JP2005076817A - シール中間体、環状体シール及び密封装置 - Google Patents

シール中間体、環状体シール及び密封装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のシールはシール断面寸法が同一であっても、回転部材の基本寸法が異なる場合は、当該基本寸法ごとのシール直径を有するシールを用意する必要があった。本発明は、所定の範囲の基本寸法に対しては、共用できるシール中間体を提供する。
【解決する手段】弾性部材の一端を始点とし、多端を終点として、連続的に螺旋コイル状に巻き、当該始点、終点の間に、複数回巻いて取付部およびシールリップ部を形成すると共に、前記弾性部材を摺接面の円周長に相当する長さに切断をし、切断面を突き当ててシールとする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、軸受用シール、圧延機のロールネックなどのシール等に関する。
従来のシールにあっては、例えば、図10に示している軸受密封装置に使用する場合に、シールS0の取り付け部材24の取付け面25の直径Dから、回転部材となる内輪20のシール摺接面26の基本寸法dを差し引いた寸法の2分の1を、いわゆる、シール断面寸法とし、シール摺接面の基本寸法dをシール仕様選定の基準とし、加えて、前記断面寸法に合ったシールを装着している。
なお、図10において、21は外輪、22はころ、23は保持器である。図10に開示のシールは勿論のこと、当該従来技術の環状体シールは円周方向に一体的、すなわち、継ぎ目のない状態になっている点で、例えば、特許文献1に示すまでもなく周知であり、常識である。
特開平11-172231号公報
しかしながら、従来は、シール断面寸法が同一であっても、回転部材摺接面の基本寸法dが異なれば、基本寸法毎にシールを用意しておかなければならなかった。
そのために、用意するシールは多種類になっていた。シールは成形型をおこして、一般にはゴム材料など弾性部材を用いて成型をするが、基本寸法等が少しでも異なればその都度、高価な成形型をおこさねばならないために、シールのコストが上がったり、納期に多くの期間を要するという問題があった。
径方向に対向する内周面及び外周面をそれぞれ有し、互いに相対回転する第1及び第2の部材間に形成される空間を密封するための環状体シール形成用のシール中間体であって、外周部若しくは内周部の一方を第1の部材への取付部とし、他方を第2の部材の摺接部へ摺接するシールリップ部とする形状の弾性部材をその一端を始点とし、他端を終点として連続的に螺旋コイル状に複数回巻いてあるシール中間体により課題の解決を図る。
又、シール中間体を、第2の部材の摺接面の円周長に相当する長さに切断して、両端に切断面を設けたシール準備体とし、該シール準備体の前記切断面を突当てて環状体シールとなすことによって課題の解決を図る。
さらに又、前記環状体シールを、径方向に対向する内周面及び外周面をそれぞれ有する互いに相対回転する第1及び第2の部材間に形成される空間を密封するため、密封装置に組み込むことにより課題の解決を図る。
外周部若しくは内周部の一方を第1部材への取付部とし、他方を第2の部材の摺接面へ摺接するシールリップとする形状の弾性部材をその一端を始点とし、他端を終点として連続的に螺旋コイル状に複数回巻いたシール中間体とし、さらに、該シール中間体を第2の部材の摺接面の円周長さに相当する長さに切断し両端に切断面を設け、突当面で突き当て環状部材としたので、シール断面寸法が同一であるならば、第2の部材の摺接面の基本寸法dが所定の範囲内において異なっても、使用が可能となり、多種類のシールを用意しておく必要が無く、シールの短納期化、低コスト化が実現できる。
[実施形態1]
図1から図6により実施形態1の説明をする。
Snは螺旋コイル状に巻かれたシール中間体であり、1をコイルの始点とし、2を終点とする。Bはコイル状に巻かれたシールの幅寸法である。該シール中間体は圧縮、引き抜き成形方法などの応用で製作できる。3はシールの外周部で第1の部材となるハウジングへの取付部となり、4は内周部で第2の部材となる軸の摺接面へ摺接するシールリップ部である(後述の図5を参照)。5は前記取付部3と前記シールリップ部4をつなぐ連結部である。
前記シール中間体を第2の部材である軸の基本寸法の違いに対応させるため、位置L1,L2,L3で切断した状態をシール準備体S1,S2,S3として、図2a,図2b、図2cに示す。図2aから図2cで6,8,及び10は前記L1,L2,L3における切断面であり、7,9,11は図1における終点2に該当する。前記6と7,8と9、及び10と11の面を互いに突き当てることにより図3に示すような環状体シールSとする。
図3において、3は取付部、4はシールリップ部、5は連結部である。20は前記切断面を突き当てた突当部であり、図2a、図2b、図2cに示すように、6と7,8と9,10と11が突き当てられて、環状体シールSとなる。該突当部は、接着剤などにより接着して非分離にしてもよいし、後述する図5、図6において説明するように、密封装置として組むときに突当部が密着状態になるようにしてもよい。
図4は図3の矢視Aを示すが、環状体シールSの内径寸法d0は第2の部材となる軸の基本寸法に対応し、前記シール中間体Snを位置L1,L2、L3で切断したシール準備体S1,S2,S3を突当部20で突当てた結果生じるシール内径寸法に相当する。
図5、図6においては、図3、図4に示す環状体シールS若しくはシール準備体S1,S2,S3を、同心関係にあって、回転部材となる第2の部材に相当する軸12と固定部材となる第1の部材に相当し、前記軸の摺接面13に対向するハウジング14の取付面15とで形成される所定の空間に密封装置の一要素として組み込み、軸の外周面13とシールリップ部4とにより、空間Cを密封する。
回転部材の軸径がd,d+d1,d-d1(この場合、取付部の寸法はD,D+d1,D-d1となり、シール断面寸法は、一定である)となった場合、突当面を接着剤などで接着した環状体シールSとして組み込むか、シール準備体S1,S2,S3のままで所定の位置に組み込んで幅寸法Bとし、前記所定の位置で突当面を密着させるか、いずれでもよい。
なお、16は環状体シールの取付を、さらに確実にするための止め輪である。
[実施形態2]
図7、図8により実施形態2の説明をする。実施形態2は実施形態1に比較し、シールリップ部がシールの外周部に、取付部が内周部になっている。
図7は実施形態2のシール中間体で外周部がシールリップ部に、内周部が取り付け部となっている。Sn’はシール中間体、1aはコイルの始点、2aはコイルの終点、3aは取り付け部となる内周部、4aはシールリップ部となる外周部、5aは連結部である。他の部分に対しては実施形態1と同様でありL1,L2,L3は第2の部材である回転部材の基本寸法に合わせ切断する位置である。切断した結果は、シール基準体として、図2a,図2B、図2Cと同様な、シール準備体S1',S2',S3'となる。実施形態2の場合は、第2の部材は、摺接面を有するハウジングであり、基本寸法は、ハウジングの内周面になる。
図8は環状体シールS'であり、3aは取付部、4aはシールリップ部、5aは連結部、20aは突き当て部である。この実施形態2は実施形態1に比べ、軸が第1の部材に相当して取付部材となり、ハウジングが第2の部材に相当するので、シール取付部とシールリップ部が逆の関係になる。
図9は密封装置の一要素として環状体シールS'若しくはシール準備体を取り付けた状態であるが、この態様においては、シールの選定基準となる基本寸法は、ハウジング内径D+D1で、該寸法に対して、実施形態1のS1,S2,S3に相当するシール準備体S1',S2',S3'を選定することが出来る。前記環状体シール若しくはシール準備体はハウジング14aの内周面15aの寸法D±D1と取付け部材となる軸12aの外周面13aの寸法d±D1の差の2分の1のシール断面寸法の中に取り付けられ空間Cを密封する。
本発明の実施形態1のシール中間体を示す。 図1の切断面L1におけるシール準備体を示す。 図1の切断面L2におけるシール準備体を示す。 図1の切断面L3におけるシール準備体を示す。 実施形態1のシール。 図3の矢視A図 本発明の実施形態1の取付図を示す 図5の矢視A 実施形態2のシール中間体 実施形態2のシール 実施形態2の取付図 従来技術の一例を示す
符号の説明
Sn シール中間体 S 環状体シール 1 始点 2 終点 3 取付部
4 シールリップ部 5 連結部
L1,L2,L3 切断面 S1,S2,S3 シール準備体 6,7,8,9,10,11 切断面
12 軸 13 軸外周面 14 ハウジング 15 取付け面 20 突当部

