JP2005088664A - 車載用av装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車載用AV装置において、搭乗者の着席位置にかかわらず適切な再生音場を自動的に提供する。
【解決手段】 自動車内にディスプレイ10CF、10CBと、スピーカ20LF〜20RBとを配置する。スピーカ20LF〜20RBに供給されるオーディオ信号を補正する補正回路21LF〜21RBと、制御回路23とを設ける。制御回路23は、ディスプレイ10CF、10CBのそれぞれにおける電源のオンオフを検出し、この検出結果にしたがって、スピーカ20LF〜20RBの再生音が、ディスプレイ10CF、10CBのうち、電源がオンとされているディスプレイ10CF、10CBを利用する位置で適切となるように、補正回路21LF〜21RBを制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 自動車内にディスプレイ10CF、10CBと、スピーカ20LF〜20RBとを配置する。スピーカ20LF〜20RBに供給されるオーディオ信号を補正する補正回路21LF〜21RBと、制御回路23とを設ける。制御回路23は、ディスプレイ10CF、10CBのそれぞれにおける電源のオンオフを検出し、この検出結果にしたがって、スピーカ20LF〜20RBの再生音が、ディスプレイ10CF、10CBのうち、電源がオンとされているディスプレイ10CF、10CBを利用する位置で適切となるように、補正回路21LF〜21RBを制御する。
【選択図】 図1
Description
この発明は車載用AV装置に関する。
自動車に、DVDプレーヤやディスプレイなどのAV機器を搭載し、車内で映画などを楽しむことができるようにした車載用AV装置、いわゆるカーシアターシステムが普及しつつある。このカーシアターシステムにおいては、スピーカおよびディスプレイが例えば図7に示すように配置される。
すなわち、図7は、カーシアターシステムを構築した自動車内部の一例を示す平面図であり、ダッシュボードの中央付近にディスプレイ10CFが設けられ、運転席DSの運転者や助手席PSの搭乗者からディスプレイ10CFに表示される映像を見ることができるようにされている。また、助手席PSと運転席DSとの間であって両座席PS、DSの背もたれ付近に、ディスプレイ10CBが設けられ、後部座席RSの搭乗者からディスプレイ10CBに表示される映像を見ることができるようにされている。
さらに、左右の前部ドアにスピーカ20LF、20RFが設けられ、左右の後部ドアにスピーカ20LB、20RBが設けられる。そして、左側のスピーカ20LF、20LBには、2チャンネルステレオの左チャンネルのオーディオ信号が供給され、右側のスピーカ20RF、20RBには、2チャンネルステレオの右チャンネルのオーディオ信号が供給される。
したがって、前部の座席PS、DSの搭乗者はディスプレイ10CFおよびスピーカ20LF、20RFにより映画などを視聴することができ、後部の座席RSの搭乗者はディスプレイ10CBおよびスピーカ20LB、20RBにより映画などを視聴することができる。
ただし、この場合、スピーカ20LF〜20RBの再生音は、その特性を補正する必要がある。すなわち、例えば、スピーカ20LFから運転席DSの運転者までの距離は、スピーカ20RFから運転者までの距離よりも長いので、スピーカ20LFの再生音は、スピーカ20RFの再生音よりも時間や位相が遅れて運転者に到達するとともに、スピーカ20RFの再生音よりもレベルが小さくなってしまう。また、他の座席PS、RSの搭乗者についても同様の問題を生じてしまう。つまり、着席位置によってスピーカ20LF〜20RBと搭乗者との間の音響伝達特性に差異を生じてしまう。
そこで、図示はしないが、スピーカ20LF〜20RBに供給される各オーディオ信号の時間遅れ、位相、レベルなどが制御され、スピーカ20LF〜20RBから出力される再生音が補正される。
この再生音の補正には、図11および図12にも示すように、
(1) オールモード
すべての座席DS、PS、RSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(2) フロントモード
前部の座席DS、PSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(3) リアモード
