JP2005080475A - 多重雷対策機能付き瞬低補償システム - Google Patents

多重雷対策機能付き瞬低補償システム Download PDF

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Abstract

【課題】常時は定格運転で負荷平準化機能を発揮しながら、商用電源側(電力供給系統)で瞬低が生じたときには、その瞬低が短い間に多くの回数生じるものであっても、瞬低に対し補償を行い充分な瞬低対策機能を発揮し得て、且つ、出力による瞬低補償時間の制約が小さい瞬低補償システムを提供すること。
【解決手段】多重雷対策機能付き瞬低補償システム10の提供による。多重雷対策機能付き瞬低補償システム10は、商用電源8と、その商用電源8に接続された負荷2と、を結ぶ需要家系統1に設けられる常時商用給電式の瞬低補償システムである。多重雷対策機能付き瞬低補償システム10は、半導体素子を構成要素とし需要家系統1に挿入されて商用電源8と負荷2とを接続・切離するスイッチ41と、負荷平準化機能の電力供給源と瞬低補償機能の電力供給源とを兼ねた電力貯蔵可能な二次電池3と、その二次電池3と需要家系統1との間に備わる充電・放電が可能な交直変換器4と、その交直変換器4を構成する素子の有効利用を目的とした温度監視手段7と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷平準化機能を有するとともに、瞬低発生時には瞬低補償装置として機能し、多重雷に起因する短時間多頻度の瞬低を補償する能力を有する常時商用給電方式の瞬低補償システムに関する。
現代社会においては、高度に発達したコンピュータシステムと通信ネットワークを用いたオンラインシステムが広く浸透しており、それらコンピュータシステムや通信ネットワークによって重要な生産設備等が制御・稼動されている。そのため、供給電力に瞬低(電圧低下)や停電が生じれば、各種サービスや製品等に大きな損失を与えかねず、電力供給系の品質の安定は大変重要な課題と認識されている。そして、瞬低対策として各種の瞬低補償装置が実用化されている。
瞬低補償装置のタイプとしては、二次電池を用いた常時インバータ式や常時商用給電式等があるが、負荷平準化機能を兼ね備える装置では、常時損失量、設備設置スペース、設備コスト等を勘案すると常時商用給電式が有利である。そこで多くの場合、この方式が採用されるが、従来の常時商用給電式の瞬低補償装置には、多くの場合、瞬低が、多重雷に起因して短時間に多頻度で発生すると、ハードウエアの諸制約により充分な対応が出来ないという問題を有していた。
従来の常時商用給電式の瞬低補償装置の一例として、三菱電機製のMPC方式高圧瞬低補償装置を挙げ、その装置の構成を図2に示す。瞬低補償装置20は、図中示されない商用電源8と負荷2とを結ぶ需要家系統1に設けられる常時商用給電式の瞬低補償装置であり、需要家系統1に挿入されたスイッチ62と、そのスイッチ62より負荷2側に接続されるエネルギー貯蔵源63と交直変換器64とからなる装置である。この装置の問題点は、スイッチ62が機械式のためバネ巻き上げの時間が数十秒程度必要であり、その間の瞬低補償が不可能な点にある。上記したように瞬低は多重雷に起因する等で短時間に多頻度で発生することが多いため、数十秒単位の補償不可能な時間が存在しては、瞬低への対応が充分とはいえず、重要な生産設備の電力供給系にかかる装置として改善が望まれていた(これを第1の課題とよぶ)。又、瞬低補償装置20は、容量をエネルギー貯蔵源63の設置・増設でまかなうものであるため、瞬低補償時間がその容量に依存し、一定の限界がある点も改善が望まれていた。
一方、電力供給系においては、負荷変動の抑制も重要な課題と認識されている。多くの場合、工場は昼間に稼動し夜間は停止するか操業率を低下させ、又、通常、オフィスで人が働く時間も昼間である。従って、昼夜間の電力負荷の格差は大きくなる。更に、冷暖房なしに過ごし易い春秋に比べて、夏冬には猛暑乃至厳寒のため冷房や暖房の需要が増加することから、電力負荷は季節によっても格差を生じ得る。近年、これらの格差が益々拡大してきており、電力供給設備の稼働率を表す負荷率は年々低下してきているが、他方、産業競争力を向上させる目的等により電力コストを低減する要望は高まってきており、ここにおいて、電力供給にかかる負荷平準化が重要であると認識が広まったのである。そして、その対策の1つとして、高効率で大容量な二次電池の開発が進められ、負荷状態によって充電乃至放電を行い、電力供給設備側からみた負荷変動を抑え得る電力貯蔵システムとして実用化されている。
