JP2005091064A - 照明装置付き巻尺 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は暗いところで巻尺の中間にある2点を容易に照明することができる巻尺を提供することを課題とする。
【解決手段】 巻尺において、巻尺本体を収納するケースと、前記ケースに設けられる光の照射方向が異なる2以上の光源を有する照明装置とを有する。このように光の照射方向の異なる光源を2以上有するので、測定点が2つある場合に、一の光源で巻尺の測定点の一つを照らし他の光源で巻尺の測定点の別の一つを照らすことにより、一度に読み取るべき目盛が照らされるので測定者は容易に目盛を読み取ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 巻尺において、巻尺本体を収納するケースと、前記ケースに設けられる光の照射方向が異なる2以上の光源を有する照明装置とを有する。このように光の照射方向の異なる光源を2以上有するので、測定点が2つある場合に、一の光源で巻尺の測定点の一つを照らし他の光源で巻尺の測定点の別の一つを照らすことにより、一度に読み取るべき目盛が照らされるので測定者は容易に目盛を読み取ることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は照明装置を有する巻尺に関する。
従来から暗いところで巻尺の目盛を読み取ることができるように巻尺に照明装置をつけることが多数提案されている。このような照明装置を有する巻尺は、多くの場合巻尺の直近の目盛面を照らすものであるが、実際は巻尺本体(メモリの付いたテープ部分)を指で押さえて、その先に位置する巻尺の目盛を読むことが多いためこのような目盛の直近を照らすものは実務上あまり役に立たない。これに対して、下記特許文献1に照明装置の光の照射方向を変えることができる発明が開示されている。この発明によれば巻尺本体の任意の位置を照らすことができるので、指で押さえた先にある目盛も容易に読むことができる。
実開平4−118605号公報
ところで、巻尺で寸法を測る場合には種々の状況があり得る。例えば、図5、図6、図7に示すように巻尺の中間に存在する2点の目盛を読むようなことが実際には頻繁に行われる。このような場合、上記特許文献1に示す発明のように光源の方向を変えることができれば2点を照明することは可能であるが、2点の目盛を読むには光源の方向を少なくとも1回は測定中に変えなければならない。しかし、測定中に光源の方向を変えるのは片手で巻尺のケースを持っているために容易ではない。
そこで、本発明は暗いところで巻尺本体の中間にある2点を容易に照明することができる巻尺を提供することを課題とする。
そこで、本発明は暗いところで巻尺本体の中間にある2点を容易に照明することができる巻尺を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、巻尺本体を収納するケースと、前記ケースに設けられる光の照射方向が異なる2以上の光源を有する照明装置とを有する巻尺である。
請求項2に記載の発明は、前記巻尺において前記照明装置は、前記照明装置は、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線上に沿った光の照射方向を持つ光源が2以上含まれるものである。
請求項3に記載の発明は、巻尺本体を収納するケースと、前記ケースに設けられる線状に光を照射する光源を有する照明装置とを有する巻尺である。なお、ここで「線状に光を照射する」とは光が円形に対照に広がるのではなく光源を中心とする対向する2方向に偏って光が広がるように光を照射することを意味し、例えば楕円上に光が照射されるような場合が想定される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の巻尺において前記照明装置は、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線に沿うように線状に光を照射し得るものである。
請求項1に記載の発明は、巻尺本体を収納するケースと、前記ケースに設けられる光の照射方向が異なる2以上の光源を有する照明装置とを有する巻尺である。
請求項2に記載の発明は、前記巻尺において前記照明装置は、前記照明装置は、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線上に沿った光の照射方向を持つ光源が2以上含まれるものである。
請求項3に記載の発明は、巻尺本体を収納するケースと、前記ケースに設けられる線状に光を照射する光源を有する照明装置とを有する巻尺である。なお、ここで「線状に光を照射する」とは光が円形に対照に広がるのではなく光源を中心とする対向する2方向に偏って光が広がるように光を照射することを意味し、例えば楕円上に光が照射されるような場合が想定される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の巻尺において前記照明装置は、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線に沿うように線状に光を照射し得るものである。