後部の座席RSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(4) ドライバモード
運転席DSの運転者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(5) 助手席モード
助手席PSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(6) リア左側モード
後部座席RSの左側に位置している搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(7) リア右側モード
後部座席RSの右側に位置している搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
が用意される。
(1) オールモード
すべての座席DS、PS、RSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(2) フロントモード
前部の座席DS、PSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(3) リアモード
後部の座席RSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(4) ドライバモード
運転席DSの運転者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(5) 助手席モード
助手席PSの搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(6) リア左側モード
後部座席RSの左側に位置している搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
(7) リア右側モード
後部座席RSの右側に位置している搭乗者にとって最適な再生音となるように、再生音を補正するモード。
が用意される。
そして、搭乗者の着席位置および人数にしたがって補正モードを(1)項〜(7)項のどれかに切り換えれば、それぞれの状況で最適な音響再生を行うことができるようにされている。
したがって、図7に示すカーシアターシステムによれば、前部の座席DS、PSの搭乗者にとっても後部の座席RSの搭乗者にとっても適切なAV環境を得ることができ、車内においても、映画などを楽しむことができる。
図8に示すシステムにおいては、ダッシュボードの中央付近にディスプレイ10CFが設けられるとともに、座席PS、DSの背もたれの背面に、ディスプレイ10LB、10RBが設けられ、後部座席RSの左右の搭乗者は前方のディスプレイ10LB、10RBに表示される映像をそれぞれ見ることができるようにされている。
また、図9に示すシステムにおいては、ダッシュボードの左右、すなわち、助手席PSの搭乗者および運転席DSの運転者の前方に、ディスプレイ10LF、10RFが設けられ、助手席PSの搭乗者および運転者は、ディスプレイ10LF、10RFに表示される映像をそれぞれ見ることができるようにされている。さらに、図8の場合と同様、座席PS、DSの背もたれの背面に、ディスプレイ10LB、10RBが設けられ、後部座席RSの左右の搭乗者は前方のディスプレイ10LB、10RBに表示される映像をそれぞれ見ることができるようにされている。
そして、図8および図9のシステムにおいても、スピーカ20LF〜20RBについては、図7と同様に配置されるが、やはり、(1)項〜(7)項の補正モードが用意され、前部の座席DS、PSの搭乗者にとっても後部の座席RSの搭乗者にとっても適切なAV環境を得ることができるようにされる。
さらに、図10に示すシステムにおいては、図8に示すシステムと同様にディスプレイ10CF、10LB、10RBが設けられるとともに、オーディオ系がマルチチャンネルのサラウンドステレオとされている場合である。この例においては、5.1チャンネルサラウンドステレオを実現するため、スピーカ20LF〜20RBが図7と同様に配置されるとともに、ダッシュボードの中央に中央前方にスピーカ20CFが配置され、後部座席の後方にサブウーハー20SWが配置されている。
