JP2005086226A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、映像信号の圧縮処理時間が短く、限られた帯域幅の伝送路に必要な映像信号を伝送することができる圧縮機能を有する撮像装置を提供する。
【解決手段】イメージセンサ1から出力された信号を、1画素を第1ビット数で表現するデジタル映像信号に変換するA/D変換手段4と、1画面を構成するデジタル映像信号を、隣接する複数の画素を有するブロック単位に分割するブロック分割手段10と、ブロック毎に、デジタル映像信号の最小値及び最大値を検出する最大値最小値検出手段11と、ブロック毎に、各画素のデジタル映像信号と最小値との差分値を算出する差分値算出手段12と、ブロック毎に、デジタル映像信号のダイナミックレンジを第1ビット数より少ない第2ビット数で分割して、各ステップに対応する階調を設定した量子化ステップを算出し、量子化ステップに従って差分値を符号化する符号化手段13とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に係る発明であって、特に、車載などに用いられる映像圧縮機能を有する撮像装置に関するものである。
近年、撮像装置はデジタル化され携帯電話や車両などへの搭載が進んでいる。そして、これら搭載される撮像装置も高解像度化が進み、伝送される映像信号のデータ量が大幅に増大している。そのため、限られた帯域幅の伝送路に映像信号を伝送するには、映像信号のデータ量を圧縮することが必要不可欠となってきている。
映像信号のデータ量を削減する方法の1つとして、映像信号の色表現形式をRGB形式からYUV形式に変換する方法がある。このYUV形式は、輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)、輝度信号と青色成分の差(V)の3つの情報で色を表す形式である。そのため、輝度の変化には敏感であるが色差の変化には鈍感であるという人間の視覚の特性を利用して、YUV形式は、人間の目で認識できない冗長なデータを削除して映像信号のデータ量を削減している。
さらに、YUV形式への変換に加えて、符号化による圧縮機能を備えた撮像装置の従来例を特許文献1に示す。特許文献1では、RGB形式からYUV形式に変換後、DPCM符号化及びエントロピー符号化して映像信号を圧縮している。DPCM符号化及びエントロピー符号化については、特許文献1に詳しく説明されている。
特開2001−95012号公報
映像信号の色表現形式をRGB形式からYUV形式に変換するだけでは、限られた帯域幅の伝送路にデータ量の多い映像信号を伝送することは困難である。そのため、特許文献1のような符号化による圧縮が必要となる。この符号化による圧縮は、特許文献1で示した方法以外に、圧縮率を重視したMPEG(Moving Picture Experts Group)による方法などがある。
しかし、従来の符号化による圧縮は高度な処理が必要となり、圧縮処理に時間がかかる問題があった。特に、車載用の撮像装置では、撮像信号をリアルタイムで処理することが重要視される。そのため、映像信号の伝送に遅延が生じる符号化による圧縮を、車載用の撮像装置には採用することができない問題があった。
そこで、本発明は、映像信号の圧縮処理時間が短く、限られた帯域幅の伝送路に必要な映像信号を伝送することができる圧縮機能を有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る解決手段は、撮像素子から出力された信号を、1画素を第1ビット数で表現するデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、デジタル映像信号を圧縮符号化する圧縮符号化手段を備え、圧縮符号化手段は、1画面を構成するデジタル映像信号を、隣接する複数の画素を有するブロック単位に分割するブロック分割手段と、ブロック毎に、デジタル映像信号の最小値及び最大値を検出する検出手段と、ブロック毎に、各画素のデジタル映像信号と最小値との差分値を算出する差分値算出手段と、ブロック毎に、デジタル映像信号の最小値と最大値により求められたダイナミックレンジを第1ビット数より少ない第2ビット数で分割して、各ステップに対応する階調を設定した量子化ステップを算出し、量子化ステップに従って差分値を符号化する符号化手段とを備える。
また、本発明に係る別の解決手段は、デジタル変換手段と圧縮符号化手段の間に、デジタル映像信号の色表現形式を変換する形式変換手段をさらに備える。
