JP2005088820A - Electric power steering device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動機を動力源とする電動パワーステアリング装置に関し、特に、ウォームシャフト及びウォームホイールを用いた電動パワーステアリング装置の改良に関する。 The present invention relates to an electric power steering apparatus using an electric motor as a power source, and more particularly to an improvement of an electric power steering apparatus using a worm shaft and a worm wheel.
操舵アシストトルクを付与するパワーステアリング装置として、電動機を動力源とする電動パワーステアリング装置は、油圧ポンプを動力源とするものに比して、操舵アシスト時にのみ作動すれば良いのでエネルギーロスが少なくて済み、かつ、電子制御が容易で応答性に優れている等の利点を有しており、特に小型車に好適に用いられる。電動機の出力をステアリングシャフトへ減速して伝達する減速機構として、典型的には、電動機により回転駆動されるウォームシャフトと、ステアリングシャフトに設けられたウォームホイールと、が用いられる。ウォームシャフトの両端はボールベアリング等の軸受体により回転可能に支持される。 As a power steering device that applies steering assist torque, an electric power steering device that uses an electric motor as a power source has less energy loss because it only needs to be operated at the time of steering assist, compared to a device that uses a hydraulic pump as a power source. In addition, it has advantages such as easy electronic control and excellent responsiveness, and is particularly suitable for small cars. A worm shaft that is rotationally driven by an electric motor and a worm wheel provided on the steering shaft are typically used as a speed reduction mechanism that transmits the output of the electric motor to the steering shaft at a reduced speed. Both ends of the worm shaft are rotatably supported by a bearing body such as a ball bearing.
特許文献1や特許文献2には、ウォーム歯面間のバックラッシを低減・解消するように、ウォームシャフトを軸方向及び径方向に変位可能とし、ウォームシャフトに軸方向の予圧を与えるとともに、ウォームシャフトにウォームホイールへ向かう径方向の予圧を与える技術が開示されている。例えば特許文献1では、弾性体としてのコイルばねにより軸方向の予圧を与え、かつ、板ばね等により径方向の予圧を付与している。特許文献2では、軸方向の予圧を与えるコイルばねと軸受体との間にカム機構を設け、このカム機構により、コイルばねの軸方向の付勢力の一部を、ウォームホイール側への径方向の予圧へ変換している。
上記の特許文献1や特許文献2では、ウォームシャフトへ径方向の予圧を与えるために、板ばねやカム機構等を用いており、その分、部品点数の増加,装置の大型化,及びコストの増加等を招き、更なる改良が望まれていた。本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ウォームシャフトに軸方向及び径方向の予圧を与えてバックラッシや軸受体のがたつきを有効に低減・回避し得る電動パワーステアリング装置であって、部品点数の削減,小型化及び低コスト化等を図ることを主たる目的としてる。
In Patent Document 1 and
ステアリングシャフトに設けられ、軸周りに回転可能なウォームホイールと、このウォームホイールに噛み合うウォームを有し、電動機により回転駆動されるウォームシャフトと、このウォームシャフトの軸方向一端に取り付けられる軸受体と、上記ウォームシャフトの軸方向に圧縮された状態で、上記軸受体とハウジングとの間に介装されるコイルばね等の弾性体と、を有する。この弾性体は、ウォームホイールから遠い側の端部がウォームホイール寄りの端部に比してウォームホイールへ向かう径方向にオフセットした傾斜姿勢で組み付けられている。 A worm wheel provided on the steering shaft and rotatable around an axis; a worm shaft having a worm meshing with the worm wheel and driven to rotate by an electric motor; and a bearing body attached to one axial end of the worm shaft; And an elastic body such as a coil spring interposed between the bearing body and the housing in a state compressed in the axial direction of the worm shaft. This elastic body is assembled in an inclined posture in which an end portion far from the worm wheel is offset in a radial direction toward the worm wheel as compared with an end portion close to the worm wheel.