請求項1に記載の発明は、光の照射方向の異なる光源を2以上有するので、測定点が2つある場合に、一の光源で巻尺の測定点の一つを照らし他の光源で巻尺の測定点の別の一つを照らすことにより、一度に読み取るべき目盛が照らされるので測定者は容易に目盛を読み取ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線上に沿った光の照射方向を持つ光源が2以上あるので、使用者は巻尺を前記平面内で回転させることで2以上の光源の照射位置が前記巻尺上に沿って変わるので、使用者にとっての操作性が高くなる。
請求項3に記載の発明は、線状に光を照射する光源を有するので、測定点が2つある場合に、巻尺上の2点の測定点をこの線状の光の中に入れることで一度に読み取るべき目盛が照らされるので測定者は容易に目盛を読み取ることができる。
請求項4に記載の発明は、照明装置の光源が前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線に沿うように線状に光を照射し得るので、使用者は巻尺を前記平面内で回転させることで線状の光源の照射範囲が前記巻尺上に位置することになるので、やはり使用者にとっての操作性が高くなる。
請求項2に記載の発明は、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線上に沿った光の照射方向を持つ光源が2以上あるので、使用者は巻尺を前記平面内で回転させることで2以上の光源の照射位置が前記巻尺上に沿って変わるので、使用者にとっての操作性が高くなる。
請求項3に記載の発明は、線状に光を照射する光源を有するので、測定点が2つある場合に、巻尺上の2点の測定点をこの線状の光の中に入れることで一度に読み取るべき目盛が照らされるので測定者は容易に目盛を読み取ることができる。
請求項4に記載の発明は、照明装置の光源が前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線に沿うように線状に光を照射し得るので、使用者は巻尺を前記平面内で回転させることで線状の光源の照射範囲が前記巻尺上に位置することになるので、やはり使用者にとっての操作性が高くなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に実施の形態に係る巻尺Aの正面図を示し、図2に実施の形態に係る巻尺Aの側面図を示す。巻尺Aは巻尺本体1aを収納するケース1と、ケース1に設けられる照明装置2を有する。照明装置2は4つの光源となる発光ダイオード2aと、発光ダイオードを保護するカバー2bと、図示しないケース内部に収納される前記発光ダイオードを発光させる発光回路と、発光回路に対して電気を供給する電池3を収納する電池ケース2cと、発光ダイオードの発光を調整する多段スイッチ2dとからなる。
図1に実施の形態に係る巻尺Aの正面図を示し、図2に実施の形態に係る巻尺Aの側面図を示す。巻尺Aは巻尺本体1aを収納するケース1と、ケース1に設けられる照明装置2を有する。照明装置2は4つの光源となる発光ダイオード2aと、発光ダイオードを保護するカバー2bと、図示しないケース内部に収納される前記発光ダイオードを発光させる発光回路と、発光回路に対して電気を供給する電池3を収納する電池ケース2cと、発光ダイオードの発光を調整する多段スイッチ2dとからなる。
各発光ダイオード2aは照射方向が前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上(紙面に平行かつケースの側面視の略対象線を通る面)で、巻尺本体の目盛側Yに属する線上に沿った4つの異なる方向を光の照射方向とするものである。また、カバー2bは透明かつ巻尺の厚さ方向の光を略平行方向に進むように収束させ、かつ、カバーに沿った方向にやや光を拡散させるレンズが形成されている。これにより、前記4つの発光ダイオード2aにより照射される光は平面に照射されるとそれぞれの楕円状の照射面が重なることにより、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線に沿うように線状に光を照射することになる。
多段スイッチ2aは4段階のスイッチになっており、指で順にスライドさせてスイッチを入れていくことで、巻尺本体の引き出し口に近い方の発光ダイオード2aから順にスイッチを入れていくことができる。この多段スイッチ2aは巻尺を持ったときに操作者の人差し指もしくは中指で操作できる位置に設けられている。
多段スイッチ2aは4段階のスイッチになっており、指で順にスライドさせてスイッチを入れていくことで、巻尺本体の引き出し口に近い方の発光ダイオード2aから順にスイッチを入れていくことができる。この多段スイッチ2aは巻尺を持ったときに操作者の人差し指もしくは中指で操作できる位置に設けられている。
