JP2005092990A - 情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 暗号化コンテンツおよび暗号鍵生成情報を情報記録媒体に記録し、また再生する装置、媒体、および方法において暗号鍵生成情報を解析困難な態様で格納する構成を実現する。
【解決手段】 情報記録媒体に格納する暗号化コンテンツ用の暗号鍵をユーザ制御データの構成データに基づく演算処理により生成し、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御情報を暗号化コンテンツとともに記録媒体に記録する。再生処理装置においては、情報記録媒体から読み出した特定のユーザ制御データの構成データを適用した演算処理を行ってコンテンツ復号に適用する鍵を生成して暗号化コンテンツの復号を行なう。暗号鍵の生成処理として実行するユーザ制御データの構成データに基づく演算処理は、一方向性関数、リード・ソロモン符号算出、巡回冗長符号算出処理などによって構成され、演算結果から演算入力値を求めるのが困難な関数を含む構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、例えば、画像データ、音楽データ等のコンテンツを暗号化して記録する構成において、暗号処理用の暗号鍵をユーザ制御情報の構成データに基づく演算処理によって生成する構成とし、暗号鍵の生成情報としてのユーザ制御データを解析困難な形態で記録可能とした情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
音楽データ、画像データなどのデータを記録媒体にデジタルデータとして記録する際には、所定の記録フォーマットに従った記録処理が行われる。例えば、記録対象のオリジナルデータに対して誤り検出/訂正符号が付加され、特定のデータ記録再生処理に応じたフォーマットに変換(コーディング)されて記録されることになる。
高密度情報の記録を可能とする情報記録媒体として青色レーザを用いた情報記録、再生を行なうシステムが近年開発された。この青色レーザを用いた情報記録処理では、基本的に2ビットデータを3ビットデータに変調する変調処理が行われる。
ところで、このような情報記録媒体に対して格納するコンテンツとして、例えば、映画、音楽データなどがある。音楽データ、画像データ等、多くのコンテンツは、一般的にその作成者あるいは販売者に頒布権等が保有されている。従って、これらのコンテンツの配布に際しては、一定の利用制限、すなわち、正規なユーザに対してのみ、コンテンツの利用を許諾し、許可のない複製等が行われないようにする構成をとるのが一般的となっている。
高容量記録可能な青色レーザ記録方式を用いた記録媒体等の大容量型記録媒体は、1枚の媒体に例えば映画1本〜数本分のデータを記録することが可能である。このようにコンテンツを容易にデジタル情報として記録することが可能となるに従って、不正コピーの氾濫という問題も多く発生することになり、コンテンツ著作権者、頒布権者の利益の阻害という問題が大きくなっている。このような現状から、いかに不正コピーを防止し、著作権者、頒布権者の利益の保護を図るかが重要な課題となっている。
このようなコンテンツの不正利用を防止するため、情報記録媒体に格納するコンテンツを暗号化コンテンツとして記録するとともに、その暗号化コンテンツの利用に適用する暗号鍵情報、あるいは暗号鍵の生成に必要となる情報や、あるいは、コンテンツの再生制御、コピー制御などの各種制御情報を秘密情報として情報記録媒体に格納する構成が提案されている。ユーザの再生装置において実行する再生処理プログラムが、再生対象コンテンツに対応する鍵等の秘密情報を読み取り、読み取った秘密情報に従ってコンテンツを復号し、また再生制御情報に従ったコンテンツ利用を実行させるという構成である。
秘密情報の埋め込み処理構成を開示した従来技術として、例えば特許文献1には、EFM変調データの接続ビット(マージンビット)を適用して特殊データを埋め込む構成が開示されている。また、特許文献2には、変調処理に複数の変換テーブルを適用する構成において、再生時に、変調に適用した変換テーブルに関するデータを抽出して、この抽出データに基づいて付加データを取得する構成を開示している。
しかしながら、このような暗号鍵、あるいは制御情報が、情報記録媒体のどこに格納されているかといった情報がユーザ、あるいは不正なコンテンツ利用者に取得されてしまうと、付加情報の漏洩や改竄を可能にしてしまうという問題がある。例えば再生制御情報、コピー制御情報の改竄、あるいは鍵情報の漏洩という問題が発生する。暗号鍵の漏洩や、制御情報の改竄が行われると、正当なコンテンツ利用権に基づくコンテンツの利用形態がくずれることになり、コンテンツの著作権、利用権の十分な保護が行われなくなるという問題がある。
特開2003−45128号公報 特開2002−367282号公報
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、暗号化コンテンツを記録媒体に格納し、再生する構成において、暗号化コンテンツの暗号化に適用する暗号処理用の暗号鍵をユーザ制御情報の構成データに基づく演算処理によって生成する構成とし、暗号鍵の生成情報としてのユーザ制御データを解析困難な形態で記録することを可能とした情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
情報記録処理装置において、
情報記録媒体に対する記録対象データに含まれるユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報として適用した演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理部と、
前記演算処理部において生成した暗号鍵に基づいて、前記記録対象データに含まれる暗号化対象データの暗号化処理を実行する暗号処理部と、
前記暗号処理部において暗号化された暗号化データおよび前記ユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに対する変調処理を実行し、記録単位としての変調レコーディングフレームを生成する変調データ生成部と、
を有することを特徴とする情報記録処理装置にある。
さらに、本発明の情報記録処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理装置の一実施態様において、前記変調データ生成部は、ランレングス規則としてのRLL(1,7)を満足するデータ変換処理を実行して変調レコーディングフレームを生成する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理装置の一実施態様において、前記変調データ生成部は、2ビット情報の3ビット情報への変換処理を含む変調レコーディングフレーム生成処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
情報記録媒体に格納された情報の再生処理を実行する情報再生処理装置であり、
情報記録媒体から読み取られたデータの復調処理を実行するデータ復調処理部と、
前記データ復調処理部における復調処理によって取得されたユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報とした演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理部と、
前記演算処理部において生成した暗号鍵に基づいて、前記データ復調処理部における復調処理によって取得された暗号化データの復号処理を実行する復号処理部と、
を有することを特徴とする情報再生処理装置にある。
さらに、本発明の情報再生処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理装置の一実施態様において、前記演算処理部は、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報記録媒体であり、
暗号化データおよびユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに基づいて生成される複数のレコーディングフレームに基づく変調データを格納した構成を有し、