弾性体が軸方向に圧縮された状態で組み付けられているため、軸受体及びウォームシャフトに対し、弾性体からウォームシャフトの軸方向に沿う予圧が付与されることに加え、弾性体が傾斜した姿勢で組み付けられているため、弾性体の自己復元力により、軸受体及びウォームシャフトに対し、ウォームホイールへ向かう径方向の予圧が与えられる。このように、軸受体及びウォームシャフトに対して軸方向及び径方向の双方の予圧を与えることができるため、歯面間のバックラッシ及び軸受体のがたつきを有効に低減・解消することができる。そして、実質的に弾性体のみにより軸方向及び径方向の双方に予圧を与えることができ、径方向の予圧を与えるための板ばねやカム機構等を敢えて必要としないので、部品点数の削減化,小型化及び低コスト化等の多大な効果を得ることができる。 Since the elastic body is assembled while being compressed in the axial direction, a preload along the axial direction of the worm shaft is applied from the elastic body to the bearing body and the worm shaft, and the posture in which the elastic body is inclined. Therefore, a preload in the radial direction toward the worm wheel is given to the bearing body and the worm shaft by the self-restoring force of the elastic body. Thus, since both axial and radial preload can be applied to the bearing body and the worm shaft, backlash between tooth surfaces and rattling of the bearing body can be effectively reduced or eliminated. . In addition, it is possible to apply preload in both the axial direction and the radial direction substantially only by the elastic body, and since there is no need for a leaf spring or a cam mechanism for applying the radial preload, the number of parts can be reduced. , Great effects such as downsizing and cost reduction can be obtained.
好ましくは、上記軸受体と弾性体との間に介装されるホルダを有し、このホルダは、軸受体に嵌合する部分と弾性体に嵌合する部分とが互いに偏心した非回転体形状をなしている。このホルダにより弾性体を傾斜姿勢とすることが可能であり、ハウジング等の形状を敢えて変更する必要がなく、既存のパワーステアリング装置にも容易に適用できる。 Preferably, the holder has a holder interposed between the bearing body and the elastic body, and the holder has a non-rotating body shape in which a portion fitted to the bearing body and a portion fitted to the elastic body are eccentric from each other. I am doing. With this holder, the elastic body can be inclined, and it is not necessary to change the shape of the housing or the like, and it can be easily applied to an existing power steering apparatus.
図1は、後述する実施例が適用される電動パワーステアリング装置の概略構成を示す断面図である。この電動パワーステアリング装置は、軸周りに回転可能なウォームホイール12と、このウォームホイール12に噛み合うウォーム13を外周に有し、電動機としてのモータ2により回転駆動されるウォームシャフト6と、このウォームシャフト6の両端を回転可能に支持する一対の軸受体7,8と、を有している。
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a schematic configuration of an electric power steering apparatus to which an embodiment described later is applied. This electric power steering apparatus has a
ウォームホイール12は、車両のステアリングシャフトに設けられ、このステアリングシャフトとともに軸周りに回転する。図示していないが、ステアリングシャフトは、ステアリングホイールとともに回転し、かつ、周知のラック及びピニオンを介して一対の操舵輪に連携されている。
The
モータ2は、周知のトルクセンサにより検出される操舵入力トルク等に基づいて駆動制御され、所定の操舵アシストトルクを発生するもので、ウォームシャフト6やウォームホイール12等を収容・保持するハウジング1に固定されている。このモータ2の出力軸2aとウォームシャフト6とは、撓み継手3〜5を介して同軸上に連結されている。撓み継手3〜5は、出力軸2aに固定された第1フランジ3と、ウォームシャフト6に固定された第2フランジ4と、両フランジ3,4の嵌合部分の隙間に充填されるゴム等の弾性体5と、を有し、両軸2a,6の若干の軸ずれ・傾きを許容しつつ、両者2a,6の回転を伝達することができる。
The
モータ2寄りの第1軸受体7は、周知の自在軸受のように、ウォームシャフト6の傾斜を許容しつつウォームシャフト6を回転可能に支持しており、その外輪側がハウジング1に嵌合している。そして、モータ2から遠い先端側の第2軸受体8と、ハウジング1の一部である蓋部11との間には、弾性体としてのコイルばね(圧縮コイルスプリング)9が圧縮状態で介装されている。蓋部11は、ここではハウジング1に固定されているが、ハウジング11と一体的に形成しても良い。
The first bearing body 7 near the