Claims (5)

  1. 径方向に対向する内周面及び外周面をそれぞれ有し、互いに相対回転する第1及び第2の部材間に形成される空間を密封するための環状体シール形成用のシール中間体であって、外周部若しくは内周部の一方を第1の部材への取付部とし、他方を第2の部材の摺接面へ摺接するシールリップ部とする形状の弾性部材を、その一端を始点とし、他端を終点として、連続的に螺旋コイル状に複数回巻いてあることを特徴とするシール中間体。
  2. 請求項1に記載のシール中間体を第2の部材の摺接面の円周長に相当する長さに切断して、両端に切断面を設けたシール準備体とし、該シール準備体の前記切断面を突き当てて環状体となしたことを特徴とする環状体シール。
  3. 請求項2に記載の環状体シールを、径方向に対向する内周面及び外周面をそれぞれ有する互いに相対回転する第1及び第2の部材間に形成される空間を密封するため、組み込んだことを特徴とする密封装置。
  4. 外周面を取付部とし、内周面をシールリップ部とする請求項2に記載の環状体シール。
  5. 第1の部材をハウジングとし、第2の部材を軸とした請求項3に記載の密封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100688250B1 (ko) 2006-04-07 2007-03-02 장경태 다수(多數)의 C-형 부분환(部分環)(C-type partial ring)을열장이음(Dovetail join) 방식으로 연결하여 나선을 따라감긴 관 형태로 성형한 회전체 동적 밀봉 장치.
CN103429936A (zh) * 2011-02-25 2013-12-04 昱曦机械高新科技有限公司 活塞具有金属密封环的轴向活塞泵

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