JP2005073605A - ヌクレオチド標識試薬およびそれが導入されたオリゴヌクレオチド誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はヌクレオチド標識試薬およびそれを用いて合成されたオリゴヌクレオチド誘導体に関する。
ヒトゲノムプロジェクトの成功によりヒト遺伝子における微細な違いである1塩基多型(SNP)の検出は医療の現場においてますます重要な意味をもつようになってきた。いわゆるシークエンシング法では、ある核酸配列の塩基を連続的に決めて行くわけであるが、SNP検出においてはその配列上にある特定の位置の塩基が何であるのかをピンポイント的に決める必要があり、シークエンシング法とはおのずと異なった方法が用いられる。
R1およびR2は、それぞれ異なる核酸検出用標識を表すか、あるいはR1およびR2のいずれか一方が核酸検出用標識であり、他方がアミノ基の保護基であり、
R3は水酸基の保護基を表し、
R4はリン酸基の保護基を表し、
R5およびR6は、同一または異なっていてもよく、C1−10アルキル基を表し、
Z1およびZ2は、同一または異なっていてもよく、CHまたはNを表し、
L1、L2、およびL3は、同一または異なっていてもよく、単結合、C1−20アルキレン鎖、またはC2−20アルケニレン鎖を表し、アルキレン鎖およびアルケニレン鎖中の1以上の−CH2−部分は−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、
L4およびL5は、同一または異なっていてもよく、単結合、C1−10アルキレン鎖、またはC2−10アルケニレン鎖を表し、アルキレン鎖およびアルケニレン鎖中の1以上の−CH2−部分は−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよい。)
>CH−(CH2)p−CO−N<;
>N−CO−(CH2)p−CH<;
>N−CO−(CH2)p−(CO)q−N<;
>N−(CO)q−(CH2)p−CO−N<;および
>CH−(CH2)p−CH<
(上記式中、pは0〜10を表し、qは0または1を表す)
を表すことができる。q=0のとき、−(CO)q−は単結合を表す。
で表される。各ヌクレオチドの番号は、R11に最も近いものを1番とし、L4に最も近いものをa番とする。
で表される。
R1およびR2の一方が光エネルギー放出物質(より好ましくは蛍光物質)であり、他方が光エネルギー吸収物質(より好ましくはインターカレーター)であり、
>Z1−L1−Z2<が、>CH−(CH2)p−CO−N<;>N−CO−(CH2)p−CH<;>N−CO−(CH2)p−CO−N<;または>CH−(CH2)p−CH<(pは0〜10の整数を表す)を表し、
L2およびL3が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)m−(mは0〜10の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、
L4およびL5が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)n−(nは0〜6の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよいもの
が挙げられる。
R1およびR2の一方が光エネルギー放出物質(より好ましくは蛍光物質)であり、他方が光エネルギー吸収物質(より好ましくはインターカレーター)であり、
>Z1−L1−Z2<が、>CH−(CH2)p−CO−N<;>N−CO−(CH2)p−CH<;>N−CO−(CH2)p−CO−N<;または>CH−(CH2)p−CH<(pは0〜10の整数を表す)を表し、
L2およびL3が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)m−(mは0〜10の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、
L4およびL5が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)n−(nは0〜6の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、
[Oligo1]および[Oligo2]が、それぞれ、式(III)および式(IV)を表し、
R11およびR12が、水素原子を表すもの
が挙げられる。
の化合物を、式(VI):
の化合物と反応させて、式(VII):
の化合物を得、次いで、式(VII)の化合物のR101またはR102の保護基を脱保護して核酸検出用標識を導入するか、あるいは別のアミノ基の保護基を導入し、R103’を脱保護してリン酸アミダイト、すなわち、基−P(−OR4)(−NR5R6)を導入することにより製造できる。
1H NMRスペクトル測定はVarian Mercury 400 (400 MHz) spectrometerを用い、13C NMRスペクトルJEOL JMN α-500 (125 MHz) spectrometerを用いて測定した。FABマススペクトルはJEOL JMS HX-110A spectrometerを用いて測定した。シリカゲルクロマトグラフィーにはWakogel C−200を用いた。DNA合成試薬はGlen Research社から購入した。オリゴヌクレオチドのマスは MALDI-TOF MS (acceleration voltage 21 kV, negative mode) を用い 2’,3’,4’−トリヒドロキシアセトフェノンをマトリックスとし、内部標準としてT8([M−H]− 2370.61)、T17([M−H]− 5108.37)、およびT27([M−H]− 8131.23)を使用した。オリゴヌクレオチド合成はホスホアミダイト法でApplied Biosystems392 DNA/RNA synthesizerを用いて行なった。蛍光スペクトルはSHIMADZU RF-5300PC spectrofluorophotometerを用いて、吸収スペクトルは Ultrospec 3000pro UV-vis spectrophotometer (Amarsham Pharmacia Biotec)を用いて測定した。
ジエタノールアミン(4.6g,43.8mmol)をピリジン(50mL)に溶解し、4,4’−ジメトキシトリチルクロライド(DMTrCl)(14.8g,43.8mmol)を室温で加え、室温で2時間反応した。反応後、クロロホルムと飽和重曹水で抽出した。クロロホルム層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、クロロホルムを留去して乾固した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:10メタノール−クロロホルム)で精製し、黄色油状物質(化合物1)を得た(収量:7.6g,43%)。
