JP2005084427A

JP2005084427A - 広告用貨物コンテナ

Info

Publication number: JP2005084427A
Application number: JP2003317365A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Kimura; 一美木村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-09-09
Filing date: 2003-09-09
Publication date: 2005-03-31

Abstract

【課題】
本発明においては、貨物コンテナは貨物列車により運搬されるため、駅や線路周辺の人々へ宣伝可能となると共に、列車輸送後は、最終目的地まで大型トラックにより運搬されるため、道路においても宣伝することが可能となり、貨物コンテナを広告媒体として利用することにより消費者に広く宣伝効果をもたらすと共に、広告対象を容易に交換可能となる広告用貨物コンテナを提供するものである。
【解決手段】
広告用貨物コンテナにおいて、コンテナ本体外側側面部に、薄板状広告物が収容可能となる広告物収容部を備える枠体が固設されることを特徴とするものである。
【選択図】図１

Description

本発明は、貨物コンテナの側面部を利用して宣伝広告を行うことが可能な広告用貨物コンテナに関するものである。

今日、既存設備を利用した宣伝広告方法が多岐にわたっており、航空機、電車やバスなどの移動交通車両の外側部を広告空間として利用することは周知である。

しかしながら、上記の移動交通車両は、それぞれ、空路、線路、道路において移動するものであり、広告環境が限定される。すなわち、これらの車両に施された広告に接することが出来るのは、それらの交通手段を利用する利用者に限られることなり、消費者への宣伝の完全性が期しがたい。

また、周知の広告方法は、車両本体に直接ペイントを施す手段が採用されており、広告対象の交換作業に各種コストが生ずることとなる。

なお、実公平４-２８１５０号（特許文献１）や実公平５-１６６２１号（特許文献２）においては、大型自動車の荷台を広告空間として使用する発明が開示されているが、本発明のように、鉄道と自動車の連携輸送に用いられる貨物コンテナを用いるものではない。

実公平４-２８１５０号公報

実公平５−１６６２１号公報

本発明は、上記した公知技術における問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、貨物コンテナを広告媒体として利用することにより、消費者に広く宣伝効果をもたらすと共に、広告対象を容易に交換可能となる広告用貨物コンテナを提供するものである。

本発明は、上記の目的を達成するため、広告用貨物コンテナにおいて、コンテナ本体外側側面部に、薄板状広告物が収容可能となる広告物収容部を備える枠体が固設されることを特徴とするものである（請求項１）。

また、請求項１に記載される広告用貨物コンテナにおいて、前記枠体が、コンテナ本体外側側面部に設けられる開閉式扉部の各扉部略中央部に固設されることを特徴とするものである（請求項２）。

本発明は、上記のような構成を採用するので、以下の効果を奏するものである。

貨物コンテナは貨物列車により運搬されるため、駅や線路周辺の人々へ宣伝可能となると共に、列車輸送後は、最終目的地まで大型トラックにより運搬されるため、道路においても宣伝することが可能となり、より広い消費者に対し、宣伝効果を及ぼすことが可能となる。

枠体に収容された広告物を容易に出し入れすることができるため、広告対象の交換を極めて容易に行うことが可能となる。

なお、枠体を、コンテナ側面部に設けられた開閉式扉部の各扉部略中央部に固設することにより、貨物コンテナの輸送物の運搬作業に支障を及ぼすことを回避することが可能となる。

本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。

図面に示されるように、本発明に係る広告用貨物コンテナは、コンテナ本体（Ｃ）の外側側面部に薄板状広告物（Ｐ）が収納可能となる収容部を備えた枠体（Ｆ）が固設されている。

本発明における貨物コンテナとは、鉄道と自動車の連携によって輸送されるために用いられる輸送用の容器をいうものである。

コンテナ外側側面部は、図示のように、本体中広いスペースがあり、コンテナが線路上、道路上に輸送される際、周囲の人々の目を最もひきつけやすいスペースである。

薄板状広告物（Ｐ）とは、例えば、商品やキャッチコピーなどの広告情報が施されるポスターやパネルなどが想定されるが、本発明においては特に限定されるものではない。

なお、図中においては特に記載していないが、薄板状広告物（Ｐ）には、上記した広告情報が施されるものである。

枠体（Ｆ）に備えられた広告物収容部は、絵画やポスターを収納するフレームにおける公知の構造を採用するものであるが、例えば、枠体（Ｆ）の四囲に溝が形成され（図示せず）、あるいは裏面に止め板などを備えることにより（図示せず）、薄板状広告物（Ｐ）が掛け止められる構造を有するものであり、枠体（Ｆ）の上部や側方部から広告物を容易に出し入れすることができるものとする。

図２に示されるように、例えば枠体（Ｆ）の側方部に開閉自在の扉（Ｄ）が設けられており、薄板状広告物（Ｐ）を交換する際は、かかる扉（Ｄ）を開き、収容部より出し入れすることなどが考えられる。

また、例えば、枠体（Ｆ）正面部には透明の板体を配置することにより、広告物の保護を可能とし、長期の広告にも耐えうるものとする。

枠体（Ｆ）は、例えば、ステンレスや合成樹脂などあらゆる素材を選択することが可能であり、例えば、枠体周縁の適宜個所にビス（Ｖ）などを介してコンテナの側面部に固設されている。

なお、請求項２に記載されるように、枠体を、コンテナ側面部に設けられた開閉式扉部の各扉部略中央部に固設することにより、貨物コンテナの輸送物の運搬作業に支障を及ぼすことを回避することが可能となる。なお、図１には、コンテナ本体（Ｃ）の外側側面部に設けられる開閉式扉部の一方の扉部の中央部に固設された状態が示されるが、本発明はかかる実施の形態に限定されない。

枠体を例えば、縦横８０センチメートル〜９０センチメートルの正方形とすることにより、コンテナ上に効果的な広告を施すことが可能となる。

本発明に係る広告用貨物コンテナの一実施例を示す斜視図。本発明に係る広告用貨物コンテナに固設された枠体の一実施例を示す斜視図。

符号の説明

Ｃコンテナ本体
Ｆ枠体
Ｐ薄板状広告物
Ｄ開閉自在の扉
Ｔ透明板体
Ｖビス

Claims

コンテナ本体外側側面部に、薄板状広告物が収容可能となる広告物収容部を備える枠体が固設されることを特徴とする広告用貨物コンテナ。
前記枠体が、コンテナ本体外側側面部に設けられる開閉式扉部の各扉部略中央部に固設されることを特徴とする請求項１に記載される広告用貨物コンテナ。