれば、ファイル格納領域を特定値で初期化するのでファイル転送中に領域不足による伝送エラーを防止できる。また、複写先データファイルに関する検算値を送信するので、複写元装置で履歴情報を管理することなく、検算値の比較のみで未送信ブロックを特定して送信させることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るデータファイル保存システムについて図面を参照して具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係るデータファイル保存システムの概略的なシステム構成図である。複写元装置となる装置100で複写元データを複写し、当該データを通信経路200経由で複写先装置となる装置300へ伝送するシステムである。
装置100は、CPU101、RAM102、ROM103で構成されたコンピュータシステムである。装置100に複写元データを保存する複写元データファイル400と複写元検算値を保存する複写元検算値ファイル410とを配置している。CPU101が複写元データから求めた複写元検算値を複写元検算値ファイル410に記憶する。CPU101は、ROM103に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、後述する複写元検算値計算、検算値照合、ファイル保存処理を実現する。
装置300は、CPU201、RAM202、ROM203で構成されたコンピュータシステムである。装置300に複写先データを保存する複写先データファイル500と複写先検算値を保存する複写先検算値ファイル510とを配置している。CPU201はROM203に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、後述する複写先検算値計算、複写先検算値送信、ファイル保存処理を実現する。
通信経路200は複数装置間又は単一装置内でデータ伝送するためのバスであったり、LAN又はWAN等のネットワークであったりする。又はメモリなどでデータ交換可能な通信経路である。本例では通信経路200をLAN又はWAN等のネットワークとして説明する。
図2を参照して、複写元データファイル400のデータを複写先データファイル500に格納する動作原理について説明する。
装置100に保存した複写元データは複数のブロック(0からn)に分割する。一例を示す。ファイルサイズをXとした場合、以下の演算式により分割数Nを求めることができる。
N=f1(X)…式(1)
分割された個々のブロックサイズXnは、式(1)により得られた分割数Nにもとづいて以下の演算式により求める。
Xn=f2(n、X)(n=1〜N)…式(2)
これにより、1ファイルをN個のブロックに分けることができる。さらに、分割個数を決定するための関数f1、および個々のブロックサイズを決定するための関数f2を用いることで、分割したブロックの個々のサイズを可変に設定することができる。
固定サイズ(100バイト)に1ファイルを分割する場合、
式(1)は、f1(X)=(X+99) mod 100
式(2)は、f2(n,X)=100
となる。
次に、個々のデータブロックについて任意の方式にしたがって検算値を求め、さらに分割前のデータ全体についても検算値を求める。検算値の計算にはハッシュ関数(例えば、MD5(RFC1321)、SHA1)を用いることができる。MD5を用いたときの一例を示す。上述のファイルサイズX、および個々のブロックサイズXnをMD5に入力することにより、検算値が算出される。なお、ハッシュ関数以外の手法であってもデータ内容の一致不一致を確実かつ容易に確認できるものであれば採用することができる。
本実施の形態では、装置100から装置300に対してデータ伝送を開始する前に、装置300に複写元データと同サイズの複写先データファイル500を作成する。すなわち、ファイルのアロケーションを実行する。ここで、複写先データファイル500として複写元データファイル400と同じサイズのファイル格納領域を確保しているが、確保したファイル格納領域には特定値(例えば”0”)を書き込んで初期化する。これにより、複写元データを転送している途中で複写先データファイル500の領域が使われてしまい、伝送エラーが生じるのを防止できる。
さらに、装置300では、複写先データファイル500を装置100側と同じサイズでブロック化し、個々のデータブロックについて装置100側と同じ方式で検算値を求め、さらに分割前のデータ全体についても検算値を求める。
そして、装置100がデータ伝送に先立ち、装置300から検算値を取得し、検算値の一致しないブロックだけを伝送するものとする。これにより、既にデータ伝送して装置300に保存されているブロックについて再送する無駄を防止する。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作についてフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図3に示すように、装置100では、CPU101がROM103に記録されているプログラムを読み込んで起動する(S01)。複写元検算値が計算されているか否か判定する(S02)。装置100から装置300へ複写する複写元データファイル400のデータ伝送を開始する前に複写元検算値を計算する。したがって、データ伝送の途中でエラーが発生した後に、初めて当該ステップに到達した場合は、既に複写元検算値は計算されているが、それ以外は計算されていないことになる。