前記暗号化データは、前記ユーザ制御データ(UCD)の構成データに基づく演算処理によって算出した暗号鍵を適用して生成した暗号化データであることを特徴とする情報記録媒体にある。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記暗号化データは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理によって算出した暗号鍵を適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記暗号化データは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵として適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記暗号化データは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力としたリード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとして適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記暗号化データは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵として適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記暗号化データは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとして適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記情報記録媒体は、ランレングス規則としてのRLL(1,7)を満足するデータ変換処理を実行して生成される変調レコーディングフレームに基づくデータを記録した構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態様において、前記情報記録媒体は、2ビット情報を3ビット情報に変換する処理を実行して生成される変調レコーディングフレームに基づくデータを記録した構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第4の側面は、
情報記録処理方法であり、
情報記録媒体に対する記録対象データに含まれるユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報として適用した演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記記録対象データに含まれる暗号化対象データの暗号化処理を実行する暗号処理ステップと、
前記暗号処理ステップにおいて暗号化された暗号化データおよび前記ユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに対する変調処理を実行し、記録単位としての変調レコーディングフレームを生成する変調データ生成ステップと、
を有することを特徴とする情報記録処理方法にある。
さらに、本発明の情報記録処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理方法の一実施態様において、前記変調データ生成ステップは、ランレングス規則としてのRLL(1,7)を満足するデータ変換処理を実行して変調レコーディングフレームを生成することを特徴とする。
さらに、本発明の情報記録処理方法の一実施態様において、前記変調データ生成ステップは、2ビット情報の3ビット情報への変換処理を含む変調レコーディングフレーム生成処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の第5の側面は、
情報記録媒体に格納された情報の再生処理を実行する情報再生処理方法であり、
情報記録媒体から読み取られたデータの復調処理を実行するデータ復調処理ステップと、
前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得されたユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報とした演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得された暗号化データの復号処理を実行する復号処理ステップと、
を有することを特徴とする情報再生処理方法にある。
さらに、本発明の情報再生処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生処理方法の一実施態様において、前記演算処理ステップは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の第6の側面は、
情報記録処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
情報記録媒体に対する記録対象データに含まれるユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報として適用した演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記記録対象データに含まれる暗号化対象データの暗号化処理を実行する暗号処理ステップと、
前記暗号処理ステップにおいて暗号化された暗号化データおよび前記ユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに対する変調処理を実行し、記録単位としての変調レコーディングフレームを生成する変調データ生成ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
さらに、本発明の第7の側面は、
情報記録媒体に格納された情報の再生処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
情報記録媒体から読み取られたデータの復調処理を実行するデータ復調処理ステップと、
前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得されたユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報とした演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得された暗号化データの復号処理を実行する復号処理ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、情報記録媒体に格納する暗号化コンテンツの暗号化処理に適用する暗号鍵を、ユーザ制御データの構成データに基づく演算処理により生成し、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御データも暗号化コンテンツとともに記録媒体に記録する構成とし、一方、再生処理装置においては、情報記録媒体から読み出した特定のユーザ制御データを適用した演算処理を行ってコンテンツ復号に適用する鍵を生成して暗号化コンテンツの復号を行なう構成としたので、特定のユーザ制御データを抽出し、かつ特定の演算処理を実行する再生処理プログラム等、特定の再生シーケンスを実行する機能を持つ再生処理装置のみが、コンテンツ再生が可能となり、コンテンツの不正な利用が排除される。
さらに、本発明の構成によれば、暗号鍵の生成処理として実行するユーザ制御データの構成データに基づく演算処理は、一方向性関数、リード・ソロモン符号算出、巡回冗長符号算出処理などによって構成され、演算結果から演算入力値を求めるのが困難な関数を含む構成であるので、暗号鍵が漏洩した場合においても、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御情報が漏洩することが防止され、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御情報のコピーによる暗号鍵の生成およびコンテンツ利用などの不正行為が防止される。
