JP2005090706A - 免震構造体及び免震構造体製造方法 - Google Patents

免震構造体及び免震構造体製造方法 Download PDF

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【課題】 コスト上昇を招かず、免震特性に方向性がなく、しかも設置場所の制限も少ない免震構造体を得る。
【解決手段】 円筒状の積層ゴム本体110に一体的に取り付けられるフランジ板118は正方形状とされ、角部132の近傍にボルト孔120が形成される。フランジ板118は円形のものと比較して小型化でき、設置場所の制限が少なくなる。積層ゴム本体110とフランジ板118とがあらかじめ一体化されており、工場などにおいてあらたな工程で組み付ける必要がないので低コストで生産できる。積層ゴム本体110の水平断面が円形とされているので、その変形に方向性が生じない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、免震構造体及び免震構造体製造方法に関する。
支持部材に対し、ビルなどの構造物(被支持部材)を免震して支持する免震構造体が知られている。このような免震構造体では、ゴムと金属板とを積層した積層ゴム本体を有しており、この積層ゴム本体が、積層方向両端のフランジ板によって支持部材及び被支持部材に取り付けられる。
積層ゴム体には、積層ゴム本体とフランジ板とが別体とされ、これらを工場などで組み付けるものがあるが、この構成では、組み立てコストが発生し、しかも、複雑な品質管理を行う必要がある。
また、積層ゴム体には、積層ゴム本体を水平断面が略四角形(正方形)の形状としたものがあるが、積層ゴム本体の変形に方向性がでるため、方向が予め特定できない震動(たとえば地震など)には不向きとなる。
これに対し、非特許文献1には、積層ゴム本体を円柱状とし、さらにフランジ板も円形として、これらを一体化した積層ゴム体(免震支承)が示されている。積層ゴム本体の変形に方向性が出ないため、地震などの震動の方向があらかじめ特定できない震動にたいしても、十分な免震効果を発揮できる。しかも、積層ゴム本体とフランジ板とは一体化されており、工場などにおいて新たな工程で組み立てる必要がないので、低コストで生産でき、しかも、複雑な品質管理を行う必要もない。
しかしながら、非特許文献1の構成では、支持部材や被支持部材に取り付けるために、フランジ板の外径を大きくし、積層ゴム本体から出っ張った部分を広く確保する必要がある。したがって、設置場所の広さが限られている場合(たとえば積層ゴム体を後付けする場合や、建物の中間階に取り付ける場合など)では、設置が困難な場合が多かった。
鹿島 都市防災研究会 編著、「都市・建築防災シリーズ4 制震・免震技術」、鹿島出版会、1996年10月5日、p.108−109
本発明は上記事実を考慮し、コスト上昇を招かず、免震特性に方向性がなく、しかも設置場所の制限も少ない免震構造体と、この免震構造体を製造する免震構造体製造方法を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、支持部材と被支持部材との間に配置される免震構造体であって、金属板とゴムとを交互に積層し、全体として円柱状又は円筒状に形成された積層ゴム本体と、前記積層ゴム本体の積層方向両端面に一体的に取り付けられ、積層ゴム体よりも径方向外側に張り出す略多角形状のフランジ板と、を有することを特徴とする。
なお、ここでいう「支持部材」とは、被支持部材を直接的に、あるいは本発明の免震構造体や支承などを介して構造物を支持するものであればよく、例えば、一般的な建築物の基礎、土台、地盤等を含む。また、「被支持部材」としては、オフィスビル、病院、集合住宅、美術館、公会堂、学校、庁舎、神社仏閣等を挙げることができ、これらの新築工事若しくは免震改修工事等に、本発明の免震構造体が用いられる。
本発明の免震構造体では、積層ゴム本体が円柱状又は円筒状に形成されているのに対し、フランジ板は略多角形状とされているため、フランジ板の角部と角部の中間部が、円形のフランジ板と比較して、積層ゴム本体に接近する。このため、フランジ板を円形とした場合のような、大きな外径は不要となる。フランジ板が実質的に小型になり、免震構造体としてもコンパクトにできるので、設置場所の制限が少なくなる。
