JP2005078707A - プリントコイルおよび光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 最小限の積層数により省スペース化が可能となると共に、必要な駆動力を得ることのできる構成を備えたプリントコイルを提供する。
【解決手段】 第1の方向に駆動する第1の駆動コイルと、第2の方向に駆動する第2の駆動コイルとが構成されているプリントコイルにおいて、第1の駆動コイル4Aと第2の駆動コイル4Bとが同一平面内で二重の渦巻き構造により巻回されている第1層のプリントコイル4と、第1層の駆動コイル4Bとは逆向きの巻回方向を持つ第1および第2の駆動コイルが同一平面内で二重の渦巻き構造により巻回されている第2層のプリントコイル4とを備え、第1層および第2層のプリントコイルは積層され、第1層の第1の駆動コイルと第2層の第1の駆動コイルの巻回中心側端末部同士をスルーホール接続し、第1層の第2の駆動コイルと第2層の第2の駆動コイルの巻回中心側端末部同士をスルーホール接続したことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、プリントコイルおよび光ピックアップ装置に関し、さらに詳しくは、対物レンズのフォーカシングおよびトラッキング制御に用いられる磁界形成用コイルの構成に関する。
CDやDVD等のディスク状記録媒体に対してレーザ光を照射することによりディスク状記録媒体に記録された情報を読み取るための装置として光ピックアップ装置がある。
一般に光ピックアップ装置では、レーザ光源から照射されたレーザ光をディスク状記録媒体に照射させる対物レンズを備えており、対物レンズを通過したレーザ光の焦点がディスクの記録面と一致するように対物レンズの姿勢を制御するようになっている。
対物レンズは、これを支持するための設けられているレンズホルダがフォーカス方向への移動を行わせるフォーカスコイルとトラッキング方向への移動を行わせるトラッキングコイルへの通電制御によりフォーかシングおよびトラッキング方向に変位することができ、また、上記各コイルに対しては、レンズホルダを中立位置に維持するために用いられる弾性ワイヤ部材などを介して通電されるようになっている。弾性ワイヤ部材は、一端が各方向の移動を行わせるコイル側にそして他端が、例えば通電中継部を備えた構成を採用された不動部にそれぞれ固定され、弾性復元力を利用してレンズホルダを中立位置に維持させるようになっている。
一方、近年では、光ピックアップ装置を用いた光ディスクドライブ装置の小型化が要求されてきており、このため、対物レンズ駆動装置の小型化さらには制御精度を上げるための多軸駆動が望まれる傾向にある。
対物レンズ駆動装置における各軸での制御機構の一つに、駆動コイルと磁石とを備えたボイスコイルモータを用いる構成がある(例えば、特許文献1)。
上記特許文献1に開示されているようなボイスコイルモータを限られたスペース内で適用するための構成として、ボイスコイルモータに備えられている駆動コイルを積層化することが考えられる。ボイスコイルモータではないが、コイルを積層した構成として、フォーカシング駆動コイルとフォーカシング共振抑制用コイルとを同軸上に積層した構成が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2002−352449号公報(段落「0030」欄) 特許第3407811号(段落「特許請求の範囲」)
コイルを積層する際の方法においてスペース的な占有率を低減する方法として、エッチングなどによって基板上にコイルパターンを作成してプリントパターンによるコイルを構成する方法がある。プリントコイルは金属製の巻き線をコイルとして用いる構成に比較して組み付け性が簡単で積層化が容易であるという利点がある。
しかし、対物レンズのレンズホルダにおけるトラッキング方向両側にプリントコイルを設けて捻れなどによる光軸の傾きを防止するような場合には、コイルを外部に導出するために互いのコイルを逆巻きに2枚重ねて各コイルの端末部を基板に形成したスルーホールを介して接続した2層構造が必要となる。つまり、1軸当たりに2層のプリントコイルが必要となる。
仮に、コイル厚さ方向に3軸方向分のコイルが重なったプリントコイルを考えると、各軸方向へのコイルが完全に独立した構成の場合は、2(層/軸)×3(軸)=6層が必要となる。
しかし、6層構成はコイルの質量がかさむため可動部質量が増加し、また部品点数が多くコストアップにつながってしまう虞がある。
一方、対物レンズのタンジェンシャル方向両側などに駆動部を持つ配置構成の場合では、ある軸方向駆動用コイルの2箇所から発生する駆動力の差を別の軸方向駆動として利用した差動構成も考えられる。
この場合、1方向駆動を他方向駆動の差動で実現すれば、プリントコイルを2(層/軸)×(3−1)(軸)=4層構成にすることも可能であるが、2箇所の駆動部それぞれにドライバが必要となるので部品バラツキなどで駆動力がアンバランスになり、クロスアクション、つまり、駆動したい方向以外への動きが発生してしまうことがある。
また、同じくコイル厚さ方向に3軸方向分のコイルが重なったプリントコイルの場合で、仮にA軸方向への駆動コイルの目標駆動力が3層分、B軸方向への駆動コイルの目標駆動力が1層分、そしてC軸方向への駆動コイルの目標駆動力が2層分、必要だったとすると、各従来の1軸当りに少なくとも2層(2の倍数)構成で考えると、A軸:3層→4層、B軸:1層→2層、B軸:2層、で合計8層が必要となり、初期の要望である省スペースが達成できなくなる虞がある。
