JP2005083705A - 多段加熱処理装置 - Google Patents

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Takaaki Hotta
任晃 堀田
Kenji Makino
謙二 牧野
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IHI Aerospace Co Ltd
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Abstract

【課題】 被加熱物を所定温度で的確に多段加熱処理することができる多段加熱処理装置を提供する。
【解決手段】 本発明の多段加熱処理装置10は、内部に被加熱物1を収容するカートリッジ2と、カートリッジ2を包囲してカートリッジ2内の被加熱物1を加熱する加熱装置3とを備えている。カートリッジ2は、加熱装置3からの熱を吸収し被加熱物1に対する所定部位の加熱温度を所定温度に調整する加熱温度調整部を有している。また、加熱温度調整部は、加熱装置3からの熱を吸収する冷媒5を流通させる冷媒流路6を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被加熱物を2種以上の加熱温度で加熱する多段加熱処理装置に関する。
長軸の被加熱物を軸方向に2種以上の複数の温度で加熱する場合、多段加熱処理装置が用いられる。図2は従来の一般的な多段加熱処理装置の概略構成を示す図である。この図に示すように多段加熱処理装置30は、内部に被加熱物を収容する中空円筒形のカートリッジ12と、このカートリッジ12を包囲する中空円筒形の加熱装置13とを備えている。
図3(a)は、図2に示した多段加熱処理装置30の縦断面構造を示す図である。この図に示すように、加熱装置13の壁部内には軸方向に中空円筒形の複数のヒーターH1〜H5(この例では5つ)が並べて配置されており、各ヒーターは、それぞれ独立に加熱制御可能となっている。
図3(b)は、加熱装置13による被加熱物11の加熱温度の分布を示す図であり、横軸に被加熱物11の軸方向位置をとり、縦軸に被加熱物11の加熱温度をとっている。この図に示すように、上記のような構成を有する従来の多段加熱処理装置30では、例えば、ヒーターH1〜H5をそれぞれ順に、高温加熱部、低温加熱部、高温加熱部、低温加熱部、高温加熱部として発熱させ、高温加熱領域S1、S3、S5と低温加熱領域S2、S4を形成し、被加熱物11の所定部位を所定温度で多段加熱処理するようになっている。なお、この例では、高温加熱領域は約1000℃であり、低温加熱領域は室温(15℃)〜数100℃である。
このような多段加熱処理装置に関する従来技術は、例えば下記特許文献1に開示されている。特許文献1の「環状多段式加熱炉」は、上段側に低温加熱室と、該低温加熱室に隔壁を介して高温加熱室と、前記低温加熱室は、環状空間と、被加熱物を搬送するエンドレス状の上方移送手段と、前記高温加熱室は、前記低温加熱室の下段側に設けられた環状空間と、該環状空間に火炎ガスを吹き込むバーナーと、被加熱物を搬送するエンドレス状の下方移動手段とを有し、前記低温加熱室は、該高温加熱室からの熱で加熱されるようになっている。
なお、その他の関連する従来技術として下記特許文献2〜4が開示されている。
特開2002−372375号公報 特開平11−317338号公報 特開2001−163693号公報 特開平5−139878号公報
ところで、図3(b)では実際の被加熱物11に対する加熱温度を実線で示し、目標とする被加熱物11に対する加熱温度を破線で示している。この図から分かるように、ヒーターH2により加熱される被加熱物11の中央部(低温加熱領域S2の軸方向中央部)の温度は目標とする加熱温度とすることができるが、ヒーターH2により加熱される被加熱物11の両端部(低温加熱領域S2の軸方向両端部)の加熱温度は、ヒーターH1、H3による加熱の影響により、目標とする加熱温度まで下がり切らず、S1とS2との境界部、及びS2とS3との境界部の温度勾配が目標とする温度勾配とならないことがある。また、ヒーターH4により加熱される低温加熱領域S4のように、加熱温度が目標温度まで下がる部分が全く無いということもある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、被加熱物を所定温度で的確に多段加熱処理することができる多段加熱処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の多段加熱処理装置は、内部に被加熱物を収容するカートリッジと、該カートリッジを包囲してカートリッジ内の被加熱物を加熱する加熱装置とを備え、前記カートリッジは、前記加熱装置からの熱を吸収し前記被加熱物に対する所定部位の加熱温度を所定温度に調整する加熱温度調整部を有する、ことを特徴とする。
また、上記本発明の多段加熱処理装置において、好ましくは、前記加熱温度調整部は、前記加熱装置からの熱を吸収する冷媒を流通させる冷媒流路を有する。
上記のような本発明の構成によれば、被加熱物を収容するカートリッジに、加熱装置からの熱を吸収し被加熱物に対する所定部位の加熱温度を所定温度に調整する加熱温度調整部を設けたので、低温加熱領域の加熱温度を所定温度に調整することができる。また、高温加熱領域と低温加熱領域の間の温度勾配を大きく設定することができるので、的確な多段加熱を実現することができる。
また、加熱装置は被加熱物を高温に維持することに徹し、低温に維持する機能はカートリッジに持たせることにより両者の機能を分担したため、構造、制御方式が複雑化する傾向が強い加熱装置の本体の設計、製造、運用の合理化を図ることができる。
また、加熱温度調整部に、加熱装置からの熱を吸収する冷媒を流通させる冷媒流路を設けたので、低温部分の温度高低は冷媒流路の大きさや冷媒の流量を調整することにより達成できる。したがって、被加熱物の所有者が自由に流路設計を行うことにより、柔軟な多段加熱を達成することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態の概略構成図である。この図に示すように、本発明の多段加熱処理装置は、カートリッジ2と、加熱装置3とを備えている。
