JP2005095572A - 有効視野計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 計測対象者に負荷を与えることなく正確に有効視野を計測する。
【解決手段】 計測対象者の有効視野を算出するに際して、注視点移動量算出部21により計測対象者の注視点座標を示す注視点座標データを算出すると共に、瞬目有無判断部23により計測対象者の瞬目行為の有無を示す瞬目データを算出する。そして、停留点座標算出部25により、注視点停留状態判断部22により算出された複数の注視点座標データを用いて、注視点座標が停留している停留点座標を算出し、停留点間座標変位算出部27により、算出された停留点座標間の視線移動による変位量を算出し、停留点間座標変位データ選別部28により、瞬目データに基づいて有効視野の算出に用いる停留点座標間の視線移動による変位量を選別し、停留点間座標変位データ分布演算部30により、当該選別された停留点座標間の視線移動による変位量に基づいて有効視野を算出する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば車両を運転する運転者等の有効視野を求めるための有効視野計測装置に関する。
従来より、例えば車両を運転する運転者等の有効視野を算出するための技術としては、例えば下記の特許文献1に記載されているものが知られている。
この特許文献1に記載された眼球運動計数型有効視野計測装置は、視覚刺激提示装置により様々な視野位置に視覚刺激を提示して対象者の眼球運動を促し、複数の眼球運動導出電極により眼球運動を導出する。そして、この眼球運動計測型有効視野計測装置では、眼球運動導出電極に対し、眼球運動計測装置により水平方向及び垂直方向の各眼位変化分を電位差として測定している。
このような眼球運動計測型有効視野計測装置では、水平方向及び垂直方向の眼位変化分を示す出力から高速眼球運動成分を検出し、その検出成分のうち、しきい値を越える高速眼球運動成分を求め、視覚刺激の提示と同期して視野位置別に高速眼球運動の回数を算出する。そして、この眼球運動計測型有効視野計測装置では、高速眼球運動が1回以下で検出できる目標刺激の位置を求めることによって有効視野範囲を計測している。
特開平9−38037号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、有効視野を計測するために所望の視野方向とするための視覚刺激を計測対象者に提示する必要があったため、例えば運転中のように特定の行為を実行しているときの有効視野を計測しようとした場合、視覚刺激を提示することで負荷が加わり、計測対象者の負荷が増加してしまう。したがって、従来の技術では、通常の運転状態とは異なる状態を計測することになってしまい、運転中等の特定の行為を行っている最中の有効視野を正確に計測することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、計測対象者に負荷を与えることなく正確に有効視野を計測することができる有効視野計測装置を提供するものである。
本発明に係る有効視野計測装置では、計測対象者の有効視野を算出するに際して、注視点座標算出手段により計測対象者の注視点座標を示す注視点座標データを算出すると共に、瞬目行為算出手段により計測対象者の瞬目行為の有無を示す瞬目データを算出する。そして、この有効視野計測装置では、停留点座標算出手段により、注視点座標算出手段により算出された複数の注視点座標データを用いて、注視点座標が停留している停留点座標を算出し、停留点座標変位算出手段により、停留点座標算出手段により算出された停留点座標間の視線移動による変位量を算出し、有効視野算出手段により、計測対象者の有効視野の算出に用いる停留点座標間の視線移動による変位量を瞬目行為算出手段により算出された瞬目データに基づいて選別し、当該選別された停留点座標間の視線移動による変位量に基づいて有効視野を算出することで、上述の課題を解決する。
本発明に係る有効視野計測装置によれば、注視点座標データと瞬目データとから停留点間で瞬目が発生していない停留点間の変位を求めて有効視野を算出するので、運転中に計測用の刺激課題(負荷)を与える必要が無く、計測対象者対して非接触での有効視野の計測を可能とし、計測時の計測対象者への負荷が軽減できる。したがって、この有効視野計測装置によれば、計測対象者に負荷を与えることなく正確に有効視野を計測することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[有効視野を計測するための原理]
先ず、本発明を適用した有効視野計測装置の構成を説明する前に、有効視野を計測するための原理について説明する。計測対象者の瞬目行為は、3種類ある。すなわち、瞬目行為は、被験者の意志の関与が明確なときの瞬目であって意識的に目を閉じたり合図に合わせて閉じる瞬目随意性瞬目、外的反射誘発刺激が明確なときの瞬目であってゴミなどの異物が目に入らないように防御したり、急な物音や光などによって驚いたときに反射的に眼瞼を閉じる瞬目である反射性瞬目、随意的でもなく外的反射誘発刺激を特定できない瞬目であって計測対象者の認知や心理の状態と深く関わっている自発性瞬目がある。
これに対し、本発明を適用した有効視野計測装置では、3種類の瞬目行為のうち、認知や心理の状態が反映される自発性瞬目に着目したものである。
この自発性瞬目の特徴としては、(1)視覚情報に注意・関心が向けられているときの瞬目率低下、(2)思考活動に意識が向けられているときの瞬目率増加、(3)認知判断終了時の瞬目、(4)疲労時の群発瞬目発生率の増加がある。
すなわち、本発明は、図1に示すように、計測対象者の視線移動行為と瞬目行為との関係に着目して有効視野を計測する有効視野計測装置に適用される。そして、この有効視野計測装置は、計測対象者が物体を注視した後の瞬目行為の有無と、計測対象者が物体を注視した後の視線移動行為の有無との関係により、視線移動行為を行う直前の注視状態を区分している。
図1によれば、物体注視後の瞬目行為が有る場合であって注視後の視線移動行為が有る場合には、当該注視行為が物体自体を認識するためのものであって、例えば道路標識を読んだり、他車又は人等を認識するための注視行為である。これは、上述の自発性瞬目のうち(3)であり、注視対象を認識した後の瞬目行為に相当する。
また、物体注視後の瞬目行為が有る場合であって注視後の視線移動行為が無い場合には、単位時間当たりの瞬目行為の頻度が高く、計測対象者の思考負荷が高い状態である。これは、上述の自発性瞬目のうち(2)に相当する。
更に、物体注視後の瞬目行為が無い場合であって注視後の視線移動行為が無い場合には、単位時間当たりの瞬目行為の頻度が低く、注視対象物に対する注意や関心が高い状態である。これは、上述の自発性瞬目のうち(1)に相当する。
