JP2005093048A - 球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置およびその球面収差補正方法 - Google Patents

球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置およびその球面収差補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光源から出射されるレーザビームが光記録媒体に入射される過程および光記録媒体から反射される過程で発生する球面収差を補正することができる球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置およびその球面収差補正方法を提供する。
【解決手段】 入射されるビームに対する位相を変換させて出力させる波長板と、円形偏光ビームに対する位相を調節することができる液晶分子構造を有する液晶板とで構成された球面収差補正装置を採用することで、光源から出射されて光記録媒体に入射されるレーザビームおよび光記録媒体により反射されて再入射されるレーザビームが有する球面収差を補正することができる。これによって、光ピックアップ装置のジッター特性を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブルーレイディスク(Blue−Ray Disc)用光ピックアップ装置に関し、より詳しくは、光源から出射されるレーザビームが光記録媒体に入射される過程および光ディスクから反射される過程で発生する球面収差(Spherical Aberration)を補正することができる、光ピックアップ装置およびその球面収差補正方法に関する。
近年、レーザダイオードを用いた光ディスクが普及されるとともに光ディスクの記録容量を向上させるための研究が行われている。ブルーレイディスクは、大容量のデータが記録可能な光記録媒体であって、トラックピッチを既存のCDやDVDの半分に相当する数値(ほぼ0.32μm)に微細化して12cmディスクの片面に最大27GBのデータを記録および再生することが可能である。ブルーレイディスクは、大容量化のために405nmの青紫色半導体レーザ、開口数(Numeral Aperture:NA)が0.85である対物レンズおよび光透過保護層の厚さが0.1mmであるディスクの構造を採用している。
かかるブルーレイディスク用光ピックアップ装置は、405nmの青紫色半導体レーザを照射する光源、光源から出射されるレーザービームを平行ビームに変換させる1/2波長板と、前記1/2波長板から入射される平行ビームを所定の比率で反射および透過させるビームスプリッタ、前記ビームスプリッタから入射されるレーザビームを平行ビームに変換させるコリメータレンズ、前記コリメータレンズを介して出射されるレーザビームを所定の角度で反射させる反射ミラー、反射ミラーから入射されるレーザビームの入射偏光の方向を所定の方向に回転させる1/4波長板、前記1/4波長板を介して入射されるレーザビームを光ディスク上に結像させる対物レンズ、前記光ディスクから反射されて、対物レンズ、反射ミラー、コリメータレンズ、ビームスプリッタを介して入射されるレーザビームを集光させるセンサレンズ、およびセンサレンズから入射されるレーザビームを電気的信号に変換する光検出器で構成される。
前述のように構成された光ピックアップ装置の動作については、光源から出射されたレーザ光は、1/2波長板、ビームスプリッタ、コリメータレンズ、反射ミラー、1/4波長板および対物レンズを介して光ディスクに入射される。これによって、光ディスクの記録層には、ビームスポット(Beam Spot)が形成される。また、光ディスクに入射されたレーザビームは、光ディスクにより反射され、対物レンズ、反射ミラー、コリメータレンズ、ビームスプリッタおよびセンサレンズを介して光検出器に入射される。
このとき、光源から出射されるレーザビームの光ディスクへの入射過程および光ディスクによる反射過程で球面収差が発生する。たとえば、光源から出射されるレーザビームが光経路上に配置された光学素子を経て光ディスクに入射される時、屈折率の差で球面収差が発生する。また、光ディスクに入射されたレーザビームが光ディスクにより反射される時、光ディスクの保護層の厚さ誤差により球面収差が発生する。特に、光ディスクの保護層の厚さ誤差により発生する球面収差は、対物レンズの開口数(NA)の3乗に比例して発生するため、対物レンズの開口数が大きくなるほど保護層の厚さ誤差の影響を大きく受けるようになる。
従って、レーザビームの光ディスクへの入射過程および光ディスクに入射されたレーザビームの光ディスクによる反射過程で発生する球面収差を補正するための球面収差補正装置が必要となる。前述のような球面収差が補正されていない状態でレーザビームが光ディスクに入射される場合は、光ディスクの記録層に形成されるビームスポットがフォーカシング位置およびトラッキング位置から外れた位置に形成されてしまい、光ピックアップ装置の記録性能が低下する。特に、保護層の厚さ誤差により発生する球面収差が補正されていない状態で光検出器に入射される場合は、隣接信号間の干渉でトラックの正確な追跡が困難になり、誤ったトラックに情報を記録したり、周辺トラックに既に記録されているデータを消すことがある。これによって、光ピックアップ装置のジッター特性が低下するという問題点がある。
従って、本発明の目的は、光源から出射されるレーザビームが光記録媒体に入射される過程および光記録媒体から反射される過程で発生する球面収差を補正することができる、光ピックアップ装置およびその球面収差補正方法を提供することにある。
上記のような技術的課題を解決するため、本発明は、入射されるビームを90°程度回転させて位相を変換させる波長板と、円形偏光ビームに対する位相を調節することができる液晶分子構造を有する液晶板とで構成された球面収差補正装置を提供する。
