JP2005087782A - Draining method of zone scheduled to be waste treatment site - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、廃棄物から浸出する浄化処理の必要な浸出水量を少なくでき、水処理量を低減できる廃棄物処分場等の排水方法に関する。 The present invention relates to a drainage method for a waste disposal site or the like that can reduce the amount of leachate required for purification treatment leaching from waste and can reduce the amount of water treatment.
従来、断面凹状に形成された廃棄物処理予定区域に対して屋根を設け、この屋根に中空孔を有する支柱を設け、この屋根を伝う雨水を中空孔を介して排水した廃棄物処分場が知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、雨水が廃棄物中を通過しないので、廃棄物から浸出する浄化処理の必要な浸出水量を少なくでき、水処理量を少なくできる。
しかしながら、特許文献1では、中空孔を有する支柱を備えた廃棄物処分場全体を覆う屋根を用いなくてはならず、屋根のコストが嵩み、また、屋根の設置作業も大変であるという課題があった。
However, in
本発明の請求項1に係る廃棄物処理予定区域の排水方法は、廃棄物処分場を区分けした廃棄物処理予定区域に排水路を形成し、廃棄物処理予定区域に埋め立てや、投入・搬送をした廃棄物の上に廃棄物を覆う覆体を設け、この覆体の表面と排水路とを縦排水路で繋ぎ、覆体の表面に流れる水を縦排水路を介して排水路に導くようにした。請求項2では、廃棄物処分場を区分けした廃棄物処理予定区域に排水路を形成し、廃棄物の埋め立てや投入・搬送が終了した廃棄物処理予定区域から、廃棄物の投入、埋め立てを開始する他の廃棄物処理予定区域に廃棄物の投入や、埋め立てを移行する際に、廃棄物の埋め立てや投入・搬送が終了した廃棄物処理予定区域の廃棄物の上に廃棄物を覆う覆体を設け、この覆体の表面と排水路とを縦排水路で繋ぎ、覆体の表面に流れる水を縦排水路を介して排水路に導くようにした。請求項3では、他の廃棄物処理予定区域が廃棄物処理予定区域に隣接しているものとした。請求項4では、廃棄物の埋め立てや投入・搬送を行う他の廃棄物処理予定区域全体に屋根を設け、この屋根に降雨した雨水を廃棄物処理予定区域の覆体に流れるようにした。請求項5では、覆体の上においてさらに廃棄物の埋め立てや、搬入・搬送を行い、この廃棄物の上に廃棄物を覆う覆体を設け、上記縦排水路に延長する縦排水路を繋いで覆体の表面と上記排水路とを縦排水路で繋ぎ、覆体の表面に流れる水を縦排水路を介して排水路に導くようにした。請求項6では、廃棄物処理予定区域の下に廃棄物からの浸出水を排出するための浸出水用排水路を形成し、廃棄物中を貫通して覆体の上方に突出するとともに周囲に複数の孔が形成された浸出水排水用及びガス抜き用の縦排水路を浸出水用排水路に接続した。請求項7で覆体を覆土により形成し、請求項8では覆体を遮水シートにより形成し、請求項9では覆体を覆土とこの覆土の上又は下又は中に敷設された遮水シートとにより形成した。
According to
請求項1,2によれば、安価かつ簡単な作業により、水浄化処理施設で浄化しなければならない水量を減らすことができる。請求項3では、他の廃棄物処理予定区域が廃棄物処理予定区域に隣接しているので、排水処理を効率的に行える。請求項4では、屋根により降雨時の雨水を効率的に縦排水路に送ることができ、水浄化処理施設で浄化する水量をさらに減らすことができる。請求項5では、積層状態に廃棄物処理を行うことができるようになり、廃棄物処理用地の上部空間を有効に活用できるとともに、各廃棄物処理における水処理量を少なくできる。請求項6では、廃棄物から生じたガスを集気する手段として簡単なファン装置等を用いてガスを効率的に集気できるようになる。請求項7では、覆土の遮水効果により、水処理量を少なくできる。請求項8では、遮水シートにより遮水効果が向上し、水処理量をさらに少なくできる。請求項9では、遮水シートの破損を防止でき、破損したとしても覆土により遮水できるので、雨水が廃棄物中を通過してしまうようなことを少なくでき、水処理量を少なくできる。また、区分けしながら覆体を設けることにより、処分場の全体の大きさの割りには浸出水を処理する量を少なくできるため、水浄化処理施設が小さくても良くなり、コスト的に優れている。