また、積層ゴム本体は円柱状又は円筒状に形成されているので、変形の方向性がない。しかも、フランジ板は積層ゴム本体に対し一体的に取り付けられているので、工場などでの追加工程による取り付けや、複雑な品質管理が不要となり、低コストで生産できる。
なお、上記の「略多角形状」とは、正多角形が含まれるのはもちろんであるが、さらに、各辺の長さが異なる多角形や、特定の辺がわずかに湾曲しているような形状も含まれる。特に請求項2に記載のように、フランジ板を略正方形状とすると、支持部材又は被支持部位への取り付けの確実性と、フランジ板の小型化とを高い次元で両立できる。
支持部材及び被支持部材への取り付けについては、請求項3に記載のように、フランジ板の角部の近傍に取付用のボルト孔を形成しておくと、支持部材及び被支持部部材への取り付けを容易に行うことができる。また、免震構造体にフランジ板を離間させる方向の引張力が作用した場合に、フランジ板を湾曲させることで、積層ゴム本体の伸びを少なくすることが可能になる。特に、請求項4に記載のように、ボルト孔をそれぞれの角部において、積層ゴム本体の中心線と角部とを結ぶ線に対して対称に設けると、積層ゴム体をより確実に支持部材及び被支持部材に取り付けることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記積層ゴム本体を貫通し、せん断力を受けて塑性変形する塑性変形部材、を有することを特徴とする。
免震構造体に作用したせん断力によって塑性変形部材が塑性変形するので、より確実にエネルギー吸収できる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の免震構造体を製造する免震構造体製造方法であって、前記積層ゴム本体の積層方向両端面に略多角形状の前記フランジ板を取り付けて加硫一体化することを特徴とする。
したがって、積層ゴム本体の積層方向両端面に略多角形状のフランジ板を取り付けることで、本発明の免震構造体を製造できる。既存の製造設備を利用して、低コストで免震構造体を製造することが可能となる。
本発明は上記構成としたので、コスト上昇を招かず、免震特性に方向性がなく、しかも設置場所の広さが制限されている場合でも対応しやすくなる。
図1には、本発明の一実施形態の免震構造体102が示されている。また、図2には、この免震構造体102が適用された建築物104が示されている。免震構造体102は、支持部材の一例である建物基礎106と、被支持部材の一例である建築物104の底部108(あるいはPC板)との間に配置されている。
図1(B)から分かるように、免震構造体102は、複数の内部鋼鈑112とゴム板114とを鉛直方向に交互に積層して構成された積層ゴム本体110を有している。内部鋼鈑112とゴム板114とは加硫接着により(あるいは接着剤により)強固に張り合わされており、これらが不用意に分離したり位置ズレしたりしないようになっている。そして、積層ゴム本体110が水平方向のせん断力を受けると、弾性的にせん断変形する。
したがって、建築物104が地震等によって建物基礎106に対し水平方向に相対移動(振動)すると、免震構造体102が全体として弾性的にせん断変形し、この振動のエネルギーを吸収する。ここで、上記のように、内部鋼鈑112とゴム板114とを交互に積層したことで、積層方向に荷重が作用しても、積層ゴム本体110の圧縮(すなわちゴム板114の圧縮)が抑制されている。したがって、ゴム板114を十分にせん断変形させてエネルギーを吸収すると共に、復元力を発揮することが可能になっている。
積層ゴム本体110はさらに、内部鋼鈑112とゴム板114の外側端面を周囲から被覆する被覆材116を有している。被覆材116によって内部鋼鈑112及びゴム板114に外部から雨や光が作用しなくなり、酸素やオゾン、紫外線などによる劣化が防止される。また、被覆材116は、厚さが一定とされており、その強度にばらつきがでないようにされている。なお、被覆材116はゴム板114と同一の材料によって形成することができる。この場合、ゴム板114と被覆材116とを別体で形成しておき、後工程で加硫接着等によって一体化させることが可能である。あるいは、被覆材116とゴム板114とを接着剤等で接着してもよい。
積層ゴム本体110の積層方向両端(上端及び下端)には、正方形状のフランジ板118が固定されている。フランジ板118のそれそれの辺の長さは、積層ゴム本体110の径よりも大きくされており、その中心Cが、積層ゴム本体110の中心と一致するように、積層ゴム本体110に取り付けられている。したがって、それぞれのフランジ板118の角部132の近傍が、平面視にて積層ゴム本体110よりも側方へ大きく張り出している。