さらに、本発明に係る別の解決手段は、圧縮されたデジタル映像信号に付加するデータに対して、デジタル映像信号の使用される階調以外に対応するデータ区間を削減するデータ削減手段をさらに備える。
また、本発明に係る別の解決手段は、量子化ステップは、車両情報に基づいて各ステップに対応する階調を可変させる。
さらに、本発明に係る別の解決手段は、量子化ステップは、測光情報に基づいて各ステップに対応する階調を可変させる。
また、本発明に係る別の解決手段は、撮像装置は車載用の撮像装置である。
本発明に記載の撮像装置は、撮像素子から出力された信号を、1画素を第1ビット数で表現するデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、デジタル映像信号を圧縮符号化する圧縮符号化手段を備え、圧縮符号化手段は、1画面を構成するデジタル映像信号を、隣接する複数の画素を有するブロック単位に分割するブロック分割手段と、ブロック毎に、デジタル映像信号の最小値及び最大値を検出する検出手段と、ブロック毎に、各画素のデジタル映像信号と最小値との差分値を算出する差分値算出手段と、ブロック毎に、デジタル映像信号の最小値と最大値により求められたダイナミックレンジを第1ビット数より少ない第2ビット数で分割して、各ステップに対応する階調を設定した量子化ステップを算出し、量子化ステップに従って差分値を符号化する符号化手段とを備えるので、映像信号の圧縮処理時間が短く、限られた帯域幅の伝送路であっても必要な映像信号を伝送することができる効果がある。
また、本発明に記載の撮像装置は、デジタル変換手段と圧縮符号化手段の間に、デジタル映像信号の色表現形式を変換する形式変換手段をさらに備えるので、人間の目で認識できない冗長なデータを削除でき、圧縮率を上げることができる効果がある。
さらに、本発明に記載の撮像装置は、圧縮されたデジタル映像信号に付加するデータに対して、デジタル映像信号の使用される階調以外に対応するデータ区間を削減するデータ削減手段をさらに備えるので、圧縮したデジタル映像信号に付加するデータ量を低減でき、より限られた帯域幅の伝送路であっても必要な映像信号を伝送することができる効果がある。
また、本発明に記載の撮像装置は、量子化ステップが、車両情報に基づいて各ステップに対応する階調を可変させるので、車両情報に基づく最適な圧縮デジタル映像信号が得られ、限られた帯域幅の伝送路でも必要な映像信号を伝送することができる効果がある。
さらに、本発明に記載の撮像装置は、量子化ステップが、測光情報に基づいて各ステップに対応する階調を可変させるので、測光情報に基づく最適な圧縮デジタル映像信号が得られ、限られた帯域幅の伝送路でも必要な映像信号を伝送することができる効果がある。
また、本発明に記載の撮像装置は、撮像装置は車載用の撮像装置であるので、車載用の限られた帯域幅の伝送路であっても必要な映像信号を伝送することができる効果がある。
(第1の実施の形態)
図1に、本実施の形態に係る車両周辺の撮像等に使用される車載用撮像装置のブロック図を示す。図1に示す撮像装置は、イメージセンサ1、信号処理部2とエンコーダ3により構成されている。
イメージセンサ1は、映像を映像信号に変換するセンサであり、例えばCCD(Charge Coupled Device)などがある。このイメージセンサ1から出力される映像信号は、色表現形式がRGB形式であり、アナログ信号である。
信号処理部2は、A/D変換手段4、RGB−YUV変換手段5と圧縮符号化手段6により構成されている。A/D変換手段4は、イメージセンサ1から出力されたアナログ信号をデジタル信号の映像信号(以下、デジタル映像信号ともいう)に変換する手段である。例えば、アナログ信号の各成分(RGB)をそれぞれ8ビット(256階調)のデジタル映像信号に変換する。
RGB−YUV変換手段5は、デジタル映像信号の色表現形式をYUV形式に変換する。背景技術でも述べたように、YUV形式は、輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)、輝度信号と青色成分の差(V)の3つの情報で色を表す形式である。そのため、RGB形式をYUV形式に変換することで、人間の目で認識できない冗長なデータを削除できる。圧縮符号化手段6は、YUV形式に変換されたデジタル映像信号を、符号化による圧縮によりデジタル映像信号のデータ量を減少させる。エンコーダ3は、圧縮符号化手段6により圧縮されたデジタル映像信号をエンコードする。
次に、圧縮符号化手段6について詳しく説明する。図2に、圧縮符号化手段6のブロック図を示す。この圧縮符号化手段6は、ブロック分割手段10、最大値最小値検出手段11、差分値算出手段12と符号化手段13により構成されている。