According to the first and second aspects, the amount of water to be purified at the water purification treatment facility can be reduced by an inexpensive and simple operation. According to the third aspect, since the other waste disposal scheduled area is adjacent to the waste disposal scheduled area, the waste water treatment can be performed efficiently. According to the fourth aspect of the present invention, rain water can be efficiently sent to the vertical drainage channel by the roof, and the amount of water purified at the water purification treatment facility can be further reduced. According to the fifth aspect, the waste treatment can be performed in a stacked state, the upper space of the waste treatment site can be effectively used, and the amount of water treatment in each waste treatment can be reduced. According to the sixth aspect, the gas can be efficiently collected using a simple fan device or the like as a means for collecting the gas generated from the waste. According to the seventh aspect, the water treatment amount can be reduced due to the water shielding effect of the cover soil. In
実施の形態1
図1は屋根の斜視図、図2は山間における廃棄物処理予定地に造成された廃棄物埋立処理前の廃棄物処分場を示す図、図3〜図10は廃棄物処分場での廃棄物埋立処理及び屋根移動の様子を示す図、図11は廃棄物処分場の断面図である。尚、図3〜図10の(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
屋根1は、例えば図1に示すように複数の屋根ユニットにより構成され、妻側に配置される屋根ユニット2A,2Aは、2本の骨格部材2a,2b間にシート2dが張設されており、また、妻側に位置する骨格部材2aの屋根頂部に相当する箇所から下方に延長するように骨格部材2cが設けられており、この骨格部材2cと骨格部材2a間にもシート2dが張設されている。中央側に配置される屋根ユニット2B,2Bは、2本の骨格部材2b,2b間にシート2dが張設されている。シート2dは例えばポリエステル織布等のシートを用いる。各屋根ユニット2A,2B,2B,2Aは、隣合う骨格部材2b,2bが適当な固定手段(図示せず)で固定されて、これにより、屋根ユニット2A,2B,2B,2Aとシート2dとで屋根面と全側面とが閉塞された屋根1が構成される。従って、固定手段による固定を解除することで各屋根ユニット2A,2B,2B,2Aに分離することができる。即ち、屋根1は屋根頂部から下方斜めに延長する一対の骨格部材間にシートが張られて成る屋根ユニットを複数組み合せて構成されており、隣合う骨格部材2b,2bを固定することにより屋根1が形成され、固定を解除することで各屋根ユニット2A,2B,2B,2Aに分離することができるので、取り扱いが容易で、かつ、軽量であり、屋根移動、屋根組立作業を容易にできる。尚、各屋根ユニットの骨格部材間には適宜間隔で横支持棒材2eが設けられている。この横支持棒材2eとして伸縮可能な棒材を用いれば、シート2dの張り具合を調整できる。2gは出入口である。
屋根1の形状は、骨格部材の形状、配置等を工夫することにより、様々な形状に設定でき、屋根ユニットの大きさや数等により、大きさを自由に設定できる。
骨格部材2a,2b,2c及び横支持棒材2eは例えば木や、スチール,アルミ合金,マグネシウム合金等の金属をパイプ材やアングル材等に加工した軽量かつ強度の高いものを用いればよい。特にアルミ合金で形成されたものを用いることにより、廃棄物から排出する塩素ガス等で腐食しにくく、耐食性を保て、また、屋根1の軽量化が図れる。
FIG. 1 is a perspective view of a roof, FIG. 2 is a view showing a waste disposal site before waste landfill processing, which is constructed at a waste disposal planned site in a mountain, and FIGS. 3 to 10 are wastes at a waste disposal site. FIG. 11 is a cross-sectional view of a waste disposal site, showing a state of landfill processing and roof movement. 3A to 10A are plan views, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