そして、スピーカ20LF、20RF、20LB、20RB、20CF、20SWに、5.1チャンネルサラウンドステレオの左前方チャンネル、右前方チャンネル、左後方チャンネル、右後方チャンネル、中央前方チャンネル、低域チャンネル(主として150Hz以下の低域)の各オーディオ信号がそれぞれ供給される。そして、このシステムにおいても、(1)項〜(7)項の補正モードが用意され、前部の座席DS、PSの搭乗者にとっても後部の座席RSの搭乗者にとっても適切なAV環境を得ることができるようにされる。
なお、先行技術文献として例えば以下のものがある。
特開昭59−225700号公報
特開平10−32898号公報
図7〜図9に示すようなカーシアターシステムによれば、どの座席の搭乗者にとっても適切なAV環境を得ることができ、車内においても、映画などの映像付きのソースを楽しむことができる。
しかし、そのためには、搭乗者の着席位置および人数にしたがって、補正モードを(1)項〜(7)項のいずれかに手動で切り換える必要があり、手間がかかってしまう。
この発明は、このような問題点を解決しようとするものである。
この発明においては、
自動車内に配置される複数のスピーカと、
上記自動車内に配置される複数のディスプレイと、
上記複数のスピーカに供給されるオーディオ信号を補正する補正回路と、
制御回路と
を有し、
上記制御回路は、
上記複数のディスプレイのそれぞれにおける電源のオンオフを検出し、
この検出結果にしたがって、上記複数のスピーカの再生音が、上記複数のディスプレイのうち、上記電源がオンとされているディスプレイを利用する位置で適切となるように、上記補正回路を制御する
ようにした車載用AV装置
とするものである。
自動車内に配置される複数のスピーカと、
上記自動車内に配置される複数のディスプレイと、
上記複数のスピーカに供給されるオーディオ信号を補正する補正回路と、
制御回路と
を有し、
上記制御回路は、
上記複数のディスプレイのそれぞれにおける電源のオンオフを検出し、
この検出結果にしたがって、上記複数のスピーカの再生音が、上記複数のディスプレイのうち、上記電源がオンとされているディスプレイを利用する位置で適切となるように、上記補正回路を制御する
ようにした車載用AV装置
とするものである。
この発明によれば、スピーカの再生音を、ディスプレイを利用している搭乗者に対応して補正しているので、それぞれの搭乗者にとって適切な再生音で映像付きのソースを楽しむことができる。
そして、その場合、搭乗者によるディスプレイの利用状況を、ディスプレイの電源のオンオフから検出して再生音の補正モードを決定しているので、搭乗者が補正モードを切り換える手間を省くことができる。また、搭乗者を検出するために特別のセンサを用意する必要もない。
図7〜図9に示すようなAV装置において、映画のような映像付きのソースを視聴する場合、搭乗者は各自の前方に配置されているディスプレイの電源を入れることになる。つまり、あるディスプレイの電源がオンのときには、そのディスプレイの見やすい位置に搭乗者が着席しているはずであり、したがって、ディスプレイの電源がオンオフから搭乗者の着席位置を知ることができる。そして、搭乗者の着席位置がわかれば、補正モードを(1)項〜(7)項のどれにすればよいかも決定できる。
なお、搭乗者がいても、ディスプレイの電源を入れていない場合も考えられるが、その場合には、映像付きソースを楽しむ意思がないと考えられ、これを考慮しない音響設定であっても問題はないと考えられる。
この発明は、以上のような点に着目し、ディスプレイの電源のオンオフから補正モードを自動的に選択するものである。
1.第1の実施例
図1において、符号30は、テレビチューナやDVDプレーヤなどのAV信号の信号源を示し、この信号源30からは、ビデオ信号として例えばカラーコンポジット信号SCCが取り出されるとともに、2チャンネルステレオの左および右チャンネルのオーディオ信号L、Rが取り出される。
図1において、符号30は、テレビチューナやDVDプレーヤなどのAV信号の信号源を示し、この信号源30からは、ビデオ信号として例えばカラーコンポジット信号SCCが取り出されるとともに、2チャンネルステレオの左および右チャンネルのオーディオ信号L、Rが取り出される。