以下、図面を参照しながら本発明の情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体、および方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
まず、図1を参照して本発明の情報記録処理装置の構成の構成および処理について説明する。なお、ここで説明する情報記録処理装置は、いわゆるマスターディスクといわれる原盤の製造装置としてのマスタリング装置を含み、さらに、一般ユーザの利用可能なDVD記録再生装置やPC等の情報記録媒体ドライブを備えた装置も含むものである。すなわち、マスターディスクのみならず、書き込み可能(Recordable)、再書き込み可能(Rewritable)な様々な情報記録媒体に対してデータ書き込み可能な情報処理装置も含むものである。
図1を参照して、情報記録処理装置の構成、および処理について説明する。情報記録処理装置は、データ記録可能な情報記録媒体101、データ記録信号を情報記録媒体101に対して出力するピックアップ102、情報記録媒体101を駆動するスピンドルモーター103、ピックアップ102およびスピンドルモーター103の制御を行うサーボ回路104、付加データエラー訂正符号化部105、メインデータエラー訂正符号化部106、付加データ(鍵生成情報)に基づいて、演算処理部108において生成する暗号鍵を適用したメインデータ(コンテンツ等)の暗号処理を実行する暗号処理部107、付加データ(鍵生成情報)に基づく演算処理を実行して、暗号鍵の生成を行なう演算処理部108、変調データ生成部109、記録信号処理回路111、付加データ(鍵生成情報)の対応データ領域の入力を検出してスイッチ110の制御を行い、付加データ(鍵生成情報)の演算処理部108に対する入力制御を行うユーザ制御データ(UCD:User Control Data)領域制御部112から構成される。
情報記録媒体101に記録するコンテンツデータは、例えば暗号化コンテンツデータであり、演算処理部108において、付加データ(鍵生成情報)に基づく演算処理を実行して生成した暗号鍵を適用して暗号処理部107において入力メインデータを暗号化したデータである。暗号化されたメインデータは、メインデータエラー訂正符号化部106に入力され、メインデータエラー訂正符号化部106は、入力データに対してエラー訂正符号を生成し付加する符号化処理を行う。
その後、変調データ生成部109において、変調処理が実行される。本発明に係る情報記録処理装置は、2ビットデータを3ビットデータへの変調を基本とするRLL(1,7)変調方式に基づく変調を実行する。
RLL(1,7)変調方式に基づく変調とは、変調後のビットにおいて、連続する[0]の数が、最小1つ、最大7個の範囲となるRLL(1,7)のランレングス制限に従った変調データとするデータ変換方式である。なお、この変換処理においては、変換テーブルが使用される。具体的な変換テーブルの使用例については後述する。
変調データに基づいて、同期信号が設定されたレコーディングフレーム(Recording Frame)と呼ばれる記録単位が生成されて記録信号処理回路111を介して情報記録媒体101に記録される。
変調処理においては、入力されたメインデータのある一定間隔毎に変調時のDSV(Digital Sum Variation:デジタルサムバリエーション)の絶対値が、小さくなるようにDC制御ビット(DC−Control bit)の「0」または、「1」を選択して、挿入された後、変調処理が行われる。
デジタルサムバリエーション(DSV)は、情報記録媒体に対する記録信号として生成されるNRZI変換信号のDCバランスの指標である。具体的には、記録ビット系列(NRZI変換信号)のビット[0]を「−1」、ビット[1]を「+1」として累積した値をDSVとし、DSVが0からの乖離をより小さくすることのできるように、DC制御ビット(DC−Control bit)の「0」または、「1」を選択して、挿入された後、変調処理が行われる。なお、NRZI変換処理については詳細を後述する。
図2および図3を参照して変調データ生成部109において実行する変調データ生成処理の詳細について説明する。
記録データは、図2(a)に示すようにユーザデータ201、ユーザ制御データ(UCD:User Control data)211によって構成される。ユーザデータ201はコンテンツ等の再生対象データの実体データを含むデータであり、ユーザ制御データ(UCD)211は再生制御情報などの様々な制御データを含むデータである。
ユーザデータ201は、2048バイトデータと4バイトパリティの32フレームを単位として設定される。ユーザ制御データ(UCD)211は、18バイトデータの32ユニットによって構成される。
32フレーム×(2048+4)バイトのユーザデータ201に基づいて、データブロック202が形成される。データブロック202は、304列(column)×216行(row)の配列を有する。なお、1列(column)×1行(row)は1バイト(8bit)データが格納される。
データブロック202に対して、各列に32行(row)のパリティが付加されたデータブロックとしてLDCブロック203が生成され、LDCブロック203に対するインターリーブ処理により、152列×496行のLDCクラスタ204が生成される。
一方、ユーザ制御データ(UCD)211は、16×9バイトの物理アドレスデータ221と結合されて、24列×30行のアクセスブロック212が生成された後、アクセスブロック212に対して、各列に32行(row)のパリティが付加されたデータブロックとしてBISブロック213が生成され、BISブロック213に対するインターリーブ処理により、3列×496行のBISクラスタ214が生成される。
図3(d)は図2(d)と同様のデータ、すなわち、ユーザデータ201に基づいて生成される152列×496行のLDCクラスタ204、およびユーザ制御データ(UCD)211に基づいて生成される3列×496行のBISクラスタ214を示している。
152列×496行のLDCクラスタ204は、図3(d)に示すように、32列(column)単位の4つのパート(I〜IV)に分割され、また、3列×496行のBISクラスタ214は、1列(column)単位の3つのパート(i〜iii)に分割され、これらの各パートを交互に結合して、図3(e)に示す155列×496行のECCクラスタ231が生成される。
さらに、ECCクラスタ231は、図3(f)に示すように0〜27の28パートに区分されたクラスタ232として設定される。パート0のみが25bit、その他のパート1〜27は、45bitである。なお、図3(f)に示すビット数は、1行(row)あたりのビット数である。
さらに、図3(g)に示すように、20ビットの同期(Sync)ビットが設定され、さらに図3(f)のパート0〜27の各間に1ビットのDC制御ビット(DC−control bit)が設定される。
この結果、[1240+20(Sync)+(1DC制御×28)=1288]×496行(row)の物理クラスタ233が設定される。物理クラスタ233の各行が変調データ生成処理単位としてのレコーディングフレーム234とされる。
なお、DC制御ビットは、情報記録媒体に対する記録信号として生成されるNRZI変換信号のDCバランスの指標である。具体的には、記録ビット系列(NRZI変換信号)のビット[0]を「−1」、ビット[1]を「+1」として累積した値をDSVとし、DSVが0からの乖離をより小さくすることのできるように、DC制御ビット(DC−Control bit)の「0」または、「1」を選択して、挿入される。
次に、1288bitデータからなるレコーディングフレーム234に対して、2ビットデータを3ビットデータへ変換する変調処理が行われる。このデータ変換においては、連続する[0]の数が、最小1つ、最大7個の範囲となるランレングス制限に従った変調データとするRLL(1,7)のデータ変換が実行され、変調レコーディングフレーム235が生成される。