本発明の目的は、上記従来の対物レンズ駆動装置等に用いられるプリントコイルにおける問題に鑑み、積層構造を最小限の積層数で賄えることにより省スペース化が可能となると共に、必要な駆動力を得ることのできる構成を備えたプリントコイルおよび光ピックアップ装置を提供することにある。特に、積層構造としては2層という最小限の積層構造を得ることができる構成のプリントコイルおよび光ピックアップ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、第1の方向に駆動する第1の駆動コイルと、第1の方向とは異なる第2の方向に駆動する第2の駆動コイルとがエッチング処理などによりプリントされて構成され、上記第1,第2の駆動コイル同士の巻回軸が同軸上に設定されているプリントコイルにおいて、上記第1の駆動コイルと第2の駆動コイルとが同一平面内で二重の渦巻き構造により巻回されている第1層のプリントコイルと、上記第1層における第1の駆動コイルおよび第2の駆動コイルとは逆向きの巻回方向を持つ第1および第2の駆動コイルが同一平面内で二重の渦巻き構造により巻回されている第2層のプリントコイルとを備え、上記第1層および第2層のプリントコイルは、上記駆動コイルの巻回軸方向に沿って積層され、上記第1層における第1の駆動コイルと上記第2層における第1の駆動コイルの巻回中心側端末部同士をスルーホールを介して電気的接続し、上記第1層における第2の駆動コイルと上記第2層における第2の駆動コイルの巻回中心側端末部同士をスルーホールを介して電気的接続したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記プリントコイルは、上記駆動コイルの巻回軸方向に沿って複数個重ね合わされて各層間での第1の駆動コイルおよび第2の駆動コイル同士がそれぞれ積層順に電気的接続されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加えて、上記第1層および第2層における上記第1,第2の駆動コイルは、中心振り分けされて配置されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加えて、上記第1,第2の各層における第1,第2の駆動コイルと同様に、相反する方向に同軸の巻回軸を中心とするプリントコイルを積層して第3,第4層とし、第1層から第4層の順で積層したプリントコイルにおける第2層での第1の駆動コイルの巻回外側端末と第3層のプリントコイルとをスルーホールを介して電気的接続し、第3層のプリントコイルと第3層のプリントコイルのコイル巻回内側端末同士をスルーホールを介して電気的接続したことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載の発明に加えて、上記第1の駆動コイルはラジアルチルト駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはタンジェンシャルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載の発明に加えて、第1の駆動コイルはタンジェンシャルチルト駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはラジアルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載の発明に加えて、第1の駆動コイルはフォーカシング駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはラジアルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載の発明に加えて、第1の駆動コイルはフォーカシング駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはタンジェンシャルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のうちの一つに記載のプリントコイルを備えた対物レンズ駆動装置を光ピックアップ装置に用いることを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明に加えて、上記プリントコイルは、上記対物レンズ駆動装置に装備されている対物レンズのレンズホルダにおけるタンジェンシャル方向両側に配置されていることを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項9記載の発明に加えて、ディスク状記録媒体に向けた光束を照射する光源と、上記ディスク状記録媒体に向けた光束を該ディスク状記録媒体の所定位置に収束させる対物レンズと、上記ディスク状記録媒体から反射する戻り光束を受光位置に向けて導く光学系と、上記光学系の結像位置に配置されている光検出器とを備えていることを特徴としている。