ここで、前記液晶板は、互いに対向するように形成された複数の透明基板と、前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源からの電圧が印加される透明電極と、前記透明電極面に対して所定の方向および所定の角度で配列された液晶分子で構成され、電圧印加時に入射されるビームの偏光方向に応じて異なった屈折率で透過させる液晶層とで構成される。このとき、液晶層の液晶分子は、入射される円形偏光ビームの位相調節が容易に行えるように所定の方向に45°程度傾斜するように配列させることが好ましい。
本発明に係る液晶板は、電圧印加の有無に応じて、入射されるレーザビームが有する球面収差に対応する逆球面収差を発生するように液晶層の屈折率を調節し、前記逆球面収差により前記球面収差を補正する。
また、本発明は、入射面に対して垂直または水平方向に偏光して(ビーム進行方向に対して垂直または水平方向に偏光した状態で)入射される平行線偏向ビームに対する位相を調節できる液晶分子構造を有する液晶板と、入射されるビームの位相を180°程度回転させて位相変換させる波長板とから構成されることが好ましい。
このとき、前記液晶板は、互いに対向するように形成された複数の透明基板と、前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源からの電圧が印加される透明電極と、前記透明電極面に対して垂直方向および水平方向のうちのいずれか1つの方向に配列された液晶分子で構成され、前記透明電極に電圧印加時に入射されるビームの偏光方向に応じて異なった屈折率で透過させる液晶層とで構成される。かかる球面収差補正装置を光ピックアップ装置に採用し、光記録媒体に入射されるレーザビームおよび光記録媒体により反射されて光検出器に入射されるレーザビームが有する球面収差を補正することで、光ピックアップ装置の記録および再生能力を向上させることができる。
さらに、上記のような技術的課題を解決するため、本発明は、S偏光ビームに対する球面収差補正が可能な液晶分子構造を有する液晶板と、光源から出射されたレーザビームが液晶板を介して光記録媒体に入射される時、液晶板に入射されるレーザビームをS偏光ビームに変換させる第1の波長板と、光記録媒体から反射されるレーザビームが液晶板を介して光検出器に再入射される時、液晶板に再入射されるレーザビームをS偏光ビームに変換させる第2の波長板とで構成される球面収差補正装置を提供する。
また、本発明は、P偏光ビームに対する球面収差補正が可能な球面収差補正装置を提供している。球面収差補正装置は、光源から出射されるP偏光ビームに対する球面収差補正が可能な液晶分子構造を有する液晶板と、光記録媒体から反射されて液晶板を介して光検出器に再入射されるレーザビームをP偏光ビームに変換させて透過させるための第1および第2の波長板を備えている。ここで、第1の波長板は、入射されるビームを180°程度回転させて位相変換させる1/2波長板であり、第2の波長板は、入射されるビームを90°程度回転させて位相変換させる1/4波長板である。
前述のように、本発明に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置およびその球面収差補正方法によれば、光源から出射されるレーザビームが光記録媒体に入射される過程および光記録媒体に入射されたレーザビームが光記録媒体により反射される過程において光ディスクの厚さ誤差、屈折率および対物レンズの開口数などにより発生する球面収差を補正することで、光ピックアップ装置の記録および再生性能を向上させることができる。
特に、光ディスクにより反射されて光検出器に入射されるレーザビームが有する球面収差を補正することで、隣接信号間の干渉でトラッキングサーボの制御が困難になり、これによって誤ったトラックに情報を記録したり、周辺トラックに既に記録されているデータを消してしまうという問題点を解決することができる。また、光ディスクへのデータ記録時に正しくないフォーカス位置合わせによるフォーカスオフセット(Focus Offset)を防止することで、再生能力が向上する。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を詳述する。
〔実施例〕
図1は、本発明の第1の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。以下、光記録媒体に所定のレーザビームを照射してデータを記録および再生することができる光ピックアップ装置、特に、ブルーレイディスク用光ピックアップ装置を例にして説明する。
本発明に係る光ピックアップ装置100は、ブルーレーザダイオード110、1/2波長板115、ビームスプリッタ120、前方モニター125、コリメータレンズ130、反射ミラー135、球面収差補正装置140、対物レンズ150、センサレンズ155および光検出器160を備えている。
ブルーレーザダイオード(Blue Laser Diode。以下、「Blue−LD」と略する)110は、光源であって、408nmの波長を有する青紫色半導体レーザビームを出射する。このとき、Blue−LD110から出射されるレーザビームは、入射面に対して水平方向に偏向されたP偏向ビームまたは前記入射面に対して垂直方向に偏光されたS偏光ビーム、右円偏光ビームおよび左円偏光ビームの特性を有することができる。
1/2波長板(Half−Wave−Plate)115は、Blue−LD110から入射されるレーザビームの、該ビーム進行方向に対して垂直な面内の所定方向の位相を、前記ビーム進行方向及び前記所定方向と垂直に交わる方向の位相に対して、180°程度先行または遅延させることで入射偏光の方向を変換させる。即ち、1/2波長板115は、Blue−LD110から出射されるレーザビームをP偏光またはS偏光ビームに変換させて透過させることができる。
