JP2005081230A - 水質浄化資材の製造方法、および水質浄化システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5〜30mmの粒状浄水ケーキとし、該粒状浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥することにより、水質浄化資材を製造する。あるいは、浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5mm未満の粉粒状浄水ケーキとし、該粉粒状浄水ケーキに微生物難分解性の有機物資材を0.5〜10.0重量%混練した後、該混練物を造粒して粒径4.5〜30mmの造粒物とし、該造粒物を150〜200℃で通風乾燥することにより、水質浄化資材を製造する。これらのすいしつ浄化資材は、さらに、酸化条件下300〜500℃で半焼成、還元条件下300〜500℃で半炭化してもよい。
【選択図】 図1
Description
本来、浄水ケーキは、粘土やシルトなどの鉱物を主要構成成分とし、原水中の菌体や藻体などの有機物を含むものであり、それらはリン酸イオンを固定する機能を有する。また、浄水ケーキには水処理過程で添加されたポリ塩化アルミニウム(PAC)や硫酸アルミニウムもごく少量混在しており、それらも高いリン酸固定能を有する。
まず、水質浄化資材の製造方法について説明する。
本発明の水質浄化資材の製造方法は、水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化資材の製造方法であって、次に挙げる特徴的な工程(1)〜(6)のうち、いずれかを採用したものである。
(1)浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5〜30mmの粒状浄水ケーキとし、該粒状浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥することにより、前記水質浄化資材となる乾燥粒状浄水ケーキを製造する。
(2)浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5〜30mmの粒状浄水ケーキとし、該粒状浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥した後、酸化条件下300〜500℃(望ましくは300〜400℃)で半焼成することにより、前記水質浄化資材となる半焼成粒状浄水ケーキを製造する。
(3)浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5〜30mmの粒状浄水ケーキとし、該粒状浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥した後、還元条件下300〜500℃(望ましくは300〜400℃)で半炭化することにより、前記水質浄化資材となる半炭化粒状浄水ケーキを製造する。
(4)浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5mm未満の粉粒状浄水ケーキとし、該粉粒状浄水ケーキに、微生物難分解性の有機物資材を0.5〜10.0重量%混練した後、該混練物を造粒して粒径4.5〜30mmの造粒物とし、該造粒物を150〜200℃で通風乾燥することにより、前記水質浄化資材となる有機物混練乾燥粒状浄水ケーキを製造する。
(5)浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5mm未満の粉粒状浄水ケーキとし、該粉粒状浄水ケーキに、微生物難分解性の有機物資材を0.5〜10.0重量%混練した後、該混練物を造粒して粒径4.5〜30mmの造粒物とし、該造粒物を150〜200℃で通風乾燥した後、酸化条件下300〜500℃(望ましくは300〜400℃)で半焼成することにより、前記水質浄化資材となる有機物混練半焼成粒状浄水ケーキを製造する。
(6)浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5mm未満の粉粒状浄水ケーキとし、該粉粒状浄水ケーキに、微生物難分解性の有機物資材を0.5〜10.0重量%混練した後、該混練物を造粒して粒径4.5〜30mmの造粒物とし、該造粒物を150〜200℃で通風乾燥した後、還元条件下300〜500℃(望ましくは300〜400℃)で半炭化することにより、前記水質浄化資材となる有機物混練半炭化粒状浄水ケーキを製造する。
したがって、上記水質浄化資材の製造方法によれば、水中のリン酸イオンはもちろんのこと、硝酸イオンをも除去できる水質浄化資材を製造することができるのである。