For example, as shown in FIG. 1, the
The shape of the
As the
図2に示すように、山間の廃棄物処理予定地100においては、最初、第1期処分場101が造成される。第1期処分場101においては区画堰堤3により区分けされた1段目の3つの埋立ピット(廃棄物処理予定区域)4A,4B,4Cが区画されている。3A〜3Dは周囲段土堤である。まず、図3に示すように第1埋立ピット4A全体の上を屋根1で覆った後に廃棄物埋立処理を行う。屋根1はクレーン等の揚重機で持ち上げて移動する。この場合、屋根1そのものをそのまま揚重機で持ち上げて移動してもよいし、複数の屋根ユニットを複数回に分けて移動してもよい。例えば、図1の屋根1を中央の部分で分割して、締結された屋根ユニット2Aと屋根ユニット2Bとから成る2組の半体2ABを2回に分けて移動してもよい。また、屋根ユニットを1つずつ移動してもよい。どのように移動するかは、揚重機の揚重容量等を考慮して決めればよい。屋根1を屋根ユニットに分割して移動すれば、小型の揚重機で屋根を移動させることができ、また、移動作業も容易になる。
As shown in FIG. 2, a
以下、図4,5に示すように、屋根1を第2埋立ピット4B、第3埋立ピット4Cの全体を覆いながら順次移動して廃棄物埋立処理を行う。
Hereinafter, as shown in FIGS. 4 and 5, the
図11は図4(b)の詳細図であるが、以下、この図11に基いて詳説する。第1期処分場101の下(場内底部)には、排水路としての表面水用排水管5が予め各埋立ピットに埋め込まれている。表面水用排水管5の上方には遮水シート6が敷設され、この遮水シート6の上には廃棄物10から浸出する浸出水を排出するための浸出水用排水路としての浸出水用排水管7が設けられている。この浸出水用排水管7の上に保護土8が被せられて地固めされている。この保護土8の上に周囲段土堤3A、区画堰堤3が築造される。尚、保護土8を設ける前に、表面水用排水管5に各埋立ピット毎に設けた1つあるいは複数の表面水用縦排水管50を接続して、表面水用縦排水管50を各埋立ピットの底面まで(保護土8の表面予定位置とほぼ同位置まで)延長させておくとともに、同様に、浸出水用排水管7に各埋立ピット毎に設けた1つあるいは複数の浸出水用縦排水管70を接続して、浸出水用縦排水管70を各埋立ピットの底面まで延長させておく。
FIG. 11 is a detailed view of FIG. 4B, and will be described in detail below based on FIG. Under the first stage disposal site 101 (bottom of the site), a surface
次に、第1埋立ピット4Aに屋根1を設け、第1埋立ピット4Aにおける廃棄物の埋め立て前あるいは埋め立てに伴って、表面水用縦排水管50にさらに表面水用縦排水管51を接続して、表面水用縦排水管51を第1埋立ピット4Aの廃棄物埋立処理予定上面とほぼ同位置まで延長させ、また、浸出水用縦排水管70にガス抜き縦管71を接続して、ガス抜き縦管71を第1埋立ピット4Aの廃棄物埋立処理予定上面より若干高い位置まで延長させる。
Next, the
そして、第1埋立ピット4A内に所定量の廃棄物10を投棄してその上に覆土11をし、この覆土11の上に遮水シート12を敷いて、遮水シート12上に流れる水が表面水用縦排水管51の上端開口51tに流れ込むようにするとともに、遮水シート12に形成された図外の孔を貫通させてガス抜き縦管71の上端開口71tを遮水シート12より上方に突出させることで、遮水シート12上に流れる水がガス抜き縦管71に流れ込まないようにしておく。尚、覆土11及び遮水シート12は図11では平面に図示されているが、遮水シート12上に流れる水が表面水用縦排水管51に流れ込むように、覆土11の表面は表面水用縦排水管51の上端開口51tに向かって下方に傾斜する傾斜面に形成しておく。実施の形態1では、廃棄物10を覆うように設けられた覆土11とこの覆土11の上に敷設された遮水シート12とにより覆体を形成している。
その後、揚重機で屋根1を持ち上げて、図4に示すように、隣接する第2埋立ピット4Bに移動する。その際に、第2埋立ピット4B全体を覆うようにして、第2埋立ピット4Bに降雨した雨が屋根1によって第1埋立ピット4Aの覆体に流れ込むように設置する。
Then, a predetermined amount of the
Thereafter, the