更にまた、物体注視後の瞬目行為が無い場合であって注視後の視線移動行為が有る場合には、当該注視行為が物体の位置関係(空間全体)を認識するためのものである。これは、上述の自発性瞬目のうち(3)であり、空間全体の認識途中の視線移動で、空間全体の認識が終了していない状態に相当する。
この自発性瞬目のうち(3)の特徴は、認知判断終了時に瞬目が生じる特性を含む。すなわち、計測対象者が、ある一つの対象物を認識終了と同時に瞬目が生じる確率が著しく増加する。例えば、運転中に道路標識の内容を認識したり、路肩を歩いている人の特徴を認識したりした後、瞬目生起率が高い。これはひとつの対象を認識した後、別の対象を認識するために視覚情報をリセットするためと考えられている。
また、計測対象者により認識する対象が、個別の単体の物体ではなく、相対的な位置把握(空間構成や空間構造)である場合、各物体の位置関係を認識するために視線移動が行われるが、位置関係が把握されたときに瞬目が生じる。別の見方をすると、位置関係を把握するまで瞬目が生じる確率は低くなる。例えば、前方の道路形状を把握するための視線移動や、路肩にいる人の位置を把握している行為中において、計測対象者は、視線移動が行われるものの連続性のある一つの対象として認識しようとしているため、瞬目の生起率は低い。
したがって、この有効視野計測装置では、有効視野を計測するために、物体注視後の瞬目行為が無い場合であって注視後の視線移動行為が有る場合、すなわち上述の自発性瞬目のうち(3)の特徴を利用する。ここで、有効視野計測装置では、図2に示すように、注視点移動速度の時間変化を計測し、計測対象者の注視状態、瞬目行為を伴わない眼球移動行為(視線移動行為)、瞬目行為を伴う眼球移動行為(視線移動行為)、瞬目行為を求める。これにより、有効視野計測装置では、物体注視後の瞬目行為が無い場合であって注視後の視線移動行為が有る場合を認識して、計測対象者が車両を運転している時の有効視野を計測することになる。
ここで、以下の説明において、視野とは「眼を動かさずに視覚の及びうる全範囲」を指し、有効視野とは「ある視覚的仕事をしているときに、その仕事をするのに有効に活用されている視覚情報収集範囲」を指す。認識を伴う通常の視覚的課題を行っている時、例えば文章を読んで理解するときや図形や絵を認識する時などに、有効に活用されている視野を、有効視野と定義する。このように、計測対象者が行っている視覚的仕事が何かによって有効視野が変化する。したがって、以下の説明では、○○時(例えば運転時)の有効視野という。
また、本発明を適用した有効視野計測装置では、運転中の空間把握時の有効視野を対象として計測する。ここで、運転中の計測対象者の視認行為は、大きく二つに分かれ、路上の対象物そのものを認識するための視認行為と、前方の空間の位置関係を把握しようとするための視認行為とに区分される。
そして、計測対象者の運転中においては、自車両を進めるために、前方の空間構成を把握しながら監視し、その空間構成の変化から路上の危険物を発見して抽出している。これは、上述の前方の空間の位置関係を把握しようとするための視認行為に相当する。発見後の危険物の視認行為は、路上の対象物そのものを認識するための視認行為となる。
したがって、瞬目を伴わずに視線移動が行われた時、連続性のある位置関係の把握を行っていると考えられ、連続性のある視認を行うために、視線移動前の注視点停留時に視線移動後の注視点位置まで視野が及び、視線移動は有効視野の範囲内で行われている。また、有効視野範囲を外れるほど大きな視線移動行為では、視覚情報が途切れ連続性を持たないため瞬目を伴う。したがって、有効視野計測装置では、瞬目を伴わない視線移動前後の注視点座標の変位量のみを選択し、ある時間内で重ね合わせ、有効視野範囲の注視点座標群を抽出し、有効視野を算出する。
[第1実施形態]
[有効視野計測装置の構成]
つぎに、上述したような有効視野を計測するための原理に基づいて、計測対象者が車両を運転している時の有効視野を計測して、計測対象者が視認する情報表示位置の制御に反映させる第1実施形態に係る有効視野計測装置について説明する。
この有効視野計測装置は、図3に示すように、計測対象者の眼球部分を撮像可能な位置に設けられた眼状態計測部1、車両駆動部分に接続された車速センサ2、例えば車両のインストルメントパネル内に設けられた有効視野演算部3及び表示位置演算部4、計測対象者から視認可能な位置に設けられた表示装置5を備えて構成されている。
眼状態計測部1は、計測対象者である運転者の注視点位置及び瞬目状態を計測する。この眼状態計測部1は、赤外線角膜反射や、画像処理を行って注視点位置及び瞬目状態を計測する。
これにより、眼状態計測部1は、時間軸に従った注視点座標データ及び瞬目データを作成して、有効視野演算部3に送る。なお、眼状態計測部1は、注視点座標データと瞬目データと個別に計測処理しても良く、視線移動信号のみを計測して当該視線移動信号が所定の値になったときに瞬目状態であると判断して瞬目データを抽出しても良い。
また、車速センサ2は、自車両が走行しているか否かを示す車速データを作成して、有効視野演算部3に送る。
有効視野演算部3は、眼状態計測部1からの注視点座標データ及び瞬目データ、車速センサ2からの車速データを用いて、計測対象者の運転時の有効視野を演算する。なお、この有効視野演算部3の処理内容については後述する。
表示位置演算部4は、有効視野演算部3によって演算された有効視野に基づいて、表示装置5に各種情報を表示させるに際して、表示範囲内での表示位置を演算する。ここで、表示位置演算部4は、表示装置5が計測対象者の前方視界上に表示を行うヘッドアップディスプレイで構成されている場合、有効視野に基づいて計測対象者の特性に応じた表示位置の演算を行う。これにより、表示位置演算部4では、運転時において通常の視線方向に近すぎて計測対象者に不快感を与える表示形態や、視線方向から遠すぎて計測対象者が情報表示に気づかない表示形態をさせずに、適切な表示位置にて各種情報を計測対象者に提示する。
「有効視野演算部3の機能的な構成」
このような有効視野計測装置において、有効視野演算部3は、図4に示すような機能的な構成を有している。
ここで、眼状態計測部1は、例えばアイトラッカシステムによって構成されることにより、注視点座標データを作成する注視点検出部11と瞬目データを作成する瞬目状態検出部12とを有している。
有効視野演算部3は、図示しないROM(Read Only Memory)等に有効視野を演算するためのプログラムデータを記憶しておき、当該プログラムデータをCPU(Central Processing Unit)により実行することにより、図4に示す各部を有する。すなわち、有効視野演算部3は、注視点検出部11と接続された注視点移動量算出部21、注視点停留状態判断部22、瞬目状態検出部12と接続された瞬目有無判断部23、注視点座標一時記憶部24、停留点座標算出部25、停留点座標一時記憶部26、停留点間座標変位算出部27、停留点間座標変位データ選別部28、停留点間座標変位データ記憶部29、表示位置演算部4と接続された停留点間座標変位データ分布演算部30を有する。