ビームスプリッタ120は、1/2波長板115を介して入射されるレーザビームを所定の比率で反射および透過させる。従って、1/2波長板115から入射されるレーザビームの全光量の一部は透過されて後述の前方モニター125に入射され、残りは、ビームスプリッタ120により反射されてコリメータレンズ130に入射される。
前方モニター(Front Monitor Photo−diode:FPD)125は、ビームスプリッタ120から入射されるレーザビームの光量を検出してBlue−LD110から照射される光量を調整する。前方モニター125に入射されたレーザビームは、電気的信号に変換してオートパワーコントロールに用いられる。
コリメータレンズ(colimator lens)130は、ビームスプリッタ120により所定の放射角を有するレーザビームを平行光に変換して透過させる。
反射ミラー(reflex mirror)135は、コリメータレンズ130から出射されるレーザビームが対物レンズ150に入射されるように反射させる。
球面収差補正装置140は、反射ミラー135および対物レンズ150の間に設けられ、反射ミラー135から入射されるレーザビームおよび光ディスク100aから反射されるレーザビームが有する球面収差の補正を行う。
また、球面収差補正装置140は、1/4波長板(Quarter Wave Plate)142および液晶板(Liquid Crystal Plate)144を有する。
1/4波長板142は、レーザビームの進行方向に対して垂直または水平方向に偏光して入射される平行線偏光ビームを、該レーザビームの進行方向に垂直な面内の垂直に交わる2方向に分解した一方の方向の成分の位相を、他方の方向の成分に対して90°程度先行または遅延させることで(本明細書中、ビームの位相を90°程度回転させると単に表現する場合もある)、前記平行線偏光ビームを左円偏光ビームまたは右円偏光ビームに変換させ、また、ビームが逆方向に進行する場合には、前記液晶板144から入射される円形偏光ビームの位相を90°程度回転させて平行線偏光ビームに変換させて出射する。即ち、1/4波長板142は、反射ミラー135から入射されるP偏光ビームを右円偏光ビームに変換させて液晶板144に入射させ、光ディスク100aにより反射されて再入射される左円偏光ビームをS偏光ビームに変換させて反射ミラー135に出射する。
液晶板144は、前記1/4波長板142から出射されて対物レンズ150を介して光ディスク100aに入射されるレーザビームおよび前記光ディスク100aに反射されて再入射されるレーザビームの位相を調節してレーザビームが有する球面収差の補正を行う。
液晶板144は、図2に示されたように、互いに対向するように形成された複数の透明基板145a、145b、前記複数の透明基板145a、145bの内側にそれぞれ設けられて電源が印加される透明電極146a、146b、および前記透明電極146a、146bの間に形成され、電圧の印加時に入射されるレーザビームの偏光方向に応じて異なった屈折率で透過させる液晶層147で構成される。
液晶層147に形成される液晶分子は、1/4波長板142から入射されるレーザビームおよび光ディスク100aから反射されるレーザビームが有する球面収差を補正するため、入射されるレーザビームに対する屈折率の制御が容易に行えるように液晶分子の長軸方向が透明基板145a、145bに対して所定の角度(例えば、45°)で傾斜するように配列させるが、これに限定されるのではない。
液晶層147に配列された液晶分子は、透明電極146a、146bに印加される電圧により所定の方向に回転される。このとき、液晶板144は、印加電圧により変更される液晶分子の構造に対応させて入射されるレーザビームの位相を変化させるように液晶層147の屈折率を調節する。即ち、液晶板144は、液晶層147に入射されるレーザビームが有する球面収差分布に対応する逆球面収差分布を発生するように液晶層147の屈折率を調節する。
対物レンズ(Object lens)150は、液晶板144により球面収差が補正されて出射されるレーザビームを光ディスク100aに結像させる。これによって、光ディスク100aの記録層には、ビームスポットが形成される。
センサレンズ155は、一種の凹レンズであって、光ディスク100aから反射されて対物レンズ150、球面収差補正装置140、反射ミラー135、コリメータレンズ130、ビームスプリッタ120を経て入射されるレーザビームをフォーカシング状態に応じて円形または楕円形の光に集光させる。
光検出器(Photo Detector)160は、一種のフォトダイオードであって、センサレンズ155から円形または楕円形に入射されるビームスポットを電気的信号に変換させる。光検出器160の検出動作は、公知の技術であるため、詳細な説明は、省略する。
以下、球面収差補正が可能な光ピックアップ装置の制御動作を、図3および図4を参照して説明する。本実施例では、Blue−LD110から出射されるレーザビームが1/2波長板115によりP偏光ビームに変換して出力される場合を例にして説明する。
まず、Blue−LD110から出射される一定波長(405nm)のレーザビームは、1/2波長板115によりP偏光ビームに変換する。変換したP偏光ビームは、ビームスプリッタ120に入射された後、ビームスプリッタ120により所定の比率で反射および透過される。即ち、ビームスプリッタ120に入射されたP偏光ビームの全光量の一部は透過されて前方モニター125に入射され、残りは反射されてコリメータレンズ130に入射される。
コリメータレンズ130は、ビームスプリッタ120により所定の放射角を有するP偏光ビームを平行ビームに変換して透過させる。コリメータレンズ130から入射されるP偏光ビームは、反射ミラー135により反射され90°程度偏向されて球面収差補正装置140に入射される。
図3は、球面収差補正装置の動作を説明するための図である。