以上により、降雨時において、第2埋立ピット4Bに設けられた屋根1を伝って埋立処理が終了した第1埋立ピット4A上の遮水シート12上に流れてくる雨水や遮水シート12上に降る雨水が表面水用縦排水管51に流れ込んで表面水用排水管5に導かれ、防災調整池等に送られる。また、ガス抜き縦管71の周囲には複数のガス抜き孔72が形成されており、廃棄物10から排出されるガスはガス抜き縦管71のガス抜き孔72を介して浸出水用排水管7に送られ図外の浄化施設で浄化されて外部に排出される。また、廃棄物10からの浸出水はガス抜き縦管71のガス抜き孔72を介して浸出水用排水管7に流れ込んだり、あるいは自然流下で遮水シート6上に流れ、この浸出水は水浄化処理施設で浄化される。上記では表面水用縦排水管50,51により縦排水路が形成され、浸出水用縦排水管70とガス抜き縦管71とで浸出水排水用及びガス抜き用の縦排水路が形成される。尚、1本を区分けや多重構造にすることにより、管で表面水排水用の縦排水路や、浸出水排水用及びガス抜き用の縦排水路を形成してもよい。
上述のように廃棄物処理予定区域としての廃棄物埋立ピットの下に廃棄物10から浸出する浸出水を排出するための浸出水用排水路を設け、廃棄物10中を貫通して覆体の上方に突出するとともに周囲に複数の孔が形成された浸出水排水用及びガス抜き用の縦排水路を浸出水用排水路に接続したので、廃棄物10から生じたガスを集気する手段として特許文献1のような吸気力の大きい高価な集気手段を設けなくとも簡単なファン装置等を用いてガスを効率的に集気できるようになる。また、周囲段土堤3A〜3D上には周囲排水溝13が設けられており、山から流れてくる水がこの周囲排水溝13を介して防災調整池等に送られる。
As described above, when it rains, the rainwater flowing on the water-
As described above, a leachate drainage channel for discharging leachate leached from the
実施の形態1では、覆土11とこの覆土11の上に敷設された遮水シート12とにより覆体を形成しているので、遮水効果を高くでき、雨水は廃棄物10中を通過せずに表面水用縦排水管51,50及び表面水用排水管5を介して防災調整池等に送られるので、浄化処理の必要な浸出水量を少なくでき、水処理量を少なくできる。尚、表面水とは廃棄物10中を通過しない水を言う。
また、表面水用排水管5に表面水用縦排水管50,51を接続し、廃棄物埋立処理終了後に廃棄物10の上に覆土11を施し、この覆土11の上に遮水シート12を敷設して遮水シート12の表面と表面水用排水管5とを表面水用縦排水管51,50で繋ぐだけなので、特許文献1に比べてコストを削減でき作業も容易となる。
また、特許文献1では、屋根シートが空中に浮いた状態で屋根シートの下に補助材がないので、豪雨時等において屋根シートが破損しやすく、屋根シートが破損した場合には、雨水が廃棄物中を通過してしまうという課題があるが、実施の形態1では、覆土11の上に遮水シート12を敷設しているので、遮水シート12が破損しにくく、破損したとしても覆土11により遮水できるので、雨水が廃棄物中を通過してしまうようなことを少なくでき、水処理量を少なくできる。
In the first embodiment, since the cover body is formed by the
Further, the surface water
Moreover, in
次に、第2埋立ピット4B内において同様に、表面水用縦排水管51,ガス抜き縦管71を継ぎ足し、廃棄物10の埋立後に覆土11を行い、この覆土11上に遮水シート12を敷く(以下、これら処理を一括して「ピット内処理」という)。そして、図5に示すように、隣接した第3埋立ピット4Cに屋根1を移動し、第3埋立ピット4C全体を覆うようにして、第3埋立ピット4Cに降雨した雨が屋根1によって第2埋立ピット4Bの覆体に流れ込むように設置すれば、第3埋立ピット4Cに設けられた屋根1を伝って埋立処理が終了した第2埋立ピット4B上の遮水シート12上に流れてくる雨水や遮水シート12上に降る雨水が表面水用縦排水管51に流れ込んで表面水用排水管5に導かれ、防災調整池等に貯留される。
Next, in the second landfill pit 4 </ b> B, similarly, the surface water
第3埋立ピット4C内の埋立処理と並行して、図5に示すように、処理済みの埋立ピット4A,4Bの上に区画堰堤30及び土堰堤20を築造して、2段目の第1埋立ピット40Aを造成する。そして、1段目の第3埋立ピット4Cのピット内処理を行った後、揚重機で屋根1を持ち上げて図6に示すように2段目の第1埋立ピット40Aに移動する。その際に、2段目の第1埋立ピット40A全体を覆うようにして、2段目の第1埋立ピット40Aに降雨した雨が屋根1によって1段目の第2埋立ピット4Bの覆体及び第3埋立ピット4Cの覆体に流れ込むように設置する。尚、2段目の第1埋立ピット40A内への廃棄物埋立処理と並行してこの2段目の第1埋立ピット40Aの横に位置する処理済みの1段目の埋立ピットの上に区画堰堤31及び土堰堤21を築造して、2段目の第2埋立ピット40B及び2段目の第3埋立ピット40Cを造成する。