電力貯蔵システムの二次電池は、瞬低補償装置のエネルギー貯蔵源としても利用可能である。そこで、このような電力貯蔵システムを、常時は負荷平準化のために使用し、瞬低の発生時には瞬低補償装置として機能させるように構成したシステム、即ち、負荷平準化機能及び瞬低補償機能を有する常時商用給電式の瞬低補償システムの実現が要望された。この要望は、具体的には、例えば図2に示した瞬低補償装置20の構成要素のうちエネルギー貯蔵源63を、二次電池を主構成要素とする電力貯蔵システムに置き換えることで叶い得る。そして、こうすると、二次電池の残存容量を監視しておくことによって、上記従来の瞬低補償装置にかかる問題のうち、瞬低補償時間がエネルギー貯蔵源の容量に依存し一定の限界があるという課題は、解決され得る。しかしながら、瞬低補償装置として機能させるときの上記第1の課題は依然として残る。
又、瞬低補償に要する出力が負荷平準化に要する出力より大きな場合には、負荷平準化に要する出力を定格出力として、二次電池の充放電制御用の交直変換器を設計することが合理的であるが、そうすると、瞬低補償装置として機能させたときには、瞬低が生じた短い時間、交直変換器が過負荷状態となる。従って、瞬低補償装置として機能させた直後は、交直変換器の例えば半導体素子を冷却する時間が必要となるため、この間に発生した瞬低を補償出来なくなる。即ち、多重雷に起因する等で短時間に多頻度で発生する瞬低に対し充分な対応が出来ず、この問題をコスト増を伴うことなく解決することが望まれていた(これを第2の課題とよぶ)。尚、後述するように、瞬低は実際に短時間に多頻度で発生しているが、従来、常時商用給電方式を採用しつつ多重雷瞬低を補償したシステム・装置等は提案されていないようである。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、常時は定格運転で負荷平準化機能を発揮しながら、商用電源側(電力供給系統)で瞬低が生じたときには、その瞬低が短い間に多くの回数生じるものであっても、瞬低に対し補償を行い充分な瞬低対策機能を発揮し得て、且つ、出力による瞬低補償時間の制約が小さい瞬低補償システムを提供することにある。従来の第1の課題であるスイッチに起因した補償不可能な時間をなくし多重雷に起因し短時間に多頻度で発生する瞬低に対し充分な補償を行い得るシステムとすること、及び、第2の課題である交直変換器に起因した補償不可能な時間をなくし短時間に多頻度で発生する瞬低に対し充分な補償を行い得るシステムとすることについて、検討を重ねた結果、以下に示す手段により、上記目的を達成出来ることが見出された。
即ち、本発明によれば、商用電源とその商用電源に接続された負荷とを結ぶ需要家系統に設けられる常時商用給電式の瞬低補償システムであって、半導体素子を構成要素とし需要家系統に挿入されて商用電源と負荷とを接続・切離するスイッチと、そのスイッチより需要家系統の負荷側に接続され負荷平準化機能の電力供給源と瞬低補償機能の電力供給源とを兼ねた電力貯蔵可能な二次電池と、その二次電池と需要家系統との間に備わる充電・放電(充放電とも記す)が可能な交直変換器と、その交直変換器を構成する素子の有効利用を目的とした温度監視手段と、を具備し、常時は、負荷の変動に伴い二次電池が需要家系統との間で交直変換器を介し給電乃至充電を行って商用電源側からみた電力使用量を平準化し、商用電源側における瞬低の発生時は、スイッチが商用電源と負荷とを瞬時に切離するとともに温度監視手段により交直変換器を構成する素子の温度を監視しつつ二次電池が交直変換器を介して負荷へ給電を行い、多重雷に起因する瞬低を補償可能とする多重雷対策機能付き瞬低補償システムが提供される。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、限定されるものではないが、定格電圧が600V以上の高圧の場合に、好適に採用され得る。又、本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、瞬低補償出力を限定しないが、1MVA以上の高出力とすることが可能である。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、上記交直変換器を構成する素子の温度監視手段を限定するものではない。例えば、個々の素子にセンサを取り付け温度を計測し監視してもよく、又、交直変換器内部の雰囲気温度を計測し間接的に交直変換器を構成する素子の温度(負荷状態)を監視することが可能であるが、より好ましい温度監視手段は、交直変換器を構成する素子の通電時間乃び/又は通電電流を用いた手段である。