まず、ブロック分割手段10において、1画面を構成するデジタル映像信号を、隣接する複数の画素を有するブロック単位に分割する。ブロックの大きさは任意であるが、例えば4画素×4画素を1ブロックとして、64画素×64画素の1画面なら256個のブロックに分割することになる。図3に、1ブロック(4画素×4画素)のデジタル映像信号の例を示す。なお、本来1画素は、Y成分、U成分、V成分の3つの成分から構成されているが、図3では1つの成分(例えばU成分)のみのデジタル映像信号として概念的に表現している。
図3では、各画素を8ビットのデジタル映像信号として表現している。つまり、1画素のY成分、U成分、V成分は、それぞれ256階調(8ビット)のデジタル映像信号で表現されている。図3(a)及び図3(b)に示されている数字は、1画素のある成分(例えばU成分)の階調を表している。例えば、図3(a)の左上の画素は、9階調(以下、階調を省略する場合がある)であることを表している。また、図3(a)は、隣接する画素の相関が高い(隣接する画素の階調差が小さい)ブロックを示し、図3(b)は、隣接する画素の相関が低い(隣接する画素の階調差が大きい)ブロックを示している。
次に、最大値最小値検出手段11において、ブロック毎にデジタル映像信号の最大値と最小値とを検出する。つまり、ブロック内の最大階調と最小階調とを検出する。具体的に図3(a)では、最大値が9、最小値が6となり、図3(b)では、最大値36、最小値6となる。なお、デジタル映像信号の最大値と最小値は、各ブロックの各成分に対してそれぞれ求める。64画素×64画素の1画面なら、256ブロック×3成分=768個の最大値と最小値が求められる。
次に、差分値算出手段12において、ブロック毎に、各画素のデジタル映像信号と最小値との差分値を算出する。つまり、ブロック内の各画素から当該ブロックの最小階調を減算する。具体的に図3(a)では、最小値6をブロック内の各画素から減算する。その結果図3(a)の差分値は、図3(c)に示すように0から3までの値となる。同様に図3(b)でも最小値6をブロック内の各画素から減算する。その結果図3(b)の差分値は、図3(d)に示すように0から30までの値となる。
次に、符号化手段13において、8ビットのデジタル映像信号を3ビットのデジタル映像信号に圧縮して符号化する。図3(a)に示した8ビットのデジタル映像信号は、最小値との差分をとることにより、図3(c)に示すように差分値(階調)が0から3までの値となる。階調が0から3までの値となれば、図3(a)に示した8ビットのデジタル映像信号を3ビット(最大8階調まで表現できる)のデジタル映像信号として符号化することが可能となる。しかし、図3(b)に示した8ビットのデジタル映像信号は、最小値との差分をとっても、図3(d)に示すように差分値(階調)が0から30までの値となる。そのため、図3(b)に示した8ビットのデジタル映像信号を3ビットのデジタル映像信号として符号化することができない。
つまり、単に最小値との差分をとっただけでは、隣接する画素の相関が低い図3(b)に示すブロックにおいて、8ビットのデジタル映像信号を3ビットのデジタル映像信号として符号化することができない。この3ビットのデジタル映像信号は、8つのステップをもつ量子化ステップと解釈できる。そして、この各ステップに1つの階調を割り当てると0から7までの8階調しか表現できず、図3(d)に示すように差分値(階調)が0から30までの値は表現できない。
そこで、本実施の形態では、各ステップに複数の階調を割り当てることで、8ビットのデジタル映像信号を3ビットのデジタル映像信号で表現する。つまり、8つのステップで0から30までの差分値(階調)を表現するために、各ステップに4つの差分値を対応させる。具体的には、0ステップに差分値0から3を対応させ、1ステップに差分値4から7を対応させ、以下同様に7ステップに差分値28から31を対応させている。その結果、図3(b)に示す8ビットのデジタル映像信号を、図3(e)に示すように0から7までの3ビットのデジタル映像信号として符号化することが可能となる。
符号化手段13において、各ステップに対応する階調を設定した量子化ステップを算出するには、デジタル映像信号のダイナミックレンジを圧縮後のビット数で分割して求める。具体的には、図3(b)のデジタル映像信号のダイナミックレンジは、最大値36と最小値6から求められ31階調である。この31階調のダイナミックレンジを圧縮後のビット数である3ビット(8ステップ)で割ると、各ステップに4階調ずつ対応させた量子化ステップを算出できる。そして、各画素の差分値を算出した量子化ステップに従って符号化することで、8ビットのデジタル映像信号を3ビットのデジタル映像信号に圧縮している。