注視点移動量算出部21は、注視点検出部11から時間的に前後する複数の注視点座標データが送られると、各注視点の移動量を示すデータを算出して、注視点停留状態判断部22に送る。この各注視点の移動量を示すデータは、各注視点座標データ間の単位時間当たりの移動距離を示す。
注視点停留状態判断部22は、注視点移動量算出部21から各注視点の移動量を示すデータが送られると、各注視点間における停留状態を判断する。このとき、注視点停留状態判断部22では、通常、計測対象者が視認対象を認識するに際して、各注視点が微小な動きをするため、単位時間当たりの動きが所定値以下の場合には停留していると判断する。これにより、注視点停留状態判断部22は、各注視点座標データごとに停留状態での注視点であるか否かを判断する。
そして、注視点停留状態判断部22は、注視点座標データ及び停留判断結果を停留点座標算出部25に送ると共に、注視点座標データを及び瞬目有無判断部23及び注視点座標一時記憶部24に送る。これにより、注視点座標一時記憶部24は、注視点座標データを一時的に記憶する。
また、瞬目有無判断部23は、瞬目状態検出部12から時間的に前後する複数の瞬目データが送られ、注視点停留状態判断部22から注視点座標データが送られると、注視点間にて移動するときに瞬目行為が発生していたか否かを判断する。これにより、瞬目有無判断部23は、瞬目行為が発生した直後に注視したことによって検出された注視点座標データを抽出する。そして、瞬目有無判断部23は、瞬目行為直後の注視点を示す注視点座標データ、瞬目行為を伴わない視線移動による注視点座標データを停留点間座標変位データ選別部28に送る。
停留点座標算出部25は、注視点停留状態判断部22からの停留判断結果が送られると、注視点座標一時記憶部24から複数の注視点座標データを読み出し、複数の注視点が所定時間以上停留したと判定される停留点座標及び当該停留点座標における時刻を示す停留点座標データを算出する。このとき、停留点座標算出部25は、所定の座標範囲を設定しておき、当該所定の座標範囲に含まれる注視点座標データの座標平均を取ることにより、停留点座標データを作成する。そして、この停留点座標算出部25は、停留点座標データを停留点座標一時記憶部26に送って一時記憶させる。
停留点間座標変位算出部27は、停留点座標算出部25から停留点間座標変位を求める命令が送られると、停留点座標一時記憶部26に記憶された停留点座標データを読み出し、時間的に隣接する各停留点座標データ間の変位を算出して、停留点間座標変位データを作成する。そして、停留点間座標変位算出部27は、作成した停留点間座標変位データを停留点間座標変位データ選別部28に送る。
停留点間座標変位データ選別部28は、停留点間座標変位算出部27から停留点間座標変位データが送られると、当該各停留点間座標変位データについて瞬目有無判断部23からの瞬目有無判断結果を参照し、注視点が停留点間で変位する時に瞬目行為が発生していない停留点間座標変位データを選別して、停留点間座標変位データ記憶部29に送る。これにより、停留点間座標変位データ選別部28は、注視点が停留点間で変位する時に瞬目行為が発生していない停留点間座標変位データのみを、有効視野の演算に用いる停留点間座標変位データとして停留点間座標変位データ記憶部29に記憶させる。
停留点間座標変位データ分布演算部30は、停留点間座標変位データ記憶部29に停留点間座標変位データが蓄積されると、各停留点間座標変位データの分布を演算することにより計測対象者の有効視野を演算して、表示位置演算部4に送る。
このような有効視野演算部3では、例えば図5に示すように、「+」にて示す複数の注視点座標データを注視点移動量算出部21にて入力した場合、注視点移動量算出部21にて各注視点座標の移動量を求め、注視点停留状態判断部22により各注視点座標での停留状態の判断を行う。これにより、有効視野演算部3では、停留点座標算出部25により、所定の座標範囲41A〜41Eに含まれる複数の注視点座標データが停留状態にあり、各座標範囲41A〜41Eごとに、複数の注視点座標データの平均座標値を停留点座標42A〜42Eとして求める。なお、本例において、停留点座標は、停留点座標42A、停留点座標42B、停留点座標42C、停留点座標42D、停留点座標42Eの順に時間的に遷移したものとする。
次に、有効視野演算部3では、停留点座標データを求めると、停留点間座標変位算出部27により、各停留点間座標42A〜42Eについての停留点間座標変位データを求める。本例では、停留点間座標変位算出部27では、停留点座標42Aから停留点座標42Bに停留点が移動した場合のX軸方向の座標変位ΔX1及びY軸方向の座標変位ΔY1を示す停留点間座標変位データ、停留点座標42Bから停留点座標42Cに停留点が移動した場合のX軸方向の座標変位ΔX2及びY軸方向の座標変位ΔY2を示す停留点間座標変位データ、停留点座標42Cから停留点座標42Dに停留点が移動した場合のX軸方向の座標変位ΔX3及びY軸方向の座標変位ΔY3を示す停留点間座標変位データ、停留点座標42Dから停留点座標42Eに停留点が移動した場合のX軸方向の座標変位ΔX4及びY軸方向の座標変位ΔY4を示す停留点間座標変位データを作成するものとする。
次に、有効視野演算部3では、停留点間座標変位データ分布演算部30により、停留点座標42A〜42Eを、図6に示すように、停留点座標42Aを原点とし、停留点座標42B〜42Dを当該停留点座標42Aに対して座標変位ΔXn、ΔYnで停留点座標43B〜43Dとしてプロットする。ここで、停留点座標42Eに相当する停留点座標43Eは、停留点間座標変位データ選別部28により視線移動時に瞬目行為が発生していたものとして、運転時の有効視野の演算からは除外される。
これにより、停留点間座標変位データ分布演算部30では、停留点座標43A〜43を外形に含み、停留点座標42Aを中心とした楕円形の有効視野範囲を演算する。
[有効視野計測装置による有効視野演算処理]
つぎに、上述したように構成された有効視野計測装置により、計測対象者の運転時の有効視野を演算する処理手順について図7のフローチャートを参照して説明する。
先ず、有効視野演算部3では、例えば車両のIGNスイッチが操作されて起動した後に、ステップS1において、注視点が停留しているか否かを示す停留フラグの値、及び瞬目が発生しているか否かを示す瞬目フラグの値を、例えば「0」とすることにより初期化する。