カートリッジ2は中空円筒形の部材からなり、その内部に被加熱物1を収容するようになっている。
加熱装置3は、中空円筒形をなし、カートリッジ2を包囲しカートリッジ2内の被加熱物1を加熱する機能を有している。図3において説明した従来型の多段加熱処理装置30における加熱装置13は、軸方向に並べて配置した複数のヒーターを有し、それぞれのヒーターは独立に加熱制御可能となっていたが、本発明の多段加熱処理装置10における加熱装置3は、長軸中空円筒形の単段ヒーター4を有している。
また、カートリッジ2の円筒壁部には冷媒流路6が設けられている。この冷媒流路6は、被加熱物1のうち低温加熱領域とする位置に対応させてカートリッジ2の円筒壁部に沿って螺旋状に設けられており、冷媒流路6の内部に冷媒5が流れることにより加熱装置3からの熱を吸熱して、被加熱物1に対する加熱温度を所定温度に調整するようになっている。すなわち、冷媒流路6は、被加熱物1に対する加熱温度を所定温度に調整する加熱温度調整部として機能するようになっている。この所定温度の調整は、冷媒流路6の流路断面積や冷媒5の流量を調節することにより行うことができる。なお、この冷媒5は、例えば水や液体金属などが使用される。
また、カートリッジ2には冷媒5を冷媒流路6に供給するための冷媒供給路7が設けられている。この冷媒供給路7は、いずれも軸方向に直線的に延びており、冷媒供給路7の内側に位置する被加熱物1に対する加熱温度に影響を与えないようになっている。図に示すように、カートリッジ2には螺旋状の冷媒流路6が2箇所設けられ、この2つの冷媒流路6は、互いに冷媒供給路7により接続されている。
図1(b)は、図1(a)の多段加熱処理装置10による被加熱物1の加熱温度分布を示す図であり、横軸に被加熱物1の軸方向位置をとり、縦軸に被加熱物温度をとっている。また、実際の被加熱物1に対する加熱温度を実線で示し、目標とする被加熱物1に対する加熱温度を破線で示している。この図に示すように、多段加熱処理装置10によれば、被加熱物1には、高温加熱領域S1、S3、S5(いずれも約1200℃)と、低温加熱領域S2(約1000℃)、S4(約800℃)が形成される。すなわち、カートリッジ2のうち冷媒流路6を設けた部分については加熱装置3からの熱が吸熱され被加熱物に対する加熱温度が所定の温度まで調整されるので、低温加熱領域S2、S4は共に、目標とする加熱温度に調整されている。
本実施形態では、低温加熱領域S2と低温加熱領域S4とでは、被加熱物に対する加熱温度は、低温加熱領域S4の方が低温に設定されているが、これは低温加熱領域S4に対応して設けられた(図で右側の)冷媒流路6を流れる冷媒5の流量を低温加熱領域S2に対応して設けられた(図で左側の)冷媒流路6を流れる冷媒の流量より多くすることにより調整できる。
このように、本発明の多段加熱処理装置10は、被加熱物1を収容するカートリッジ2に、加熱装置3による被加熱物1に対する所定部位の加熱温度を所定温度に調整するための冷媒を流通させる冷媒流路6を設けたので、低温加熱領域の加熱温度を所定温度に調整することができる。また、高温加熱領域と低温加熱領域の間の温度勾配を大きく設定することができるので、的確な多段加熱を実現することができる。
また、加熱装置3は被加熱物1を高温に維持することに徹し、低温に維持する機能はカートリッジ2に持たせることにより両者の機能を分担したため、構造、制御方式が複雑化する傾向が強い加熱装置の本体の設計、製造、運用の合理化を図ることができる。さらに、低温部分の温度高低は冷媒流路6の大きさや冷媒5の流量を調整することにより達成できるため、被加熱物1の所有者が自由に流路設計を行うことにより、柔軟な多段加熱を達成することができる。
また、上記の実施形態において、低温加熱領域の両端側に対応する冷媒流路6を流れる冷媒5の流量を、その低温加熱領域の中央部に対応する冷媒流路6を流れる冷媒5の流量より多くするように冷媒流路を形成すれば、高温加熱領域と低温加熱領域との境界部の温度勾配をより目標とする温度勾配に近づけることができる。
なお、上述した実施形態において、高温加熱領域と低温加熱領域の温度設定は多段加熱処理の一例を示したものであり、これに限定されることはない。また、低温加熱領域を形成するための冷媒流路6は2箇所であったが、これに限定されず、多段加熱の目的に応じて適宜増減することができる。
また、冷媒流路6の形状は上述した螺旋形状に限られず、加熱装置3からの熱を吸熱し、被加熱物に対する加熱温度を所定温度に調整できる範囲で種々の形状を採用し得る。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
(a)は本発明の実施形態の概略構成図であり、(b)は本発明の多段加熱処理装置による被加熱物の加熱温度分布を示す図である。 従来の多段加熱処理装置の概略構成図である。 (a)は図3の多段加熱処理装置の縦断面構造図であり、(b)は従来の多段加熱処理装置による被加熱物の加熱温度分布を示す図である。
符号の説明
1 被加熱物
2 カートリッジ
3 加熱装置
4 単段ヒーター
5 冷媒
6 冷媒流路
7 冷媒供給路
10 多段加熱処理装置

Claims (2)

  1. 内部に被加熱物を収容するカートリッジと、
    該カートリッジを包囲してカートリッジ内の被加熱物を加熱する加熱装置とを備え、
    前記カートリッジは、前記加熱装置からの熱を吸収し前記被加熱物に対する所定部位の加熱温度を所定温度に調整する加熱温度調整部を有する、ことを特徴とする多段加熱処理装置。
  2. 前記加熱温度調整部は、前記加熱装置からの熱を吸収する冷媒を流通させる冷媒流路を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の多段加熱処理装置。
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