化合物1(7.6g,18.7mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶解し、イミダゾール(1.53g,22.5mmol)とtert−ブチルヂメチルクロロシラン(TBDMSCl)(3.38g,22.4mmol)を室温で加え、攪拌しながら2時間反応した。反応後、クロロホルムと飽和重曹水で抽出した。クロロホルム層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、クロロホルムを留去して乾固した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(2:1へキサン−酢酸エチル)で精製し黄色油状物質(化合物2)を得た(収量:8.23g,84%)。
ピレンカルボン酸(0.668g,2.71mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(20mL)に溶解し、縮合剤であるベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホリウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)(1.41g,2.71mmol)、エチルジイソプロピルアミン(DIEA)(0.46mL,2.71mmol)とNα−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)−L−リジン(1g,2.71mmol)を室温で加え、1.5時間攪拌した。反応後、クロロホルムと飽和重曹水で抽出した。クロロホルム層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、クロロホルムを留去して乾固した。混合物を精製しないで次の反応に使用した。
化合物3をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(20mL)に溶解し、縮合剤であるベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホリウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)(1.41g,2.71mmol),エチルジイソプロピルアミン(DIEA)(0.46g,2.71mmol)と化合物2(1.41g,2.71mmol)を室温で加え、1.5時間攪拌した。反応後、クロロホルムと飽和重曹水で抽出した。クロロホルム層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、クロロホルムを留去して乾固した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:50メタノール−クロロホルム)で精製し、無色結晶(化合物4)を得た(収量:2.36g,80%(2ステップ))。
化合物4(1.49g,1.36mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(5mL)に溶かし、20%ピペリジンN,N−ジメチルホルムアミド溶液(10mL)を室温で加え、室温で1分間攪拌した。反応後、クロロホルムと飽和重曹水で抽出した。クロロホルム層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、クロロホルムを留去して乾固した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:30メタノール−クロロホルム)で精製し、無色結晶(化合物5)を得た(収量:1.06g,89%)。
化合物5(0.147g,0.168mol)をピリジン(10mL)に溶かし、無水トリフルオロ酢酸(TFAA)(72μL,0.504mmol)を室温で加え、室温で2時間攪拌した。反応後、クロロホルムと飽和重曹水で抽出した。クロロホルム層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、クロロホルムを留去して乾固した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:30メタノール−クロロホルム)で精製し、無色結晶(化合物6)を得た(収量:0.122g,75%)。
化合物6(0.906g,0.931mmol)をテトラヒドロフラン(THF)(10mL)に溶かし、テトラブチルアンモニウムフルオライド(TBAF)(15mL)と酢酸(AcOH)(3mL)を室温で加えた。室温で1時間攪拌した。反応後、クロロホルムと飽和重曹水で抽出した。クロロホルム層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、クロロホルムを留去して乾固した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1:20メタノール−クロロホルム)で精製し、無色結晶(化合物7)を得た(収量:0.515g,64%)。
化合物7(0.130g,0.134mmol)、N,N,N’,N’−テトライソプロピル−2−シアノエチル ジホスホアミダイト(52μL)およびテトラゾール(13mg、0.20mmol)をアセトニトリル(67μL)に溶解し、室温で1時間攪拌した。析出物(化合物8)をろ別し、そのままオリゴヌクレオチド合成に使用した。
デオキシヌクレオチドの4種類のアミダイト試薬に加え、化合物8を使用してDNA自動合成機で5’GTGTGCCTAA(化合物8)TAACCGATGTの配列(配列番号1)をもつオリゴヌクレオチドを合成した。合成後は、樹脂に濃アンモニア水(1ml)を加え55℃で8時間脱保護反応した。真空で乾固したのち、逆相HPLC(カラム:5−ODS−H、溶出液:5%−35%アセトニトリル−0.1 Mトリエチルアミン酢酸(pH7.0))で精製した。得られたオリゴヌクレオチド水溶液(1O.D.、20μL)に1M 炭酸水素ナトリウム(5μl)および5−フルオレセインスクシニジミルエステルDMF溶液(0.25mg、25μl)を加えて激しく攪拌して溶解し、室温で14時間反応した。反応後はゲルろ過(セファデックス G−50、50mM 炭酸トリエチルアミンバッファー(pH7.3))で粗精製した。さらに、逆相HPLC(カラム:ハミルトンPRP−1、溶出液:5%−35%アセトニトリル−50mM 炭酸トリエチルアミン(pH7.3))で精製した。得られたオリゴヌクレオチドは吸収スペクトルおよび蛍光スペクトルを測定して、ピレンおよびフルオレセインが導入されていることを確認した。