次に、有効視野演算部3は、ステップS2において、所定の時間間隔を計時するタイマのカウントアップを開始し、ステップS3において、注視点検出部11により取得した注視点座標(n)の注視点座標データ、瞬目状態検出部12により取得した瞬目データを読み込む。なお、この有効視野演算処理は、予め設定した所定のサンプリング周期内でステップS2〜ステップS30の処理を実行することにより、所定のサンプリング周期でタイマのカウントアップを実行することになる。
次のステップS4においては、瞬目有無判断部23により、ステップS3にて読み込んだ瞬目データに基づいて瞬目行為が発生したか否かを判定する。ここで、瞬目有無判断部23は、瞬目行為が発生していると判定した場合にはステップS14に処理を進め、瞬目行為が発生していないと判定した場合にはステップS5に処理を進める。
ステップS5においては、注視点移動量算出部21により、前回(時刻n−1)に取得した注視点座標データの注視点座標(n−1)と、今回(時刻n)のステップS3にて取得した注視点座標データの注視点座標(n)との移動距離を演算して、注視点の移動速度を演算する。
次のステップS6においては、注視点停留状態判断部22により、ステップS5にて演算した注視点の移動速度が所定値以下か否かを判定することにより、注視点が停留しているか否かを判定する。ここで、注視点停留状態判断部22では、所定のサンプリング周期での注視点の移動量が少なく移動速度が所定値以下であるか否かを判定することにより、注視点が停留状態にあるか、跳躍性の眼球運動であるかの判定を行う。そして、注視点停留状態判断部22は、注視点が停留していないと判定した場合には、計測対象者の視認対象が他の物体に移行したと判定してステップS16に処理を進め、注視点が停留していると判定した場合にはステップS7に処理を進める。換言すれば、注視点停留状態判断部22では、図5にて示したように、注視点の移動が、座標範囲41の範囲内での移動か否かを判定する。
ステップS7においては、注視点停留状態判断部22により、ステップS6にて注視点が停留していると判定したことに応じて、時刻nにおける停留フラグ(n)の値を「1」に設定して、当該停留フラグ(n)を注視点座標一時記憶部部24に送る。
次に、注視点停留状態判断部22は、ステップS8において時間的に異なる複数の注視点座標データを識別するための注視点座標データ番号nをカウントアップし、ステップS9において停留していると判定された注視点座標データ数のカウントアップをする。
次のステップS11においては、停留点間座標変位データ分布演算部30により、ステップS2にてカウントアップを開始した計時時間が、予め設定した有効視野を求めるための設定時間の倍数であるか否かを判定することにより、有効視野を演算する所定の時間間隔か否かを判定する。そして、停留点間座標変位データ分布演算部30では、有効視野を演算するための所定の時間間隔ではないと判定した場合にはステップS2に処理を戻し、有効視野を演算するための所定の時間間隔であると判定した場合にはステップS12に処理を進める。
ステップS12においては、停留点間座標変位データ分布演算部30により、ステップS11にて判定対象となった所定の時間間隔内に停留点間座標変位データ記憶部29に蓄積しておいた停留点間座標変位データを読み出し、ステップS13においては、停留点間座標変位データ分布演算部30により、図5及び図6にて説明した処理を実行することにより運転時の有効視野範囲を演算する。
一方、ステップS4にて瞬目行為が発生したと判定した後のステップS14においては、瞬目有無判断部23により、時刻nにおけるN番目の停留点座標算出中に生じた瞬目行為であることを示す瞬目フラグ(N)の値を「1」に設定し、ステップS15においては、時刻n−1における停留フラグ(n−1)の値が「1」か否かを判定することにより、ステップS4にて判定した瞬目行為が、注視点が停留した直後の瞬目行為か否かを判定する。そして、瞬目有無判断部23は、注視点が停留した直後の瞬目行為であると判定した場合には、停留点間座標変位データを求めるためのステップS18以降に処理を進め、注視点が停留した直後の瞬目行為でないと判定した場合にはステップS11に処理を進める。
また、ステップS6にて注視点の移動速度が所定値以下でないと判定した後のステップS16においては、注視点停留状態判断部22により、時刻nにおける停留フラグ(n)の値を「0」に設定し、ステップS17においては時刻n−1における停留フラグ(n−1)の値が「1」か否かを判定することにより、ステップS6にて判定した視線移動行為が、注視点が停留した直後の視線移動行為か否かを判定する。そして、注視点停留状態判断部22は、注視点が停留した直後の視線移動行為であると判定した場合にはステップS18に処理を進め、注視点が停留した直後の視線移動行為でないと判定した場合にはステップS11に処理を進める。
ステップS18においては、停留点座標算出部25により、停留点座標データを演算するために注視点座標一時記憶部24に蓄積しておいた注視点座標データ及び注視点座標データのデータ数を呼び出す。
次のステップS19においては、停留点座標算出部25により、ステップS3にて取得した注視点座標データ(n)と同じ座標範囲41内の注視点座標データを用いて座標平均を取ることにより停留点座標データを演算する。
次のステップS20においては、停留点座標算出部25により、ステップS19にてN番目の停留点座標データである停留点座標(N)を演算したことに応じて、停留点座標データのデータ番号Nをカウントアップし、ステップS21においては、ステップS19にて演算した停留点座標(N)を停留点座標一時記憶部26に記憶させ、ステップS22においては瞬目フラグ(N)の値を「0」に設定する。
次のステップS23においては、停留点座標算出部25により、ステップS21にて使用した停留点座標を求めるための注視点座標データを注視点座標一時記憶部24からクリアし、ステップS24においては、注視点座標データのデータ数を示すデータをクリアする。
次のステップS25においては、停留点間座標変位データ選別部28により、車速センサ2により検出している車速を読み込むことにより、現在車両が走行中か否かを判定する。そして、停留点間座標変位データ選別部28では、現在車両が走行中でないと判定した場合にはステップS11に処理を進め、現在車両が走行中であると判定した場合にはステップS26に処理を進める。
ステップS26においては、停留点間座標変位算出部27により、ステップS21にて停留点座標一時記憶部26に記憶した時刻nでのN番目の停留点座標データである停留点座標(N)と、前回の処理で記憶したN-1番目(前回)の停留点座標データである停留点座標(N−1)との差分を演算することにより、停留点座標間の距離を計算する。
次のステップS27においては、停留点間座標変位算出部27により、ステップS26にて演算した停留点座標間の距離が所定値以下か否かを判定することにより、停留点座標が変位していないか否かを判定する。そして、停留点間座標変位算出部27では、停留点座標が変位していないと判定した場合にはステップS11に処理を進め、停留点座標が変位したと判定した場合にはステップS28に処理を進める。