角部132の近傍(積層ゴム本体110よりも張り出した部分)には、1または複数のボルト孔120が形成されている。本実施形態では、ボルト孔120の数を1つの角部132あたり3つとし、1つのボルト孔120Cが、中心Cと角部132とを結ぶ線分L1上に形成され、残り2つのボルト孔120Sが、線分L1に対し対称な位置に形成されている。建築物104の底部108及び建物基礎106には袋ナット(図示省略)が埋め込まれるとともに、ボルト122が突設されている。これらのボルト孔120にボルト122を挿通し、免震構造体102を建物基礎106及び底部108に取り付けることができる。
積層ゴム本体110の中央には、これを貫通するようにプラグ124が配設されている(なお、図面ではプラグ124を1本のみ示しているが、プラグ124は2本以上であってもよい)。プラグ124は、せん断力を受けて組成変形する材料(たとえば金属、好ましくは鉛)によって棒状に形成されている。積層ゴム本体110がせん断変形すると、プラグ124もせん断変形し、エネルギーを吸収する。
フランジ板118の中央の孔118Hには、円盤状のキャップ134が溶接されており、プラグ124の端面を覆っている。
このような構造とされた本実施形態の免震構造体102を既設の建築物104に適用する場合には、まず、地盤の一部(免震構造体102を配設する場所)を掘削して、配設用の免震ピット128を形成し、建物基礎106を設ける。そして、建築物104のこの免震ピット128に設けた建物基礎106と、建築物104の底部108との間に免震構造体102を設置し、ボルト122をボルト孔120に挿通して、免震構造体102を建物基礎106及び底部108に取り付ける。ここで、本実施形態の免震構造体102では、水平断面が円形の積層ゴム本体110に対し、同じく水平断面が正方形のフランジ板118と取り付けてることでフランジ板118の角部132の近傍にボルト孔120を形成することができ、たとえばフランジ板が円形のものと比較して、フランジ板118を小型化できる。免震構造体102自体も、積層ゴム本体110のサイズは不変のまま小型化することができるので、設置場所の制限が少なくなる(たとえば、既設の建築物104に適用する場合や、中間階を免震化する場合にも従来は適用不能であったものが、本実施形態では適用可能となる)。
また、自ずと建物基礎106もコンパクトにすることが可能となり、より小さな免震ピット128であっても配設でき、作業性に優れる。たとえば、建築物104の側方において、建築物104と免震ピット128との間に生じるクリアランスDを小さくできる。なお、本実施形態では、建築物104に、このクリアランスDを閉塞する蓋板130を取り付けている。蓋板130は、建築物104が水平方向に最も相対移動した場合でもクリアランスDを閉塞することができる程度に、地盤と重なっていることが好ましい。
また、本実施形態の免震構造体102は、積層ゴム本体110とフランジ板118とがあらかじめ一体化されているので、これらを工場などで組み付ける工程や、複雑な品質管理が不要となり、低コストで生産できる。
このようにして免震構造体102が適用された建築物104が、地震等によって、建物基礎106に対し水平方向に相対移動(振動)すると、積層ゴム本体110がせん断変形(弾性変形)して、この振動のエネルギーの一部を吸収すると共に、復元力を発揮する。また、プラグ124がせん断変形(塑性変形)して、振動のエネルギーを吸収する。
ここで、本実施形態では、積層ゴム本体110の水平断面が円形とされているので、変形に方向性が生じない。したがって、どのような方向の振動であっても、積層ゴム本体110は確実に弾性変形して、このエネルギーを吸収できる。
特に、本実施形態では、一例としてフランジ板118を正方形状とし、さらに、フランジ板118の4つの角部132の近傍においてそれぞれ3つのボルト孔120で建築物104及び建物基礎106に取り付けているので、免震構造体102に上下方向の引張力が作用した場合に、この引張力をフランジ板118の四隅(角部132の近傍)に集中作用させ、積層ゴム本体110には作用させにくくすることができる。すなわち、引張力によってフランジ板118は四隅が凸状又は凹状に湾曲しやすくなるが、このようにフランジ板118が湾曲しやすくなる分、積層ゴム本体110のゴム板114は伸びにくくなるので、大地震などの際にゴム板114の当初の弾性を十分に発揮させることができる。