次に、以上のような構成を有する巻尺の使用方法について説明する。まず、使用者は図3に示すように親指と人差し指の間に巻尺本体を挟むように持つ。この際、中指が多段スイッチ2aに触れるようになっている。この状態で、例えば図4に示すように手前側の目盛だけを読むような場合は多段スイッチ2aを操作して前二つの発光ダイオード2aのみを点灯させて対象となる目盛を照らして数値を読む。また、図5のように多少距離のある2点間を測定するような場合は、3つの発光ダイオード2aを点灯させてから、巻尺を測定位置に合わせて読み取るべき2点の目盛を照らすようにこれらの発光ダイオードが照らす光がこの2点を含むようにする。この際、ケース1の傾きを調整することで光の照らす範囲を調整する。読み取るべき2点の目盛が照らされたところで目盛の数値を読む。さらに、図6や図7に示すように測定する距離間が広い場合には4つの発光ダイオード2aをすべて点灯させて上記と同様の操作を行う。
なお、本実施の形態では光源として発光ダイオードを用いているが、光源は発光ダイオードに限られるものではなく、例えば、電球や有機エレクトロルミネッセンス、冷陰極蛍光管など種々の光源を利用することができる。また、電源としてここでは通常の電池を用いているが二次電池や太陽電池を用いてもよい。さらに、光源の数も4つに限られず、線状の光を拡散させるならば1つでも足りる。
なお、本実施の形態では光源として発光ダイオードを用いているが、光源は発光ダイオードに限られるものではなく、例えば、電球や有機エレクトロルミネッセンス、冷陰極蛍光管など種々の光源を利用することができる。また、電源としてここでは通常の電池を用いているが二次電池や太陽電池を用いてもよい。さらに、光源の数も4つに限られず、線状の光を拡散させるならば1つでも足りる。
A 巻尺
1 ケース
1a 巻尺本体
2 照明装置
2a 発光ダイオード
2b カバー
2c 電池ケース
2d 多段スイッチ
1 ケース
1a 巻尺本体
2 照明装置
2a 発光ダイオード
2b カバー
2c 電池ケース
2d 多段スイッチ
Claims (4)
- 巻尺本体を収納するケースと、
前記ケースに設けられる光の照射方向が異なる2以上の光源を有する照明装置と
を有する巻尺。 - 前記照明装置は、前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線上に沿った光の照射方向を持つ光源が2以上含まれる請求項1に記載の巻尺。
- 巻尺本体を収納するケースと、
前記ケースに設けられる線状に光を照射する光源を有する照明装置と
を有する巻尺。 - 前記照明装置は、前記巻尺本体の
前記ケースから真っ直ぐに引き出された前記巻尺本体を短辺方向に略2分する平面上かつこの巻尺本体の目盛面側に属する線に沿うように線状に光を照射し得る請求項3に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003322801A JP2005091064A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 照明装置付き巻尺 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003322801A JP2005091064A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 照明装置付き巻尺 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005091064A true JP2005091064A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34454053
Family Applications (1)
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JP2003322801A Pending JP2005091064A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 照明装置付き巻尺 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005091064A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7065895B2 (en) * | 2004-08-30 | 2006-06-27 | Paul Hoopengarner | Illuminated tape measure |
JP2007033260A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Kds Corp | 巻尺 |
KR101419899B1 (ko) * | 2012-12-18 | 2014-07-15 | 이동호 | 줄자타입 랜턴 |
-
2003
- 2003-09-16 JP JP2003322801A patent/JP2005091064A/ja active Pending
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