そして、2段目の第1埋立ピット40Aのピット内処理を行った後、図7に示すように、揚重機で屋根1を持ち上げて2段目の第2埋立ピット40Bに移動し、その際に、第2埋立ピット40B全体を覆うようにして、第2埋立ピット40Bに降雨した雨が屋根1によって2段目の第1埋立ピット40Aの覆体及び1段目の第3埋立ピット4Cの覆体に流れ込むように設置する。第2埋立ピット40Bのピット内処理を行った後、図8に示すように屋根1を2段目の第3埋立ピット40Cに移動し、この第3埋立ピット40Cのピット内処理を行う。その際に、第3埋立ピット40C全体を覆うようにして、第2埋立ピット40Cに降雨した雨が屋根1によって2段目の第1埋立ピット40Aの覆体及び1段目の第3埋立ピット4Cの覆体に流れ込むように設置する。このとき、処理済みの2段目の第1埋立ピット40A及び第2埋立ピット40Bの上に土堰堤22及び区画堰堤32を築造しておき、さらに、第3埋立ピット40Cのピット内処理後にこの処理済みの第3埋立ピット40Cの上に区画堰堤32に延長する区画堰堤33を築造して区画堰堤34を形成し、3段目の第1埋立ピット400Aを造成する。そして、図9に示すように2段目の第3埋立ピット40Cから3段目の第1埋立ピット400Aに屋根1を移動し、3段目の第1埋立ピット400Aのピット内処理を行う。その際に、3段目の第1埋立ピット400A全体を覆うようにして、第1埋立ピット400Aに降雨した雨が屋根1によって2段目の第2埋立ピット40Bの覆体及び第3埋立ピット40Cの覆体に流れ込むように設置する。この時、第2期処分場102を建築し、3段目の第1埋立ピット400Aのピット内処理が終わったら、図10に示すように1段目の第4埋立ピット4D(第2期処分場の1段目の第1埋立ピット)に屋根1を移動する。以後、同様に、第2期処分場102の各ピット内処理及び屋根移動を行っていく。
In parallel with the landfill process in the
以上のように、揚重機で屋根1を持ち上げて、隣接する埋立ピット間に移設していってピット内処理を行うことにより、各ピットの廃棄物埋立処理における水処理量を少なくできる。
また、揚重機で屋根1を持ち上げて、1段目から2段目の埋立ピット、2段目から3段目の埋立ピットに移動していって、積層状態に廃棄物埋立処理を行うことができるので、廃棄物処理用地の上部空間を有効に活用できるとともに、各ピットの廃棄物埋立処理における水処理量を少なくできる。
尚、屋根1の下端側は、骨格部材の下端に設けた固定部(図示せず)を、周囲段土堤や区画堰堤や処理済みのピットの上や土堰堤に埋め込むとともにカウンターウエイト等を取付けて固定することで、屋根1の下端側を固定する。
As described above, the amount of water treatment in the waste landfill process of each pit can be reduced by lifting the
Also, the
On the lower end side of the
また、上述したように、1段目から2段目、2段目から3段目の埋立ピットに移行する際にも、ピット内処理をして屋根を移動していくので、屋根1を伝って埋立処理が終了した埋立ピット上の遮水シート12上に流れてくる雨水や遮水シート12上に降る雨水が表面水用縦排水管51に流れ込んで表面水用排水管5に流れ、これにより、水浄化処理施設で浄化する水量を減らすことができる。即ち、屋根1により降雨時の雨水を効率的に表面水用縦排水管51に送ることができ、水浄化処理施設で浄化する水量をさらに減らすことができる。
In addition, as described above, when moving to the landfill pit from the first stage to the second stage, the second stage to the third stage, the roof is moved by performing in-pit processing. The rainwater flowing on the water-
実施の形態2
実施の形態1では屋根1を用いた廃棄物処理方法について説明したが、屋根1を用いない場合について図12に基いて説明する。尚、図12(a)は山間において複数に区画された廃棄物処理予定区域としての埋立ピットを示す平面図、図12(b)は図12(a)のA−A断面図である。尚、図12において図11と同一部分については同一符号を付している。即ち、図12において、80は斜面、81,82は区画堤、83,84,85,86は区画堤により区画されて隣接するように形成された埋立ピットであり、ここでは各埋立ピット83,84,85,86に対する廃棄物処理中に廃棄物10の上を覆体としての覆土11で覆った例を示している。尚、覆土11は図12では平面に図示されているが、覆土11の表面は表面水用縦排水管51の上端開口51tに向かって下方に傾斜する傾斜面に形成しておく。このように、埋立ピットの下に表面水用排水管5を形成し、各埋立ピットに対する廃棄物処理中に廃棄物10の上を覆土11で覆い、この覆土11の表面と表面水用排水管5とを表面水用縦排水管51で繋ぎ、覆土11の表面に流れる水を表面水用縦排水管51を介して表面水用排水管5に導くようにしてもよい。この場合、覆土11だけでも遮水効果があるので、雨水は表面水用縦排水管51及び表面水用排水管5を介して防災調整池等に送られるので、浄化処理の必要な浸出水量を少なくでき、水処理量を少なくできる。また、覆土11の上にさらに廃棄物埋立処理を行っていくことで、廃棄物処理用地の上部空間を有効に活用できる。