図3には、本発明の第2実施形態の免震構造体142が示されている。この免震構造体142では、第1実施形態の免震構造体102と比較して、フランジ板144の形状が異なっている。すなわち、第2実施形態に係るフランジ板144では、略正方形状とされているが、角部132に相当する箇所の近傍が、中心Cから一定の半径Rを有する円弧状に形成されている(したがって、第2実施形態では、角部132自体はないが、第1実施形態と同様の角部132の近傍は存在している)。また、1つの角部132近傍での3つのボルト孔120は、1つが線分L1上に、2つが線分L1に対し対称とされているが、さらに、すべてのボルト孔120が、中心Cから一定の半径rの円上に形成されている。
なお、図3では、内部にプラグ124が配設されていない積層ゴム本体110を挙げているが、第1実施形態と同様に、プラグ124が配設されていてもよい。
このような構成とされた第2実施形態の免震構造体142を製造するには、図3(A)に示すように、従来と同様にフランジ板を円形に形成し(円形のフランジ板を符号144Rで示す)、積層ゴム本体110に接着したのち、円形のフランジ板144Rを部分的に切断する(図3(A)に網点(微小なドット)を付した略三日月状の4箇所の部分を取り除く)。これにより、第2実施形態の免震構造体142の製造に、従来の免震構造体(フランジ板が円形のもの)の製造設備を適用して製造できる。また、あらかじめ三日月状の部分(あるいは角部132の近傍部分)を除去して所望の形状としたフランジ板144を積層ゴム本体110に積層して加硫し一体成形して製造することもできる。
第2実施形態の免震構造体142では、第1実施形態の免震構造体102と同様の作用を奏するが、さらに、この免震構造体142では、図3(A)から分かるように、円形のフランジ板118Rと比較して、網点を付した部分が無く、さらに、第1実施形態と比較して、角部132の近傍部分も、その一部が無いため、フランジ板144の剛性が低くなっている。免震構造体142に引張力が作用した場合にフランジ板144をより大きく湾曲させることができ、積層ゴム本体110の伸びを少なくすることができる。
図4(A)及び(B)には、本発明の第3実施形態の免震構造体152が示されているこの第3実施形態の免震構造体152では、第2実施形態の免震構造体142と略同一構成とされているが、ボルト孔120の位置が異なっている。すなわち、1つの角部132の近傍において、1つのボルト孔120を線分L1上に、2つのボルト孔120Sを線分L1に対し対称に配置している点は第2実施形態と同様であるが、さらに、これら3つのボルト孔120を、線分L1に直交する直線L2上に配置している。これにより、2つのボルト孔120Sは、図3と比較して、中心Cから遠い位置に形成されていることになる。
したがって、図4に示す第2実施形態の変形例では、免震構造体142に作用した引張力でフランジ板144が湾曲しようとして、ボルト孔120のそれぞれに一定のモーメントが作用した場合に、ボルト孔120Sに作用する力を、ボルト孔120Cに作用する力よりも小さくできる(ボルト孔120Sはボルト孔120Cよりも中心Cからの距離が長い分、同一のモーメントに対して、力は小さくなる)ので、好ましい。もちろん、かかる観点からは、3つのボルト孔120が一直線上に形成されている必要はなく、要するに、ボルト孔120Sがボルト孔120Cよりも中心Cから遠い位置に形成されていればよい。
以上の説明からわかるように、図3及び図4に示す構成では、免震構造体142、152に対して建物基礎106を小さくでき、全体として小型化を図ることが可能である。しかしながら、免震構造体の具体的な配設は、これらに限定されず、たとえば、図5に示すようにしてもよい。
図5には、本発明において、免震構造体を配設するときの具体的な配設方向が、建物基礎106内の配筋136との関係において示されている。すなわち、建物基礎106内には、一般に、平面視にて格子状に配筋136が配置されている。この配筋136の方向に対し、それぞれの角部132近傍でのボルト孔120の配列方向が一致するように、免震構造体142に向きが決められている(実質的に、図3に示した構成に対し、免震構造体142が45度回転している)。このように免震構造体142を配置することで、図3や図4に示したものと比較して、免震構造体142に対し建物基礎106が大型になることがあるが、免震構造体142の位置がわずかにずれた場合の、ボルト122と配筋136との接触や干渉を防止することができる。
