JP2005092172A - 広角度性再帰反射プリズム - Google Patents
広角度性再帰反射プリズム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005092172A JP2005092172A JP2003365290A JP2003365290A JP2005092172A JP 2005092172 A JP2005092172 A JP 2005092172A JP 2003365290 A JP2003365290 A JP 2003365290A JP 2003365290 A JP2003365290 A JP 2003365290A JP 2005092172 A JP2005092172 A JP 2005092172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- wide
- triangular pyramid
- light
- prism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、水平に近い入射光を効率良く回帰反射させることのできる広角度性再帰反射プリズムを提供する。
【解決手段】アクリルや塩化ビニール、PET、ポリカーボネート等の透過性樹脂シートの裏面に、底辺の短辺が2に対して長辺が4〜4.4の二等辺三角形で頂角が90度の三角錐を多数形成する。
【選択図】図2
【解決手段】アクリルや塩化ビニール、PET、ポリカーボネート等の透過性樹脂シートの裏面に、底辺の短辺が2に対して長辺が4〜4.4の二等辺三角形で頂角が90度の三角錐を多数形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、夜間車のライトが当たると光って見える再帰性反射材に関する。
従来、再帰性反射材は正面から入ってくる入射光に対して光回帰率を良くなるように、底辺が正三角に近い形状の三角錐をシート片面に多数成形してある。
これらには次のような欠点があった。
(イ)三角錐を加工した面とは反対の面に対して垂直に近い角度で入ってくる入射光に対しては効率良く光回帰をするが、入射光が水平に近くなるにつれ光回帰率が低下する。
(ロ)また、使用する際に車両に対して垂直に使用する標識や、安全ベスト等には適しているが、車両に平行するガードレール等には適していない。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
(イ)三角錐を加工した面とは反対の面に対して垂直に近い角度で入ってくる入射光に対しては効率良く光回帰をするが、入射光が水平に近くなるにつれ光回帰率が低下する。
(ロ)また、使用する際に車両に対して垂直に使用する標識や、安全ベスト等には適しているが、車両に平行するガードレール等には適していない。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
アクリルや塩化ビニール、PET、ポリカーボネート等の透過性樹脂シートの裏面に、底辺の短辺が2に対して長辺が4〜4.4の二等辺三角形で頂角が90度の三角錐を多数形成する。
本発明は、以上のような構成よりなる広角度性再帰反射プリズムである。
本発明は、以上のような構成よりなる広角度性再帰反射プリズムである。
再帰性反射プリズムは三角錐の3辺に光りが順番に三回屈折して当たる事で光源方向に光りを回帰することができる。しかし、底辺が正三角形の三角錐では入射角がシートに対して狭くなると入射光は三回屈折せず回帰しないが、底辺三角錐の3つの角の1個を60°より鋭角にすることで、入射角がシートに対して狭い入射光に対しても光回帰性能を発揮できる。また、道路使用を考えた際入射角αは10°を想定し、入射角10°の光りを効率的に回帰させる為には二等辺三角錐のθ角は27°が最適である。よって、底辺の三角錐は短辺2に対して長辺が4.14の二等辺三角錐が最適ともとめられる。
入射角αが10°の場合、最も光を回帰をする構造は、二等辺三角錐のθ角を換えて図4〜7のように実測した。三角錐の頂角は常に90°で入射光が3回反射すれば回帰性となる。屈折率の低いPMMAや塩ビでは、臨界角が小さいため、入射光が三角錐の面で透過して反射せず回帰しないため、PMMAと塩ビは三角錐面にアルミを蒸着した場合で求めてある。PCやPETでは臨界角が大きいため、蒸着の必要がない。図4〜7から共通的にθ=27°で最高の回帰反射率を示している事がわかる。そこで最適なθとして27°を得た。また、θ角27°の二等辺三角錐プリズムの入射光線角度を変えたときの回帰率を図8〜11に示した。人射光線角度γは図12のフィルムに入射する水平角である。PMMAと塩ビでは臨界角が小さいため、三角錐面で反射しないで透過するため、面をアルミで蒸着して反射する場合を図に示した。入射光線角度が80°に対応しているが図3のa=10°に対応する。図8〜11でどの場合も水平入射近いほど回帰性反射率が上昇し、広角度型再帰性反射材となることがわかる。PETやPC素材では蒸着は必要無いが、塩ビやPMMAでは必要である。しかし塩ビやPMMAでも蒸着しなくても80°の入射光線角度である程度の回帰性反射率を示す。最適な素材はPETまたはPCで、プリズムフィルムはPETまたはPCを使用することが望ましい。
本発明の広角度性再帰反射プリズムは、入射角αが10°の光を回帰反射できる。また、ガードレールに帯状に貼れば、ガードレールと平行して走行する車両のヘッドライトを回帰性反射させ、ライトを点灯させた車両からはガードレールが進行方向に向かって線状に光って見え、交通誘導上安全性が向上する。従来ガードレールに再帰性反射材を用いる場合は反射材を車両に対して垂直に向けなければ回帰しなかったので、垂直になるように成形品を使わなければならなかったが、本発明の広角度性再帰性反射プリズムを使用すれば成形品を使用する必要がなく貼るだけなので、コスト軽減、作業効率向上にもなる。