同様に、図3(a)のデジタル映像信号のダイナミックレンジは、最大値9と最小値6から求められ4階調である。この4階調のダイナミックレンジを圧縮後のビット数である3ビット(8ステップ)で割ることで各ステップ0.5階調と求まる。しかし、各ステップに対応する階調数は整数であるため、少数点以下を繰り上げて計算する。その結果、図3(a)では、各ステップに1階調ずつ対応させた量子化ステップを算出できる。そして、各画素の差分値を算出した量子化ステップに従って符号化することで、8ビットのデジタル映像信号を3ビットのデジタル映像信号に圧縮している。
ブロック分割手段10から符号化手段13までの圧縮符号化手段6の処理により、3ビットに圧縮されたデジタル映像信号は、各ブロックの最小値及びダイナミックレンジが付加されてエンコーダ3に出力される。そして、エンコーダ3では、所定の処理によりデジタル映像信号及び付加されたデータをエンコードする。その後、エンコーダ3から帯域幅に制限のある伝送路に、エンコードされた3ビットのデジタル映像信号及び付加されたデータが伝送される。
以上のように、本実施の形態に記載した撮像装置は、ブロック毎に、デジタル映像信号のダイナミックレンジを圧縮後のビット数で分割して、各ステップに対応する階調を設定した量子化ステップを算出して、この量子化ステップに従って差分値を符号化する符号化手段13とを備えるので、映像信号の圧縮処理時間が短く、限られた帯域幅の伝送路であっても必要な映像信号を伝送することができる圧縮機能を有する。
また、本実施の形態に記載した撮像装置は、A/D変換手段4後に、RGB−YUV変換手段5をさらに備えるので、人間の目で認識できない冗長なデータを削除でき、圧縮率を上げることができる。
なお、本実施の形態では、A/D変換手段4後のデジタル映像信号を8ビットとし、圧縮符号化6後のデジタル映像信号を3ビットとしているが、本発明はこれに限られない。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態で示した圧縮されたデジタル映像信号には、各ブロックの最小値とダイナミックレンジのデータ(以下、付加データともいう)が付加される。この付加データは、圧縮されたデジタル映像信号を復元する際に伝送先で必要となるデータである。そのため、圧縮されたデジタル映像信号と共に、必ず伝送されるデータである。本実施の形態では、この付加データにおける冗長なデータを削減することで、伝送するデータ量を低減することを目的としている。この冗長なデータを削減する手段(データ削減手段ともいう)は、符号化手段13後に設けられる。
付加データである最小値とダイナミックレンジは、それぞれ圧縮される前のデジタル映像信号のビット数がデータ区間として確保されている。第1の実施の形態における圧縮前のデジタル映像信号は、8ビットであるため、最小値及びダイナミックレンジもそれぞれ8ビットのデータ区間を確保しなければならない。つまり、最小値及びダイナミックレンジはそれぞれ0から255(又は−128から127)までの階調に対応できるデータ区間を確保しなければならない。
しかし、実際のデジタル映像信号は、0から255までの階調の全てを利用することはない。図4に、実際のデジタル映像信号におけるU成分の頻度分布を示す。図4では、横軸が−128から127までの階調、縦軸が頻度をそれぞれ表している。図4を見ると、実際のデジタル映像信号では、ほとんどの信号が0階調の前後数十階調の間に現れている。他の成分であるY成分やV成分についても図4と同様の傾向がある。
そこで、本実施の形態では、実際のデジタル映像信号が一部の範囲の階調しか使用していないことを利用して、冗長なデータを削減する。つまり、付加データのために確保したデータ区間のうち、図4の127階調の近傍に対応する上位数ビット分のデータ区間を削除する。これにより、付加データのデータ量を削減することができる。なお、削除できる上位ビットの数は、撮像装置が使用される目的などにより異なる。
また、図4の−128階調の近傍も実際のデジタル映像信号はあまり利用していない。そのため、付加データのために確保したデータ区間のうち、図4の−128階調の近傍に対応する下位数ビット分のデータ区間も削除する。これにより、付加データのデータ量をさらに削減することができる。
但し、各ブロック間で異なるビット数の下位ビットをデータ区間から削除した場合、デジタル映像信号を復元した際に各ブロック間に誤差が生じることが考えられる。しかし、各ブロック間に生じる誤差を人間の目に感じさせないレベルにすれば問題がない。そのため、削除できる下位ビットの数は、各ブロック間に生じる誤差が人間の目に感じない範囲とする。これにより、映像の品質を落とさずに付加データのデータ量を削減することができる。