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の発明に加えて、上記ディスク状記録媒体から反射する戻り光に応じた出力信号を用いて情報の記録・再生のうちで少なくとも再生に用いられることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、第1,第2の駆動コイルを第1層および第2層にそれぞれ設け、これら各層における各駆動コイル同士の巻回中心側端末部をするーホールを介して接続できるようにしたので、2層という最小限の積層構造により各軸方向での駆動が可能な構成として小型なプリントコイルとすることが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、第1,第2の駆動コイル同士をプリントコイルの積層順に接続するようにしたので、第1の駆動コイルおよび第2の駆動コイル同士が直列に接続された状態となることで駆動力を均等に増加させることが可能となる。 請求項3記載の発明によれば、第1,第2の駆動コイルは中心振り分け、還元すれば、均等振り分けされていることにより各軸間での捻れを防止して軸間での駆動力の偏倚をなくして駆動力の作用を均等化することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、プリントコイルが多層に構成された場合でも各積層位置にあるプリントコイルの駆動コイル同士をスルーホールを介して接続して直列接続を行えるので、各軸での駆動コイルの駆動力を均等配分して目的とする駆動力に応じた駆動コイルの配分設定が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、第1の駆動コイルをラジアルチルト駆動コイルとし、第2の駆動コイルをタンジェンシャルチルト駆動コイルとすることにより巻回軸が同一の各軸方向に駆動可能なチルト系駆動コイルを2層構造で構成することが可能となる。しかも、各チルトコイルでの駆動力を積層構造により均等に増加させることが可能となり、ラジアルチルト駆動に際しての目標駆動力が大きい場合には積層されているラジアルチルト駆動コイルでの発生駆動力の配分を積層により多くするだけで目標駆動力に応じたバランスのよいプリントコイルとすることが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、タンジェンシャル駆動の目標駆動力が大きい場合には、積層されているタンジェンシャル駆動コイルでの発生駆動力の配分を積層構造としたことにより増加させることで目標駆動力に応じた駆動力が得られるプリントコイルを得ることが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、第1の駆動コイルをフォーカシング駆動コイルとし、第2の駆動コイルをラジアルチルト駆動コイルとすることにより巻回軸が同一の各軸方向に駆動可能な駆動コイルを備えたプリントコイルが2層構造で構成されることになる。しかも、各コイルでの駆動力を積層位置毎で均等に増加させることが可能となり、目標駆動力が大きい場合には積層されているプリントコイルでの駆動コイルの発生駆動を配分するだけで目標駆動力に応じたバランスのよいプリントコイルとすることが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、第1の駆動コイルをフォーカシング駆動コイルとし、第2の駆動コイルをタンジェンシャルチルト駆動コイルとすることにより巻回軸が同一の各軸方向に駆動可能な駆動コイルを備えたプリントコイルが2層構造で構成されることになる。しかも、各コイルでの駆動力を積層位置毎で均等に増加させることが可能となり、目標駆動力が大きい場合には積層されているプリントコイルでの駆動コイルの発生駆動を配分するだけで目標駆動力に応じたバランスのよいプリントコイルとすることが可能となる。
請求項9記載の発明によれば、プリントコイルの駆動コイルが均等配分されることでプリントコイルを2層構造とすることにより設置部の省スペースかが可能となると共に、積層されていいることにより目標駆動力の設定が容易となる。
請求項10記載の発明によれば、プリントコイルが対物レンズのタンジェンシャル方向両側に配置されていることにより、最小限の積層構造で駆動力設定のための構造が得られ、しかも振動抑制に影響する駆動力の偏倚を駆動コイルの均等配分構造により解消することができるので、対物レンズを用いた場合の焦点の設定精度が高めされることになる。
請求項11および12記載の発明によれば、駆動コイルの設置スペースを小さくして小型でしかも目標駆動力に対する応答性をよくしてフォーカシングおよびトラッキング制御を迅速に実行できる構成の光ピックアップ装置を得ることが可能となる。
以下、実施例に基づき、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施例によるプリントコイルを装備した対物レンズ駆動装置の斜視図であり、図2は、図1におけるy軸方向から見た図である。
図1において対物レンズ駆動装置1は、対物レンズ2,対物レンズ2を支持するレンズホルダ3,プリントコイル4で構成された駆動コイルからなる可動部Aを備えている。
駆動コイルとして用いられるプリントコイル4は、レンズホルダ3の姿勢制御の際の磁界発生のための電流が印加される部分であり、レンズホルダ3における光ディスクなどのディスク状記録媒体に対するタンジェンシャル方向(図1においてX軸で示す)両側にそれぞれ一対で配置されている。