フルオレセイン(F)およびピレン(Py)を導入したオリゴヌクレオチドの特性を調べるために次の実験を行なった。以下5’GTGTGCCTAA(F−Py)TAACCGATGT(配列番号1)を標識オリゴヌクレオチドと略する。0.1μM 標識オリゴヌクレオチド、10mM リン酸バッファー(pH7.0)、10ng/μl キャリアーDNA、150mM NaCl、0.4μM 標識オリゴヌクレオチドに相補的なオリゴヌクレオチド(5’ACATCGGTTATTAGGCACAC(配列番号2))溶液を調製し(全量20μl)、ライトサイクラーTM(ロシュダイアグノスティックス)を用いて温度変化に対する蛍光変化を測定した。なお、1塩基ミスマッチを含む相補的なオリゴヌクレオチド(5’ACATCGGTTCTTAGGCACAC(配列番号3))を含む場合も同様な溶液を調製し、また相補的なオリゴヌクレオチドを含まないものをコントロールとした。結果を図1に示した。
Claims (17)
- 式(I)で表されるヌクレオチド標識試薬。
R1およびR2は、それぞれ異なる核酸検出用標識を表すか、あるいはR1およびR2のいずれか一方が核酸検出用標識であり、他方がアミノ基の保護基であり、
R3は水酸基の保護基を表し、
R4はリン酸基の保護基を表し、
R5およびR6は、同一または異なっていてもよく、C1−10アルキル基を表し、
Z1およびZ2は、同一または異なっていてもよく、CHまたはNを表し、
L1、L2、およびL3は、同一または異なっていてもよく、単結合、C1−20アルキレン鎖、またはC2−20アルケニレン鎖を表し、アルキレン鎖およびアルケニレン鎖中の1以上の−CH2−部分は−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、
L4およびL5は、同一または異なっていてもよく、単結合、C1−10アルキレン鎖、またはC2−10アルケニレン鎖を表し、アルキレン鎖およびアルケニレン鎖中の1以上の−CH2−部分は−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよい。) - R1およびR2のいずれか一方が光エネルギー放出物質であり、他方が光エネルギー吸収物質である、請求項1に記載のヌクレオチド標識試薬。
- 光エネルギー放出標識物質が、蛍光物質、遅延蛍光物質、および化学発光物質からなる群から選択される、請求項2に記載のヌクレオチド標識試薬。
- 光エネルギー吸収物質が、インターカレーターまたは二本鎖核酸と特異的に結合する物質である、請求項2に記載のヌクレオチド標識試薬。
- インターカレーターが、アクリジン、アントラセン、ピレン、クマリン、およびそれらの誘導体からなる群から選択される、請求項4に記載のヌクレオチド標識試薬。
- L1、L2、およびL3が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)m−(mは0〜20の整数を表す)を表し、1〜10個の−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、L4およびL5が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)n−(nは0〜10の整数を表す)を表し、1〜5個の−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬。
- L1、L2およびL3が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)m−(mは0〜10の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、L4およびL5が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)n−(nは0〜6の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよい、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬。
- 式(I)中、>Z1−L1−Z2<が、
>CH−(CH2)p−CO−N<;
>N−CO−(CH2)p−CH<;
>N−CO−(CH2)p−(CO)q−N<;
>N−(CO)q−(CH2)p−CO−N<;または
>CH−(CH2)p−CH<
(上記式中、pは0〜10を表し、qは0または1を表す)
を表す、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬。 - R1およびR2が表すことがあるアミノ基の保護基がトリフルオロアセチル基または9−フルオレニルメトキシカルボニル基を表す、請求項1〜8のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬。
- R3が、ジメトキシトリチル基またはモノメトキシトリチル基を表す、請求項1〜9のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬。
- R4が、β−シアノエチル基またはメチル基を表す、請求項1〜10のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬。
- R5およびR6が、同一または異なっていてもよく、イソプロピル基、エチル基、またはメチル基を表す、請求項1〜11のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬。
- R1およびR2の一方が光エネルギー放出物質であり、他方が光エネルギー吸収物質であり、
>Z1−L1−Z2<が、>CH−(CH2)p−CO−N<;>N−CO−(CH2)p−CH<;>N−CO−(CH2)p−(CO)q−N<;>N−(CO)q−(CH2)p−CO−N<;または>CH−(CH2)p−CH<(上記式中、pは0〜10を表し、qは0または1を表す)を表し、
L2およびL3が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)m−(mは0〜10の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよく、
L4およびL5が、同一または異なっていてもよく、−(CH2)n−(nは0〜6の整数を表す)を表し、1または2つの−(CH2)−は同一または異なっていてもよく−CO−、−NH−、または−O−により置換されていてもよい、
請求項1に記載のヌクレオチド標識試薬。 - 請求項1〜13のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬が導入されてなる、オリゴヌクレオチド誘導体。
- R11−[Oligo1]−が、式(III):
で表され、
−[Oligo2]−R12が、式(IV):
で表される、請求項15に記載のオリゴヌクレオチド誘導体。 - ホスホアミダイト法によるオリゴヌクレオチド合成において、請求項1〜13のいずれか一項に記載のヌクレオチド標識試薬を、核酸アミダイト試薬に代えて使用する工程を含んでなる、請求項14、15、または16に記載のオリゴヌクレオチド誘導体の製造法。
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