変調レコーディングフレーム235は、変調データビットとしての30チャンネルビットの同期(Sync)チャンネルビットと、(1288−20sync bit)×2/3=1902チャンネルビットの計1932チャンネルビット構成となる。
RLL(1,7)のランレングス規則に従った2ビットから3ビットへのデータ変調処理には、変換テーブルが利用される。具体的な変換テーブルの例を図4に示す。
図4に示すように、変換テーブルは、各入力ビットに対応した変調データビットが対応付けられたテーブルとして構成される。例えば入力データが[00000000]である場合、変調データビットは、[010100100100]とされる。入力データが[11]である場合、先行変調データビットが[xx1]であれば[000]、先行変調データビットが[xx0]であれば[101]とされる。
2ビットから3ビットへのデータ変換をこのテーブルに従って実行することにより、RLL(1,7)ランレングス規則に従った変調データビットが生成される。
図1に戻り、本発明の情報記録処理装置の構成および処理についての説明を続ける。図1における変調データ生成部109において、図2〜図4を参照して説明した変調データ生成処理が実行され、生成された変調データに基づく記録信号が記録信号処理回路111において生成される。
記録信号処理回路111においては、変調データ生成手段109の生成した変調データの[0]または[1]の値に応じてパルスの正負を反転させるNRZI(Non Return to Zero Inverted)信号を生成しこれを記録信号として情報記録媒体101に記録する。
図5に記録信号処理回路111において実行する記録信号としてのNRZI生成処理構成を示す。変調データ生成部109から出力される変調データビットとしてチャンネルビットは、NRZ変換手段121、排他論理和手段(XOR)122、遅延手段123からなる記録信号処理回路111に入力される。図5(a)が、チャンネルビット、(b)がNRZ変換手段121からの出力信号、(c)が記録信号処理回路111の最終的な出力としての記録信号であるNRZI変換パルスを示している。この記録信号がピックアップ102に出力されてサーボ回路104の制御の下に記録情報が情報記録媒体101に記録される。
本発明の構成においては、情報記録媒体101には、音楽、画像データ等のコンテンツからなるメインデータを暗号化して記録する。この暗号化に適用する暗号鍵は、ユーザ制御情報(UCD)の構成データを鍵生成情報(シード)とした演算処理を図1に示す演算処理部108において実行して生成する。
暗号処理部107は、演算処理部108において生成した暗号鍵を適用してメインデータの暗号化処理を実行する。鍵生成情報(シード)は、ユーザ制御情報の一部を構成する情報であり、情報記録媒体101に記録されることになり、再生処理装置においては、ユーザ制御情報中から鍵生成情報(シード)を取得して、鍵生成情報(シード)に基づく演算処理を実行して、暗号鍵を生成し、生成した暗号鍵に基づいて、情報記録媒体から読み出した暗号化されたメインデータ(暗号化コンテンツ)の復号処理を行なってコンテンツ再生を実行する。
以下、この鍵生成情報としての付加データの設定構成について説明する。図6は、図2、図3において説明した変調データ生成処理においてユーザ制御データ211に基づいて生成されるBISブロック213とBISクラスタ214の詳細を示した図である。
図2、図3を参照して説明したように、ユーザ制御データ(UCD)211は、16×9バイトの物理アドレスデータ221と結合されて、24列×30行のアクセスブロック212が生成された後、アクセスブロック212に対して、各列に32行(row)のパリティが付加されたデータブロックとしてBISブロック213が生成される。図6に示す(A)のBISブロック213である。
BISブロック213に対するインターリーブ処理により、3列×496行のBISクラスタ214が生成される。図6(B)に示すBISクラスタである。
BISクラスタには、図6(B)に示すように、3行(row)の物理アドレスと、12行(row)のユーザ制御データ(UCD)と、16行のパリティとによって、3列(column)×31行(row)の1つのユニットが設定されている。ユニット0〜15の16ユニットによって、3列×496行のBISクラスタ214が構成される。
図7にBISブロック213におけるユーザ制御情報の詳細データ格納構成を示し、図8にBISクラスタ214におけるユーザ制御情報の詳細データ格納構成を示す。
図7(A1)に示すように、BISブロック213は、24列×6行の物理アドレス、24列×24行のユーザ制御データ(UCD)、24列×32行のパリティから構成される。
24列×24行のユーザ制御データ(UCD)は、図7(A2)に示すように、それぞれが1byte(8bit)データからなる576(24×24)個のUCD構成データ[UC0,0]〜[UC17,31]として配列されている。このような24列×24行のユーザ制御データ(UCD)配列を持つBISブロック213に対してインターリーブ処理がなされ、BISクラスタが生成される。
図8(B1)に示すように、BISクラスタ214は、3列×496行の構成を持ち、3行(row)の物理アドレスと、12行(row)のユーザ制御データ(UCD)と、16行のパリティとによって、3列(column)×31行(row)の1つのユニットが設定され、ユニット0〜15の16ユニットによって、3列×496行のBISクラスタ214が構成される。
図8(B2)には、ユニット0の3列×12行のユーザ制御データ(UCD)を示す。ユニット0のユーザ制御データ中には、それぞれが1byte(8bit)データからなる36(3×12)個のUCD構成データ[UC0,0]〜[UC4,25]が格納される。ユニット0〜15の16ユニットにも、それぞれ36(3×12)個のUCD構成データが格納され、計36×16=576個のUCD構成データがBISクラスタ214に格納されることになる。
これらのBISクラスタ214内に格納されたUCD構成データは、図7(A2)に示すBISブロックのユーザ制御データの構成データのインターリーブ処理によりBISクラスタ214内の各ユニット0〜15に分散して配置されたものである。
ユーザ制御データ(UCD)は、コンテンツの再生制御情報などの各種の情報を格納すべき領域として設定されているが、その一部はリザーブ領域などに設定されており、任意のデータの書き込みが可能な領域である。
本発明においては、ユーザ制御データ(UCD)の一部のUCD構成データを、コンテンツ等のメインデータの暗号処理、復号処理に適用する暗号鍵の生成情報として設定する。
図9に示すように、ユーザ制御情報(UCD)を含むBISクラスタは、先に図2、図3を参照して説明したように、コンテンツ等のユーザデータに基づいて設定されるLDCクラスタ204の4分割データI〜IVの間に一列ずつ挿入され、ECCクラスタ231が生成される。
図9に示すように、ECCクラスタ231は、152列(column)×496行(row)のLDCクラスタに3列(column)×496行(row)のBISクラスタを合成したクラスタとして設定される。
BISクラスタは、図6他を参照して説明したように、物理アドレス、ユーザ制御データ(UCD)、パリティのいずれかが各行に設定されている。従って、ECCクラスタ231の496行の各行に含まれるBISクラスタ(i,ii,iii)は、物理アドレス、ユーザ制御データ(UCD)、パリティのいずれかということになる。
図10に示すように、ECCクラスタ231を構成する496行中の特定の行(row)は、データフレーム301に示すように、コンテンツ等のユーザデータI〜IVにユーザ制御データ(UCD)が挿入された設定となっている。
データフレームには、BISクラスタ(i,ii,iii)が含まれ、前述した8ビットのUCD構成データを3つ含むデータレームが多数生成され、図10に示すように、DC制御ビットが挿入されてレコーディングフレームとされた後、RLL(1,7)ランレングス規則に従って2ビットから3ビットに変換する変調処理がなされ、さらに同期(Sync)コードが付加されて変調レコーディングフレーム(図3(h)参照)とされた後、記録信号処理回路111(図1参照)において変調レコーディングフレームに基づいて生成されるNRZI信号が情報記録媒体101に記録される。