Embodiment 2
Although the waste disposal method using the
実施の形態2では、覆体として覆土11のみを設けたが、覆土11の下に遮水シートを設ければ、遮水効果をさらに高めることができるので、実施の形態2よりもさらに廃棄物10中を通過する水を減らすことができ、水浄化処理施設で浄化する水量を減らすことができる。
In the second embodiment, only the
また、廃棄物処理中あるいは廃棄物処理後の廃棄物10の上部を表面水用縦排水管51の上端開口51tに向かって下方に傾斜するような傾斜面となるようにならしてからその上に遮水シート12のみを敷設するようにしてもよい。
In addition, the upper part of the
また、覆土11の表面を平坦に形成し、覆土11の表面に雨水を表面水用縦排水管51の上端開口51tに導くための傾斜排水溝を設けてもよい。
Further, the surface of the
上記では、廃棄物処理予定区域としての廃棄物最終処分埋立ピットに廃棄物を埋め立てる廃棄物処理について説明したが、本発明は、廃棄物処理予定区域としての廃棄物仮置き区域に廃棄物を仮置きする廃棄物処理や廃棄物処理予定区域としての廃棄物積替え区域に廃棄物を置く廃棄物の投入・搬入の廃棄物処理の場合にも適用できる。 In the above description, the waste processing in which the waste is landfilled in the final disposal landfill pit as the waste disposal scheduled area has been described. However, the present invention temporarily stores the waste in the temporary waste storage area as the planned waste disposal area. The present invention can also be applied to the case of waste processing for placing and carrying waste to be disposed of in the waste transshipment area as a waste disposal area or a waste disposal scheduled area.
1 屋根、4A〜4D,40A〜40C,400A 埋立ピット(廃棄物処理予定区域)、5 表面水用排水管(排水路)、7 浸出水用排水管(浸出水用排水路)、
10 廃棄物、11 覆土(覆体)、12 遮水シート(覆体)、
50,51 表面水用縦排水管(縦排水路)、
71 ガス抜き縦管(浸出水排水用及びガス抜き用の縦排水路)、
72 ガス抜き孔(複数の孔)。
1 Roof, 4A-4D, 40A-40C, 400A Landfill pit (Waste disposal planned area), 5 Surface water drainage pipe (drainage), 7 Leachate drainage pipe (leachate drainage),
10 Waste, 11 Covering soil (covering), 12 Water shielding sheet (covering),
50, 51 Vertical drainage pipe (surface drainage channel) for surface water,
71 Degassing vertical pipe (exhaust water drainage and degassing vertical drainage channel),
72 Degassing holes (multiple holes).
Claims (9)
The drainage of the planned waste disposal area according to any one of claims 1 to 6, wherein the covering is formed by covering soil and a water shielding sheet laid on, below or in the covering soil. Method.
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