本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、より好ましい温度監視手段として、次の3つの手段を提供する。第1の温度監視手段は、交直変換器を構成する素子の通電電流及び通電時間により、連続的に、交直変換器を構成する素子の損失を計算する手段である。第2の温度監視手段は、所定の通電時間毎に検出した交直変換器を構成する素子の通電電流により、交直変換器を構成する素子の損失を計算する手段である。第3の温度監視手段は、交直変換器を構成する素子の通電時間と、予め設定した単位時間あたりの素子の損失値(固定値)とにより、交直変換器を構成する素子の損失を計算する手段である。限定されるものではないが、上記温度監視手段にかかる交直変換器を構成する素子は、即ち温度監視の対象となる素子は、半導体素子であることが好ましい。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、二次電池がナトリウム−硫黄電池であり、そのナトリウム−硫黄電池と交直変換器との間に、双方向変換機能を有する直流チョッパを具備することが好ましい。本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、瞬低の発生時において、定格出力の概ね1〜8倍の補償出力を出すことが可能である。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、600〜7000Vの高圧においても入及び切の動作が可能な、半導体素子を構成要素とする、新たに開発されたスイッチを備え、加えて、交直変換器を構成する素子(例えば半導体素子)の温度監視手段を有しているので、常時は定格運転で負荷平準化機能を発揮しながら、商用電源側で瞬低が生じたときには、その瞬低が短い間に多くの回数生じるものであっても、それに対し補償を行い充分な瞬低対策機能を発揮し得る。又、充放電可能な二次電池を有しているので電力容量による瞬低補償時間の制約も小さい。多重雷瞬低対策機能は、今後の高圧大容量瞬低補償システムの根幹をなす技術といえる。
以下、本発明の実施の形態について、適宜、図面を参酌しながら説明するが、本発明はこれらに限定されて解釈されるべきものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。例えば、図面は、好適な本発明の実施の形態を表すものであるが、本発明は図面に表される態様や図面に示される情報により制限されない。本発明を実施し又は検証する上では、本明細書中に記述されたものと同様の手段若しくは均等な手段が適用され得るが、好適な手段は以下に記述される手段である。
本発明は、商用電源とその商用電源に接続された負荷とを結ぶ需要家系統に設けられる瞬低補償システムであり、負荷平準化機能と多重雷瞬低対策機能とを併せ持つものである。商用電源とは 一般に、原子力、火力、水力等の発電所を発生源とし工場・設備・家庭等が使用する電源のことをいい、電圧は200V、400Vクラスの低圧から600〜7000Vの高圧を含む。負荷とは工場・設備・家庭等で電力を使用乃至消費する電動機等を有する種々の機器・装置等である。需要家系統とは、商用電源とそれら負荷とをケーブル等で結ぶ系であって需要家エリア側の系統を意味し、本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、その需要家系統に設けられるシステムである。
常時商用給電式とは、常時即ち瞬低・停電等が生じた異常時以外は、商用電源をそのまま(交直・直交変換せずに)負荷へ供給する方式であり、常時インバータ給電式を採用する場合に比べて構成機器が少なく、常時損失量(運転コスト)、設備設置スペース、設備コスト等の点で有利である。瞬低補償システムとは、瞬低が生じたときに電力を供給し得る能力を有するシステムをいい、本発明では充放電可能な二次電池を有し、それが電力を蓄えることにより瞬低が生じたときに電力を供給する役割を担っている。負荷平準化機能とは、電力を蓄える能力により、負荷の電力使用量が少ないときに電力を蓄え(商用電源側からみて電力を消費し)、負荷の電力使用量が多いときは電力を供給し(商用電源側からみて消費電力を抑え)、商用電源側からみた電力使用量を平準化し、負荷の変動を抑える機能をいう。本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、常時は、商用電源をそのまま負荷へ供給しつつ、この負荷平準化機能を発揮している。