プリントコイル4は共に形状および構造が同一とされ、Z軸回りに180°回転した位置に対向配置されている。
対物レンず駆動装置1には、可動部でのレンズホルダ2の浮遊支持およびプリントコイル4への通電を行う固定部Bが備えられている。
固定部Bには、プリントコイル4に対向してX軸方向に磁束が貫通する状態で配置されている駆動用磁石5,駆動用磁石5が支持されている立ち上がり片6Aを備えたヨーク6およびヨーク6に取り付けられて通電用基板(図示されず)などを備えたステム7そしてステム7とプリントコイル4との間に張設されてプリントコイル4への通電部を構成するとともに可動部Aを中立位置に維持可能なワイヤ状の弾性支持部材8が設けられている。本実施例では、弾性支持部材8がY軸方向中心を境にして両側に一対づつ設けられている。
可動部Bを構成する各部材は、プリントコイル4の配置構成に合わせて図1におけるX軸であるタンジェンシャル方向の両側においてZ軸回りに180°回転させた位置に対向させて設けられている。
図3は、駆動磁石5における磁極の構成を説明するために、図1においてX軸方向から駆動磁石5を見た図であり、同図において、駆動磁石5は、符号a、bで示す領域毎に着磁されて紙面に対して垂直な方向に磁束が発生する構成とされている。a部およびb部で発生する磁束の方向はそれぞれ逆向きとされている。
図4は、プリントコイル4の構成を説明するために、図1においてX軸方向からプリントコイル4を見た図であり、同図においては駆動コイル5における着磁部分を合成した状態(図中、二点鎖線で示す部分)で示してある。
プリントコイル4には、可動部Aを光軸方向(図1におけるZ軸方向)に駆動するフォーカシングコイル4A、トラッキング方向(光ディスクのトラック幅方向に相当)に駆動するトラッキングコイル4B、X軸回り二回転駆動するラジアルチルトコイルおよびY軸回りに回転駆動するタンジェンシャルチルトコイルを備えている。なお、図4においては、フォーカシングコイル、ラジアルチルトコイルおよびタンジェンシャルチルトコイルが同じ位置に設けてあるので同符号4Aにより示してある。また、図4において符号F1はフォーカシング駆動力を、符号T1はトラッキング駆動力を、そして符号F2はラジアルおよびタンジェンシャルの各チルト駆動力をそれぞれ示している。
本実施例におけるプリントコイル4は、フォーカシングおよびトラッキングの各駆動力を発生させるための構成としては、図5に示すコイルパターンを備えた最小限の積層構造であるX軸方向に沿った2層構造とされるが、上記駆動力に加えて、ラジアルおよびタンジェンシャル方向でのチルト駆動力を生起させる際には、図5〜図7に示すコイルパターンを備えてX軸方向に沿って4層構造とされる。
図5(A)、(B)において、符号4AR,4ALで示すように、フォーカシングコイル4Aは各層で中心振り分けにより左右2カ所にそれぞれ導電性のコイルパターンで設けられ、中心位置にはトラッキングコイル4Bが導電性のコイルパターンで設けてある。フォーカシングコイル4AR,4ALは。トラッキングコイル4Bを挟んで中心振り分けされているので、図2に示したように、フォーカシング駆動力が左右で同一、つまり均等配分されることになり、捻れなどを生じることなくレンズホルダ3をフォーカシング方向に移動させることができる。
第1層および第2層でのフォーカシングコイル4A同士は、各層間での右側のもの同士および左側同士のものがそれぞれ巻回内側端末部同士をスルーホールを介して電気的接続され、これにより各層でのコイル同士が直列接続されている。トラッキングコイル4B同士は、第1層と第2層との間で巻回内側端末がスルーホールを介して、また第2層と第3層(図6参照)との間では巻回外側端末がスルーホールを介して、第3層と第4層(図7参照)との間では巻回内側端末がスルーホールを介してそれぞれ直列に電気的接続されている。また第2層での右側および左側のもの同士は導線性パターンにより電気的接続されている。
第3層(図6参照)および第4層(図7参照)には、符号4RR,4RLで示すように、中心振り分けにより左右2カ所において導電性のコイルパターンで設けてあり、また、符号4TR,4TLで示すように、タンジェンシャルコイルが中心振り分けにより導電性のコイルパターンで設けられている。
ラジアルチルトコイル4RR,4RLおよびタンジェンシャルコイル4TR,4TLは、同一平面内で二重の渦巻き状コイルパターンで構成され、右側のものはフォーカシングコイル4Aにおける右側のもの4ARと巻回軸が同軸であり、第3層と第4層との間では、コイルの巻回方向がラジアルチルトコイルとタンジェンシャルチルトコイルとで逆方向に設定されている。
ラジアルチルトコイル4RR,4RLは、第3層での右側のものと第4層での右側のものとが、そして第3層での左側のものと第4層での左側のものとがそれぞれの巻回内側端末をスルーホールを介して電気的接続され、第3層での左側のものと第4層での左側のものとが巻回外側端末をスルーホールを介して電気的接続されて全ての対応するコイル同士が直列に接続されている。
タンジェンシャルチルトコイル4TR,4TLは、第3層および第4層での右側のもの同士および左側のもの同士が巻回内側端末をするーホールを介して電気的接続されて直列接続されている。また、第4層での左右両側に位置するタンジェンシャルチルトコイル同士は、導電性パターンにより電気的接続されている。