図11に示すように、例えば、ある特定のレコーディングフレーム310には3つの8ビットのUCD構成データとしてUC[0,12]、UC[6,13]、UC[12,14]が含まれる。なお、レコーディングフレーム310はDC制御ビットを省略して示してある。
その他、UCD構成データ[UC14,18],[UC2,16],[UC8,17]を含むレコーディングフレーム、UCD構成データ[UC10,21],[UC16,23],[UC4,20]を含むレコーディングフレーム等、多数のレコーディングフレームが生成され、これらをそれぞれ記録単位として、NRZI信号への変換処理の後、情報記録媒体に対して書き込みが行なわれる。
図12を参照して、ユーザ制御データ(UCD)構成データに基づく暗号鍵の生成処理、および生成した暗号鍵に基づく、メインデータの暗号化の詳細について説明する。
図12は、図1に示す情報記録処理装置の演算処理部108と値暗号処理部107を抜き出して示した図である。
演算処理部108には、ユーザ制御データ(UCD)構成データ中、特定のデータ、すなわち、暗号鍵の生成情報(シード)が入力される。図12の構成では、[UC0,12]〜[UC16,27]の24個の1byte(8ビット)UCD構成データ、すなわち24byteのUCD構成データを暗号鍵の生成情報(シード)として設定した例を示してある。
演算処理部108は24バイトデータを暗号鍵の生成情報(シード)として適用した演算処理を実行し、暗号鍵を生成する。
暗号鍵生成処理に適用する関数は、ハッシュ関数等の一方向性関数を適用することが好ましい。すなわち、生成した暗号鍵から、暗号鍵の生成情報を解析されることのない演算処理を適用することが好ましい。
24バイトUCD構成データに対して、リード・ソロモン符号として知られるCIRC(Cross Interleaved Reed-Solomon code)を適用した暗号鍵生成演算の例を説明する。
m:単位あたりのビット数
n:冗長ビット数
k:情報単位
d:最小距離
として、m=8,n=28,k=24,d=5とする。
リード・ソロモン符号より、ガロア体GF(2)上での生成多項式
(原始多項式:P(x)=x+x+x+x+1の根)、
F(x)=(x−1)(x−α)(x−α)(x−α)を適用し、
24バイトUCD構成データを入力値として演算を実行することにより、
4バイトのデータ、すなわちリード・ソロモン符号としてのパリティデータを得ることができる。
この4バイト(32bit)データを暗号鍵として適用してもよいし、あるいは上述の演算処理を他のUCD構成データを入力として実行して複数の4バイトデータを取得し、複数の4バイトデータの連結、あるいは再演算処理により、例えば128ビットの暗号鍵を生成するなどの処理を実行する。
図12に示す暗号処理部107は、演算処理部108における、ユーザ制御データの構成データ、すなわちUCD構成データに基づく演算処理の結果得られた暗号鍵を入力し、入力した暗号鍵に基づいてメインデータ(コンテンツ)の暗号化を実行し、そののち、メインデータエラー訂正符号化部106においてエラー訂正符号化を行い、変調データ生成部109において変調処理を行って、変調レコーディングフレームを生成し、記録信号処理回路111においてNRZI信号を生成して情報記録媒体に格納する。
なお、暗号鍵の生成情報として適用されたユーザ制御データの構成データ、すなわちUCD構成データについても、付加データエラー訂正符号化部105において、エラー訂正符号化を行い、変調データ生成部109において変調処理を行って、変調レコーディングフレームが生成され、記録信号処理回路111においてNRZI信号を生成して情報記録媒体に格納される。
情報再生処理装置では、情報記録媒体から、暗号鍵の生成情報として適用されたUCD構成データを取得して、同様の演算処理を実行して暗号鍵、すなわちコンテンツの復号処理に適用する鍵を生成し、暗号化コンテンツ(メインデータ)の復号を実行して再生処理を行なうことになる。
なお、演算処理部において、UCD構成データに基づく暗号鍵生成演算は、情趣つり
リード・ソロモン符号生成演算に限らず、例えば、巡回冗長符号として知られるCRC(Cyclic Redundant Check Code)を適用し、
p(x)=x16+x12+x+1
上記式を満足するシフトレジスタを用いて、24バイトUCD構成データを入力値として演算を実行することにより、2バイトのデータ(巡回冗長符号データ)を得ることができる。この2バイトのデータ、あるいは複数回の巡回冗長符号算出を実行してnバイトのデータを生成してこれを暗号鍵構成データとして適用することができる。
この他にも、暗号鍵生成演算としては、様々な演算を適用することが可能である。ただし、前述したように、生成した暗号鍵から、暗号鍵の生成情報を解析されることのない関数、すなわち、ハッシュ関数等の一方向性関数などの演算を含む構成とすることが好ましい。
次に、図13を参照して、本発明の情報記録処理装置において実行するUCD構成データを適用した暗号鍵の生成処理および生成した暗号鍵に基づくメインデータの暗号化、記録処理シーケンスについて説明する。
ステップS101において、ユーザ制御データの構成データ(UCD構成データ)を順次、入力し、ステップS102において、鍵生成情報(シード)に対応するUCD構成データであるか否かを判定する。なお、鍵生成情報(シード)に対応するUCD構成データし、例えばUC[0,12]〜UC[16,27]等、ユニット0の2つの列に対応するUCD構成データ等、予め定められており、これらのデータが入力された場合に、図1に示すユーザ制御データ(UCD)領域制御部が、スイッチ110を制御し、UCD構成データを暗号鍵生成演算を実行する演算処理部108に入力する。
なお、図1の構成において、鍵生成情報(シード)に対応するUCD構成データは、演算処理部108に入力されるとともに、並列して付加データエラー訂正符号化部105に入力され、エラー訂正符号化がなされ、そののち、変調データ生成部109において、図2、図3を参照して説明した変調データ生成処理が実行されて暗号化コンテンツとしてのメインデータとともに変調レコーディングフレームが生成され、その後、記録信号処理回路111において変調レコーディングフレームに基づくNRZI信号が生成され、情報記録媒体101に記録される。
図13のフローに戻り、UCD構成データを適用した暗号鍵の生成処理および生成した暗号鍵に基づくメインデータの暗号化、記録処理シーケンスについての説明を続ける。
ステップS103では、演算処理部108において、入力したUCD構成データを適用した暗号鍵の生成処理としての演算処理を実行する。前述したように、例えばリード・ソロモン符号、巡回冗長符号、一方向性関数等を適用した演算が実行され、暗号鍵を生成する。
ステップS104では所定ビット長の暗号鍵が生成されたかを判定する。例えば1回の演算処理において、4バイト(32ビット)の鍵構成データを算出する処理を実行する場合、128ビットの暗号鍵を生成するためには、異なるUCD構成データを入力値とした4回の演算を行い32×4=128ビットの暗号鍵を生成する。
所定ビット長の必要な暗号鍵が取得されると、ステップS105に進み、図1に示す暗号処理部107において、暗号鍵に基づくメインデータの暗号化を実行し、その後、メインデータエラー訂正符号化部106においてエラー訂正符号化を行い、変調データ生成部109において変調処理を行って、変調レコーディングフレームを生成し、記録信号処理回路111においてNRZI信号を生成して情報記録媒体に格納する。
次に、上述の暗号化処理によって映画、音楽などのコンテンツ(メインデータ)の暗号化データを格納した情報記録媒体の再生処理を行う情報再生処理装置の構成および再生処理シーケンスについて説明する。
図14を参照して、情報再生処理装置の構成、および処理について説明する。情報再生処理装置は、情報記録媒体401、情報記録媒体401からのデータ読み取りを行うピックアップ402、情報記録媒体401を駆動するスピンドルモーター403、ピックアップ402およびスピンドルモーター403の制御を行うサーボ回路404、読み取り信号のゲイン調整などの信号処理を行いRF信号を生成するRF回路部405、RF信号から同期信号を抽出する同期検出部406、データ復調処理を実行するデータ復調処理部407を有する。