次のステップS28においては、停留点間座標変位データ選別部28により、前回(N-1番目)の停留点座標データを算出中の瞬目の有無を示す瞬目フラグ(N−1)の値が「1」か否かを判定することにより、停留点間座標(N−1)から停留点間座標(N)に移動する間の時刻に、瞬目行為が発生していたか否かを判定する。そして、停留点間座標変位データ選別部28では、瞬目行為が発生していたと判定した場合にはステップS26にて求めた停留点間座標変位データを破棄してステップS11に処理を進め、瞬目行為が発生していないと判定した場合にはステップS29に処理を進める。
ステップS29においては、停留点間座標変位データ選別部28により、停留点間座標(N−1)から停留点間座標(N)への座標変位である座標変位ΔXn及び座標変位ΔYnを算出して停留点間座標変位データを作成して、ステップS30にて停留点間座標変位量(ΔX,ΔY)を停留点間座標変位データ記憶部29に記憶して、ステップS11に処理を進める。このように、停留点間座標変位データ選別部28では、ステップS27及びステップS28の判定を行うことにより、停留点間座標間の変位時に瞬目行為が発生していない停留点間座標変位データのみを選別する。
このような有効視野演算処理を行う有効視野計測装置では、ステップS18〜ステップS30の処理を行うことにより、停留点間座標変位データを作成して停留点間座標変位データ記憶部29に蓄積し、ステップS11にて所定の時間間隔となったら停留点間座標変位データ記憶部29から停留点間座標変位データを読み出して、ステップS12にて図6を用いて説明した処理を行うことにより、運転時の有効視野を演算することができる。
そして、有効視野計測装置では、有効視野演算部3により有効視野を求めると、表示位置演算部4により、例えば予め作成された有効視野に対する表示位置を示すマップデータを参照して、表示装置5の表示画面内での情報表示位置を変更し、表示装置5により設定された表示位置に各種情報を表示することになる。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第1実施形態に係る有効視野計測装置によれば、注視点座標データと瞬目データとから、停留点間で瞬目が発生していない停留点間座標変位データを求めて有効視野を算出するので、計測対象者に対して非接触での有効視野の計測を可能とし、計測時の計測対象者への負荷が軽減できる。したがって、この有効視野計測装置によれば、計測対象者が周囲の空間構成や空間構造を認識するときの眼状態の特性を利用して、計測対象者に負荷を与えることなく正確に有効視野を計測することができる。
したがって、この有効視野計測装置によれば、計測対象者に負荷をかけることなく運転中の有効視野が計測可能となり、計測対象者の有効視野が影響する表示位置等を制御することにより、表示内容を視認する負荷を低減し、運転性を向上することができる。更に、この有効視野計測装置によれば、有効視野を計測するために基準となる注視点の絶対座標の情報は必要なく、注視点の相対変化から停留点の分布を求めて有効視野を計測することができるので、機器のコストを下げることができる。
また、この有効視野計測装置によれば、例えば車両を運転している行為を行っている状態での飛越眼球運動から注視点座標データ及び瞬目データを求めて、運転時の有効視野を演算するので、計測対象者に特別な視覚刺激を与える必要が無く、正確に運転時の有効視野を計測することができる。
更に、この有効視野計測装置によれば、視線移動速度が所定値以下の場合に同一の停留点を目視しているものとして注視点座標を演算して有効視野を算出するので、例えば運転中のように車両の走行に伴って視認される景色が流れる状態のように計測対象者の注視対象が徐々に移動する状態でも、正確に有効視野の演算をすることができる。
更に、この有効視野計測装置によれば、車両が走行している場合にのみ停留点間座標変位データを蓄積して有効視野を算出するので、計測対象者が運転しているときの有効視野を正確に求めることができ、計測対象者の前方視線に対して適切な情報表示位置とすることができる。
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態に係る有効視野計測装置について説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
この有効視野計測装置は、注視点座標の移動速度が所定値以下の状態が、所定の時間以上連続した場合に同一の注視点に停留していると判断して停留点座標を算出することを特徴とするものである。また、この有効視野計測装置は、計測対象者が車両上の視覚情報提示機器を注視している状態を判定して、有効視野を算出することを特徴とするものである。
このような有効視野計測装置の有効視野演算部3は、図8に示すように、図4に示した各部21〜30に加えて、停留点座標算出部25及び停留点座標一時記憶部26と接続された停留点座標判断部51を備える。
この停留点座標判断部51は、停留点座標算出部25で算出された停留点座標のうち、当該停留点座標を算出するために使用された複数の注視点座標の移動速度が所定値以下の状態が、所定の時間以上連続したか否かを判断する。そして、複数の注視点座標の移動速度が所定値以下の状態が、所定の時間以上連続した結果によって停留点座標であると判断して、停留点座標算出部25で算出された停留点座標を停留点座標一時記憶部26に記憶させる。
また、停留点座標判断部51は、例えば車両に搭載された後写鏡、ナビゲーション装置の画面や、メータ機器の表示機構等の視覚情報提示機器の座標情報を保持している。この視覚情報提示機器の座標情報は、上述の有効視野の座標範囲と同じ座標系であって、計測対象者が視覚情報提示機器を見ているとみなすことができる注視点座標の範囲である。
なお、この視覚情報提示機器の座標データは、例えば、眼状態計測部1の取付位置と、計測対象者の眼位置座標と、視覚情報提示機器の位置とから計測対象者ごとに求めてもよく、更には、眼状態計測部1の取付位置、計測対象者の眼位置座標及び視覚情報提示機器の位置とから予め視覚情報提示機器の座標範囲を求めて記憶しておいても良い。
これにより、停留点座標判断部51は、停留点座標算出部25で算出された停留点座標に対し、視覚情報提示機器の座標範囲に一致するかを監視することにより計測対象者の注視点が所定時間以上、視覚情報提示機器に停留していたか否かを判断する。そして、停留点座標判断部51は、停留点座標算出部25からの停留点座標及び判断結果を停留点座標一時記憶部26に一時記憶させる。