次に多重雷瞬低対策機能について説明する。瞬低とは瞬時の間、電圧が低下する現象をいい、瞬時の間とは限定されるものではないが、一般に数十〜数百msec程度の時間をいう。
多重雷とは短時間に多頻度に起こる雷であり、多重雷瞬低とはその雷に起因して生じる瞬低であり、瞬低の態様、起こり方を意味している。図3及び表1を参照して説明する。図3は商用電源側の系統(電力供給系統という)の一例を示す説明図である。例えば電力供給系統は、図示しない発電所と需要家系統101とを結ぶ変電所33及び送電線31により構成される。送電線31は長距離にわたって面的に張り巡らされており、雷雲34が送電線31に沿って移動することも珍しくないことから、この電力供給系統に対し雷35が発生すると、極めて短時間に多頻度、雷による瞬低が発生し、需要家系統101に影響を及ぼす。表1は、瞬低補償がなされない場合の需要家系統101における瞬低及び停電の発生状況の一例を、発生時刻、電圧低下率、継続時間(sec)で示したものである。この例では、瞬低は少なくとも17時43分から10分間の間に4回、各回の継続時間として150〜170msec程度生じていることがわかる。本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、このような電力供給系統(勿論、需要家系統に直接落雷することもあり得る)における多重雷に起因して、需要家系統101に短時間に多頻度で発生し得る瞬低についての対策機能を有する、即ち、本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、このような瞬低を補償し、負荷への瞬低の影響を抑え得るシステムである。
Figure 2005080475
図1は、本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムの一実施態様を示す構成図である。本発明に係る多重雷対策機能付き瞬低補償システム10は、図示しない商用電源8と負荷2とを結ぶ需要家系統1に挿入されている。
多重雷対策機能付き瞬低補償システム10の構成要素は、少なくとも4つある。第1の構成要素は、商用電源8と負荷2とを接続・切離(入切ともいう)するために、需要家系統1に挿入されて設けられるスイッチ41である。尚、本明細書において、スイッチで商用電源と負荷とを接続・切離することを、需要家系統を入切するとも記す。
このスイッチ41は、例えば電力供給系統に落雷が発生したこと等により瞬低乃至停電が生じたときに、商用電源8から負荷2を瞬時に切り放し、二次電池3から供給される電力を商用電源8側へ逆流させることなく負荷2へ供給させる役割を担うものであり、半導体素子を構成要素としている。
第2の構成要素は、そのスイッチ41より負荷2側に接続される二次電池3である。二次電池3は充電及び放電が可能で繰り返し使用可能な電池であり、商用電源8から充電し、負荷2に対し放電する。この二次電池3の残存容量を監視し、一定容量を確保しておくことによって、瞬低補償可能時間を管理することが出来る。本発明においては二次電池の種類は限定されるものではないが、ナトリウム−硫黄電池(NaS電池とも記す)、鉛電池、リチウム電池、レドックスフロー電池、等を採用することが出来る。より好ましい二次電池は、エネルギー密度が高くコンパクトであり、自己放電が少なく電池効率の高いNaS電池である。
第3の構成要素は、その二次電池3と需要家系統1との間に備わる交直変換器4である。交直変換器4は、交流の需要家系統1と直流の二次電池3との間で双方向に交直変換するとともに二次電池3の充放電動作を制御する機器であり、素子(好ましくは半導体素子)を構成要素としている。第4の構成要素は温度監視手段7である。この温度監視手段7は、交直変換器4を構成する素子の温度を監視する手段であり、交直変換器4が半導体素子を構成要素とする場合には、この半導体素子の温度を監視する手段である。
上記構成要素を有する本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムにおける従来にない特徴は2つある。第1の特徴は、需要家系統が600〜7000Vの高圧である場合においても入切可能な半導体素子を構成要素とするスイッチを用いていることである。ここで入切可能なスイッチとは、極短い間隔で接続(入)及び切離(切)の動作を行うことが可能なスイッチをいう。従来使用されている機械式では、巻き上げ時間等のために、極短い間隔での入切動作が不可能であったが、本発明においては新たに開発された半導体スイッチを用いて極短い時間間隔での入切動作を可能とした。従って、従来の機械式スイッチに比較して、瞬低を補償出来ない時間が殆どなくなり、システムの信頼性が向上している。尚、半導体素子は、より具体的にはサイリスタであり、このスイッチをサイリスタスイッチともよぶ。