本発明の水質浄化システムは、上述のいずれかの製造方法で製造された水質浄化資材を利用した、水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化システムであって、浄化対象となる水が入口側から流入して内部を通って出口側から流出するとともに、前記内部において前記水と前記水質浄化資材とが好気的条件下で接触するように構成された酸化槽と、浄化対象となる水が入口側から流入して内部を通って出口側から流出するとともに、前記内部において前記水と前記水質浄化資材とが嫌気的条件下で接触するように構成された還元槽とを備え、前記還元槽および前記酸化槽に順次通水するか交互に通水することにより、水質浄化処理を行うことを特徴とする。
(1)リン酸イオン及び硝酸イオン除去資材の製造
篩い分けた4.5mm以上の浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥させて乾燥粒状浄水ケーキを製造し、それを300〜500℃(望ましくは300〜400℃)酸化条件下で半焼成することによって半焼成粒状浄水ケーキを製造し、300〜500℃(望ましくは300〜400℃)還元条件下で半炭化することによって半炭化粒状浄水ケーキを製造した。
(2)リン酸イオンの除去試験
(2.1)乾燥粒状浄水ケーキ及び半焼成粒状ケーキのリン酸イオン吸着試験
図1の乾燥粒状浄水ケーキ及び半焼成粒状浄水ケーキ2gを719mg/Lのリン酸イオンを含む水溶液5mlを加え、30分間振とうする。その後、ろ過して得たろ液中のリン酸イオン濃度を測定することによってリン酸吸着能(=(供試液中のリン酸イオン濃度−処理液中のリン酸イオン濃度)/供試液中のリン酸イオン濃度×100)を比較した。なお、本試験では、多くの浄水場から採取した浄水ケーキについて調査した。その結果を表1に示す。
(2.2)リン酸吸着に対するリン酸イオン溶液と除去資材との接触時間の関係
上記(2.1)の試験に用いた鍋屋上野浄水場の浄水ケーキより製造した乾燥粒状浄水ケーキを(2.1)の試験と同様にリン酸溶液に添加し、その後、24時間にわたるリン酸吸着を調査した。その結果を図2に示す。リン酸吸着率は乾燥粒状浄水ケーキ、半炭化粒状浄水ケーキともに接触直後から1時間後にかけて急激に高まった。その後の吸着率の上昇は緩慢となったが、乾燥粒状浄水ケーキでは24時間後に78%程度、半焼成粒状浄水ケーキでは6時間後に90%程度となった。このように、リン酸イオン水溶液と除去資材との接触時間を長くすれば、リン酸イオン吸着率は高まることが明らかになった。
(2.3)リン酸吸着能と焼成温度との関係
各浄水場から採取した浄水ケーキより調製した乾燥粒状浄水ケーキを焼成温度の異なる条件下で半焼成し、それら半焼成粒状浄水ケーキのリン酸吸着能を調査した。その結果を表2に示す。
(2.4)乾燥粒状浄水ケーキ、半焼成粒状浄水ケーキ及び半炭化粒状浄水ケーキのリン酸吸着能の比較
金魚飼育水槽から採水した18.9mg/Lのリン(P)を含む水槽水50mLに上記の各粒状浄水ケーキ5gを加えて30分間振とうしたのち、上澄液のリン酸濃度を測定することによってリン酸吸着能を測定した。さらに、それを引き続いて10日間、室温条件下インキュベーションすることによってリン酸吸着率を調査した。その結果を表3に示す。
(2.5)乾燥粒状浄水ケーキによる金魚飼育水槽水のリン酸浄化
金魚飼育水槽(40L容)内に500mLの乾燥粒状浄水ケーキを加え、その後の水槽水中のリン酸濃度を測定した。その結果を表4に示す。
(2.6)乾燥粒状浄水ケーキによる生活雑排水の浄化
8Lの乾燥粒状浄水ケーキを充填した2基の水槽を酸化槽、還元槽として連結し、そこに単独浄化槽を備えた戸建住宅から排出する生活雑排水を10L/分の流速で流入させ、その後、流入排水と装置からの流出水のリン濃度を経日的に測定した。その結果、図3に示すように、上記の装置からの流出水のリン酸濃度は生活雑排水の濃度に比べて顕著に低く推移し、乾燥粒状浄水ケーキが排水中のリン浄化に有益に働いていることが認められた。
(3)硝酸イオンの除去試験
(3.1)各種粒状浄水ケーキの硝酸イオン除去能の比較
乾燥粒状浄水ケーキ、半焼成粒状浄水ケーキ及び半炭化粒状浄水ケーキの3種の浄水ケーキを5gずつ50mL容の試験管に入れ、それに硝酸態窒素を含む金魚飼育槽水50mLを加えて一定期間、室内でインキュベーションした。その後、上澄液中の硝酸態窒素濃度を測定した。その結果を表5に示す。
(3.2)有機物資材の添加による浄水ケーキの硝酸イオン除去能の増強
硝酸態窒素を含む金魚飼育水槽水50mLを入れた50mL容試験管に5gの乾燥粒状浄水ケーキと各種有機物資材を加え、一定期間、室内でインキュベーションした。その後、溶液中の硝酸態窒素濃度を測定した結果を表7に示す。
(3.3)乾燥粒状浄水ケーキによる硝酸イオン除去に対する通気の効果
表9は硝酸態窒素を含む金魚飼育水槽水1Lに乾燥粒状浄水ケーキ100gとラッカセイ殻10gを加え、通気条件を変えてインキュベーションし、溶液中の硝酸態窒素濃度の経日的変化を調べたものである。
(4)リン酸イオンと硝酸イオンの同時除去試験