これにより、停留点間座標変位データ選別部28は、停留点間座標変位データ記憶部29から停留点間座標変位データと共に、当該データに含まれる停留点座標が視覚情報提示機器の座標範囲に一致したかを示す判断結果が送られる。そして、停留点間座標変位データ選別部28は、停留点間座標変位データのうち、瞬目行為が検出されたデータのみならず、視線が移動する前の停留点又は移動した後の停留点が視覚情報提示機器の座標範囲と一致したと判断された停留点間座標変位データを除外する。
これにより、停留点間座標変位データ分布演算部30は、図6に示すように有効視野を算出するに際して、計測対象者が視覚情報提示機器を視認していた時の停留点を除いた停留点の分布を求めることになる。したがって、停留点座標算出部25により算出された停留点座標間の視線移動による変位量のうち、計測対象者が視覚情報提示機器を注視していない時の停留点座標間の視線移動による変位量を用いて有効視野を算出する。
[有効視野計測装置による有効視野演算処理]
つぎに、第2実施形態に係る有効視野計測装置により、計測対象者の運転時の有効視野を演算する処理手順について図9及び図10のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態で説明した有効視野演算処理と同じ処理内容については、その対応関係を明示することによって説明を省略する。
先ず、有効視野演算部3では、例えば車両のIGNスイッチが操作されて起動した後に、ステップS41において、ステップS1と同様に、停留フラグの値及び瞬目フラグの値を例えば「0」とすることにより初期化する。
次に、有効視野演算部3は、ステップS42において、所定の時間間隔を計時するタイマのカウントアップを開始し、ステップS43において、時間的に異なる複数の注視点座標データを識別するための注視点座標データ番号nをカウントアップし、ステップS44において、ステップS3と同様に、注視点検出部11により取得した注視点座標(n)の注視点座標データ、瞬目状態検出部12により取得した瞬目データを読み込む。
次のステップS45においては、瞬目有無判断部23により、ステップS44にて読み込んだ瞬目データに基づいて瞬目行為が発生したか否かを判定し、瞬目行為が発生していると判定した場合にはステップS54に処理を進め、瞬目行為が発生していないと判定した場合にはステップS46に処理を進める。
ステップS46においては、注視点移動量算出部21により、ステップS5と同様に、前回(時刻n−1)に取得した注視点座標データの注視点座標(n−1)と、今回(時刻n)のステップS44にて取得した注視点座標データの注視点座標(n)との移動距離を演算して、注視点の移動速度を演算する。
次のステップS47においては、注視点停留状態判断部22により、ステップS6と同様に、ステップS46にて演算した注視点の移動速度が所定値以下か否かを判定することにより、注視点が停留しているか否かを判定する。そして、注視点が停留していないと判定した場合には、計測対象者の視認対象が他の物体に移行したと判定してステップS57に処理を進め、注視点が停留していると判定した場合にはステップS48に処理を進める。換言すれば、図5にて示したように、注視点の移動が、座標範囲41の範囲内での移動か否かを判定する。
ステップS48においては、注視点停留状態判断部22により、ステップS7と同様に、ステップS47にて注視点が停留していると判定したことに応じて、時刻nにおける停留フラグ(n)の値を「1」に設定して、当該停留フラグ(n)を注視点座標一時記憶部24に送る。
次に、注視点停留状態判断部22は、ステップS49において注視点座標(n)として注視点座標データを注視点座標一時記憶部24に停留点演算用として記憶し、ステップS50において停留点演算用記憶領域に記憶したデータ数のカウントアップをする。
次のステップS51においては、停留点間座標変位データ分布演算部30により、ステップS11と同様に、有効視野を演算する所定の時間間隔か否かを判定し、有効視野を演算するための所定の時間間隔ではないと判定した場合にはステップS42に処理を戻し、有効視野を演算するための所定の時間間隔であると判定した場合にはステップS52に処理を進める。
ステップS52においては、ステップS12と同様に、停留点間座標変位データ分布演算部30により、ステップS51にて判定対象となった所定の時間間隔内に停留点間座標変位データ記憶部29に蓄積しておいた停留点間座標変位データを読み出し、ステップS53においては、ステップS13と同様に、停留点間座標変位データ分布演算部30により、図5及び図6にて説明した処理を実行することにより運転時の有効視野範囲を演算する。
一方、ステップS45にて瞬目行為が発生したと判定した後のステップS54において時刻nにおけるN番目の停留点座標算出中に生じた瞬目行為であることを示す瞬目フラグ(N)の値を「1」に設定すると共に、ステップS55において停留フラグ(n)を「0」に設定し、ステップS56においては、時刻n−1における停留フラグ(n−1)の値が「1」か否かを判定することにより、ステップS45にて判定した瞬目行為が、注視点が停留した直後の瞬目行為か否かを判定する。そして、瞬目有無判断部23は、注視点が停留した直後の瞬目行為であると判定した場合には、停留点間座標変位データを求めるための図10のステップS59以降に処理を進め、注視点が停留した直後の瞬目行為でないと判定した場合にはステップS51に処理を進める。
また、ステップS47にて注視点の移動速度が所定値以下でないと判定した後のステップS57においては、注視点停留状態判断部22により、時刻nにおける停留フラグ(n)の値を「0」に設定し、ステップS58においては時刻n−1における停留フラグ(n−1)の値が「1」か否かを判定することにより、ステップS47にて判定した視線移動行為が、注視点が停留した直後の視線移動行為か否かを判定する。そして、注視点停留状態判断部22は、注視点が停留した直後の視線移動行為であると判定した場合には図10のステップS59に処理を進め、注視点が停留した直後の視線移動行為でないと判定した場合にはステップS51に処理を進める。
図10のステップS59においては、停留点座標算出部25により、停留点座標データを演算するために注視点座標一時記憶部24に蓄積しておいた注視点座標データ及び注視点座標データのデータ数を呼び出し、ステップS60において停留点演算用のデータ数が所定値以上か否かを判定する。ここで、停留点演算用のデータ数と比較される所定値は、注視点の移動速度が所定の速度以下である時間が、所定時間以上連続している時に注視点が滞留していると判断するための値であって、予め注視点座標データの取り込み間隔等から設定されている。
そして、停留点座標算出部25は、停留点演算用のデータ数が所定値以上になっている場合にはステップS64に処理を進め、所定値以下である場合には、ステップS61で停留フラグの値を「0」にしてクリアし、ステップS62で停留点演算用として記憶しているデータをクリア(消去)し、ステップS63で停留点演算用データ数をクリア(消去)した後に、ステップS51に処理を進める。