従来においても、半導体素子による高速スイッチが存在しないわけではなかった。例えば、低圧ではIGBT、MOSFET等の半導体素子を用いたスイッチが知られている。又、高圧でも使用されているが、従来は、入又は切の何れかに特化しており、高圧の需要家系統の主回路を入及び切を単独で頻繁に繰り返すものが存在しておらず、多重雷瞬低への対応は不可能であった。これは、サンプリング周期の高速化や同期制御等にかかりゲートの高速制御が難しいことや、サージ対策等も含めると高コストになり特に小容量のシステムでは採用が困難であること、等の理由によると考えられる。
本発明では、ゲート信号回路の変更(連続信号化・ハイヤーゲートの追加その他)、各種信号の高速化、切換時のインラッシュ対策用フェライトコアの主回路への追加、その他の改良を行い、サイリスタスイッチを高圧の需要家系統で入切可能なスイッチに適用可能なものとした。その結果、多重雷瞬低の発生に対し、その度に需要家系統の接続・切離が可能となった。
本発明の第2の特徴は、交直変換器を構成する素子(例えば半導体素子)の温度を監視する温度監視手段を有することである。負荷平準化機能を併せ持つシステムであるため、瞬低補償機能を発揮する際には、定格の数倍(3倍程度)の出力となり二次電池と交直変換器に負担がかかる。なかでも交直変換器がボトルネックとなり、一般に定格の3倍程度の出力の場合、数秒の稼動後に数十分の冷却時間が必要となる。これでは多重雷に起因する瞬低に対応出来ない。この対策として、交直変換器を構成する素子の熱容量を大きくする方法がとられ得るが、そうすると非常時である瞬低補償機能発揮時のためだけに設備が大きくなりコストも増大してしまう。
本発明においては、交直変換器の性能を限界まで使用すべく、素子の温度を監視し(例えば半導体素子の接合部の温度を監視し)、余裕があれば遅滞なく復旧させ(冷却時間を短くし)、再度の雷による瞬低を補償出来るようなシステムを構築している。従って、非常時(瞬低補償機能発揮時)のために交直変換器を構成する素子の熱容量を大きくすることなく、常時の負荷平準化機能を発揮するシステムに似合った設備で、コスト増を伴わずに、多重雷瞬低への対応が可能になっている。換言すれば、瞬低補償時の出力を定格とする場合に比べて、小型で低廉なシステムとなっている。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムにおいて、温度監視手段として以下の3つの具体的な手段を採用することが好ましい。第1の温度監視手段は、交直変換器を構成する素子(例えば半導体素子)の通電電流(通電電流A1と記す)及び通電時間(通電時間T1と記す)という2つのパラメータにより、連続的に、交直変換器を構成する素子の損失(損失Lと記す)を計算する手段である(損失値連続演算法とよぶ)。この損失値連続演算法は、より正確に損失を求め得て温度にかかる素子の余裕を管理出来るが、演算量が多く、制御系の負担が大きくなるのが難点である。連続的にとは、常時、通電電流A1を計測し、累積の通電時間T1により、損失Lを求めることを意味する。
第2の温度監視手段は、所定の通電時間(通電時間T2と記す)毎に検出した交直変換器を構成する素子(例えば半導体素子)の通電電流(通電電流A2と記す)により、交直変換器を構成する素子の損失Lを計算する手段である(損失値切換演算法とよぶ)。この損失値切換演算法は、上記損失値連続演算法における演算を段階的に行う手段であり、換言すれば、交直変換器を構成する素子の通電電流及び通電時間という2つのパラメータにより、断続的に、交直変換器を構成する素子の損失Lを計算する手段といえ、精度は多少低下するが、演算量が少ないという特徴があり、効果的に交直変換器を構成する素子の能力を使いきれる。
第3の温度監視手段は、交直変換器を構成する素子(例えば半導体素子)の通電時間(通電時間T3と記す)と予め設定した単位時間あたりの素子の損失値(損失値L1と記す)と、により、交直変換器を構成する素子の損失Lを計算する手段である(損失値固定演算法とよぶ)。この損失値固定演算法は、単位時間あたりの素子の損失を固定値にしているため、精度は上記第1及び第2の温度監視手段に比べ低下するが、演算量が最も少ない。尚、半導体素子の熱耐量を監視する手段は、電気鉄道用途でGTO(ゲートターンオフサイリスタ)の保護のために採用されている。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、負荷平準化機能及び多重雷瞬低対策機能を有するものであって、以下のように運転される。図1に示される多重雷対策機能付き瞬低補償システム10により説明する。