1 θ
2 γ
3 α
4 β
2 γ
3 α
4 β
Claims (1)
- 底辺が2対4〜4.4の二等辺三角形で頂角が90度の三角錐をシート片面に多数形成することを特徴とした、広角度性再帰反射プリズム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003365290A JP2005092172A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 広角度性再帰反射プリズム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003365290A JP2005092172A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 広角度性再帰反射プリズム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005092172A true JP2005092172A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34463582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003365290A Pending JP2005092172A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 広角度性再帰反射プリズム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005092172A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110426349A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-08 | 青岛众瑞智能仪器有限公司 | 一种提高烟气分析仪稳定性的方法及其气室、测量仪 |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003365290A patent/JP2005092172A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110426349A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-08 | 青岛众瑞智能仪器有限公司 | 一种提高烟气分析仪稳定性的方法及其气室、测量仪 |
CN110426349B (zh) * | 2019-08-30 | 2023-05-30 | 青岛众瑞智能仪器股份有限公司 | 一种提高烟气分析仪稳定性的方法及其气室、测量仪 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6267189B2 (ja) | 照明グレージング | |
US7789536B2 (en) | Lighting device | |
US2951419A (en) | Reflective display device | |
JP2015525429A5 (ja) | ||
JP2007011292A5 (ja) | ||
US20060087735A1 (en) | Retroreflective structures | |
JP4443040B2 (ja) | 超小型マイクロプリズム再帰反射体およびその形成方法 | |
EP3559545B1 (en) | Light emitting module with light guide plate for automotive headlight | |
EP0569530A4 (ja) | ||
KR101998086B1 (ko) | 광각 재귀반사시트 | |
KR0125438B1 (ko) | 높은 종횡비를 갖는 광고정구 및 그 광고정구용 막 | |
JP2005092172A (ja) | 広角度性再帰反射プリズム | |
KR20060085591A (ko) | 재귀반사유닛 및 그 재귀반사유닛을 구비한 재귀반사체 | |
US2216325A (en) | Prismatic reflecting structure | |
US9315226B2 (en) | Light reflective bicycle wheel attachment | |
KR200421310Y1 (ko) | 재귀반사유닛 및 그 재귀반사유닛을 구비한 재귀반사체 | |
JPS62238501A (ja) | 透明材料レンズ | |
SE463947B (sv) | Reflektor, saerskilt foer skyltar och vaegmaerken, samt daerav tillverkad skyltanordning | |
JPH11281809A (ja) | レフレクター | |
KR20090056866A (ko) | 면광원 장치 | |
US3831023A (en) | Illuminating device | |
JP3174039U (ja) | 導光板 | |
JP3553208B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH0423272Y2 (ja) | ||
KR200369728Y1 (ko) | 재귀반사체 |