したがって、設置のコンパクト性を高めるためには、図3及び図4に示す配設方向が好ましく、配筋136との接触や干渉を防止するためには、図5に示す配設方向が好ましい。
なお、図5では、第2実施形態の免震構造体142を例に挙げているが、第3実施形態の免震構造体152であってもよい。
なお、上記説明では、既設の建築物104に免震構造体を適用した例を挙げたが、これに限らず、たとえば建築物の新築時に本発明の免震構造体を適用することも、もちろん可能である。
また、免震構造体142と、建築物104の底部108や建物基礎106との間に、図示しないベースプレートを介在させてもよい。
本発明の第1実施形態の免震構造体を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のI−I線断面図である。 本発明の第1実施形態の免震構造体が適用された建築物を概略的に示す正面図である。 本発明の第2実施形態の免震構造体を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のIII−III線断面図である。本発明の第1実施形態の弾性すべり支承を示す部分的に拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態の免震構造体を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のIV−IV線断面図である。 本発明の免震構造体の、図3とは異なる適用例を示す平面図である。
符号の説明
102 免震構造体
104 建築物
106 建物基礎
108 底部
110 積層ゴム本体
112 内部鋼鈑
114 ゴム板
116 被覆材
118 フランジ板
120 ボルト孔
120C ボルト孔
120S ボルト孔
122 ボルト
124 プラグ
128 免震ピット
130 蓋板
132 角部
142 免震構造体
144 フランジ板
C 中心

Claims (6)

  1. 支持部材と被支持部材との間に配置される免震構造体であって、
    金属板とゴムとを交互に積層し、全体として円柱状又は円筒状に形成された積層ゴム本体と、
    前記積層ゴム本体の積層方向両端面に一体的に取り付けられ、積層ゴム体よりも径方向外側に張り出す略多角形状のフランジ板と、
    を有することを特徴とする免震構造体。
  2. 前記フランジ板が略正方形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の免震構造体。
  3. 前記フランジ板の角部の近傍に、支持部材又は被支持部材への取付用のボルト孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の免震構造体。
  4. 前記ボルト孔が、前記積層ゴム本体の中心線と前記角部とを結ぶ線に対して対称に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の免震構造体。
  5. 前記積層ゴム本体を貫通し、せん断力を受けて塑性変形する塑性変形部材、を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の免震構造体。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の免震構造体を製造する免震構造体製造方法であって、
    前記積層ゴム本体の積層方向両端面に略多角形状の前記フランジ板を取り付けて加硫一体化することを特徴とする免震構造体製造方法。
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JP2011185308A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Bridgestone Corp 防振構造体
JP2013204364A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Fujita Corp 免震装置を鉄筋コンクリート造構造物に接合するための接合構造

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