以上のように、本実施の形態に記載した撮像装置は、付加データに対して、デジタル映像信号の使用される階調以外に対応するデータ区間を削減するデータ削減手段をさらに備えるので、圧縮したデジタル映像信号に付加するデータ量を低減でき、より限られた帯域幅の伝送路であっても必要な映像信号を伝送することができる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態で示した圧縮されたデジタル映像信号では、量子化ステップの各ステップに対応させる階調数は同数であった。しかし、本実施の形態では、撮像装置を載せる車両からの情報などにより、量子化ステップの各ステップに対応させる階調数を可変させる。これにより、本実施の形態に係る撮像装置では、最適な映像を得ることができる。
図5(a)に、量子化ステップの各ステップに対応させる階調数は同数である場合の概念図を示す。第1の実施の形態で示した8つのステップに対して32の階調が対応する例に基づいて、図5(a)を説明する。まず、図5(a)に示された量子化ステップには、8つのステップ(0ステップから7ステップまで)が設けられている。図3(d)に示す差分値(階調)を表現するために、各ステップに4階調ずつ対応させる。具体的には、0階調から3階調までを0ステップに、4階調から7階調までを1ステップに、以下同様に28階調から31階調までを7ステップにそれぞれ対応させている。
次に、撮像装置を載せる車両の情報に応じて、各ステップに対応させる階調数を可変させる場合について説明する。この車両情報としては、例えば車両のイルミネーション情報がある。この車両のイルミネーション情報とは、イルミネーションのON・OFF情報である。イルミネーションをONにするような夜間の場合、撮像装置で撮像される映像は全体的に暗い映像となる。つまり、映像は、低い階調部分を中心としたデジタル映像信号となる。この暗い映像を図5(a)に示す階調を均等配分する量子化ステップでデジタル映像信号とした場合、あまり使用されない高い階調部分に多くのステップが割り振られ、低い階調部分の階調変化にステップが対応できない。
そこで、本実施の形態では、イルミネーションをONにする車両情報を撮像装置が得た場合、低い階調部分では各ステップに対応する階調数を減らし、高い階調部分では各ステップに対応する階調数を増やす。図5(b)に、イルミネーションがONの場合における量子化ステップの概念図を示す。図5(b)でも、図5(a)と同様8つのステップに対して32の階調が対応している。しかし、図5(b)では、0ステップから5ステップまでの各ステップに2階調ずつが対応し、6ステップ及び7ステップの各ステップに10階調ずつが対応している。
逆に、イルミネーションをOFFにするような昼間の場合、撮像装置で撮像される映像は全体的に明るい映像となる。つまり、映像は、高い階調部分を中心としたデジタル映像信号となる。この明るい映像を図5(a)に示す階調を均等配分する量子化ステップでデジタル映像信号とした場合、あまり使用されない低い階調部分に多くのステップが割り振られ、高い階調部分の階調変化にステップが対応できない。
そこで、本実施の形態では、イルミネーションをOFFにする車両情報を撮像装置が得た場合、高い階調部分では各ステップに対応する階調数を減らし、低い階調部分では各ステップに対応する階調数を増やす。図5(c)に、イルミネーションがOFFの場合における量子化ステップの概念図を示す。図5(c)でも、図5(a)と同様8つのステップに対して32の階調が対応している。しかし、図5(c)では、0ステップ及び1ステップの各ステップに10階調ずつが対応し、2ステップから7ステップまでの各ステップに2階調ずつが対応している。
図5(b)や図5(c)に示すような量子化ステップは、予め量子化パターンとしてメモリ等に記憶している。そして、車両情報に基づきメモリから量子化パターンを読み出して、量子化パターンを撮像装置に使用する量子化ステップとしている。
上記では、車両情報に基づいて量子化ステップの各ステップに対応させる階調数を可変させていた。しかし、車両情報以外に基づいても量子化ステップの各ステップに対応させる階調数を可変させることが考えられる。例えば、撮像装置の映像を測光した情報(測光情報ともいう)に基づく場合が考えられる。具体的には、イメージセンサ1で得た映像を測光することで、低い階調部分を中心とした映像(全体的に暗い映像)なのか、高い階調部分を中心とした映像(全体的に明るい映像)なのかの測光情報が得られる。