図3において、x軸は、レーザビームの進行方向を、y軸は、レーザビームの進行方向に対して水平な方向を、z軸は、レーザビームの進行方向に対して垂直な方向を示す。従って、P偏光は、y軸方向に偏光されたビームを意味し、S偏光は、z軸方向に偏光されたビームを意味する。
図3を参照するに、球面収差補正装置140に入射されるP偏光ビームは、1/4波長板142により90°程度位相が先行して右円偏光ビームに変換する。1/4波長板142により右円偏光に変換したビームは、液晶板144により球面収差補正が行われる。即ち、液晶板144は、光ディスク100aに入射される右円偏光ビームの球面収差分布に対応する逆球面収差分布を発生させるように液晶層147の屈折率を調節する。従って、液晶板144に入射された右円偏光ビームは、液晶板144により球面収差補正が行われた後、対物レンズ150に入射される。
液晶板144により球面収差補正された右円偏光ビームは、対物レンズ150により集光された後、光ディスク100aに入射される。これによって、光ディスク100aの記録面にビームスポットが形成される。
また、光ディスク100aの記録層に形成されたビームスポットは、光ディスク100a上の形成されたピットにより反射され、対物レンズ150、球面収差補正装置140、反射ミラー135、コリメータレンズ130、ビームスプリッタ120およびセンサレンズ155を介して光検出器160に入射される。光ディスク100aから反射されるレーザビームは、光ディスク100aの保護層の厚さ誤差により屈折率に変化が出て球面収差が発生する。光ディスク100aの保護層の厚さ誤差により発生する球面収差は、液晶板144により補正される。
図4(a)および図4(b)は、図3においてA断面に入射されたレーザビームが有する球面収差の補正方法を説明するための図である。
図4(a)および図4(b)を参照するに、光ディスク100aにより反射されてA断面に再入射された左円偏光ビームが光ディスク100aの厚さ、媒質の屈折率および対物レンズの開口数などにより図4(a)のように球面収差を有する場合、液晶板144は、図4(b)のような逆球面収差を発生するように液晶層147の屈折率を調節する。即ち、液晶板144に入射される左円偏光ビームが有する球面収差は、液晶板144により発生する逆球面収差により減衰されることで補正される。
また、液晶板144により球面収差補正された左円偏光ビームは、1/4波長板142に入射される。1/4波長板142に入射された左円偏光ビームは、1/4波長板142により90°程度位相遅延されてS偏光ビームに変換された後、透過される。1/4波長板142から入射されるS偏光ビームは、反射ミラー135により反射され90°程度偏向されてコリメータレンズ130に入射される。
反射ミラー135から入射されるS偏光ビームは、コリメータレンズ130により平行ビームに変換した後、ビームスプリッタ120に入射される。ビームスプリッタ120に入射されたS偏光ビームは、センサレンズ155に入射され、センサレンズ155により集光されて光検出器160に入射される。光検出器160に入射されたS偏光ビームは、所定の領域に分割された分割センサ(例えば、8分割センサまたは12分割センサ)に集光される。光検出器160の検出動作は、公知の技術であるため、詳細な説明は、省略する。
また、図5は、本発明の第2の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。本発明の第2の実施例に係る光ピックアップ装置200は、第1の実施例に係る光ピックアップ装置100に採用された球面収差補正装置140とは異なる構造を有する球面収差補正装置240を採用しており、以下、本実施例に係る球面収差補正装置240に関連した部分についてのみ説明し、残りの光学素子に関する詳細な説明は、省略する。
本実施例による球面収差補正装置240は、液晶板242および1/2波長板244で構成される。
液晶板242は、反射ミラー235を介して入射されるレーザビームおよび光ディスク200aから反射されて再入射されるレーザビームの位相を調節してレーザビームが有する球面収差の補正を行う。
液晶板242は、互いに対向するように形成された複数の透明基板と、前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられて電源が印加される透明電極と、前記透明電極の間に形成され、電源の印加時に入射されるレーザビームの偏光方向に応じて異なった屈折率で透過させる液晶層とで構成される。液晶層に形成される液晶分子は、透明基板面に対して垂直方向または水平方向に配列させる。これは、本実施例に係る液晶板242がP偏光ビームに対する球面収差補正を行うようになっているためである。
1/2波長板244は、液晶板242から入射されるレーザビームの位相を180°程度回転させて入射偏光の方向を変換させる。また、1/2波長板244は、光ディスク200aにより反射されて再入射されるレーザビームの位相を180°程度回転させて入射偏光の方向を変換させる。
図6は、図5に示された球面収差補正装置の動作を説明するための図である。
図6を参照するに、液晶板242に入射されるP偏光ビーム、即ち、y軸方向に偏光されたビームは、液晶板242により球面収差補正が行われた後、透過される。即ち、液晶板242は、光ディスク100aに入射されるP偏光ビームが有する球面収差に対応する逆球面収差を発生するように液晶層の屈折率を調節する。従って、液晶板242に入射されるP偏光ビームは、液晶板242により球面収差補正が行われた後、1/2波長板244に入射される。1/2波長板244に入射されたP偏光ビームは、1/2波長板244によりS偏光ビームに変換する。