レンズホルダ3を挟んでX軸方向の位置にある他方のプリントコイルとの接続は、図示しないがフォーカシングコイル4Aは一方のプリントコイルにおけるE点と他方の駆動コイルのS点を、また、トラッキングコイル、ラジアルチルトコイル、タンジェンシャルチルトコイルは一方の駆動コイルE点と他方の駆動コイルのE点を接続することで通電のための電気的接続がなされている。
通電部材として設けられている弾性支持部材8は、可動部A側の1つの端部と、プリントコイル4における各コイルの始点終点の合計8ヶ所のうちの1つの端点とをそれぞれ連結し、電流を各方向コイル毎に制御して流すことにより、図4に示した矢印方向の駆動力、もしくは全てが矢印と逆方向に駆動力を発生し、それぞれフォーカシング方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方向、タンジェンシャルチルト方向への駆動を可能にする。
なお、上記構成においてはプリントコイル4を第1〜4層で構成した場合の例であるが、上記例の第1,2層部分を組として複数積層し、合計で6層以上の偶数層構成としてもよい。これによりフォーカシング方向やトラッキング方向の駆動力の増加が可能となる。また上記構成の第3,4層部分を組として複数積層し、合計で6層以上の偶数層構成としてもよい。ラジアルチルトコイル4RR,4RLおよびタンジェンシャルチルトコイル4TR,4RTLと駆動用磁石5との距離がそれぞれ等しいので、ラジアルチルトコイルを2層(もしくは2層以上の偶数層)+タンジェンシャルチルトコイルを2層(もしくは2以上の偶数層)の構成と比較して、それぞれのチルト系駆動コイルにバランスよく駆動力の増加が可能である。このとき同時にトラッキング方向の駆動力の増加も可能となる。またこれら(上記例の第1,2層部分の積層及び第3,4層部分の積層)を同時に行なうことも可能である。
ラジアルチルト方向に大きな駆動力が必要な場合は、上記例の第3,4層に対して図8および図9で示す第5、6層部分からなり5〜6層間を電気的に接続されたラジアルチルトコイル4RR’4RL’,とトラッキングコイル4TR’4TL’を追加し、第4層のラジアルチルトコイルのE点と第5層のラジアルチルトコイルのS点同士および第4層のトラッキングコイルのE点と第5層のトラッキングコイルのS点同士を電気的に接続した構成としてもよい。これによりラジアルチルト方向やトラッキング方向の駆動力の増加が可能となり、バランスのよい駆動力の振分けが可能となる。またこのときのラジアルチルトコイルとタンジェンシャルチルトコイルを置き換えても同様のことがいえる。
次に、図1に示した構成における要部の変形例について説明する。
図10および図11に示す対物レンズ駆動装置(便宜上、符号1’で示す)は、図1に示した構成に対して、プリントコイルの内部構成および弾性支持部材の支持構成が異なるだけで他の構成に関しては同じであるので、その部分の構成についての詳細な説明は省く。
図10および図11において、対物レンズ駆動装置1’には、図1に示した構成と同様に可動部A’が備えられ、可動部A’には、対物レンズ2、レンズホルダ3およびプリントコイル4’が設けられている。
本構成でのプリントコイル4’は、レンズホルダ3’におけるX軸方向の両側にそれぞれZ軸回りに180°回転させた配置条件で設けられている。
固定部B’には、プリントコイル4’に対向する駆動用磁石5、駆動用磁石5を取り付け可能な立ち上がり片6A’を備えたヨーク6’、プリントコイル4’への通電用基板を備えたステム7’、そして、プリントコイル4’とステム7’との間に張設された弾性支持部材8’が備えられている。
図12は、駆動磁石5を図11においてX軸方向から見た図であり、同図に示すように駆動用磁石5には、図3に示した場合と同様な構成とされている。
弾性支持部材8’は、図1に示す構成と異なりレンズホルダ3を挟んでY軸方向両側にそれぞれ3本ずつ設けてあり、図1に示した場合と同様に、プリントコイル4’への通電部としておよびレンズホルダ3を中立位置に維持するために用いられる。図10に示す構成では、ステム7’および弾性支持部材8’がX軸方向の両側ではなく一方側のみに設けてある。
プリントコイル4’には、これをX軸方向から見た図である図13に示すように、可動部A’を光軸方向(図10におけるZ軸方向)に駆動するフォーカシングコイル4A’、トラッキング方向(光ディスクのトラック幅方向に相当)に駆動するトラッキングコイル4B’、X軸回りに回転駆動するラジアルチルトコイルおよびY軸回りに回転駆動するタンジェンシャルチルトコイルを備えている。なお、図13においては、フォーカシングコイル、ラジアルチルトコイルおよびタンジェンシャルチルトコイルが同じ位置に設けてあるので同符号4A’により示してある。また、図13において符号F1はフォーカシング駆動力を、符号T1はトラッキング駆動力を、そして符号F2はラジアルおよびタンジェンシャルの各チルト駆動力をそれぞれ示している。
プリントコイル4’はX軸方向に沿って2層構造とされ、第1層および第2層の構成が図15,16に示されている。また、図13において符号F1はフォーカシング駆動力を、符号T1はトラッキング駆動力を、そして符号F2はラジアルおよびタンジェンシャルの各チルト駆動力をそれぞれ示している。
図15(A)、(B)において、プリントコイル4’は、フォーカシングおよびトラッキングそしてラジアルチルトの各駆動力を発生させるための構成として、コイルパターンを備えた最小限の積層構造であるX軸方向に沿った2層構造とされている。