この測光情報に基づいて、低い階調部分を中心とした映像の場合、量子化ステップに対して低い階調部分では各ステップに対応する階調数を減らし、高い階調部分では各ステップに対応する階調数を増やす。つまり、イルミネーションをONにする車両情報と同様、図5(b)のような量子化ステップになる。また、高い階調部分を中心とした映像の場合、量子化ステップに対して高い階調部分では各ステップに対応する階調数を減らし、低い階調部分では各ステップに対応する階調数を増やす。つまり、イルミネーションをOFFにする車両情報と同様、図5(c)のような量子化ステップになる。
以上のように、本実施の形態に記載した撮像装置は、量子化ステップが、車両情報又は測光情報に基づいて各ステップに対応する階調を可変させるので、映像にあった最適な圧縮デジタル映像信号が得られ、限られた帯域幅の伝送路でも必要な映像信号を伝送することができる。
なお、図5(b)及び図5(c)に示した量子化ステップは一例であり、得られる映像にあった最適な量子化ステップであれば良い。また、イルミネーションのON・OFF情報は車両情報の一例であり、他の車両情報であっても良い。さらに、測光情報は、イメージセンサ1で得た映像を測光した情報ではなく、撮像装置以外に設けられた光センサにより得られた測光情報であっても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る圧縮符号化手段のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るブロック内の映像信号を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る映像信号の頻度を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る量子化ステップを示す図である。
符号の説明
1 イメージセンサ
2 信号処理部
3 エンコーダ
4 A/D変換手段
5 RGB−YUV変換手段
6 圧縮符号化手段
10 ブロック分割手段
11 最大値最小値検出手段
12 差分値算出手段
13 符号化手段

Claims (6)

  1. 撮像素子から出力された信号を、1画素を第1ビット数で表現するデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、
    前記デジタル映像信号を圧縮符号化する圧縮符号化手段を備え、
    前記圧縮符号化手段は、
    1画面を構成する前記デジタル映像信号を、隣接する複数の画素を有するブロック単位に分割するブロック分割手段と、
    前記ブロック毎に、前記デジタル映像信号の最小値及び最大値を検出する検出手段と、
    前記ブロック毎に、各画素の前記デジタル映像信号と前記最小値との差分値を算出する差分値算出手段と、
    前記ブロック毎に、前記デジタル映像信号の前記最小値と前記最大値により求められたダイナミックレンジを前記第1ビット数より少ない第2ビット数で分割して、各ステップに対応する階調を設定した量子化ステップを算出し、前記量子化ステップに従って前記差分値を符号化する符号化手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記デジタル変換手段と前記圧縮符号化手段の間に、前記デジタル映像信号の色表現形式を変換する形式変換手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の撮像装置であって、
    圧縮された前記デジタル映像信号に付加するデータに対して、前記デジタル映像信号の使用される階調以外に対応するデータ区間を削減するデータ削減手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の撮像装置であって、
    前記量子化ステップは、車両情報に基づいて各ステップに対応する階調を可変させることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の撮像装置であって、
    前記量子化ステップは、測光情報に基づいて各ステップに対応する階調を可変させることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の撮像装置であって、
    前記撮像装置は車載用の撮像装置であることを特徴とする撮像装置。
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