1/2波長板244から出射されるS偏光ビームは、対物レンズ250に入射された後、対物レンズ250により集光され、光ディスク200aに入射される。これによって、光ディスク200aの記録層にはビームスポットが形成される。光ディスク200aに入射されたS偏光ビームは、光ディスク200aにより反射された後、1/2波長板244に再入射される。光ディスク200aにより反射されて再入射されるS偏光ビームは、1/2波長板244によりP偏光ビームに変換した後、液晶板240に入射される。液晶板240は、1/2波長板244を介して入射されるP偏光ビームが有する球面収差を補正した後、透過させる。本実施例による液晶板242の球面収差補正原理は、第1の実施例による液晶板144の補正原理と同様であるため、詳細な説明は、省略する。
図7は、本発明の第3の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。
図7を参照するに、本発明に係る光ピックアップ装置300は、ブルーレーザダイオード310、回折格子315、第1の1/2波長板320、ビームスプリッタ325、コリメータレンズ335、反射ミラー340、球面収差補正装置350、対物レンズ360、センサレンズ365および光検出器370を備えている。
ここで、ブルーレーザダイオード310、回折格子315、ビームスプリッタ325、コリメータレンズ335、反射ミラー340、対物レンズ360、センサレンズ365および光検出器370の機能は、図1に示された光学素子の機能と同様であるため、詳細な説明は、省略する。
第1の1/2波長板320は、回折格子315から分離入射されるレーザビームの位相を180°程度先行および遅延させて入射偏光の方向を変換させる。即ち、第1の1/2波長板320は、回折格子315から出射されるレーザビームをP偏光ビームまたはS偏光ビームに変換させて透過させる。
球面収差補正装置350は、反射ミラー340および対物レンズ360の間に設けられ、光ディスク300aに入射されるレーザビームおよび光ディスク300aから反射されて光検出器370に入射されるレーザビームが有する球面収差の補正を行う。
球面収差補正装置350は、第2の1/2波長板352、液晶板354および1/4波長板356で構成される。
第2の1/2波長板352は、レーザビームの進行方向に対して垂直または水平方向に偏光して入射される平行ビームの位相を180°程度先行または遅延させて入射偏光の方向を変換させる。即ち、第2の1/2波長板352は、反射ミラー340から入射されるP偏光ビームをS偏光ビームに変換させて透過させる。
液晶板354は、対物レンズ360を介して光ディスク300aに入射されるレーザビームおよび前記光ディスク300aから反射されて再入射されるレーザビームの位相を調節して球面収差を補正する。本実施例に係る液晶板354は、S偏光ビームに対する球面収差補正を行うことができる。
液晶板354は、互いに対向するように形成された複数の透明基板と、前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源が印加される透明電極と、前記透明電極の間に形成され、電源の印加時に入射されるレーザビームを異なった屈折率で透過させる液晶層とで構成される。液晶層に形成される液晶分子は、透明基板面に対して垂直方向または水平方向に配列させる。このとき、液晶層に形成された液晶分子は、電圧印加の有無によって所定の方向に回転するようになり、回転された液晶分子の配列方向に応じて入射されるレーザビームが分子と反応する程度が異なっている。
液晶板354は、透明電極に印加される電圧により変更される液晶分子の構造に対応して入射されるレーザビームの位相を変化させるように液晶層の屈折率を調節する。即ち、液晶板354は、入射されるS偏光ビームが有する球面収差分布に対応する逆球面収差分布を発生するように液晶層の屈折率を調節する。
1/4波長板356は、レーザビームの進行方向に対して垂直または水平方向に偏光して入射される平行ビームの位相を90°程度回転させて左円偏光ビームまたは右円偏光ビームに変換させて透過させる。即ち、1/4波長板356は、液晶板354により球面収差補正が行われたS変更ビームを右円偏光ビームに変化させて透過させる。また、1/4波長板356は、光ディスク300aから反射されて再入射される左円偏光ビームをS偏光ビームに変換させて液晶板354に入射させる。
従って、本実施例に係る液晶板354に入射されるレーザビームは、第2の1/2波長板352および1/4波長板356によりS偏光ビームに変換して入射される。
1/4波長板356から出射される右円偏光ビームは、対物レンズ360により集光された後、光ディスク300aの記録層に入射される。そして、光ディスク300aから反射されて再入射されるセンサレンズ365により集光された後、光検出器370に入射される。
以下、図7に示された第3の実施例に係る球面収差補正装置の動作について図8を参照して説明する。本実施例では、球面収差補正装置350にP偏光ビームが入射される場合を挙げて説明する。
図8は、図7に示された球面収差補正装置の動作を説明するための図である。
図8を参照するに、球面収差補正装置350に入射されるP偏光ビームは、第2の1/2波長板352により180°程度位相が先行してS偏光ビームに変換される。第2の1/2波長板352によりS偏光に変換したビームは、液晶板354により球面収差補正が行われる。液晶板354は、光ディスク300aに入射されるS偏光ビームの球面収差分布に対応する逆球面収差分布を発生するように液晶層の屈折率を調節する。従って、液晶板354に入射されるS偏光ビームは、液晶板354により球面収差補正が行われた後、1/4波長板356に入射される。
1/4波長板356は、液晶板354により球面収差補正が行われて入射されるS偏光ビームを90°程度回転させて右円偏光ビームに変換させて透過させる。1/4波長板356から入射される右円偏光ビームは、対物レンズ360により集光された後、光ディスク300aに入射される。これによって、光ディスク300aの記録面には、ビームスポットが形成される。