フォーカシングコイル4A’とラジアルチルトコイル4RR’,4RL’とは、同一平面内で二重の渦巻き状に形成されてトラッキングコイル4Bを挟んで中心振り分けにより左右2カ所に設けられ、第1層と第2層とで巻回方向が逆向きとされている。これにより、図1に示した構成の場合と同様に、フォーカシング駆動力が左右で同一、つまり均等配分されることになり、捻れなどを生じることなくレンズホルダ3をフォーカシング方向に移動させることができる。
第1層および第2層でのフォーカシングコイル4A’は、第1層での右側のもの同士が、そして左側同士のものが互いの巻回内側端末をするーホールを介して電気的接続され、さらに第2層における左右両側のもの同士が導電性パターンにより電気的に接続されている。これにより、各層でのコイル同士が直列接続されている。同様にラジアルチルトコイル4RR’,4RL’における第1層および第2層での右側のもの同士および左側同士のものは、互いの巻回外側端末がスルーホールを介して電気的接続されて全てが直列接続されている。
トラッキングコイル4B’は、第1層および第2層において中心位置に1カ所に設けてあり、第1層および第2層での巻回内側端末がスルーホールを介して電気的接続されて全てのものが直列に接続されている。レンズホルダ3を挟んでX軸方向の位置にある他方のプリントコイルとの接続は、図示しないがフォーカシングコイル4AR’,4AL’は一方のプリントコイルにおけるE点と他方の駆動コイルのS点を、また、トラッキングコイル4B’、ラジアルチルトコイル4RR’,4RL’は一方の駆動コイルE点と他方の駆動コイルのE点を接続することで通電のための電気的接続がなされている。
通電部材として設けられている6本の弾性支持部材8は、可動部A’(図10参照)側の1つの端部と、プリントコイル4における各コイルの始点終点計6ヶ所のうちの1つの端点とをそれぞれ連結し、電流を各方向コイル毎に制御して流すことにより、図13に示した矢印方向の駆動力、もしくは全てが矢印と逆方向に駆動力を発生し、それぞれフォーカシング方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方向、タンジェンシャルチルト方向への駆動を可能にする。
また、フォーカシング方向やトラッキング方向に大きな駆動力が必要となる場合には、図5(A)、(B)に示した第1,第2層部分をセットしたものを1組または複数組積層し、フォーカシングコイル同士およびトラッキングコイル同士を電気的に接続し、4層以上の偶数層構造としてもよい。これによりフォーカシング方向やトラッキング方向の駆動力の増加が可能となる。また従来の1軸当り最小で2層構成の場合と比較すると、従来ラジアルチルト駆動力発生分のうちの約1層分をフォーカシング方向への駆動力に置きかえられるので、フォーカシング方向に比較的大きな駆動力が必要な場合でも、バランスのよい駆動力の振分けが可能となる。
次の本実施例での要部の他の変形例について説明する。
本構成においては、プリントコイルの構成以外は図1に示したものと同様であるのでその説明は省く。
図15は、駆動磁石5の構成を示しており、駆動磁石5は、図3に示したものと同様な着磁領域が設けあられている。
図16は、プリントコイル40の構成を駆動磁石5の着磁領域と合成して示す図であり、同図においてプリントコイル40は、可動部A(図1参照)あるいは可動部A’(図10参照)をZ軸方向に移動させるためのフォーカシングコイル40AとY軸方向に移動させるためのトラッキングコイル40BとY軸回りに回転駆動するためのタンジェンシャルチルトコイル40Tとを備えている。
図17(A)、(B)は、プリントコイル40の断面構成を示しており、同図に示すように、プリントコイル40はX軸方向に沿って積層された2層構造とされている。
第1,第2層においてフォーカシングコイル40AR,40AL、およびタンジェンシャルチルトコイル40TR,40TLは、中心振り分けにより左右2カ所に設けられ、各層の同一平面内で二重の渦巻き状に巻回されている。第1層と第2層とではコイルの巻回方向が逆にされている。
これらコイルにおいて、右側同士のものおよび左側同士のものは互いの巻回内側端末がスルーホールを介して電気的接続され、第2層での左右のコイル同士が導電性パターンにより電気的接続されて全てのフォーカシングコイルが直列接続されている。
タンジェンシャルチルトコイル40TR,40TLは、第1層および第2層間で右側のもの同士および左側のもの同士が互いの巻回内側端末をスルーホールを介して電気的接続され、左右のコイル同士が導電性パターンにより電気的接続されて全てのコイルが直列接続されている。
レンズホルダ3を挟んでX軸方向の位置にある他方のプリントコイルとの接続は、図示しないがフォーカシングコイル40AR,40ALは一方のプリントコイルにおけるE点と他方の駆動コイルのS点を、また、トラッキングコイル40B、タンジェンシャルチルトコイル40TR,40TLは一方の駆動コイルE点と他方の駆動コイルのE点を接続することで通電のための電気的接続がなされている。
通電部材として設けられている6本の弾性支持部材8は、可動部A側の1つの端部と、プリントコイル4における各コイルの始点終点計6ヶ所のうちの1つの端点とをそれぞれ連結し、電流を各方向コイル毎に制御して流すことにより、図16に示した矢印方向の駆動力、もしくは全てが矢印と逆方向に駆動力を発生し、それぞれフォーカシング方向、トラッキング方向、タンジェンシャルチルト方向への駆動を可能にする。