第2軸受体8やウォームシャフト6の外周とハウジング1の内周との間には所定の隙間21が確保されている。また、上述した撓み継手3〜5により出力軸2aに対するウォームシャフト6の若干の撓みが許容されている。従って、第2軸受体8及びウォームシャフト6は、自在軸受である第1軸受体7を支点として、ウォームホイール12に接近・離間する方向(径方向)、つまり出力軸2aに対して傾斜する方向に揺動可能で、かつ、ウォームシャフト6の軸方向にも若干の移動可能である。
A
図2にも示すように、第2軸受体8は、転動体8aを挟み込む内輪8b及び外輪8cを有しており、好ましくはスラスト荷重に耐え得るスラストベアリングが用いられる。内輪8bはウォームシャフト6の先端に固定されている。外輪8cとコイルばね9との間にはホルダ14(又は14A)が介装されている。このホルダ14には、コイルばね9の一方の第1軸方向端部9aを保持する第1段差部15が形成されている。この第1段差部15には、コイルばね9の軸方向端面に圧接する第1底面16と、コイルばね9の内周面に実質的に隙間なく嵌合する第1円筒面17と、が形成されている。ハウジング1の一部をなす蓋部11には、コイルばね9の他方の第2軸方向端部9bを保持する第2段差部18が形成されている。この第2段差部18には、コイルばね9の軸方向端面に圧接する第2底面19と、コイルばね9の内周面に実質的に隙間なく嵌合する第2円筒面20と、が形成されている。
As shown in FIG. 2, the second bearing
両底面16,19間でコイルばね9が基準軸線L0に沿う軸方向に圧縮された状態で介装されており、かつ、両円筒面17,20によりコイルばね9の径方向(軸方向以外の方向)の移動が拘束・禁止されている。すなわち、段差部15,18によりコイルばね9の両端が固定的に保持されている。なお、円筒面17,20は、コイルばね9の内方へ向かって先細りする円錐状に形成されている。上記の基準軸線L0は、モータ出力軸2aの軸線と一致しており、かつ、ハウジング1に組み付けられた初期状態でのウォームシャフト6及び第1,第2軸受体7,8の軸線とほぼ一致している。
The
そして、コイルばね9は、ウォームホイール12から遠い第2軸方向端部9bがウォームホイール12寄りの第1軸方向端部9aに比してウォームホイール12へ向かう径方向(図2の上方向)へ所定量ΔDだけオフセットした傾斜姿勢で組み付けられている。言い換えると、基準軸線L0に対し、組付・圧縮状態での偏心円筒形をなすコイルばね9の軸線L1が、軸方向でウォームホイールへ近づくほど径方向でウォームホイールから遠ざかるように傾斜している。つまり、ウウォームホイール12とのかみ合い部分へ向かう径方向(図2の上方向)の予圧が作用するように、コイルばね9を軸直交方向に偏倚させた状態で組み付けている。但し、コイルばね9の圧縮方向(圧縮力が作用する方向)は基準軸線L0と一致している。
The
このようにコイルばね9が軸方向に圧縮された状態で組み付けられているため、ホルダ14を含む第2軸受体8及びウォームシャフト6に対して軸方向の予圧が付与されることに加え、コイルばね9が基準軸線L0に対して傾斜姿勢で組み付けられているため、コイルばね9の自己復元力により、ホルダ14を含む第2軸受体8及びウォームシャフト6に対し、ウォームホイール12のかみ合い部分へ向かう径方向の予圧が与えられる。つまり、軸方向予圧を付与するためのコイルばね9を利用して、径方向予圧を付与することができる。従って、ウォーム6aとウォームホイール12との歯面間のバックラッシを有効に軽減・解消することができ、かつ、軸受体7,8に適切な予圧を与え、軸受隙間等による音振の発生を抑制・回避することができる。そして、径方向予圧を与えるための板ばねやカム機構等を敢えて必要としないので、部品点数の削減化,小型化,省スペース化及び低コスト化等の多大な効果を得ることができる。
Since the
製造誤差等によりウォームホイールの中心がその回転中心とずれる場合がある。この場合、ウォームホイールの回転中心からウォームホイールの外周面までの距離(半径)が周方向位置によって異なり、特に、半径が最も大きい最大半径時にはウォームシャフトとの噛み合いが強くなり、半径が最も小さい最小半径時にはウォームシャフトとの噛み合いが小さくなってしまう。そこで、好ましくはコイルばねの偏倚量ΔDを、ウォームホイール12の最大半径と最小半径との差よりも大きく設定する。これにより、ウォームホイールの製造誤差等にかかわらず、最小半径の状況でも、ウォームシャフトをウォームホイール側へ過不足なく付勢して、バックラッシを回避しつつ十分な噛み合い高さを確保することができる。
The center of the worm wheel may deviate from the center of rotation due to manufacturing errors or the like. In this case, the distance (radius) from the rotation center of the worm wheel to the outer peripheral surface of the worm wheel varies depending on the circumferential position, and in particular, at the maximum radius with the largest radius, the engagement with the worm shaft becomes stronger and the smallest with the smallest radius At the radius, the engagement with the worm shaft is reduced. Therefore, the bias amount ΔD of the coil spring is preferably set larger than the difference between the maximum radius and the minimum radius of the
ホルダ14の外周面に所定の隙間を隔てて対向するリング状の緩衝材10を設けている。緩衝材10は、ホルダ14との衝突時の音振の発生を抑制・回避するように、ゴムや樹脂等の適宜な緩衝材料により形成されており、かつ、後述する第3実施例を除いて、ハウジング1と蓋部11との間に固定されている。この緩衝材10により、ホルダ14を含む第2軸受体8の径方向への揺動・変位を許容しつつ、第2軸受体8の径方向の変位量を規制し、かつ、ホルダ14との衝突時の音振の発生を十分に低減・回避することができる。
A ring-shaped
以下、個々の実施例の特徴的な構成及び作用効果について詳述する。 Hereinafter, characteristic configurations and operational effects of the individual embodiments will be described in detail.