常時は、図示しない負荷2の変動に伴い二次電池3が交直変換器4を介して需要家系統1との間で給電(放電)乃至充電を行う。この動作により商用電源8側からみた負荷変動、即ち、負荷2と二次電池3相当の負荷(放電なら負荷としてマイナス、充電なら負荷としてプラス)との合計負荷の変動が抑えられる。
そして、商用電源8側に瞬低が発生したときは、スイッチ41が需要家系統1を瞬時に切離するとともに、二次電池3が交直変換器4を介して負荷2へ給電を行う。給電は概ね定格の3倍程度出力で行われるが、温度監視手段7により交直変換器4の素子(例えば半導体素子)の温度を監視しているので、素子が破壊されることなく、且つ、瞬低補償機能を発揮した後に、冷却のため一定時間動作を停止させることも、殆どない。従って、短時間に連続的に生じる瞬低に対し、その度に補償することが可能である。
図4は、瞬低が発生したときに、多重雷対策機能付き瞬低補償システム10が瞬低を補償する様子を表す説明図であり、交直変換器4の素子の熱容量が変化する様子の一例を示す図である。図4の縦軸に示される熱容量は、交直変換器4の素子の温度裕度を示している。最初の瞬低36aが生じると、その補償をすべく二次電池3から交直変換器4を介し負荷2へ放電される。図4において時間taが経過したときは、交直変換器4の素子の全熱容量が使いきられ、瞬低の補償が終了するときである。この後、温度監視手段を有しない従来のシステムでは、交直変換器4の素子を冷却するため、一定の時間tcが経過する前は次の瞬低に対応出来なかった。本発明によれば、交直変換器4の素子の温度監視手段7を有しているので、素子の残存熱容量が把握出来、時間taが経過した後であって時間tcが経過する前に生じる瞬低に備えることが出来る。図4における時間tbは、瞬低36aの後に生じた新たな瞬低36bに対し補償すべく二次電池3から交直変換器4を介し負荷2へ放電した時間を示している。
尚、交直変換器の素子が瞬低を補償し得る時間は、補償時の負荷の大きさ、即ち、瞬低補償システムの出力により変わる。出力と補償可能時間との関係の一例を図5に示す。図5は、負荷平準化機能を発揮する常時の定格出力が1000kVAである多重雷対策機能付き瞬低補償システムにおける瞬低補償時の出力(kVA)即ち負荷の大きさ、と補償可能時間(sec)との関係を示すグラフである。図5で示されるように、定格の概ね3倍の出力では十数秒程度の補償が可能であり、補償にかかる出力が小さければ、連続して長時間の補償が可能である。
次に、図6は、本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムの他の実施態様を示す構成図である。本発明に係る多重雷対策機能付き瞬低補償システム60は、図示しない商用電源8と負荷2とを結ぶ需要家系統1に挿入されている。
多重雷対策機能付き瞬低補償システム60は、商用電源8と負荷2とを接続・切離するスイッチ41と、その負荷2側に接続される二次電池を有し、その二次電池としてナトリウム−硫黄電池13を用い、需要家系統1とナトリウム−硫黄電池13との間に変圧器9と交直変換器4とを備える。そして、ナトリウム−硫黄電池13と交直変換器4との間に双方向変換機能を備える直流チョッパ5を有し、且つ、交直変換器4に対し、そのナトリウム−硫黄電池13と直流チョッパ5とからなる電源ユニット11が、複数(n系列)個、並列に接続されてなるシステムである。複数の電源ユニット11を並列に接続することにより必要な電池(電源)容量が確保出来、需要家系統1に接続された負荷2対し、所望の電力を供給し得る。交直変換器4は素子(例えば半導体素子)を構成要素とし、その素子の温度を監視する温度監視手段7が備わる。
そして、複数の電源ユニット11を並列に接続することから、予備系列を設ける等の冗長性を保つシステム構築が容易であり、電源ユニット故障発生時に、その予備系列に切り替えられるようにする等の自動制御を行えば、システムの信頼性を、より向上し得る。
多重雷対策機能付き瞬低補償システム60では、電源ユニット11において、ナトリウム−硫黄電池13の直流電力としての出力が直流チョッパ5により一定電圧に制御され、電源ユニット11としての出力電圧は一定に保たれ安定している。従って、例えば商用電源8(電力供給系統)において多重雷に起因して瞬低が生じたときに、これを補償するために、定格出力の数倍、例えば3倍以上の電流出力を急に出力しても、電源ユニット端において電圧降下を生じることがなく、負荷2には安定した電力が供給され得る。補償時の出力を定格の何倍とするかについては、負荷2の特性及び種類により決定することが出来るが、多重雷対策機能付き瞬低補償システム60によれば、補償出力として定格出力の1〜8倍程度を出すことが可能である。