なお、光ディスク300aの記録面に形成されるビームスポットは、光ディスク300a上に形成されたピットにより反射され、反射されたビームは、対物レンズ360、球面収差補正装置350、反射ミラー340、コリメータレンズ335、ビームスプリッタ325およびセンサレンズ365を介して光検出器370に再入射される。
即ち、光ディスク300aに入射された右円偏光ビームは、光ディスク300aにより反射された後、1/4波長板356に再入射される。このとき、光ディスク300aに入射された右円偏光ビームは、光ディスク300aにより反射されることで左円偏光ビームに変換される。1/4波長板356は、光ディスク300aから入射される左円偏光ビームの位相を90°程度遅延させてS偏光ビームに変換させる。
1/4波長板356から入射されるS偏光ビームは、液晶板354により球面収差補正が行われた後、第2の1/2波長板352に入射される。液晶板354により球面収差補正が行われたS偏向ビームは、第2の1/2波長板352により180°程度位相が遅延されてP偏向に変換した後、透過される。第2の1/2波長板352から入射されるレーザビームは、反射ミラー340、コリメータレンズ335、ビームスプリッタ325およびセンサレンズ365を介して光検出器370に入射される。
前述のように、第3の実施例に係る光ピックアップ装置300によれば、光ディスク300aに入射されるレーザビームおよび光ディスク300aから反射されて光検出器370に入射されるレーザビームに対する球面収差補正を行うことが可能である。
また、図9は、本発明の好適な第4の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。
図9を参照するに、本実施例に係る光ピックアップ装置400は、Blue−LD410、回折格子415、第1の1/2波長板420、ビームスプリッタ425、コリメータレンズ435、反射ミラー440、球面収差補正装置450、対物レンズ460、センサレンズ465および光検出器470を備えている。
本実施例では、図1に示された光学素子の機能に類似したBlue−LD410、第1の1/2波長板420、ビームスプリッタ425、コリメータレンズ435、反射ミラー440、センサレンズ465および対物レンズ460に対する説明は省略し、球面収差補正装置450に関連した部分についてのみ説明する。
本実施例に係る球面収差補正装置450は、液晶板452、第2の1/2波長板454および1/4波長板456を備える。
液晶板452は、対物レンズ460を介して光ディスク400aに入射されるレーザビームおよび前記光ディスク400aから反射されて光検出器470に再入射されるレーザビームが有する球面収差を補正する。本実施例に係る液晶板452は、P偏光ビームに対する球面収差の補正が可能である。例えば、液晶板452は、反射ミラー440および1/4波長板456から入射されるP偏光ビームが有する球面収差分布に対応する逆球面収差分布を発生するように液晶層の屈折率を調節して球面収差を補正する。
第2の1/2波長板454は、入射されるレーザビームの位相を180°程度先行または遅延させて入射偏光の方向を変換させる。即ち、第2の1/2波長板454は、液晶板452から球面収差補正されて入射されるP偏光ビームの位相を180°程度先行してS偏光ビームに変換させる。また、第2の1/2波長板454は、光ディスク400aにより反射されて再入射されるS偏光ビームの位相を180°程度遅延させてP偏光ビームに変換させる。
1/4波長板456は、入射されるレーザビームの位相を90°程度先行または遅延させて入射偏光の方向を変換させる。即ち、1/4波長板456は、第2の1/2波長板454から入射されるS偏光ビームの位相を90°程度先行して右円偏光ビームに変換させる。また、1/4波長板456は、光ディスク400aにより反射されて再入射される左円偏光ビームの位相を90°程度遅延させてS偏光ビームに変換させる。
以下、図9に示された第4の実施例に係る球面収差補正装置の動作を、図10を参照して説明する。本実施例では、球面収差補正装置450にP偏光ビームが入射される場合を挙げて説明する。
図10を参照するに、液晶板452は、光ディスク400aに入射されるP偏光ビームが有する球面収差分布に対応する逆球面収差分布を発生するように液晶層の屈折率を調節する。これによって、液晶板452に入射されるP偏光ビームは、液晶板452により球面収差補正が行われた後、第2の1/2波長板454に入射される。第2の1/2波長板454に入射されたP偏光ビームは、第2の1/2波長板454により180°程度回転されてS偏光ビームに変換される。
そして、1/4波長板456は、第2の1/2波長板454から入射されるS偏光ビームの位相を90°程度先行して右円偏光ビームに変換させる。1/4波長板456から出射される右円偏光ビームは、対物レンズ460に入射された後、対物レンズ460により集光され、光ディスク400aに入射される。これによって、光ディスク400aの記録面には、ビームスポットが形成される。
また、光ディスク400aに入射された右円偏光ビームは、光ディスク400aにより反射された後、1/4波長板456に再入射される。このとき、光ディスク400aに入射された右円偏光ビームは、反射により左円偏光ビームに変換される。1/4波長板456は、光ディスク400aから入射される左円偏光ビームの位相を90°程度遅延させてS偏光ビームに変換させる。
また、第2の1/2波長板454は、1/4波長板456から入射されるS偏光ビームをP偏光ビームに変換させた後、液晶板452に透過させる。第2の1/2波長板454から入射されたP偏光ビームは、液晶板452により球面収差補正が行われた後、反射ミラー440、コリメータレンズ435、ビームスプリッタ425およびセンサレンズ465を介して光検出器470に入射される。
前述のように、第4の実施例に係る光ピックアップ装置400によれば、光ディスク400aに入射されるレーザビームおよび光ディスク400aから反射されて光検出器470に入射されるレーザビームの全てに対する球面収差の補正が可能である。