さらに、鍵生成情報を含む付加データ対応レコーディングフレームおよび鍵生成情報としてのUCD構成データの検出を行い、鍵生成情報としてのUCD構成データの検出に応じてスイッチ412を動作させて、鍵生成情報としてのUCD構成データを演算処理部408に出力させる鍵生成情報対応UCD構成データ制御部413、鍵生成情報としてのUCD構成データを入力し、復号処理に適用する暗号鍵の生成のための演算処理を実行する演算処理部408、演算処理部408において生成した暗号鍵を適用して、メインデータエラー訂正部410から入力する暗号化コンテンツの復号処理を実行する復号処理部411、メインデータのエラー訂正処理を行うメインデータエラー訂正部410、鍵生成情報対応UCD構成データのエラー訂正処理を行うUCD構成データエラー訂正部409を有する。
情報記録媒体401に格納されたコンテンツデータは、暗号化コンテンツデータであり、その暗号化に適用した暗号鍵は、ユーザ制御情報の構成データ、すなわちUCD構成データに基づく演算によって生成可能な暗号鍵である。この暗号鍵は、暗号化処理、復号処理に共通に適用される鍵である。
情報記録媒体401からピックアップ402を介して読み取られたデータは、RF回路部405においてゲイン調整などの信号処理がなされ、同期検出部406に入力される。同期検出406部は、記録信号中の同期信号(シンク)を検出し、読み取りデータは、同期検出部406からデータ復調部407に出力され、先に図2,図3を参照して説明した逆のデータ変換が順次実行される。
鍵生成情報対応UCD制御部413は、データ復調部407から入力される情報に基づいて、鍵生成情報対応UCDの領域を判別し、判別情報に基づいて、スイッチ412を制御し、鍵生成情報対応UCDに基づく暗号鍵生成演算処理を実行する演算処理部408に鍵生成情報対応UCDに入力させる。鍵生成情報対応UCDはUCD構成データエラー訂正部409においてエラー訂正の後、演算処理部408に入力され、暗号鍵生成のための演算が実行される。
演算処理部408において実行する演算処理は、情報記録処理装置における演算処理と、同様、入力したUCD構成データを適用した暗号鍵の生成処理としての演算処理であり、例えばリード・ソロモン符号、巡回冗長符号、一方向性関数等を適用した演算が実行され、暗号鍵を生成する。
復号処理部411は、演算処理部408において生成した暗号鍵を適用して、メインデータエラー訂正部410から入力する暗号化コンテンツの復号処理を実行する。この処理の後、ディスプレイ、スピーカ等の出力手段を介して復号されたコンテンツが出力される。
このように、再生処理装置においては、情報記録媒体から読み出した特定のユーザ制御データの構成データを適用した演算処理を行ってコンテンツ復号に適用する鍵を生成して暗号化コンテンツの復号を行なう構成を持つ。従って、特定のユーザ制御データを抽出し、かつ特定の演算処理を実行する再生処理プログラム等、特定の再生シーケンスを実行する機能を持つ再生処理装置のみが、コンテンツを再生することが可能となり、コンテンツの不正な利用が排除される。
さらに、暗号鍵の生成処理として実行するユーザ制御データの構成データに基づく演算処理は、一方向性関数、リード・ソロモン符号算出処理、巡回冗長符号算出処理などによって構成され、演算結果から演算入力値を求めるのが困難な関数を含む構成であるので、暗号鍵が漏洩した場合においても、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御情報が漏洩することが防止され、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御情報のコピーによる暗号鍵の生成およびコンテンツ利用などの不正行為が防止される。
次に、図15を参照してUCD構成データを適用した暗号鍵の生成処理および生成した暗号鍵に基づくメインデータの復号、再生処理シーケンスについて説明する。
ステップS201において、ユーザ制御データの構成データ(UCD構成データ)を順次、入力し、ステップS202において、鍵生成情報(シード)に対応するUCD構成データであるか否かを判定する。なお、鍵生成情報(シード)に対応するUCD構成データし、例えばUC[0,12]〜UC[16,27]等、ユニット0の2つの列に対応するUCD構成データ等、予め定められており、これらのデータが入力された場合に、図14に示す鍵生成情報対応UCD制御部413が、スイッチ412を制御し、UCD構成データを暗号鍵生成演算を実行する演算処理部408に入力する。
ステップS203では、演算処理部408において、入力したUCD構成データを適用した暗号鍵(復号鍵)の生成処理としての演算処理を実行する。前述したように、例えばリード・ソロモン符号、巡回冗長符号、一方向性関数等を適用した演算が実行され、暗号鍵(復号鍵)を生成する。
ステップS204では所定ビット長の暗号鍵が生成されたかを判定する。例えば1回の演算処理において、4バイト(32ビット)の鍵構成データを算出する処理を実行する場合、128ビットの暗号鍵を生成するためには、異なるUCD構成データを入力値とした4回の演算を行い32×4=128ビットの暗号鍵を生成する。
所定ビット長の必要な暗号鍵(復号鍵)が取得されると、ステップS205に進み、図14に示す復号処理部411において、暗号鍵(復号鍵)に基づく復調およびエラー訂正処理のなされたメインデータの復号処理を実行し、再生処理を行なう。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、情報記録媒体に格納する暗号化コンテンツの暗号化処理に適用する暗号鍵をユーザ制御データの構成データに基づく演算処理により生成し、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御データを暗号化コンテンツとともに記録媒体に記録する構成とし、一方、再生処理装置は、情報記録媒体から読み出した特定のユーザ制御データの構成データを適用した演算処理を行ってコンテンツ復号に適用する鍵を生成して暗号化コンテンツの復号を行なう構成としたので、特定のユーザ制御データを抽出し、かつ特定の演算処理を実行する再生処理プログラム等、特定の再生シーケンスを実行する機能を持つ再生処理装置のみが、コンテンツ再生が可能となり、コンテンツの不正な利用が排除される。従って、例えば、著作権の保護の必要なコンテンツを暗号化データとして記録媒体に格納し、特定のコンテンツ利用権を持つユーザあるいは再生装置においてコンテンツ利用を可能とする必要のある場合の情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体において適用可能である。
さらに、本発明の構成によれば、暗号鍵の生成処理として実行するユーザ制御データの構成データに基づく演算処理は、一方向性関数、リード・ソロモン符号算出、巡回冗長符号算出処理などによって構成され、演算結果から演算入力値を求めるのが困難な関数を含む構成であるので、暗号鍵が漏洩した場合においても、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御情報が漏洩することが防止され、暗号鍵生成情報としてのユーザ制御情報のコピーによる暗号鍵の生成およびコンテンツ利用などの不正行為が防止される。従って、例えば、著作権の保護の必要なコンテンツを暗号化データとして記録媒体に格納し、特定のコンテンツ利用権を持つユーザあるいは再生装置においてコンテンツ利用を可能とする必要のある場合の情報記録処理装置、情報再生処理装置、情報記録媒体において適用可能である。