そして、信号源30から出力されるカラーコンポジット信号SCCがディスプレイ10CF、10CBに供給される。このディスプレイ10CF、10CBは、これに供給されたカラーコンポジット信号SCCから3原色信号を復調し、その3原色信号を例えばカラーLCDに供給してカラー映像を表示するものである。また、ディスプレイ10CF、10CBは、電源スイッチ11を有し、この電源スイッチ11がオンのとき、上記のようにカラーコンポジット信号SCCを復調してカラー映像として表示するものである。さらに、ディスプレイ10CF、10CBは、例えば図7により説明したように自動車内に設けられる。
また、信号源30から出力されるオーディオ信号L、Rが補正回路21LF、21LB、21RF、21RBに供給される。この補正回路21LF〜21RBは、これに供給されたオーディオ信号L、Rに対して(1)項〜(7)項のいずれかの補正を行うものである。このため、補正回路21LF〜21RBは、例えばDSPにより構成され、(1)項〜(7)項の補正モードを有するとともに、そのうちの1つを選択できるようにされている。なお、補正回路21LF〜21RBの補正処理として、供給されたオーディオ信号L、Rに対する遅延時間処理、位相処理、レベル制御処理、周波数特性処理などがある。
そして、補正後のオーディオ信号L、Rがアンプ22LF、22LB、22RF、22RBを通じてスピーカ20LF、20LB、20RF、20RBにそれぞれ供給される。この場合、スピーカ20LF〜20RBは、図7により説明したように自動車内に設けられる。
さらに、ディスプレイ10CF、10CBの例えば電源ラインの動作電圧を検出することにより、ディスプレイ10CF、10CBから電源のオンオフを示す検出信号S11が取り出され、この検出信号S11が例えばマイクロコンピュータにより構成された制御回路23に供給されて所定の制御信号が形成される。そして、この制御信号が、補正回路21LF〜21RBにその補正モードの選択信号として供給されて補正回路21LF〜21RBの補正モードが例えば図2に示すように選択され、搭乗者の着席位置や人数に対応して最適な音場が形成される。
すなわち、図2のA欄に示すように、ディスプレイ10CF、10CBの電源がオンの場合には、補正回路21LF〜21RBの補正モードは(1)項のオールモードが選択される。そして、ディスプレイ10CF、10CBの電源がオンの場合は、前部座席PS、DSのどちらかの搭乗者がディスプレイ10CFを利用しているとともに、後部座席RSの搭乗者もディスプレイ10CBを利用している場合であるから、オールモードに補正することは各搭乗者にとって適切な補正である。
また、図2のB欄に示すように、ディスプレイ10CFの電源がオンで、ディスプレイ10CBの電源がオフ場合には、補正回路21LF〜21RBの補正モードは(2)項のフロントモードが選択される。そして、ディスプレイ10CFの電源がオンで、ディスプレイ10CBの電源がオフ場合は、前部座席PS、DSのどちらかの搭乗者がディスプレイ10CFを利用している場合であるから、フロントモードに補正することは、その搭乗者にとって適切な補正である。
さらに、図2のC欄に示すように、ディスプレイ10CFの電源がオフで、ディスプレイ10CBの電源がオンの場合には、補正回路21LF〜21RBの補正モードは(3)項のリアモードが選択される。そして、ディスプレイ10CFの電源がオフで、ディスプレイ10CBの電源がオンの場合は、後部座席RSの搭乗者がディスプレイ10CBを利用している場合であるから、リアモードに補正することは、その搭乗者にとって適切な補正である。
また、図2のD欄に示すように、ディスプレイ10CF、10CBの電源がオフの場合には、補正回路21LF〜21RBがマニュアル操作により(1)項〜(7)項を選択できるように制御される。そして、ディスプレイ10CF、10CBの電源がオフの場合は、どの座席の搭乗者も映像付きのソースを楽しむ意思がないと考えられるので、これを考慮しない音響設定であっても問題はない。
こうして、上述のAV装置によれば、スピーカ20LF〜20RBの再生音を、ディスプレイ10CF、10CBを利用している搭乗者に対応して補正しているので、それぞれの搭乗者にとって適切な再生音で映像付きのソースを楽しむことができる。
そして、その場合、搭乗者によるディスプレイ10CF、10CBの利用状況を、ディスプレイ10CF、10CBの電源のオンオフから検出して再生音の補正モードを決定しているので、搭乗者が補正モードを切り換える手間を省くことができる。また、搭乗者を検出するために特別のセンサを用意する必要もない。
2.第2の実施例