ステップS64においては、ステップS19と同様に、停留点座標算出部25により、ステップS44にて取得した注視点座標データ(n)と同じ座標範囲41内の注視点座標データを用いて座標平均を取ることにより停留点座標データを演算する。
次のステップS65においては、ステップS20と同様に、停留点座標算出部25により、ステップS64にてN番目の停留点座標データである停留点座標(N)を演算したことに応じて、停留点座標データのデータ番号Nをカウントアップし、ステップS66においては、ステップS21と同様に、ステップS64にて演算した停留点座標(N)を停留点座標一時記憶部26に記憶させ、ステップS67においては、ステップS22と同様に瞬目フラグ(N)の値を「0」に設定する。
次のステップS68においては、停留点座標判断部51により、ステップS66で記憶した停留点座標が視覚情報提示機器の座標と一致しているか否かを判定する。なお、視覚情報提示機器の座標が複数設定されている場合には、全ての視覚情報提示機器の座標と停留点座標とを比較することになる。
そして、停留点座標判断部51は、停留点座標が視覚情報提示機器の座標と一致していると判定した場合には、ステップS69において、判定結果として視覚情報提示機器視認フラグ(N)の値を「1」に設定し、停留点座標が視覚情報提示機器の座標と一致していないと判定した場合には、ステップS70において、判定結果として視覚情報提示機器視認フラグ(N)の値を「0」に設定する。この視覚情報提示機器視認フラグの値は、後述の処理で停留点間座標データを算出する際に、停留点座標として用いるか否かの判断に使用される。
次のステップS71においては、ステップS23と同様に、停留点座標算出部25により、ステップS66にて使用した停留点座標を求めるための注視点座標データを注視点座標一時記憶部24からクリアし、ステップS72においては、ステップS24と同様に、注視点座標データのデータ数を示すデータをクリアする。
次のステップS73においては、ステップS25と同様に、停留点間座標変位データ選別部28により、現在車両が走行中か否かを判定し、現在車両が走行中でないと判定した場合にはステップS51に処理を進め、現在車両が走行中であると判定した場合にはステップS74に処理を進める。
ステップS74においては、ステップS26と同様に、停留点間座標変位算出部27により、ステップS66にて停留点座標一時記憶部26に記憶した時刻nでのN番目の停留点座標データである停留点座標(N)と、前回の処理で記憶したN−1番目(前回)の停留点座標データである停留点座標(N−1)との差分を演算することにより、停留点座標間の距離を計算する。
次のステップS75においては、ステップS27と同様に、停留点間座標変位算出部27により、ステップS74にて演算した停留点座標間の距離が所定値以下か否かを判定することにより、停留点座標が変位していないか否かを判定する。そして、停留点座標が変位していないと判定した場合にはステップS51に処理を進め、停留点座標が変位したと判定した場合にはステップS76に処理を進める。
次のステップS76においては、ステップS28と同様に、停留点間座標変位データ選別部28により、前回(N−1番目)の停留点座標データを算出中の瞬目の有無を示す瞬目フラグ(N−1)の値が「1」か否かを判定することにより、停留点間座標(N−1)から停留点間座標(N)に移動する間の時刻に、瞬目行為が発生していたか否かを判定する。そして、瞬目行為が発生していたと判定した場合にはステップS74にて求めた停留点間の距離を破棄してステップS51に処理を進め、瞬目行為が発生していないと判定した場合にはステップS77に処理を進める。
次に、停留点間座標変位データ選別部28により、ステップS77において、ステップS66にて停留点座標一時記憶部26に記憶した時刻nでのN番目の停留点座標データである停留点座標(N)に対応した視覚情報提示機器視認フラグ(N)の値が「1」か否か、ステップS78において、前回の処理で記憶したN−1番目(前回)の停留点座標データである停留点座標(N−1)に対応した視覚情報提示機器視認フラグ(N−1)の値が「1」か否かを判定する。そして、停留点間座標変位データ選別部28は、ステップS68〜ステップS70の処理で設定された視覚情報提示機器視認フラグの値を参照して、双方の視覚情報提示機器視認フラグの値が「0」である場合にはステップS79に処理を進め、何れかの視覚情報提示機器視認フラグの値が「1」である場合にはステップS51に処理を進める。
これにより、停留点間座標変位データ選別部28は、停留点が視覚情報提示機器の座標となっている時は、当該停留点を含む停留点間座標変位データを有効視野算出対象から除外する。ここで、有効視野算出の対象から除外するのは、計測対象者の注視点が視覚情報提示機器と前方視界との間で視線が移動するとき、その視認負荷によっては瞬目の有無が通常のパターンと異なるためであって、通常のパターンに当てはまる停留点のみを使用して有効視野を算出するためである。
ステップS79においては、停留点間座標変位データ選別部28により、停留点間座標(N−1)から停留点間座標(N)への座標変位である座標変位ΔXn及び座標変位ΔYnを算出して停留点間座標変位データを作成し、ステップS80にて停留点間座標変位量(ΔX,ΔY)を停留点間座標変位データ記憶部29に記憶して、ステップS51に処理を進める。このように、ステップS75及びステップS76、ステップS77及びステップS78の判定を行うことにより、停留点間座標間の変位時に瞬目行為が発生しておらず、且つ視覚情報提示機器の座標に該当しない停留点間座標変位データのみを選別する。
このような有効視野演算処理を行う有効視野計測装置では、図9及び図10の処理を行うことにより、停留点間座標変位データを作成して停留点間座標変位データ記憶部29に蓄積し、ステップS51にて所定の時間間隔となったら停留点間座標変位データ記憶部29から停留点間座標変位データを読み出して、ステップS53にて図6を用いて説明した処理を行うことにより、運転時の有効視野を演算する。
[第2実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第2実施形態に係る有効視野計測装置によれば、注視点座標の移動速度が所定値以下の状態であると判断できる所定値を設定してステップS47の処理を行い、且つ所定の時間以上連続したと判定できる所定値を設定してステップS60の処理を行うので、注視点座標の移動速度が所定値以下の状態が、所定の時間以上連続した場合の停留点座標を有効視野の演算に使用することができる。したがって、この有効視野計測装置によれば、計測対象者の有効視野をより正確に求めることができる。