本発明の情報記録処理装置の構成を示す図である。 本発明の情報記録処理装置における変調データ生成部の処理の詳細を説明する図(その1)である。 本発明の情報記録処理装置における変調データ生成部の処理の詳細を説明する図(その2)である。 本発明の情報記録処理装置における変調処理において適用する変換テーブルのデータ構成について説明する図である。 本発明の情報記録処理装置における記録信号処理回路において実行する処理の詳細を説明する図である。 BISブロックおよびBISクラスタの詳細構成について説明する図である。 BISブロックにおけるユーザ制御データ構成について説明する図である。 BISクラスタにおけるユーザ制御データ構成について説明する図である。 LDCクラスタと、BISクラスタに基づくECCクラスタの生成処理構成について説明する図である。 付加データ対応UCD格納フレームおよびレコーディングフレームについて説明する図である。 付加データ対応UCD格納フレームとUCD構成データとの対応について説明する図である。 UCD構成データに基づく暗号鍵生成処理構成について説明する図である。 本発明の情報記録処理装置において実行する暗号鍵生成を伴うデータ記録処理シーケンスを説明するフロー図である。 本発明の情報再生処理装置の構成を示す図である。 本発明の情報再生処理装置において実行する暗号鍵生成を伴うデータ再生処理シーケンスを説明するフロー図である。
符号の説明
101 情報記録媒体
102 ピックアップ
103 スピンドルモーター
104 サーボ回路
105 付加データエラー訂正符号化部
106 メインデータエラー訂正符号化部
107 暗号処理部
108 演算処理部
109 変調データ生成部
110 スイッチ
111 記録信号処理回路
112 ユーザ制御データ(UCD)領域制御部
121 NRZ変換手段
122 XOR
123 遅延手段
201 ユーザデータ
202 データブロック
203 LDCブロック
204 LDCクラスタ
211 ユーザ制御情報(UCD)
212 アクセスブロック
213 BISブロック
214 BISクラスタ
221 物理アドレス
231 ECCクラスタ
232 クラスタ
233 物理クラスタ
234 レコーディングフレーム
235 変調レコーディングフレーム
301 データフレーム
310 レコーディングフレーム
311 付加データ対応フレーム
401 情報記録媒体
402 ピックアップ
403 スピンドルモーター
404 サーボ回路
405 RF回路部
406 同期検出部
407 データ復調処理部
408 演算処理部
409 UCD構成データエラー訂正部
410 メインデータエラー訂正部
411 復号処理部
412 スイッチ
413 鍵生成情報対応UCD制御部

Claims (38)

  1. 情報記録処理装置において、
    情報記録媒体に対する記録対象データに含まれるユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報として適用した演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理部と、
    前記演算処理部において生成した暗号鍵に基づいて、前記記録対象データに含まれる暗号化対象データの暗号化処理を実行する暗号処理部と、
    前記暗号処理部において暗号化された暗号化データおよび前記ユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに対する変調処理を実行し、記録単位としての変調レコーディングフレームを生成する変調データ生成部と、
    を有することを特徴とする情報記録処理装置。
  2. 前記演算処理部は、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録処理装置。
  3. 前記演算処理部は、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録処理装置。
  4. 前記演算処理部は、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録処理装置。
  5. 前記演算処理部は、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録処理装置。
  6. 前記演算処理部は、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録処理装置。
  7. 前記変調データ生成部は、
    ランレングス規則としてのRLL(1,7)を満足するデータ変換処理を実行して変調レコーディングフレームを生成する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録処理装置。
  8. 前記変調データ生成部は、
    2ビット情報の3ビット情報への変換処理を含む変調レコーディングフレーム生成処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録処理装置。
  9. 情報記録媒体に格納された情報の再生処理を実行する情報再生処理装置であり、
    情報記録媒体から読み取られたデータの復調処理を実行するデータ復調処理部と、
    前記データ復調処理部における復調処理によって取得されたユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報とした演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理部と、
    前記演算処理部において生成した暗号鍵に基づいて、前記データ復調処理部における復調処理によって取得された暗号化データの復号処理を実行する復号処理部と、
    を有することを特徴とする情報再生処理装置。
  10. 前記演算処理部は、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出する構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報再生処理装置。
  11. 前記演算処理部は、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報再生処理装置。
  12. 前記演算処理部は、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報再生処理装置。
  13. 前記演算処理部は、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報再生処理装置。
  14. 前記演算処理部は、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとする構成であることを特徴とする請求項9に記載の情報再生処理装置。
  15. 情報記録媒体であり、
    暗号化データおよびユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに基づいて生成される複数のレコーディングフレームに基づく変調データを格納した構成を有し、
    前記暗号化データは、前記ユーザ制御データ(UCD)の構成データに基づく演算処理によって算出した暗号鍵を適用して生成した暗号化データであることを特徴とする情報記録媒体。
  16. 前記暗号化データは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理によって算出した暗号鍵を適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体。
  17. 前記暗号化データは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵として適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体。
  18. 前記暗号化データは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力としたリード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとして適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体。