図3は、この発明の第2の例を示す。この例においても、オーディオ信号系が上述のように構成されるとともに、ディスプレイ10CF、10LB、10RBが図8により説明したように設けられ、これらディスプレイ10CF〜10RBに、信号源30からカラーコンポジット信号SCCが供給される。
図3は、この発明の第2の例を示す。この例においても、オーディオ信号系が上述のように構成されるとともに、ディスプレイ10CF、10LB、10RBが図8により説明したように設けられ、これらディスプレイ10CF〜10RBに、信号源30からカラーコンポジット信号SCCが供給される。
さらに、ディスプレイ10CF〜10RBから電源のオンオフを示す検出信号S11が取り出され、この検出信号S11が制御回路23に供給されて所定の制御信号が形成される。そして、この制御信号が、補正回路21LF〜21RBにその補正モードの選択信号として供給されて補正回路21LF〜21RBの補正モードが例えば図4に示すように選択され、搭乗者の着席位置や人数に対応して最適な音場が形成される。
例えば図4のF欄に示すように、ディスプレイ10CF、10RBの電源がオフで、ディスプレイ10LBの電源がオンの場合には、補正回路21LF〜21RBの補正モードは(6)項のリア左側モードが選択される。そして、ディスプレイ10CF、10RBの電源がオフで、ディスプレイ10LFの電源がオンの場合は、後部座席RSの左側の搭乗者がディスプレイ10LBを利用している場合であるから、リア左側モードに補正することは、その搭乗者にとって適切な補正である。
こうして、このAV装置においても、それぞれの搭乗者にとって適切な再生音で映像付きのソースを楽しむことができるとともに、搭乗者が補正モードを切り換える手間を省くことができる。
3.第3の実施例
図5は、この発明の第3の例を示す。この例においても、オーディオ信号系が上述のように構成されるとともに、ディスプレイ10LF、10RF、10LB、10RBが図9により説明したように設けられ、これらディスプレイ10LF〜10RBに、信号源30からカラーコンポジット信号SCCが供給される。
図5は、この発明の第3の例を示す。この例においても、オーディオ信号系が上述のように構成されるとともに、ディスプレイ10LF、10RF、10LB、10RBが図9により説明したように設けられ、これらディスプレイ10LF〜10RBに、信号源30からカラーコンポジット信号SCCが供給される。
さらに、ディスプレイ10LF〜10RBから電源のオンオフを示す検出信号S11が取り出され、この検出信号S11が制御回路23に供給されて所定の制御信号が形成される。そして、この制御信号が、補正回路21LF〜21RBにその補正モードの選択信号として供給されて補正回路21LF〜21RBの補正モードが図6に示すように選択され、搭乗者の着席位置や人数に対応して最適な音場が形成される。
例えば図6のL欄に示すように、ディスプレイ10LF、10LB、10RBの電源がオフで、ディスプレイ10RFの電源がオンの場合には、補正回路21LF〜21RBの補正モードは(4)項のドライバモードが選択される。そして、ディスプレイ10LF、10LB、10RBの電源がオフで、ディスプレイ10RFの電源がオンの場合は、運転席DSの運転者がディスプレイ10RFを利用している場合であるから、ドライバモードに補正することは、その運転者にとって適切な補正である。
こうして、このAV装置においても、それぞれの搭乗者にとって適切な再生音で映像付きのソースを楽しむことができるとともに、搭乗者が補正モードを切り換える手間を省くことができる。
4.その他
上述においては、ディスプレイが図7〜図9に示すように配置された場合であるが、他の配置の場合も、電源がオンとなっているディスプレイを利用するすべての搭乗者が対象となるように、補正モードを選択すればよい。例えば、2つのディスプレイ10LF、10RFを図9に示すように配置するとともに、1つのディスプレイ10CBを図7に示すように配置することもでき、その場合には、ディスプレイ10LF、10RF、10CBの電源のオンオフに対応して(1)項〜(5)項の各補正モードを選択すればよい。