なお、以上、Blue−LD、回折格子、FPDおよび光検出器をそれぞれ別に構成した例を示したが、これに限定されるのではなく、ホログラフィック光学素子を用いてBlue−LD、回折格子、FPDおよび光検出器を単一のパッケージとして形成することができるのはいうまでもない。前述のように光源、回折格子、FPD、光検出器およびホログラフィック光学素子を単一のパッケージにして構成する場合、光ピックアップ装置の構造を単純化することができ、特に、光源から出射される光パワーが小さな場合において有効に使用することができる。
以上、本発明の好適な実施例を挙げて説明してきたが、本発明の保護範囲は、前述の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明およびその均等物にまで及ぶものである。従って、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で本発明を種々に変更して実施することができる。
本発明は、光源から出射されるレーザビームが光記録媒体に入射される過程および光ディスクから反射される過程で発生する球面収差を補正することができるブルーレイディスク用光ピックアップ装置に適用可能である。
本発明の第1の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。 図1に示された液晶板の詳細を示す図である。 図1に示された球面収差補正装置の動作を説明するための図である。 (a)および(b)は、図1に示された球面収差補正装置の補正原理を説明するためのグラフである。 本発明の第2の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。 図5に示された球面収差補正装置の動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。 図7に示された球面収差補正装置の動作を説明するための図である。 本発明の第4の実施例に係る球面収差補正装置を備えた光ピックアップ装置の構成を示す図である。 図9に示された球面収差補正装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
100、200、300、400 光ピックアップ装置
110、210、310、410 ブルーレーザダイオード
115、215、320、420 1/2波長板
140、240、350、450 球面収差補正装置
150、250、360、460 対物レンズ

Claims (19)

  1. 光記録媒体に所定のレーザビームを照射してデータを記録および再生する光ピックアップ装置において、
    入射面に対して垂直・水平方向のうちのいずれか1つの方向に偏光して入射される第1の平行ビームを第1の円形偏光ビームに変換させて前記光記録媒体に入射させ、前記光記録媒体により反射されて再入射される第2の円形偏光ビームを前記第1の平行ビームと垂直な第2の平行ビームに変換させる波長板と、
    前記波長板および前記光記録媒体の間に設けられ、前記第1の円形偏光ビームおよび前記第2の円形偏光ビームの位相を調節する液晶板と、
    を備えることを特徴とする球面収差補正装置。
  2. 前記波長板は、入射されるビームを90°程度回転させて位相変換させる1/4波長板であることを特徴とする請求項1に記載の球面収差補正装置。
  3. 前記液晶板は、
    互いに対向するように形成された複数の透明基板と、
    前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源が印加される透明電極と、
    前記透明電極面に対して所定の方向および所定の角度で配列された液晶分子で構成され、前記透明電極への電圧印加時に入射されるビームの偏光方向に応じて異なった屈折率で透過させる液晶層と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の球面収差補正装置。
  4. 前記所定の角度は、45°であることを特徴とする請求項3に記載の球面収差補正装置。
  5. 光記録媒体に所定のレーザビームを照射してデータを記録および再生させる光ピックアップ装置において、
    入射面に対して垂直・水平方向のうちのいずれか1つの方向に偏光して入射される第1の平行ビームを前記第1の平行ビームに垂直な第2の平行ビームに変化させて前記光記録媒体に入射させ、前記光記録媒体により反射されて再入射される第2の平行ビームを前記第1の平行ビームに変換させる波長板と、
    前記波長板の前端に設けられ、前記光記録媒体に入射される前記第1の平行ビームおよび前記光記録媒体から反射され、前記波長板を介して再入射される前記第1の平行ビームの位相を調節する液晶板と、
    を備えることを特徴とする球面収差補正装置。
  6. 前記波長板は、入射されるビームを180°程度回転させて位相変換させる1/2波長板であることを特徴とする請求項5に記載の球面収差補正装置。
  7. 前記液晶板は、
    互いに対向するように形成された複数の透明基板と、
    前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源が印加される透明電極と、
    前記透明電極面に対して垂直方向および水平方向のうちのいずれか1つの方向に配列された液晶分子で構成され、前記透明電極への電圧印加時に入射されるビームの偏光方向に応じて異なった屈折率で透過させる液晶層と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の球面収差補正装置。
  8. 光記録媒体に所定のレーザビームを照射してデータを記録および再生させる光ピックアップ装置において、