いま、複写元データファイル400のデータ伝送は行われていないものとして説明する。この場合、ステップS03へ分岐して複写元データから複写元検算値を計算する。具体的には、複写元データファイル400に格納されている複写元データを前述した一定規則にしたがって区切り、複数ブロックに分割する。区切ったブロック単位で検算値を計算し、さらにファイル全体についても検算値を計算する。ファイル全体および個々のブロックに対して索引(D01)を定め、各索引に対応させて検算値(D02)を格納する。この索引(D01)と検算値(D02)とを対応させたデータを複写元検算値ファイル410として保存する。
このように装置100にて複写元検算値ファイル410を準備できたならば、図4に示すように、通信経路200を介して装置300との間に通信回線を確立する(S10)。装置300は装置100に存在する複写元データファイル400のファイル転送先となる装置である。装置100は、装置300との間に通信回線を確立した後、これからファイル転送する複写元データファイル400の「サイズ」「識別名(ファイル名)」を、装置300へ通知する(S11)。
後述するように、装置300は装置100からの要求を受けて、複写元データを保存するための複写先データファイル500を生成し、当該複写先データファイル500に基づいた検算値を計算して返す。
要求元となる装置100は、通信経路200を介して装置300から複写先検算値ファイル510を受信し、アクセス可能な場所に保存する(S12)。
ステップS11で装置100から通知を受ける装置300の動作について説明する。図5に示すように、装置300はROM203からプログラムを読み込んで起動する(S51)。そして、装置100からの通信要求を待ち(S52)、装置100から複写先データの内部保存を行うための識別名(ファイル名)およびサイズを取得する(S53)。具体的には、装置100が図4のステップS11で通知した複写元データファイル400の「サイズ」「識別名(ファイル名)」を受信したら、当該「サイズ」「識別名(ファイル名)」を複写先データの内部保存を行うための識別名(ファイル名)およびサイズとして使用する。
装置300は、同じ識別名(ファイル名)の複写元データファイルを既に作成したか否か判定する(S54)。ステップS53で取得した識別名が複写元データファイルのファイル名に存在しなければ、今回はじめてファイル転送の要求があったファイルであると認識する。この場合、ステップS55へ分岐して装置300に複写先データファイル500を準備する。具体的には、ステップS53で取得したサイズのデータを記録する領域を確保する。確保した領域は特定のデータ(例えば2進数の”0”又は”1”)で初期化する。この初期化した領域を複写先データファイル500として管理する。すなわち、装置100から転送ファイルのサイズが通知された時点で、装置300に転送ファイルと同じサイズの領域を確保し、且つ当該領域を特定の値で初期化して複写先データファイル500として管理する。
次に、図6に示すように、複写先検算値が計算済みか否か判定する(S61)。ステップS55で新規に複写先データファイル500を作成した場合、複写先検算値は計算されていないことになる。複写先データファイル500の複写先検算値が計算されていない場合は、ステップS62に分岐して複写先データから複写先検算値を計算する。具体的には、複写元データの検算値計算と同様の計算を行う。複写先データファイル500から複写先データ(特定の値で初期化されている)を読み込み、当該複写先データを複写元データの検算値計算と同じサイズで分割し、個々のブロックについて検算値を計算し、さらにファイル全体についても検算値を計算する。すなわち、複写先データファイル500のファイルサイズをXとした場合、以下の演算式により分割数Nを求める。
N=f1(X)…式(1)
分割された個々のブロックサイズXnは、式(1)により得られた分割数Nにもとづいて以下の演算式により求める。
Xn=f2(n、X)(n=1〜N)…式(2)
次に、個々のデータブロックについて装置100と同じ方式にしたがって検算値を求め、さらに分割前のデータ全体についても検算値を求める。これは一例であり、他の方式を採用しても良い。
図6に示すように、全体ファイルおよびブロックに対して索引(D03)を付け、各索引に対するブロック検算値及び全体検算値(D04)を索引(D03)に対応させ複写先検算値ファイル510として保存する。
このように複写先検算値ファイル510が準備されたら、装置300は当該複写先検算値ファイル510を通信経路200経由で装置100へ送信する(S63)。又は、複写先検算値ファイル510が既に計算されて存在している場合は当該複写先検算値ファイル510を装置100へ送信する(S63)。
以上のように、装置300は装置100から複写先データの内部保存を行うための識別名およびサイズを受信した場合、装置300に準備した複写先データファイル500の検算値を計算し又は読み出して(過去に計算している場合)装置100へ送信する。