上述においては、ディスプレイが図7〜図9に示すように配置された場合であるが、他の配置の場合も、電源がオンとなっているディスプレイを利用するすべての搭乗者が対象となるように、補正モードを選択すればよい。例えば、2つのディスプレイ10LF、10RFを図9に示すように配置するとともに、1つのディスプレイ10CBを図7に示すように配置することもでき、その場合には、ディスプレイ10LF、10RF、10CBの電源のオンオフに対応して(1)項〜(5)項の各補正モードを選択すればよい。
また、上述においては、ディスプレイの電源のオンオフに対応して補正モードを択一的に選択したが、複数の補正モードを用意しておき、そのうちの1つを搭乗者が選択するようにしてもよい。例えば図2のB欄の場合、(2)項のフロントモードの補正を行うとしたが、(2)項のフロントモードと、(4)項のドライバモードと、(5)項の助手席モードとを用意しておき、その中から搭乗者が補正モードを選択するようにしてもよい。そのようにすれば、選択する補正モードを絞ることができるので、選択の手間が少なくなる。
さらに、上述においては、2チャンネルステレオの場合であるが、例えば図10に示すようなマルチチャンネルステレオの場合にも、この発明を適用することができる。この場合、低域チャンネルの低音はあまり方向性を持たないので、スピーカ20SWは任意の位置に配置できる。
・略語の一覧
AV :Audio and Visual
DSP:Digital Signal Processor
LCD:Liquid Crystal Display
AV :Audio and Visual
DSP:Digital Signal Processor
LCD:Liquid Crystal Display
10LF、10RF、10LB、10RB、10CFおよび10CB…ディスプレイ、11…電源スイッチ、20LF、20RF、20LB、20RB…スピーカ、21LF、21RF、21LBおよび21RB…補正回路、23…制御回路、30…信号源
Claims (6)
- 自動車内に配置される複数のスピーカと、
上記自動車内に配置される複数のディスプレイと、
上記複数のスピーカに供給されるオーディオ信号を補正する補正回路と、
制御回路と
を有し、
上記制御回路は、
上記複数のディスプレイのそれぞれにおける電源のオンオフを検出し、
この検出結果にしたがって、上記複数のスピーカの再生音が、上記複数のディスプレイのうち、上記電源がオンとされているディスプレイを利用する位置で適切となるように、上記補正回路を制御する
ようにした車載用AV装置。 - 請求項1に記載の車載用AV装置において、
上記補正回路は複数の補正モードを有し、
上記制御回路による上記補正回路の制御が、上記検出結果にしたがって上記複数の補正モードのうちの1つを選択する処理である
ようにした車載用AV装置。 - 請求項1に記載の車載用AV装置において、
上記補正回路は複数の補正モードを有し、
上記制御回路による上記補正回路の制御が、上記検出結果にしたがって上記複数の補正モードのうちの少なくとも2つの補正モードを選択する処理であり、
この選択された少なくとも2つの補正モードのうちの1つをマニュアル操作により選択する
ようにした車載用AV装置。 - 請求項1、請求項2あるいは請求項3に記載の車載用AV装置において、
上記複数のスピーカは、上記自動車の前部座席の左側および右側と、後部座席の左側および右側とにそれぞれ配置される
ようにした車載用AV装置。 - 請求項1、請求項2あるいは請求項3に記載の車載用AV装置において、
上記複数のスピーカは、上記自動車の前部座席の左側、前方および右側と、後部座席の左側および右側と、上記自動車内の所定の位置とにそれぞれ配置され、
上記前部座席の左側、前方および右側に配置された各スピーカに、マルチチャンネルステレオの左前方チャンネル、中央前方チャンネルおよび右前方チャンネルの各オーディオ信号が供給され、
上記後部座席の左側および右側に配置された各スピーカに、上記マルチチャンネルステレオの左後方チャンネルおよび右後方チャンネルの各オーディオ信号が供給され、
上記所定の位置に配置されたスピーカに、上記マルチチャンネルステレオの低域チャンネルのオーディオ信号が供給される
ようにした車載用AV装置。 - 請求項4あるいは請求項5に記載の車載用AV装置において、
上記複数のディスプレイは、上記前部座席の前方の左側、中央あるいは右側と、上記後部座席の前方の左側、中央あるいは右側とにそれぞれ配置される
ようにした車載用AV装置。
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