図2に示す第1実施例では、基準軸線L0に対し、蓋部11を完全な回転体形状とし、この蓋部11の軸線L2を、ウォームホイール12側へ所定量ΔDだけオフセットさせている。つまり、ハウジング1における蓋組付部位の軸線L2を、基準軸線L0に対して偏心させている。この場合、ホルダ14や蓋部11を完全な回転体形状とすることができ、その製造が容易である。反面、ハウジング1の蓋組付部位の軸線L2がをウォームシャフト収容部位の基準軸線L0に対して偏心することとなり、ハウジング1の製造が比較的困難となる。
In the first embodiment shown in FIG. 2, the
図3に示す第2実施例では、蓋部11Aを非回転体形状とし、この蓋部11Aの外周面の軸線を基準軸線L0に一致させつつ、蓋部11の第2円筒面20Aの軸線L3を、基準軸線L0に対してウォームホイール12側へ所定量ΔDだけ偏心させている。この場合、ホルダ14を完全な回転体形状にできるとともに、ハウジング1を一つの基準軸線L0に沿って形成できる。反面、蓋部11が非回転体形状となり、蓋部11をハウジング1に組み付ける際に周方向の位置決めを行う必要がある。
In the second embodiment shown in FIG. 3, the
図4に示す第3実施例では、緩衝材10Aを蓋部11の内周面に固定している。この場合、緩衝材10Aのないものと同様、蓋部11をハウジング1に直接的に固定することができるとともに、蓋部11の形状変更が少なくて済み、コスト的にも有利である。
In the third embodiment shown in FIG. 4, the cushioning
図5及び図6に示す第4実施例では、ホルダ14Aを非回転体形状とし、第2軸受体8に嵌合するホルダ14Aの内周面22の軸線を基準軸線L0に一致させつつ、コイルばね9に嵌合するホルダ14Aの第1円筒面17Aの軸線L4を、基準軸線L0に対してウォームホイール12から遠ざかる方向に所定量ΔDだけ偏心させている。この場合、ホルダ14Aによりコイルばね9を偏心・傾斜させることができるため、ハウジング1や蓋部11を偏心させる必要がなく、ハウジング1及び蓋部11を一つの基準軸線L0に沿って形成・組み付けることができる。このため、既存のパワーステアリング装置にも容易に適用可能である。また、ホルダ14Aの変更・交換によりコイルばね9の偏心量ΔDを容易に変更・調整することができる。
In the fourth embodiment shown in FIGS. 5 and 6, the
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形・変更を含むものである。例えば、上記実施例では一方の第2軸受体にのみ本発明に係るコイルばねを適用しているが、ウォームシャフトの両端に設けられる一対の軸受体の双方に、本発明に係るコイルばねを適用することもできる。 As described above, the present invention has been described based on the specific embodiments. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and includes various modifications and changes without departing from the spirit of the present invention. . For example, in the above embodiment, the coil spring according to the present invention is applied only to one second bearing body, but the coil spring according to the present invention is applied to both of a pair of bearing bodies provided at both ends of the worm shaft. You can also
また、図1に示すようにホルダを省略し、軸受体8にコイルばね9を受ける段差部を形成しても良い。この場合、ホルダが省略される分、部品点数が削減され、かつ、コイルばねの全長を最大限に利用することができる。更に、コイルばねに代えてゴムを用いても良い。
Further, as shown in FIG. 1, the holder may be omitted, and a stepped portion for receiving the
以上の説明より把握し得る上記請求項以外の技術的思想について列記する。 Technical ideas other than the above claims that can be understood from the above description are listed.