また、フォーカシング方向やトラッキング方向に大きな駆動力が必要となる場合には、図17(A)、(B)に示した第1,第2層部分をセットしたものを1組または複数組積層し、フォーカシングコイル同士およびトラッキングコイル同士を電気的に接続し、4層以上の偶数層構造としてもよい。これによりフォーカシング方向やトラッキング方向の駆動力の増加が可能となる。また従来の1軸当り最小で2層構成の場合と比較すると、従来ラジアルチルト駆動力発生分のうちの約1層分をフォーカシング方向への駆動力に置きかえられるので、フォーカシング方向に比較的大きな駆動力が必要な場合でも、バランスのよい駆動力の振分けが可能となる。
次に本発明の実施例によるプリントコイルを備えた対物レンズ駆動装置を用いる光ピックアップ装置について説明する。
図18は、光ピックアップ装置100の構成図であり、同図において光ピックアップ装置100は、基台(図示されず)に搭載されている光源100Aを備え、光源100Aから出射された光がコリメータレンズ100B、ビームスプリッタ100Cを通過して立上げミラー100Dにより光路方向を折り曲げられてハウジング101の透光窓101Aを介して図示しない対物レンズに投入され、図示しない光ディスクなどのディスク状記録媒体の記録面にスポットを形成する。
記録面からの反射光は、ビームスプリッタ100Cにより入射方向と異なる方向に切り換えられ、検出レンズ100Eを介してシリンドリカルレンズ100Fを透過した後、光検出器としての受光器100Gに入射する。受光器100Gに入射した反射光に基づいて得られる受光器100Gからの出力信号に基づき、対物レンズ駆動装置でのフォーカシングコイル、トラッキングコイルを駆動することにより光スポットを記録面に追従させて記録情報を得るようになっている。
この構成に用いられる対物レンズ駆動装置の構成は、図1〜図20に示した構成のうちのいずれかの構成が用いられる。このような構成により、光ピックアップ装置自体の構成を対物レンズ駆動装置に用いられるプリントコイルの構成により小型化することができる。
次に図18に示した構成の光ピックアップ装置を用いた光ディスク装置について説明する。
図19は、シークレース102に摺動可能に搭載されたキャリッジアクチュエータ103を示しており、キャリッジアクチュエータ103は、光ディスク装置の基台104に設けてあるスピンドル軸104Aに装填される光ディスクDの半径方向に移動することにより光ピックアップ装置100により記録面への走査光の出射および反射光の受光ができるようになっている。このような光ディスク装置104においては、光ピックアップ装置100に装備されている対物レンズ駆動装置のプリントコイルの構成により、小型化することが可能となる。
本発明の実施例によるプリントコイルを備えた対物レンズ駆動装置の斜視図である。 図1に示した対物レンズ駆動装置の側面図である。 図1に示した対物レンズ駆動装置に用いられる駆動磁石の磁極構成を説明するための図である。 図1に示したプリントコイルのコイルに関する構成を示す図である。 図3に示したプリントコイルにおける第1層および第2層のコイルパターンを示す図であり、(A)は第1層を、(B)は第2層をそれぞれ示している。 図3に示したプリントコイルにおける第3層のコイルパターンを示す図である。 図3に示したプリントコイルにおける第4層のコイルパターンを示す図である。 図3に示したプリントコイルにおける第5層のコイルパターンを示す図である。 図3に示したプリントコイルにおける第6層のコイルパターンを示す図である。 図1に示した対物レンズ駆動装置の要部の構成の変形例を示す斜視図である。 図11に示した対物レンズ駆動装置の側面図である。 図11に示した対物レンズ駆動装置に用いられる駆動磁石の磁極構成を説明するための図である。 図11に示したプリントコイルのコイルに関する構成を示す図である。 図14に示したプリントコイルにおける第1層および第2層のコイルパターンを示す図であり、(A)は第1層を、(B)は第2層をそれぞれ示している。 図11に示した対物レンズ駆動装置の要部に関する他の変形例に用いられる駆動磁石の磁極構成を説明するための図である。 図17に示した駆動磁石に対向するプリントコイルのコイルに関する構成を示す図である。 図16に示したプリントコイルにおける第1層および第2層のコイルパターンを示す図であり、(A)は第1層を、(B)は第2層をそれぞれ示している。 図1乃至図17に示した構成の対物レンズ駆動装置を装備した光ピックアップ装置を示す概略構成図である。 図18に示した光ピックアップ装置を用いた光ディスク装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,1’ 対物レンズ駆動装置
2 対物レンズ
4,4’ プリントコイル
4A、4AR,4AL フォーカシングコイル
4B トラッキングコイル
4RR,4RL ラジアルチルトコイル
4TR,4TL タンジェンシャルチルトコイル
100 光ピックアップ装置

Claims (12)

  1. 第1の方向に駆動する第1の駆動コイルと、第1の方向とは異なる第2の方向に駆動する第2の駆動コイルとがエッチング処理などによりプリントされて構成され、上記第1,第2の駆動コイル同士の巻回軸が同軸上に設定されているプリントコイルにおいて、