また、この有効視野計測装置によれば、ステップS68〜70の処理を行い、且つステップS77,78の処理を行うことにより、計測対象者が視覚情報提示機器を注視している場合の停留点座標を有効視野の演算に使用せず、計測対象者が視覚情報提示機器を注視していない時の停留点座標間の視線移動による変位量を用いて有効視野を算出するので、瞬目行為が運転時とは異なる可能性がある停留点座標を使用することが無く、正確に運転時の有効視野を計測することができる。
更にまた、この有効視野計測装置によれば、視覚情報提示機器を注視しているとみなす停留点座標と、実際の停留点座標とが一致しているか否かを判定するので、確実に計測対象者が視覚情報提示機器を視認していることを判定することができる。
更にまた、この有効視野計測装置によれば、計測対象者の注視点が所定の時間以上視覚情報提示機器上に停留したときに、計測対象者が視覚情報提示機器を注視状態にあると判断するので、停留時間が短い場合には注視点が動いているとみなして有効視野を計測することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した第1実施形態に係る有効視野計測装置において、有効視野を演算する原理を説明するための図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る有効視野計測装置において、有効視野を演算するに際して取得する注視点の移動速度について説明するための図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る有効視野計測装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る有効視野計測装置の有効視野演算部の機能的な構成を示すブロック図である。 注視点座標から停留点間座標を求め、各停留点間座標間の視線移動について説明するための図である。 停留点間座標間の視線移動によって有効視野を求める処理を説明するための図である。 本発明を適用した第1実施形態に係る有効視野計測装置における有効視野演算処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第2実施形態に係る有効視野計測装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第2実施形態に係る有効視野計測装置における有効視野演算処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第2実施形態に係る有効視野計測装置における有効視野演算処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 眼状態計測部
2 車速センサ
3 有効視野演算部
4 表示位置演算部
5 表示装置
11 注視点検出部
12 瞬目状態検出部
21 注視点移動量算出部
22 注視点停留状態判断部
23 瞬目有無判断部
24 注視点座標一時記憶部
25 停留点座標算出部
26 停留点座標一時記憶部
27 停留点間座標変位算出部
28 停留点間座標変位データ選別部
29 停留点間座標変位データ記憶部
30 停留点間座標変位データ分布演算部
41 座標範囲
42,43 停留点座標
51 停留点座標判断部

Claims (9)

  1. 計測対象者の注視点座標を示す注視点座標データを算出する注視点座標算出手段と、
    計測対象者の瞬目行為の有無を示す瞬目データを算出する瞬目行為算出手段と、
    前記注視点座標算出手段により算出された複数の注視点座標データを用いて、前記注視点座標が停留している停留点座標を算出する停留点座標算出手段と、
    前記停留点座標算出手段により算出された停留点座標間の視線移動による変位量を算出する停留点座標変位算出手段と、
    計測対象者の有効視野の算出に用いる前記停留点座標変位算出手段により算出された停留点座標間の視線移動による変位量を前記瞬目行為算出手段により算出された瞬目データに基づいて選別し、当該選別された停留点座標間の視線移動による変位量に基づいて有効視野を算出する有効視野算出手段と
    を備えることを特徴とする有効視野計測装置。
  2. 前記有効視野算出手段は、前記停留点座標変位算出手段により算出された停留点座標間の視線移動による変位量のうち、停留点座標間で視線移動するときに瞬目行為が発生していない停留点座標間の視線移動による変位量を用いて有効視野を算出することを特徴とする請求項1に記載の有効視野計測装置。
  3. 前記停留点座標算出手段は、前記注視点座標算出手段により算出された注視点座標の変化から注視点の移動速度を算出して、当該注視点の移動速度が所定値以下である場合に同一の注視点に停留していると判断して停留点座標を算出することを特徴とする請求項1に記載の有効視野計測装置。
  4. 前記停留点座標算出手段は、前記注視点座標算出手段により算出された注視点座標の移動速度が所定値以下の状態が、所定の時間以上連続した場合に、同一の注視点に停留していると判断して停留点座標を算出することを特徴とする請求項1に記載の有効視野計測装置。
  5. 前記有効視野算出手段は、前記停留点座標変位算出手段により算出された停留点座標間の視線移動による変位量のうち、計測対象者が車両に搭載された視覚情報提示機器を注視していない時の停留点座標間の視線移動による変位量を用いて有効視野を算出することを特徴とする請求項1に記載の有効視野計測装置。
  6. 前記有効視野算出手段は、計測対象者の注視点停留座標と前記視覚情報提示機器を注視していると見なす座標との一致を監視して、計測対象者が前記視覚情報提示機器の注視状態にあることを判断することを特徴とする請求項5に記載の有効視野計測装置。
  7. 前記有効視野算出手段は、計測対象者の注視点が所定の時間以上、前記視覚情報提示機器に停留したと判断した場合に、計測対象者が前記視覚情報提示機器の注視状態であることを判断することを特徴とする請求項6に記載の有効視野計測装置。
  8. 車両が走行しているか否かを判定する車両走行状態判定手段を更に備え、
    前記車両走行状態判定手段により車両が走行していると判定された場合に前記有効視野算出手段により有効視野を算出することを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の有効視野計測装置。
  9. 前記有効視野算出手段により算出された有効視野に基づいて、情報を表示する表示位置を制御する表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の有効視野計測装置。
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