(1)上記コイルばねの偏心量を、ウォームホイールの最大半径と最小半径との差よりも大きく設定する。この場合、ウォームホイールの製造誤差によりウォームホイールの半径にバラツキが生じた場合であっても、ウォームホイールの最小半径部分とウォームシャフトが噛み合う部分においても、ウォームシャフトをウォームホイール側へ押しつけてバックラッシを抑制しつつ十分な噛み合い高さを確保することができる。 (1) The amount of eccentricity of the coil spring is set larger than the difference between the maximum radius and the minimum radius of the worm wheel. In this case, even if the worm wheel radius varies due to manufacturing errors of the worm wheel, the worm shaft is pushed toward the worm wheel side even at the portion where the worm wheel is engaged with the minimum radius portion to reduce backlash. Sufficient meshing height can be ensured while suppressing.
(2)上記軸受体とコイルばねとの間に介装されるホルダを有し、このホルダに、コイルばねの一方の軸方向端部を保持する段差部が形成される。この場合、軸受体にコイルばねを保持する段差部を形成する必要がなく、既存の軸受体を利用することができ、コスト的に有利である。 (2) A holder interposed between the bearing body and the coil spring is provided, and a step portion for holding one axial end of the coil spring is formed in the holder. In this case, there is no need to form a stepped portion for holding the coil spring in the bearing body, and an existing bearing body can be used, which is advantageous in terms of cost.
(3)上記軸受体に、上記コイルばねの一方の軸方向端部を保持する段差部を形成する。この場合、上述したようなホルダを省略でき、かつ、コイルばねの全長を最大限に利用することができる。 (3) A step portion for holding one axial end of the coil spring is formed in the bearing body. In this case, the holder as described above can be omitted, and the entire length of the coil spring can be utilized to the maximum.
(4)上記軸受体又はホルダの外周面に所定の隙間を隔てて対向するリング状の緩衝材を有する。この緩衝材により、軸受体の径方向の変位量を規制し、かつ、軸受体(ホルダ)との衝突時の音振の発生を十分に低減・回避することができる。 (4) It has a ring-shaped cushioning material facing the outer peripheral surface of the bearing body or holder with a predetermined gap. With this cushioning material, the amount of displacement in the radial direction of the bearing body can be regulated, and the generation of sound vibration at the time of collision with the bearing body (holder) can be sufficiently reduced and avoided.
1…ハウジング
2…モータ(電動機)
6…ウォームシャフト
8…第2軸受体
9…コイルばね
10…緩衝材
11…蓋部(ハウジング)
12…ウォームホイール
14…ホルダ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ...
6 ...
12 ...
Claims (2)
このウォームホイールに噛み合うウォームを有し、電動機により回転駆動されるウォームシャフトと、
このウォームシャフトの軸方向一端に取り付けられる軸受体と、
上記ウォームシャフトの軸方向に圧縮された状態で、上記軸受体とハウジングとの間に介装される弾性体と、を有し、
この弾性体は、ウォームホイールから遠い側の端部がウォームホイール寄りの端部に比してウォームホイールへ向かう径方向にオフセットした傾斜姿勢で組み付けられていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。 A worm wheel provided on the steering shaft and rotatable around the axis;
A worm shaft having a worm meshing with the worm wheel and driven to rotate by an electric motor;
A bearing body attached to one axial end of the worm shaft;
An elastic body interposed between the bearing body and the housing in a state compressed in the axial direction of the worm shaft,
This electric power steering apparatus is characterized in that the elastic body is assembled in an inclined posture in which an end portion far from the worm wheel is offset in a radial direction toward the worm wheel as compared with an end portion close to the worm wheel.
The holder has a holder interposed between the bearing body and the elastic body, and the holder has a non-rotating body shape in which a portion fitted to the bearing body and a portion fitted to the elastic body are eccentric from each other. The electric power steering apparatus according to claim 1, wherein
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