(4.1)2本のアクリル円筒を還元槽、酸化槽として連結した装置によるリン酸イオンと硝酸イオンの同時除去
図6に示すように、アクリル円筒(径8cm,長さ40cm)内に乾燥粒状浄水ケーキ1Lとコーンフィード50gを層状に充填したものを還元槽1とし、底部にエアーレーション用のエアーストーンを配置した上に上記と同量の乾燥粒状浄水ケーキを充填したものを酸化槽2とした。両アクリル円筒の間に配置したロータリーポンプ3でリン酸イオン及び硝酸イオンを含む金魚飼育水4を5mL/分の流速で液送し、酸化槽2から流出する排出液5の両イオン濃度を経日的に測定した。その結果、図7に示すように、リン酸濃度は当初5.4mg/Lであったものが、1日後より0.1mg/L以下に低下し、それ以降大きく濃度上昇することはなかった。
(4.2)2個の塩ビ製容器を還元槽、酸化槽として連結させた装置によるリン酸イオンと硝酸イオンの同時除去
図8に示す塩ビ製容器(47cm×35cm,高さ26cm,42.77L容)に乾燥粒状浄水ケーキ25Lを入れ、一方を還元槽11、他方を酸化槽12とし、新堀川より採水した排水(T−N:22.8mg/L,T−P:6.1mg/L,NO3−N:0mg/L,PO4−P:0.7mg/L)で満たし770mL/分の流速で循環させた。なお、酸化槽12にはエアーストーンを通して常時エアーレーションした。図9は処理後のリン酸及び硝酸態窒素濃度の経日的推移を示す。
(4.3)リン酸イオンと硝酸イオンの同時除去性能と焼成温度との関係
鍋屋上野浄水場から採取した浄水ケーキを原料とする半焼成浄水ケーキを焼成温度の異なる条件下で半焼成し、それら半焼成粒状浄水ケーキのリン酸イオンと硝酸イオンの同時除去性能を調査した。その結果、図10に示すように、リン酸イオンの除去率は、焼成温度200〜800℃の広範囲で100%を示し、焼成温度1000℃でも著しい低下は見られなかったが、硝酸イオンの除去率は300〜400℃で高くなり、焼成温度が高くなると急激に低下することが明らかになった。したがって、半焼成浄水ケーキの硝酸吸着能の増強には300〜400℃の範囲内の半焼成が最も効果的であるといえる。
(4.4)各浄水場の浄水ケーキを原料とする半焼成粒状浄水ケーキの硝酸、リン酸除去能の比較
金魚飼育水槽から採水した水槽水50mL(NO3−N:52.0mg/L、PO4−P:12.7mg/L)に、表11に示す半焼成粒状浄水ケーキまたは半炭化粒状浄水ケーキ5gを加え、6日間にわたってインキュベーションし、リン酸および硝酸の除去率を調査した。また、比較のため、浄水ケーキを加えないものについても、6日間にわたってインキュベーションし、リン酸および硝酸の量を測定した。その結果を表11に示す。
(5)使用済み浄水ケーキの植物に対する効果
生活雑排水の浄化に用いた使用済みの浄水ケーキをフラワーポットに充填し、50粒のコマツナ種子を播種し、その後の出芽と初期生育を調査した。その結果を表12に示す。なお、同試験では使用前の乾燥粒状浄水ケーキと市販の肥料入り園芸用培土を対照として用いた。
Claims (9)
- 水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化資材の製造方法であって、
浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5〜30mmの粒状浄水ケーキとし、該粒状浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥することにより、前記水質浄化資材となる乾燥粒状浄水ケーキを製造する
ことを特徴とする水質浄化資材の製造方法。 - 水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化資材の製造方法であって、
浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5〜30mmの粒状浄水ケーキとし、該粒状浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥した後、酸化条件下300〜500℃で半焼成することにより、前記水質浄化資材となる半焼成粒状浄水ケーキを製造する
ことを特徴とする水質浄化資材の製造方法。 - 水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化資材の製造方法であって、
浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5〜30mmの粒状浄水ケーキとし、該粒状浄水ケーキを150〜200℃で通風乾燥した後、還元条件下300〜500℃で半炭化することにより、前記水質浄化資材となる半炭化粒状浄水ケーキを製造する
ことを特徴とする水質浄化資材の製造方法。 - 水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化資材の製造方法であって、
浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5mm未満の粉粒状浄水ケーキとし、該粉粒状浄水ケーキに、微生物難分解性の有機物資材を0.5〜10.0重量%混練した後、該混練物を造粒して粒径4.5〜30mmの造粒物とし、該造粒物を150〜200℃で通風乾燥することにより、前記水質浄化資材となる有機物混練乾燥粒状浄水ケーキを製造する
ことを特徴とする水質浄化資材の製造方法。 - 水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化資材の製造方法であって、
浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5mm未満の粉粒状浄水ケーキとし、該粉粒状浄水ケーキに、微生物難分解性の有機物資材を0.5〜10.0重量%混練した後、該混練物を造粒して粒径4.5〜30mmの造粒物とし、該造粒物を150〜200℃で通風乾燥した後、酸化条件下300〜500℃で半焼成することにより、前記水質浄化資材となる有機物混練半焼成粒状浄水ケーキを製造する
ことを特徴とする水質浄化資材の製造方法。 - 水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化資材の製造方法であって、
浄水ケーキを粉砕、篩い分けして粒径4.5mm未満の粉粒状浄水ケーキとし、該粉粒状浄水ケーキに、微生物難分解性の有機物資材を0.5〜10.0重量%混練した後、該混練物を造粒して粒径4.5〜30mmの造粒物とし、該造粒物を150〜200℃で通風乾燥した後、還元条件下300〜500℃で半炭化することにより、前記水質浄化資材となる有機物混練半炭化粒状浄水ケーキを製造する
ことを特徴とする水質浄化資材の製造方法。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の製造方法で製造された水質浄化資材を利用した、水中の硝酸イオンおよびリン酸イオンの双方を除去可能な水質浄化システムであって、
浄化対象となる水が入口側から流入して内部を通って出口側から流出するとともに、前記内部において前記水と前記水質浄化資材とが好気的条件下で接触するように構成された酸化槽と、
浄化対象となる水が入口側から流入して内部を通って出口側から流出するとともに、前記内部において前記水と前記水質浄化資材とが嫌気的条件下で接触するように構成された還元槽とを備え、
前記還元槽および前記酸化槽に順次通水するか交互に通水することにより、水質浄化処理を行う
ことを特徴とする水質浄化システム。 - 前記還元槽の内部に、微生物難分解性の有機物が前記水質浄化資材とともに配置されている
ことを特徴とする請求項7に記載の水質浄化システム。 - 前記微生物難分解性の有機物が、生分解性樹脂と混合されて板状に成形されるか、生分解性樹脂の容器または袋に充填されて、前記還元槽の内部において、前記水質浄化資材と交互に積み重ねられている
ことを特徴とする請求項8に記載の水質浄化システム。
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JP2003315643A JP2005081230A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 水質浄化資材の製造方法、および水質浄化システム |
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Cited By (3)
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JP2009050850A (ja) * | 2008-09-24 | 2009-03-12 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 包括固定化担体及びその製造方法 |
JP2009142783A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | To-Kure:Kk | 閉鎖性水域または干潟における底泥改質方法、および底泥改質用資材 |
JP2011518037A (ja) * | 2008-04-16 | 2011-06-23 | インテグレイテッド ランド マネージメント、インコーポレイテッド | バイオリテンションシステムおよびバイオリテンション方法 |
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2003
- 2003-09-08 JP JP2003315643A patent/JP2005081230A/ja active Pending
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