一般に、ナトリウム−硫黄電池は、例えば充電末時と放電末時の電圧を比較すると2.5倍程度の開きがあり電池電圧の変化幅が大きい。従って、複数のナトリウム−硫黄電池13の出力を交直変換器4に入力するシステムの場合には、交直変換器4の容量を大きくする必要があり、それは通常の容量利用率が低くなるという問題につながるが、多重雷対策機能付き瞬低補償システム60では、電源ユニット11において、ナトリウム−硫黄電池13の直流電力としての出力が直流チョッパ5により一定電圧に制御され、電源ユニット11としての出力電圧は一定に保たれ安定していることから、交直変換器4の容量をより小さく出来、交直変換器4の容量利用率を高くすることが可能である。
多重雷対策機能付き瞬低補償システム60においては、複数のナトリウム−硫黄電池13が、直接、接続されておらず、直流チョッパ5で直流電圧一定制御を行っているため、個々のナトリウム−硫黄電池13の出力電流にバラツキがあっても分流、横流等が生じない。尚且つ、あるナトリウム−硫黄電池13が故障した場合に、そのナトリウム−硫黄電池13に接続された直流チョッパ5停止で故障電池を切り離せるため、当該電池の保護、及び、冗長設計が容易である。従って、仮に1基のナトリウム−硫黄電池13に問題が発生しても電力供給先に与える影響は小さく、長期にわたり信頼性の高い運転を継続することが可能である。
双方向変換機能を有する直流チョッパ5は、電流及び電圧の極性が変わっても対応可能なチョッパであれば限定されるものではない。直流チョッパ5は、一般に、主に半導体素子、例えばトランジスタ(IGBT含む)、サイリスタ(GTO含む)、ダイオード、等により構成される。
多重雷対策機能付き瞬低補償システム60は、図1に示した多重雷対策機能付き瞬低補償システム10と同様に、常時は、負荷平準化機能を発揮する。即ち、負荷2における電力需要のピーク時間帯(例えば昼間)には放電を行い、オフピーク時間帯(例えば夜間)には充電を行い、この充放電を繰り返す運転を行う。このような運転により、例えば商用電源8側からみた昼間及び夜間における負荷変動を抑制し、より平準化する結果、商用電源8にかかる電力供給設備の稼働率を向上させる。
そして、瞬低が発生したときは、需要家系統1に挿入され設けられるスイッチ41が、商用電源8を瞬時に切離するとともに、ナトリウム−硫黄電池13が直流チョッパ5及び交直変換器4を介して負荷2へ給電を行う。既に述べたように、ナトリウム−硫黄電池13の直流電力としての出力は直流チョッパ5により一定電圧に制御され出力電圧が一定に保たれるので、瞬低補償のための出力を概ね定格の3〜8倍程度まで高めることが出来る。又、このような高い出力で給電(放電)しても、温度監視手段7により交直変換器4の素子の温度が監視されているので、その素子が破壊されることがない。又、瞬低補償機能を発揮した後に、冷却のため一定時間動作を停止させることも、殆どない。従って、短時間に連続的に生じる瞬低に対しても、その度に補償することが可能である。
図7(a)〜図7(d)は、多重雷対策機能付き瞬低補償システム60による瞬低補償の一例を示す説明図であり、横軸は経過時間(sec)、縦軸は、図7(a)は受電電圧(V)(商用電源8の電圧)、図7(b)は受電電圧3相瞬時平均値(V)、図7(c)は負荷電圧(V)(負荷2における電圧)、図7(d)は負荷電圧3相瞬時平均値(V)、をそれぞれ表す。図7(a)〜図7(d)において矢印で示される丸囲い部分は、瞬低が生じた時間帯である。図7(a)、図7(b)で示される通り、商用電源8側(受電側)において瞬低が生じているが、多重雷対策機能付き瞬低補償システム60により補償され、図7(c)、図7(d)に示される通り、負荷2において殆ど影響が生じない。図7(d)で示される電圧低下時間は僅かなμsecオーダーの時間である。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムは、例えばコンピュータシステムと通信ネットワークを用いたオンラインシステムで重要な生産設備等が制御・稼動される半導体工場や、その他、工場、研究所、オフィスビル等の瞬低補償システムとして好適である。