    前記光記録媒体に対して垂直および水平方向のいずれか1つの方向に偏光して入射される第1の平行ビームを第2の平行ビームに変換させて透過させる第1の波長板と、
    前記第1の波長板から入射される前記第2の平行ビームを第1の円形偏光ビームに変換させて前記光記録媒体に入射させ、前記光記録媒体により反射されて再入射される第2の円形偏光ビームを前記第2の平行ビームに変換させて透過させる第2の波長板と、
    前記第1の波長板および前記第2の波長板の間に配置され、電源印加の有無に応じて前記第1の波長板および前記第2の波長板から入射される前記第2の平行ビームの位相を調節して球面収差を補正する液晶板と、
    を備えることを特徴とする球面収差補正装置。
  9. 前記第1の平行ビームは、前記光記録媒体に対して水平方向に偏光して入射されるP偏光ビームであり、前記第2の平行ビームは、前記第1の平行ビームに垂直なS偏光ビームであることを特徴とする請求項8に記載の球面収差補正装置。
  10. 前記第1の波長板は、入射されるビームを180°程度回転させて位相変換させる1/2波長板であり、前記第2の波長板は、入射されるビームを90°程度回転させて位相変換させる1/4波長板であることを特徴とする請求項8に記載の球面収差補正装置。
  11. 前記液晶板は、
    互いに対向するように形成された複数の透明基板と、
    前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源が印加される透明電極と、
    前記透明電極面に対して垂直方向および水平方向のいずれか1つの方向に配列された液晶分子で構成され、前記透明電極への電圧印加時に入射される第2の平行ビームの位相を調節して前記球面収差を補正する液晶層と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の球面収差補正装置。
  12. 光記録媒体に所定のレーザビームを照射してデータを記録および再生させる光ピックアップ装置において、
    前記光記録媒体に入射される第1の平行ビームおよび前記光記録媒体に入射された後に反射されて再入射される前記第1の平行ビームが有する球面収差を補正する液晶板と、
    前記液晶板と前記光記録媒体との間に設けられ、前記液晶板から出射される前記第1の平行ビームを第2の平行ビームに変換させて透過させる第1の波長板と、
    前記第1の波長板と前記光記録媒体との間に設けられ、前記第1の波長板から入射される前記第2の平行ビームを第1の円形偏光ビームに変換させて前記光記録媒体に入射させ、前記光記録媒体により反射されて再入射される第2の円形偏光ビームを前記第2の平行ビームに変換させて前記第1の波長板に透過させる第2の波長板と、を備え、
    前記第1の波長板は、前記第2の波長板から入射される前記第2の平行ビームを前記第1の平行ビームに変換させて前記液晶板に透過させることを特徴とする球面収差補正装置。
  13. 前記第1の平行ビームは、前記光記録媒体に対して水平方向に偏光して入射および出射されるP偏光ビームであり、前記第2の平行ビームは、前記第1の平行ビームに垂直なS偏光ビームであることを特徴とする請求項12に記載の球面収差補正装置。
  14. 前記第1の波長板は、入射されるビームを180°程度回転させて位相変換させる1/2波長板であり、前記第2の波長板は、入射されるビームを90°程度回転させて位相変換させる1/4波長板であることを特徴とする請求項12に記載の球面収差補正装置。
  15. 前記液晶板は、
    互いに対向するように形成された複数の透明基板と、
    前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源が印加される透明電極と、
    前記透明電極面に対して垂直方向および水平方向のいずれか1つの方向に配列された液晶分子で構成され、前記透明電極への電圧印加時に入射される第1の平行ビームの位相を調節して前記球面収差を補正する液晶層と、
    を備えることを特徴とする請求項12に記載の球面収差補正装置。
  16. 光記録媒体に所定のレーザビームを照射してデータを記録および再生する光ピックアップ装置における球面収差補正方法であって、
    波長板に対して垂直・水平方向のうちのいずれか1つの方向に偏光して入射される第1の平行ビームを第1の円形偏光ビームに変換させて前記光記録媒体に入射させ、前記光記録媒体により反射され前記波長板に再入射される第2の円形偏光ビームを前記第1の平行ビームと垂直な第2の平行ビームに変換させるステップと、
    前記波長板および前記光記録媒体の間に設けられた液晶板を用いて前記第1の円形偏光ビームおよび前記第2の円形偏光ビームの位相を調節するステップと、
    を含むことを特徴とする光ピックアップ装置における球面収差補正方法。
  17. 前記波長板は、入射されるビームを90°程度回転させて位相変換させる1/4波長板であることを特徴とする請求項16に記載の光ピックアップ装置における球面収差補正方法。
  18. 互いに対向するように形成された複数の透明基板を提供するステップと、
    前記複数の透明基板の内側にそれぞれ設けられ、電源が印加される透明電極を提供するステップと、
    前記透明電極面に対して所定の方向および所定の角度で配列された液晶分子で構成され、前記透明電極への電圧印加時に入射されるビームの偏光方向に応じて異なった屈折率で透過させる液晶層を形成するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の光ピックアップ装置における球面収差補正方法。
  19. 前記所定の角度は、45°であることを特徴とする請求項18に記載の光ピックアップ装置における球面収差補正方法。

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