装置300がステップS63で送信した複写先検算値ファイル510は、装置100がステップS12で受信する。装置100は、複写先検算値ファイル510を受信すると、図7に示すように複写元検算値と複写先検算値のファイル全体に対する検算値(D02,D04)を対比し、一致しているか否か判断する(S21)。図8に示すように、初めにファイル全体(データ全体)に対する検算値(D02,D04)を対比することにより、当該検算値が一致していればその後のブロック単位の照合処理を省略できる利点がある。複写先検算値のファイル全体の検算値と複写元検算値のファイル全体の検算値とが一致すれば、複写先データファイルと複写元データファイルとが完全に一致していることになるからである。
一方、ファイル全体の検算値が一致しなければ、すでに送信しているブロックが存在するか否か判定する。すなわち、ブロック番号の変数Wを1に設定し(S22)、ブロック番号の最大値Nを超えていないことを確認した上で(S23)、図9に示すように複写先検算値並びに複写元検算値の双方から第1ブロックの検算値を取り出して比較する(S25)。両ブロックの検算値が一致していれば、装置300には当該ブロックは保存されていることになるので当該ブロックの送信は行わない。逆に、両ブロックの検算値が一致しなければ、当該ブロックの内容は同じデータではないことになるので、当該ブロックのデータを、通信経路200を介して装置300へ送信する(S26)。このとき、装置300でどのブロックのデータであるか識別するための情報、例えばブロック番号を一緒に送信する。
次に、ブロック番号Wを1つインクリメントし(S27)、ブロック番号の最大値Nを超えていないことを確認した上で(S23)、複写先検算値並びに複写元検算値の双方から第1ブロックの検算値を取り出して比較する(S25)。以下同様にブロック単位で検算値を比較し、一致すれば当該ブロックは送信しないが、不一致ならばそのブロックを送信する。そして、ブロック番号Wが最大値Nを超えたところで、装置300との回線を切断する(S24)。
以上のように、検算値が一致しないブロックのみを装置300で送信するので、既に送信済みのブロックが装置300の複写先データファイル500に存在する場合には当該ブロックの送信は省略することができる。
装置300では、ステップS63で複写先検算値を送信した後、図10に示すように装置100からの処理要求を待つ(S71)。前述したように、装置100がステップS26でブロックデータを送信した場合、M番目のブロックデータを受信することになる。ステップS72で処理終了でないと判定した場合、通信経路200を介してブロックデータを受信し、複写先データファイル500の対応するブロックに当該受信ブロックデータを上書きする(S75)。複写先データファイル500に新しくデータ書き込まれると、今回書き込まれたブロックの検算値を再計算する(S76)。この計算した検算値は複写先検算値ファイル510に対応ブロックの検算値として記録する。
一方、ステップS72の判定で処理終了となった場合は、装置100との間に確立した回線を切断する(S73)。次に、複写先データファイル500のファイル全体の検算値を再計算する(S74)。この計算した検算値は複写先検算値ファイル510のファイル全体(データ全体)の位置に記録する(オーバーライト)。
このように、装置300は最初に複写先検算値ファイル510を装置100へ送信するだけで、装置300の複写先データファイル500に存在しないブロックデータだけが装置100から送信されてくるので、これを複写先データファイル500の該当ブロック位置に格納するだけで必要なファイルデータをすべて保存することができる。
また、複写元データファイル400が更新されてサイズが大きくなった場合は、複写元データファイル400と複写先データファイル500とサイズが一致しなくなる。装置100は複写元データファイル400が更新されるとブロック化をやり直して検算値を計算し直す。その後、装置300から複写先検算値が送られてくるが両者のブロック数自体が一致しなくなる可能性がある。このような場合は複写先データファイル500に無く検算値の比較もできないブロックについては当該ブロックを装置300へ送信する事とする。装置300は、そのようなブロックを受信したときには複写先データファイル500に追加する処理を実行する。
また、複写元データファイル400が更新されてサイズが小さくなった場合も複写元データファイル400と複写先データファイル500とサイズが一致しなくなる。装置100は複写元データファイル400が更新されるとブロック化をやり直して検算値を計算し直す。その後、装置100から装置300へサイズを通知したときに、装置300では複写元データファイル400に存在しなくなったブロックを削除する処理を実行する。
なお、以上の実施の形態ではネットワーク経由で接続された装置100から装置300へデータ伝送する場合を説明したが、同一装置内でデータバックアップをとるシステムにおいても同様に適用可能である。
本発明は、ある記憶場所に配置した複写元データを複製して他の記憶場所へ移す場合に、データファイル中で複写先に存在しないブロックデータだけを伝送して保存することができ、複写元データを複製して他の記憶場所へ移すデータファイル保存システム並びにアロケーション方法に適用可能である。