本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムの一実施形態を示す構成図である。 従来の瞬低補償装置の一例を示す構成図である。 商用電源側の系統の一例を示す説明図である。 瞬低が発生したときに図1に示す本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムが瞬低を補償する様子を表す説明図であり、交直変換器の素子の熱容量が変化する様子の一例を示すグラフである。 本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムにおける出力と補償可能時間との関係を示すグラフである。 本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムの他の実施形態を示す構成図である。 図6に示す本発明の多重雷対策機能付き瞬低補償システムの瞬低補償の一例を表す説明図である。
符号の説明
1,101…需要家系統、2…負荷、3…二次電池、4,64…交直変換器、5…直流チョッパ、7…温度監視手段、8…商用電源、9…変圧器、10,60…多重雷対策機能付き瞬低補償システム、11…電源ユニット、13…ナトリウム−硫黄電池、20…瞬低補償装置、31…送電線、33…変電所、34…雷雲、35…雷、36a,36b…瞬低、41,62…スイッチ、63…エネルギー貯蔵源。

Claims (9)

  1. 商用電源と前記商用電源に接続された負荷とを結ぶ需要家系統に設けられる常時商用給電式の瞬低補償システムであって、
    半導体素子を構成要素とし前記需要家系統に挿入されて前記商用電源と前記負荷とを接続・切離するスイッチと、前記スイッチより前記需要家系統の前記負荷側に接続される電力貯蔵可能な二次電池と、前記二次電池と前記需要家系統との間に備わる交直変換器と、前記交直変換器を構成する素子の温度監視手段と、を具備し、
    常時は、前記負荷の変動に伴い前記二次電池が前記需要家系統との間で前記交直変換器を介し給電乃至充電を行って前記商用電源側からみた電力使用量を平準化し、前記商用電源側における瞬低の発生時は、前記スイッチが前記商用電源と前記負荷とを瞬時に切離するとともに前記温度監視手段により前記交直変換器を構成する素子の温度を監視しつつ前記二次電池が前記交直変換器を介して前記負荷へ給電を行い、多重雷に起因する瞬低を補償可能とする多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  2. 定格電圧が600V以上である請求項1に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  3. 瞬低補償出力が1MVA以上である請求項1又は2に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  4. 前記温度監視手段が、前記交直変換器を構成する素子の通電電流及び通電時間により、連続的に、交直変換器を構成する素子の損失を計算する手段である請求項1〜3の何れか一項に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  5. 前記温度監視手段が、所定の通電時間毎に検出した前記交直変換器を構成する素子の通電電流により、交直変換器を構成する素子の損失を計算する手段である請求項1〜3の何れか一項に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  6. 前記温度監視手段が、前記交直変換器を構成する素子の通電時間と、予め設定した単位時間あたりの前記素子の損失値により、交直変換器を構成する素子の損失を計算する手段である請求項1〜3の何れか一項に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  7. 交直変換器を構成する前記素子が、半導体素子である請求項1〜6の何れか一項に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  8. 前記二次電池がナトリウム−硫黄電池であり、そのナトリウム−硫黄電池と前記交直変換器との間に、双方向変換機能を有する直流チョッパを具備する請求項1〜7の何れか一項に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
  9. 前記瞬低の発生時に、定格出力の1〜8倍の補償出力を出すことが可能な請求項1〜8の何れか一項に記載の多重雷対策機能付き瞬低補償システム。
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