    上記第1の駆動コイルと第2の駆動コイルとが同一平面内で二重の渦巻き構造により巻回されている第1層のプリントコイルと、
    上記第1層における第1の駆動コイルおよび第2の駆動コイルとは逆向きの巻回方向を持つ第1および第2の駆動コイルが同一平面内で二重の渦巻き構造により巻回されている第2層のプリントコイルとを備え、
    上記第1層および第2層のプリントコイルは、上記駆動コイルの巻回軸方向に沿って積層され、上記第1層における第1の駆動コイルと上記第2層における第1の駆動コイルの巻回中心側端末部同士をスルーホールを介して電気的接続し、上記第1層における第2の駆動コイルと上記第2層における第2の駆動コイルの巻回中心側端末部同士をスルーホールを介して電気的接続したことを特徴とするプリントコイル。
  2. 請求項1記載のプリントコイルにおいて、
    上記プリントコイルは、上記駆動コイルの巻回軸方向に沿って複数個重ね合わされて各層間での第1の駆動コイルおよび第2の駆動コイル同士がそれぞれ積層順に電気的接続されていることを特徴とするプリントコイル。
  3. 請求項1または2記載のプリントコイルにおいて、
    上記第1層および第2層における上記第1,第2の駆動コイルは、中心振り分けされて配置されていることを特徴とするプリントコイル。
  4. 請求項1または2記載のプリントコイルにおいて、
    上記第1,第2の各層における第1,第2の駆動コイルと同様に、相反する方向に同軸の巻回軸を中心とするプリントコイルを積層して第3,第4層とし、第1層から第4層の順で積層したプリントコイルにおける第2層での第1の駆動コイルの巻回外側端末と第3層のプリントコイルとをスルーホールを介して電気的接続し、第3層のプリントコイルと第3層のプリントコイルのコイル巻回内側端末同士をスルーホールを介して電気的接続したことを特徴とするプリントコイル。
  5. 請求項1乃至4のうちの一つに記載のプリントコイルにおいて、
    上記第1の駆動コイルはラジアルチルト駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはタンジェンシャルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴とするプリントコイル。
  6. 請求項1乃至4のうちの一つに記載のプリントコイルにおいて、
    第1の駆動コイルはタンジェンシャルチルト駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはラジアルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴とするプリントコイル。
  7. 請求項1乃至4のうちの一つに記載のプリントコイルにおいて、
    第1の駆動コイルはフォーカシング駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはラジアルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴とするプリントコイル。
  8. 請求項1乃至4のうちの一つに記載のプリントコイルにおいて、
    第1の駆動コイルはフォーカシング駆動コイルとして、そして第2の駆動コイルはタンジェンシャルチルト駆動コイルとして用いられることを特徴とするプリントコイル。
  9. 請求項1乃至8のうちの一つに記載のプリントコイルを備えた対物レンズ駆動装置を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 請求項9記載の光ピックアップ装置において、
    上記プリントコイルは、上記対物レンズ駆動装置に装備されている対物レンズのレンズホルダにおけるタンジェンシャル方向両側に配置されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 請求項9記載の光ピックアップ装置において、
    ディスク状記録媒体に向けた光束を照射する光源と、
    上記ディスク状記録媒体に向けた光束を該ディスク状記録媒体の所定位置に収束させる対物レンズと、
    上記ディスク状記録媒体から反射する戻り光束を受光位置に向けて導く光学系と、
    上記光学系の結像位置に配置されている光検出器とを備えていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  12. 請求項11記載の光ピックアップ装置において、
    上記ディスク状記録媒体から反射する戻り光に応じた出力信号を用いて情報の記録・再生のうちで少なくとも再生に用いられることを特徴とする光ピックアップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008146819A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Harman Becker Automotive Systems Gmbh 印刷された交互配置のチルト巻き線およびフォーカス巻き線を有する光ピックアップのための印刷回路基板

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