本実施の形態に係るデータ保存システムのシステム構成図 データ複写のための動作原理を示す図 本実施の形態において送信側装置での複写元検算値を求める部分のフロー図 本実施の形態において送信側装置での複写先検算値を取得する部分のフロー図 本実施の形態において受信側装置での複写先データファイルを確認/作成する部分のフロー図 本実施の形態において受信側装置での複写先検算値を求めて送信する部分のフロー図 本実施の形態において送信側装置でのブロック送信の部分のフロー図 送信側装置でブロック送信前にファイル全体の検算値を比較する概念図 送信側装置でブロック送信前にブロックの検算値を比較する概念図 本実施の形態において受信側装置での受信ブロックを格納して検算値を更新する部分のフロー図
符号の説明
100、300 装置
101、201 CPU
102、202 RAM
103、203 ROM
200 通信経路
400 複写元データファイル
410 複写元検算値
500 複写先データファイル
510 複写先検算値ファイル

Claims (9)

  1. 複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを生成し当該ファイル格納領域を特定値で初期化する複写先ファイル生成手段と、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算する検算値計算手段と、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信する検算値送信手段と、複写元装置から受信したブロックを複写先データファイルの該当ブロックに上書きする上書き手段とを備えた複写先装置。
  2. 複写元装置から複写元データファイルのサイズを受信した結果、複写元データファイルのサイズが複写先データファイルよりも小さくなっていることが判明した場合、複写先データファイルのサイズを複写元データファイルに合わせるようにブロックを削除することを特徴とする請求項1記載の複写先装置。
  3. 複写元データファイルが記憶された記憶手段と、複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算する検算値計算手段と、複写先装置から複写先データファイルに関する検算値を取得する取得手段と、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するブロック送信手段とを備えた複写元装置。
  4. 前記検算値計算手段は複写元データファイルの全体データに対しても検算値を計算し、前記ブロック送信手段は複写先データファイルの全体データに対する検算値と複写元データファイルの全体データに対する検算値との比較をブロック単位の検算値の比較に先立って行うことを特徴とする請求項3記載の複写元装置。
  5. 前記ブロック送信手段は、複写元データファイルに複写先データファイルのブロックに対応していないブロックが追加された場合、当該追加ブロックを複写先装置へ送信することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の複写元装置。
  6. 複写元データファイルを保持する複写元装置と、前記複写元データファイルのデータが書き込まれる複写先データファイルを保持する複写先装置とを備えたシステムであって、
    前記複写元装置は、複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値が記憶された複写元検算値記憶手段と、前記複写先装置から複写先データファイルに関する検算値を取得する取得手段と、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するブロック送信手段とを備え、
    前記複写先装置は、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて計算した検算値が記憶された複写先検算値記憶手段と、前記複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信する検算値送信手段と、前記複写元装置から受信したブロックを複写先データファイルの該当ブロックに上書きする上書き手段とを備えたデータファイル保存システム。
  7. 複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを生成し、当該ファイル格納領域を特定値で初期化し、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信し、複写元装置から受信したブロックを複写先データファイルの該当ブロックに上書きするデータ保存方法。
  8. 複写元データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写先装置から複写先データファイルに関する検算値を取得し、複写元データファイルと複写先データファイルとの間で対応するブロック毎に検算値を比較して不一致のブロックだけを送信するデータ保存方法。
  9. 複写元データファイルと同一サイズの複写先データファイルを配置するファイル格納領域を確保し、当該ファイル格納領域を特定値で初期化し、複写先データファイルを所定サイズに分割した各ブロックについて照合用の検算値を計算し、複写元装置に対して複写先データファイルに関する検算値を送信するアロケーション方法。
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