  19. 前記暗号化データは、暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵として適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体。
  20. 前記暗号化データは、8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとして適用した暗号処理によって生成した暗号化データであることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体。
  21. 前記情報記録媒体は、
    ランレングス規則としてのRLL(1,7)を満足するデータ変換処理を実行して生成される変調レコーディングフレームに基づくデータを記録した構成であることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体。
  22. 前記情報記録媒体は、
    2ビット情報を3ビット情報に変換する処理を実行して生成される変調レコーディングフレームに基づくデータを記録した構成であることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体。
  23. 情報記録処理方法であり、
    情報記録媒体に対する記録対象データに含まれるユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報として適用した演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
    前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記記録対象データに含まれる暗号化対象データの暗号化処理を実行する暗号処理ステップと、
    前記暗号処理ステップにおいて暗号化された暗号化データおよび前記ユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに対する変調処理を実行し、記録単位としての変調レコーディングフレームを生成する変調データ生成ステップと、
    を有することを特徴とする情報記録処理方法。
  24. 前記演算処理ステップは、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出するステップであることを特徴とする請求項23に記載の情報記録処理方法。
  25. 前記演算処理ステップは、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項23に記載の情報記録処理方法。
  26. 前記演算処理ステップは、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項23に記載の情報記録処理方法。
  27. 前記演算処理ステップは、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項23に記載の情報記録処理方法。
  28. 前記演算処理ステップは、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項23に記載の情報記録処理方法。
  29. 前記変調データ生成ステップは、
    ランレングス規則としてのRLL(1,7)を満足するデータ変換処理を実行して変調レコーディングフレームを生成することを特徴とする請求項23に記載の情報記録処理方法。
  30. 前記変調データ生成ステップは、
    2ビット情報の3ビット情報への変換処理を含む変調レコーディングフレーム生成処理を実行することを特徴とする請求項23に記載の情報記録処理方法。
  31. 情報記録媒体に格納された情報の再生処理を実行する情報再生処理方法であり、
    情報記録媒体から読み取られたデータの復調処理を実行するデータ復調処理ステップと、
    前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得されたユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報とした演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
    前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得された暗号化データの復号処理を実行する復号処理ステップと、
    を有することを特徴とする情報再生処理方法。
  32. 前記演算処理ステップは、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに対して一方向性関数を適用した演算処理を実行し、該演算による算出値を暗号鍵の構成データとして算出するステップであることを特徴とする請求項31に記載の情報再生処理方法。
  33. 前記演算処理ステップは、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づくリード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項31に記載の情報再生処理方法。
  34. 前記演算処理ステップは、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、リード・ソロモン符号算出処理を実行し、該リード・ソロモン符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項31に記載の情報再生処理方法。
  35. 前記演算処理ステップは、
    暗号鍵生成情報に対応するUCD構成データに基づく巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項31に記載の情報再生処理方法。
  36. 前記演算処理ステップは、
    8ビット単位のUCD構成データ24個を入力とした、巡回冗長符号算出処理を実行し、該巡回冗長符号算出処理において得られる値を暗号鍵構成データとするステップであることを特徴とする請求項31に記載の情報再生処理方法。
  37. 情報記録処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    情報記録媒体に対する記録対象データに含まれるユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報として適用した演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
    前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記記録対象データに含まれる暗号化対象データの暗号化処理を実行する暗号処理ステップと、
    前記暗号処理ステップにおいて暗号化された暗号化データおよび前記ユーザ制御データ(UCD)を含む記録対象データに対する変調処理を実行し、記録単位としての変調レコーディングフレームを生成する変調データ生成ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  38. 情報記録媒体に格納された情報の再生処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    情報記録媒体から読み取られたデータの復調処理を実行するデータ復調処理ステップと、
    前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得されたユーザ制御データ(UCD)の構成データを暗号鍵生成情報とした演算処理を実行し、暗号鍵の生成を行なう演算処理ステップと、
    前記演算処理ステップにおいて生成した暗号鍵に基づいて、前記データ復調処理ステップにおける復調処理によって取得された暗号化データの復号処理を実行する復号処理ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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